JP2568772Y2 - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JP2568772Y2
JP2568772Y2 JP1991013170U JP1317091U JP2568772Y2 JP 2568772 Y2 JP2568772 Y2 JP 2568772Y2 JP 1991013170 U JP1991013170 U JP 1991013170U JP 1317091 U JP1317091 U JP 1317091U JP 2568772 Y2 JP2568772 Y2 JP 2568772Y2
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JP
Japan
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ball
housing
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wall
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JP1991013170U
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忠満 佐藤
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はCRTディスプレイ等の
表示装置に備えられ、画面上のカーソルを位置制御する
座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭64−24447号
公報に示されるように、ハウジングの上面から突出する
ボールを手で回転させることにより、表示画面上のカー
ソルを所望の座標やメニューまで移動させて、その座標
やメニューを入力する座標入力装置が提案されている。
【0003】図4はこの種の従来座標入力装置を示す断
面図である。図4に示されるように筐体3の内壁は略台
形状に形成されており、複数の支持部材9が筐体3の内
壁面に固着され、ボール4を支持している。これらの支
持部材9ではボール4の摺動性を高めるため、支持部材
9とボール4との当接面積を最小化する必要があり、し
たがって、支持部材9は球面状に形成されている。また
ボール4の操作感を良好にするため、ボール4の表面は
鏡面に仕上げられている。
【0004】このような従来座標入力装置にあっては、
筐体3の開口1から突出するボール4を手で回転させる
と、この回転量のX軸方向成分とY軸方向成分とが互い
に直交する回転体5,6に伝達され、これらの回転体
5,6の回転量が検出部7,8によって検出されて、そ
れぞれパルス信号が出力される。したがって、これらの
パルス信号を計数することにより、この座標入力装置に
接続される図示しないディスプレイ上のカーソルを所望
位置に移動することができる。そして、所望の座標やメ
ニューまでカーソルが移動したとき、ボール4の回転を
止め、図示しない入力スイッチを投入することにより、
座標入力やメニュー選択などを行うようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような従来座標入
力装置では、ボール4の手動操作中にボール4に対して
過大な押圧力が加わる場合がある。この場合、ボール4
と筐体3の内壁面に固着した各支持部材9の小さな当接
部に押圧力が集中するので、ボール4の表面に傷や窪み
が発生してしまう。一般にボール4の材質には樹脂が用
いられるので、このような傷等が生じ易い。そして、上
記の押圧力がしばしばボール4に加えられると、ボール
4の摺動性が傷等のために低下するので、良好な操作感
を維持することが困難となる。
【0006】本考案は上記従来の事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、良好な操作性を維持するこ
とが可能な座標入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る座標入力装置は、開口を有するハウジ
ングと、このハウジング内に収納され部が上記開口よ
り突出するボールと互いに直角になるように前記ハウ
ジング内に配置され、前記ボールの回転に連動して回転
する一対の回転体と、これら回転体の回転量を検出する
検出部とを備え、上記ボールを任意方向へ回転すること
により画面上のカーソルを位置制御するようにした座標
入力装置において、前記ハウジングの内壁を略半球面状
に形成し、該ハウジングの内壁には前記ボールの下側を
支持する複数の支持部材を設け、少なくとも1つの支持
部材はハウジング内壁に設けられた挿入孔内に配設され
た弾性部材に支持され、該支持部材が前記弾性部材の弾
性に抗して前記挿入孔内に位置した際に前記ボールの下
側が前記ハウジング内壁に当接するようにしたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】支持部材で支持されているボールに過大な押圧
力が加わった場合、少なくとも1つの支持する弾性部材
が圧縮されることにより、その力を吸収し、ボールに傷
や窪みが発生することを防止する。更に大きな押圧力が
ボールに加わった場合、弾性部材に支持された支持部材
はボールの押圧力により挿入孔内に押込まれ、ボールは
略半球面状に形成されたハウジング内壁に当接する。こ
の結果、ボールの変位量が一定以内に抑えられると共
に、支持する当接面積が大きくなるので、前記押圧力が
分散される。したがって、ボール表面への傷や窪みの発
生を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の実施例に係る座標入力装置の平面
図、図2は座標入力装置の要部断面図、図3は実施例の
ハウジング内壁の要部断面図である。図1および図2に
示すように、本実施例に係る座標入力装置は、円形の開
口1を有する天板2(図1では図示を省略)と、この天
板2の下面に取付けられた筐体3とによりハウジングを
形成し、この筐体3内に収納され一部が開口1より突出
するボール4と、ボール4の回転に連動して回転するロ
ーラ5,6と、両ローラ5,6の各々の回転量を検出す
る検出部7,8と、ボール4を開口1方向に支持する3
つの球形状の支持部材9と、ハウジング内壁10に設け
られた3つの挿入孔11と、各挿入孔11内に配設され
たコイルばね12を備えており、これらのコイルばね1
2はそれぞれ1つの支持部材9を支持している。前記天
板2は例えばキーボードの外殻の一部をなすものであ
