JP2569142Y2 - ハブクラッチ - Google Patents

ハブクラッチ

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JP2569142Y2
JP2569142Y2 JP2012792U JP2012792U JP2569142Y2 JP 2569142 Y2 JP2569142 Y2 JP 2569142Y2 JP 2012792 U JP2012792 U JP 2012792U JP 2012792 U JP2012792 U JP 2012792U JP 2569142 Y2 JP2569142 Y2 JP 2569142Y2
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両の駆動車軸と車
輪とを断続するハブクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−238516号公報に「車
輪とその駆動機構の間の断続を制御する装置」が記載さ
れている。これは、図6に示すように車両の駆動車軸3
01と車輪ホイール303とこれらを断続するクラッチ
305とを備えたハブクラッチである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】クラッチ305は車輪
ホイール303が固定されたハウジング307の内部に
配置されており、負圧を与えられたダイヤフラム309
の撓みとリターンスプリング311とにより開閉操作さ
れる。ハウジング307にはダイヤフラム309に隣接
した空気室313が形成されており、ダイヤフラム30
9の動きを損わないためにこの空気室313は開口31
5によって大気開放状態にされている。
【0004】ところが、この開口315にはフィルター
316が設けられており、このフィルターに泥水や埃の
ような異物が付着、吸収されたり、あるいはハウジング
307の内部に侵入し凍結あるいは固化するとクラッチ
305やダイヤフラム309の動作が阻害され故障が発
生する。又、開口315が水や泥で塞がれると空気室3
13が密閉状態になり、その内圧によりダイヤフラム3
09の正常な動きが妨げられ、クラッチ305断続のレ
スポンス低下や誤動作などが生じ易くなる。
【0005】そこで、この考案は、空気室の内圧および
異物の侵入による機能低下や故障などが生じないハブク
ラッチの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の考案のハブクラッ
チは、操舵輪と一体回転する密閉型のハウジングと、ナ
ックルアーム部の継手を介してエンジンに回転駆動され
る駆動車軸と、これらを断続するクラッチと、このクラ
ッチを開閉方向の一方に操作する付勢部材と、圧力を供
給されこの付勢部材に抗してクラッチを開閉方向に操作
するアクチュエータと、前記ハウジング内でアクチュエ
ータに隣接して形成されアクチュエータの作動に伴って
容積変化を生ずる空気室と、この空気室と前記ナックル
アーム部に設けられた空気室とを連通する空気流路とを
備えたことを特徴とする。
【0007】第2の考案のハブクラッチは、車輪と一体
回転するハウジングと、デファレンシャル装置を介して
エンジンに回転駆動される駆動車軸と、これらを断続す
るクラッチと、このクラッチを開閉方向の一方に操作す
る付勢部材と、圧力を供給されこの付勢部材に抗してク
ラッチを開閉方向の他方に操作するアクチュエータと、
前記ハウジング内でアクチュエータに隣接して形成され
アクチュエータの作動に伴って容積変化を生ずる空気室
と、前記デファレンシャル装置を収納するデフキャリヤ
と前記空気室とを連通する空気流路とを備えたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】ハウジング内の空気室は空気流路を介してナッ
クルアーム部の空気室(第1の考案)あるいはデフキャ
リヤ(第2の考案)に連通されることにより大きな空間
容量を与えられている。従って、アクチュエータの作動
に伴う容積変化及び温度変化による空気室の内圧変化は
極めて小さく抑えられ、内圧の影響によるクラッチの動
作不良やレスポンスの低下などが防止される。又、こう
して内圧の影響から解放されたことによりハウジングを
密閉構造にすることが可能になり、泥水や埃のような異
物の侵入による故障や機能低下などが防止される。
