JP2568687Y2 - 便器上面部材の支持構造 - Google Patents
便器上面部材の支持構造Info
- Publication number
- JP2568687Y2 JP2568687Y2 JP1991078443U JP7844391U JP2568687Y2 JP 2568687 Y2 JP2568687 Y2 JP 2568687Y2 JP 1991078443 U JP1991078443 U JP 1991078443U JP 7844391 U JP7844391 U JP 7844391U JP 2568687 Y2 JP2568687 Y2 JP 2568687Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- hinge
- toilet seat
- sleeve
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Toilet Supplies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、便座又は便蓋を洋風便
器に回動自在に取り付けた構造に係り、特に便座又は便
蓋のヒンジ部の耐久性を高めるよう改良された便器上面
部材の支持構造に関する。
器に回動自在に取り付けた構造に係り、特に便座又は便
蓋のヒンジ部の耐久性を高めるよう改良された便器上面
部材の支持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２、３に示す如く、便座１や便蓋（図
示略）は、そのヒンジ部１ａが便座ボックス２等の部材
にヒンジシャフト３によって枢着されている。４はヒン
ジ孔である。
示略）は、そのヒンジ部１ａが便座ボックス２等の部材
にヒンジシャフト３によって枢着されている。４はヒン
ジ孔である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】便座や便蓋は、合成樹
脂の射出成形品よりなるものである。この便座や便蓋の
ヒンジ部においては、金型内に射出された合成樹脂がヒ
ンジ孔の外周部分を両側から回り込むようにして流れ
る。このため、合成樹脂流がぶつかった部分にはウェル
ドラインと称される合成樹脂継目部分が存在する。この
ウェルドラインの部分は、他の部分に比べ強度が低い。
従って、ヒンジ部に加えられる応力がウェルドラインに
集中し、ウェルドラインの部分にヒビが入り易い。
脂の射出成形品よりなるものである。この便座や便蓋の
ヒンジ部においては、金型内に射出された合成樹脂がヒ
ンジ孔の外周部分を両側から回り込むようにして流れ
る。このため、合成樹脂流がぶつかった部分にはウェル
ドラインと称される合成樹脂継目部分が存在する。この
ウェルドラインの部分は、他の部分に比べ強度が低い。
従って、ヒンジ部に加えられる応力がウェルドラインに
集中し、ウェルドラインの部分にヒビが入り易い。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の便器上面部材の
支持構造は、便座又は便蓋よりなる便器上面部材が、該
便器上面部材の樹脂製ヒンジ部のヒンジ孔に挿通された
ヒンジシャフトによって洋風便器に支持された便器上面
部材の支持構造において、該ヒンジ孔にスリーブを挿設
し、該スリーブの外周面とヒンジ孔の内周面との間に樹
脂材料よりなる接着剤を介在させたことを特徴とするも
のである。
支持構造は、便座又は便蓋よりなる便器上面部材が、該
便器上面部材の樹脂製ヒンジ部のヒンジ孔に挿通された
ヒンジシャフトによって洋風便器に支持された便器上面
部材の支持構造において、該ヒンジ孔にスリーブを挿設
し、該スリーブの外周面とヒンジ孔の内周面との間に樹
脂材料よりなる接着剤を介在させたことを特徴とするも
のである。
【０００５】
【０００６】
【作用】本考案の便器上面部材の支持構造では、ヒンジ
シャフト外周面とヒンジ孔内周面との間にスリーブが介
在されているため、ヒンジシャフトからヒンジ孔内周面
に伝達される力がスリーブで分散されるようになる。こ
のため、ヒンジ孔内周面に局部的に大きな力が加えられ
ることが防止され、樹脂製ヒンジ部の耐久性が向上され
る。
シャフト外周面とヒンジ孔内周面との間にスリーブが介
在されているため、ヒンジシャフトからヒンジ孔内周面
に伝達される力がスリーブで分散されるようになる。こ
のため、ヒンジ孔内周面に局部的に大きな力が加えられ
ることが防止され、樹脂製ヒンジ部の耐久性が向上され
る。
【０００７】しかも、スリーブとヒンジ孔との密着性が
良く、耐久性がさらに高いものとなっている。
良く、耐久性がさらに高いものとなっている。
【０００８】
【実施例】図１は実施例構造を示すヒンジ部の水平断面
図である。便座１のヒンジ孔４に金属製のスリーブ５が
挿入され、金属製のヒンジシャフト３が該スリーブ５に
挿入されている。このヒンジシャフト３は、便座ボック
ス２の支持孔６に挿入され、これによって便座１が便座
ボックス２に枢着されている。
図である。便座１のヒンジ孔４に金属製のスリーブ５が
挿入され、金属製のヒンジシャフト３が該スリーブ５に
挿入されている。このヒンジシャフト３は、便座ボック
ス２の支持孔６に挿入され、これによって便座１が便座
ボックス２に枢着されている。
【０００９】なお、本実施例では、支持孔６にもスリー
ブ７が挿入されている。また、本実施例では、スリーブ
５、７の外周面と孔４、６の内周面との間に自硬性樹脂
材料などの接着剤が介在されている。
ブ７が挿入されている。また、本実施例では、スリーブ
５、７の外周面と孔４、６の内周面との間に自硬性樹脂
材料などの接着剤が介在されている。
【００１０】かかる便器上面部材の支持構造にあって
は、ヒンジシャフト３から便座１に加えられる応力は、
スリーブ５によってヒンジ孔４の内周面の全体に分散さ
れるようになるため、ヒンジ部１ａに局部的に大きな応
力が加えられることが防止される。このため、ヒンジ部
１ａの耐久性が向上される。
は、ヒンジシャフト３から便座１に加えられる応力は、
スリーブ５によってヒンジ孔４の内周面の全体に分散さ
れるようになるため、ヒンジ部１ａに局部的に大きな応
力が加えられることが防止される。このため、ヒンジ部
