JP2568664B2 - 製パン機 - Google Patents

製パン機

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JP2568664B2
JP2568664B2 JP63324078A JP32407888A JP2568664B2 JP 2568664 B2 JP2568664 B2 JP 2568664B2 JP 63324078 A JP63324078 A JP 63324078A JP 32407888 A JP32407888 A JP 32407888A JP 2568664 B2 JP2568664 B2 JP 2568664B2
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kneading
container
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bread
temperature
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弘文 仲倉
守雄 柴田
政博 小山
龍夫 鷲崎
繁 山口
道夫 平岡
康治 河合
孝博 大下
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気炊飯器と同様なタイマー製パンが可能
な家庭用の製パン機に関する。
従来の技術 一般に、家庭における製パンは練り機,発酵器,伸し
棒,オーブン等を利用し、温度と時間の困難な管理を熟
練的に行なうことにより初めて成功している。この熟練
を要する製パン作業を、炊飯器のように電気的に自動化
するために、従来から第3図に示すような家庭用の電気
製パン機が提案されている。
すなわち、第3図に示す従来の製パン機は、本体ケー
ス1の内部にシャーシ2を有す、このシャーシ2にモー
タ3,ヒータ4および外周に断熱材5を配した焼成室6が
固定されている。そしてこの焼成室6には練り羽根7を
有する練り容器8が着脱自在に装着され、前記モータ3
の駆動によりベルト9,プーリ10,11を介して練り羽根7
が減速回転する。また、焼成室6の上方には内蓋12を有
する蓋体13が開閉自在に装備されており、さらに練り容
器8への給水器14が設けられている。
また前記練り容器8の温度は温度検知部15により検知
され、そして前記モータ3,ヒータ4あるいは給水器14等
を制御する制御装置16の制御条件の設定は入力装置(図
示せず)から行なわれる。
このように構成した従来の製パン機は、練り容器8内
に水を除くパン材料を投入して、前記入力装置(図示せ
ず)から希望する焼き上がり時刻や制御条件等を入力し
ておくと、所定の時刻になれば、給水器14およびモータ
3の運転が開始され、そして前記温度検知部15により練
り容器8の温度が検知されながら練り工程が進行し、そ
れが所定温度に達するか、または所定時間になるとモー
タ3は停止して発酵工程に入る。この発酵工程では練り
容器8の温度によってヒータ4による温度制御が行なわ
れるとともに、モータ3の回転によるガス抜き処理等が
繰り返されて発酵が進行し、そして所定時間経過後、前
記ヒータ4に通電されて焼成工程に入り、所定時間後、
製パンが完了するものである。
発明が解決しようとする課題 このような従来の製パン機では、練り容器8に材料を
入れてからモータ3を駆動し、練り羽根7を回転させる
と、練り容器8を装着する嵌合体17に取り付けられた軸
受18や、練り容器8に取り付けられた軸受19から発生し
た熱は、練り容器8の底部筒状嵌合部20と嵌合体17で囲
まれた空間部20の温度を上昇させる。これにより、これ
らの熱は練り容器8の温度を上昇させ、練り容器8内の
材料温度をも上昇させてしまう。パン生地の練りは通常
28℃前後で止めるため、温度上昇が早いと練り不足のま
ま練り工程を終了してしまうことになり、その結果、良
好なパンが得られないという問題点を有していた。ま
た、これらの問題を解決するため、練り上げ温度のみを
発酵温度よりも高く設定して練り不足を解消するという
手段も行なわれているが、やはり発酵時の温度が高いと
過発酵気味となり、良好なパンが得られないという問題
点があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、練り工
程中に回転駆動部で発生した熱が練り容器内のパン生地
に悪影響を与えることのない製パン機を提供することを