【0009】
【実施例】図1と図2とにより第1の考案の一実施例を
説明する。図1はこの実施例を示し、図2はこの実施例
を前輪側に配置した四輪駆動(4WD)車の動力系を示
す。左右の方向はこの車両及び図1での左右の方向であ
り、図1の上方はこの車両の前方(図2の上方)に相当
する。又、符号を与えられていない部材等は図示されて
いない。
【0010】図2のように、この動力系は、エンジン
1、トランスミッション3、センターデフ5(前後輪間
に配置されたデファレンシャル装置)、センターデフ5
のデフロック装置7、フロントデフ9(前輪側のデファ
レンシャル装置)、前車軸11,13、ナックルアーム
部15,17、この実施例のハブクラッチ19,21、
左右の前輪23,25(操舵輪)、後輪側を切離す2−
4切換装置27、プロペラシャフト29、リヤデフ31
(後輪側のデファレンシャル装置)、後車軸33,3
5、左右の後輪37,39などから構成されている。
【0011】エンジン1の駆動力はトランスミッション
3からセンターデフ5に伝達され、センターデフ5から
フロントデフ9と、2−4切換装置27及びプロペラシ
ャフト29を介してリヤデフ31とに分配され、フロン
トデフ9からハブクラッチ19,21を介して左右の前
輪23,25に分配され、リヤデフ31から左右の後輪
37,39に分配される。
【0012】図1は右前輪25側のハブクラッチ21を
示しており、このハブクラッチ21を例に実施例の説明
をする。
【0013】右の前車軸13はナックルアーム部17に
配置されて等速継手41を介して駆動車軸43を回転駆
動する。等速継手41は密閉構造のベアリング部45,
45で揺動自在に連結された左右のケーシング47,4
9内に収納されており、右のケーシング49には中空の
スピンドル51がボルト53で固定されている。このス
ピンドル51はベアリング55を介して駆動車軸43を
支承している。駆動車軸43は等速継手41を中心に、
又、スピンドル51はベアリング部45,45を中心に
揺動自在である。前車軸13と左のケーシング47及び
スピンドル51と駆動車軸43との間にはそれぞれシー
ル57,59が配置されケーシング47,49内に密閉
された空気室61を形成している。
【0014】スピンドル51の外周にはベアリング6
3,65を介して車輪ハブ67が支承されている。車輪
ハブ67にはブレーキディスク69がボルト71で固定
され、右車輪25がボルト73とナット75とで固定さ
れている。車輪ハブ67には筒状部材77とカバー79
とがボルト81で固定されハウジング83を構成してい
る。車輪ハブ67の左端部とスピンドル51との間には
シール85が配置され、筒状部材77と車輪ハブ67及
びカバー79との間にはそれぞれパッキング87,89
が配置され、ハウジング83を密閉構造にしている。
【0015】駆動車軸43の右端部にはドライブギヤ9
1がスプライン連結されており、ドライブギヤ91はベ
アリング93とセンターリング部材95とによりハウジ
ング83に対してセンターリングされている。筒状部材
77の内周にはスライドギヤ97が軸方向移動自在にス
プライン連結されている。スライドギヤ97はドライブ
ギヤ91と噛合い可能である。図1の上半部に示すよう
にスライドギヤ97が左方のロック位置へ移動してドラ
イブギヤ91と噛合うと前輪25は駆動車軸43に連結
され、図1の下半部に示すようにスライドギヤ97が右
方のフリー位置へ移動してドライブギヤ91との噛合い
が解除されると前輪25は駆動車軸43から切離されて
回転フリーの状態になる。こうして、クラッチ99が構
成されている。
【0016】スライドギヤ97には連結部材101が固
定されている。この連結部材101にはダイヤフラム1
03の内縁側がリテーナ105により気密に挟み込まれ
ており、ダイヤフラム103の外縁側は筒状部材77の
内周に気密に装着されている。リテーナ105とカバー
79との間にはシフトスプリング107(付勢部材)が
配置され、連結部材101を介してスライドギヤ97を
ロック位置方向に付勢している。
【0017】ハウジング83の内部はダイヤフラム10
3によって左右に区画され左側には正圧のアクチュエー
タ109が形成され、右側には空気室111が形成され
ている。アクチュエータ109は駆動車軸43とスピン
ドル51間の隙間113と、スピンドル51に形成され
たオリフィス115と、制御弁117とを介してエアポ
