JP2568368B2 - 保持装置 - Google Patents

保持装置

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JP2568368B2
JP2568368B2 JP5136021A JP13602193A JP2568368B2 JP 2568368 B2 JP2568368 B2 JP 2568368B2 JP 5136021 A JP5136021 A JP 5136021A JP 13602193 A JP13602193 A JP 13602193A JP 2568368 B2 JP2568368 B2 JP 2568368B2
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    • F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/08—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/12—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing comprising a member substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/137—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing comprising a member substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing and consisting of a flexible band
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    • A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S128/00—Surgery
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/14—Bale and package ties, hose clamps
    • Y10T24/1498—Plastic band

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は排液管の様な管の保持
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】米国特許第５,０７３,１７０号明細書は
接着パッドと、接着パッド上面に固着された管保持器と
を有した保持装置を記載している。弾性ストラップは保
持器の一側から延び、排液管の周りにループに成ること
が出来るので、止めまたはラッチ機構を有する保持器本
体内の通路を通ってストラップの自由端部が差し通され
る時に管を動かないように管の周りにしっかの締着でき
る。通路に対して開口する入口の両側にて保持器に固着
された分岐したアームを有するＹ字形のストラップは、
一般に使用される小径の排液管やカテーテルの周りにス
トラップを緊張して締着できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の米国特許の保持
装置は幅広い範囲の寸法に亙って排液管を動かないよう
固着するのに有効であり、締着装置の釈放の手順は、保
持装置に慣れていない付添い人に直ぐには明確にならな
い。この様な釈放は、通路内に位置される締着部材の露
出した延長部またはハンドルの持上げを含んでいる。持
上げ作用は行うのが難しく、もし適宜に出来ても、出口
部分を取り囲む皮膚部分に引張力を作用する結果に成
る。この様な部分に作用される引張力や持上げ力は相当
に耐え難い不快感を与える。この様な不快感を減少する
ために、付添い人は締着部材を持上げる時に接着パッド
の動きを抑制するよう手の指を用いる。この様な手段は
不快感を除いたり減少できるが、締着部材を引込むよう
付添い人の自由でない方の手を残して両手を使うことが
必要である。
【０００４】更に、米国特許の保持装置は幅広い範囲の
管寸法に亙って作動されて、従来の保持装置が強固な抑
制に度々失敗していた小さな寸法の排液管の保持に特に
有効であるが、ストラップが保持器本体に差込まれる時
にストラップの鋭角な方向変化のために小径の管におけ
るよりも、大きな寸法の管の周りにストラップを強固に
