JP2568519Y2 - 遠隔制御式調圧装置 - Google Patents

遠隔制御式調圧装置

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JP2568519Y2
JP2568519Y2 JP1992055168U JP5516892U JP2568519Y2 JP 2568519 Y2 JP2568519 Y2 JP 2568519Y2 JP 1992055168 U JP1992055168 U JP 1992055168U JP 5516892 U JP5516892 U JP 5516892U JP 2568519 Y2 JP2568519 Y2 JP 2568519Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ポンプの吐出圧等の
調圧を行う遠隔制御式調圧装置に係り、詳しくは構造を
簡単化された遠隔制御式調圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常のポンプは、調圧値を調整自在な調
整弁を吐出側へ接続され、吐出圧を調整されるようにな
っている。しかし、ポンプの高圧化に伴い、ポンプ吐出
圧が増大するするので、作業者が、調整弁の個所で調圧
値を調整することは、危険が増大する。したがって、安
全のため、調圧弁の調圧値を遠隔制御可能にすることが
望ましい。
【0003】調圧値を遠隔制御する従来の調圧装置で
は、加圧空気、油圧又は電気を利用している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】加圧空気、油圧、又は
電気を利用して、調圧値を遠隔制御する方式は、ダイヤ
フラム機構やモータ等のアクチュエータを必要とし、装
置が複雑、かつ大掛かりになる。
【0005】この考案の目的は、アクチュエータを省略
して、構造を簡単化することができる遠隔制御式調圧装
置を提供し、かつ作業者による誤った調圧値調整を防止
し、かつその調圧値の調整限界を簡単に変更できるよう
にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この考案の遠隔
制御式調圧装置(10)は次の(a)〜(f)の構成要
素を有している。 (a)被調圧口(18)側の圧力と付勢手段(36)の
付勢力を対抗的に受け被調圧口(18)と排出口(2
0)との接続を制御する弁体(30) (b)付勢手段(36)の軸方向へ変位自在であり軸方
向位置に従って付勢手段(36)の予荷重を変化させる
変位体(38) (c)回転により軸方向へ変位し変位体(38)の軸方
向位置を変化させるねじ部材(46) (d)ハンドル(72)の回転をねじ部材(46)へ伝
達するフレキシブルワイヤ(76) (e)フレキシブルワイヤ(76)から伝達された回転
力により回転する軸部材(56) (f)一端側においてねじ部材(46)に軸方向へ相対
移動自在でかつ一体回転的に嵌合可能な有底孔(66)
をもち他端側において軸方向位置を調整自在に軸部材
(56)に一体回転的に取り付けられる嵌合部材(6
0)
【0007】
【作用】この考案の遠隔制御式調圧装置(10)では、
作業者がハンドル(72)を回転操作すると、ハンドル
(72)の回転はフレキシブルワイヤ(76)を介して
ねじ部材(46)へ伝達される。ねじ部材(46)は、
回転に伴い、軸方向へ変位して、変位体(38)の軸方
向位置を変更する。この結果、付勢手段(36)の予荷
重が変化し、弁体(30)の開弁圧、すなわち遠隔制御
式調圧装置(10)の調圧値が変化し、また前記フレキ
シブルワイヤ(76)の回転は、フレキシブルワイヤ
(76)、軸部材(56)及び嵌合部材(60)を介し
てねじ部材(46)へ伝達され、ねじ部材(46)を回
転させる。ねじ部材(46)は、回転に伴い、軸方向位
置を変化する。ねじ部材(46)は、その端部(50)
を有底孔(66)の底面(68)に当接すると、回転を
阻止され、ハンドル(72)の回転も阻止され、付勢手
段(36)の予荷重も、ねじ部材(46)の制限された
軸方向位置に対応する値に制限される。すなわち、嵌合
部材(60)とねじ部材(46)との嵌合長さで圧力範
囲が設定可能となる。