ンプ119に接続されており、エアポンプ119から正
圧を供給されると、シフトスプリング107とダイヤフ
ラム103とを撓ませてスライドギヤ97をフリー位置
に移動させクラッチ99の連結を解除する。又、正圧の
流量を停止するとシフトスプリング107によりクラッ
チ99が連結される。
【0018】スピンドル51にはチャンバー部材121
がボルト53で固定されており、チャンバー部材121
と車輪ハブ67との間にはシール123により空気室1
25(空気流路)が形成されている。この空気室125
は空気流路127を介してナックルアーム部17の空気
室61と連通すると共に、ハウジング83に形成された
空気流路129,131,133を介して空気室111
と連通している。
【0019】こうして、ハウジング83内の空気室11
1は空気流路129,131,133、空気室125、
空気流路127、空気室61と連通することにより実効
の空気容量が非常に大きくなっているから空気室111
はアクチュエータ109の作動に伴って、圧縮されても
その内圧上昇はわずかである。従って、アクチュエータ
109(クラッチ99)の動作が阻害されず操作レスポ
ンスが速い。同様に、温度変化による内圧変化もわずか
であるから、温度が低下してもロック状態のクラッチ9
9がロック解除されたり、温度が上昇してもロック解除
状態のクラッチ99がロックされたりする誤動作が生じ
ない。又、このように内圧による影響から解放されたか
らハウジング83を密閉構造にすることが可能になり泥
水や埃などの異物が侵入することがなくクラッチ99及
びアクチュエータ109の機能は正常に保たれる。
【0020】こうして、ハブクラッチ21が構成されて
いる。
【0021】図2の車両において、ハブクラッチ19,
21と2−4切換装置27とを連結状態にするとエンジ
ン1の駆動力は前輪23,25と後輪37,39とに送
られて車両は4WD状態になる。又、ハブクラッチ1
9,21の連結を解除しデフロック装置7によりセンタ
ーデフ5の差動をロックすると車両は後輪37,39だ
けが駆動される二輪駆動(2WD)状態になる。又、こ
の状態からハブクラッチ19,21を連結して2−4切
換装置27の連結を解除すると、車両は前輪23,25
だけが駆動される2WD状態になる。
【0022】次に、図3ないし図5により第2の考案の
一実施例を説明する。図3と図4はこの実施例を示し、
図5はこの実施例を後輪側に配置した4WD車の動力系
を示す。左右の方向はこの車両及び図3、図4での左右
の方向であり、図3、図4の上方はこの車両の前方(図
5の上方)に相当する。又、符号を与えられていない部
材等は図示されていない。
【0023】図5のように、この動力系はエンジン13
5、トランスミッション137、センターデフ139、
センターデフ139のデフロック装置141、フロント
デフ143、前車軸145,147、左右の前輪14
9,151、後輪側を切離す2−4切換装置153、プ
ロペラシャフト155、リヤデフ157(デファレンシ
ャル装置)、後車軸159,161(駆動車軸)、この
実施例のハブクラッチ163,165、左右の後輪16
7,169などから構成される。
【0024】エンジン135の駆動力はトランスミッシ
ョン137からセンターデフ139に伝達され、センタ
ーデフ139からフロントデフ143と、2−4切換装
置153及びプロペラシャフト155を介してリヤデフ
157とに分配され、フロントデフ143から左右の前
輪149,151に分配され、リヤデフ157からそれ
ぞれハブクラッチ163,165を介して左右の後輪1
67,169に分配される。
【0025】図3は右後輪169側のハブクラッチ16
5を示し、図4はリヤデフ157を示している。以下、
このハブクラッチ165を例に実施例の説明をする。
【0026】右の後車軸161の右端部は貫通した中空
のスピンドル171の内周にベアリング172を介して
支承されておりこのスピンドル171は図示されないボ
ルトにより中継部材175に固定されている。この中継
部材175は後車軸161が貫通した車軸管177の右
端に溶接され、車軸管177の左端部は、図4に示すよ
うに、リヤデフ157のデフキャリヤ179にボルト1
81で固定されている。スピンドル171と中継部材1
75との間にはパッキング183が配置され、車軸管1
77とデフキャリヤ179との接合部は気密状態にされ
