JP2567471B2 - 成形装置用コア構造 - Google Patents

成形装置用コア構造

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JP2567471B2 JP1048307A JP4830789A JP2567471B2 JP 2567471 B2 JP2567471 B2 JP 2567471B2 JP 1048307 A JP1048307 A JP 1048307A JP 4830789 A JP4830789 A JP 4830789A JP 2567471 B2 JP2567471 B2 JP 2567471B2
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【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、成形装置用コア構造に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 従来、射出成形機等に使用する成形装置用のコア構造
としては、特公昭46−17592号等があるが、かかる構造
は、円筒状本体(1′)とその内部に設けた本体拡径用
ロッド(2′)より構成されており、円筒状本体
(1′)は筒方向に沿って周壁に長手状の切溝を多数形
成して、細長片を多数形成し、この細長片が互いに隣接
して円筒状本体(1′)を構成するようにしており、し
かも両側端面が外側へ拡開テーパ状とする細長片
(3′)と両側端面が内側へ拡開テーパ状とする細長片
(4′)とを互い違いに隣接して配設しており、そし
て、この細長片(3′)(4′)は縮径方向に付勢され
ているものである。
そして、射出成形をする場合には、本体拡径用ロッド
(2′)を円筒状本体(1′)内に挿入して細長手片
(3′)(4′)を第11〜12図に示すように拡径し、そ
の外周に成形型面を形成して、金型(5′)と協働し
て、例えばキャップ等の成形品(P)を成形するように
しており、成形終了後は、本体拡径用ロッド(2′)を
後退させることにより、細長片(3′)(4′)を成形
品(P)から第13図に示すように縮径離脱させ、成形品
(P)を容易に金型(5′)から取外すことができるよ
うにしている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが、かかる成形装置では、円筒状本体の周壁に
多数の切溝を形成して、細長片と隣接状態につくるもの
であるため、メタルソーによって切削代の少い切溝を形
成するのに、形成加工が非常に煩雑であると共に、加工
品の精度も良好にできないため、細長片の隣接面におけ
る当接合わせが精密に行いがたい欠点を有していた。
そこで、かかる欠点を解消すべく、本件出願人は、特
願昭62−142073として新たな成形装置用コア構造を出願
しているが、これは、第14図に示すように円筒状本体の
周壁に広幅の切溝(6′)を多数設けて縮径付勢の細長
片(7′)を多数形成し、この切溝(6′)中に嵌着す
る補助細長片(8′)を別途設けて、両細長片(7′)
(8′)が互いに装着状態において円筒形状が構成され
るようにし、しかも、その筒中に細長片拡径用のロッド
(9′)を進退自在とし、同ロッド(9′)の侵入で円
筒形が形成され、同ロッド(9′)の退去で両細長片
(7′)(8′)が中心方向に縮径して、成形品(P)
から完全に離脱して円筒状本体から成形品(P)を取出
すことができるようにしている。
しかし、この改良装置においても未だ不十分なところ
があり、例えば、ロッド(9′)を退去させても、細長
片たる本体側コア部材と補助細長片たる補助コア部材と
は、縮径の差はあっても、前後位置は同位置にあるた
め、ある一定の縮径状態では互いに干渉して、それ以上
は縮径量を小さくすることができない欠点を有してお
り、従って、アンダーカットの深い中空状物品の成形用
コアには適さないものであった。
(ニ) 課題を解決するための手段 この本発明では、筒本体の周壁に筒長手方向に沿って
複数のスリットを形成することにより、該スリット間に
本体細長片を形成し、同片の左右端面を互いにテーパー
形状に形成した縮径付勢の本体側コアと、該スリット形
状に対応し、該スリット内に嵌合すべく構成した補助細
長片よりなる筒形状で縮径付勢の補助コアと、本体側コ
ア中に補助コアを収納した状態で補助コア中に侵入作動
させることにより、両コアを拡開させて、両コアの外周
面で成形用型面が形成されるようにした進退自在のコア
拡径ロッドとよりなる成形装置用コア構造であって、前
記補助コアを本体側コアに対して相対的に後退動可能に
構成してなる成形装置用コア構造を提供せんとするもの
である。
(ホ) 作用・効果 この発明では、補助コアを本体側コアに対して相対的
に後退可能に構成しているので、本体側コアを成形品中
において縮径させたい場合に、補助コアを後退動させれ
ば、本体側コアの縮径時に補助コアと干渉することがな
く、従って、本体側コアを大きく縮径させることがで
き、成形品を本体側コアから抜き去ることが極めて容易
となり、小径タイプの成形品やアンダーカットの深い製
品、すわち、内周面に大きな凹凸形成のある製品などの
成形製作が容易となる効果を有する。
(ヘ) 実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図
では、本体側コア(1)中に補助コア(11)を収納し、
その中にコア拡径ロッド(21)が侵入作動するように構
成されている。
まず、本体側コア(1)の構成を説明すると、第1図
及び第1A図に示すように基部には本体筒状部(2)を形
成し、同筒状部(2)よりやや縮径した状態で筒本体
(3)を延設し、その先端には更に縮径した状態で筒状
の本体コア部(7)を形成しており、筒本体(3)から
本体コア部(7)にかけては周壁に筒長手方向に沿って
三個のスリット(4)を形成し、各スリット(4)は等
間隔に、かつ等幅で形成されており、従って、該スリッ
ト(4)間には、当該本体細長片(5)が等間隔、等幅
で形成されたことになる。
しかも、本体コア部(7)の細長片(5)の左右切削
端面は、テーパー形状、すなわち、内芯方向に向って細
寄りとなった形状としている。
更に、本体細長片(5)の先端部より形成される本体
コア部(7)は、縮径は付勢されており、素材の特性を
利用している。
なお、筒本体(3)と本体筒状部(2)との境には段
部(6)が形成されており、同段部(6)は後述する補
助コア(11)を収納する際の嵌着ストッパー部分とな
る。
このように、本体細長片(5)の先端部分は更に縮径
された形状に構成されて、その先端部分がコアの機能を
果す本体コア部(7)を形成していることになる。
また、本体細長片(5)の中途部分、すなわち筒本体
(3)の先端部の内周面には、先細り状のテーパー
(8)を形成しており、これは後述のコア拡径ロッド
(21)を挿入する場合に挿入を容易とするためのもので
ある。
次に、補助コア(11)の構成を説明すると、第1図及
び第1B図に示すように、基部には補助筒状部(12)を形
成し、それより補助筒本体(13)を延設し、その先端に
は縮径した状態で筒状の補助コア部(16)を形成してお
り、同補助筒本体(13)から補助コア部(16)にかけて
は周壁に筒長手方向に沿って三個のスリット(14)を形
成することにより、三個の補助細長片(15)を形成して
おり、しかも、この補助細長片(15)の先端部、すなわ
ち補助コア部(16)は上述した本体コア部(7)のスリ
ット(14)の形状に対応した形状に形成され、更には補
助細長片(15)の先端部より形成される補助コア部(1
6)は縮径付勢されている。従って、本体側コア(1)
のスリット(4)中に補助細長片(15)を嵌着すれば、
円筒形状が完成し、補助細長片(15)の縮径作動によっ
て、本当側コア(1)の本体細長片(5)が縮径し、本
体細長片(5)の先端部にある本体コア部(7)の径が
全体的に小さくなるものである。
このように、補助細長片(15)の先端部分は、前述し
た本体細長片(5)と同様に縮径形状に構成されて補助
コア部(16)を形成しており、本体細長片(5)の先端
部と一体となってコア機能を果すことになる。
また、補助細長片(15)の中途部分、すなわち補助筒
本体(13)の先端部の内周面にも、筒本体(3)と同様
の先細り形状のテーパー(17)を形成している。
次に、コア拡径ロッド(21)の構成を説明すると、第
1図に示すように、ロッド本体(23)の先端部分に小径
としたコア支持部(22)を形成しており、同ロッド本体
(23)は、本体側コア(1)及び補助コア(11)の各細
長片(5)(15)にて形成される筒状体の内径中に遊嵌
できる径を有しており、また同ロッド本体(23)のコア
支持部(22)は、各コア(1)(11)を先端部分の本体
コア部(7)及び補助コア部(16)中に密に嵌着できる
径を有している。
以上の三部材、すなわち、本体側コア(1)と補助コ
ア(11)とコア拡径ロッド(21)との組合わせによっ
て、コア機能及びコア縮径機能を果すことできるもので
