JP2569232B2 - フロントローダ装着型トラクタ - Google Patents

フロントローダ装着型トラクタ

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JP2569232B2
JP2569232B2 JP3084205A JP8420591A JP2569232B2 JP 2569232 B2 JP2569232 B2 JP 2569232B2 JP 3084205 A JP3084205 A JP 3084205A JP 8420591 A JP8420591 A JP 8420591A JP 2569232 B2 JP2569232 B2 JP 2569232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントローダの取り
付けを強固にしたフロントローダ装着型トラクタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトラクタにおいては、トラクタ車
体に前車軸フレームを前方突出状に設け、前車軸フレー
ムの前部にボンネットを取り付け、トラクタ車体の後部
に操縦席及び左右後輪フェンダを取り付け、トラクタ車
体の中途部の左右側部に装着フレームを固定し、この装
着フレームにフロントローダのマストを固定している。
このマストにはブレイスが取り付けられ、ブレイスの前
端は前車軸フレームの前端に設けたブレイス受け材に連
結されている。また、マストと後輪フェンダとの間は、
トラクタ車体上への乗降口になっていて開放されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術において
は、ブレイスの前端を連結するブレイス受け材は、前車
軸フレームの前端にボルト固定した専用品であり、他の
作用はなく、単独でブレイスを支持しなくてはならない
ので、支持強度を高めることが困難であり、高価な強固
材料を必要としている。また、マストにはフロントロー
ダから前後方向の大きな力を受けるが、マストの特に上
部にはその前後力を支持する構造物が設け難い。
【0004】本発明は、前車軸フレームにサポート構造
体を固定して、このサポート構造体とボンネットとを連
結すると共に、サポート構造体とフロントローダのマス
トとをブレイスで連結することにより、ブレイス前端の
支持をサポート構造体とボンネットとで行えるようにし
たフロントローダ装着型トラクタを提供することを目的
とする。
【0005】また、本発明は、マストの上部と後輪フェ
ンダとを手すり連結体で連結することにより、マストの
上部の前後方向の支持が出来るようにしたフロントロー
ダ装着型トラクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、トラクタ車体1に前車軸
フレーム2を前方突出状に設け、前車軸フレーム2の前
部にボンネット3を取り付け、トラクタ車体1の後部に
操縦席4及び左右後輪フェンダ5を取り付け、トラクタ
車体1の中途部の左右側部に装着フレーム6を固定し、
この装着フレーム6にフロントローダ7のマスト8を固
定したフロントローダ装着型トラクタにおいて、前記前
車軸フレーム2の前部に左右突出状にサポート構造体9
を固定し、このサポート構造体9の側部とボンネット3
の前下部とを連結し、且つサポート構造体9とマスト8
とをブレイス10で連結していることである。
【0007】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、マスト8の上
部と後輪フェンダ5との間に、手すり連結体11を連結
・解除自在に設けていることである。
【0008】
【作用】前車軸フレーム2に固定のボンネット3とサポ
ート構造体9とは、連結されていて互いに補強しあって
おり、このサポート構造体9にフロントローダ7のブレ
イス10を連結すると、ブレイス10はサポート構造体
9だけでなくボンネット3にも支持される。
【0009】また、手すり連結体11はマスト8の上部
と後輪フェンダ5とを連結し、マスト8に加わるフロン
トローダ7の前後方向の力を後輪フェンダ5でも負担さ
せている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基ずいて説明
する。図1〜6において、1はトラクタ車体で、エンジ
ン14、フライホィールハウジング15、クラッチハウ
ジング16及びミッションケース17を前後方向に直結
して構成され、エンジン14から前方へ前車軸フレーム
2が突設されている。12は前輪、13は後輪をそれぞ
れ示す。
【0011】前車軸フレーム2は平面視コ字形で、その
上にはラジエータ及びバッテリなどの車両補機が搭載さ
れ、エンジン14と共にボンネット3によって包囲され
ている。前記ボンネット3は前ボンネット3Fと後ボン
ネット3Rとに別れており、前ボンネット3Fは更に前
ボンネット上部3Uと前ボンネット下部3Dとに分割さ
れ、前ボンネット下部3Dは前車軸フレーム2とそれか
