JPH0610675U - 遠隔制御式調圧装置 - Google Patents
遠隔制御式調圧装置Info
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- JPH0610675U JPH0610675U JP5516892U JP5516892U JPH0610675U JP H0610675 U JPH0610675 U JP H0610675U JP 5516892 U JP5516892 U JP 5516892U JP 5516892 U JP5516892 U JP 5516892U JP H0610675 U JPH0610675 U JP H0610675U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイヤフラムやモータ等のアクチュエータを
省略した構造の遠隔制御式調圧装置10を提供する。 【構成】 弁体30は、被調圧口18側の液圧を受け、被調
圧口18と余液口20との接続を制御する。皿ばね列36は、
ばね座38の軸方向位置に応じて、予荷重を調整されて、
弁体30の開弁圧を変更する。調節ボルト46は、ばねケー
ス32に螺合して、軸部48をばね座38に当接させている。
ハンドル72の回転は、フレキシブルワイヤ76を介して調
圧部12のウォーム減速機52へ伝達され、さらに、ウォー
ム減速機52において減速されてから、調節ボルト46へ伝
達される。
省略した構造の遠隔制御式調圧装置10を提供する。 【構成】 弁体30は、被調圧口18側の液圧を受け、被調
圧口18と余液口20との接続を制御する。皿ばね列36は、
ばね座38の軸方向位置に応じて、予荷重を調整されて、
弁体30の開弁圧を変更する。調節ボルト46は、ばねケー
ス32に螺合して、軸部48をばね座38に当接させている。
ハンドル72の回転は、フレキシブルワイヤ76を介して調
圧部12のウォーム減速機52へ伝達され、さらに、ウォー
ム減速機52において減速されてから、調節ボルト46へ伝
達される。
Description
【0001】
この考案は、ポンプの吐出圧等の調圧を行う遠隔制御式調圧装置に係り、詳し くは構造を簡単化された遠隔制御式調圧装置に関するものである。
【0002】
通常のポンプは、調圧値を調整自在な調整弁を吐出側へ接続され、吐出圧を調 整されるようになっている。 しかし、ポンプの高圧化に伴い、ポンプ吐出圧が増大するするので、作業者が 、調整弁の個所で調圧値を調整することは、危険が増大する。したがって、安全 のため、調圧弁の調圧値を遠隔制御可能にすることが望ましい。
【0003】 調圧値を遠隔制御する従来の調圧装置では、加圧空気、油圧又は電気を利用し ている。
【0004】
加圧空気、油圧、又は電気を利用して、調圧値を遠隔制御する方式は、ダイヤ フラム機構やモータ等のアクチュエータを必要とし、装置が複雑、かつ大掛かり になる。
【0005】 請求項1の考案の目的は、アクチュエータを省略して、構造を簡単化すること ができる遠隔制御式調圧装置を提供することである。 請求項2の考案の目的は、請求項1の遠隔制御式調圧装置において、作業者に よる誤った調圧値調整を防止し、かつその調圧値の調整限界を簡単に変更できる ようにすることである。
【0006】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 請求項1の遠隔制御式調圧装置(10)は次の(a)〜(d)の構成要素を有して いる。 (a)被調圧口(18)側の圧力と付勢手段(36)の付勢力を対抗的に受け被調圧口(1 8)と排出口(20)との接続を制御する弁体(30) (b)付勢手段(36)の軸方向へ変位自在であり軸方向位置に従って付勢手段(36) の予荷重を変化させる変位体(38) (c)回転により軸方向へ変位し変位体(38)の軸方向位置を変化させるねじ部材 (46) (d)ハンドル(72)の回転をねじ部材(46)へ伝達するフレキシブルワイヤ(76)
【0007】 請求項2の遠隔制御式調圧装置(10)は、さらに、次の(e)及び(f)の構成 要素を有している。 (e)フレキシブルワイヤ(76)から伝達された回転力により回転する軸部材(56) (f)一端側においてねじ部材(46)に軸方向へ相対移動自在でかつ一体回転的に 嵌合可能な有底孔(66)をもち他端側において軸方向位置を調整自在に軸部材(56) に一体回転的に取り付けられる嵌合部材(60)
【0008】
請求項1の遠隔制御式調圧装置(10)では、作業者がハンドル(72)を回転操作す ると、ハンドル(72)の回転はフレキシブルワイヤ(76)を介してねじ部材(46)へ伝 達される。ねじ部材(46)は、回転に伴い、軸方向へ変位して、変位体(38)の軸方 向位置を変更する。この結果、付勢手段(36)の予荷重が変化し、弁体(30)の開弁 圧、すなわち遠隔制御式調圧装置(10)の調圧値が変化する。
【0009】 請求項2の遠隔制御式調圧装置(10)では、フレキシブルワイヤ(76)の回転は、 フレキシブルワイヤ(76)、軸部材(56)及び嵌合部材(60)を介してねじ部材(46)へ 伝達され、ねじ部材(46)を回転させる。ねじ部材(46)は、回転に伴い、軸方向位 置を変化する。ねじ部材(46)は、その端部(50)を有底孔(66)の底面(68)に当接す ると、回転を阻止され、ハンドル(72)の回転も阻止され、付勢手段(36)の予荷重 も、ねじ部材(46)の制限された軸方向位置に対応する値に制限される。すなわち 、嵌合部材(60)とねじ部材(46)との嵌合長さで圧力範囲が設定可能となる。
