JP2567963Y2 - 温水暖房機 - Google Patents
温水暖房機Info
- Publication number
- JP2567963Y2 JP2567963Y2 JP5113092U JP5113092U JP2567963Y2 JP 2567963 Y2 JP2567963 Y2 JP 2567963Y2 JP 5113092 U JP5113092 U JP 5113092U JP 5113092 U JP5113092 U JP 5113092U JP 2567963 Y2 JP2567963 Y2 JP 2567963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- air supply
- hot water
- exhaust
- burner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は温水暖房機に関し、詳し
くはバーナーの給排気経路の構造に関する。
くはバーナーの給排気経路の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】屋外から燃焼用空気を取入れて燃焼廃ガ
スを屋外に放出する強制給排気式燃焼機二台を用いた温
水暖房機としては図４の構成図に示したものがある。図
示されているように、本体１内にバーナー３の上部を燃
焼室４として同燃焼室４内に熱交換器５を設けた熱交換
装置２が左右に配設されている。各熱交換器５の一端は
本体１の外部に臨んで温水の入口端となり、他端は加熱
された温水を貯留するシスターン１６の上部に開口して
いる。シスターン１６の下部は循環ポンプ１７の吸込み
側に接続され、同ポンプ１７の吐出側は本体１の外部に
臨んで温水の出口端となり、熱交換器５からシスターン
１６、循環ポンプ１７、図示していない負荷を経て熱交
換器５に連なる閉管路を形成している。本体１の上部に
は天板下面に長円形で蓋状の仕切壁を上向きに取付けて
形成した給気室６と、給気室６より小さい長円形で蓋状
の仕切壁を給気室６の底面に向けて下向きに取付けて形
成した煙道７を設け、煙道７の中央上面に排気筒１０を
立設して屋外に連通させ、同筒１０と同心状に給気室６
より給気筒１１を立設して給排気筒９を形成している。
一方、燃焼室４の上部に煙道管１２を立設して煙道７に
接続し、本体１の底部にファン１３を配設して出口側を
送風管１４によりバーナー３の下部に接続し、入口側を
給気管１５により給気室６に接続している。このように
構成された燃焼装置は、図示していない燃料タンク、或
いは配管から液体、或いは気体燃料がバーナー３に供給
され、燃焼用空気はファン１３により給気筒１１から取
入れられて給気室６、給気管１５、送風管１４を経て供
給されて燃焼室４内で燃焼し、燃焼廃ガスは煙道管１
２、煙道７、排気筒１０を通って屋外に放出される。し
かしながら、二組ある温水発生装置の一方のみ、例えば
右側のみを運転すると、ファン１３の動作及び燃焼によ
るドラフトにより給気室６は減圧され、煙道７は加圧さ
れる。従って、左方の煙道管１２、燃焼室４、ファン１
３、給気管１５を経由して右方の燃焼廃ガスが給気側に
逆流し、燃焼不良を発生すると共に左方の燃焼室等を汚
染、腐食させる欠点がある。屋外に設置されて、風を受
けるとこれが助長される。
スを屋外に放出する強制給排気式燃焼機二台を用いた温
水暖房機としては図４の構成図に示したものがある。図
示されているように、本体１内にバーナー３の上部を燃
焼室４として同燃焼室４内に熱交換器５を設けた熱交換
装置２が左右に配設されている。各熱交換器５の一端は
本体１の外部に臨んで温水の入口端となり、他端は加熱
された温水を貯留するシスターン１６の上部に開口して
いる。シスターン１６の下部は循環ポンプ１７の吸込み
側に接続され、同ポンプ１７の吐出側は本体１の外部に
臨んで温水の出口端となり、熱交換器５からシスターン
１６、循環ポンプ１７、図示していない負荷を経て熱交
換器５に連なる閉管路を形成している。本体１の上部に
は天板下面に長円形で蓋状の仕切壁を上向きに取付けて
形成した給気室６と、給気室６より小さい長円形で蓋状
の仕切壁を給気室６の底面に向けて下向きに取付けて形
成した煙道７を設け、煙道７の中央上面に排気筒１０を
立設して屋外に連通させ、同筒１０と同心状に給気室６
より給気筒１１を立設して給排気筒９を形成している。
一方、燃焼室４の上部に煙道管１２を立設して煙道７に
接続し、本体１の底部にファン１３を配設して出口側を
送風管１４によりバーナー３の下部に接続し、入口側を
給気管１５により給気室６に接続している。このように
構成された燃焼装置は、図示していない燃料タンク、或
いは配管から液体、或いは気体燃料がバーナー３に供給
され、燃焼用空気はファン１３により給気筒１１から取
入れられて給気室６、給気管１５、送風管１４を経て供
給されて燃焼室４内で燃焼し、燃焼廃ガスは煙道管１
２、煙道７、排気筒１０を通って屋外に放出される。し
かしながら、二組ある温水発生装置の一方のみ、例えば
右側のみを運転すると、ファン１３の動作及び燃焼によ
るドラフトにより給気室６は減圧され、煙道７は加圧さ
れる。従って、左方の煙道管１２、燃焼室４、ファン１
３、給気管１５を経由して右方の燃焼廃ガスが給気側に
逆流し、燃焼不良を発生すると共に左方の燃焼室等を汚
染、腐食させる欠点がある。屋外に設置されて、風を受
けるとこれが助長される。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記従来例の
問題点に鑑みてなされたもので、片側運転の際、相互に
影響しあわない温水暖房機を提供することを目的として
いる。
問題点に鑑みてなされたもので、片側運転の際、相互に
影響しあわない温水暖房機を提供することを目的として
いる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この考案においては、バーナーとその上部に設けた
燃焼室内に熱交換器を配設した熱交換装置、加熱された
温水を貯留するシスターン、及び循環ポンプを本体内に
二組収容し、本体上部に上記バーナーの給排気筒を具え
て燃焼用空気の給気と燃焼廃ガスの排気を行う温水暖房
機において、上記二バーナーへの燃焼用空気の給気と燃
焼廃ガスの排気を、夫々に隔壁を設けて分離することを
特徴としている。
め、この考案においては、バーナーとその上部に設けた
燃焼室内に熱交換器を配設した熱交換装置、加熱された
温水を貯留するシスターン、及び循環ポンプを本体内に
二組収容し、本体上部に上記バーナーの給排気筒を具え
て燃焼用空気の給気と燃焼廃ガスの排気を行う温水暖房
機において、上記二バーナーへの燃焼用空気の給気と燃
焼廃ガスの排気を、夫々に隔壁を設けて分離することを
特徴としている。
【０００５】
【作用】二つのバーナーの給気と排気が別々に行われる
ので、バーナー間で影響しあうことがない。
ので、バーナー間で影響しあうことがない。
【０００６】
【実施例】以下、本考案による温水暖房機の実施例を、
従来技術と同一な部分は省略して図１乃至図３に基づい
て説明する。図１は温水暖房機の要部の正面断面図、図
２は図１のＡ−Ａ矢視図で平面図、図３は図２のＢ−Ｂ
矢視図で側面図である。図１に示すように本体１内に配
設された二つの燃焼室４は、夫々煙道管１２を介して煙
道７に連通し、その上方にバーナー３の吸気側に連通す
る給気室６が位置している。この煙道７と給気室６は、
図２と図３を参照して、隔壁７ａと６ａにより左右に区
画されている。そして図１と図２を参照して、隔壁７ａ
により区画された煙道７の右側には排気筒１０ａが、左
側には排気筒１０ｂが同心状に立設されている。また、
隔壁６ａにより区画された給気室６の右側には給気筒１
１ａが、左側には給気筒１１ｂが独立して立設されてい
る。上記排気筒１０ａ、１０ｂ及び給気筒１１ａ、１１
ｂの上部は図３に示すように、本体１の上方で分離可能
に構成され、給排気筒９になっている。その詳細は図１
に示すように、各筒は開口端の下方に分離板１９を具え
ている。即ち、排気管１０ａは分離板１９１を開口端の
下方に熔接により固定している。同様に排気管１０ｂは
分離板１９２を、給気管１１ａは分離板１９３を、給気
管１１ｂは分離板１９４を具えている。これらの分離板
１９の外径は同一形状寸法に仕上げられ、周囲に垂下部
を具えている。また、分離板１９３は排気管１０ｂが挿
通する透孔を有し、分離板１９４は排気管１０ｂと給気
管１１ａが挿通する透孔を有している。これらを開口端
が給気管１１ｂ、給気管１１ａ、排気管１０ｂ、排気管
１０ａの順に上方に位置するように、給気管１１ｂに固
定した分離板１９４の透孔に給気管１１ａを挿通してそ
の分離板１９３を給気管１１ｂの開口と間隙を設けて位
置させ、給気管１１ａに固定した分離板１９３の透孔と
上記分離板１９４の透孔とに排気筒１０ｂを挿通し、次
いで排気筒１０ｂ内に排気筒１０ａを置いてその分離板
１９１と排気筒１０ｂの開放端間に間隙を設ける。最後
に無孔の上面を具えて周側に透孔２０ａを穿設し、分離
板１９に外接する角筒または円筒状の防風筒２０を被せ
て分離板１９とネジまたは熔接により固定して一体化す