ある。すなわち具体的には、本体側コア(1)中に補助
コア(11)を挿入し、しかも本体側コア(1)の各スリ
ット(4)中に補助コア(11)の補助細長片(15)を嵌
着せしめることにより、各細長片(5)(15)の組合わ
せにより筒状体を形成するものであり、この時、当然本
体側コア(1)の基部の本体筒状部(2)中には、補助
コア(11)の基部の補助筒状部(12)が挿入された状態
となる。
更には、補助コア(11)の基部の補助筒状部(12)か
らコア拡径ロッド(21)を挿入して、両コア一体形成に
よる筒状体中に同ロッドを嵌着し、しかも同ロッド(2
1)のコア支持部(22)を、各細長片(5)(15)先端
部の本体コア部(7)及び補助コア部(16)中に嵌着せ
しめると、本体細長片(5)と補助細長片(15)とは縮
径付勢に抗して互いに隣接状態で密着し、各コア部
(7)(16)でコア機能を果すようになるものである。
なお、本体側コア(1)と補助コア(11)とを組合わ
せた筒形状の更に外周には円筒状のコア保護ガイド(2
4)が設けられ、その先端部分にはコア突出孔(25)を
設け、コア突出孔(25)から、本体コア部(7)及び補
助コア部(16)が突出していると共に、各コア部(7)
(16)が互いに嵌着して円筒形状のコア部を形成してい
る状態、すなわちコア支持部(22)が挿入されている状
態では、筒本体(3)と補助筒本体(13)の先端部分の
係合突部(3−1)(13−1)がコア保護ガイド(24)
のコア突出孔(25)に係合して、一体に移動しうるよう
に構成されている。
この発明の要旨となるのは、かかる三部材の組合わせ
によりコア機能を果すように構成した成形装置用のコア
構造において、補助コア(11)を本体側コア(1)に対
して相対的に後退動可能に構成したことにあり、具体的
には次のように構成されている。
まず、本発明のコア構造が使用される成形装置(M)
について説明すると、第5図に示すように、(31)は注
入口金、(32)は固定型取付板、(33)は固定型、(3
4)は固定型取付板(32)から固定型(33)にわたって
内部に形成した注入路であり、固定型(33)の背面には
注入路(34)の末路に連通して形成した型空間(35)が
穿設されており、型空間(35)中に挿入される本体コア
部(7)及び補助コア部(16)との間にプラスチックス
等の成形材料を注入することにより、キャップねじ等が
成形されるものである。
(36)は、固定型取付板(32)の注入路(34)の周辺
に形成した流入路補強部材である。
かかる成形装置(M)に使用される本体側コア
(1)、補助コア(11)及びコア拡径ロッド(21)はそ
れぞれ次に説明する可動部材に連設されて所定の動きを
行う。
すなわち、固定型(33)と対応する位置には一定間隔
を保持して可動型取付板(41)が配設されており、同取
付板(41)には、ロッド取付板(42)を介してコア拡径
ロッド(21)が固定型(33)方向に向って突設されてお
り、また、ロッド取付板(42)の前方位置には、補助コ
ア取付板(43)が位置しており、同取付板(43)には補
助コア(11)の基部が挿貫固定され前方に突設されてお
り、また、補助コア取付板(43)の前方位置には、本体
側コア取付板(44)が位置し、同取付板(44)には、本
体側コア(1)の基部が挿貫固定され、前方に突設され
ている。
図中、(45)は補助コア(11)の基部の固定フラン
ジ、(46)は本体側コア(1)の基部の固定フランジを
示すものであり、各フランジ(45)(46)はボルト(4
7)(48)を介してそれぞれ補助コア取付板(43)及び
本体側コア取付板(44)に固定されている。
また、本体側コア取付板(44)の前方には、可動型本
体(49)が位置しており、同可動型本体(49)はコア保
護ガイド(24)の外周に沿って前後摺動自在に構成され
ており、コア保護ガイド(24)の基端のフランジ(2
4′)位置にまで移動できるように構成されている。
また、可動型本体(49)の前方には、ストリッパー
(50)が位置しており、ストリッパー(50)はコア保護
ガイド(24)の先端部分に一体に固定されて、コア保護
ガイド(24)の移動にともない、一体的に前後移動し、
しかも、ストリッパー(50)には、コア保護ガイド(2
4)先端のコア突出孔(25)と連通してストリッパー孔
(51)が穿設され同孔(51)からは、本体コア部(7)
及び補助コア部(16)が突出自在となっている。
また、可動型取付板(41)、ロッド取付板(42)及び
補助コア取付板(43)には、共通した位置に、突き棒用