ら左右に突出したサポート構造体9に固定されている。
【0012】前記サポート構造体9は厚板を折曲して前
車軸フレーム2の側面から外側上方に突設したものであ
り、前ボンネット下部3Dは左右板材18を有し、各板
材18が前車軸フレーム2の側面に固着されると同時
に、サポート構造体9の内面にも固着されており、前車
軸フレーム2上に取り付けられる補強部材19が左右板
材18を連結している。従って、サポート構造体9と板
材18と補強部材19とは連結されていて、互いに補強
しあっている。各板材18の内面上部にはアングル材で
形成した受け部20が設けられている。
【0013】前ボンネット上部3Uは正面視コ字形で、
その両側下部には前記受け部20に載る載置部21が形
成され、前ボンネット下部3Dに載置されて、受け部2
0と載置部21とをボルト連結することにより、前ボン
ネット下部3Dに対して着脱自在に取り付けられてい
る。前記前ボンネット3Fは前ボンネット上部3Uと前
ボンネット下部3Dとに分割されているので、それぞれ
は形状が極めて簡単になり、厚肉板金を使用してプレス
で加工できる。
【0014】22は前面グリルで、厚板枠体に格子状の
孔の開いた厚板を取り付け、この厚板にネットを溶着し
て一体構造にしたものであり、その下端を補強部材19
に係合し、その上部を前ボンネット上部3Uに枢支され
た横軸23上のクランプレバー24で係合することによ
り取り付けられる。前記後ボンネット3Rは前ボンネッ
ト上部3Uに対して枢支され、後部を持ち上げることに
より、エンジン室を開放できるようになっている。
【0015】7はフロントローダで、マスト8の上部に
ブーム27を枢支し、このブーム27の先端にバケット
を枢支し、ブーム27を昇降する油圧シリンダ28とバ
ケットをダンプする油圧シリンダとを有しており、マス
ト8は装着フレーム6に取り付けられている。装着フレ
ーム6はトラクタ車体1の下腹部に設けられており、ト
ラクタ車体1の左右両側で前後方向に配置された左右一
対の側板29と、この側板29を左右に貫通して連結す
る支持筒体30と、支持筒体30の両端開口を閉鎖すべ
く固着された左右一対のマスト取り付け部31とを有す
る。前記支持筒体30は密閉された容器になっていて、
補助燃料タンクになっている。
【0016】側板29は前端部に固着のブラケット32
を介して前車軸フレーム2にボルト固定され、また後端
でミッションケース17の両側にボルト固定されてい
る。左右各側板29は後端に補強板33が連結されてい
る。この補強板33はミッションケース17に沿ってい
て、その後部はブラケット34を介して後車軸ケース又
は後ブレーキケース35にボルト固定されている。
【0017】左右の補強板33は前後複数個所で互いに
連結され、それぞれの前部は補強杆36で支持筒体30
の両端部に連結されている。また、補強板33はその後
部にロプス40の下部が取り付けられており、ロプス4
0の支持も兼ねている。トラクタ車体1の後部には作業
機昇降用の油圧装置39が搭載され、その上には操縦席
4が配置され、操縦席4の左右側方の後輪フェンダ5は
トラクタ車体1に及びロプス40に取り付けられてい
る。
【0018】41は日除け装置で、操縦パネル部42に
固定のブラケット43に左右前部支柱44が連結され、
前記ロプス40と前部支柱44とで図外の天井部材を支
持しており、ロプス40の中途部と後輪フェンダ5上面
との間には手すり部材45が設けられている。図1、
5、6において、後輪フェンダ5上面に固定の手すり部
材取り付け板46にはU字部材47が固着され、このU
字部材47に手すり連結体11が枢支されている。この
手すり連結体11の先端はT字状になっていて、マスト
8の背面に固定の係合部48に係脱自在に連結されてい
る。係合部48は左右一対のフック状受け板49と抜け
止め具50とを有し、抜け止め具50はスプリング51
で突出される抜け止めピン52を有し、受け板49上の
手すり連結体11先端の上側に突出させて、手すり連結
体11の抜け止めを行っている。
【0019】前記手すり連結体11は後輪フェンダ5に
対して枢支され、マスト8の上部の係合部48に連結さ
れることにより、後輪フェンダ5及びロプス40などで
フロントローダ7の前後方向の負荷を負担し、また、連
結を解除することにより、後輪フェンダ5とマスト8の
間の乗降口を開放する。前記手すり連結体11は、装着
フレーム6、マスト8、補強板33、ブラケット34、
ロプス40並びに後輪フェンダ5又は手すり部材45な
どと共に枠組を構成することになり、全体強度を向上す
る。また、それらに前車軸フレーム2、サポート構造体
9及びブレイス10が加わって、フロントローダ7を支
持するための更に強固な枠組構造となっている。
【0020】図1、7、8において、トラクタ車体1の
後部には取り付け枠体56が固定され、この取り付け枠
体56にバックホー57の後部に設けられた装着枠体5
8が着脱自在に取り付けられている。65は装着枠体5
8上に設けられた操縦装置である。バックホー57は装
着枠体58に縦軸59を介して旋回フレーム60が枢支