１ａの耐久性が向上される。
【００１１】本実施例では、スリーブ７を設けたことに
より、便座ボックス２の支持孔６部分の耐久性も良好で
ある。
より、便座ボックス２の支持孔６部分の耐久性も良好で
ある。
【００１２】上記実施例は便座の支持構造に関するが、
便蓋についても同様の支持構造とできる。なお、スリー
ブやヒンジシャフトは、金属製に限らず、合成樹脂製と
しても良い。
便蓋についても同様の支持構造とできる。なお、スリー
ブやヒンジシャフトは、金属製に限らず、合成樹脂製と
しても良い。
【００１３】上記実施例では、便座１が便座ボックス２
に枢着されているが、便座ボックス以外の部材に対して
も便座や便蓋を同様にして枢支できる。
に枢着されているが、便座ボックス以外の部材に対して
も便座や便蓋を同様にして枢支できる。
【００１４】
【考案の効果】以上の通り、本考案の便器上面部材の支
持構造によると、便座や便蓋のヒンジ部の耐久性が向上
される。
持構造によると、便座や便蓋のヒンジ部の耐久性が向上
される。
【図１】実施例構造を示す水平断面図である。
【図２】便座及び便座ボックスを示す平面図である。
【図３】従来例を示す水平断面図である。
１ 便座 １ａ ヒンジ部 ２ 便座ボックス ３ ヒンジシャフト ４ ヒンジ孔 ５ スリーブ ６ 支持孔 ７ スリーブ
Claims (1)
- 【請求項１】 便座又は便蓋よりなる便器上面部材が、
該便器上面部材の樹脂製ヒンジ部のヒンジ孔に挿通され
たヒンジシャフトによって洋風便器に支持された便器上
面部材の支持構造において、該ヒンジ孔にスリーブを挿
設し、該スリーブの外周面とヒンジ孔の内周面との間に
樹脂材料よりなる接着剤を介在させたことを特徴とする
便器上面部材の支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991078443U JP2568687Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 便器上面部材の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991078443U JP2568687Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 便器上面部材の支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0528297U JPH0528297U (ja) | 1993-04-16 |
| JP2568687Y2 true JP2568687Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=13662190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991078443U Expired - Lifetime JP2568687Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 便器上面部材の支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2568687Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE202007017328U1 (de) * | 2007-12-12 | 2008-02-28 | Villeroy & Boch Ag | Vorrichtung zum Befestigen eines wandhängenden Objektes |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2595561B2 (ja) * | 1987-09-19 | 1997-04-02 | アイシン精機株式会社 | 人体局部洗浄装置 |
| JP3078495U (ja) * | 2000-12-22 | 2001-07-10 | 詮晟實業股▲ふん▼有限公司 | 定量式グルーガン装置 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP1991078443U patent/JP2568687Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0528297U (ja) | 1993-04-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6640349B2 (en) | Toilet seat | |
| JP2568687Y2 (ja) | 便器上面部材の支持構造 | |
| US20030145429A1 (en) | Toilet seat hinge and method of use | |
| JPH02140084U (ja) | ||
| JPS6327022Y2 (ja) | ||
| JPH0393692U (ja) | ||
| JPH029196U (ja) | ||
| JPH0539528Y2 (ja) | ||
| JPH0349715U (ja) | ||
| JPH0320814Y2 (ja) | ||
| JPS5919924Y2 (ja) | ト−ンア−ムの軸受構造 | |
| JPH01143998U (ja) | ||
| JPH0730784Y2 (ja) | シンクと天板との接合構造 | |
| JPH0516983Y2 (ja) | ||
| JPH0336044U (ja) | ||
| JPH0722388Y2 (ja) | 自転車用シートポスト | |
| JPH0295414U (ja) | ||
| JPH0238520U (ja) | ||
| JPS63195178U (ja) | ||
| JPH04101688U (ja) | シヤツター式浴槽蓋 | |
| JPH0288732U (ja) | ||
| JPH0454314U (ja) | ||
| JPH01102533U (ja) | ||
| JPS63151704U (ja) | ||
| JPS63117423U (ja) |