JP2569726Y2 - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents

正特性サーミスタ装置

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JP2569726Y2
JP2569726Y2 JP1991057212U JP5721291U JP2569726Y2 JP 2569726 Y2 JP2569726 Y2 JP 2569726Y2 JP 1991057212 U JP1991057212 U JP 1991057212U JP 5721291 U JP5721291 U JP 5721291U JP 2569726 Y2 JP2569726 Y2 JP 2569726Y2
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武吉 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は液体式電気蚊取器等に使
用される正特性サーミスタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】殺虫液を毛細管現象によって浸透させた
吸液芯の外周を加熱することにより、吸液芯から殺虫剤
蒸気を放散させる液体式の電気蚊取器等において、吸液
芯を加熱するための正特性サーミスタ装置としては、実
開昭62ー129794号公報に記載された技術が知ら
れている。上記公報に記載された正特性サーミスタ装置
は、ケースと、正特性サーミスタと、電極端子と、放熱
部材とを有する。ケースは底部と対向する面側が開口面
となっている凹部を有しており、正特性サーミスタは相
対する両面に電極を有し電極が底部及び開口面の方向を
向くように凹部内に配置されており、電極端子は正特性
サーミスタの電極に重ねられケースの底部側から外部に
導出されており、放熱部材は電気絶縁板を介してケース
の開口面側に配置されている。放熱部材は、平板状の集
熱部と、放熱筒体とを有し、集熱部が電気絶縁板の上に
配置され、電気絶縁板を介して正特性サーミスタに熱結
合されている。放熱筒体は、薬液吸い上げ用吸液芯が挿
入される部分であって、ケース外部に導かれた集熱部の
一部に設けられている。
【0003】上記従来の正特性サーミスタ装置によれ
ば、殺虫液を浸透させた吸液芯の外周を放熱筒体によっ
て加熱する液体式電気蚊取器等を実現できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この種の正特性サーミ
スタ装置においては、薬液吸い上げ用吸液芯を挿入する
放熱筒体の温度を、薬液加熱放散に必要な温度まで上昇
させる必要はあるが、正特性サーミスタのスイッチング
温度は、できるだけ低い方が望ましい。正特性サーミス
タで要求されるスイッチング温度が低くなる程、小型の
正特性サーミスタを使用することが可能になると共に、
消費電力も小さくなる等の利点が得られるからである。
ところが、上述した従来の正特性サーミスタ装置におい
ては、放熱筒体がケース外部に導かれた集熱部の一部に
設けられているため、集熱部から放熱筒体への熱伝導効
率の改善に限界があり、放熱筒体において必要な発熱温
度を確保するために、正特性サーミスタとして、スイッ
チング温度の高いもの、代表的な例を上げると、スイッ
チング温度220℃程度のものを使用する必要があっ
た。このため、正特性サーミスタ装置の小型化及び省電
力化に限界を生じていた。スイッチング温度220℃の
正特性サーミスタを用いた場合には、直径10mm、厚
み3mm程度の大きさとなり、消費電力は3.9W程度
になる。
【0005】そこで、本考案の課題は、上述する従来の
問題点を解決し、正特性サーミスタから放熱筒体への熱
伝導効率が高く、小型化及び低消費電力化を図るのに好
適な正特性サーミスタ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述する課題解決のた
め、本考案は、外装体と、正特性サーミスタと、電極端
子と、放熱部材とを含む正特性サーミスタ装置であっ
て、前記外装体は、ケースと、ケース蓋とを含み、電気
絶縁材料で構成されており、前記ケースは、底部と対向
する面側が開口面となっている凹部を有しており前記
ケース蓋は、前記ケースの前記開口面を閉塞しており
前記正特性サーミスタは、相対する両主面に電極を有
し、前記主面が前記底部及び前記開口面の方向を向くよ
うに前記凹部内に配置され、前記外装体に熱結合してお