【0010】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図1は遠隔制御式調圧装置10の構造図である。遠隔制御式調圧装置10は、調圧 部12と、調圧部12から離れた個所に配設される遠隔制御部14とを備える。調圧部 12において、ボデー16は、ポンプの吐出口へ接続される被調圧口18と、余液を放 出する余液口20と、被調圧口18及び余液口20へ連通する装填孔22とを有している 。装填孔22内には、上側から順番に、弁体ケース24、通孔付きリング25及び弁座 26が嵌挿され、ガイド28は、弁体ケース24の中心孔に嵌挿されて、棒状の弁体30 を弁座26に就座自在に軸方向へ案内する。
【0011】 ばねケース32は、装填孔22を封鎖するように、ボデー16の上面側に固定されて いる。ばねガイド34、皿ばね列36及びばね座38はそれぞれ下側及び上側の配列で ばねケース32内に収容され、ボール40は、弁体30の上端とばねガイド34の下端と の間に介在し、ばね座38はばねケース32内を軸方向へ摺動自在になっている。
【0012】 ブラケット42は、ばねケース32の上面に載置され、ボルト44を介してばねケー ス32に固定される。調節ボルト46は、軸部48及び上端の頭部50を有し、軸部48に おいて、ばねケース32の上壁部に螺合しつつ、ブラケット42の下壁部及びばねケ ース32の上壁部を貫通し、軸部48の下端をばね座38の上面に当接させている。ウ ォーム減速機52は、ウォーム軸としての水平方向の入力軸54と、入力軸54にかみ 合うナット(図示せず)を軸方向へ相対変位自在に嵌挿されるスクリュ軸として の鉛直方向の出力軸56とを有する周知の構造であり、ボルト58を介してブラケッ ト42の上部に固定されている。ソケット60は、調節ボルト46の頭部50にかぶせら れるキャップ部62と、出力軸56に嵌合する筒部64とを有し、凹所66は、頭部50と ほぼ同一輪郭及び同一寸法の正六角形の横断面で筒部64の内周側に画定されて、 頭部50に一体回転的にかつ軸方向へ相対移動自在に嵌合している。凹所66の開口 側から底面68までの寸法は、頭部50の高さより大きく、頭部50は、底面68に当接 するまで、凹所66内を上昇自在となっている。固定ボルト70は、筒部64の軸方向 位置を調整自在に筒部64を出力軸56に固定する。
【0013】 遠隔制御部14において、ハンドル72は、取っ手74を備え、回転自在に軸支され ている。フレキシブルワイヤ76は、ハンドル72の回転を調圧部12のウォーム減速 機52の入力軸54へ伝達する。
【0014】 図2はフレキシブルワイヤ76の構造図である。フレキシブルワイヤ76は、両端 部においてハンドル72の軸部及びソケット82に固定されるワイヤ部78と、ワイヤ 部78を被覆する被覆材80とを有している。ソケット82は、入力軸54の端部に一体 回転的に嵌合し、固定される。
【0015】 遠隔制御式調圧装置10の作用について説明する。 ポンプの吐出圧、したがって被調圧口18の液圧が、皿ばね列36の予荷重に対応 する値、すなわち設定された調圧値より小さいときは、弁体30は、皿ばね列36の 付勢力により弁座26に押圧され、閉止状態になっている。これにより、液体が被 調圧口18から余液口20へ導かれることはなく、被調圧口18の液圧は保持される。 これに対し、ポンプの液圧が、設定された調圧値より大きくなると、弁体30は、 皿ばね列36の付勢力に抗して、弁座26から離れ、開き状態になる。これにより、 被調圧口18の液体が余液口20へ導かれ、被調圧口18の液圧が低下する。この結果 、被調圧口18の液圧は、皿ばね列36の予荷重に対応する設定され調圧値に維持さ れる。
【0016】 作業者が、取っ手74を把持して、ハンドル72を回転させると、ハンドル72の回 転はフレキシブルワイヤ76を介して入力軸54へ伝達される。入力軸54の回転は、 ウォーム減速機52内で減速されて、出力軸56へ伝達され、ソケット60を回転させ る。調節ボルト46は、ソケット60の回転に伴って回転し、ばねケース32の上壁部 における螺合部分の変更によりばねケース32に対して上下動し、ばね座38の軸方 向位置を変化させる。これにより、皿ばね列36の軸方向長さが増減し、皿ばね列 36の予荷重が変化して、弁体30の開弁圧、すなわち調圧値が調整される。ばね座 38が下降する程、皿ばね列36の予荷重が増大し、遠隔制御式調圧装置10の調圧値 は増大する。
【0017】 調節ボルト46は、ソケット60のキャップ部62の凹所66の底面68への頭部50の当 接により最大高さを制限される。すなわち、調節ボルト46の頭部50が底面68へ当 接すると、調節ボルト46は、それ以上の上昇を阻止されるとともに、回転を阻止 され、これにより、ハンドル72の回転も不能となって、作業者は、最小調圧値に 達したことを知る。固定ボルト70を緩めて、出力軸56におけるソケット60の軸方 向位置を変更することにより、凹所66の底面68の高さが変化し、この結果、調節 ボルト46の最高位置も変化し、遠隔制御式調圧装置10の最小調圧値が調整される 。また、調節ボルト46はソケット60の凹所66との嵌合外れにより最小高さを制限 される。すなわち、調節ボルト46の回動は停止し、ばね座38の下降は止まり、こ れにより調圧値の最大が制限される。したがって、嵌合解除の位置を所定位置に 定めることにより、遠隔操作をたとえ誤ったとしても、調圧値を一定範囲内とす ることができる。
【0018】