締着するよう所要される力が大きくすることが見い出さ
れた。また、別の力を作用する必要が作動問題だけでな
く、耐え難い不快感に対して加えられるよう要求され
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】従って、この発明の主な
特長は、総ての寸法範囲の管に亙って容易に作動されて
排液管を固着、釈放するよう保持装置が作動される時
に、耐え難い不快感を除去または最小にする改良された
排液管保持装置を提供することにある。保持装置を作動
するよう必要とされる力が釣り合わされて皮膚の面と直
角に方向に作用されないために、皮膚に対して作用され
る押圧力や引張力による耐え難い不快感の問題が除去ま
たは少なくとも大きく低減される。締着装置を釈放する
ために、使用者は管保持器の一対の側フランジを単に押
圧して対向した力が患者の皮膚と平行な方向に作用され
る。
【０００６】概略的には、保持装置は、上下面を持ち患
者の皮膚に接着するために下面に沿って感圧接着剤の層
を持った弾性パッドの形を取っている。管保持器はパッ
ド上面の上に取付けられ、通路が貫通して延びる保持器
本体を有している。細長いストラップは一端部が通路の
入口近くにて保持器本体に接合され、反対の自由端部は
通路内に挿入できる。通路に差込まれる時に、ストラッ
プは排液管を受けて保持するループを形成する。
【０００７】推奨実施例において、保持器本体は通路に
沿って延びる一対の側壁を有し、側壁は一対のレバーア
ームまたは側フランジに上縁に沿って枢着される。レバ
ーアームは、側壁の上縁の下に下方に延びて側壁から横
方向に間隔を置いた比較的強固な下部を有している。ま
た、レバーアームは上部分が上縁の上に突出しており、
弾性頂壁はこれら上部分を接合してる。頂壁は中央部が
通路内に下方に普通に湾曲されており、レバーアームの
強固な下部が互いに向い合いに枢動される時に部分的に
真っ直ぐに持ち上がった状態に押圧される。爪または締
着部材は、レバーアームの垂下した部分が使用者の指の
間に互いに向かい合いに押圧される迄、ストラップのラ
チエット歯と係合して通路内のストラップの逆の動きを
防止するため頂壁の中央部から下方に延びている。
【０００８】保持装置は方向決めされたストラップを有
するよう出来るので、ループの軸心またはストラップの
面が水平か垂直に延びている。ストラップの方向が水平
な実施例において、ストラップは、保持器本体を貫通す
る通路の底面を形成する孔の無い案内壁の大体の高さ位
置に、パッドの平面の上にて保持器本体に接合される。
理想的には、この面は、ストラップが排液管の周りに締
着される時に、ストラップにより形成されるループを大
体二分する平面に沿って位置している。ループの大体等
しい部分が平面の上下に配置されて、これらの部分の寸
法が等しくなければ、通路に対する入口にて同様に拡張
されるストラップの湾曲の曲率を小さくする。
【０００９】ストラップが垂直な方向にある実施例でも
同様な結果が得られる。併し、この様な構成において、
爪は横方向を向いた、好適には角度を持った締着面を有
しており、更に、垂するレバーアームまたはフランジに
作用される押圧力によって締着部材が持ち上げられる時
にストラップのラチエット歯との係合が外れるよう横方
向に弾性締着部材を向けるためのカム、肩部をストラッ
プは有することが出来る。
【００１０】この発明の他の目的と特長と利点は図面に
沿っての以下の詳細な説明から明らかになろう。
【００１１】
【実施例】図面の図１乃至図７を参照するに、符号１０
は、弾性的な接着パッド１１と、保持器本体１３と一体
的なストラップ１４の形の保持器１２とから成る排液管
保持装置を示している。図示の接着パッド１１は平らで
あり、周辺（図示しない）を種々の形状に出来るが、円
形が好適であると考えられる。径方向の差込み用スリッ
ト１５排液管保持装置に対して横方向に延びており、排
液管保持装置の極く近くで終わっている。好適には、ス
リット１５はパッド１１の中心近くの内端部１５ａで終
わっており、保持器１２はパッド１１の中心点からずれ
ている。上述した米国特許第５,０７３,１７０号明細書
に記載されるこの様な状態は、パッド１１の中心を通っ
て上方に延びる排液管またはカテーテルの出口の上にパ
ッド１１が中心決め出来る様にしている。
【００１２】パッド１１の材料と構成は上述の特許に記
載される様に出来る。この様な構成の１つにおいて、パ
ッド１１は、ポリオレフィンやポリウレタンフォームの
様な弾性、可撓性の微細セル熱可塑性フォームの上層１