目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の製パン機は、練り
羽根を内部に有する練り容器と、前記り羽根を回転駆動
させるモータと、前記練り容器を内底部に着脱可能に装
着するための嵌合体を設けた焼成室とを備え、前記嵌合
体を前記焼成室の底部に凹状になるように固定し、この
嵌合体の底面または側面に、焼成室の外部に通ずる貫通
孔を形成したものである。
作用 本発明は上記した構成としているため、嵌合体および
練り容器に取り付けられた軸受から発生した熱は、嵌合
体に形成された貫通孔からすみやかに焼成室の外部へ排
出されることにより、したがって練り容器内のパン生地
は、練り工程中に回転駆動部で発生した熱の影響を受け
にくくなるものである。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第1図は本発明の一実施例における製パン機の縦
断面図を示したもので、この第1図に示すように、本体
ケース30の内部下方にシャーシ31が配設され、このシャ
ーシ31にはモータ32が固定されており、このモータ32の
シャフトの一端にはモータ32自身の冷却用ファン33が固
定され、かつ他端には小プーリ34が固定され、前記冷却
用ファン33の周囲には冷却効率を高めるためのファンガ
イド35が固定されている。さらに前記シャーシ31には軸
受36を介して大プーリ37が軸支され、これと反対側の軸
端にはコネクタ38が固定され、ベルト39を介して前記小
プーリ34と大プーリ37が回転可能に結合されている。
また、前記シャーシ31にはスイッチレバー40が軸41を
中心に回動自在に軸支されており、スイッチ42が前記ス
イッチレバー40の一端の上部に位置するように取付けら
れているとともに、貫通孔72を底面に形成し、かつ練り
容器55を嵌合装着するための円筒状の嵌合体43,焼成室4
4およびその周囲を覆う遮熱板45が固定されている。ま
た、前記焼成室44には、壁面に碍子46を介して止め金具
47によりヒータ48が固定され、さらに容器固定ばね49お
よび弾性的に支持された温度検知部50が固定されてい
る。また、内底部に軸受51を介して一方に容器コネクタ
52を固定し、かつ他方に着脱自在に練り羽根53が装着で
きる羽根軸54を軸支した練り容器55は、円筒状の嵌合体
43および容器固定ばね49によって前記焼成室44内に着脱
自在に嵌合装着されている。そして、前記練り容器55
は、その装着時に温度検知部50に圧接して装着されると
ともに、上端部には提げ手56が取付けられている。ま
た、前記焼成室44は上部が固定部材57に固定され、さら
に本体ケース30の上枠58が前記固定部材57に固定されて
いるとともに、シャーシ31にも固定されている。
前記焼成室44の横上面の内部には、駆動装置59と、軸
60により回転自在に軸支された開閉板63を駆動させる伝
達板61が設けられており、開閉自在なイーストの容器蓋
62と、同じく開閉自在な開閉板63を固定した回転軸64を
装着してなるイースト容器65が、本体ケース30の内蓋66
を取付けた蓋カバー67を有する蓋体68に形成されてい
る。なお、68aはイースト容器65の設置位置と駆動位置5
9の設置位置を隔離するための隔壁で、この隔壁68aは焼
成室69の直上部とそれ以外の蓋体を分離するように形成
されている。70は焼き上がり時刻等の設定入力用のスイ
ッチパネルであり、71はその入力および温度検知部50の
入力情報を基に、モータ32,ヒータ48等の制御条件を決
定し、出力するための制御装置である。
このように構成した本発明の電気製パン機は、まず、
練り羽根53を装着してイースト菌を除く小麦粉や水等の
製パン材料を入れた練り容器55を、焼成室44内にセット
して蓋体68を閉め、そしてイースト容器65に所定量のイ
ーストを入れ、その状態でスイッチパネル70によってパ
ンの焼き上がり時刻をセットする。
このような状態とすることによって、ある所定の時間
が経過するとモータ32がプーリ34,ベルト39および大プ
ーリ37の駆動系を介してコネクタ38を回転させ、それに
より容器コネクタ52が駆動されて練り容器55内の練り羽
根53を回転させ、製パン材料が練られる。そしてこの練
り工程の所定時間が経過すると、蓋体68の内部に設けた
駆動装置59に通電され、そして伝達板61が横に駆動さ
れ、それによって回転軸64が動作して開閉板63を開き、
イースト容器65内のイーストを練り容器55内に落下させ
て投入する。これにより、イーストは他の材料ととも