り、また、筐体3の中央には略半球形状の凹部がハウジ
ング内壁10として形成されている。なお、このハウジ
ング内壁10の曲率はボール4の曲率より若干大きく設
定されており、ボール4は複数個の球形状の支持部材9
で支持される。
【0010】また、前記ローラ5,6は互いに直角とな
るように筐体3に軸支されており、これらのローラ5,
6の端部に各々連結された前記検出部7,8は磁気式光
学式あるいは機械式のエンコーダからなる。
【0011】次に本実施例の動作を説明する。天板2の
開口1から突出するボール4を手で回転させると、この
回転量のx軸方向成分とy軸方向成分とが互いに直交す
るローラ5,6に伝達され、これらのローラ5,6の回
転量が検出部7,8によって検出される。そして、両検
出部7,8からは回転量を示すパルス信号が出力され、
この出力がマイコン(図示せず)で計数され、ディスプ
レイ(図示せず)上のカーソル(図示せず)はボール4
の回転に応じて移動する。
【0012】ここで、ボール4の手動操作中に、ボール
4に対して過大な押圧力が加わると、各支持部材9を支
持するコイルばね12はこの押圧力により圧縮される。
更にボール4に対して大きな押圧力が加わると、各支持
部材9は各々挿入孔11の内部へ押込まれ、ボール4は
各支持部材9周辺のハウジング内壁10にも当接する
(図3参照)。したがって、このような押圧力がボール
4に加わると、3つの支持部材9のみで通常支持されて
いるときの当接面積よりも大きい当接面積でボール4が
支持される。この結果、ール4に加えられた大きな押
圧力は広い当接面により分散されるので、支持部材9と
ボール4の当接でボール4の表面に傷や窪み等が発生し
てしまうことを防止することができる。
【0013】なお、本実施例では3つの支持部材9の場
合について説明したが、支持部材9の個数は任意に選定
でき、それらの支持部材9のうち少なくとも1つがコイ
ルばね12で支持されていれば所期の目的は達成しう
る。さらに、弾性部材としてはコイルばね12に限られ
ず、例えばユアースプリングのようなものでもかまわな
いものである。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ボールの手動操作中に過大な押圧力がボールに加わった
ときに弾性部材の圧縮によりその押圧力を吸収すること
で、ボール表面の損傷を防止でき、更に大きな押圧力が
加わったときでもボールを支持する当接面積を増加させ
ることでその押圧力を分散できるので、ボール表面の損
傷を防止できる。したがって、ボールの優れた摺動性を
維持でき、このため、ボールの良好な操作感を維持する
ことが可能となる。また、ボール表面の損傷を防止でき
るので、ボール表面の損傷部分がボール摺動時に生じさ
せる操作音を低減できると共に、耐久性に優れた座標入
力装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す平面図。
【図2】図1に示す実施例の2−2線断面図。
【図3】図1に示す実施例のハウジング内壁の要部断面
図。
【図4】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 開口 2 天板(ハウジングの一部) 3 筐体(ハウジングの一部) 4 ボール 5 ローラ 6 ローラ 7 検出部 8 検出部 9 支持部材 10 ハウジング内壁 11 挿入孔 12 コイルばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有するハウジングと、このハウジ
    ング内に収納され部が上記開口より突出するボール
    と、互いに直角になるように前記ハウジング内に配置さ
    れ、前記ボールの回転に連動して回転する一対の回転体
    と、これら回転体の回転量を検出する検出部とを備え、
    上記ボールを任意方向へ回転することにより画面上のカ
    ーソルを位置制御するようにした座標入力装置におい
    て、前記ハウジングの内壁を略半球面状に形成し、該ハ
    ウジングの内壁には前記ボールの下側を支持する複数の
    支持部材を設け、少なくとも1つの支持部材はハウジン
    グ内壁に設けられた挿入孔内に配設された弾性部材に支
    持され、該支持部材が前記弾性部材の弾性に抗して前記
    挿入孔内に位置した際に前記ボールの下側が前記ハウジ
    ング内壁に当接するようにしたことを特徴とする座標入
    力装置。
JP1991013170U 1991-02-15 1991-02-15 座標入力装置 Expired - Lifetime JP2568772Y2 (ja)

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JP1991013170U JP2568772Y2 (ja) 1991-02-15 1991-02-15 座標入力装置

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JP1991013170U JP2568772Y2 (ja) 1991-02-15 1991-02-15 座標入力装置

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Publication Number Publication Date
JPH04104342U JPH04104342U (ja) 1992-09-08
JP2568772Y2 true JP2568772Y2 (ja) 1998-04-15

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ID=31747467

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58182115U (ja) * 1982-05-31 1983-12-05 株式会社島津製作所 3次元出力トラツカ−ボ−ル
DE3320057A1 (de) * 1983-06-03 1984-12-06 Fried. Krupp Gmbh, 4300 Essen Bedienelement
JPS60111219U (ja) * 1983-12-29 1985-07-27 アルプス電気株式会社 X−y方向入力装置
JPH0449716Y2 (ja) * 1986-03-07 1992-11-24
JPH0418039Y2 (ja) * 1987-04-30 1992-04-22

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