６と、湿潤粘着性および乾燥粘着性の柔軟で変形可能な
皮膚保護材料の下層１７とから成っている。もし、必要
ならば、上層１６は、同様な特性を有した弾性ポリウレ
タンのフィルムや他の重合フィルムの様なフォーム以外
の材料で造ることが出来、下層１７は、例えば医療アク
リル系接着剤等の様な適宜な感圧接着剤で代わりに造る
ことが出来る。
【００１３】保持器１２は、ポリプロピレン、ナイロン
または他の弾性熱可塑性材料から成形された一体部材で
あり、接着剤や他の適宜な手段によってパッド１１の上
面に固着された一般的に平らな板部材１８を有してい
る。保持器本体１３は板部材１８から上方に延びてお
り、ストラップ１４の一端が一体的に接合される横前壁
１９を有している。米国特許第５,０７３,１７０号明細
書に示される様に、ストラップ１４はＹ字形で、細長い
中央舌部１４ａと一対の分岐したリム部１４ｂとを有し
ている。また、ストラップ１４はＹ字形のストラップの
分岐したリム部１４ｂの間に中央リム部１４ｃを有する
よう出来るが、もし必要ならば、この中央リム部１４ｃ
は省略することが出来る。ストラップ１４の中央舌部１
４ａは全長に亙って大体均一な幅で、自由端部１４ｄが
丸く段が付いている。また、この自由端部１４ｄには一
連の横方向の突部２０が設けられていて、排液管を固定
するために排液管保持装置を用意した時に指の間にスト
ラップ１４の端部を挟むのを容易にしている。中央舌部
１４ａの下側には長手方向に連続した横方向に延びるラ
チェット歯２１が設けられており、上面には一対の平行
な長手方向に延びるリブ２２を設けることが出来る。
【００１４】保持器本体１３はストラップ１４と一致し
た水平な通路２３を有しており、この通路２３への入口
２３ａがストラップ１４の分岐したリム部１４ｂの間に
且つ僅かに上方に横前壁１９に設けられている（図１、
図３）。図５を参照するに、保持器本体１３は、通路２
３に沿って延びて薄い弾性のウエブ部２５によって一対
のレバーアームまたはフランジ２６に上端が枢着された
一対の直立した側壁２４を有している。レバーアーム２
６は、ウエブ部２５の下（側壁２４の上縁部２４ａの
下）に下方に延びる比較的厚くて強固な下部２６ａと、
ウエブ部２５の上方に突出する上部２６ｂとを有してい
る。弾性の頂壁２７は２つのレバーアーム２６の上部を
連結しており、図５に明示される様に、頂壁２７は、保
持器本体１３が緊張されない緩んだ状態に在る時に、通
路２３に向かって下方に湾曲している。この状態で、レ
バーアーム２６、特にレバーアーム２６の下部２６ａは
側壁２４の外面から実質的に離れている。
【００１５】締着部材２８の形の止め装置は頂壁２７と
一体的に造られ、頂壁２７の中央部から下方に突出して
いる。締着部材２８には複数個の歯２９が設けられてい
て（図３）、図４および図６に示される様に通路２３に
ストラップ１４が挿入される時に、ストラップ１４のラ
チェット歯２１と係合する爪として作用する。
【００１６】また、保持器本体１３は板部材１８とパッ
ド１１と平行な案内壁３０を有しており、パッド１１の
上面の上方に隔たった頂面３０ａを有している。案内壁
３０には孔が無いが、通路２３の長さ方向に延び且つス
トラップ１４の長手方向のリブ２２を受ける上方を向い
た溝３０ｂが有る（図６）。
【００１７】ストラップ１４の自由端部１４ｄが通路２
３に挿入される時に、ストラップ１４のラチェット歯２
１が爪、すなわち締着部材２８の歯と係合して頂壁２７
が僅かに上方に撓んでラチェット歯２１と締結部材２８
の歯とが互いに離れ、次いで制限された間隔下方に戻っ
てラチェット歯２１と締着部材２８の歯とが強力に噛合
係合を維持する様な寸法に各部材が造られている。頂壁
２７と締着部材２８が持ち上げられて締着部材２８の歯
がストラップ１４のラチェット歯２１から外れる迄は、
ストラップ１４の引込みはこれら噛合う歯によって防止
される。
【００１８】保持器本体１３の両側に沿ったレバーアー
ム２６が互いに矢印３２の方向に絞られて、レバーアー
ム２６が側壁２４の上縁部２４ａでウエブ部２５周りに
枢動して、頂壁２７の少なくとも部分的緊張を生じるよ
うに成る時に、締着機構の釈放が起こる（図７）。頂壁
２７の湾曲が減少される時に、この頂壁２７の中央部は
矢印３３の方向に上方に動いて締着部材２８の歯２９を
持ち上げるので、ストラップ１４の歯２１との係合が外
れる。レバーアーム２６の下部は一方の手の指によって
互いに向かい合う方に容易に枢動できるので、使用者の
他方の手はストラップ１４を通路２３から引き出すよう
自由に利用出来る。レバーアーム２６の押圧は、レバー