ている。デフキャリヤ179内に形成された空気室18
5は上部に配置されたエアブリーザ187により大気に
開放されている。
【0027】図4と図5とに示したように、リヤデフ1
57のデフケース189にはリングギヤ191が固定さ
れ左のベアリングと右のベアリング193とを介してデ
フキャリヤ179内に支承されている。デフケース18
9はプロペラシャフト155側のドライブピニオンギヤ
195とリングギヤ191との噛合いによってエンジン
135からの駆動力により回転駆動される。デフケース
189内にはピニオンギヤ197を回転自在に支承する
ピニオンシャフト199が支持されており、ピニオンギ
ヤ197には左右のサイドギヤ201,203が噛合っ
ている。左の後車軸159は左のサイドギヤ201に、
又右の後車軸161は右のサイドギヤ203にそれぞれ
スプライン連結されている。
【0028】スピンドル171の外周にはベアリング2
05,207を介して車輪ハブ209が支承されてい
る。車輪ハブ209には中空のフランジ部材211が固
定され、フランジ部材211にはボルト213によりカ
バー215が固定され、ハウジング217を構成してい
る。車輪ハブ209とフランジ部材211にはボルト2
18とナットにより右後輪169が固定されている。車
輪ハブ209の左端部とスピンドル171との間にはシ
ール219が配置され、フランジ部材211と車輪ハブ
209及びカバー215との間にはそれぞれパッキング
221,223が配置され、ハウジング217を密閉構
造にしている。
【0029】後車軸161の右端部にはドライブギヤ2
25がスプライン連結されており、ドライブギヤ225
はベアリング227とセンターリング部材229とを介
しハウジング217に対してセンターリングされてい
る。フランジ部材211の内周にはスライドギヤ231
が軸方向移動自在にスプライン連結されている。スライ
ドギヤ231はドライブギヤ225と噛合い可能であ
る。図3の上半部に示すようにスライドギヤ231が左
方のロック位置へ移動してドライブギヤ225と噛合う
と後輪169は後車軸161に連結され、図3の下半部
に示すようにスライドギヤ231が右方のフリー位置へ
移動してドライブギヤ225との噛合いが解除されると
後輪169は後車軸161から切離されて回転フリーの
状態になる。こうして、クラッチ233が構成されてい
る。
【0030】スライドギヤ231には連結部材235が
固定されている。この連結部材235にはダイヤフラム
237の内縁側がリテーナ239により気密に挾み込ま
れており、ダイヤフラム237の外縁側はフランジ部材
211の内周に気密に装着されている。リテーナ239
とカバー215との間にはシフトスプリング241(付
勢部材)が配置され、連結部材235を介してスライド
ギヤ231をロック位置方向に付勢している。
【0031】ハウジング217の内部はダイヤフラム2
37によって左右に区画され、左側には正圧のアクチュ
エータ243が形成され、右側には空気室245が形成
されている。アクチュエータ243は後車軸161とス
ピンドル171間の隙間247と、スピンドル171に
形成されたオリフィス249と、制御弁251とを介し
てエアポンプ253に接続されており、エアポンプ25
3から正圧を供給されると、シフトスプリング241と
ダイヤフラム237とを撓ませてスライドギヤ231を
フリー位置に移動させクラッチ233の連結を解除す
る。又、正圧の供給を停止するとシフトスプリング24
1によりクラッチ233が連結される。
【0032】スピンドル171にはチャンバー部材25
5がパッキング257を挾んでボルト173で固定され
ており、チャンバー部材255と車輪ハブ209との間
にはシール259により空気室261(空気流路)が形
成されている。この空気室261は空気流路263を介
して中継部材175と車軸管177の各空気流路26
5,267を介してデフキャリヤ179の空気室185
に連通し、エアブリーザー187から大気に開放されて
いる。又、空気室261に連通している。
【0033】こうして、ハウジング217内の空気室2
45は空気流路269,271,273、空気室26
1、空気流路263,265,267、空気室185に
連通することにより実効の空気容量が著しく増加してい
る上に、エアブリーザ187で大気に開放されている。
従って、アクチュエータ243の作動に伴って空気室2