請求項1の遠隔制御式調圧装置では、フレキシブルワイヤを介してハンドルの 回転をねじ部材に伝達して、ねじ部材の回転に因る軸方向位置の変化により変位 体を軸方向変位させ、弁体の開弁圧を決める付勢手段の予荷重を調整するように なっている。したがって、ダイヤフラム機構やモータ等のアクチュエータを省略 して、遠隔制御式調圧装置の構成を簡単化することができる。
【0019】 請求項2の考案では、作業者が、誤って、調圧値を所定範囲を超えて調整した 場合は、ねじ部材が嵌合部材の有底孔の底面に当接して、ハンドルのそれ以上の 回転操作が阻止されるようになっている。したがって、作業者の誤った調圧値調 整を防止するとともに、この調整範囲の限界も、軸部材における嵌合部材の軸方 向の取付位置を変更することにより簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠隔制御式調圧装置の構造図である。
【図2】フレキシブルワイヤの構造図である。
10 遠隔制御式調圧装置 18 被調圧口 20 余液口(排出口) 30 弁体 36 皿ばね列(付勢手段) 38 ばね座(変位体) 46 調節ボルト(ねじ部材) 50 頭部(端部) 56 出力軸(軸部材) 60 ソケット(嵌合部材) 66 凹所(有底孔) 68 底面 72 ハンドル 76 フレキシブルワイヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 被調圧口(18)側の圧力と付勢手段(36)の
付勢力を対抗的に受け前記被調圧口(18)と排出口(20)と
の接続を制御する弁体(30)と、前記付勢手段(36)の軸方
向へ変位自在であり軸方向位置に従って前記付勢手段(3
6)の予荷重を変化させる変位体(38)と、回転により軸方
向へ変位し前記変位体(38)の軸方向位置を変化させるね
じ部材(46)と、ハンドル(72)の回転を前記ねじ部材(46)
へ伝達するフレキシブルワイヤ(76)とを有していること
を特徴とする遠隔制御式調圧装置。 - 【請求項2】 前記フレキシブルワイヤ(76)から伝達さ
れた回転力により回転する軸部材(56)と、一端側におい
て前記ねじ部材(46)に軸方向へ相対移動自在でかつ一体
回転的に嵌合可能な有底孔(66)をもち他端側において軸
方向位置を調整自在に前記軸部材(56)に一体回転的に取
り付けられる嵌合部材(60)とを有していることを特徴と
する請求項1記載の遠隔制御式調圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992055168U JP2568519Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 遠隔制御式調圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992055168U JP2568519Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 遠隔制御式調圧装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610675U true JPH0610675U (ja) | 1994-02-10 |
JP2568519Y2 JP2568519Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=12991208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992055168U Expired - Fee Related JP2568519Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 遠隔制御式調圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568519Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6162681A (ja) * | 1984-09-03 | 1986-03-31 | Daikin Ind Ltd | リリ−フ弁 |
JPS63187781U (ja) * | 1987-05-26 | 1988-12-01 | ||
JPH03177675A (ja) * | 1989-12-04 | 1991-08-01 | Honda Motor Co Ltd | 流体コック装置 |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP1992055168U patent/JP2568519Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6162681A (ja) * | 1984-09-03 | 1986-03-31 | Daikin Ind Ltd | リリ−フ弁 |
JPS63187781U (ja) * | 1987-05-26 | 1988-12-01 | ||
JPH03177675A (ja) * | 1989-12-04 | 1991-08-01 | Honda Motor Co Ltd | 流体コック装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP2568519Y2 (ja) | 1998-04-15 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |