JP2568228B2 - 治療用ソマトスタチンアナログ - Google Patents
治療用ソマトスタチンアナログInfo
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/575—Hormones
- C07K14/655—Somatostatins
- C07K14/6555—Somatostatins at least 1 amino acid in D-form
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P5/00—Drugs for disorders of the endocrine system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P5/00—Drugs for disorders of the endocrine system
- A61P5/02—Drugs for disorders of the endocrine system of the hypothalamic hormones, e.g. TRH, GnRH, CRH, GRH, somatostatin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は治療用のペプチドに関するものである。
[従来の技術] GH−放出−阻害活性を示す多くのソマトスタチンアナ
ログが、天然に存在する14個のアミノ酸よりもアミノ酸
数の少ないアナログも含めて、文献に発表されている。
例えば、コイ(Coy)らによるアメリカ合衆国特許第4,4
85,101号(参照により本明細書に含まれ)にはN−末端
にアセチル基、C−末端にNH2、6位の位置にD−Trpお
よび4位の位置にp−Cl−Pheを持つドデカペプチドに
ついて述べられている。(ここでは、立体配置の定義が
無いときは、L型異性体を意味している。) [発明の構成] 一般的には、本発明は下記の構造式: R−A1−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cy
s−A2, [式中、RはH,あるいはC1-20アルキルであり;A1はD−
β−Nal(Nalはナフチルアラニンを意味する),D−Trp,
あるいはD−X−Phe(ここで、XはH,OH,CH3あるいは
ハロゲンである)であり;およびA2はThr−NH2,Thr−O
H,Nal−NH2,あるいはTrp−NH2である]で表されるオク
タペプチドを特徴とする。
ログが、天然に存在する14個のアミノ酸よりもアミノ酸
数の少ないアナログも含めて、文献に発表されている。
例えば、コイ(Coy)らによるアメリカ合衆国特許第4,4
85,101号(参照により本明細書に含まれ)にはN−末端
にアセチル基、C−末端にNH2、6位の位置にD−Trpお
よび4位の位置にp−Cl−Pheを持つドデカペプチドに
ついて述べられている。(ここでは、立体配置の定義が
無いときは、L型異性体を意味している。) [発明の構成] 一般的には、本発明は下記の構造式: R−A1−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cy
s−A2, [式中、RはH,あるいはC1-20アルキルであり;A1はD−
β−Nal(Nalはナフチルアラニンを意味する),D−Trp,
あるいはD−X−Phe(ここで、XはH,OH,CH3あるいは
ハロゲンである)であり;およびA2はThr−NH2,Thr−O
H,Nal−NH2,あるいはTrp−NH2である]で表されるオク
タペプチドを特徴とする。
本発明の好ましい化合物は、 D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−C
ys−Thr−NH2;D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−
α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2;D−p−Cl−Phe−Cys
−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−N
H2;およびアセチル−D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−
Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2を含んでい
る。
ys−Thr−NH2;D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−
α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2;D−p−Cl−Phe−Cys
−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−N
H2;およびアセチル−D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−
Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2を含んでい