り、前記電極端子は、前記外装体の内部において前記正
特性サーミスタの電極に導通し、前記外装体の外部に導
出されており、前記放熱部材は、放熱筒体を有し、前記
放熱筒体が前記外装体の外面に面接触する平坦な熱結合
部を備える。
【0007】
【作用】正特性サーミスタは、外装体の内部に収納され
外装体に熱結合しているから、正特性サーミスタに発生
した熱が外装体に伝えられる。放熱部材は、放熱筒体を
有し、放熱筒体が外装体の外面に面接触する平坦な熱結
合部を備えるから、正特性サーミスタに発生した熱が、
外装体の外面に面接触する平坦な熱結合部を通して、放
熱筒体に効率よく伝達される。このため、正特性サーミ
スタから薬液吸い上げ吸液芯挿入用放熱筒体への熱伝導
効率が高くなり、スイッチング温度が低く、小型で消費
電力の小さな正特性サーミスタを使用できるようにな
る。
【0008】外装体は電気絶縁材料で構成されており、
正特性サーミスタは外装体の内部に収納されているか
ら、正特性サーミスタを確実に電気絶縁すると共に、保
護することができる。
【0009】電極端子は、外装体の内部において正特性
サーミスタの電極に導通し、外装体の外部に導出されて
いるから、正特性サーミスタに対する電気絶縁及び保護
機能を損なうことなく、電極端子を通して正特性サーミ
スタに給電することができる。
【0010】
【実施例】図1は本考案に係る正特性サーミスタ装置の
要部における分解斜視図、図2は同じく組立状態での正
面断面図、図3は同じくその平面図、図4は同じくその
底面図である。図において、1はケース、2は正特性サ
ーミスタ、3、4は一対の電極端子、5は放熱部材、6
はケース蓋、7は取付部材を示している。
【0011】ケース1及びケース蓋6は電気絶縁材料で
なり、外装体を構成する。ケース1は底部11と対向す
る面側が開口面12となっている凹部13を有してい
る。ケース1は熱伝導性、耐薬品性に優れた電気絶縁
物、例えばアルミナ等によって構成され、底部11が孔
や穴等の開口部を持たない閉じた面を構成している。ケ
ース蓋6はケース1の開口面12を閉塞している。
【0012】正特性サーミスタ2は、外装体を構成する
ケース1の内部に収納され、外装体に熱結合して設けら
れている。正特性サーミスタ2は、素体21の相対する
両面に電極22、23を有する平板状となっていて、電
極22、23が底部11及び開口面12の方向を向くよ
うに凹部13の内部に配置されている。その形状は、円
板または角板等の何れであってもよい。
【0013】電極端子3、4は、ケース1及びケース蓋
6で構成される外装体の内部において正特性サーミスタ
2の電極22、23に導通し、外装体の外部に導出され
ている。電極端子3、4はケース1に設けられた凹部1
3の内部において正特性サーミスタ2の電極22、23
に重ねられ開口面12側から外部に導出されている。こ
れらの電極端子3、4はステンレス等の金属薄板によっ
て構成するのが望ましい。電極端子3、4のうち、ケー
ス1の底部11側に配置されて電極22に接触する電極
端子3は、電極接触部31、狭幅部32及び端子部33
を有する。電極接触部31は平板状に形成され、狭幅部
32は電極接触部31の側部に間隔を隔てて配置され一
端が電極接触部31に連続している。狭幅部32は過電
流溶断部となる。従って、電極端子3は過電流溶断値に
対応した薄い板厚の板材によって構成する。端子部33
はクランク状に折曲げられ、電極接触部31の面に対し
てほぼ直角となる方向に引出され、一端が狭幅部32の
他端側に連続している。端子部33は一面側から他面側
に向かって突出する凸部330を有し、凸部330が底
部の先端部寄りに穴331を有する。
【0014】電極端子4は開口面12側に配置され、電
極23に接触している。電極端子4はバネ部41及び平
板部42を有し、バネ部41のバネ圧を利用して、平板
部42を電極23に弾力的に接触させてある。平板部4
2の端縁には端子部43を有しており、端子部43はク
ランク状に折曲げられている。端子部43は先端部寄り
に穴431を有している。電極端子4は、電極端子3と
異なって過電流溶断部を構成するものでないから、通
常、電極端子3よりも板厚が厚くなる。
【0015】放熱部材5は、放熱筒体51を有し、放熱
筒体51が外装体を構成するケース1の底部11側に配
置されて面接触する平坦な熱結合部52を有する。この
ため、正特性サーミスタ2に発生した熱が、平坦な熱結
合部52を通して放熱筒体51に効率よく伝達されるよ
うになる。熱結合部52と底部11との間には、シリコ
ーン樹脂等の熱伝導性樹脂を充填することが望ましい。