【0008】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図1は遠隔制御式調圧装置10の構造図である。
遠隔制御式調圧装置10は、調圧部12と、調圧部12
から離れた個所に配設される遠隔制御部14とを備え
る。調圧部12において、ボデー16は、ポンプの吐出
口へ接続される被調圧口18と、余液を放出する余液口
20と、被調圧口18及び余液口20へ連通する装填孔
22とを有している。装填孔22内には、上側から順番
に、弁体ケース24、通孔付きリング25及び弁座26
が嵌挿され、ガイド28は、弁体ケース24の中心孔に
嵌挿されて、棒状の弁体30を弁座26に就座自在に軸
方向へ案内する。
【0009】ばねケース32は、装填孔22を封鎖する
ように、ボデー16の上面側に固定されている。ばねガ
イド34、皿ばね列36及びばね座38はそれぞれ下側
及び上側の配列でばねケース32内に収容され、ボール
40は、弁体30の上端とばねガイド34の下端との間
に介在し、ばね座38はばねケース32内を軸方向へ摺
動自在になっている。
【0010】ブラケット42は、ばねケース32の上面
に載置され、ボルト44を介してばねケース32に固定
される。調節ボルト46は、軸部48及び上端の頭部5
0を有し、軸部48において、ばねケース32の上壁部
に螺合しつつ、ブラケット42の下壁部及びばねケース
32の上壁部を貫通し、軸部48の下端をばね座38の
上面に当接させている。ウォーム減速機52は、ウォー
ム軸としての水平方向の入力軸54と、入力軸54にか
み合うナット(図示せず)を軸方向へ相対変位自在に嵌
挿されるスクリュ軸としての鉛直方向の出力軸56とを
有する周知の構造であり、ボルト58を介してブラケッ
ト42の上部に固定されている。ソケット60は、調節
ボルト46の頭部50にかぶせられるキャップ部62
と、出力軸56に嵌合する筒部64とを有し、凹所66
は、頭部50とほぼ同一輪郭及び同一寸法の正六角形の
横断面で筒部64の内周側に画定されて、頭部50に一
体回転的にかつ軸方向へ相対移動自在に嵌合している。
凹所66の開口側から底面68までの寸法は、頭部50
の高さより大きく、頭部50は、底面68に当接するま
で、凹所66内を上昇自在となっている。固定ボルト7
0は、筒部64の軸方向位置を調整自在に筒部64を出
力軸56に固定する。
【0011】遠隔制御部14において、ハンドル72
は、取っ手74を備え、回転自在に軸支されている。フ
レキシブルワイヤ76は、ハンドル72の回転を調圧部
12のウォーム減速機52の入力軸54へ伝達する。
【0012】図2はフレキシブルワイヤ76の構造図で
ある。フレキシブルワイヤ76は、両端部においてハン
ドル72の軸部及びソケット82に固定されるワイヤ部
78と、ワイヤ部78を被覆する被覆材80とを有して
いる。ソケット82は、入力軸54の端部に一体回転的
に嵌合し、固定される。
【0013】遠隔制御式調圧装置10の作用について説
明する。ポンプの吐出圧、したがって被調圧口18の液
圧が、皿ばね列36の予荷重に対応する値、すなわち設
定された調圧値より小さいときは、弁体30は、皿ばね
列36の付勢力により弁座26に押圧され、閉止状態に
なっている。これにより、液体が被調圧口18から余液
口20へ導かれることはなく、被調圧口18の液圧は保
持される。これに対し、ポンプの液圧が、設定された調
圧値より大きくなると、弁体30は、皿ばね列36の付
勢力に抗して、弁座26から離れ、開き状態になる。こ
れにより、被調圧口18の液体が余液口20へ導かれ、
被調圧口18の液圧が低下する。この結果、被調圧口1
8の液圧は、皿ばね列36の予荷重に対応する設定され
調圧値に維持される。
【0014】作業者が、取っ手74を把持して、ハンド
ル72を回転させると、ハンドル72の回転はフレキシ
ブルワイヤ76を介して入力軸54へ伝達される。入力
軸54の回転は、ウォーム減速機52内で減速されて、
出力軸56へ伝達され、ソケット60を回転させる。調
節ボルト46は、ソケット60の回転に伴って回転し、
ばねケース32の上壁部における螺合部分の変更により
ばねケース32に対して上下動し、ばね座38の軸方向
位置を変化させる。これにより、皿ばね列36の軸方向
長さが増減し、皿ばね列36の予荷重が変化して、弁体
30の開弁圧、すなわち調圧値が調整される。ばね座3