る。
他の好ましい具体例においては、治療用化合物の治療
上有効量と薬学的に許容される担体物質(例えば、炭酸
マグネシウム、ラクトースあるいは治療用化合物のミセ
ルの形成をもたらすリン脂質)が治療用組成物を形成す
る。例えば、ヒト患者への経口投薬用の丸薬、錠剤、カ
プセルあるいは液体;その化合物を必要としているヒト
患者への経皮投与用として塗り広げられるクリーム、ゲ
ル、ローションあるいは軟膏;点滴あるいはスプレイと
して鼻に投与できる液体;あるいは静脈注射、皮下、非
経口的あるいは腹腔内投与のできる液体などがある。そ
の丸薬、錠剤あるいはカプセルは、組成物を患者の小腸
まで分解されないで通過させるために十分な時間の間、
その患者の胃の中で胃酸からその組成物を保護できる物
質で被覆することができる。治療用組成物は患者への筋
肉内投与用の生物分解される持続性放出処方物の形にも
できる。最高の効能を得るには、ゼロオーダーリリース
が望ましい。ゼロオーダーリリースは、治療用組成物を
投与するための埋め込みあるいは外部ポンプ、例えば、
インフソイド(InfusoidTM)ポンプの使用により実現で
きる 本発明の化合物は、GH,インシュリンおよびグルカゴ
ンの分泌阻害活性がある。さらに、親脂性芳香族N−末
端は生体内での長期間の活性をもたらすことができる。
上有効量と薬学的に許容される担体物質(例えば、炭酸
マグネシウム、ラクトースあるいは治療用化合物のミセ
ルの形成をもたらすリン脂質)が治療用組成物を形成す
る。例えば、ヒト患者への経口投薬用の丸薬、錠剤、カ
プセルあるいは液体;その化合物を必要としているヒト
患者への経皮投与用として塗り広げられるクリーム、ゲ
ル、ローションあるいは軟膏;点滴あるいはスプレイと
して鼻に投与できる液体;あるいは静脈注射、皮下、非
経口的あるいは腹腔内投与のできる液体などがある。そ
の丸薬、錠剤あるいはカプセルは、組成物を患者の小腸
まで分解されないで通過させるために十分な時間の間、
その患者の胃の中で胃酸からその組成物を保護できる物
質で被覆することができる。治療用組成物は患者への筋
肉内投与用の生物分解される持続性放出処方物の形にも
できる。最高の効能を得るには、ゼロオーダーリリース
が望ましい。ゼロオーダーリリースは、治療用組成物を
投与するための埋め込みあるいは外部ポンプ、例えば、
インフソイド(InfusoidTM)ポンプの使用により実現で
きる 本発明の化合物は、GH,インシュリンおよびグルカゴ
ンの分泌阻害活性がある。さらに、親脂性芳香族N−末
端は生体内での長期間の活性をもたらすことができる。
本発明の他の特徴および利点は、以下の発明の好まし
い具体例の説明および特許請求の範囲より明らかになる
であろう。
い具体例の説明および特許請求の範囲より明らかになる
であろう。
本発明の化合物は、前記の一般式をもっている。それ
らは総て、2位の位置にCys;3位の位置にTyr;4位の位置
にD−Trp;5位の位置にLyr;6位の位置にAbu(Abuはα−
アミノ酪酸を意味する);7位の位置にCysをもっている
ソマトスタチンのオクタペプチドアナログである。特に
1位の位置のD−β−Nalが活性を強めることが分かっ
た。
らは総て、2位の位置にCys;3位の位置にTyr;4位の位置
にD−Trp;5位の位置にLyr;6位の位置にAbu(Abuはα−
アミノ酪酸を意味する);7位の位置にCysをもっている
ソマトスタチンのオクタペプチドアナログである。特に
1位の位置のD−β−Nalが活性を強めることが分かっ
た。
本化合物は薬学的に許容される塩の形で提供できる。
好ましい塩の例は治療上許容される有機酸、例えば、酢
酸、乳酸、マレイン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコル
ビン酸、琥珀酸、安息香酸、サリチル酸、メタンスルフ
ォン酸、トリエンスルフォン酸あるいはパモエ酸、並び
にタンニン酸、カルボキシメチルセルロースのようなポ
リマー酸およびハロゲン化水素酸、塩酸、硫酸あるいは
リン酸のような無機酸との塩である。
好ましい塩の例は治療上許容される有機酸、例えば、酢
酸、乳酸、マレイン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコル
ビン酸、琥珀酸、安息香酸、サリチル酸、メタンスルフ
ォン酸、トリエンスルフォン酸あるいはパモエ酸、並び
にタンニン酸、カルボキシメチルセルロースのようなポ
リマー酸およびハロゲン化水素酸、塩酸、硫酸あるいは
リン酸のような無機酸との塩である。
実施例1.合成 一つのオクタペプチドの合成は下記に従っている。本
発明の他のオクタペプチドは、当業者の能力範囲内で、
下記の合成方法の適当な変法を作ることにより調製する
ことができる。
発明の他のオクタペプチドは、当業者の能力範囲内で、
下記の合成方法の適当な変法を作ることにより調製する
ことができる。
D−β−ナフチルアラニン−Cys−Tyr−D−Trp−Lys
−Abu−Cys−Thr−NH2(BIM−23025と呼ぶ)の調製の最
初の段階は、次に示すように中間体、第三ブチルオキシ
カルボニル−D−β−ナフチルアラニン−S−メチルベ
ンジル−Csy−Tyr−D−Trp−N−ベンジルオキシカル
