JP2569456Y2 - 磁気スケール装置 - Google Patents
磁気スケール装置Info
- Publication number
- JP2569456Y2 JP2569456Y2 JP4040592U JP4040592U JP2569456Y2 JP 2569456 Y2 JP2569456 Y2 JP 2569456Y2 JP 4040592 U JP4040592 U JP 4040592U JP 4040592 U JP4040592 U JP 4040592U JP 2569456 Y2 JP2569456 Y2 JP 2569456Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- sensor
- magnetic medium
- medium
- scale device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は磁気スケール装置に関
し、特に、磁気抵抗効果型磁気センサーを用いて長さを
計測する磁気スケール装置に関する。
し、特に、磁気抵抗効果型磁気センサーを用いて長さを
計測する磁気スケール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気スケール装置では磁性媒体
と磁気抵抗効果型磁気センサーとを備えている。磁性媒
体には所定の間隔で磁極が形成されており、磁気抵抗効
果型磁気センサー(以下MRセンサーという)は磁気抵
抗素子の組み合わせによって構成させている。そして、
この種の磁気スケール装置では、磁性媒体上に沿ってM
Rセンサーを移動させて、移動による磁化の変化をMR
センサーによって電気信号に変えこの電気信号に基づい
て移動量(長さ)を検出するようにしている。
と磁気抵抗効果型磁気センサーとを備えている。磁性媒
体には所定の間隔で磁極が形成されており、磁気抵抗効
果型磁気センサー(以下MRセンサーという)は磁気抵
抗素子の組み合わせによって構成させている。そして、
この種の磁気スケール装置では、磁性媒体上に沿ってM
Rセンサーを移動させて、移動による磁化の変化をMR
センサーによって電気信号に変えこの電気信号に基づい
て移動量(長さ)を検出するようにしている。
【0003】上述の磁気スケール装置ではMRセンサー
移動の際、磁性媒体との接触摩擦を防止するため、MR
センサーと磁性媒体との間に極めて小さいギャップ(間
隙)が設けられている。つまり、MRセンサーと磁性媒
体とは非接触状態にある。
移動の際、磁性媒体との接触摩擦を防止するため、MR
センサーと磁性媒体との間に極めて小さいギャップ(間
隙)が設けられている。つまり、MRセンサーと磁性媒
体とは非接触状態にある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、磁気スケー
ル装置における検出精度を良好にするためには、上記の
間隙を一定に保つ必要がある。そして、間隙を一定に保
つためには、磁性媒体の直線精度を高くするばかりでな
く、MRセンサーを移動させるための摺動部における機
械的寸法精度を高くする必要がある。つまり、従来の磁
気スケール装置では検出精度を高くするためには加工精
度を高くしなければならず、その結果、高度な加工技術
を要するという問題点がある。
ル装置における検出精度を良好にするためには、上記の
間隙を一定に保つ必要がある。そして、間隙を一定に保
つためには、磁性媒体の直線精度を高くするばかりでな
く、MRセンサーを移動させるための摺動部における機
械的寸法精度を高くする必要がある。つまり、従来の磁
気スケール装置では検出精度を高くするためには加工精
度を高くしなければならず、その結果、高度な加工技術
を要するという問題点がある。
【0005】本考案の目的は高度な加工技術を要するこ
となく検出精度の高い磁気スケール装置を提供すること
にある。
となく検出精度の高い磁気スケール装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、所定の
間隔で磁極が形成され移動体の移動に応じて移動するベ
ルト状の磁気媒体と、該磁気媒体磁化の移動による磁化
の変化を検出する磁気センサーとを有する磁気スケール
装置において、前記磁気媒体の移動を案内するガイド部
と、前記磁気媒体の一端に取り付けられ該磁気媒体に張
力を与える張力印加部とを有し、前記磁気媒体の他端に
は前記移動体が取り付けられ、前記磁気センサーは前記
ガイド部に対向して配設されており、前記磁気媒体は前
記ガイド部と前記磁気センサーとの間を通過するように
したことを特徴とする磁気スケール装置が得られる。
間隔で磁極が形成され移動体の移動に応じて移動するベ
ルト状の磁気媒体と、該磁気媒体磁化の移動による磁化
の変化を検出する磁気センサーとを有する磁気スケール
装置において、前記磁気媒体の移動を案内するガイド部
と、前記磁気媒体の一端に取り付けられ該磁気媒体に張
力を与える張力印加部とを有し、前記磁気媒体の他端に
は前記移動体が取り付けられ、前記磁気センサーは前記
ガイド部に対向して配設されており、前記磁気媒体は前
記ガイド部と前記磁気センサーとの間を通過するように
したことを特徴とする磁気スケール装置が得られる。
【0007】
【実施例】以下本考案について実施例によって説明す
る。
る。
【0008】図1を参照して、磁気媒体ガイド部11に
