JP2568963B2 - 地盤中への注水装置 - Google Patents

地盤中への注水装置

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JP2568963B2
JP2568963B2 JP4335645A JP33564592A JP2568963B2 JP 2568963 B2 JP2568963 B2 JP 2568963B2 JP 4335645 A JP4335645 A JP 4335645A JP 33564592 A JP33564592 A JP 33564592A JP 2568963 B2 JP2568963 B2 JP 2568963B2
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JP
Japan
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water
ground
well
receiver tank
water injection
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JP4335645A
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詩郎 木島
剛一 鬼木
剛 笹倉
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディープウエルで一旦
揚水した後、水をリチャージウエルで地盤中に還流する
地盤中への注水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リチャージウエルは地下水をディープウ
エルで一旦揚水した後、地盤沈下防止、あるいは放水渠
への過大な流出を防ぐために、新設した数本の井戸を通
じて地盤中に還流する方法を採用するウエル(井戸)
で、注水される範囲にストレーナを切って、そのストレ
ーナを通して地盤内に地下水を注水する。
【0003】いま、注水井戸効率をαとすると以下の式
で表せる。 α=Qf/Q Qf…リチャージウエルへの注水量 Q …デープウエルの揚水量 通常αはヘッドにもよるが0・2〜0・6
【0004】
【発明が解決しようとする課題】注水されるリチャージ
ウエルは、通常は地下水に懸濁状の粒子が含まれている
ので時間の経過とともにストレーナが目詰まりを起こし
て前記αが低下してしまう。
【0005】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、ストレーナが目詰まりを起こすことなくリチャージ
ウエルで効率的に水を還流することができる地盤中への
注水装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、ディープウエルで一旦揚水した後、水をリチ
ャージウエルで地盤中に還流する地盤中への注水装置に
おいて、ディープウエルでの揚水を貯留するレシーバタ
ンクは空気圧で調整可能な注水装置として構成し、この
レシーバタンクにリチャージウエルを接続するととも
に、ディープウエルのレシーバタンクへの接続部には取
り替え可能なフィルター部を設けたこと、および、取り
替え可能なフィルター部は、端部にフランジ継手を有す
る管体の内部に細砂を充填し、その左右を網体で押さえ
るものであることを要旨とするものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、ディープウエ
ルからレシーバタンクへの送水はフィルター部を介して
行われるので、地下水に含まれる懸濁状の粒子はこのフ
ィルター部で除去され、レシーバタンクからリチャージ
ウエルに送られる水は懸濁粒子がないものとなり、リチ
ャージウエルのストレーナの目詰まりを防止できる。
【0008】また、レシーバタンクは空気圧で調整可能
な注水装置として構成したので、複数のリチャージウエ
ルを1個のレシーバタンクに接続する場合でも、リチャ
ージウエル1本あたりの注水量が最大になるまで注水圧
を上昇させて、また、限界値を越えないように調整して
効果的な注水を行うことができる。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、フィルター部は安価で、かつ、取替え易いも
のとなる。
【0010】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の地盤中への注水装置の1実施
例を示す縦断側面図である。
【0011】本発明の注水装置もリチャージウエル1を
使用するもので、ディープウエル2をレシーバタンク3
に接続し、また、レシーバタンク3にリチャージウエル
1を複数本接続して、ディープウエル2で一旦揚水した
水をレシーバタンク3に貯留し、この水をリチャージウ
エル1で地盤中に還流するものである。
【0012】本発明は、レシーバタンク3は密閉容器と
し、ここにコンプレッサーからの圧縮空気の送気管4を
接続して、空気圧で調整可能な注水装置として構成し
た。各リチャージウエル1はストレーナ1aには交換可
能なメッシュを巻いて構成し、また、上部には調圧バル
ブ5を設けている。
【0013】ディープウエル2はレシーバタンク3への
接続部には取り替え可能なフィルター部6を設ける。図
中7はレシーバタンク3へのゲート、8は水中ポンプで
ある。
【0014】このフィルター部6の詳細を図2に示す
と、端部にフランジ継手9を有する管体10の内部に細砂
11を充填したもので、このフランジ継手9を本体管側の
フランジ継手に接続するときに、継手間に挟み込む網体
12で細砂11の左右を押さえる。
【0015】次に使用法について説明する。ディープウ
エル2により地下水を揚水し、ドライアップにして所定
の工事を行う。この揚水した水はフィルター部6を介し
て地下水に含まれる懸濁粒子が除かれ、レシーバタンク
3に送られる。
【0016】レシーバタンク3に貯留された水はゲート
7を閉め、このレシーバタンク3には送気管4で空気圧
を送り、この空気圧により各リチャージウエル1に送り
込む。なお、リチャージウエル1は各井の特性に合わせ
て調圧バルブ5を調整しているが、前記送気管4で空気
圧も調整可能である。
【0017】図3は送水量Qと注入圧Pとの関係を示す
ものであるが、注水圧Pを上昇させると送水量Qは増大
するが限界の注水量に達すると、その量は減少してくる
傾向にある。従って、限界値以下の点で送水量Qが最大
になるように送気管4で空気圧を調整する。
【0018】また、前記ディープウエル2からの揚水量
の状況を把握し、効率の低下が確認された場合には、管
体10を取外して新たな細砂11と交換する。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明の地盤中への注
水装置は、ディープウエルで一旦揚水した後、水をリチ
ャージウエルで地盤中に還流する地盤中への注水装置に
おいて、ストレーナが目詰まりを起こすことなくリチャ
ージウエルで効率的に水を還流することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地盤中への注水装置の1実施例を示す
縦断側面図である。
【図2】フィルター部の縦断側面図である。
【図3】送水量Qと注入圧Pとの関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1…リチャージウエル 1a…ストレーナ 2…ディープウエル 3…レシーバタンク 4…送気管 5…調圧バルブ 6…フィルター部 7…ゲート 8…水中ポンプ 9…フランジ継手 10…管体 11…細砂 12…網体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−124006(JP,A) 特開 昭60−105706(JP,A) 特開 昭53−148715(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディープウエルで一旦揚水した後、水を
    リチャージウエルで地盤中に還流する地盤中への注水装
    置において、ディープウエルでの揚水を貯留するレシー
    バタンクは空気圧で調整可能な注水装置として構成し、
    このレシーバタンクにリチャージウエルを接続するとと
    もに、ディープウエルのレシーバタンクへの接続部には
    取り替え可能なフィルター部を設けたことを特徴とする
    地盤中への注水装置。
  2. 【請求項2】 取り替え可能なフィルター部は、端部に
    フランジ継手を有する管体の内部に細砂を充填し、その
    左右を網体で押さえるものである請求項1記載の地盤中
    への注水装置。
JP4335645A 1992-11-20 1992-11-20 地盤中への注水装置 Expired - Lifetime JP2568963B2 (ja)

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JP4682675B2 (ja) * 2005-04-06 2011-05-11 株式会社大林組 地下水の管理システム及び地下水の管理方法
IT201900007611A1 (it) * 2019-05-30 2020-11-30 Ve I Co Pal S R L Impianto e relativo metodo per idratare un terreno coesivo

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