JP2567377B2 - 種子の処理 - Google Patents

種子の処理

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JP2567377B2
JP2567377B2 JP61112442A JP11244286A JP2567377B2 JP 2567377 B2 JP2567377 B2 JP 2567377B2 JP 61112442 A JP61112442 A JP 61112442A JP 11244286 A JP11244286 A JP 11244286A JP 2567377 B2 JP2567377 B2 JP 2567377B2
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01N3/00Preservation of plants or parts thereof, e.g. inhibiting evaporation, improvement of the appearance of leaves or protection against physical influences such as UV radiation using chemical compositions; Grafting wax
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、栽培用の種子の処理法および改良された特
性を有する処理された種子に関する。
(従来の技術) 田畑および温室の両方において種子から植物を定植さ
せることは、種子の品質が変わり易く且つ発芽中の環境
条件が変動するので、困難である。これらの困難の幾つ
かを克服するために、予め発芽させた種子を保護ゲル中
に播種するいわゆる流体ドリル法(fluid drillingtec
hnique)が開発されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、殆どの予め発芽させた種子は、低温に
維持しておいても発芽の直後に変質し始め、主としてこ
の理由により種子供給者が消費者の要求通り且つ要求さ
れたときに分配用の発芽した多量の種子を用意すること
は実際出来なかった。その代わりに、農業経営者はドリ
ル用種子を調製しなければならず、これにより発芽装置
および操作に余分の費用が掛かることとなった。
一旦多量の種子を発芽させてしまえば、この種子を変
質しないようにドリルを過度に引き延ばすことは出来な
いのである。これは、悪天候やドリル装置の機械的故障
の場合には重要な問題である。更に、液体ドリルを行う
と、種子を一個毎に植え付けて種子と種子との間隔を精
確に制御することは出来ない。更に、幼根の損傷や他の
問題を防止するために、播種時の幼根が3mmより余り長
くならないようにしなければならない。しかし、種子の
ロットによって発芽時間に大きな変動があり、最も早く
発育した種子の幼根が好ましい長さになる時には一部分
の種子しか好適に発芽していないのである。それ故、発
芽した播種に関する可能性は、十分に達成されていな
い。
本発明の目的は、植物が容易に定植し且つ以前は発芽
した種子を播種することに伴う上記の欠点を余り被るこ
とのない播種用の種子を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に適用される植物種は、J.BekendamおよびR.Gr
ob、苗評価ハンドブック(Handbook for Seedling Eval
uation)、ISTA・チューリッヒ、スイス(1979年)にお
いて、苗の評価における根系の発育およびその意義(de
velopment of the root system and its significance
in the eveluation of the seedlings)の点から分類さ
れた第1群〜第3群の植物種(第29頁)のうち、第3群
以外の植物種である。第3群の植物種は、(発芽とほぼ
同時に発生する一次根およびそれと同等の機能を持つ複
数の不定根を含む苗根系(Triticum属、シクラメンな
ど)」(several equal seminal roots(第29頁)およ
びseminal roots:seedling root system including the
primary root and a number of adventitoius roots,a
ll appearing more or less simultanously in germina
tion(第27頁))を有する植物種である。なお、第1群
の植物種は「一次根を本質的とする」(primary root e
ssential)根系を有する種であり、第2群の植物種は一
次根の後に発生する「二次根が考慮される」(secondar
y roots taken into account)根系(第29頁)を有
する種である。本発明は、一次根の良好且つ正常な成長
