JP2568654Y2 - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JP2568654Y2
JP2568654Y2 JP1992036507U JP3650792U JP2568654Y2 JP 2568654 Y2 JP2568654 Y2 JP 2568654Y2 JP 1992036507 U JP1992036507 U JP 1992036507U JP 3650792 U JP3650792 U JP 3650792U JP 2568654 Y2 JP2568654 Y2 JP 2568654Y2
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bar
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佳昭 柳川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、従来のシリンダ錠より
もキーコード数(鍵違い数)を多くすることができるシ
リンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダ錠は、キーに押されたタンブラ
ピンの端面がシリンダ錠のシャーラインに一致したとき
に解錠可能になるので、タンブラピンの長さが異なれば
シリンダ錠のキーコードが異なることになるが、実際に
は、1個のタンブラピンで数個のコード数しかとれない
ので、複数のタンブラピンの組合せでもシリンダ錠のコ
ード数には限度があった。
【0003】キーコード数は、タンブラピンの数,タン
ブラピンの段差(タンブラピンの長さの相違),鍵孔の
種類(鍵孔の形状)により決まり、タンブラピンの数や
タンブラピンの段差を増加するとシリンダ錠が大きくな
り、鍵孔の種類を増加しようとすると、鍵孔の加工に使
用される高価なブローチを増加しなければならず、加工
設備費に大きな負担がかかる。
【0004】又、例えばホテルのドアなどに取り付けら
れるシリンダ錠は、盗難予防の立場からキーコードを変
更する必要があり、可変コード型のシリンダ錠が望まし
い。かかる問題を解決するために、特開昭57−606
9号公報,特開昭57−2951号公報に記載された技
術などが提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】然し、上記の公報に記
載されたシリンダ錠は、一般のシリンダ錠より鍵違い数
が増加するものの、未だ不十分であり、もっと鍵違い数
を増加させることが望まれ、更に、キーコードを変換で
きる型式のものも望まれる。本考案はかかる課題を解決
することを目的としており、シリンダ錠を大きくするこ
となく極めて多くの鍵違い数を設けることができ、キー
コードを変換できる型式にすることができるシリンダを
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のシリンダ錠は、筒状のケースの内周面に、
サイドバーが係脱するバー係止用凹溝と上記ケースの長
手方向に配列される複数のドライバピン孔を設け、該ド
ライバピン孔にドライバピンと該ドライバピンをケース
内周面より突出する方向に付勢するばねを設け、上記
ースの内周面に回動可能に嵌挿されるプラグに鍵孔と
該鍵孔に開口し上記ドライバピン孔に連通する複数のタ
ンブラピン孔と上記鍵孔の上記タンブラピン孔を挟む両
側面に開口する複数のラック収容孔と該ラック収容孔に
連通するピニオン収容室を設け、上記タンブラピン孔に
タンブラピンを挿入し、上記ラック収容孔にラックと該
ラックを鍵孔方向に付勢するラック用ばねを挿入し、上
記ピニオン収容室内に回動可能に支承される軸に、上記
ラックにそれぞれ噛合し外周面にバー嵌合凹部を形成し
たピニオンを固着し、上記ピニオン収容室より上記プラ
グの外周面に貫通するバー収容孔にサイドバーを挿入
し、該サイドバーを上記プラグの外周面より突出する方
向に付勢するサイドバー用ばねを設け、上記鍵孔に挿入
されキーに、上記複数のタンブラピンをそれぞれシャ