る。透孔２０ａは分離板１９により区画される空間の上
方に位置して穿設されており、各開口の上方の分離板に
は開口の周側を間隙を有して囲繞して垂下する遮風筒１
８が取付られている。
従来技術と同一な部分は省略して図１乃至図３に基づい
て説明する。図１は温水暖房機の要部の正面断面図、図
２は図１のＡ−Ａ矢視図で平面図、図３は図２のＢ−Ｂ
矢視図で側面図である。図１に示すように本体１内に配
設された二つの燃焼室４は、夫々煙道管１２を介して煙
道７に連通し、その上方にバーナー３の吸気側に連通す
る給気室６が位置している。この煙道７と給気室６は、
図２と図３を参照して、隔壁７ａと６ａにより左右に区
画されている。そして図１と図２を参照して、隔壁７ａ
により区画された煙道７の右側には排気筒１０ａが、左
側には排気筒１０ｂが同心状に立設されている。また、
隔壁６ａにより区画された給気室６の右側には給気筒１
１ａが、左側には給気筒１１ｂが独立して立設されてい
る。上記排気筒１０ａ、１０ｂ及び給気筒１１ａ、１１
ｂの上部は図３に示すように、本体１の上方で分離可能
に構成され、給排気筒９になっている。その詳細は図１
に示すように、各筒は開口端の下方に分離板１９を具え
ている。即ち、排気管１０ａは分離板１９１を開口端の
下方に熔接により固定している。同様に排気管１０ｂは
分離板１９２を、給気管１１ａは分離板１９３を、給気
管１１ｂは分離板１９４を具えている。これらの分離板
１９の外径は同一形状寸法に仕上げられ、周囲に垂下部
を具えている。また、分離板１９３は排気管１０ｂが挿
通する透孔を有し、分離板１９４は排気管１０ｂと給気
管１１ａが挿通する透孔を有している。これらを開口端
が給気管１１ｂ、給気管１１ａ、排気管１０ｂ、排気管
１０ａの順に上方に位置するように、給気管１１ｂに固
定した分離板１９４の透孔に給気管１１ａを挿通してそ
の分離板１９３を給気管１１ｂの開口と間隙を設けて位
置させ、給気管１１ａに固定した分離板１９３の透孔と
上記分離板１９４の透孔とに排気筒１０ｂを挿通し、次
いで排気筒１０ｂ内に排気筒１０ａを置いてその分離板
１９１と排気筒１０ｂの開放端間に間隙を設ける。最後
に無孔の上面を具えて周側に透孔２０ａを穿設し、分離
板１９に外接する角筒または円筒状の防風筒２０を被せ
て分離板１９とネジまたは熔接により固定して一体化す
る。透孔２０ａは分離板１９により区画される空間の上
方に位置して穿設されており、各開口の上方の分離板に
は開口の周側を間隙を有して囲繞して垂下する遮風筒１
８が取付られている。
【０００７】従って、例えば、右側のみが運転される
と、バーナー３、ファン１３及び循環ポンプ１７が動作
し、熱交換器５で熱交換して高温になった温水は、循環
ポンプ１７によりシスターン１６、図示していない負荷
を経て熱交換器５に戻る循環をして暖房し、燃焼用空気
はファン１３により給気筒１１ａから取入れられて給気
室６右側、給気管１５、送風管１４を経てバーナー３に
供給されて燃焼室４内で燃焼し、燃焼廃ガスは煙道管１
２、煙道７右側、排気筒１０ａを通って屋外に放出され
る。その際、煙道７右側は加圧されるが、これからは隔
壁７ａにより隔離されている煙道７左側は排気筒１０ｂ
を介して屋外に連通しているので常圧を保ち、給気室６
右側が減圧されるが、これからは隔壁６ａにより隔離さ
れている給気室６左側は給気筒１１ｂを介して屋外に連
通しているので常圧を保つ。このように、両者が互いに
独立した流路を持っており、且つ給気筒、排気筒の開口
部は分離板１９により隔離されているので、左側の燃焼
室４の燃焼廃ガス流入による汚染等を生じないし、右側
燃焼室４の逆流による燃焼不良も生じない。屋外に設置
されていても、風による影響は片側運転と両側運転に差
異がなく、而も給排気筒９により防止される。
と、バーナー３、ファン１３及び循環ポンプ１７が動作
し、熱交換器５で熱交換して高温になった温水は、循環
ポンプ１７によりシスターン１６、図示していない負荷
を経て熱交換器５に戻る循環をして暖房し、燃焼用空気
はファン１３により給気筒１１ａから取入れられて給気
室６右側、給気管１５、送風管１４を経てバーナー３に
供給されて燃焼室４内で燃焼し、燃焼廃ガスは煙道管１
２、煙道７右側、排気筒１０ａを通って屋外に放出され
る。その際、煙道７右側は加圧されるが、これからは隔
壁７ａにより隔離されている煙道７左側は排気筒１０ｂ
を介して屋外に連通しているので常圧を保ち、給気室６
右側が減圧されるが、これからは隔壁６ａにより隔離さ
れている給気室６左側は給気筒１１ｂを介して屋外に連
通しているので常圧を保つ。このように、両者が互いに
