JP2567163Y2 - 高速スキャナ回路 - Google Patents

高速スキャナ回路

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JP2567163Y2
JP2567163Y2 JP2416591U JP2416591U JP2567163Y2 JP 2567163 Y2 JP2567163 Y2 JP 2567163Y2 JP 2416591 U JP2416591 U JP 2416591U JP 2416591 U JP2416591 U JP 2416591U JP 2567163 Y2 JP2567163 Y2 JP 2567163Y2
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relays
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順一 小林
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は高速スキャナ回路に関
し、特にその経済的な構成に係わる。
【0002】
【従来の技術】図4Aは従来のスキャナ回路の代表的な
例であり、一般的にこのようなスキャナ回路をマルチプ
レクサと呼んでいる。 各チャンネルリレーk1 〜kn
が順次シーケンシャルにオンされて、出力ポートOUT
に各チャンネルの入力ポートIN1 〜INn が接続され
る。
【0003】図4Bはそのタイミングを表したものであ
る。T1 は各チャンネルリレーの動作時間、T2 はスキ
ャナ回路の後に接続されるAD変換器のAD変換時間、
3はチャンネルリレーの復帰時間、T4 は隣接するチ
ャンネルリレーが同時にオンにならない為のデッドタイ
ムを表している。T5 はT1 〜T4 の合計時間で、リレ
ーk1 〜kn の立上り時点の間隔、即ちチャンネル(C
H)間の測定間隔(ステップインターバル)Tmに等し
い。これは又スキャナ回路の後にAD変換器を有するデ
ータロガーの測定スピードと言うことができる。
【0004】一例として、動作時間T1 及び復帰時間T
3 が4msのチャンネルリレーを使用し、AD変換時間
2 を1.5ms,デットタイムT4 を0.5msとす
れば、ステップインターバル(データロガーの測定スピ
ード)はTm=T5 =T1 +T2 +T3 +T4 =10m
s/CHということになる。チャンネルリレーk1 〜k
n に高速リレーを使用した場合にはステップインターバ
ルTmはこれより小さくなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来のスキャナ回路を
使用したデータロガーの測定スピードの限界はチャンネ
ルリレーの動作、復帰時間T1 ,T3 で制限される。つ
まりAD変換時間T2 、デットタイムT4 を仮にゼロと
してもT1 +T3 時間より速くすることは不可能であ
り、データロガーで高速測定を行う為には、動作、復帰
時間の小さい高速リレーを使用する必要がある。しかし
ながら、高速リレーは一般に高価であるので、チャンネ
ル数が多くなると、スキャナ回路が高価となる欠点があ
る。この考案の目的は、これら従来の欠点を解決して、
経済的な高速スキャナ回路を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のスキャナ回路
は各チャンネルの入力ポートIN1 ,IN2 ,IN3
, INn にそれぞれ接続されたチャンネルリレーk1
2 ,k3 …,kn がm−1(しかしn>m≧2)個飛
びに選択されて、第1乃至第mグループに分けられ、そ
の第i(i=1〜m)グループに属する前記チャンネル
リレーki ,km+i ,k2m+i,k3m+i, …の各出力端が
が並列に接続され、その並列接続端が高速リレーs
i (i=1〜m)を介して出力ポートOUTに接続され
て構成される。
【0007】前記各チャンネルリレーkj (j=1〜
n)の動作時間をT1 , 復帰時間をT3 とし、前記高速
スキャナ回路の出力ポートOUTに接続されるべきAD
変換回路の前記各チャンネルに対するAD変換時間をT
2 とし、前記各グループにおいて隣接する前記チャンネ
ルリレー間のデットタイムをT4 としT5 =T1 +T2
+T3 +T4 とするとき、前記チャンネルリレーk1 ,
2 , 3 , n が順次Tm=T5 /m時間ずつ遅れ
てシーケンシャルにオンとされ、前記チャンネルリレー
j (j=1〜n)の出力側に接続されている前記高速
リレーが少なくともそのチャンネルの前記AD変換時間
2 の間オンとされる。
【0008】
【実施例】図2においてチャンネルリレーk1 〜kn
安価な低速リレーであり、s1 ,s2 は動作速度が数十
μs〜数百μs程度の高速リレーである。リレーk1
n の出力側回路はそれぞれ1ケおきに並列に接続さ
れ、それらの並列出力端P1,P2 はリレーs1 ,s2
を介して出力端子OUTに接続される。図2では説明を
簡単にする為にリレーk1 〜kn をリレーs1 に接続す
るグループとリレーs2 に接続するグループとの2グル
ープに分割した例を示しているが、更に分割数を増やす
ことも可能である。
【0009】各チャンネルリレーk1 〜kn は順番にス
キャンされるものとすると、隣合ったチャンネル同志で
は同時にリレーki ,kj がオンしても、リレーs1
2が同時にオンしない限り、これらチャンネル間がシ
ョートすることはないので隣接するリレーki ,kj
オーバラップ動作が可能である。このオーバラップ動作
を行うことによって次に述べるようにチャンネルリレー
i ,kj の動作スピード以上の速度でスキャンできる
ことになる。図2を参照して回路の動作を詳細に説明し
よう。
【0010】ここではチャンネルリレーki の動作時間
1 、復帰時間T3 、AD変換時間T2 、デットタイム
4 は低速リレーを用いた従来例と同様とし、高速リレ
ーs1 ,s2 の動作時間はリレーki に比べ十分小さい
ものとする。高速リレーs1 に接続される奇数番の第1
グループのリレーk1 ,k3 ,k5…について低速リレ
