JP2567172Y2 - サーキットプロテクタ内蔵カーバッテリープラグ - Google Patents

サーキットプロテクタ内蔵カーバッテリープラグ

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JP2567172Y2
JP2567172Y2 JP1991062365U JP6236591U JP2567172Y2 JP 2567172 Y2 JP2567172 Y2 JP 2567172Y2 JP 1991062365 U JP1991062365 U JP 1991062365U JP 6236591 U JP6236591 U JP 6236591U JP 2567172 Y2 JP2567172 Y2 JP 2567172Y2
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movable contact
contact
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attached
circuit protector
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勝敏 土山
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Hosiden Corp
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のシガーライ
タソケットに差し込んで使用するカーバッテリープラグ
に関する。
【0002】
【従来の技術】6Vまたは12Vなど直流電源で動作さ
れる電子機器の電源コードにはカーバッテリープラグが
接続されており、これを自動車のシガーライタソケット
に差し込むことにより、自動車のバッテリーを電源とし
て種々の電子機器を動作できるようにしている。従来で
はこのカーバッテリープラグ内にヒューズを内蔵し、電
子機器に過電流が流れたり、または電源コードが短絡状
態になった場合などにおいてこのヒューズを溶断させて
電流を遮断し、バッテリーを保護している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来ではこのようなヒ
ューズを備えているために、これが遮断した場合にはユ
ーザはカーバッテリープラグのキャップを外し、内部の
ヒューズを交換しなければならず手数を要する問題があ
った。この考案はこのような問題を回避し、カーバッテ
リープラグをシガーライタソケットから抜き取れば元状
態に復旧させることができるサーキットプロテクタ内蔵
カーバッテリープラグを提案したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のサーキットプ
ロテクタ内蔵カーバッテリープラグは、筒状ケースの前
半部である、自動車のシガーライタソケット挿入部の外
側に複数の弾性材の接片が取付けられ、これら接片は第
1コイルバネでそれぞれ外方に偏倚され、 上記ケースの
先端にキャップが取付けられ、 そのキャップ内に、その
先端より進退自在に突出して可動接触子が設けられ、そ
の可動接触子は第2コイルバネで前方へ偏倚され、 上記
ケースの後端部内に電源コードの一端部が取付けられ、
上記ケース内にサーキットプロテクタが取付けられ、そ
のサーキットプロテクタは第1端子、第2端子を有し、
その第2端子に熱応動素子の一端が固定され、その熱応
動素子の遊端部に可動接点が取付けられ、その熱応動素
子には応力が与えられてそりが生じており、外力及びジ
ュール熱でそのそりを急激に反転させることができ、一
方のそりの状態で上記可動接点が上記第1端子の固定接
点に圧接され、他方のそりの状態で上記可動接点が上記
固定接点から離れて位置し、かつ上記第1端子と上記第
2端子間に上記熱応動素子を通じて過電流が流れると、
上記熱応動素子のそりの状態が反転して上記可動接点が
上記固定接点から離れるものであり、 上記電源コードの
一方の電線は上記接片と接続され、上記電源コードの他
方の電線は上記第1端子,第2端子の一方に接続され、
上記第1端子,第2端子の他方に上記可動接触子の内端
が電気的に接続される。
【0005】上記可動接触子にリンク部材の一端が取付
けられ、そのリンク部材の他端は折曲げられて上記固定
接点と反対側で上記熱応動素子の可動接点取付け部と近
接し、上記可動接触子が上記キャップに押し込められた