が植物の生存および健康に重要である第1群の種に広く
応用でき、また、第2群の種にも応用することが出来
る。第1群および第2群の種は共に、一次根が適正に定
着しなかった場合に不定根がこれに良好に代わることが
出来るような苗根系を持たないことを特徴とする。これ
らの種は、122〜126頁に代表例索引によって例示されて
いる。苗評価ハンドブックは、世界中の種子業者に一般
的に用いられている権威のある刊行物であり、その内容
については本明細書に参考のため引用する。
驚くべきことは、上記問題をかかえる種類の種子は、
幼根が見える段階まで発芽させ、次いで処理を行ってそ
れらの水分含量を低下させ、幼根がこれ以上発育しない
ようにし、しかも可能性のある苗の成育力を保持するよ
うに出来ることを見い出した。
乾燥および凍結条件に対して、発育する植物中に或る
程度の耐性を誘発させるいわゆる「脱水刺激」の種子ま
たは苗への効果について、科学文献に多くの報告がなさ
れている。これらの処理は、種子が発芽する前に湿潤と
乾燥を繰り返すことから成る。例えば、この種の初期の
研究は、メイ(May)等によってまとめられており(196
2年フィールド・クロップ・アブストラクツ(FieldCrop
Abstracts)、第15巻、1〜6頁)、彼らは乾燥し易さ
に関して胚の発育の段階が重要であると結論した。ま
た、例えば、ワイセル(Waisel)(1962年フィシオロジ
ア・プランタルム(PhysiolgiaPlantarum)、第15巻、4
3〜46頁)、カルセラーとソリアノ(CarcellerとSorian
o)(1971年カナディアン・ジャーナル・オブ・ボタニ
ー(Canadian Journal of Botany)、第50巻、105〜108
頁)およびミルトロペ(Milthorpe)(1950年アンナル
ス・オブ・ボタニー(Annals ofBotany)、第14巻、79
〜87頁)のような幾つかの研究では、幼根の見える種子
について報告されているが、これらは穀物に関するもの
であり、それらの種根系のため苗が生き残るかどうかの
苛酷な処理を報告している。また、その他の、シミノビ
ッチとクロウティール(SiminovitchとClountier)の報
告(1982年プラント・フィシオロジー(PlantPhysiolog
y)、第69巻、250〜255頁および1983年クリオバイオロ
ジー(Cryobiology)、第20巻、487〜503頁)学術的研
究もあるが、これらはこれら報告は主として穀類に関す
る、植物の根よりも植物の苗条(幼芽)に対する処理の
効果に対するものである。同様に、小量播種されたまた
はその他の植物穀類の種子に関する脱水ストレスの効果
が報告された研究は、一般に極めて苛酷でしばしば致命
的乾燥条件を記載しており、本発明が目的とする問題点
の解決を提供する実用値はこれまで見い出されていなか
った。更に、発芽後の種子の乾燥は、一般的には、例え
ばベリーとドレンナン(BerrieとDrennan)(1971年ニ
ュー・フィトロジスト(New Phytologist)、第70巻、1
35〜142頁)、ダスグプタ、ビューレィとイェング(Das
gupta,BewleyとYeung)(1982年ジャーナル・オブ・イ
クスペリメンタル・ボタニー(Journal of Experimenta
l Botany、第33巻、1045〜1057頁)およびヘガルティ
(Hegarty)(1977年、ニュー・フィトロジスト、第78
巻、349〜359頁)のような文献では一般的には禁忌とさ
れている。
ハイデッカー(Heydecker)等(1975年、シード・サ
イエンス・オブ・テクノロジー(Seed Science of Tech
nology)第3巻、第881−888頁、「種子の活性化」
(“Invigoration of Seeds")には、種子のバッチを、
化学的に不活性であるが浸透圧的に活性はポリエチレン
グリコール「6000」と、発芽の最初の工程を行えるよう
にほとんど完全な湿潤(imbibition)を可能にするのに
十分低くさらに幼根の発生を防止するのに十分高い濃度
で特定の期間(通常1週間またはそれ以上の週間)好気
性条件下で接触させる方法が記載されている。処理され
た種子は次に乾燥させ保持することができる。そのよう
な種子を発芽培地にまいた時、それらの幼根は低温でも
急速かつほとんど同時に発生すると言われている。しか
し、幼根発生の点で種子を乾燥させることの示唆はな
い。従って、この開示は発芽の必須の工程が開始する工
程であるが幼根発生が起こらない程度に湿潤させた種子
に関する。幼根発生は限られた数の種子においてのみ起
こるようにし、その種子の大多数が幼根発生の、すなわ
ちコントロールとしての段階に到達することを確実にす
る。
本発明は、発芽とほぼ同時に発生する一次根およびそ
れと同等の機能を持つ複数の不定根を含む苗根系の特性
を有する植物種以外の植物種の均一な発芽および発育特
性を有する高成育力種子ロットであって、種子が幼根を
有することに基づいて選別されかつ種子の成長力を喪失
することなく幼根の発育を停止する水分含量を有する種
子ロットを提供する。
本発明は、また、発芽とほぼ同時に発生する一次根お
よびそれと同等の機能を持つ複数の不定根を含む苗根系
の特性を有する植物種以外の植物種の種子から均一な発
芽および発育特性を有する高成育力種子ロットを製造す
る方法であって、かなりの比率の種子に幼根が現れる段
階まで種子を発芽させ、発生した幼根を有する種子を選
別し、これらの種子を成育力の喪失のない乾燥条件下で
幼根の発育を停止するが成長力を喪失しない水分含量に
乾燥させることから成る方法を提供する。
発生した幼根を有することに基づいて例えば乾燥前に
種子を選択する。乾燥は、個々の種子が分離でき且つ自
由流動性になる(種子が独立して動く)水分含量まで乾
燥することから成る第一段階と、成育力の喪失のない乾
燥条件下で幼根の発育を停止するが成育力を喪失しない
水分含量まで種子を更に乾燥することから成る第二段階
との二段階で行うことが出来る。種子は、発芽後の適当
な段階でコーティングして、損傷のない取り扱いおよび
播種することを容易にすることが出来る。
本発明が応用できる種の例には、ブラシカ(Brassic
a)属、アリウム(Allium)属およびベータ(Beta)属
の種を上げることが出来る。
特に有利な態様では、本発明は小量播種される野菜の
種子に応用することが出来る。
本発明を好ましく応用することが出来た種の例として
は、次のものがある。
アリウム・セパ(Allium cepa) アリウム・ポルム(Allium porum) ブラシカ・オレラセア(Brassica oleracea) ブラシカ・カンペストリス(Brassica campestris) ブラシカ・ナプス(Brassica napus) ベータ・ブルガリス(Beta vulgaris) ダウクス・カロタ(Daucus carota) 本発明を応用するその他の種の例には、次のようなも
のがある。
ラクチュカ・サティバ(Lactuca sativa) ラファヌス・サティブス(Raphaus sativus) ククミス・サティブス(Cucumis sativus) カプシクム・アヌム(Capsium annuum) リコペルミコン・エスクレントム(Lycopersicon escul
entum) ニコチアナ・タバクム(Nicotiana tabacum) チコリウム種(Chichorium SPP.) アスパラグス・オフィナリス(Aspargus officinalis) アプウム・グラベオレンス(Apium graveotens) この明細書において、“成育力のある(viable)”と
いう表現は、成熟した植物に成長することのできる笛を
産生する種子を表わす。種子ロットでの成育力(Viabil
ity)は、通常、種子試験のための国際規約(Internati
onal RulesforSeel Testing、参照、Seed Science and
Technology,4(1976))で規定された方法によって実験
的に評価することができる。
(発明の効果) コーティングしたままはコーティングなしの本発明に
よって処理した種子は、種子を損傷しない如何なる通常
の方法ででも播種することが出来る。本発明の方法によ
って処理された種子は流体ドリルによっても播種するこ
とが出来るが、乾燥種子を播種する通常の機械で播種す
るのが好ましい。本発明による種子は、播種した後は好
適な環境に置くと正常な発育を続ける。本発明によって
処理した種子を通常の機会で播種する場合には、流体ド
リル法とは異なり、個々の種子の間隔を精確に取ること
が出来る。種子は既に発芽しているので、本発明は、播
種後に素早く且つ均一に発育する完全に発芽した種子を
播種するために発芽後の適当な選択を可能にする。本発
明は、また、最終使用者によって播種される目的で分布
される前に種子加工業者によって行われる乾燥および発
芽のための保存安定性が十分である種子を提供する。
(発明の具体的な説明) 本発明による種子の加工は、下記の手続による連続的
処理工程に所定量の種子を付することから成る。
湿潤および発芽 乾燥種子のバッチを、水処理浴中で、十分に水で湿潤
させて発芽を誘発させるまで、処理することが出来る。
浴は通気して連続流系として稼働させて、ろ過される物
質を取り除いて汚染を防止することが好ましい。水処理
の時間および温度の条件は、発芽して種子の大部分が幼
根を発現する段階に進行するに十分なものである。処理
時間は種子のタイプによって変わり、発芽時間に関する
情報を多種多様な種子に対して広く利用できる。
この処理の変法では、より短時間の水処理時間を用い
て、過剰の水を、幼根が現れる前に湿潤した種子から除
去し、その後、バルク流体の不在の同じまたは異なる場
所で幼根を発現させる。どちらの場合にも、この処理工
程は、かなりの部分の種子から幼根が現れると直ちに停
止する。例えば、キャベツの種子の場合には、最良の結
果を得るには、次の段階を開始する前に幼根が1〜2mm
より長くならないようにするが、玉葱種子では対応する
