JP2568520Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JP2568520Y2
JP2568520Y2 JP1992055169U JP5516992U JP2568520Y2 JP 2568520 Y2 JP2568520 Y2 JP 2568520Y2 JP 1992055169 U JP1992055169 U JP 1992055169U JP 5516992 U JP5516992 U JP 5516992U JP 2568520 Y2 JP2568520 Y2 JP 2568520Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、調圧弁と安全弁とを
装備する弁装置に係り、詳しくは省スペース化及び安全
性向上を図ることができる弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポンプ装置では、ポンプの吐出圧を一定
値に調整する調整弁と共に、調圧弁の故障時等の安全を
確保するため、安全弁が装備される。従来のポンプ装置
では、調圧弁及び安全弁は、別体として製作されている
とともに、個々にポンプ吐出側へ接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のポン
プ装置の問題点は次のとおりである。 (a)調圧弁及び安全弁が個々にポンプ吐出側へ接続さ
れるため、個々に接続口が必要となるとともに、全体の
配置スペースが増大する。 (b)安全弁を高圧ポンプ装置に使用する場合、万一の
破裂に備え、高圧がかかる安全弁のボデー部の耐圧強度
を相当程度増大させる必要が生じる。 (c)耐圧校正機により取付ねじを回して、安全弁を設
定するので、安全弁の設定が煩雑になる。
【0004】この考案の目的は、上述(a),(b)及
び(c)の問題点を解消した弁装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。弁装置(10)
は、ボデー(16)は、被調圧口(18)と、この被調
圧口(18)へ調圧部組込孔(22)を介して連通する
調圧弁用放出口(20)と、被調圧口(18)へ高圧逃
がし部組込孔(24)を介して連通する安全弁用放出口
(26)とを備えている。被調圧口(18)の圧力に応
動した被調圧口(18)と調圧弁用放出口(20)との
接続制御により被調圧口(18)における調圧を行う調
圧部(28)は調圧部組込孔(22)へ組み込まれてい
る。被調圧口(18)が調圧部(28)による調圧値よ
り大きい所定圧になると被調圧口(18)を安全弁用放
出口(26)へ開放する高圧逃がし部(63)は高圧逃
がし部組込孔(24)へ組み込まれている。
【0006】また弁装置(10)は、環状シール材(6
2)は高圧逃がし部組込孔(24)において高圧逃がし
部(63)より奥側に配設され、高圧逃がし部(63)
は高圧逃がし部組込孔(24)に遊嵌されている。フラ
ンジ(72)は、ボデー(16)の外面に着脱自在に固
定されて、高圧逃がし部(63)を高圧逃がし部組込孔
(24)の奥へ押圧している。
【0007】
【作用】この考案の弁装置(10)において、被調圧口
(18)の流体は、その圧力に応動した調圧部(28)
の作動による被調圧口(18)と調圧弁用放出口(2
0)との接続の制御により、圧力を調整され、所定の圧
力を維持する。調圧部(28)等の故障等のために、被
調圧口(18)の圧力が異常上昇すると、高圧逃がし部
(63)が、作動して、被調圧口(18)の流体を安全
弁用放出口(26)へ逃がし、被調圧口(18)の圧力
の異常上昇を抑える。万一、高圧逃がし部(63)が破
損した場合は、高圧逃がし部(63)の破損物及び高圧
流体は、ボデー(16)の高圧逃がし部組込孔(24)
に受けられて、外部への飛散を防止される。
【0008】またこの考案の弁装置(10)では、高圧
逃がし部(63)は、環状シール材(62)を高圧逃が
し部組込孔(24)に挿入されてから、高圧逃がし部組
込孔(24)に嵌挿される。フランジ(72)は、ボデ
ー(16)の外面側に当てられ、固定され、高圧逃がし
部(63)を高圧逃がし部組込孔(24)の奥へ押圧す
る。環状シール材(62)は、高圧逃がし部(63)と
高圧逃がし部組込孔(24)の底面部との間に挟圧さ
れ、シールを行う。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図1は弁装置10の垂直断面図である。弁装置1
0は、調圧弁12と安全弁14とを備え、例えば高圧洗
浄機等に装備され、公知の構造の調圧弁12のボデー1
6を利用して安全弁14が組み付けられる構造となって
いる。調圧弁12において、ボデー16は、往復ポンプ