ボニル−Lys−Abu−S−メチルベンジル−Cys−O−ベ
ンジル−Thr−ベンズヒドリルアミン樹脂の調製であっ
た。
−Abu−Cys−Thr−NH2(BIM−23025と呼ぶ)の調製の最
初の段階は、次に示すように中間体、第三ブチルオキシ
カルボニル−D−β−ナフチルアラニン−S−メチルベ
ンジル−Csy−Tyr−D−Trp−N−ベンジルオキシカル
ボニル−Lys−Abu−S−メチルベンジル−Cys−O−ベ
ンジル−Thr−ベンズヒドリルアミン樹脂の調製であっ
た。
ベンズヒドリルアミン−ポリスチレン樹脂(ベガバイ
オケミカルズ社(Vega Biochemicals,Inc.))を塩素イ
オン型で、下記の反応サイクル:(a)メチレンクロラ
イド;(b)メチレンクロライドに溶かした33%トリフ
ルオロ酢酸(各回1分および25分の2回);(c)メチ
レンクロライド;(d)エタノール;(e)メチレンク
ロライド;(f)クロロホルムに溶かした10%トリエチ
ルアミン、を行うようにプログラムされたベックマン
(Beckman)990Bペプチド合成器の反応容器に入れた。
オケミカルズ社(Vega Biochemicals,Inc.))を塩素イ
オン型で、下記の反応サイクル:(a)メチレンクロラ
イド;(b)メチレンクロライドに溶かした33%トリフ
ルオロ酢酸(各回1分および25分の2回);(c)メチ
レンクロライド;(d)エタノール;(e)メチレンク
ロライド;(f)クロロホルムに溶かした10%トリエチ
ルアミン、を行うようにプログラムされたベックマン
(Beckman)990Bペプチド合成器の反応容器に入れた。
中和された樹脂は、メチレンクロライド中で1時間Bo
c−O−ベンジル−スレオニンおよびジイソプロピルカ
ルボジイミド(各1.5mmole)と撹拌した、そして生成し
たアミノ酸樹脂を、上記洗浄工程の(a)から(g)の
段階で処理した。下記のアミノ酸(1.5mmole)も同じ手
法により順次結合させた:Boc−S−メチルベンジル−Cy
s,Boc−N−α−ベンジンオキシカルボニル−Abu,Boc−
Ne−ベンジルオキシカルボニル−リジン、Boc−D−Tr
p,Boc−Tyr,Boc−S−メチルベンジル−Cys、Boc−D−
β−ナフチルアラニン。
c−O−ベンジル−スレオニンおよびジイソプロピルカ
ルボジイミド(各1.5mmole)と撹拌した、そして生成し
たアミノ酸樹脂を、上記洗浄工程の(a)から(g)の
段階で処理した。下記のアミノ酸(1.5mmole)も同じ手
法により順次結合させた:Boc−S−メチルベンジル−Cy
s,Boc−N−α−ベンジンオキシカルボニル−Abu,Boc−
Ne−ベンジルオキシカルボニル−リジン、Boc−D−Tr
p,Boc−Tyr,Boc−S−メチルベンジル−Cys、Boc−D−
β−ナフチルアラニン。
その樹脂を洗浄、乾燥し、そしてアニソール(4ml)
および無水フッ化水素酸(36ml)と0℃で混合し45分間
攪拌した。(チオアニソール、トリフルオロ酢酸および
トリフルオロメタンスルフォン酸を1:90:9:の比率で用
い6時間かけても良い)。過剰のフッ化水素酸を素早く
窒素気流中で蒸発させて遊離アミノ酸を沈澱させ、それ
をエーテルで洗浄した。次に、その粗ペプチドを90%酢
酸800mlに溶かし茶色が消えなくなるまでメタノールに
溶かしたI2を加えた。その溶液を真空中で溶媒を除去す
る前に1時間攪拌した。その生成した油を最小容量の50
%酢酸に溶かし、セファデックスG−25のカラム(2.5x
100mm)に負荷した。紫外吸光および薄層クロマトグラ
フによる主成分を含む分画をプールし、小容量に濃縮
し、ワットマンLRP−1オクタデシルシラン(15−50μ
M)カラム(2.5x50cm)に負荷した。
および無水フッ化水素酸(36ml)と0℃で混合し45分間
攪拌した。(チオアニソール、トリフルオロ酢酸および
トリフルオロメタンスルフォン酸を1:90:9:の比率で用
い6時間かけても良い)。過剰のフッ化水素酸を素早く
窒素気流中で蒸発させて遊離アミノ酸を沈澱させ、それ
をエーテルで洗浄した。次に、その粗ペプチドを90%酢
酸800mlに溶かし茶色が消えなくなるまでメタノールに
溶かしたI2を加えた。その溶液を真空中で溶媒を除去す
る前に1時間攪拌した。その生成した油を最小容量の50
%酢酸に溶かし、セファデックスG−25のカラム(2.5x
100mm)に負荷した。紫外吸光および薄層クロマトグラ
フによる主成分を含む分画をプールし、小容量に濃縮
し、ワットマンLRP−1オクタデシルシラン(15−50μ
M)カラム(2.5x50cm)に負荷した。
そのカラムは、0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中の
アセトニトリルの10−50%の直線濃度勾配により溶出し
た。各分画は薄層クロマトグラフにより分析用高速液体
クロマトグラフにより検査し、そしてプールして最高の
純度を得た、そして、もし必要ならば、異なった塩を調
製した。例えば、酢酸塩あるいはリン酸塩である。その
溶液を水から繰り返し凍結乾燥すると白い、ふわふわし
た粉末として生成物170mgを得た。
アセトニトリルの10−50%の直線濃度勾配により溶出し
た。各分画は薄層クロマトグラフにより分析用高速液体