長さは、例えば1〜3mmである。この長さでは、この段
階または次の段階での取扱中に損傷を受けない。
種子選別 種子は、浸透性種子プライミング(osmotic seed pri
ming)、冷処理または植物成長制御剤への浸漬のような
生理的予備処理を行って、発芽の効率および均一性を増
加させることが出来る。
本発明による選別の基礎は、発生した幼根を有するこ
とである。第一段階の終了時に水浴中に所望な程度にま
で発芽しなかった部分の種子を、分離する。未発芽の種
子から発芽した種子の選択は、既知の浮遊法を用いて行
うことが出来、発芽した種子が比重が低くなるので浮遊
タンクの上部に上昇し、未発芽の種子は底に沈むのであ
る。この方法の更に詳細については、テーラー(Tayle
r)等のホルトサイエンス(Hortscience)、第13巻、48
1〜482頁(1978年)、テーラー等のホルトサイエンス、
第14巻、412頁(抄録)(1979年)およびテーラー等の
ホルトサイエンス、第16巻、198〜200頁(1981年)に見
い出すことが出来る。
もう一つの分離法は、英国特許第1,470,133号明細書
に記載されており、種子をタンクの水面上で発芽させ、
幼根が現れるとそれが表面を被って水面下に成長し、水
面下を通って交互に吸収および吹き出しする一連のプロ
ーブが、幼根によって表面下の発芽した種子を吸収し、
種子を次にタンクの底から集めて取り出す。
その方法は精密にして、更に選択的にすることが出来
る。例えば、これらの方法は最初に発芽した個々の種子
を分離するのに用いることが出来、最近の研究による
と、この後者のタイプの種子が最も力強く且つ最大の成
育力を有することが示されている(フィンチ−サバジの
アンアールス・オブ・アプライド・バイオロジー(Anna
ls of Applied Biology)、第108巻、441〜444頁(1986
年)。未発芽の種子は再循環させて更に処理して発芽を
誘発させることが出来る。所望ならば、この一連の処理
を連続して行って、元の種子のバッチから最大収量の発
芽する種子を回収することが出来る。何れの場合にも最
終的目的は、速やかでありかつ予想される苗の発育が可
能な100%に近い成育力を有する種子から成る種子ロッ
トを形成することである。
乾 燥 本発明によって発芽した種子の乾燥は、予備および最
終乾燥で表し得る二段階で行うのが好ましい。
(a)予備乾燥 この段階での主要目的は、種子の凝集を引き起こす表
面の水分を除くことである。それ故、この乾燥は比較的
短時間の苛酷な条件によって、種子の集合体が自由流動
性を有し且つこの性質をこの後の処理段階で保持するよ
うにすることを特徴とする。予備乾燥のこれらの条件
は、種子の内部水分含量を偶発的にわずかだけ減少させ
ることがあるが、幼根の成長を完全に停止させるものに
十分なものではない。例えば、発芽が始まったら、種子
を通気下の水浴から除去し、好適には、発芽した種子を
選択した後、例えば、約70xgで過剰の水を遠心分離によ
って除去する。次いで、それらの種子を例えば約20℃の
気温および約50%の相対湿度の約1.6m/秒の気流中に置
いて、十分に水分を除去して個々の種子が次の乾燥工程
で互いに付着しないようにする。
(b)最終乾燥 この乾燥工程の目的は、幼根の発育を上記の程度の長
さで停止させ、更に水を加えないかぎり永久に自由流動
性を保つようにすることである。この形状では、種子を
所望ならば更に容易にコーティングして、多くの通常の
乾燥種子ドリルで精確に播種するのに必要な丸い形状に
変形することが出来る。種子を代表的に乾燥する水分含
量では、幼根の発育を停止するが、乾燥の条件は成育力
を保存して、土壌中では性状の発育を回復することが出
来る。本明細書中に用いられる「水分含量」は、新鮮な
ものの重量に対して計算した種子の水分含量を指す。上
記のように定義された水分含量を決定する規則は、イン
ターナショナル・スィード・テスティング・アソシエィ
ション・イン・スィード・サイエンス・アンド・テクノ
ロジー(International Seed Testing Association in
Seed Science and Technology)、第4巻、40〜43頁(1
976年)に発表されている。
本発明による方法は、かかる条件下で行われ、製造さ
れる種子は処理された種子ロットが成育力のある種子の
割合が出来るだけ高くなるような水分含量を有する。多
くの場合には、本方法は、種子の成育力を著しく損失す
ること無く行うことが出来、すなわち処理の前後で成育
力ある種子の比率には余り差がないのである。天然の種
子のロットで期待される成育力ある種子の割合は、種ご
とに変動し、販売に提供される種子ロット中の成育力あ
る種子の最小割合は多くの国家で規制の対象になってい
る。幾つかの場合には、成育力ある種子の割合の幾分か
の減少は、本発明による処理前後の種子間のものとして
許容される。
通常は、種子の水分含量45%以下に減少し、好ましく
は40%未満に減少して種子の発育を抑制する。玉葱種子
およびキャベツ種子では、例えば幼根が成長することは
45%未満の水分含量で実質的に防止される。乾燥種子の
許容し得る引き続く保存時間は、例えば種子の水分含量
を約35%または好ましくは30%以下まで減少させること
によって一月間以上も著しく増加させることが出来る。
水分含量は、約20%以下にまで減少させるのが有利であ
り、例えば15%が好ましい。幾つかの場合には、水分含
量は、市販の天然種子に存在する水準まで減少させるこ
とが出来る。
水分含量の減少は、発芽した種子を、例えば70から90
%のかなり高い相対湿度の乾燥雰囲気に暴露することに
よって行うことが出来る。特定の種についての最良の乾
燥条件は、実験的に容易に決定することが出来る。しか
しながら、80〜85%の相対湿度の空気が、広範囲の応用
性を有することが見い出されている。最適乾燥温度は、
一般的には20〜30℃の範囲である。
空気を幾分運動させることが、乾燥雰囲気中で種子か
ら水分の蒸発を助けるのに有用である。種子は、単一層
に広げることが出来、または2または3cmの深さのベッ
ドに配置してもよい。空気は、0.4m/秒以下の流速でベ
ッド中を流すのが好ましく、更に好ましくは0.2〜0.25m
/秒である。種子は通常は、有孔支持表面上に支持さ
れ、両側から空気の流れを容易にする。
所定の温度での乾燥時間および相対湿度は、種子の配
置法および処理される種子のタイプによって異なる。
最終乾燥は、発芽した種子を生理的に不活性で、発芽
した種子が浸透性でなく且つ液体媒質が、水分を種子か
ら液体媒質へ通過させるような浸透力を有する液体媒質
で発芽した種子を処理することによっても行うことが出
来る。液体媒質は、通常は適当な溶質の水溶液であり、
溶質の濃度は種子の水分含量を減少させるのにようする
浸透力に溶液を調整するのに用いられる。好適な溶質の
例には、ポリエーテル、例えばポリエチレングリコール
がある。処理は、例えば環境温度で行っても良く、媒質
は水分減少処理の間通気するのが好ましい。特定の温度
での特定の種子の処理の長さは、液体媒質の浸透力と種
子中に所望の水分量によって異なる。液体媒質は、所望
ならば限外ろ過の後再循環させて、種子から誘導される
低分子量材料を除去して高分子量溶質を濃縮することが
出来る。
種子コーティングの塗布 上記の最終乾燥に付した或る種の種子は、例えば真空
播種機のような乾燥種子を播種する或る種のタイプの通
常の機械で播種することが出来るので、本発明の任意の
要件であり、多くは更に処理せずに通常の流体ドリル法
によって播種することが出来る。
発芽した種子は、予備乾燥段階の前でコーティングす
ることが出来る。また、これらの種子は、遠心分離の直
後または気流を適用後またはそれに代えてコーティング
することが出来る。この点で、種子表面は湿った状態に
なる。それ故、種子を吸収剤ゲル粉末と滑石のような不
活性物質との乾燥混合物中で種子を回転させまたはまぶ
して、予め湿らせた種子表面がコーティング材料をしっ
かりと付着させるのに用いられるようにすることが出来
る。ほぼ100%相対湿度の雰囲気にコーティングした種
子を暴露して、次いで環境条件下で簡単に乾燥すること
によって種子に種子コーティングを固定するようにす
る。種子をコーティングする目的は、種子を損傷から保
護する保護表面を具備させることである。この目的に
は、薄いコーティングで十分である。
また、コーティングは、低磨耗法例えば流動化ベッド
法を用いて最終乾燥段階が完了したときに、種子に塗布
することも出来る。コーティング内に種子が更に乾燥す
るのを避けることは重要であり、例えば、最終乾燥で用
いられるのと同様の温度および相対湿度条件下で流動化
ベッドコーティングを行うのが適当である。
最初のコーティングの後に、通常のパンコーター中で
コーティングを行って、第一のコーティグが完了した段
階でペレットを形成させることが出来る。
乾燥した種子の保存 本発明によって処理した種子は、ほぼ0℃の温度例え
ば±3℃で保存することが出来る。約30%程度の水分含
量を有する種子は、0℃から僅かに高いほぼ0℃の温
度、例えば約1℃の温度で保存するのが、通常は最良で
ある。例えば、約30%の水分含量を有するカリフラワー
は、約1℃の温度の密閉容器中で成育力を余り失わずに
数週間保存することが出来る。しかしながら、30%未満
の水分を含量を有する種子は、通常は僅かに0℃から離
れた温度例えば約−3℃で保存するのが最も好ましい。
本発明の処理において生じる水分の減少は、堅く凍結さ
せることによって保存に好適な種子を作ることが出来
る。例えば、20%以下の水分含量では、キャベツ種子の
ような種子を、強い凍結状態(−18〜−20℃)で長時
間、少なくとも数か月は成育力に悪影響なしに保存する
ことが出来る。これは、現行の方法によれば、発芽した
キャベツの安全保存期間は3〜4日間であることと対照
的である。
本発明による方法によって種子を処理する好適な装置
の一例は、種子処理室、種子処理室の空気をかなり高湿
度に維持する加湿機、および種子処理室の空気の温度を