82(図2)の吐出側へ接続されている被調圧口18
と、戻し管路を接続される余液口20とを相互に反対側
の側面に有し、調圧部組込孔22は、調圧弁12の上面
から下方へ形成され、底面及び側面の個所からそれぞれ
被調圧口18及び余液口20へ連通している。高圧逃が
し部組込孔24は、余液口20が形成されているボデー
16の側面において余液口20より下側の位置から被調
圧口18の方へ形成され、底面の個所から被調圧口18
へ連通するとともに、側面の個所からボデー16の下面
の安全弁用放出口26へ連通している。
【0010】調圧部28は、下側から上側へ順番に配列
された弁座30、通孔付きリング32及び弁体ケース3
4を含み、調圧部組込孔22内に組み込まれる。調圧部
28は、さらに、弁体ケース34の中心部に嵌挿される
ガイド36、及びガイド36により鉛直方向へ案内され
て弁座30に就座自在となっている弁体38とを有して
いる。
【0011】ばね筒40は、フランジ部42においてボ
デー16の上面に当てられて、調圧部組込孔22を覆
い、ばね筒40内には、下側から順番にばね案内44、
皿ばね列46及びばね座48が嵌挿されている。ボール
50は弁体38とばね案内44との間に介在し、ボール
52はばね筒40においてばね座48の上面側に配設さ
れている。皿ばね列46はばね案内44を介して弁体3
8を弁座30の方へ付勢し、ばね座48はばね筒40内
を摺動自在である。
【0012】調節ボルト54は、上部において水平方向
へ張り出して作業者が把持するハンドル56と、ハンド
ル56の中心部から下方へ延びてばね筒40の上壁に螺
合、貫通するとともに下端においてボール52に当接す
る軸部58とを有している。ロックナット60は、軸部
58に螺合し、ばね筒40の上面への接触状態では調節
ボルト54の回転を阻止する。
【0013】安全弁14では、環状パッキン62が高圧
逃がし部組込孔24のに嵌挿され、高圧逃がし部63
は、環状パッキン62側から順番に配列される弁座押え
64、弁座66及び弁部ケース68を含み、高圧逃がし
部組込孔24内へ嵌挿されている。弁座押え64は、さ
らに、弁棒74を含み、弁座押え64及び弁部ケース6
8は、相互に螺合して、弁座66を挟圧している。弁座
66及び弁部ケース68の外径は、それらが嵌挿されて
いる高圧逃がし部組込孔24の各部位の径より少し小さ
く、高圧逃がし部63は高圧逃がし部組込孔24に遊嵌
状態になっている。
【0014】ばね筒70は、高圧逃がし部組込孔24を
覆うように、フランジ72においてボデー16の側面に
当てられ、ボルト90(図2)によりボデー16に固定
される。弁棒74はばね筒70内にも延び、ばね列76
は、ばね筒70内に嵌挿されているとともに、弁棒74
に貫通され、一端側において弁棒74の段部78に当接
している。調節ボルト80は、弁棒74の端部を軸方向
へ相対変位自在に嵌入されつつ、ばね筒70の端壁部に
螺合し、ばね列76の他端側に当接している。
【0015】図2は弁装置10が往復ポンプ82に組付
けられた状態の概略斜視図である。往復ポンプ82はク
ランクケース84及びポンプヘッド86を備え、調圧弁
12のボデー16は、ボデー16の被調圧口18が往復
ポンプ82の吐出口へ接続されるように、ポンプヘッド
86の側面に当てられて、ボルト88によりポンプヘッ
ド86に固定されている。ボルト90は安全弁14のば
ね筒70のフランジ72をボデー16の側面に着脱自在
に固定する。ボルト92は調圧弁12のばね筒40のフ
ランジ部42をボデー16の上面に着脱自在に固定す
る。
【0016】弁装置10の作用について説明する。安全
弁14を調圧弁12のボデー16に組み込む場合は、環
状パッキン62を高圧逃がし部組込孔24の奥へ入れて
から、高圧逃がし部63を高圧逃がし部組込孔24へ嵌
入する。高圧逃がし部63は、各部の外径が高圧逃がし
部組込孔24の対応部位の径より少し小さく、高圧逃が
し部組込孔24に遊嵌されるようになっているので、高
圧逃がし部組込孔24内に円滑に嵌入される。その後、
ばね筒70が高圧逃がし部組込孔24を覆うように、ば
ね筒70のフランジ72を、ボデー16の側面に当て、
ボルト90によりボデー16に固定する。高圧逃がし部
63はフランジ72により高圧逃がし部組込孔24の奥
へ押圧され、環状パッキン62は挟圧状態になる。
【0017】調圧弁12が正常に作動している場合は、
安全弁14は、弁棒74がばね列76に付勢力により弁
座66に就座し、閉止状態になっており、被調圧口18
の液体は調圧弁12により調圧される。調圧弁12の液
圧が調圧値より低いときは、弁体38は皿ばね列46の
付勢力により弁座30に就座し、調圧弁12は閉となっ
ている。これにより、被調圧口18と余液口20との連