され、この旋回フレーム60に横軸61を介してブーム
62が枢支され、装着枠体58と旋回フレーム60との
間には旋回シリンダ63が、旋回フレーム60とブーム
62との間にはブームシリンダ64がそれぞれ設けられ
ている。
【0021】前記取り付け枠体56には山形状の下受け
体67とU字状の上受け体68とを有し、装着枠体58
には下受け体67にテーパ嵌合する逆U字状の下載体6
9と、上受け体68にテーパ嵌合する逆山形状の上載体
70とを有し、それぞれ上下ロック手段71、72で連
結ロックされる。前記下ロック手段71は下載体69の
下方へ進退自在に装着枠体58に支持された楔部材73
と、楔部材73を下載体69側へ弾圧するバネ74と、
楔部材73をバネ74に抗して退避移動させるハンドル
75と、楔部材73をバネ74に抗して退避させた状態
でハンドル75を移動不能にするカム板76とを有す
る。ハンドル75は楔部材73に枢支され、カム板76
はハンドル75に固着されている。79はバネ受け用の
リングで、楔部材73に嵌装されている。
【0022】カム板76は回動中心となるハンドル75
の中心77がカム板76の中心から、図8において、前
後方向及び左右方向に偏芯しており、装着枠体58に固
定の支持板78に当接する退避カム表面a及び進出カム
裏面bと、バネ74に当接する進出カム表面c及び退避
カム裏面dとを有する。従来においては、ハンドル中心
77から進出カム表面cまでの距離eがハンドル中心7
7から退避カム裏面dまでの距離と略同一であったた
め、楔部材73が進出したときにはバネ74の弾発力が
小さくなっていたが、ここでは距離eを若干長くして、
楔部材73を下受け体67に弾圧する力を大きくし、楔
部材73を後退させる力を小さくて済むようにしてい
る。
【0023】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、サポー
ト構造体9は前車軸フレーム2にボルト固定したり、前
ボンネット下部3Dを正面視U字形の1枚板で形成した
りしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、前車軸フ
レーム2の前部に左右突出状にサポート構造体9を固定
し、このサポート構造体9の側部とボンネット3の前下
部とを連結し、且つサポート構造体9とマスト8とをブ
レイス10で連結しているので、ブレイス10前端の支
持をサポート構造体9とボンネット3とで行うことがで
き、ブレイス10の支持、即ち、フロントローダ7の支
持強度を高めることができ、または、ブレイス10を支
持するためのサポート構造体9に安価な材料を使うこと
ができる。
【0025】また、本発明はマスト8の上部と後輪フェ
ンダ5との間に、手すり連結体11を連結・解除自在に
設けているので、マスト8の上部に加わる前後方向負荷
を負担することができ、フロントローダ7の支持強度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】一部断面正面図である。
【図3】マスト支持部分の拡大側面図である。
【図4】マスト支持部分の拡大平面図である。
【図5】手すり連結体の分解斜視図である。
【図6】マスト上部の断面側面図である。
【図7】トラクタ車体とバックホーとの連結部分を示す
一部断面側面図である。
【図8】図7のXーX線断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ車体 2 前車軸フレーム 3 ボンネット 4 操縦席 5 後輪フェンダ 7 フロントローダ 8 マスト 9 サポート構造体 10 ブレイス 11 手すり連結体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体(1)に前車軸フレーム
    (2)を前方突出状に設け、この前車軸フレーム(2)
    の前部にボンネット(3)を取り付け、トラクタ車体
    (1)の後部に操縦席(4)及び左右後輪フェンダ
    (5)を取り付け、トラクタ車体(1)の中途部の左右
    側部に装着フレーム(6)を固定し、装着フレーム
    (6)にフロントローダ(7)のマスト(8)を固定し
    たフロントローダ装着型トラクタにおいて、前記前車軸
    フレーム(2)の前部に左右突出状にサポート構造体
    (9)を固定し、このサポート構造体(9)の側部とボ
    ンネット(3)の前下部とを連結し、且つサポート構造
    体(9)とマスト(8)とをブレイス(10)で連結し
    ていることを特徴とするフロントローダ装着型トラク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記マスト(8)の上部と後輪フェンダ
    (5)との間に、手すり連結体(11)を連結・解除自
    在に設けていることを特徴とする請求項1に記載のフロ
    ントローダ装着型トラクタ。
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