対向してMRセンサー12が配設されている(これら磁
気媒体ガイド部11及びMRセンサー12は図示しない
支持体に支持されている)。このMRセンサー12は周
知のように複数の磁気抵抗素子の組み合わせで構成され
ている。図示の実施例では磁気媒体として磁気テープ1
3が用いられ、この磁気テープ13は所定の間隔で磁極
が形成されている。
対向してMRセンサー12が配設されている(これら磁
気媒体ガイド部11及びMRセンサー12は図示しない
支持体に支持されている)。このMRセンサー12は周
知のように複数の磁気抵抗素子の組み合わせで構成され
ている。図示の実施例では磁気媒体として磁気テープ1
3が用いられ、この磁気テープ13は所定の間隔で磁極
が形成されている。
【0009】磁気テープ13の一端には支持部13aが
形成されており、この支持部13aはばね14によって
支持棒15に連結されている。一方、磁気テープ13の
他端には移動体16が固定されている。磁気テープ13
は図示のように磁気媒体ガイド部11にガイドされてお
り、この結果、磁気テープ13は磁気媒体ガイド部11
とMRセンサー12との間に位置することになる。
形成されており、この支持部13aはばね14によって
支持棒15に連結されている。一方、磁気テープ13の
他端には移動体16が固定されている。磁気テープ13
は図示のように磁気媒体ガイド部11にガイドされてお
り、この結果、磁気テープ13は磁気媒体ガイド部11
とMRセンサー12との間に位置することになる。
【0010】移動体16が実線矢印aで示す方向に移動
すると、これによって磁気テープ13も移動することに
なる。つまり、移動体16の移動につれて磁気テープ1
3は磁気媒体ガイド部11にガイドされて移動すること
なり、磁気テープ13が移動するとMRセンサー12は
磁化の変化に応じて電気信号を送出することになる。そ
して、この電気信号に基づいて磁気テープ13の移動
量、つまり、移動体16の移動量が検出される。
すると、これによって磁気テープ13も移動することに
なる。つまり、移動体16の移動につれて磁気テープ1
3は磁気媒体ガイド部11にガイドされて移動すること
なり、磁気テープ13が移動するとMRセンサー12は
磁化の変化に応じて電気信号を送出することになる。そ
して、この電気信号に基づいて磁気テープ13の移動
量、つまり、移動体16の移動量が検出される。
【0011】ところで、磁気テープ13はばね14によ
って引っ張られるとともに磁気媒体ガイド部11でガイ
ドされているから、磁気テープ13に弛み等が発生する
ことがなく、その直線精度を極めて高くすることができ
る。
って引っ張られるとともに磁気媒体ガイド部11でガイ
ドされているから、磁気テープ13に弛み等が発生する
ことがなく、その直線精度を極めて高くすることができ
る。
【0012】ここで、図2も参照して、前述のように、
磁気テープ13はばね14によって引っ張られるととも
に磁気媒体ガイド部11でガイドされる構造であり、し
かもMRセンサー12は磁気媒体ガイド部11に対向し
て配置されるから、磁気テープ13とMRセンサー12
との間隙hを常に一定に保つことができる。つまり、M
Rセンサー12の位置を一旦所定の間隙hに調節すれ
ば、磁気テープ13とMRセンサー12との間隙hは一
定に保たれることになる。
磁気テープ13はばね14によって引っ張られるととも
に磁気媒体ガイド部11でガイドされる構造であり、し
かもMRセンサー12は磁気媒体ガイド部11に対向し
て配置されるから、磁気テープ13とMRセンサー12
との間隙hを常に一定に保つことができる。つまり、M
Rセンサー12の位置を一旦所定の間隙hに調節すれ
ば、磁気テープ13とMRセンサー12との間隙hは一
定に保たれることになる。
【0013】上述の実施例では、ばねを用いて磁気テー
プに張力を与えるようにしたが、ばねに限らず伸縮性の
部材であればなんでもよく、さらに、テープ巻取機構を
用いて張力を与えるようにしてもよい。また、上述の実
施例では磁気媒体として磁気テープを使用したが、磁気
テープに限らずベルト状のフレキシブルな磁気媒体であ
ればよい。
プに張力を与えるようにしたが、ばねに限らず伸縮性の
部材であればなんでもよく、さらに、テープ巻取機構を
用いて張力を与えるようにしてもよい。また、上述の実
施例では磁気媒体として磁気テープを使用したが、磁気
テープに限らずベルト状のフレキシブルな磁気媒体であ
ればよい。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案では、ベルト
状磁気媒体の一端に張力を与え、他端に移動体を取り付
けるようにしたから、磁気媒体の直線精度を良好に保つ
ことができ、しかも、磁気媒体をガイド部で案内してガ
イド部に対向して磁気センサーを配置するようにしたか
ら、磁気センサーと磁気媒体との間隙を常に一定に保つ
ことができる。その結果、常に精度よく移動体の移動量
(長さ)を検出できる。
状磁気媒体の一端に張力を与え、他端に移動体を取り付
けるようにしたから、磁気媒体の直線精度を良好に保つ
ことができ、しかも、磁気媒体をガイド部で案内してガ
イド部に対向して磁気センサーを配置するようにしたか
ら、磁気センサーと磁気媒体との間隙を常に一定に保つ
ことができる。その結果、常に精度よく移動体の移動量
(長さ)を検出できる。
【図1】本考案による磁気スケール装置の一実施例を示
す図である。
す図である。