独立した流路を持っており、且つ給気筒、排気筒の開口
部は分離板１９により隔離されているので、左側の燃焼
室４の燃焼廃ガス流入による汚染等を生じないし、右側
燃焼室４の逆流による燃焼不良も生じない。屋外に設置
されていても、風による影響は片側運転と両側運転に差
異がなく、而も給排気筒９により防止される。
【０００８】
【考案の効果】煙道と給気室を左右に区画すると共に、
給気筒と排気筒を夫々に設けて二つのバーナーの給排気
経路を分離したので、片側運転の際に相互に影響しあっ
て生じる燃焼不良、汚染、腐食等を防止し、四本の給気
筒と排気筒を給排気筒にまとめたので取扱を簡易にする
という効果を奏することができる。
給気筒と排気筒を夫々に設けて二つのバーナーの給排気
経路を分離したので、片側運転の際に相互に影響しあっ
て生じる燃焼不良、汚染、腐食等を防止し、四本の給気
筒と排気筒を給排気筒にまとめたので取扱を簡易にする
という効果を奏することができる。
【図１】本考案による温水暖房機の要部の正面断面図で
ある。
ある。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視図で、要部の平面図である。
【図３】図２のＢ−Ｂ矢視図で、要部の側面図である。
【図４】従来例による温水暖房機の構成図である。
１ 本体 ２ 熱交換装置 ３ バーナー ４ 燃焼室 ５ 熱交換器 ６ 給気室 ６ａ 隔壁 ７ 煙道 ７ａ 隔壁 ９ 給排気筒 １０ 排気筒 １１ 給気筒 １８ 遮風筒 １９ 分離板 ２０ 防風筒 ２０ａ 透孔
Claims (2)
- 【請求項１】 バーナーとその上部に設けた燃焼室内に
熱交換器を配設した熱交換装置、加熱された温水を貯留
するシスターン、及び循環ポンプを本体内に二組収容
し、本体上部に上記バーナーの給排気筒を具えて燃焼用
空気の給気と燃焼廃ガスの排気を行う温水暖房機におい
て、上記バーナーの吸気側に連通する給気室と同給気室
に立設する給気筒を設け、上記給気室を左右に区画する
隔壁を設けると共に各区画に上記給気筒を配設し、上記
二燃焼室に連通する煙道と同煙道に立設する排気筒を設
け、上記煙道を左右に区画する隔壁を設けると共に各区
画に上記排気筒を配設してなることを特徴とする温水暖
房機。 - 【請求項２】 上記給気筒と排気筒は夫々開口端の下方
に分離板を具えると共に高さ方向の差を設けて配設して
上記分離板により区画されて異なる区画に開口し、各区
画に対向する透孔を具える防風筒を設けて同防風筒に上
記分離板を固定して一体化した給排気筒を具えてなるこ
とを特徴とする請求項１記載の温水暖房機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5113092U JP2567963Y2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 温水暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5113092U JP2567963Y2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 温水暖房機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0614739U JPH0614739U (ja) | 1994-02-25 |
| JP2567963Y2 true JP2567963Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=12878236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5113092U Expired - Lifetime JP2567963Y2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 温水暖房機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567963Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP5113092U patent/JP2567963Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0614739U (ja) | 1994-02-25 |
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