に、所定時間混練される。この混練工程が終了すると、
制御装置71のプロセス制御に基づき、かつ温度検知部50
が検知した温度情報により、ヒータ48で練り容器55の温
度を調整しながら、一次発酵、ガス抜き、成形発酵およ
び焼成等の各工程を自動的に行なって設定時刻にパンが
焼きあげられるものである。
また本発明の一実施例においては、特に練り容器55を
嵌合装着するための円筒状の嵌合体43を焼成室44の底部
に凹状になるように固定し、この嵌合体43の底面に、焼
成室44の外部に通ずる貫通孔72を形成しているため、練
り工程中に回転駆動部で発生した熱は、前記嵌合体43の
底面に形成した貫通孔72から焼成室44の外部へすみやか
に排出されることになり、その結果、練り容器55内のパ
ン生地は、前記回転駆動部で発生した熱の影響を受けに
くくなるため、パン生地をよく強く練成することがで
き、これにより安定した良好な製パンが可能となるもの
である。
第2図は本発明の他の実施例を示したもので、この実
施例においては、シャーシ31aにモータ32aと焼成室44a
を固定し、かつ前記焼成室44aの底部中央には第1図で
示した本発明の一実施例と同様に、練り容器55a内の練
り羽根53aを回転駆動させる動力伝達装置を装備してい
る。また練り容器55aを嵌合装着するための嵌合体43a
は、焼成室44aの底面より下方に突出するように、すな
わち、凹状になるように上部を焼成室44aの底面に固定
しているもので、貫通孔72aは、嵌合体43aの軸心を中心
として、モータ32aと反対側の側面に形成して、モータ3
2a側の側面の肉厚を薄く形成している。この構成によれ
ば、モータ32aが焼成室44aより下方に配設されていて
も、モータ32aの排気熱の貫通孔72aからの逆流を防止す
ることが可能になるとともに、嵌合体43aの軸受51aで発
生した熱やモータ32aから受ける熱の伝導による練り容
器55aの温度上昇も防止することが可能になるものであ
る。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明の製パン
機は、練り羽根を内部に有する練り容器と、前記練り羽
根を回転駆動させるモータと、前記練り容器を内底部に
着脱可能に装着するための嵌合体を設けた焼成室とを備
え、前記嵌合体を前記焼成室の底部に凹状になるように
固定し、この嵌合体の底面または側面に焼成室の外部に
通ずる貫通孔を形成しているため、練り工程中に回転駆
動部で発生した熱は、嵌合体に形成された貫通孔からす
みやかに焼成室の外部へ排出されることになり、その結
果、練り容器内のパン生地は、前記回転駆動部で発生し
た熱の影響を受けにくくなるため、パン生地を強く練成
することができ、これにより安定した良好な製パンが可
能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す製パン機の縦断面図、
第2図は本発明の他の実施例を示す製パン機の要部拡大
断面図、第3図は従来の製パン機の側断面図である。 32,32a……モータ、43,43a……嵌合体、44,44a……焼成
室、51,51a……軸受、53,53a……練り羽根、55,55a……
練り容器、72,72a……貫通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷲崎 龍夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山口 繁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 平岡 道夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 河合 康治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 大下 孝博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】練り羽根を内部に有する練り容器と、前記
    練り羽根を回転駆動させるモータと、前記練り容器を内
    底部に着脱可能に装着するための嵌合体を設けた焼成室
    とを備え、前記嵌合体を前記焼成室の底部に凹状になる
    ように固定し、この嵌合体の底面または側面に、焼成室
    の外部に通ずる貫通孔を形成した製パン機。
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