JP2567091Y2 - 液体塗布装置 - Google Patents

液体塗布装置

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JP2567091Y2
JP2567091Y2 JP1588493U JP1588493U JP2567091Y2 JP 2567091 Y2 JP2567091 Y2 JP 2567091Y2 JP 1588493 U JP1588493 U JP 1588493U JP 1588493 U JP1588493 U JP 1588493U JP 2567091 Y2 JP2567091 Y2 JP 2567091Y2
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oil
liquid
coating
capstan
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JP1588493U
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JPH0672670U (ja
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吉勝 新山
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばメカシャーシ
に組立てる前の被塗布部材であるキャプスタン等にオイ
ルを塗布する液体塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばテープレコーダのキャプスタンを
メカシャーシの軸受に挿入して組立てる前に、キャプス
タンの軸受に対応する部位に予めオイルを塗布してお
き、軸受に対するキャプスタンの回転が円滑になるよう
にしている。その塗布手段として液体塗布装置が使用さ
れている。
【0003】図4はその一例を示すものであり、被塗布
部材はキャプスタンである。図4Aは塗布部材にオイル
を付着する状態を示す図、図4Bは塗布部材に付着した
オイルを被塗布部材に塗布する状態を示す図である。
【0004】図4Aにおいて、31はオイルバスであ
り、このオイルバス31には塗布するべき液体であるオ
イル32が入れられている。33は塗布部材である塗布
針であり、この塗布針33の針先34にオイル32を付
着させる。また、塗布針33には、その針先34の反対
側に摘部35が形成されている。
【0005】図4Bにおいて、37は被塗布部材である
キャプスタンであり、このキャプスタン37にはフライ
ホイール38が一体的に連接されている。
【0006】図4の例においては、まず、図4Aに示す
ように、塗布針33の摘部35を摘んだ状態で針先34
をオイルバス31に入れらているオイル32に付けてオ
イル32を針先34に付着させる。次に、図4Bに示す
ように、一方の手でオイル32が付着している塗布針3
3を摘んだ状態で、他方の手でキャプスタン37を把持
する。そして、針先34をキャプスタン37の適宜部位
に当接させてオイル32を塗布する。
【0007】しかし、図4の例では、キャプスタン37
にオイル32を塗布する都度に、塗布針33の針先34
にオイルバス31内のオイル32を付着させる必要があ
り、その作業性が悪い。
【0008】そこで、作業性を良くするために、ディス
ペンサーが提案されている。図5は他の従来例であり、
これは圧縮空気(以下、「エアーという」)を使用する
ディスペンサー40の例である。図5において、41は
ディスペンサー40の装置本体であり、この装置本体4
1にはエアー圧力調整ダイヤル43、タイマー調整キー
44等が配されている。
【0009】45はプラグであり、このプラグ45は装
置本体41からのコード46に接続されている。47は
エアーパイプであり、このエアーパイプ47の一端には
図示しないエアーコンプレッサーが連接されている。
【0010】48は塗布部材であるシリンダであり、こ
のシリンダ48にエアーパイプ47の他端が連接されて
いる。つまり、エアーパイプ47は装置本体41内の図
示しない圧力調整部材を介してエアーコンプレッサーと
シリンダ48とが一体的に連接されている。
【0011】シリンダ48内には、図5の破線に示すよ
うに、オイル容器49が収納されている。また、また、
シリンダ48には、オイル容器49より連接された吐出
口50が形成されている。そして、オイル容器49はエ
アーパイプ47と連接されており、エアーがオイル容器
49内のオイルに一定の圧力を加えて吐出口50よりオ
イル32を吐出させる。
【0012】51はペダル式のスイッチであり、このス
イッチ51は任意の時にオイルを吐出口50より出させ
るためのものである。そして、スイッチ51のペダル5
2を踏むと、スイッチ51がオンとなり、オイルが吐出
口50より出る。