図6及び図7は放熱部材5の具体的な構造例を示す図
で、放熱部材5は熱伝導性の良好な金属板、例えばアル
ミニューム板を用いて構成され、軸方向の両端のそれぞ
れに折曲げ片53、54を有し、折曲げ片53、54が
ケース1を抱え込んで、開口面12側に折畳まれてい
る。放熱筒体51は軸方向に沿って設けられたスリット
55を有する。スリット55の幅は、放熱筒体51の熱
分布を一定化するために、できるだけ狭くする。折曲げ
片54は幅方向の一端または両端に切欠50を有する
(図1参照)。切欠50は曲げ部分として利用される。
折曲げ片53は幅方向の両側に腕片58を有している。
【0016】ケース蓋6は、ケース1の開口面12を閉
塞するように配置されている。ケース蓋6はケース1の
凹部13の周辺に設けられた段面で受けられ、電極端子
3、4の端子部33、43は、段面においてケース蓋6
とケース1との間に形成される界面を通って外部に導出
されている。ケース蓋6とケース1の接触界面及び端子
部33、43の導出部の周りは耐熱性樹脂等を充填して
密閉する。取付部材7は貫通孔を有し、貫通孔内に腕片
58が嵌合され、固定されている。取付部材7は機械的
強度が大きく、耐薬品性に優れた金属板材、例えばステ
ンレス等によって構成されている。
【0017】組立状態では、ケース1の凹部13の底部
11に電極端子3を配置し、電極端子3の上に、正特性
サーミスタ2、電極端子4及びケース蓋6を順次重ねる
と共に、ケース1の底部11の外面に放熱部材5を配置
し、折曲げ片53、54をケース蓋6の上面に折曲げ固
定し、電極端子4の弾発力に抗しつつ、全体を弾力的に
支持固定する。そして、腕片58を用いて取付部材7を
放熱部材5に連結する。
【0018】図5は本考案に係る正特性サーミスタ装置
の使用状態を示す図で、放熱筒体51の内径部内に例え
ば殺虫剤等を吸い上げる吸液芯8を挿入し、この吸液芯
8を周囲から加熱して殺虫成分を熱放散させる。吸液芯
8の下端部は図示しない殺虫液収納容器に浸されてい
る。
【0019】上述のように、正特性サーミスタ2は、ケ
ース1及びケース蓋6で構成される外装体の内部に収納
され、外装体に熱結合しているから、正特性サーミスタ
2に発生した熱が外装体1に確実に伝えられる。放熱部
材5は、放熱筒体51が外装体を構成するケース1の底
部11の外面に面接触する平坦な熱結合部52を有する
から、正特性サーミスタ2に発生した熱が放熱筒体51
に効率よく伝達される。このため、正特性サーミスタ2
から吸液芯挿入用放熱筒体51への熱伝導効率が高くな
り、スイッチング温度が低く、小型で消費電力の小さな
正特性サーミスタ2を使用できるようになる。例えば、
従来のスイッチング温度220℃より40℃も低いスイ
ッチング温度180℃を持ち、直径7mm、厚み3mm
の大きさで、消費電力が2.8Wの正特性サーミスタ2
を使用することが可能であった。
【0020】外装体を構成するケース1及びケース蓋6
は電気絶縁材料で構成されており、正特性サーミスタ2
はその内部に収納されているから、正特性サーミスタ2
を確実に電気絶縁すると共に、保護することができる。
【0021】電極端子3、4は、ケース1及びケース蓋
6によって構成される外装体の内部において正特性サー
ミスタ2の電極22、23に導通し、外装体の外部に導
出されているから、正特性サーミスタ2に対する電気絶
縁及び保護機能を損なうことなく、電極端子3、4を通
して正特性サーミスタ2に給電することができる。
【0022】実施例において、正特性サーミスタ2は、
相対する両主面に電極22、23を有し、主面がケース
1の底部11及び対向する開口面12の方向を向くよう
に、ケース1の凹部13内に配置されているから、正特
性サーミスタ2に発生した熱の大部分がケース1の底部
11及び対向する開口面12側に放出される。
【0023】また、電極端子3、4は開口面12側から
外部に導出されているから、ケース1の底部11に電極
端子3、4を導出するための孔や穴等の開口部を有する
必要がなく、完全に閉塞されている。この閉塞された底
部11の外面上に、放熱部材5の放熱筒体51が配置さ
れているから、放熱部材5の放熱筒体51に挿入された
吸液芯8から放散されまたは流れ落ちた薬液が、ケース
1の凹部13の内部に侵入するのを完全に阻止できる。
このため、薬液侵入による正特性サーミスタ2の劣化を
阻止し、信頼性を高めることができる。
【0024】電極端子3は、正特性サーミスタ2の電極
22に面接触する接触部31と端子部33とを、接触部
31の側方に間隔をおいて形成された狭幅部32によっ