【図2】図1に示す磁気スケール装置において磁気テー
プと磁気センサーとの間隙を説明するための図である。
プと磁気センサーとの間隙を説明するための図である。
11 磁気媒体ガイド部 12 MRセンサー 13 磁気テープ 13a 支持部 14 ばね 15 支持棒 16 移動体
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の間隔で磁極が形成され移動体の移
動に応じて移動するベルト状の磁気媒体と、該磁気媒体
磁化の移動による磁化の変化を検出する磁気センサーと
を有する磁気スケール装置において、前記磁気媒体の移
動を案内するガイド部と、前記磁気媒体の一端に取り付
けられ該磁気媒体に張力を与える張力印加部とを有し、
前記磁気媒体の他端には前記移動体が取り付けられ、前
記磁気センサーは前記ガイド部に対向して配設されてお
り、前記磁気媒体は前記ガイド部と前記磁気センサーと
の間を通過するようにしたことを特徴とする磁気スケー
ル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4040592U JP2569456Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 磁気スケール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4040592U JP2569456Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 磁気スケール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062113U JPH062113U (ja) | 1994-01-14 |
JP2569456Y2 true JP2569456Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=12579757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4040592U Expired - Fee Related JP2569456Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 磁気スケール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569456Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP4040592U patent/JP2569456Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH062113U (ja) | 1994-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR850000677A (ko) | 금속의 응력 및 결함감지용 검색시스템 | |
US4400890A (en) | Length measuring device | |
JP2569456Y2 (ja) | 磁気スケール装置 | |
ATE162301T1 (de) | Aufzeichnungsgerät | |
KR900016948A (ko) | 자기기록 장치 | |
JPS60191908U (ja) | リニアスケ−ル | |
JPH057523Y2 (ja) | ||
ATE46571T1 (de) | Tasteinrichtung. | |
JP2575309Y2 (ja) | 磁気式リニアスケール | |
JPH10512385A (ja) | リニアガイド配列と、リニアガイド配列と媒体から/媒体へ情報を読み且つ/或いは書き込みするヘッドとを有する装置と、リニアガイド配列を有し情報を再生且つ/或いは記録する装置 | |
ES2030441T3 (es) | Dispositivo para la deteccion de una pluralidad de cabezas magneticas. | |
JPH0413680Y2 (ja) | ||
JPH0744972Y2 (ja) | 無接触直線変位センサ | |
JP2518538Y2 (ja) | リニアスケール装置 | |
JPS61266914A (ja) | エンコ−ダ | |
JP3091639B2 (ja) | 磁気式リニアエンコーダー | |
JPS60135608U (ja) | 光学式変位検出装置 | |
JP2001004360A (ja) | 測尺装置 | |
JPH05301409A (ja) | 記録装置 | |
JPH01145519A (ja) | 磁気エンコーダ | |
JPH0662304U (ja) | 磁気リニアスケール | |
JPS5944950A (ja) | 磁気エンコ−ダ搭載モ−タ | |
JPS6425705U (ja) | ||
JPH04181567A (ja) | 光学ヘッドの位置/速度検出装置 | |
JPS62112012A (ja) | リニアサ−ボモ−タのリニアエンコ−ダ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971203 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |