JP2569623Y2 - オゾン混合装置 - Google Patents

オゾン混合装置

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JP2569623Y2 JP10411891U JP10411891U JP2569623Y2 JP 2569623 Y2 JP2569623 Y2 JP 2569623Y2 JP 10411891 U JP10411891 U JP 10411891U JP 10411891 U JP10411891 U JP 10411891U JP 2569623 Y2 JP2569623 Y2 JP 2569623Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水流管中を流れる水流
を殺菌、浄化するためにオゾンを注入し、このオゾンを
水流に効率よく混合、溶解させるオゾン混合装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の水槽中の水を殺菌、浄化す
るために水槽中の水を槽外へ取り出しては戻す循環式の
水流管を形成し、該水流管の途中に、オゾン供給装置、
濾過装置、紫外線照射装置を設けた水処理装置が存在し
ている。この水処理装置において、オゾン注入済みの水
流へ交差する状態で複数の抵抗棒を内設管と主管に配し
たオゾン混合装置は従来から知られている(特開平1−
194990号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術においては、水流管の上流側から分流管を接続
し、この分流管にオゾン注入部を設け、この分流管の下
流側を内設管とし、主管の下流側より主管の中心部へ挿
通され、主管と平行状態で主管の上流側へ延設され、主
水流に抗してその先端より吐出させ、主水流と分水流の
衝突現象にて両水流を混合し、さらに水流へ交差する状
態で複数の抵抗棒を配して水流が抵抗棒に衝突すること
により混合せしめるもので、水流に対して、オゾンを混
合するための構造が、例えば分流管を設けたり、抵抗棒
を配設したり、主管内に分流管を挿通して、主水流に抗
するように先端を配設しなければならず、装置自体が複
雑で高価になり、しかも、オゾンが注入される分流管を
主管内に挿通して、主水流に抗するように配設してある
ため、オゾン注入済みの水流が、主水流に抗して吐出さ
せるために加圧部を設けなければならない等、構造上ど
うしても必要なものが数多くあるため、どうしても高価
になってしまう問題点があった。本考案は、この点に鑑
み、水流管の端部を開放し、この開放端部に適宜の間隔
を有して迂回部材を設け、上流側水流管と迂回部材の間
に介在するように、上流側水流管の外周に、螺旋状のバ
ネ部材を複数回巻き付けたもの、さらに前記のものを主
管で覆うようにして、これら水流管と迂回部材、迂回部
材と主管の間に介在するように螺旋状のバネ部材を巻き
付けた混合部材を設けたり、螺旋状のバネ部材をさらに
螺旋状にした混合部材を充填したりしたものである。こ
の混合部材を介することにより水流が通過する際に、衝
突と混合作用が起こり、水流に対してオゾンの混合が確
実にできるオゾン混合装置を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の課題の
解決を図ったもので、オゾン混合装置において、請求項
1記載の考案は、上流側水流管にオゾン注入部を設け、
該上流側水流管の端部を開放し、該開放された端部を覆
うように断面略U字状の迂回部材を間隙を有して設け、
前記上流側水流管と迂回部材を覆うように、主管を設
け、この上流側水流管と迂回部材の間に介在するように
上流側水流管の外周に、螺旋状のバネ部材を複数回巻き
付け、さらに、迂回部材と主管の間に介在するように迂
回部材の外周に、螺旋状のバネ部材を複数回巻き付けた
混合部材を設け、前記主管の上流側を上流側水流管に、
下流側を下流側水流管に接続するという技術手段を採用
した。請求項2記載の考案は、前記請求項1記載の考案
のうち、迂回部材と主管の間に介在するように迂回部材
の外周に、螺旋状のバネ部材を複数回巻き付けた混合部
材を取り除いてなる技術手段を採用した。請求項3記載
の考案は、上流側水流管にオゾン注入部を設け、該上流