孔(52)が穿設されており、可動型取付板(41)の後方
より突き棒用孔(52)に向って突き棒(53)が進入自在
に構成されている。
すなわち、突き棒(53)を突き棒用孔(52)に挿入し
て進出せしめれば、同突き棒(53)は本体側コア取付板
(44)に当接し、本体側コア取付板(44)を前方に押し
進めることになる。
(54)は、ロッド取付板(42)と補助コア取付板(4
3)との間に介在したスペーサーである。
また、補助コア取付板(43)には連動杆(55)が前方
に向けて突設されており、同連動杆(55)は、本体側コ
ア取付板(44)に穿設した挿通孔(56)を通って同取付
板(44)前方に突出しており、しかも、連動杆(55)の
先端にはスプリング受けフランジ(57)を形成し、同フ
ランジ(57)と本体側コア取付板(44)との間にはスプ
リング(58)が介設されており、このスプリング(58)
を介して補助コア取付板(43)は、本体側コア取付板
(44)と一体に移動し、その後は、後述の如く、スプリ
ング付勢に抗して本体側コア取付板(44)のみ相対的に
前方に移動して補助コア取付板(43)は相対的に後退す
るようになる。
従って、本体側コア取付板(44)が突き棒(53)によ
り前方へ押されると、スプリング(58)を介して連動杆
(55)が一体の補助コア取付板(43)を前方に一緒に引
張っていくことになる。
また、可動型本体(49)には、押し棒(59)が後方へ
向って突設されており、しかも同押し棒(59)は、本体
側コア取付板(44)に突設した挿通孔(60)を通って、
補助コア取付板(43)に当接すべく構成されている。
(61)は可動型本体(49)に穿設した連動杆挿通用孔
であり、可動型本体(49)に補助コア取付板(43)が接
近してきた場合に同取付板(43)に突設した連動杆(5
5)を逃がすための孔である。
以上のように構成された可動部材は、次のように作用
して、本体側コア(1)及び補助コア(11)によるコア
縮径機能を果すものである(第6図〜第10図参照)。
すなわち、たとえば、リング状等の成形品を射出成形
したい場合には、注入口金(31)から注入路(34)に樹
脂液を注入して型空間(35)中に射出せしめるが、この
時はストリッパー(50)、可動型本体(49)は固定型
(33)に隣接状態であり、しかも、本体側コア取付板
(44)、補助コア取付板(43)、ロッド取付板(42)、
可動型取付板(41)等は可動型本体(49)から離隔した
位置にて互いに隣接状態である。
そして、型空間(35)中には本体コア部(7)と補助
コア部(16)とが一体に嵌合して筒形状で挿入されてお
り、勿論その内部にはコア拡径ロッド(21)の先端部の
コア支持部(22)が挿入嵌合されて上記筒形状を保持せ
しめている(第6図)。
従って、型空間(35)中においては、本体コア部
(7)と補助コア部(16)とで形成された筒形状の外周
にリング状の空間が形成されていることになり、型空間
(35)中に射出された樹脂液は、このリング状空間に注
入されて成形品たるリング体(R)を形成する。
次いで、ストリッパー(50)、可動型本体(49)、本
体側コア取付板(44)、補助コア取付板(43)、ロッド
取付板(42)、可動型取付板(41)がそれぞれ一定スト
ロークだけ後退する(第7図)。
この状態では、本体コア部(7)と補助コア部(16)
が型空間(35)中より退去してその外周に成形品たるリ
ング体(R)が嵌っている。
次いで、突き棒(53)を前方に進めると、同棒(53)
は突き棒用孔(52)を通り、本体側コア取付板(44)の
背面に当接し(第8図)、そのまま突き棒(53)を進め
ると、本体側コア取付板(44)と補助コア取付板(43)
とが一体になって前方に進み、可動型取付板(41)とロ
ッド取付板(42)とが相対的に後退して、コア拡径ロッ
ド(21)は、両コア(1)(11)に対して相対的に後退
した位置となり、更にそのまま突き棒(53)が進むこと
により、両コア(1)(11)を介してコア保護ガイド
(24)とストリッパー(50)は更に前進し、押し棒(5
9)が本体側コア取付板(44)の挿通孔(60)に挿入さ
れることになり、この状態では、本体コア部(7)と補
助コア部(16)中から、コア拡径ロッド(21)のコア支
持部(22)が脱去した状態となっており、両コアのコア
部(7)(16)は縮径可能な状態となっている(第9
図)。
なお、この状態では、コア保護ガイド(24)のコア突
出孔(25)に係合していた筒本体(3)及び補助筒本体
(13)の係合突部(3−1)(13−1)は、係合解除さ