状態で上記可動接点取付部から離れ、上記可動接点が上
記固定接点から離れた状態で、上記可動接触子が上記キ
ャップに押し込められた状態から突出した状態になる
と、上記リンク部材の他端がその移動により上記可動接
点取付け部を上記固定接点側に押して、上記熱応動素子
のそりが反転されている。
【0006】
【実施例】この考案のプラグ本体1は、従来のカーバッ
テリープラグとほぼ同様に構成されている。即ち絶縁材
から構成された円筒型のケース2は、小径の前半部2a
と大径の後半部2bとからなり、前半部2aの外側に弾
性材よりなる複数の接片3が取り付けられ、前半部2a
との間に介在されたコイルバネ4により外方に偏倚され
ている。前半部2aの先端にはキャップ5が取り付けら
れ、その透孔5aに可動接触子6が進退自在に挿入さ
れ、これがコイルバネ7により常時突出する方向に偏倚
され、その後端にラグ端子8が取り付けられている。ケ
ース2の後端(図において右端)にはブッシュ9が取り
付けられ、これに電源コード10が挿通されている。か
くしてプラグ本体1が構成されている。
【0007】このプラグ本体1のケース2内のほぼ中央
付近にサーキットプロテクタ23が設けられている。こ
の一例を図2〜図5について説明する。ケース2と一体
にまたは別体に形成された絶縁材のボディ11に、第1
端子12,第2端子13が保持され、第1端子12の突
出端に固定接点14を有する。第2端子13には熱応動
素子15が取り付けられる。この熱応動素子15は例え
ばバイメタルより構成され、この例では図5に示すよう
にほぼE字状に形成され、一対の脚部16,17および
真中の脚部18を有する。両側の脚部16,17の端部
が第2端子13に取り付けられ、真中の脚部18の端部
に可動接点19を有し、これが固定接点14と接触した
り、離れたりする。
【0008】脚部16,17の端部の間隔L1(図5参
照)は、第2端子13の熱応動素子取り付け間隔L
2(図2参照)より大とされ、つまりL1>L2とされ、
熱応動素子15は、その脚部16,17の端部の間隔が
狭められて第2端子13に取り付けられる。これにより
熱応動素子15にはスナップアクションに必要な応力的
歪みが与えられる。熱応動素子15の第2端子13への
取り付けは、その一方に孔21が形成され、他方に凸部
22が突出され、その凸部22が孔21に挿入されるこ
とにより行われる。電源コード10の一方は第1端子1
2(または第2端子13)に接続され、他方は接片3に
接続され、第2端子13(または第1端子12)がラグ
端子8に接続される。
【0009】熱応動素子15は定常状態では図3に示す
ように、可動接点19が固定接点14に対し弾性的に接
触しているが、熱応動素子15に所定値以上の電流が流
れるとジュール熱によりスナップアクション的に反転し
て非定常状態となり、図4に示すように可動接点19は
固定接点14から離れ、第1端子12,第2端子13間
の電流は遮断される。
【0010】プラグ本体1のシガーライタソケット(図
示していない)への差し込みに伴って元位置より偏移さ
れる部材として、この例では可動接触子6が選ばれ、そ
の後端には絶縁材よりなるリセット用リンク部材24の
先端が連結されている。このリンク部材24の後端24
aは、可動接触子6の突出状態(プラグ本体1の不使用
状態)で図3の実線に示すように可動接点19上に位置
し、可動接触子6の後退状態(プラグ本体1の使用状
態)で図3の点線および図4に示す後退した位置にある
ように選ばれる。なお図3に示す状態では、リセット部
材24の後端24aは脚部18の端部(可動接点19の
取り付け部分)の上面に接触する必要はない。
【0011】このプラグ本体1をシガーライタソケット
に差し込むと、このソケットの中央電極に可動接触子6
が強く押し付けられて電気的に接触され、接片3がシガ
ーライタソケットの筒状電極に接触され、サーキットプ
ロテクタ23を通じて電源コード10にバッテリー(図
示していない)より電流が供給される。このとき可動接
触子6はコイルバネ7の弾力に抗して後方に押され、こ
れに伴ってリンク部材24が図3の点線位置に移動され
る。
【0012】この状態で熱応動素子15に過電流が流れ
ると、これがジュール熱により図4に示すように反転し
て非定常状態となり、、固定接点14と可動接点19と
が離れて電源コード10への電流が遮断され、バッテリ
ーが保護される。この例における熱応動素子15はその
反転状態が保持され、電流遮断が継続される。このとき
プラグ本体1をシガーライタソケットから引き抜くと、