アーム２６の外面が通路２３の方向に延びていて、図１
に明示される様に凹状に湾曲していることによって容易
である。レバーアーム２６は使用者の指と同じ方向に下
方に延びているので、レバーアーム２６の枢動は、２つ
のレバーアーム２６の各凹状面に係合する親指と、対向
する人差し指または中指の挟持作用と一致する。
【００１９】特に重要なことは、締切部材２８を釈放す
るよう保持器１２に作用される力が板部材１８と接着パ
ッド１１の面と平行な平面内に延びる２つの対向する方
向に作用されることである。この結果、ストラップ１４
の釈放は、排液管保持装置を引っ張ることなく、巻いた
場所から離れる方に或は巻いた場所に向かって押すこと
によって行うことが出来る。横向きの力が排液管保持装
置に作用されると、これら力は互いに中立化されて釣り
合い、従って、はっきりした程には患者に伝えられな
い。
【００２０】図４に示される様に、排液管保持装置が作
動位置にある時に、ストラップ１４は排液管、すなわち
カテーテルＣの周りにループを形成する。案内壁３０の
頂面３０ａが接着パッド１１の上面の上に隔たっている
ので、ループは中心決めするよう自由で、従って、頂面
３０ａはループ３６と排液管、すなわちカテーテルＣを
軸方向に沿って実質的に２分する平面内にある。ループ
のほゞ等しい部分が案内壁３０の頂壁３０ａの上下に配
置される。ストラップ１４のループが通路２３に入る時
の方向の変化は、ストラップ１４がカテーテルＣの周り
にループを造り始める元の点のストラップ１４の方向の
変化と大体一致する。この結果、通路２３の入口２３ａ
に隣接したストラップ１４の方向の変化の鋭さは、案内
壁３０の頂壁３０ａが接着パッド１１の上面と同一面に
成る時に起こるよりも相当に小さい。説明した構造は、
ストラップ１４に作用される与えられた大きさの締着力
におけるカテーテルＣ周りのストラップ１４の緊張した
係合を可能にし、通路２３の入口２３ａの直ぐ近くのス
トラップ１４の方向の一層の突然の変化を必要とする大
きな寸法の排液管、すなわちカテーテルＣの保持を特に
助ける。
【００２１】図８乃至図１０は、排液管保持装置１２’
のストラップ１４’が水平ではなく垂直であることを除
いては、上述した先の実施例と同様である第２の実施例
を示している。従って、ストラップ１４’によって形成
されるループは垂直に延びる軸心周りに形成され、皮膚
表面とほゞ直角な方向に患者の身体に有る排液管または
カテーテルの部分の周りに巻回される。排液管保持装置
１２と同様な排液管保持装置１２’は、接着パッド１
１’の上面に固着された基板、すなわち板部材１８’か
ら上方に延びる側壁２４’を有する保持器本体１３’を
備えている。薄い弾性ウエブ部２５’は側壁２４’の上
縁部２４ａ’を比較的強固なレバーアーム２６’のフラ
ンジ部分に連結している。レバーアーム２６’が互いに
向かい合うよう押圧される時に、これらレバーアーム２
６’はウエブ部２５’周りに枢動して弾性の頂部２７’
が少なくとも部分的に真っ直ぐに成って、通路２３’内
に下方に延びる締着部材２８’と一緒にレバーアーム２
６’の中央部が上方に動くように成る。
【００２２】レバーアーム２６’の歯２９’は、締着部
材２８’とストラップ１４’が一緒に締着される時に、
ストラップ１４’の歯２１’と係合するよう横方向に押
圧される。締着用の歯２１’の上端部がカム面４０を形
成するよう傾斜しており、ストラップ１４’が一致する
傾斜面、すなわち肩部４１を有していることが図９、１
０から理解されよう。従って、レバーアーム２６’が内
方に枢動して締着部材２８’を持ち上げる時に、カム面
４０と肩部４１の傾斜部分は通路２３’から引き出すべ
くストラップ１４’を釈放するよう弾性の締着部材２
８’を横方向にカム係合する。
【００２３】図１乃至図７および図８乃至ず１０の両実
施例において、締着部材を釈放する押圧力は板部材１
８、１８’と平行な平面内に大体延びる対向する方向に
作用される。この様な押圧力は保持器本体の両側のレバ
ーアーム２６、２６’を内方に枢動するよう成し、これ
によって頂部２７、２７’の中央部を持ち上げるのが好
適であるが、もし、レバーアームの各組の１つだけが押
圧力が作用されることに対して控えとして単に作用する
固定された同じ組の他のレバーアームと一緒に内方に枢
動でれば、同一の持ち上げ作用が行われることが理解さ
れるべきである。例えば、図９を参照するに、左のレバ
ーアーム２６’と側壁２４’の間のテーパー面が、保持
器の残りの部分が形成されているプラスチック材料によ
って代わりに占められるならば、押圧力が両レバーアー