れている。なぜならば、各筒本体(3)(13)が各コア
部(1)(16)と共に縮径状態となるからである。
更に突き棒(53)が前進すると、押し棒(59)は補助
コア取付板(43)に当接し、更に突き棒(53)が前進す
ると、補助コア取付板(43)はスプリング(58)の付勢
力に抗して、押し棒(59)により相対的に後退されて、
本体側コア取付板(44)に対し相対的に後方位置に移動
されたことになる(第10図)。
従って、本体側コア(1)に対して補助コア(11)が
相対的に後退動したことになり、本体コア部(7)のス
リット(4)から補助コア部(16)の補助細長片(15)
が後方へ移動し、本体コア部(7)から補助コア部(1
6)が完全に後方へ離脱し、本体コア部(7)の縮径可
能範囲から外れることになるため、本体コア部(7)は
更に縮径可能となり、成形品を容易に取出すことができ
るものである。
この発明の実施例は上記のように構成されているもの
であり、補助コア(11)の補助コア部(16)が本体側コ
ア(1)よりも相対的に後退することになるため、本体
側コア(1)の本体コア部(1)が縮径するに際して補
助コア(11)と干渉することがなく、縮径量を大きくと
ることができ、従って、小径タイプの成形品やアンダー
カットの深い製品などの成形製作が可能となる。
なお、本発明は、射出成形機以外にもアルミなどのダ
イカストにも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明構造の本体側コアと補助コアとコア拡
径ロッドとの組合わせ状態を示す断面側面図。 第1A図は、本体側コアの側面図。 第1B図は、補助コアの側面図。 第2図は、第1図A−A′線の端面図。 第3図は、第1図B−B′線の端面図。 第4図は、第1図C−C′線の端面図。 第5図は、本発明構造の断面側面図。 第6図〜第9図は、本発明構造の作動過程を示す説明
図。 第10図は、本発明構造の最終作動状態を示す断面説明
図。 第11図は、従来技術(特公昭46−17592号)を示す説明
図。 第12図、第13図は、第11図の断面説明図。 第14図は、他の従来技術(特願昭62−142073)を示す説
明図。 (M):成形装置、(R):成形品 (1):本体側コア、(2)本体筒状部 (3):筒本体、(3−1):係合突部 (4):スリット、(5):本体細長片 (6):段部、(7)本体コア部 (8):テーパー (11):補助コア、(12):補助筒状部 (13):補助筒本体、(13−1):係合突部 (14):スリット、(15):補助細長片 (16)補助コア部、(17):テーパー (21):コア拡径ロッド、(22):コア支持部 (23)ロッド本体、(24):コア保護ガイド (24′):フランジ、(25):コア突出孔 (31):注入口金、(32):固定型取付板 (33):固定型、(34):注入路 (35):型空間、(36):流入路補強部材 (41):可動型取付板、(42):ロッド取付板 (43):補助コア取付板、(44):本体側コア取付板 (45):固定フランジ、(46):固定フランジ (47):ボルト、(48):ボルト (49):可動型本体、(50):ストリッパー (51):ストリッパー孔、(52):突き棒用孔 (53):突き棒、(54):スペーサー (55):連動杆、(56):挿通孔 (57):フランジ、(58):スプリング (59):押し棒、(60):挿通孔 (61):連動杆挿通用孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒本体(3)の周壁に筒長手方向に沿って
    複数のスリット(4)を形成することにより、該スリッ
    ト間に本体細長片(5)を形成し、同片の左右端面を互
    いにテーパー形状に形成した縮径付勢の本体側コア
    (1)と、該スリット(4)形状に対応し、該スリット
    内に嵌合すべく構成した補助細長片(15)よりなる筒形
    状で縮径付勢の補助コア(11)と、本体側コア(1)中
    に補助コア(11)を収納した状態で補助コア(11)中に
    侵入作動させることにより、両コア(1)(11)を拡開
    させて、両コアの外周面で成形用型面が形成されるよう
    にした進退自在のコア拡径ロッド(21)とよりなる成形
    装置用コア構造であって、 前記補助コア(11)を本体側コア(1)に対して相対的
    に後退動可能に構成してなる成形装置用コア構造。
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