45が圧縮されてもその内圧上昇は軽微であり、アクチ
ュエータ243(クラッチ233)の動作が阻害され
ず、操作レスポンスが速い。同様に、温度変化による内
圧変化も極めて小さいから、クラッチ233がロック状
態のとき温度が低下してもロックが解除されたり、温度
が上昇してもロック解除状態のクラッチ233がロック
されたりする誤動作が生じない。又、このような内圧の
影響から解放されたからハウジング217を密閉構造に
することが可能になり、泥水や埃などの異物の侵入が防
止され、クラッチ233及びアクチュエータ243の機
能は正常に保たれる。
【0034】こうして、ハブクラッチ165が構成され
ている。
【0035】図5の車両において、センターデフ139
のデフロック装置141をロックすると共に、2−4切
換機構153と各ハブクラッチ163,165とを連結
解除すると、車両は前輪149,151だけが駆動され
る2WD状態になり、その上2−4切換機構153から
ハブクラッチ163,165までの回転系の連れ回り回
転が停止し、振動、騒音などが低減され、燃費が改善さ
れる。
【0036】
【考案の効果】この考案のハブクラッチは、駆動車軸と
車輪とを断続するクラッチを操作するアクチュエータに
隣接してハウジング内に形成される空気室をナックルア
ーム部(第1の考案)やデフキャリヤ(第2の考案)の
空気室と連通させることにより内圧変化を小さく抑えた
から、内圧の影響から解放されてアクチュエータやクラ
ッチの機能が正常に保たれると共に、ハウジングを密閉
構造にすることが可能になって異物の侵入による故障な
どが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の実施例を用いた車両の動力系を示すスケ
ルトン機構図である。
【図3】第2の考案の一実施例を示す断面図である。
【図4】図3の実施例の一部を構成するデファレンシャ
ル装置部を示す断面図である。
【図5】図3と図4の実施例を用いた車両の動力系を示
すスケルトン機構図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,135 エンジン 17 ナックルアーム部 21,165 ハブクラッチ 25 前輪(操舵輪) 41 等速継手(継手) 43 駆動車軸 61 空気室(ナックルアーム部) 83,217 ハウジング 99,233 クラッチ 107,241 シフトスプリング(付勢部材) 109,243 アクチュエータ 111,245 空気室(ハウジング内) 125,261 空気室(空気流路) 127,129,131,133,263,265,2
67,269,271,273 空気流路 157 リヤデフ(デファレンシャル装置) 161 後車軸(駆動車軸) 169 車輪 179 デフキャリヤ 185 空気室(デフキャリヤ部)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵輪と一体回転する密閉型のハウジン
    グと、ナックルアーム部の継手を介してエンジンに回転
    駆動される駆動車軸と、これらを断続するクラッチと、
    このクラッチを開閉方向の一方に操作する付勢部材と、
    圧力を供給されこの付勢部材に抗してクラッチを開閉方
    向に操作するアクチュエータと、前記ハウジング内でア
    クチュエータに隣接して形成されアクチュエータの作動
    に伴って容積変化を生ずる空気室と、この空気室と前記
    ナックルアーム部に設けられた空気室とを連通する空気
    流路とを備えたことを特徴とするハブクラッチ。
  2. 【請求項2】 車輪と一体回転するハウジングと、デフ
    ァレンシャル装置を介してエンジンに回転駆動される駆
    動車軸と、これらを断続するクラッチと、このクラッチ
    を開閉方向の一方に操作する付勢部材と、圧力を供給さ
    れこの付勢部材に抗してクラッチを開閉方向の他方に操
    作するアクチュエータと、前記ハウジング内でアクチュ
    エータに隣接して形成されアクチュエータの作動に伴っ
    て容積変化を生ずる空気室と、前記デファレンシャル装
    置を収納するデフキャリヤと前記空気室とを連通する空
    気流路とを備えたことを特徴とするハブクラッチ。
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