所望な温度に維持する温度制御器から成る。種子処理室
の湿度は、例えば小型の装置では既知の濃度の、例えば
水酸化カリウムの薬品水溶液を用いることによって制御
することが出来る。しかしながら、大型の装置では、湿
度はセンサ制御の加湿機および/または除湿機を配置す
るかまたは他の適当なエアコンディショニング装置によ
って制御することが出来る。1個以上のファンまたはブ
ローワを加えて、種子中に気流を起こすことができる。
一例では、完全な種子処理プラントは更に通気した水
タンクを備え、タンクを通って水の連続通路か具備され
ており、種子処理室へ種子を輸送する前に発芽工程を開
始するようになっているものと、輸送の前に種子から表
面水分を除く遠心分離装置と、任意には種子処理室から
受け取った処理した種子を保存する冷蔵保存室とを備え
ている。
(実施例) 実施例1−キャベツ 1.発 芽 キャベツ種子(cv Hawke)を、20℃の温度で通気した
水中でナイロンメッシュバッグ中に置いた。ナイロンメ
ッシュは、水の運動を許容するほどに十分に広いが、バ
ッグを通して根が成長できるほど十分に大きくはなかっ
た。空気の流れは、水を酸素飽和して種子の重量を支持
するのに十分であった。水は系を通して十分な流速で常
に流れており、24時間ごとに少なくとも1回完全に交換
した。種子は16から18時間後に水から取り出した。この
時点で、種子の約45%は、幼根の長さが2.5mmまで発芽
していた。
2.選 択 種子をナイロンバッグから取り出して、手で選別し、
発芽して幼根の長さが1から2mmのものを選択した。
3.予備乾燥 選択した種子を70xgで40秒間遠心分離し、20℃、50%
相対湿度(RH)で1.6m/秒の流速で、流動化するまで、
すなわち種子が独立に動くまで(1〜2秒間)気流に付
した。
4.最終乾燥 種子をステンレススチールメッシュ上に単層で置い
て、20℃および80℃±3%RHで、0.2m/秒の流速に、約
7時間付した。この期間の終了時に種子の水分含量は、
インターナショナル・スィード・テスティング・アソシ
エィション(スィード・サイエンス・アンド・テクノロ
ジー、第4巻、40〜43頁(1976年)の規則により測定し
たところ、14%であった。同様のバッチからの新鮮に発
芽した種子と比較すると、成育力の損失は、インターナ
ショナル・ルールス・フォー・スィード・テスティング
(スィード・サイエンス・アンド・テクノロジー、第4
巻(1976年))によって開示された国際的に認められた
方法を用いては、検出されなかった。
4b.液体媒質中の乾燥 上記1および2によって処理された種子を、浸透力が
−4.OMPaである通気したポリエチレングリコール(分子
量6000)の水溶液中に4時間置いた。この時間の終了時
に、水分含量は25%であった。同じバッチからの新たに
発芽した種子と比較して、成育力には損失は認められな
かった。
5.成長試験 乾燥した種子の成長を、スロープ試験(グレイとステ
ッケルのアンナーレス・オブ・アプライド・バイオロジ
ー、第103巻、327〜334頁(1983年))によって検討し
た。本発明によって処理した種子(上記1.4aの生成物)
および新たに発芽した種子を、スロープ上に置いて、発
育させた。値および苗条の長さを、7日後に、測定し
た。本発明によって処理した種子と新たに発芽した種子
との間には、殆ど差異は認められなかった。
6.保 存 本発明によって処理した種子(上記1.4aの生成物)
を、家庭用冷凍機(−18から−20℃)中で3か月保存し
た。同じバッチの新たに処理した種子と比較して、成育
力の損失は認められなかった。
7.機械的播種 本発明によって処理した種子(上記1.4aの生成物)
を、モジュール中に播種するために使用される型の真空
播種機中を通した。この播種機は、振動トレイ中で種子
を撹拌し、真空によってプローブに固定するのに所望な
位置に移動させて、通常の方法で操作した。真空播種機
中を通過させた後、播種機を通過させなかった同じバッ
チの種子と比較したところ成育力の損失は認められなか
った。
8.予備コーティング 上記1.1によって処理した種子を取り除き、過剰の水
を除き、次いで細かく摩砕したウォーターロックB−10
0スーパー吸収剤ポリマー(グレイン・プロセッシング
・コーポレーション(Grain Processing Corporatio
n)、アイオア、米国)と滑石との1:10の重量比の混合
物中でロールした。生成するコーティングした種子を、
室温(20℃)で1時間ほぼ100%相対湿度の環境中に置
いた。次いで、種子を環境条件下(50% RH,20℃)で、
15分間乾燥した。この方法でコーティングした種子は、
未コーティングの発芽した種子と比較して成育力の損失
を認めなかった。
実施例2−玉 葱 玉葱種子(cv Hyper)を発芽させ、選択して、下記の
異なる点を除いて、上記実施例1.1、1.2、1.3および1.4
aに記載の方法によって乾燥した。通気した水中での処
理は、4日間行った。予備乾燥段階での気流速度は、1.