【0013】つまり、図5の例においては、スイッチ5
1をオンにすると、図示しないエアーコンプレッサーか
らのエアーによってタイマーで設定された時間分オイル
32が吐出口50より吐出する。このオイル32を図示
しないキャプスタンに塗布する。従って、図5の例によ
れば、ペダル52を踏むことによって、連続してキャプ
スタンにオイル32を塗布できる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図5の例に
おいては、上述したように、ペダル52を踏むことによ
って、連続してキャプスタンにオイルを塗布できる。そ
のため、塗布作業が煩雑にならず、作業性が向上する。
しかし、図5の例では、ディスペンサー40は装置本体
41、エアーパイプ47、シリンダ48およびスイッチ
51等で構成されており、高価となる。また、図示しな
いエアーコンプレッサーおよび電源も必要となり、その
構成が複雑になる。
【0015】そこで、この考案は、液体塗布作業の作業
性が良く、かつ、安価な液体塗布装置を提供することを
目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この考案においては、被
塗布部材にオイル等の液体を塗布する液体塗布装置にお
いて、液体を入れる容器部と、一端が容器部に対向する
と共に他端が係合面と係合する塗布部材と、この塗布部
材を回転可能に支持する支軸とを有し、塗布部材の一端
は常には容器部と離間していると共に塗布部材の一端を
容器部の反対側に付勢してこの付勢を解除したときに塗
布部材の他端と係合面との係合によって生じる反力で塗
布部材の一端側が容器内に移動するようにし、被塗布部
材で塗布部材の一端を移動する際に液体を被塗布部材に
塗布するものである。
【0017】
【作用】被塗布部材である例えばキャプスタン37に液
体であるオイル10を塗布するには、キャプスタン37
を塗布部材7の一端8に接触させてオイル10を塗布す
る。また、この塗布の際に、キャプスタン37で塗布部
材7の一端8を容器部2の反対側に付勢してこの付勢を
解除する。すると、塗布部材7の他端9と係合面5との
係合によって生じる反力で塗布部材7が回転してその一
端8が容器部2内に移動する。この移動によって、塗布
部材7の一端8に容器部2内のオイル32が付着する。
そして、オイル32が付着した状態で塗布部材7の一端
8が容器部2と離間して待機状態になる。そのため、塗
布作業を連続して行なうことができる。従って、塗布作
業が煩雑にならず、作業性が向上すると共に、構成が簡
単となり、安価にできる。
【0018】
【実施例】以下、図1〜図3を参照しながら、この考案
の一実施例について説明する。本例の被塗布部材は図4
の例と同様にキャプスタン37である。図1は実施例の
液体塗布装置(以下、「塗布装置」という)Sの断面
図、図2は実施例の使用状態を示す図である。
【0019】図1において、1は塗布装置Sの装置本体
であり、この装置本体1には容器部2が一体的に形成さ
れている。そして、この容器部2に液体であるオイル3
2が入れられる。
【0020】3は軸受部であり、この軸受部3は容器部
2の後側の両側板より上方に向かってそれぞれ形成され
ている(図2参照)。4は支軸であり、この支軸4は軸
受部3、3間に横架されている。5は係合面であり、こ
の係合面5は容器部2の後側の後板に形成されている。
【0021】7は塗布部材であり、この塗布部材7は例
えばばね鋼等で円棒状に形成されている。塗布部材7は
支軸4に対応する部位に係止部7aと、一端側(前側)
に塗布部8と、他端側(後側)に係合部9を有する。
【0022】そして、係止部7aは、支軸4に挿入され
て塗布部材7を回転可能に配する。また、塗布部8は、
装置本体1の容器部2内に対向するように配されてお
り、かつ、容器部2の下側に向かうように若干折曲げら
ている(図1参照)。そのため、図1に示すように、塗
布部8の先端付近にオイル玉10が形成される。
【0023】さらに、係合部9は、装置本体1の係合面
5に係合するように配されている。なお、塗布部材7
は、支軸4に対してその軸方向に移動するのを規制する
図示しない規制手段が配されている。
【0024】また、塗布部材7は、係合部9側が塗布部
8側よりも若干重たくなるように形成されており、常に
反時計方向に回転する力が働いている。そして、係合部
9が係合面5と当接(係合)することによって塗布部材
7の回転が停止している。そのため、塗布部材7は、図
1に示すように、塗布部材7に力がかかっていない状態
つまり常には塗布部8が容器部2より離間しており、略
水平状態に保持されている。
【0025】本例では、図2に示すように、一対の塗布
部材7、7が軸受部3、3付近にそれぞれ配されてい
る。塗布装置1に一対の塗布部材7を配したのは、図2
に示すように、両手でそれぞれキャプスタン37、37