ーラインと一致させるまで押動するタンブラピン押動面
を配列して設け、該タンブラピン押動面の列の両側に、
上記複数のラックをそれぞれ押動しラックを介して上記
ピニオンの嵌合凹部をサイドバーと一致させるラック押
動面を配列して設けたことを特徴とするものである。
【0007】或いは、本考案のシリンダ錠を可変コード
型にするために、筒状のケースの内周面に、サイドバー
が係脱するバー係止用凹溝を設け、上記ケースの後部端
に軸係入用孔を有する後部蓋を固着し、上記ケースの内
周面に回動可能に嵌挿されるプラグに、鍵孔と該鍵孔に
開口する複数のラック収容孔と該ラック収容孔に連通す
るピニオン収容室を設け、 上記ラック収容孔に複数のラ
ックと該ラックを鍵孔方向に付勢するラック用ばねを挿
入し、 上記ピニオン収容室より上記プラグの外周面に貫
通するバー収容孔にサイドバーを挿入し、該サイドバー
を上記プラグの外周面より突出する方向に付勢するサイ
ドバー用ばねを設け、 上記ピニオン収容室に回動可能且
スライド可能に支承される軸に、上記ラックに噛合し
外周面にバー嵌合凹部を形成したピニオンと、軸付勢用
ばねにより上記後部蓋の反対方向に付勢されるスライダ
を固着し、上記軸の端部に、上記軸係入用孔に係脱可能
なテーパ形状部を形成し、上記鍵孔に挿入されキー
に、上記複数のラックをそれぞれ押動しラックを介して
上記ピニオンの嵌合凹部をサイドバーと一致させるラッ
ク押動面を配列し、上記スライダを押動する方向に摺動
可能な押動部とを設け、 上記スライダが上記押動部に押
動されたときに上記テーパ形状部が上記軸係入用孔に進
し、上記ラックと上記ピニオンとの噛合が解除される
ように構成する
【0008】
【作用】 上記のように構成されたシリンダ錠は、施錠状
態でキーが挿入されていないときには、サイドバー用ば
ねに押圧されたサイドバーの先端部がバー係合用凹溝に
係入している。
【0009】、ラック用ばねに押されたラックの端部
が鍵孔に突出し、ラックに噛合するピニオンは、バー嵌
合凹部がサイドバーの後端部を受入できない位置に回動
しているので、サイドバーの先端部はバー係合用凹溝に
係入した状態に保持され、プラグは回動不能である。
ン用ばねに押されたドライバピンの先端がタンブラ孔に
係入し、上記サイドバーと共に、プラグの回動を阻止し
ている。
【0010】以上のような施錠状態において、正規のキ
ーコードを有するキーを鍵孔に挿入すると、キーに押さ
れたラックがラック用ばねの付勢力に抗して移動し、ラ
ックに噛合するピニオンが回動し、バー嵌合凹部に位置
がサイドバーの後端部を受入可能な位置になる。一方、
キーのタンブラピン押動面に押されたタンブラピンがド
ライバーピンを押しながら移動し、タンブラピンの端面
がプラグの外周面(シャーライン)と一致する。
【0011】従って、プラグは回動可能になり、プラグ
を解錠角度に向けて回動すると、先端に斜面を有するサ
イドバーがバー係合用凹溝から脱し、サイドバーの後端
部がバー嵌合凹部に嵌入し、ピニオンが回動不能に且つ
ラックが移動不能に保持される。プラグを解錠角度まで
回動するとシリンダ錠は解錠される。
【0012】可変コード型の場合においても、シリンダ
錠の施錠及び解錠操作は上記と同様である。この可変コ
ード型のシリンダ錠のコードを変更するには、鍵孔に可
変キーを挿入し、可変キーを解錠角度に回動すると、プ
ラグと共に回動した軸が、後部蓋の軸係入孔に挿入可能
な位置に移動する。このような状態で、可変キーの押動
部を摺動させてスライダを押動すると、スライダと共に
軸及びピニオンが移動し、ピニオンとラックの噛み合い
が外れると共に、軸の端部のテーパ形状部が、後部蓋の
軸係入用孔に係入する。
【0013】次に、可変キーに代えて別のコードを有す
る二次キーを鍵孔に挿入すると、二次キーに押されたラ
ックが移動する。次に、二次キーによりプラグを回動す
ると、テーパ形状部が軸係入用孔より離脱し、軸がスラ
イドして旧位置に復帰し、ピニオンが、移動した位置に
あるラックと噛み合うので、シリンダ錠が二次キーに合
ったコードに変更される。
【0014】