ーを用いた従来の図4の回路と同様のタイミングでシー
ケンシャルに動作させる。高速リレーs2 に接続される
第2グループの偶数番のリレーk2 ,k4 ,k6 …につ
いては、Tm=T5 /m=10/2=5ms(T5 はグ
ループ分けしない図4の回路のステップインターバル、
mはリレーs1 ,s2の個数、つまりチャンネルリレー
1 〜kn のグループ数で、この場合はm=2である)
だけ第1グループのリレーより遅らせて、同様に順次シ
ーケンシャルに動作させる。従って第1グループの隣接
するリレー、例えばk1 ,k3 の各オン時間(T1 +T
2 +T3 )の相互間にはT4 =0.5msのデットタイ
ムが存在する。第2グループのリレーk2 ,k4 ,k6
…についても同様である。
【0011】このように第2グループのリレーを第1グ
ループのリレーよりTm=T5 /m時間遅らせて動作さ
せる代わりにチャンネルリレーk1 ,k2 ,k3 ,k4
…を順次Tm=T5 /m時間ずつ遅らせてシーケンシャ
ルに動作させてもよいことは図2から容易にわかる。少
なくとも第1グループの各チャンネルのAD変換時間T
2 (G1 )において高速リレーs1 をオンにし、少なく
とも第2グループの各チャンネルのAD変換時間T
2 (G2 )においては高速リレーs2 をオンにする。し
かし高速リレーs1 ,s2 との間にはデッドタイムT6
=0.5msを設ける。この例では高速リレーs1 ,s
2 は、AD変換時間T2 の終了と同時に立下るようにし
ている。スキャナ回路の隣接するチャンネルのAD変換
時間T2 の間隔(インターバル)は、第1グループのリ
レーk1 に対する第2グループのリレーk2 のスタート
の遅れ時間Tm=T5 /2=5msに等しくなることは
明らかである。高速リレーs1 ,s2 のオンである時間
Tsは図3よりTs=Tm−T6 =5−0.5=4.5
msである。
【0012】以上の説明から明らかなように、従来例で
述べた低速なチャンネルリレーk1〜kn を使用して
も、これらのリレーを1つ飛びに並列接続し、その後に
高速リレーを接続するようにして2つのグループに分け
ることによって、ステップインターバルTmは従来の1
/2に高速化できることが分かる。同様にスキャナー回
路の各チャンネルリレーを2つ飛びに並列接続させ、そ
の後に高速リレーを接続するようにして、3グループに
分ければ、ステップインターバルTmをT5 /3=3.
3msにすることができる。ステップインターバルTm
>T2 (AD変換時間)の条件が満足される範囲におい
ては、チャンネルリレーのグループ数を任意に増やしス
キャナー回路の高速化が図られる。
【0013】図1はチャンネルをm個のグループに分け
た場合のスキャナー回路であり、この場合のステップイ
ンターバルTmはT5/m(T5 はグループ分けしない場
合のステップインターバル)に等しい。高速リレーs1
〜sm としてリードリレー或いは半導体リレーを用いる
ことができる。またチャンネルリレーk1 〜kn として
は電磁的リレー(リードリレーを含む)のみならず半導
体リレーを用いてもよい。
【0014】
【考案の効果】この考案によれば、チャンネルリレーk
1 〜kn として安価な低速リレーを使用し、これらをm
個のグループに分け、各グループに1個の高速リレーを
組み合せてスキャナ回路を構成することによって、この
スキャナ回路を使用するデータロガーのステップインタ
ーバルをグループ分けしない場合の1/mに高速化する
ことが可能である。高価な高速リレーは各グループにつ
き1個あればよくその個数は少なくて済むので、チャン
ネルリレーに高速リレーを用いる従来の回路より安価な
高速スキャナ回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す結線図。
【図2】図1においてチャンネルリレーのグループ数を
m=2とした場合の結線図。
【図3】図2のタイミングチャート。
【図4】Aは従来のスキャナ回路の結線図、BはAのタ
イミングチャート。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各チャンネルの入力ポートIN1 ,IN
    2 ,IN3 …,IN n にそれぞれ接続されたチャンネル
    リレーk1 ,k2 ,k3 …,kn がm−1(しかしn>
    m≧2)個飛びに選択されて、第1乃至第mグループに
    分けられ、その第i(i=1〜m)グループに属する前
    記チャンネルリレーki ,km+i ,k 2m+i,k3m+i,
    の各出力端が並列に接続され、その並列接続端が高速リ
    レーs i (i=1〜m)を介して出力ポートOUTに接
    続されて或る高速スキャナ回路であって、 前記各チャ
    ンネルリレーkj (j=1〜n)の動作時間をT1 ,
    帰時間をT3 とし、前記高速スキャナ回路の出力ポート
    OUTに接続されるべきAD変換回路の前記各チャンネ
    ルに対するAD変換時間をT2 とし、前記各グループに
    おいて隣接する前記チャンネルリレー間のデッドタイム
    をT4 とし、T5 =T1 +T2 +T3 +T4 とすると
    き、前記チャンネルリレーk1 ,k2 ,k3 …,kn
    順次Tm=T5 /m時間ずつ遅れてシーケンシャルにオ
    ンとされ、前記チャンネルリレーkj (j=1〜n)の
    出力側に接続されている前記高速リレーが少なくともそ
    のチャンネルの前記AD変換時間T2 の間オンとされる
    ことを特徴とする、高速スキャナ回路。
JP2416591U 1991-04-12 1991-04-12 高速スキャナ回路 Expired - Lifetime JP2567163Y2 (ja)

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JPH04119945U JPH04119945U (ja) 1992-10-27
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