ム２６’に作用される時に、左のレバーアーム２６’は
何等枢動しないが、それにも拘わらず控えとして作用す
る。この様な場合に、締着部材２８’の持ち上げ作用は
右のレバーアーム２６’の内向きの枢動と頂部２７’の
形状の変化にだけ起因する。従って、２つの実施例の両
レバーアームが枢動できることが好適であるが、もしも
レバーアームの１つだけが枢着されていれば、この発明
の利点の多くが達成できる。いずれの場合も、締着部材
を釈放する押圧力は板部材１８、１８’と平行な方向に
作用されよう。
【００２４】この発明を実施する排液管保持装置は医療
分野、特にこの様な排液管保持装置がカテーテルや他の
管の出入口付近にて患者の皮膚に取付けるための接着剤
を有する場合に特に有効であると確信される。併し、細
長いストラップを有する保持器本体や、少なくとも１つ
が内向きに枢動すべく取付けられた保持器本体の両側の
レバーアームに押圧力が作用される時に釈放する保持器
本体によって設けられた釈放自在な締着機構は、医療分
野以外の他の分野にても使用できる。従って、この発明
の実施例が図示のために相当詳細に説明されたが、この
発明の精神と範囲を逸脱することなくこれら細部の多く
を変更できることが当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明を実施した排液管保持装置の概要図で
ある。
【図２】図１の２ー２線に沿ったストラップの拡大断面
図である。
【図３】保持器本体の通路に挿入すべく位置されたスト
ラップの自由端部を示す長手方向の断面図である。
【図４】排液管周りに強固に巻かれた締着状態のストラ
ップを示す図３と同様な僅かに拡大した断面図である。
【図５】図３の５ー５線に沿った更に拡大した断面図で
ある。
【図６】図４の６ー６線に沿った図５と同様な断面図で
ある。
【図７】保持器本体のレバーアームが互いに向き合って
押圧された時に起こる変化を示す図５、６と同様な断面
図である。
【図８】ストラップの面が垂直に延びるこの発明の第２
の実施例を示す概要図である。
【図９】ストラップが挿入されて錠止された図８の実施
例を示す断面図である。
【図１０】締着機構を釈放するために互いに向かい合っ
て押圧されたレバーアームを示す図９と同様な断面図で
ある。
【符号の説明】
１０ 排液管保持装置 １１、１１’ 接着剤パッド １２、１２’ 保持器 １３、１３’ 保持器本体 １４、１４’ ストラップ １８、１８’ 板部材 ２３、２３’ 通路 ２６、２６’ レバーアーム ２７、２７’ 頂部 ２８、２８’ 締着部材 ３０ 案内壁 ４０ カム面 ４１ 肩部

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 貫通する通路(23 、 23´)と、細長いスト
    ラップ(14 、 14´)と、上縁(24a,24a´)が有って前記通路
    に沿って延びる一対の側壁(24 、 24´)とを有し、前記ス
    トラップは、その一端部(14b,14c,14b´,14c)が保持器
    本体(13 、 13´)に接合され、他端の自由端部が目的物を
    保持するループを形成するように前記通路に挿入可能と
    されてなる保持器本体(13、13´)と、前記保持器本体の両側に沿って形成された前記側壁(24 、
    24´)に接合され、且つ、少なくとも一つが前記側壁に
    対し遠近するように前記上縁(24 、 24´)に沿って枢動す
    べく前記側壁(24 、 24´)に枢着され、また、前記側壁の
    上縁の上に突出する上部(26b,26b´)を有する 一対のレ
    バーアーム(26、26´)と、前記レバーアームの上部(26 、 26´)に接合され、前記一
    つのレバーアーム(26 、 26´)が側壁に向かって枢動され
    るときに持ち上がった状態に弾性変形される中央部を有
    する 弾性頂壁(27、27´)と 前記弾性頂壁(27 、 27´)の前記
    中央部から下方に延びて前記ラチェット歯(21 、 21´)に
    係合し、前記通路内において前記ストラップ(14 、 14´)
    が逆移動するのを防止し、前記両レバーアームが互いに
    近付く方向に押圧されて前記前記一つのレバーアーム(2
    6 、 26´)が枢動し、弾性頂壁(27 、 27´)の前記中央部が上
    方に弾性変形したときに前記ラチェット歯(21 、 21´)の
    係合を外すように持ち上げられる締着部材(28、28´)と