【実施例】本考案の実施例を、多数のキーコード数(鍵
違い数)を有し、タンブラピン併用型で且つ可変コード
型のシリンダ錠について、図面を参照しながら説明す
る。図1はシリンダ錠の縦断面図、図2は図1のA−A
断面図、図3はシリンダ錠の正面図、図4はシリンダ錠
の背面図、図5は図1のB−B断面図である。図1にお
いて、ケース1は筒形状に形成され、内周面1aの後端
部(図1において右端部)に、中央の孔2aに延設され
る2個の軸係入用孔2bを有する後部蓋3が固着される
(図4参照)。
【0015】ケース1には内周面1aから外周面1bに
貫通する複数のドライバピン孔4が設けられ、外周面1
bにドライバピン孔4を閉塞する閉塞板5が固着され、
各ドライバピン孔4に、ドライバピン6が挿入され、ド
ライバピン6と閉塞板5との間にピン用ばね7が挿入さ
れる(図1参照)。従って、ドライバピン6は内周面1
aから突出する方向に付勢される。
【0016】内周面1a内には、プラグ8と、プラグ8
に固着されプラグ8の後端部を構成するホルダ9が、回
動可能に挿入される(図2参照)。プラグ8には、図1
2に示すキーKの輪郭と同形状の鍵孔10が設けられる
(図3参照)。キーKは、図12で上面となる端面に、
後述する各タンブラピン13を押動するタンブラピン押
動面aがキーKの長手方向に配列して設けられ、タンブ
ラピン押動面aの列の両側には、後述する各ラック17
を押動するラック押動面bの列がキーKの長手方向に配
列して設けられ、図3において鍵孔10の上側内壁面の
ほぼ中央に設けられた溝11にタンブラピン押動面aが
挿入される。
【0017】そして、プラグ8には、溝11よりプラグ
8の外周面に貫通し、ドライバピン孔4に相対するタン
ブラピン孔12が設けられ(図1参照)、タンブラピン
孔12にはタンブラピン13が挿入される。又、鍵孔1
0の上面の両側によりプラグ外周面8aに貫通する複数
のラック収容孔14と、鍵孔10に対して平行な2個の
ピニオン収容室15が設けられ、ピニオン収容室15は
ラック収容孔14に連通する(図2,図5参照)。 プ
ラグ8の外周面8aには、ラック収容孔14を閉塞する
閉塞ピン16が嵌着され、ラック収容孔14に挿入され
るラック17と閉塞ピン16との間にラック用ばね18
が挿入される(図5参照)。従って、ラック17は鍵孔
10に突出する方向に付勢される。
【0018】ホルダ9には、ホルダ9の後面に開口する
2個の凹部19と、凹部19よりホルダ9の前面に貫通
する軸受用孔20と、2個の凹部19を連結する連結孔
21と、ホルダ9の前面に凹設されるばね収容凹部22
が設けられる。そして、ピニオン収容室15の前壁に設
けられた軸用孔23とホルダ9の軸受用孔20に軸24
が回動可能且つスライド可能に支承され、軸24の端部
に設けられた頭部24aが凹部19に収容される(図2
参照)。
【0019】頭部24aの先端には、軸係入用孔2に係
脱可能な円錐形のテーパ形状部25が形成され、頭部2
4aの外周面に環状溝26が形成される。又、連結孔2
1に2個の鋼球27が挿入され、両鋼球27の間に押圧
ばね28が挿入される(図2参照)。従って、鋼球27
は頭部24aに圧接し、軸24がスライドしてテーパ形
状部25が軸係入用孔2に係入したときに、鋼球27が
環状溝26に係入するようになっている。
【0020】両軸にはそれぞれ各ラック17に噛合可能
なピニオン29が固着され(図2参照)、ピニオン29
の外周面にバー嵌合凹部30が形成され(図5参照)、
両軸24には、鍵孔10に突出するスライダ31の両端
部が固着され、スライダ31とホルダ9のばね収容凹部
22の間に軸付勢用ばね32が挿入される(図2参
照)。従って軸24は、図2において左方向に付勢さ
れ、軸24が左方向にスライドしたときに、各ピニオン
29がラック17に噛合する。
【0021】ケース1の内周面1aの相対する位置に、
断面形状がV字形のバー係止用凹溝33が設けられる。
一方、ピニオン収容室15からプラグ8の外周面8aの
両側にそれぞれ貫通するバー収容孔34に、先端が斜面
に形成され、バー係止用凹溝33に係入可能な先端部を