クロマトグラフにより検査し、そしてプールして最高の
純度を得た、そして、もし必要ならば、異なった塩を調
製した。例えば、酢酸塩あるいはリン酸塩である。その
溶液を水から繰り返し凍結乾燥すると白い、ふわふわし
た粉末として生成物170mgを得た。
その生成物は、高速液体クロマトグラフおよび薄層ク
ロマトグラフにより均一であることが分かった。酸加水
分解物のアミノ酸分析によりオクタペプチドの組成が確
認された。
ロマトグラフにより均一であることが分かった。酸加水
分解物のアミノ酸分析によりオクタペプチドの組成が確
認された。
D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−ア
ミノ酪酸−Cys−Thr−NH2(BIM−23024と呼ぶ);およ
びアセチル−D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Ly
s−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2(BIM−23026と呼
ぶ);およびD−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−
アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2(BIM−23023と呼ぶ)の構
造式をもつ本発明のオクタペプチドは上記に述べた方法
と類似の方法に従って合成された。
ミノ酪酸−Cys−Thr−NH2(BIM−23024と呼ぶ);およ
びアセチル−D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Ly
s−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2(BIM−23026と呼
ぶ);およびD−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−
アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2(BIM−23023と呼ぶ)の構
造式をもつ本発明のオクタペプチドは上記に述べた方法
と類似の方法に従って合成された。
BIM−23023の質量分析(FAB−MS)によるピークは103
2.5を示した。BIM−23024、BIM−23025およびBIM−2302
6は、下記条件でHPLC分析したところ、リテンションタ
イムが、それぞれ20.68分、22.86分および28.54分であ
った。
2.5を示した。BIM−23024、BIM−23025およびBIM−2302
6は、下記条件でHPLC分析したところ、リテンションタ
イムが、それぞれ20.68分、22.86分および28.54分であ
った。
カラム:リクロスフェア(Lichrosphere)C18, 3.2×2
5mm,3μ(3 ODS, 100A) 検出: 280nm 溶出液:A=0.1M酢酸アンモニウム,氷酢酸にてpHを4.6
に調整 B=溶出液Aとアセトニルトリルの20:80混合物 勾配: A液中B液濃度を50分間で20%から70%に増加
(毎分1%) 流速: 0.5ml/分 実施例2.使用 ホ乳動物、特にヒトに投与するとき(例えば、経口、
局所、静脈、持続性放出の非経口、生物分解可能な形
態、鼻、あるいは坐薬)、この化合物は、GH放出を阻害
すること、インシュリン、グルカゴンおよびすい臓の外
分泌性の分泌の阻害すること、および中枢神経系に治療
上影響することにおいて有効である。
5mm,3μ(3 ODS, 100A) 検出: 280nm 溶出液:A=0.1M酢酸アンモニウム,氷酢酸にてpHを4.6
に調整 B=溶出液Aとアセトニルトリルの20:80混合物 勾配: A液中B液濃度を50分間で20%から70%に増加
(毎分1%) 流速: 0.5ml/分 実施例2.使用 ホ乳動物、特にヒトに投与するとき(例えば、経口、
局所、静脈、持続性放出の非経口、生物分解可能な形
態、鼻、あるいは坐薬)、この化合物は、GH放出を阻害
すること、インシュリン、グルカゴンおよびすい臓の外
分泌性の分泌の阻害すること、および中枢神経系に治療
上影響することにおいて有効である。
本化合物はソマトスタチンでの投薬量、あるいはその
活性がより強いので、それより少ない投薬量でホ乳動
物、例えばヒトに投与することができる。本発明の化合
物は癌の治療、特に成長ホルモン依存性癌(例えば、
骨、軟骨、すい臓(内分泌および外分泌)、前立腺、あ
るいは乳房)、先端肥大症およびそれに関連のある内分
泌性の分泌過多状態、あるいは急性の出血性潰瘍、およ
びすい臓炎あるいは下痢により苦しんでいる急患に使用
できる。本化合物は糖尿病の管理および肝硬変あるいは
肝炎で苦しむ患者の肝臓の保護にも使用することができ
る。本化合物は、またアルツハイマー病の治療のため
に、ある種のオピエート受容体に特異的に作用すること
により痛みを取り除くための鎮痛薬として、および潰瘍
治療用に胃細胞を保護する化合物としても使用できる。
この化合物はキノコ毒素中毒のある種のものの治療にも
使用できる。
活性がより強いので、それより少ない投薬量でホ乳動
物、例えばヒトに投与することができる。本発明の化合