25m/秒であり、最終乾燥段階での空気は、20℃で85±3
%RHであった。最終乾燥は15時間行い、乾燥した種子の
水分含量は15.9%であった。乾燥した種子は、同じバッ
チからの新鮮に発芽した種子に比較して成育力の損失は
認められなかった。
実施例3−砂糖ビート 砂糖ビート種子を、通気した水中での処理を3日間行
い、最終乾燥を7時間および16時間行ったことを除い
て、実施例2に記載したのと同様に発芽させ、選択し
て、乾燥した。7時間後に、乾燥した種子の水分含量
は、18.2%であり、16時間後には乾燥した種子の水分含
量は14.1%であった。この方法で乾燥した種子を、対象
物としての天然種子と共に加熱した温室(最低夜間温度
は14℃、最低昼間温度は17℃)で、種子トレイ中に播種
した。以下の結果を得た。
実施例4−芽キャベツ 1.種子処理 芽キャベツ種子(cv Achilles)を、通気した水中で
の処理を24時間を行い、最終乾燥を6.25時間行ったこと
を除いて、実施例2に記載したのと同様に発芽させ、選
択し、乾燥した。乾燥した種子の水分含量は16.0%であ
り、同じバッチから新たに発芽させた種子と比較して成
育力の損失は見られなかった。
2.スクロース勾配上での分離を含む種子処理 芽キャベツ種子(cv Achilles)を、テーラー等のホ
ルト・サイエンス(Hort Science)、第16巻、2号、19
8〜200頁(1981年)記載の方法と同様な方法によって、
既知比重のスクロース溶液を用いて発芽させ、発芽した
種子を分離した。発芽に先立ち、種子を一定の範囲の比
重を有する一連の溶液(1.05から1.12の範囲でバンドが
0.01の8種類の溶液)中に置いた。最高の比重の溶液で
開始して、沈んだ種子を集めて、分離し、残りの種子を
次の溶液へ通過させた。生成する8バッチの種子を、上
記実施例4.1に記載の条件を用いて別々に発芽させ、各
バッチを別々に発芽前には沈んだ溶液なかに戻した。浮
遊する種子を集めた。1.11〜1.12および1.10〜1.11の比
重バンドで浮遊する種子を、同じ比重のバンドで再度分
離し、浮遊したものを一緒にまとめた。これらの種子を
検討したところ、96%が発芽しており、幼根の長さは1
〜2mmであった。
次いで上記実施例4.1に記載したように予備および最
終乾燥を行い、水分含量を16.0%とした。
3.ダッチ・ライト・フレーム(Dutch Light Frame)中
の播種 開放ダッチ・ライト・フレームは、野原の種子ベッド
の条件を模したものである。対照物としての天然種子と
共に上記4.2で得られる種子を、15mmの深い畔中に無作
為に間隔を開けてダッチ・ライト・フレーム中に3月に
播種した。種子を、篩に掛けた土で覆い、更に圧を加え
ずに「スタンヘイ(Stanhay)」プレス・ホイールでロ
ールして、ダッチ・ライト・フレームを環境条件に開放
したままにした。以下の結果を得た。
4.モジュールでの播種 植物は、通常、屋外または温室に植物を移植する他の
栽培者にその植物を販売のために、専門の植物栽培者に
よってモジュール中に栽培される。上記4.1および4.2に
おいて、対照物としての天然種子と共に得られた種子
を、3月に「ハッシー(Hassy)」トレー中にモジュー
ル当り1種子ずつ播種した。各種子は4mmの深さの丸い
窪みに播種し、水分を含んだバーミキュライトを掛け
た。トレーにリビングトン(Levington)移植たい肥を
満たして、ミスト灌水によって灌水した。モジュール
を、14℃の最低夜間温度と17℃の最低昼間温度での加熱
した温室条件下に維持した。以下の結果を得た。
実施例5−韮 韮種子(cv Snowstar)を、通気した水中での処理を
3日間行い、最終乾燥13.75時間行ったことを除いて上
記実施例2に記載の通りに発芽させ、選択して、乾燥さ
せた。乾燥した種子の水分含量は、19.7%であった。水
分を含むバーミキュライトを掛けた後、更に種子にシル
バー・サンド(silver sand)の層を掛けたことを除い
て、種子を上記実施例4.4に記載の通りに対照物として
の天然種子と共にモジュールに播種した。以下の結果を
得た。
実施例6−カリフラワー 1.播種処理 カリフラワー(cv Snowy River)種子を、実施例4.1
(手分離)および4.2(スクロース勾配上の分離)に記
載した通りに発芽させ、分離した。通過した水中での処
理は、3日間行った。スクロース勾配上での分離は、比
重範囲が1.08から1.13でバンドが0.01の5種類の溶液を
用いた。通気した水中での処理後1.10〜1.12のバンドで
浮遊する種子は、98%が発芽しており、幼根の長さは2.