コイルバネ7の弾力により可動接触子6とともにリンク
部材24も元位置に戻る。このときリンク部材24の後
端が熱応動素子15の脚部18の上面を摺動し、その端
部を下方に押すので熱応動素子15は再度反転して定常
状態に復旧し、固定接点14と可動接点19とが接触し
て電源コード10に電流が供給される。即ちこの例で
は、プラグ本体1を一旦シガーライタソケットから引き
抜くことにより、サーキットプロテクタ23は自動的に
復旧する。
【0013】本願考案では、プラグ本体1のシガーライ
タソケットへの差し込みに伴って元位置より偏移される
部材として、可動接触子6を選んだが、接片3を使用す
ることも考えられる。またサーキットプロテクタ23も
上例に限らず、その他種々の構成のものを使用すること
ができるのは明らかである。
【0014】
【考案の効果】この考案に係わるサーキットプロテクタ
内臓カーバッテリープラグによれば、過電流によりまた
はショートなどにより、プラグ本体内で電流遮断動作が
行われても、サーキットプロテクタのキャップを開ける
ことなく、カーバッテリープラグを抜き取るだけで定常
状態に復帰させて電流供給を再開させることができ、従
来のように手数を要することがない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるサーキットプロテクタ内蔵カ
ーバッテリープラグの一例を示す断面図。
【図2】この考案に適用できるサーキットプロテクタの
一例を示す平面図。
【図3】図2に示すサーキットプロテクタの側面図。
【図4】図3の他の状態を示す側面図。
【図5】サーキットプロテクタに適用できる熱応動素子
の一例を示す平面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02H 5/04 H02H 5/04 H

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ケースの前半部である、自動車のシ
    ガーライタソケット挿入部の外側に複数の弾性材の接片
    が取付けられ、これら接片は第1コイルバネでそれぞれ
    外方に偏倚され、 上記ケースの先端にキャップが取付けられ、 そのキャップ内に、その先端より進退自在に突出して可
    動接触子が設けられ、その可動接触子は第2コイルバネ
    で前方へ偏倚され、 上記ケースの後端部内に電源コードの一端部が取付けら
    れ、 上記ケース内にサーキットプロテクタが取付けられ、そ
    のサーキットプロテクタは第1端子、第2端子を有し、
    その第2端子に熱応動素子の一端が固定され、その熱応
    動素子の遊端部に可動接点が取付けられ、その熱応動素
    子には応力が与えられてそりが生じており、外力及びジ
    ュール熱でそのそりを急激に反転させることができ、一
    方のそりの状態で上記可動接点が上記第1端子の固定接
    点に圧接され、他方のそりの状態で上記可動接点が上記
    固定接点から離れて位置し、かつ上記第1端子と上記第
    2端子間に上記熱応動素子を通じて過電流が流れると、
    上記熱応動素子のそりの状態が反転して上記可動接点が
    上記固定接点から離れるものであり、 上記電源コードの一方の電線は上記接片と接続され、上
    記電源コードの他方の電線は上記第1端子,第2端子の
    一方に接続され、上記第1端子,第2端子の他方に上記
    可動接触子の内端が電気的に接続され、 上記可動接触子にリンク部材の一端が取付けられ、その
    リンク部材の他端は折曲げられて上記固定接点と反対側
    で上記熱応動素子の可動接点取付け部と近接し、上記可
    動接触子が上記キャップに押し込められた状態で上記可
    動接点取付部から離れ、上記可動接点が上記固定接点か
    ら離れた状態で、上記可動接触子が上記キャップに押し
    込められた状態から突出した状態になると、上記リンク
    部材の他端がその移動により上記可動接点取付け部を上
    記固定接点側に押して、上記熱応動素子のそりが反転
    れているサーキットプロテクタ内蔵カーバッテリープラ
    グ。
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JPH01134936U (ja) * 1988-03-08 1989-09-14

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