て連続させ、この狭幅部32を過電流溶断部とした構造
となっている。正特性サーミスタ2が劣化した場合、本
来、低電流となるべき熱平衡時に過電流が流れ、正特性
サーミスタ2の破損、異常発熱、それに伴う火災等を生
じてしまう等、極めて危険な状態となる。そこで、この
実施例では、電極端子3に過電流溶断部となる狭幅部3
2を設け、過電流保護を行なう。
【0025】ケース1は電極端子3の狭幅部32と対応
する位置に、凹部13から独立するように区画形成され
た凹部14を有する。組立状態では、凹部14内に電極
端子3の狭幅部32が位置し、その上をケース蓋6で閉
塞した構造となる。このような構造であると、狭幅部3
2が過電流によって溶断した場合、溶融金属は凹部14
内にとどまり、正特性サーミスタ2のある凹部13内に
飛散することがない。従って、溶融金属が正特性サーミ
スタ2の外周面等に付着することによる電極22ー33
間短絡を阻止することができる。狭幅部32は凹部14
の壁面から離して配置する。こうすることにより、狭幅
部32からの放熱を押え、狭幅部32を所定の過電流溶
断電流値で、確実に溶断させることができる。
【0026】電極端子3は、端子部33が、一面側から
他面側に向かって突出する凸部330を有しているか
ら、過電流溶断値に対応した薄い板厚の板材を用いる必
要のある電極端子3と、その必要のない電極端子4との
間の板厚を、凸部330によって実質的に一致させるこ
とができる。このため、電極端子3及び4と、外部配線
との接続に当たり、両端子3及び4に対して同一のファ
ストン端子等を接続することができる。
【0027】しかも、電極端子3及び4は、先端部寄り
に穴331、431を有するので、ファストン端子と穴
331、431との間で抜け止め構造を形成できる。
【0028】次に本考案に係る正特性サーミスタ装置の
変形例について説明する。図8は本考案に係る正特性サ
ーミスタ装置の別の実施例における分解斜視図、図9は
同じくその断面図、図10は同じく放熱部材の拡大斜視
図、図11は同じく放熱部材の断面図である。図におい
て、図1〜図7と同一の参照符号は同一性ある構成部分
を示している。この実施例では、放熱部材5は、集熱部
50と、放熱筒体51とを有し、集熱部50が底部11
側に面接触して配置され、放熱筒体51の外周面が集熱
部50の表面に接触している。図10、図11は放熱部
材5の具体的な構造例を示す図で、放熱部材5は熱伝導
性の良好な金属板、例えばアルミニューム板を用いて構
成され、集熱部50の周辺部に固定用腕片57、位置決
め用腕片56及び取付部材固定用腕片58を有してい
る。放熱筒体51は、軸方向の一端側が折曲げ片53に
より集熱部50に連続し、他端側が集熱部50から延び
筒部の内周面に折畳まれた折曲げ片54によって押えら
れ、平坦な熱結合部52がそのほぼ全長にわたって集熱
部50の表面に実質的に接触している。熱結合部52と
集熱部50との間にはシリコーン樹脂等の熱伝導性樹脂
を充填することが望ましい。電極端子4はバネ部41が
正特性サーミスタ2の電極23に接触するようになって
いる。
【0029】図12は本考案に係る正特性サーミスタ装
置の別の実施例における平面図を示している。図におい
て、図1〜図7と同一の参照符号は同一性ある構成部分
を示している。この実施例の特徴は、放熱部材5の放熱
筒体51の軸長が図1〜図11の実施例と比較して△h
だけ長くなっていることで、放熱筒体51の軸長調整に
より、薬液揮散量を調整できることを示唆している。軸
長の調整方向は、取り付け部材7側であってもよい。ま
た、軸長調整は軸長を短くする方向であってもよい。
【0030】図13は本考案に係る正特性サーミスタの
別の実施例における断面図である。この実施例では、ケ
ース1の底部11側に電極端子4を配置すると共に、こ
の電極端子の上に正特性サーミスタ2、電極端子3及び
ケース蓋6を順次重ね、ケース蓋6の位置する開口面側
に放熱部材5を配置した例を示している。図示は省略し
たが、放熱筒体51はケース1の側方に配置することも
できる。
【0031】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、次
のような効果が得られる。 (a)正特性サーミスタは、外装体の内部に収納され外
装体に熱結合しており、放熱部材は、放熱筒体が外装体
の外面に面接触する平坦な熱結合部を備えるから、正特
性サーミスタから放熱筒体への熱伝導効率が高く、小型
化及び低消費電力化を図るのに好適な正特性サーミスタ
装置を提供することができる。 (b)外装体は電気絶縁材料で構成されており、正特性