    を備えてなる管および同様なものの保持装置。
  2. 【請求項２】 通路(23、23')は、本体(13、13')とストラ
    ップ(14、14')の一端との接合部分に隣接して設けられた
    入口(23a、23a')を有している請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 両レバーアーム(26、26')は、側壁(24、2
    4')に対して枢動すべく該側壁の上縁部分に枢着されて
    いる請求項１記載の装置。
  4. 【請求項４】 レバーアーム(26、26')は、側壁(24、24')
    の上縁部分の下に下方に延びる比較的強固な下部(26a、2
    6a')を有している請求項１または３いずれか記載の装
    置。
  5. 【請求項５】 頂部(27、27')の中央部は通路(23、23')内
    に下方に湾曲しているが、締着部材(28、28')がストラッ
    プ(14、14')との抑制された係合を外すよう持ち上げられ
    る時に少なくとも部分的に真っ直ぐに成る請求項４記載
    の装置。
  6. 【請求項６】 保持器本体(13、13')は、上面および下面
    を有し且つ装置が医療用排液管保持器として使用される
    時に患者の皮膚に接着取付けるべく下面に沿って感圧接
    着剤層(17、17')を有する請求項１記載の装置。
  7. 【請求項７】 レバーアーム(26、26')が通路(23、23')の
    方向に細長く成っている請求項４記載の装置。
  8. 【請求項８】 レバーアーム(26)は、レバーアームが指
    の間で互いに向かい合って押圧される時に使用者の指と
    係合して案内する大きさを成した窪んだ長手方向に湾曲
    した外面を有している請求項７記載の装置。
  9. 【請求項９】 本体(13)は、接着パッド(11)と平行な上
    面を有する通路(23)に沿った案内壁(30)を有している請
    求項６記載の装置。
  10. 【請求項１０】 案内壁(30)の上面は接着パッド(11)の
    上方に隔っている請求項９記載の装置。
  11. 【請求項１１】 案内壁(30)は無孔である請求項９また
    は１０いずれか記載の装置。
  12. 【請求項１２】 案内壁(30)は、通路の長手方向に延び
    る上方を向いた溝(30b)を有する請求項９または１０い
    ずれか記載の装置。
  13. 【請求項１３】 ストラップ(14)は一方の面と反対側の
    他方の面に沿った長手方向のリブ(22)を有し、該リブ(2
    2)が溝(30b)内に滑動可能に受けられている請求項１２
    記載の装置。
  14. 【請求項１４】 案内壁(30)の上面は、ストラップ(14)
    が排液管を保持する時に軸方向にループを大体２分する
    平面に沿って延びている請求項１０記載の装置。
  15. 【請求項１５】 本体(13')は、接着パッド(11')とに大
    体直角に成った通路(23')のための案内壁(30')を有して
    いる請求項６記載の装置。
  16. 【請求項１６】 案内壁(30')は無孔である請求項１５
    記載の装置。
  17. 【請求項１７】 案内壁(30')は、通路の長手方向に延
    びる横方向を向いた溝を有する請求項１５記載の装置。
  18. 【請求項１８】 ストラップは一方の面と反対側の他方
    の面に沿った長手方向のリブを有し、該リブが溝内に滑
    動可能に受けられている請求項１７記載の装置。
  19. 【請求項１９】 締着部材(28)は、ストラップが通路(2
    3)内に延びていて案内壁(30)により支持される時にスト
    ラップ(14)の上方を向いたラチェット歯(21)と係合でき
    る下方を向いた歯(29)を有している請求項９記載の装
    置。
  20. 【請求項２０】 締着部材(28´)は、ストラップが通路
    (23´)内に延びていて案内壁により支持される時にラチ
    ェット歯(21´)と係合すべく案内壁に向かって横方向を
    向いた歯(29´)が端部に設けられており、該締着部材(2
    8´)は横方向に可撓性で、締着部材が持ち上げられる時
    にラチェット歯(21´)との係合が外れるよう歯(29´)を
    方向付けるカム(41)を有している請求項１５記載の装
    置。
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