側水流管の端部を開放し、該開放された端部を覆うよう
に断面略U字状の迂回部材を間隙を有して設け、前記上
流側水流管と迂回部材を覆うように、主管を設け、この
上流側水流管と迂回部材の間と、迂回部材と主管の間に
螺旋状のバネ部材をさらに螺旋状にした混合部材を適宜
個数充填し、前記主管の上流側を上流側水流管に、下流
側を下流側水流管に接続するという技術手段を採用し
た。
【0005】
【作用】本考案は、以上の技術手段を採用することによ
り、上流側水流管に流送されてくるオゾン注入済みの水
流が、上流側水流管の端部に、ある間隙を有して設けら
れた迂回部材によって、Uターンされ、これが混合部材
を通過する際に衝突しながら、複雑な流れを生じ混合さ
れる。さらに、この混合されたオゾン注入済みの水流
が、主管の内壁を介して、再度Uターンして混合部材に
衝突しながら通過する際、やはり前述と同じように複雑
な流れを生じ混合される。このように水流のUターンの
回数の増減で、その水処理に最適なものを選択できるも
のである。よって、結果として、ミクロ化されたオゾン
が充分に水流に混入する作用がなされるもので、強力に
殺菌、脱臭作用が奏されるものである。
【0006】
【実施例】水処理技術におけるオゾン処理は、脱臭、色
度の除去、細菌類、ウィルスの不活性化に極めて有効で
あることが認められている。このオゾン処理でオゾンガ
スを水中に混合、溶解するための最適な装置についての
実施例を添付図面で詳細に説明する。図示されていない
水槽の水を槽外へ取り出しては戻す循環式の水流管が形
成され、この水流管の途中にオゾン供給装置、オゾン混
合装置、濾過装置、紫外線照射装置等が、各々設けられ
ている。このうち、オゾン供給装置、濾過装置、紫外線
照射装置については、従来公知の既存の装置を採用する
ものであるので、詳細な説明は省略する。そこで、本考
案の第1実施例であるオゾン混合装置について、図1に
よって詳細に説明すると、ポンプ(図示せず)等で送ら
れてくる水に対して、オゾン供給装置により、上流側水
流管1の適宜箇所のオゾン注入部2からオゾンを注入
し、オゾン注入済みの水として、上流側水流管1を流れ
る。この上流側水流管1の端部3は開放され、この端部
3を適宜間隔を有して覆うように、断面略U字状の迂回
部材4を設け、これら上流側水流管1と迂回部材4とを
適宜間隔を有して覆うように主管6を設け、この上流側
水流管1と迂回部材4との間、及び迂回部材4と主管6
の間に、螺旋状のバネ部材を図2で図示してあるように
上流側水流管1の外周に複数回巻き付け、同じように迂
回部材4の外周にも複数回巻き付けた混合部材5を設け
てある。なお、混合部材の両端が、上流側水流管と迂回
部材に各々固定されていること、また、迂回部材4がリ
ブ等の保持手段(図示せず)によって適宜間隔に保持さ
れていることはいうまでもない。この主管6の上流側は
上流側水流管1に、下流側の端部7は下流側水流管8に
固着、またはフランジ等で着脱自在に接続してなるもの
である。さらに、主管6の両端部は図示のように角部1
2を取り除くように、傾斜させたり、円錐形にしたり、
少しでも溜る部分を除いて流れを円滑にするように主管
の傾斜端部9を設けたものである。なお、垂直端部でも
よいことはいうまでもない。なお、上流側水流管1と迂
回部材4の間に介在するように、上流側水流管1の外周
に螺旋状のバネ部材を複数回巻き付けただけのものにつ
いては、図示していないが、図1で示したもので迂回部
材4の下流側に下流側水流管8を接続すれば良く、例え
ば、場所の関係で上流側と下流側を同一部に配置した場
合などは好適である。また、本考案の第2実施例である
オゾン混合装置について、図3により説明すると、図1
で説明した第1実施例との違いは、混合部材5を上流側
水流管1の外周と、迂回部材4の外周に複数回巻き付け
たのに対して、螺旋状のバネ部材をさらに螺旋状にした
(言い換えれば螺旋状になっているものをさらに螺旋状
にした二重螺旋になったもの)混合部材を適宜個数、適
当に絡ませて充填したものであり、その他については図
1で説明した第1実施例と同一なので説明は省略する。
オゾン発生装置10よりコンプレッサ(図示せず)を介
してホース11からオゾン注入部2を経てオゾンを水流
管に供給している。なお、より多くのオゾン供給量を必
要とする時には、他のオゾン発生装置に接続するように
予備の供給口を設ければ良い。そして、このオゾン注入
済みの水は水流管中を流送して、上流側水流管1の端部
3から迂回部材4を介して螺旋状のバネ部材を複数回巻
き付けたり、螺旋状のバネ部材をさらに螺旋状にした混
合部材に衝突して混合され、このオゾン注入済みの水
が、主管と迂回部材の間に充填した前記と同じ混合部材
に衝突して混合され、下流側に向かって流送され、オゾ
ンが素早く、かつ万遍なく混合、溶解するので水は脱
臭、殺菌され、下流側水流管8を経て循環されるもので
ある。なお、水流管内のオゾンガスは紫外線照射等し
て、酸素ガス化してから排出するので、周りの雰囲気に
影響を与えたりすることがなく、より安全で清潔な処理
を行うことができる。さらに、オゾンの混合を確実にす
るためには、迂回させる回数を増やすことで解決できる
ことはいうまでもない。
【0007】
【考案の効果】本考案は、以上の構成に基づき次の効果
を得ることができる。 (1)分流管を設けて、加圧装置で加圧して主水流に衝
突するように吐出したり、複数の抵抗棒を内設管と、主
管に固定しなければならなかった従来技術と比較して、
極めて簡単な構成で、水流管と迂回部材との間、あるい
は水流管と迂回部材と主管の各々の間に螺旋状のバネ部
材を複数回巻き付けたり、あるいは螺旋状のバネ部材を
さらに螺旋状にした混合部材を充填するだけで、極めて
効率良くオゾンを水に混合、溶解することができる。 (2)構造が簡単なので、製作が容易で、故障すること
が少なく、安価に提供することができる。 (3)混合部材としては、弾力性のない不良品のバネ部
材でも機能するので、この点でも安価に提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断正面図である。
【図2】本考案の混合部材の一実施例を示す概略斜視図
である。
【図3】本考案の第2実施例を示す断正面図である。
【符号の説明】
1‥‥上流側水流管 2‥‥オゾン注入
部 3‥‥端部 4‥‥迂回部材 5‥‥混合部材 6‥‥主管 7‥‥主管の下流側端部 8‥‥下流側水流
管 9‥‥主管の傾斜端部 10‥‥オゾン発生
装置 11‥‥ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550C

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側水流管にオゾン注入部を設け、該
    上流側水流管の端部を開放し、該開放された端部を覆う
    ように断面略U字状の迂回部材を間隙を有して設け、前
    記上流側水流管と迂回部材を覆うように、主管を設け、
    この上流側水流管と迂回部材の間に介在するように上流
    側水流管の外周に、螺旋状のバネ部材を複数回巻き付
    け、さらに、迂回部材と主管の間に介在するように迂回
    部材の外周に、螺旋状のバネ部材を複数回巻き付けた混
    合部材を設け、前記主管の上流側を上流側水流管に、下
    流側を下流側水流管に接続したことを特徴とするオゾン
    混合装置。
  2. 【請求項2】 上流側水流管にオゾン注入部を設け、該
    上流側水流管の端部を開放し、該開放された端部を覆う
    ように断面略U字状の迂回部材を間隙を有して設け、前
    記上流側水流管と迂回部材の間に介在するように、上流
    側水流管の外周に、螺旋状のバネ部材を複数回巻き付け
    た混合部材を設け、前記迂回部材の下流側を下流側水流
    管に接続したことを特徴とするオゾン混合装置。
  3. 【請求項3】 上流側水流管にオゾン注入部を設け、該
    上流側水流管の端部を開放し、該開放された端部を覆う
    ように断面略U字状の迂回部材を間隙を有して設け、前
    記上流側水流管と迂回部材を覆うように、主管を設け、
    この上流側水流管と迂回部材の間と、迂回部材と主管の
    間に螺旋状のバネ部材をさらに螺旋状にした混合部材を
    適宜個数充填し、前記主管の上流側を上流側水流管に、
    下流側を下流側水流管に接続したことを特徴とするオゾ
    ン混合装置。
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