JP2568930Y2 - 水中ポンプ - Google Patents

水中ポンプ

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JP2568930Y2
JP2568930Y2 JP1992002086U JP208692U JP2568930Y2 JP 2568930 Y2 JP2568930 Y2 JP 2568930Y2 JP 1992002086 U JP1992002086 U JP 1992002086U JP 208692 U JP208692 U JP 208692U JP 2568930 Y2 JP2568930 Y2 JP 2568930Y2
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JP
Japan
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submersible pump
pump
casing
column
impeller
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JP1992002086U
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JPH0561494U (ja
Inventor
聖治 河口
寛治 山本
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、河川等を水利とする
灌漑設備に利用され、特に、長時間運転して土砂が堆積
した後でも引上げが可能な水中ポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】河川等に近接した水田地帯では、従来、
図2に示すようなコラムKを河川の取水部Uである河床
に立設して、このコラムK内の底部Tにモータ2および
ポンプ3からなる水中ポンプ1を設置しており、このポ
ンプ3は、モータ2に直結した羽根車4と、この羽根車
4を取り囲むために吸込みケーシング5およびガイドケ
ーシング6を垂直に連結したポンプケーシング7とで構
成されている。
【0003】河川水Sは、水中ポンプ1のモータ2の駆
動による羽根車4の回転によって、吸込みケーシング5
の吸込口5aからガイドケーシング6の排水口6aを経
て、コラムKの内部に送り込まれる。
【0004】このコラムK内部の河川水Sは、水位が上
昇したのち、コラムKの上端部に連通させた吐出管Hを
経て、水田等の受水溝Mに供給されていた。なお、水中
ポンプ1は、その上端部に設けたアイボルト8に、ロー
プもしくはチェーン等の吊り上げ部材を接続して、一年
ごとの定期点検や三年ないし四年ごとに一回の分解修理
を行うための引上げ作業がなされていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の水中ポ
ンプ1では、ポンプ3の吸込みケーシング5と、ガイド
ケーシング6を連結した外形形状が上下両端部で太く、
中間部では細くなる鼓形となっているために、コラムK
の内周壁との間には、ほぼ弓形断面の隙間Sが形成され
ている。
【0006】したがって、河川水Wのなかに、粒度が多
様に異なる土砂Dを含んでいるとき、この土砂Dは、前
記隙間Sの内部に侵入するとともに、水中ポンプ1の振
動作用やガイドケーシング6の排水口6aの近傍に発生
する河川水Wの渦流作用を受けながら堆積してその圧密
が進行する。
【0007】このことは、隙間Sに堆積した土砂Dが水
中ポンプ1をコラムKの底部Tに固定しようとする楔の
はたらきをするために、水中ポンプ1の引上げ作業がき
わめて困難となる不都合があった。
【0008】ちなみに、水中ポンプに係る先行例として
は、たとえば、実公平1−10480号公報に開示され
ているが、この先行技術は、水中ポンプのケーブル吊下
案内具の改良を目的としたものであって、水中ポンプと
コラム内周壁との間に土砂が堆積しても水中ポンプを容
易に引き上げるように考案されたものではない。
【0009】この考案は、このような従来の事情からみ
て、簡単な構造で、土砂が上記隙間Sの内部に堆積した
後であっても、引上げを容易にした水中ポンプを提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案の水中ポンプ
は、取水部に立設されたコラム内の底部上に設置され
て、その底部からコラム内に吸水するようになった水中
ポンプであって、羽根車を取り囲むガイドケーシングの
下側に吸込みケーシングが垂直に連結されて構成された
ポンプケーシングを有するポンプと、このポンプの羽根
車を回転駆動するモータとを具備し、前記ポンプケーシ
ングの外周が、上側になるにつれて順次拡開した漏斗形
の外被体によって覆われていることを特徴とする
【0011】
【作用】水中ポンプを長期間運転したのち、この水中ポ
ンプの定期点検や分解修理を行うために、ロープ等を結
び付けて水中ポンプを引き上げるとき、水中ポンプとコ
ラム内周壁との間に土砂が堆積していたとしても、上方
へ拡開している漏斗形の外被体によって、水中ポンプが
カバーされているので、水中ポンプをコラムの底部から
容易に取り出すことができる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の一実施例につき、図面を参
照して説明する。
【0013】なお、コラムに水中ポンプを設置した基本
構造については、図2によりすでに述べているので、同
一の部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。
【0014】すなわち、ポンプケーシング7の外周に
は、図1に示すような外被体11が、たとえば四本の上
部取付けビス12と四本の下部取付けビス13により着
脱可能に装着されている。
【0015】外被体11は、コラムK内の底部Tに設置
した水中ポンプ1を、容易に離脱させるために設けられ
たものである。つまり、水中ポンプ1とコラムKの間に
土砂が堆積しないようになされている。外被体11は、
合成樹脂材もしくは、鋼板等を適用して上方に向かって
拡開する漏斗状に形成されている。14はスペーサで、
外被体11の上部とガイドケーシング6の上部との間に
配置されて、上部取付けビス12により外被体11とと
もにガイドケーシング6に固定されている。
【0016】図中の符号20は、ケーブルである。
【0017】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
【0018】水中ポンプ1が長期間にわたって運転され
たのち、この水中ポンプ1の定期点検を行うためにロー
プ等の引上げ部材をアイボルト8に結び付けて水中ポン
プ1を引き上げるとき、水中ポンプ1は外被体11によ
ってカバーされているので、水中ポンプ1は何の抵抗も
なくコラムK内の底部から容易に取り出すことができ
る。外被体11は、上方に拡開する形状であるから、た
とえこの外被体11とコラムKとの間に土砂がつまって
いても、上方へは容易に取り出すことができる。
【0019】
【考案の効果】この考案の水中ポンプは、水中ポンプの
外周形状を形成するポンプケーシングのさらに外周に、
上方へ拡開している漏斗状の外被体が装着されているも
のであるから、水中ポンプとコラムの内周壁との間に土
砂が堆積しても、外被体が上方に拡開する形成であるか
ら、水中ポンプをコラム内部から容易に取り出すことが
できる。
【0020】したがって、水中ポンプの定期点検や分解
修理のための作業性が著しく向上する、という優れた利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中ポンプの主要部を示す縦断面図である。
【図2】水中ポンプの従来例を説明する縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 水中ポンプ 2 モータ 3 ポンプ 4 羽根車 5 吸込みケーシング 6 ガイドケーシング 7 ポンプケーシング 11 外被体 D 土砂 K コラム U 取水部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取水部に立設されたコラム内の底部上に
    設置されて、その底部からコラム内に吸水するようにな
    った水中ポンプであって、 羽根車を取り囲むガイドケーシングの下側に吸込みケー
    シングが垂直に連結されて構成されたポンプケーシング
    を有するポンプと、このポンプの羽根車を回転駆動する
    モータとを具備し、 前記ポンプケーシングの外周が、上側になるにつれて順
    次拡開した漏斗形の外被体によって覆われている ことを
    特徴とする水中ポンプ。
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JPH0561494U JPH0561494U (ja) 1993-08-13
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JPS57140592A (en) * 1981-02-24 1982-08-31 Tsurumi Seisakusho:Kk Drain pump for method of construction with deep well

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JPH0561494U (ja) 1993-08-13

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