通は断たれ、被調圧口18の液圧が維持される。これに
対し、調圧弁12の液圧が調圧値より高いときは、弁体
38は、被調圧口18側の液圧により皿ばね列46の付
勢力に抗して弁座30から離れ、調圧弁12は開となっ
ている。これにより、被調圧口18の液体は余液口20
へ逃がされ、被調圧口18の液圧が低下する。このよう
な調圧部28の作動により被調圧口18は所定の調圧値
に維持される。
【0018】調圧弁12の調圧値を変更する場合は、作
業者は、ロックナット60を緩めてから、ハンドル56
を把持して、調節ボルト54を回転操作する。これによ
り、ばね筒40の上壁部における軸部58の螺合部分が
変化し、調節ボルト54が上下動する。これに伴い、ば
ね座48の軸方向位置が変化して、皿ばね列46の予荷
重が変化し、弁体38の開弁圧が変化し、調圧弁12の
調圧値が変化する。
【0019】調圧弁12の弁体38が固着する等、異常
事態が生じると、被調圧口18の液圧が、調圧値を超え
て異常に上昇する。これにより、弁棒74はばね列76
に抗して弁座66から離れ、被調圧口18の液体は安全
弁用放出口26へ放出され、被調圧口18の液圧の異常
上昇が抑えられる。弁座押え64及び弁部ケース68が
万一破裂したときは、高圧噴流及び破裂材は、高圧逃が
し部組込孔24により受けられ、周囲への飛散を防止さ
れる。
【0020】安全弁14における逃がし圧を変更する場
合は、作業者は安全弁14の調節ボルト80を回転させ
る。これにより、ばね筒70の端壁部における調節ボル
ト80の螺合部分が変化し、調節ボルト80が軸方向へ
変位する。これに伴い、ばね列76の予荷重が変化し、
弁棒74の開弁圧が変化し、安全弁14の逃がし圧が変
化する。
【0021】
【考案の効果】この考案によれば、安全弁は、調圧弁の
調圧部を組み込まれるボデーに形成された高圧逃がし部
組込孔に組み込まれるとともに、高圧逃がし部組込孔内
の通路を介して高圧逃がし部組込孔の調圧弁用放出口へ
接続されているので、作業者の接続作業を必要とする接
続部位の個数の減少及び省スペース化を図ることができ
る。また、高圧逃がし部が万一破裂した場合にも、高圧
の噴出流及び高圧逃がし部の破損物はボデーに受けられ
るようになっているので、調圧弁自体の耐圧性を低下さ
せつつ、安全性を向上させることができる。
【0022】さらにこの考案では、高圧逃がし部は、高
圧逃がし部組込孔の奥側に環状シール材を介在させて、
高圧逃がし部組込孔へ組み込まれ、ボデーの外面側に着
脱自在に当てられて固定されるフランジにより環状シー
ル材と共に高圧逃がし部組込孔の奥へ押圧されて、設定
されるようになっているので、安全弁設定作業において
耐圧校正機を省略でき、作業の能率化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】弁装置の垂直断面図である。
【図2】弁装置が往復ポンプに組付けられた状態の概略
斜視図である。
【符号の説明】
10 弁装置 16 ボデー 18 被調圧口 20 余液口 22 調圧部組込孔 24 高圧逃がし部組込孔 26 安全弁用放出口 28 調圧部 62 環状パッキン(環状シール材) 63 高圧逃がし部 72 フランジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデー(16)が、被調圧口(18)
    と、この被調圧口(18)へ調圧部組込孔(22)を介
    して連通する調圧弁用放出口(20)と、前記被調圧口
    (18)へ高圧逃がし部組込孔(24)を介して連通す
    る安全弁用放出口(26)とを備え、前記被調圧口(1
    8)の圧力に応動した前記被調圧口(18)と前記調圧
    弁用放出口(20)との接続制御により前記被調圧口
    (18)における調圧を行う調圧部(28)が前記調圧
    部組込孔(22)へ組み込まれ、前記被調圧口(18)
    が前記調圧部(28)による調圧値より大きい所定圧に
    なると前記被調圧口(18)を前記安全弁用放出口(2
    6)へ開放する高圧逃がし部(63)が前記高圧逃がし
    部組込孔(24)へ組み込まれており、環状シール材
    (62)が前記高圧逃がし部組込孔(24)において前
    記高圧逃がし部(63)より奥側に配設され、前記高圧
    逃がし部(63)は前記高圧逃がし部組込孔(24)に
    遊嵌され、フランジ(72)が、前記ボデー(16)の
    外面に着脱自在に固定されて、前記高圧逃がし部(6
    3)を前記高圧逃がし部組込孔(24)の奥へ押圧して
    いることを特徴とする弁装置。
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