有し、バー嵌合凹部30に嵌入可能な後端部を有するサ
イドバー35がバー収容孔34に収容される(図5参
照)。
【0022】サイドバー35とプラグ8の間,及びサイ
ドバー35とホルダ9との間に、それぞれサイドバー用
ばね36が挿入される(図2参照)。従って、サイドバ
ー35は、ケース1の内周面1aに圧接する方向に付勢
され、サイドバー35の位置がバー係止用凹溝33の位
置に重なったときに、バー係止用凹溝33に係入する
(図5参照)。
【0023】プラグ8の外周面8aには、図5に示すよ
うに、底付きの孔37が穿設され、底付きの孔37にク
リック用ばね38と先端が円形に形成されたクリック用
ピン39が挿入される。そして、プラグ8が施錠角度と
なったときに、クリック用ピン39はケース1に設けら
れた係止用孔40に係入し、プラグ8が回転すると係止
用孔40から抜け出たクリック用ピン39がケース1の
内周面1aに滑り接触し、プラグ8が解錠角度となった
ときに、クリック用ピン39がケース1に設けられた係
止用孔41に係入する(図5参照)。
【0024】以上のように設けられたシリンダ錠の作用
を、施錠状態と解錠動作、タンブラピン併用型の場合の
動作、可変コード型の場合の動作の順に説明する。先
ず、シリンダ錠の施錠状態においては、プラグ8が施錠
角度にあるので、サイドバー用ばね36に押圧されたサ
イドバー35の先端部がケース1の内周面1aのバー係
合用凹溝33に係入し、プラグ8は回動不能である(図
5参照)。
【0025】又、ラック用ばね18に押されたラック1
7の下端部が鍵孔10の上部両側に突出している。軸2
4は、軸付勢用ばね32により図2において左側に押さ
れており、ラック17に噛合するピニオン29は、バー
嵌合凹部30がサイドバー35の後端部を受入できない
位置に回動しているので、サイドバー35は後退不能で
あり、サイドバー35はバー係合用凹溝33に係入した
状態に保持され、プラグ8は回動不能な施錠状態にあ
る。
【0026】タンブラピン併用型の場合には、上記の施
錠状態に対して更に次の状態が加わる。ピン用ばね7に
押されたドライバピン6の先端がタンブラピン孔12に
係入し、ドライバピン6がプラグ8の回動を阻止する。
ドライバピン6の断面積は大きく、プラグ8に加わる外
部からの回動力に対して大きな耐剪断力を持つので、プ
ラグ8の回動を阻止するサイドバー35を保護する効果
がある。
【0027】以上のような施錠状態において、正規のキ
ーコードを有するキーK1 を鍵孔10に挿入すると、キ
ーK1 のラック押動面bに押されたラック17がラック
用ばね18の付勢力に抗して移動し、ラック17に噛合
するピニオン29が回動し、バー嵌合凹部30の位置が
サイドバー35の後端部を受入可能な位置になる(図
6,図7参照)。 タンブラピン併用型の場合には、更
に、キーK1 のタンブラピン押動面aに押されたタンブ
ラピン12がドライバーピン6を押しながら移動し、タ
ンブラピン12の端面がプラグ8の外周面(シャーライ
ン)8aと一致する。
【0028】従って、鍵孔10に挿入したキーK1 によ
り、プラグ8を解錠角度に向けて回動すると、先端に斜
面を有するサイドバー35がバー係合用凹溝から脱して
プラグ8内に没入し、サイドバー35の後端部がバー嵌
合凹部30に嵌入し、プラグ8は回動可能になる。サイ
ドバー35に拘束されたピニオン29が回動不能になる
ため、ラック17も移動不能になる。
【0029】プラグ8の回動により、クリックピン39
も係止孔40から脱し、サイドバー35と共に内周面1
aを滑り接触する。プラグ8が解錠角度になると、クリ
ックピン39が係止孔41に係入してプラグ8が解錠角
度に軽く保持される(図8参照)。プラグ8を中立位置
(施錠角度と解錠角度との中間位置)に向けて戻すと、
クリックピン39は係止孔41を脱して内周面1aに滑
り接触し、プラグ8が中立位置に復帰すると、キーK1
を抜き取ることができる。
【0030】可変コード型のシリンダ錠においても、シ
リンダ錠の施錠及び解錠操作は上記と同様である。可変
コード型のシリンダ錠のコードを変更するには、先ず、
可変キーCKを使用する。可変キーCKは、キーK1
長手方向に貫通孔42を穿設し、貫通孔42にピン形状
の押動部43を摺動可能に挿入したキーであり(図9,
図10参照)、鍵孔10への挿入並びにプラグ8の回動
したときのシリンダ錠の動作はキーK1 の場合と同様で
ある。
【0031】可変キーCKによりプラグ8を解錠角度に
回動すると、軸24の頭部24aの位置が後部蓋3の軸
係入孔2bの位置に重なる。次に、可変キーCKの押動
部43を摺動させてスライダ31を押動すると、スライ
ダ31と共に軸24及びピニオン29が、図10におい
て右方に移動し、ピニオン29とラック17の噛み合い
が外れると共に、軸24の端部のテーパ形状部25が、
後部蓋3の軸係入用孔2bに係入する。
【0032】次に、差し込んだ可変キーCKを抜取り、
ラック押動面bの高さが異なる二次キー(図示しない)
を挿入すると、二次キーに押されたラック17の高さが
変わる。次に、二次キーによりプラグ8を回動すると、
軸係入用孔2bに当接するテーパ形状部25が軸係入用
孔2bより離脱し、軸24が左側にスライドして旧位置
に復帰し、ピニオン29が、移動した位置にあるラック
17と噛み合うので、シリンダ錠が二次キーに合ったコ
ードに変更される。
【0033】図11は可変キーの他の実施例を示し、可
変キーCKの貫通孔42,押動部43の変わりに、キー
の一部分を構成し、キーに対して摺動可能な押動部44
を設けた可変キーCK′を鍵孔10に挿入し、解錠角度
まで回動した後に押動部44を右方向に移動してスライ
ダ31を押動するものである。
【0034】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、ピニオンのバー嵌合凹部の位置が、サイドバーの位
置に一致しない限りシリンダ錠は解錠しないので、ラッ
クの移動量が僅かに違っても鍵違いとなる。従って、
数のラックを設けることにより鍵違い数が多くなり、同
様に複数のタンブラピンによって鍵違い数が更に多くな
るので、シリンダ錠の鍵違い数が極めて多くなる。プラ
グの長手方向に配列されたタンブラピン孔の列の両側に
ラックを配列することにより、シリンダ錠は極めて多数
の鍵違い数を有するにも拘らずコンパクトに構成さる。
、タンブラピンがラックを保護するのでシリンダ錠が
補強される効果があり、可変コード型のシリンダ錠で
は、必要に応じてキーコードを容易に変更できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダ錠の縦断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】シリンダ錠の正面図である。
【図4】シリンダ錠の背面図である。
【図5】図1のB−B断面図である。
【図6】キーが挿入されたシリンダ錠の縦断面図であ
る。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】プランジャが解錠角度に回動した場合の図6の
C−C断面図である。
【図9】可変キーが挿入されたシリンダ錠の縦断面図で
ある。
【図10】図9の横断面図である。
【図11】他の可変キーが挿入されたシリンダ錠の縦断面
図である。
【図12】キーの輪郭を示す略図である。
【符号の説明】
K キー CK 可変キー 1 ケース 1a 内周面 2b 軸係入用孔 3 後部蓋 4 ドライバピン孔 6 ドライバピン 8 プラグ 8a 外周面 9 ホルダ 10 鍵孔 12 タンブラピン孔 13 タンブラピン 14 ラック収容孔 15 ピニオン収容室 17 ラック 18 ラック用ばね 24 軸 25 テーパ形状部 28 押圧ばね 29 ピニオン 30 バー嵌合凹部 31 スライダ 32 軸付勢用ばね 33 バー係止用凹溝 34 バー収容孔 35 サイドバー 36 サイドバー用ばね 39 クリックピン 42 貫通孔 43,44 押動部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のケースの内周面に、サイドバーが