サーミスタは外装体の内部に収納されているから、正特
性サーミスタを確実に電気絶縁すると共に、保護し得る
正特性サーミスタ装置を提供できる。 (c)電極端子は、外装体の内部において正特性サーミ
スタの電極に導通し、外装体の外部に導出されているか
ら、正特性サーミスタに対する電気絶縁及び保護機能を
損なうことなく、電極端子を通して正特性サーミスタに
給電し得る正特性サーミスタ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る正特性サーミスタ装置の要部にお
ける分解斜視図である。
【図2】本考案に係る正特性サーミスタ装置の組立状態
における正面断面図である。
【図3】本考案に係る正特性サーミスタ装置の組立状態
における平面図である。
【図4】本考案に係る正特性サーミスタ装置の組立状態
における底面図である。
【図5】本考案に係る正特性サーミスタ装置の使用状態
を示す図である。
【図6】本考案に係る正特性サーミスタ装置に用いられ
る放熱部材の具体例を示す斜視図である。
【図7】本考案に係る正特性サーミスタ装置に用いられ
る放熱部材の具体例の断面図である。
【図8】本考案に係る正特性サーミスタ装置の別の実施
例における分解斜視図である。
【図9】本考案に係る正特性サーミスタ装置の別の実施
例における断面図である。
【図10】本考案に係る正特性サーミスタ装置の別の実
施例における放熱部材の拡大斜視図である。
【図11】本考案に係る正特性サーミスタ装置の別の実
施例における放熱部材の断面図である。
【図12】本考案に係る正特性サーミスタ装置の別の実
施例における平面図である。
【図13】本考案に係る正特性サーミスタの別の実施例
における断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 正特性サーミスタ 3、4 電極端子 5 放熱部材 51 集熱部 52 放熱筒体 6 ケース蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 武吉 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (72)考案者 野原 洋 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−145087(JP,A) 実開 平2−113291(JP,U)

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装体と、正特性サーミスタと、電極端
    子と、放熱部材とを含む正特性サーミスタ装置であっ
    て、 前記外装体は、ケースと、ケース蓋とを含み、電気絶縁
    材料で構成されており、前記ケースは、底部と対向する面側が開口面となってい
    る凹部を有しており前記ケース蓋は、前記ケースの前記開口面を閉塞してお
    、 前記正特性サーミスタは、相対する両主面に電極を有
    し、前記主面が前記底部及び前記開口面の方向を向くよ
    うに前記凹部内に配置され、前記外装体に熱結合してお
    り、 前記電極端子は、前記外装体の内部において前記正特性
    サーミスタの電極に導通し、前記外装体の外部に導出さ
    れており、 前記放熱部材は、放熱筒体を有し、前記放熱筒体が前記
    外装体の外面に面接触する平坦な熱結合部を備える正特
    性サーミスタ装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱部材は、前記放熱筒体が軸方向
    の両端のそれぞれに折曲げ片を有し、前記折曲げ片が前
    記外装体を抱え込んで折畳まれている請求項1に記載の
    正特性サーミスタ装置。
  3. 【請求項3】 前記放熱部材は、集熱部を含み、前記集
    熱部が前記外装体の外面上に配置され、前記放熱筒体の
    外周面が前記集熱部の表面に接触しているを特徴とする
    請求項2に記載の正特性サーミスタ装置。
  4. 【請求項4】 前記放熱筒体は、一端側が前記集熱部に
    連続し、他端側が前記集熱部から延び内周面に折畳まれ
    た折曲げ片によって押えられている請求項3に記載の正
    特性サーミスタ装置。
  5. 【請求項5】 前記熱結合部と前記外装体または前記集
    熱部との間に熱伝導性樹脂が充填されている請求項1、
    2、3または4に記載の正特性サーミスタ装置。
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