に対して塗布作業を行なえるようにするためである。
【0026】本例においては、キャプスタン37にオイ
ル32を塗布するには、図1、図2および図3Aに示す
ような状態にある塗布部材7の塗布部8に対してキャプ
スタン37を接触させる。すると、塗布部8に形成され
ているオイル玉10がキャプスタン37に付着して塗布
される。
【0027】そして、この塗布の際に、図3Bに示すよ
うに、キャプスタン37で塗布部材7の塗布部8を反時
計方向に付勢して回転させた後、この付勢を解除する。
すると、図3Bに示すように、塗布部材8の係合部9と
係合面5との係合によって生じた反力(弾発力)によっ
て塗布部材7が時計方向に回転する。
【0028】そのため、塗布部材7の塗布部8が容器部
2内に移動してオイル32に浸かる。そして、塗布部材
7は、その係合部9の重みで反時計方向に回転し、図1
および図3Aに示すような状態に自動的に復帰して塗布
部8にオイル玉10を形成する待機状態になる。つま
り、塗布作業が終了すると同時に、新たに塗布部8にオ
イル32が付着した状態で塗布部8が容器部8(オイル
32)と離間する。
【0029】なお、本例においては、図2に示すよう
に、それぞれの手にキャプスタン37、37のフライホ
イール38、38を把持して支軸4に配された一対の塗
布部材7、7に対して同時に塗布作業を行なう場合に
も、上述したような塗布作業を行なう。
【0030】本例によれば、キャプスタン37で塗布部
材7に加える力の反力によって塗布部材7の塗布部8に
オイル10を付着した状態で自動復帰するように構成し
たので、塗布作業を連続して行なうことができる。従っ
て、本例によれば、塗布作業が煩雑にならず、作業性を
向上できると共に、装置本体1の構成が簡単となり、安
価にできる。
【0031】なお、本例によれば、支軸4に一対の塗布
部材7、7を配したので、両手で同時に塗布作業を行な
うことができ、塗布作業の作業性をさらに高めることが
できる。
【0032】なお、上述実施例においては、被塗布部材
がキャプスタン37である例を示したが、被塗布部材は
例えばギヤ等の支軸等にも同様に適用できる。また、上
述実施例においては、液体がオイル32である例を示し
たが、その他の液体を塗布する場合でも同様に適用でき
る。
【0033】
【考案の効果】この考案によれば、被塗布部材で塗布部
材に加える力の反力によって塗布部材の一端に液体を付
着した状態で自動復帰するように構成したので、塗布作
業を連続して行なうことができる。従って、この考案に
よれば、塗布作業が煩雑にならず、作業性が向上すると
共に、構成が簡単となり、安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の液体塗布装置の断面図である。
【図2】実施例の使用状態を示す図である。
【図3】実施例の塗布過程を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 容器部 4 支軸 5 係合面 7 塗布部材 8 塗布部 9 係合部 10 オイル玉 32 オイル 37 キャプスタン 38 フライホイール S 液体塗布装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗布部材にオイル等の液体を塗布する
    液体塗布装置において、 上記液体を入れる容器部と、一端が上記容器部に対向す
    ると共に他端が係合面と係合する塗布部材と、この塗布
    部材を回転可能に支持する支軸を有し、 上記塗布部材の一端は常には上記容器部と離間している
    と共に上記塗布部材の一端を上記容器部の反対側に付勢
    してこの付勢を解除したときに上記塗布部材の他端と上
    記係合面との係合によって生じる反力で上記塗布部材の
    一端側が上記容器内に移動するようにし、 上記被塗布部材で上記塗布部材の一端を移動する際に上
    記液体を上記被塗布部材に塗布することを特徴とする液
    体塗布装置。
JP1588493U 1993-03-31 1993-03-31 液体塗布装置 Expired - Lifetime JP2567091Y2 (ja)

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JP1588493U JP2567091Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 液体塗布装置

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Publication Number Publication Date
JPH0672670U JPH0672670U (ja) 1994-10-11
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