    係脱するバー係止用凹溝と上記ケースの長手方向に配列
    される複数のドライバピン孔を設け、該ドライバピン孔
    にドライバピンと該ドライバピンをケース内周面より突
    出する方向に付勢するばねを設け、 上記ケースの内周面に回動可能に嵌挿されるプラグに
    鍵孔と該鍵孔に開口し上記ドライバピン孔に連通する複
    数のタンブラピン孔と上記鍵孔の上記タンブラピン孔を
    挟む両側面に開口する複数のラック収容孔と該ラック収
    容孔に連通するピニオン収容室を設け、 上記タンブラピン孔にタンブラピンを挿入し、上記ラッ
    ク収容孔にラックと該ラックを鍵孔方向に付勢するラッ
    ク用ばねを挿入し、上記ピニオン収容室内に回動可能に
    支承される軸に、上記ラックにそれぞれ噛合し外周面に
    バー嵌合凹部を形成したピニオンを固着し、 上記ピニオン収容室より上記プラグの外周面に貫通する
    バー収容孔にサイドバーを挿入し、該サイドバーを上記
    プラグの外周面より突出する方向に付勢するサイドバー
    用ばねを設け、 上記鍵孔に挿入されキーに、上記複数のタンブラピン
    をそれぞれシャーラインと一致させるまで押動するタン
    ブラピン押動面を配列して設け、該タンブラピン押動面
    の列の両側に、上記複数のラックをそれぞれ押動しラッ
    クを介して上記ピニオンの嵌合凹部をサイドバーと一致
    させるラック押動面を配列して設けたことを特徴とする
    シリンダ錠。
  2. 【請求項2】 筒状のケースの内周面に、サイドバーが
    係脱するバー係止用凹溝を設け、 上記ケースの後部端に軸係入用孔を有する後部蓋を固着
    し、 上記ケースの内周面に回動可能に嵌挿されるプラグに、
    鍵孔と該鍵孔に開口する複数のラック収容孔と該ラック
    収容孔に連通するピニオン収容室を設け、上記ラック収
    容孔に複数のラックと該ラックを鍵孔方向に付勢するラ
    ック用ばねを挿入し、上記ピニオン収容室より上記プラ
    グの外周面に貫通するバー収容孔にサイドバーを挿入
    し、該サイドバーを上記プラグの外周面より突出する方
    向に付勢す るサイドバー用ばねを設け、 上記ピニオン収容室に回動可能且つ スライド可能に支承
    される軸に、上記ラックに噛合し外周面にバー嵌合凹部
    を形成したピニオンと、軸付勢用ばねにより上記後部蓋
    の反対方向に付勢されるスライダを固着し、上記軸の端
    部に、上記軸係入用孔に係脱可能なテーパ形状部を形成
    し、 上記鍵孔に挿入されキーに、上記複数のラックをそれ
    ぞれ押動しラックを介して上記ピニオンの嵌合凹郎をサ
    イドバーと一致させるラック押動面を配列し、上記スラ
    イダを押動する方向に摺動可能な押動部とを設け、 上記スライダが上記押動部に押動されたときに 上記テー
    パ形状部が上記軸係入用孔に進入し、上記ラックと上記
    ピニオンとの噛合が解除されることを特徴とするシリン
    ダ錠。
JP1992036507U 1992-05-29 1992-05-29 シリンダ錠 Expired - Lifetime JP2568654Y2 (ja)

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JP1992036507U JP2568654Y2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 シリンダ錠

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JPS576069A (en) * 1980-06-11 1982-01-12 Goal Kk Tumbler lock
JPS5922031B2 (ja) * 1981-05-08 1984-05-23 美和ロツク株式会社 合鍵の変換可能なレバ−タンブラ−シリンダ−錠

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