5mm未満であることが分かった。予備および最終乾燥
は、それぞれの場合に上記実施例2に記載の通りに行
い、最終乾燥5.5時間行い、水分含量を16.8%とした。
2.モジュールでの播種 上記6.1に準じて処理した種子を、上記4.4に記載の通
りにモジュール中で対照物としての天然種子と共に3月
に播種した。以下の結果を得た。
実施例7−西洋アブラナ 1.種子処理 西洋アブラナ(cv Bienvenue)を、実施例4.2(スク
ローズ勾配上での分離)に記載の通りに発芽させて、分
離した。通気した水中での処理は、2日間行った。スク
ロース上での分離には、比重範囲が1.05未満から1.09で
バンドが0.01の5種類の溶液を用いた。通気した水中で
の処理の後バンド1.05から1.08で浮遊した種子をまとめ
たところ、97%が発芽しており、幼根の長さは1.2mmで
あることが分かった。予備および最終乾燥は、それぞれ
の場合に上記実施例2に記載の通りに5.5時間行って、
水分含量を13.1%とした。
2.ダッチ・ライト・フレームでの播種 上記実施例7.1に準じて処理した種子を、上記4.3に記
載の通りに開放ダッチ・ライト・フレーム中で対照物と
しての天然種子と共に3月に播種した以下の結果を得
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 F.L.Milthorpe,Ann uals of Botany,vo l.14 P.78−89(1950) M.S.Carceller & A.Soriano,Canadian Journal of Botan y,vol.50,p.105−108(1972)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発芽とほぼ同時に発生する一次根およびそ
    れと同等の機能を持つ複数の不定根を含む苗根系を有す
    る植物種以外の植物種の均一な発芽および発育特性を有
    する高成育力種子ロットであって、発生した幼根を有す
    ることに基づいて選別され、種子の成育力を喪失するこ
    となく幼根の発育を停止する水分含量を有することを特
    徴とする種子ロット。
  2. 【請求項2】種子がブラシカ、アリウムまたはベータ属
    の種のものである、特許請求の範囲第1項記載の種子ロ
    ット。
  3. 【請求項3】種子が野菜のものである、特許請求の範囲
    第1項または2項のいずれか1項記載の種子ロット。
  4. 【請求項4】種子がコーティングされた、特許請求の範
    囲第1項ないし第3項の何れか1項記載の種子ロット。
  5. 【請求項5】発芽とほぼ同時に発生する一次根およびそ
    れと同等の機能を持つ複数の不定根を含む苗根系を有す
    る植物種以外の植物種の種子からの均一な発芽および発
    育特性を有する高成育力種子ロットの製造法であって、
    大部分の割合の種子に幼根が発生する段階まで種子を発
    芽させ、発生した幼根を有する種子を選別し、成育力の
    喪失のない乾燥条件下でこれらの種子を幼根の発育を停
    止するが成育力を喪失しない水分含量まで乾燥させるこ
    とから成ることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】個々の種子が分離でき且つ自由流動性とな
    る水分含量まで種子を乾燥する第一段階と、成育力の喪
    失のない乾燥条件下で幼根の発育を停止するが成育力は
    喪失しない水分含量まで種子を更に乾燥する第二段階と
    の二段階乾燥工程に種子を付す、特許請求の範囲第5項
    記載の方法。
  7. 【請求項7】発芽した種子を、70%〜90%の相対湿度で
    20〜30℃の温度の乾燥雰囲気にさらすことによって、第
    二段階乾燥を行う、特許請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】最終乾燥の前または後に、種子をコーティ
    ングして損傷なしに取り扱いおよび播種を容易にする、
    特許請求の範囲第5から第7項の何れか1項記載の方
    法。
  9. 【請求項9】種子がブラシカ、アリウムまたはベータ属
    の種のものである、特許請求の範囲第5項から第8項の
    何れか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】種子が野菜のものである、特許請求の範
    囲第5項から第8項の何れか1項記載の方法。
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