物は癌の治療、特に成長ホルモン依存性癌(例えば、
骨、軟骨、すい臓(内分泌および外分泌)、前立腺、あ
るいは乳房)、先端肥大症およびそれに関連のある内分
泌性の分泌過多状態、あるいは急性の出血性潰瘍、およ
びすい臓炎あるいは下痢により苦しんでいる急患に使用
できる。本化合物は糖尿病の管理および肝硬変あるいは
肝炎で苦しむ患者の肝臓の保護にも使用することができ
る。本化合物は、またアルツハイマー病の治療のため
に、ある種のオピエート受容体に特異的に作用すること
により痛みを取り除くための鎮痛薬として、および潰瘍
治療用に胃細胞を保護する化合物としても使用できる。
この化合物はキノコ毒素中毒のある種のものの治療にも
使用できる。
本化合物は糖尿病起因性の網膜症の治療にも使用でき
る。本化合物の抗癌活性は、表皮成長因子のような癌起
因性成長因子を中和できる能力に関係しているかもしれ
ない。
る。本化合物の抗癌活性は、表皮成長因子のような癌起
因性成長因子を中和できる能力に関係しているかもしれ
ない。
本化合物はホ乳動物、例えばヒトに、0.01ないし1000
μg/kg/日の投与量で、好ましくは0.1ないし100μg/kg/
日で投与することができる。
μg/kg/日の投与量で、好ましくは0.1ないし100μg/kg/
日で投与することができる。
他の具体例は、特許請求の範囲内である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・エイ・マーフィー アメリカ合衆国ルイジアナ州70433,コ ヴィントン,ルート 8,ボックス 979 (72)発明者 マーク・エル・ハイマン アメリカ合衆国ルイジアナ州70122,ニ ュー・オーリンズ,ジャスミン・ストリ ート 2513 (56)参考文献 特開 昭61−293997(JP,A) Pvoc.Natl.Acad.Sc i.U.S.A.,83(6),1896− 1900(1986)
Claims (5)
- 【請求項1】下記の構造式: A1−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−T
hr−NH2 〔式中、A1はD−β−Nal、D−Phe、D−p−Cl−Phe
またはアセチル−D−p−Cl−Pheである〕で表される
オクタペプチドまたはその薬学的に許容される塩。 - 【請求項2】構造式:D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys
−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2である特許請求の範
囲第1項記載のオクタペプチドまたはその薬学的に許容
される塩。 - 【請求項3】構造式:D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−
Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2である特許請求の
範囲第1項記載のオクタペプチドまたはその薬学的に許
容される塩。 - 【請求項4】構造式:D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−T
rp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2である特許請
求の範囲第1項記載のオクタペプチドまたはその薬学的
に許容される塩。 - 【請求項5】構造式:アセチル−D−p−Cl−Phe−Cys
−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH2
である特許請求の範囲第1項記載のオクタペプチドまた
はその薬学的に許容される塩。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US1034987A | 1987-02-03 | 1987-02-03 | |
US10349 | 1996-01-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63196599A JPS63196599A (ja) | 1988-08-15 |
JP2568228B2 true JP2568228B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=21745328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62295911A Expired - Fee Related JP2568228B2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-11-24 | 治療用ソマトスタチンアナログ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0277419B1 (ja) |
JP (1) | JP2568228B2 (ja) |
AT (1) | ATE154612T1 (ja) |
DE (1) | DE3752082T2 (ja) |
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