8が下降する程、皿ばね列36の予荷重が増大し、遠隔
制御式調圧装置10の調圧値は増大する。
【0015】調節ボルト46は、ソケット60のキャッ
プ部62の凹所66の底面68への頭部50の当接によ
り最大高さを制限される。すなわち、調節ボルト46の
頭部50が底面68へ当接すると、調節ボルト46は、
それ以上の上昇を阻止されるとともに、回転を阻止さ
れ、これにより、ハンドル72の回転も不能となって、
作業者は、最小調圧値に達したことを知る。固定ボルト
70を緩めて、出力軸56におけるソケット60の軸方
向位置を変更することにより、凹所66の底面68の高
さが変化し、この結果、調節ボルト46の最高位置も変
化し、遠隔制御式調圧装置10の最小調圧値が調整され
る。また、調節ボルト46はソケット60の凹所66と
の嵌合外れにより最小高さを制限される。すなわち、調
節ボルト46の回動は停止し、ばね座38の下降は止ま
り、これにより調圧値の最大が制限される。したがっ
て、嵌合解除の位置を所定位置に定めることにより、遠
隔操作をたとえ誤ったとしても、調圧値を一定範囲内と
することができる。
【0016】
【考案の効果】この考案の遠隔制御式調圧装置では、フ
レキシブルワイヤを介してハンドルの回転をねじ部材に
伝達して、ねじ部材の回転に因る軸方向位置の変化によ
り変位体を軸方向変位させ、弁体の開弁圧を決める付勢
手段の予荷重を調整するようになっている。したがっ
て、ダイヤフラム機構やモータ等のアクチュエータを省
略して、遠隔制御式調圧装置の構成を簡単化することが
できると共に、作業者が、誤って、調圧値を所定範囲を
超えて調整した場合は、ねじ部材が嵌合部材の有底孔の
底面に当接して、ハンドルのそれ以上の回転操作が阻止
されるようになっている。したがって、作業者の誤った
調圧値調整を防止するとともに、この調整範囲の限界
も、軸部材における嵌合部材の軸方向の取付位置を変更
することにより簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠隔制御式調圧装置の構造図である。
【図2】フレキシブルワイヤの構造図である。
【符号の説明】
10 遠隔制御式調圧装置 18 被調圧口 20 余液口(排出口) 30 弁体 36 皿ばね列(付勢手段) 38 ばね座(変位体) 46 調節ボルト(ねじ部材) 50 頭部(端部) 56 出力軸(軸部材) 60 ソケット(嵌合部材) 66 凹所(有底孔) 68 底面 72 ハンドル 76 フレキシブルワイヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調圧口(18)側の圧力と付勢手段
    (36)の付勢力を対抗的に受け前記被調圧口(18)
    と排出口(20)との接続を制御する弁体(30)と、
    前記付勢手段(36)の軸方向へ変位自在であり軸方向
    位置に従って前記付勢手段(36)の予荷重を変化させ
    る変位体(38)と、回転により軸方向へ変位し前記変
    位体(38)の軸方向位置を変化させるねじ部材(4
    6)と、ハンドル(72)の回転を前記ねじ部材(4
    6)へ伝達するフレキシブルワイヤ(76)とを有して
    おり、前記フレキシブルワイヤ(76)から伝達された
    回転力により回転する軸部材(56)と、一端側におい
    て前記ねじ部材(46)に軸方向へ相対移動自在でかつ
    一体回転的に嵌合可能な有底孔(66)をもち他端側に
    おいて軸方向位置を調整自在に前記軸部材(56)に一
    体回転的に取り付けられる嵌合部材(60)とを有して
    いることを特徴とする遠隔制御式調圧装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6162681A (ja) * 1984-09-03 1986-03-31 Daikin Ind Ltd リリ−フ弁
JPS63187781U (ja) * 1987-05-26 1988-12-01
JP2737018B2 (ja) * 1989-12-04 1998-04-08 本田技研工業株式会社 流体コック装置

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