JPH0662298U - グリス塗布治具 - Google Patents

グリス塗布治具

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JPH0662298U
JPH0662298U JP6405992U JP6405992U JPH0662298U JP H0662298 U JPH0662298 U JP H0662298U JP 6405992 U JP6405992 U JP 6405992U JP 6405992 U JP6405992 U JP 6405992U JP H0662298 U JPH0662298 U JP H0662298U
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JP
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grease
application
spring
sheets
jig
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Application number
JP6405992U
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English (en)
Inventor
広美 千葉
繁男 高橋
Original Assignee
アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型、軽量、安価でしかもグリス塗布作業を簡
単にする。 【構成】グリス22が塗布されたスポンジ状塗布シート
32,33,34が取り付け容器31の内面と底面にそ
れぞれ貼着されてグリス塗布治具30が構成される。ス
プリング20を塗布シート32,33,34の各表面に
押し当てればグリス22が適量スプリング20の表面に
付着するので、この押し当て作業だけでグリス22の塗
布作業が終了する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スプリングにグリスを塗布する場合などに適用して好適なグリス 塗布治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転駆動手段を有するテープレコーダなどの電子機器にあっては、摩擦部材を 介して回転力を伝達するクラッチ付き回転伝達機構が用いられる場合がある。そ のため例えば、テープレコーダにおける巻き取りリールや供給リールなどの回転 体に対する回転伝達装置は図7に示すように構成されているものがある。
【0003】 図7において、11はメインギヤであり、その最外周には歯合部12が設けら れ、メインギヤ11に伝達された駆動モータからの回転力はメインギヤ11の内 部底面側に貼着されたフェルトなどの摩擦部材13を介してクラッチギヤ14に 伝達される。
【0004】 クラッチギヤ14はフェルト13と摩擦係合する円板部14aが設けられ、ま たその軸14bの上端外周には歯合部15が形成されている。この歯合部15に 別の伝達ギヤ(図示はしない)が歯合され、メインギヤ11からの回転力がクラ ッチギヤ14を介して別の伝達ギヤに伝達されるようになされている。別のギヤ には上述した巻き取りリールや供給リールなどの回転体が連結されている。
【0005】 別のギヤにかかる負荷が大きいときにはフェルト13と円板部14aとの摩擦 係合によってクラッチ動作となり、メインギヤ11からの回転力がクラッチギヤ 14側に伝達されないようになっている。
【0006】 軸14bの延長軸17にはクラッチキャップ18が圧入され、クラッチキャッ プ18とメインギヤ11の背面底部との間にはスパイラル状のスプリング(コイ ルスプリング)20が介挿され、この偏倚力によってメインギヤ11に対するク ラッチギヤ14への摩擦係合力を付与している。スプリング20の偏倚力によっ て摩擦係合力を調整できる。
【0007】 クラッチ動作時はメインギヤ11だけが回転し、クラッチギヤ14したがって クラッチキャップ18は回転しない。そして、メインギヤ11の回転によってス プリング20も多少回転するので、メインギヤ11とスプリング20およびクラ ッチキャップ18との間には多少の摩擦がでる。この摩擦を軽減するためスプリ ング20の内面や上下のスプリング端面などには適量のグリス22が塗られるこ とが多い。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
スプリング20へのグリス22の塗布は通常図8に示すように刷毛25などを 使用して行っている。そのため、グリス塗布の作業効率が悪く、またスプリング 20への一様なグリス塗布も困難である。
【0009】 そこで、この考案はこのような従来の課題を解決したものであって、一様なグ リス塗布とグリス塗布の作業性を改善したグリス塗布治具を提案するものである 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、この考案においては、グリスが塗布されたスポン ジ状塗布シートを使用してスプリングへのグリス塗布を行うようにしたものであ る。
【0011】
【作用】
図1および図2に示すように、四角な取り付け容器31の内部側壁と底面のそ れぞれにグリス22が塗布されたスポンジ状塗布シート32,33,34が貼着 されている。
【0012】 スプリング20を図1の矢印a、b,c方向に向けて塗布シート32,33, 34に押さえつければ、塗布シート32,33,34に付着しているグリス22 がスプリング20の周面および両端面に付着するので、極めて簡単な作業でスプ リング20の必要個所にグリス22を塗布できる。
【0013】
【実施例】
続いて、この考案に係るグリス塗布治具の一例を、図面を参照して詳細に説明 する。
【0014】 図1はこの考案に係るグリス塗布治具30の一例を示すもので、所定の大きさ および深さをもつ樹脂や金属で成形された耐蝕性の容器31を備え、この容器3 1の底面および内側面であって互いに対向する側面にはそれぞれスポンジ状の塗 布シート32,33,34が接着剤などを介して強固に貼着される。
【0015】 塗布シート32,33,34は図2にも示すように内側面および底面の各形状 にほぼ沿った大きさと所定の厚み(例えば5cm平方であって、厚みは2〜3c m程度)をものものであって、塗布シート32,33,34の表面には適量のグ リス22が塗布される。したがって、塗布シート32,33,34としては上述 したようにグリスを含浸しやすいスポンジなどが好適である。
【0016】 図1において、35は容器31に対するスタンドであり、ここに台座36を介 して容器31が固定される。
【0017】 このように構成されたグリス塗布治具30の使用にあたっては、例えば図1の ようにピンセット38などでスプリング20を支えながら矢印a,b,cで示す 方向に塗布シート32,33,34の表面にスプリング20を適当な回数だけ押 し当てる。
【0018】 そうすれば、塗布シート32,33,34に付着したグリス22がスプリング 20の周面から端面に至るまで適量塗り込まれる。
【0019】 このように極めて簡単な塗布操作でグリス塗りが終わる。塗布シート32,3 3,34のグリス22が少なくなったときはグリスを通常の方法で補給すればよ い。
【0020】 次に、この考案の変形例を説明する。
【0021】 図3は塗布シートを1枚使用してグリス塗布治具30を構成するようにした例 である。
【0022】 そのため、横長のスポンジ状塗布シート40が使用され、その表面にグリス2 2が適量塗布され、グリス22を塗布したこの塗布シート40がグリス22の塗 布面を内面として図4のように円筒状に丸められ、その状態でピン45などによ ってシート端面が止められる。
【0023】 このように1枚の塗布シート40を使用してもグリス塗布治具30を構成でき 、使用に当たっては円筒状の内面にスプリング20を入れ、適当な場所で左右上 下にスプリング20を押し当てれば、スプリング20には適量のグリス22が塗 り込まれるので、図1と同じこととなる。グリス22の補充は例えば図3のよう に元のシート状に戻して行なえばよい。
【0024】 図5に示すグリス塗布治具30は2枚の塗布シート41,42を使用して構成 した場合である。この場合、上面に位置する塗布シート42はその左端部をヒン ジ(図示はしない)として開閉自在に構成される。そのためには例えば塗布シー ト42は開閉蓋などに貼着した方がよい。
【0025】 これと共に、他方の塗布シート41も図示はしないが台座などに貼着され、塗 布シート41、42の互いに対向する表面にはグリス22が適量塗られている。 使用にあたっては図5のように下側の塗布シート41上にスプリング20を置き 、その状態で図6のように上側の塗布シート42を下側に塗布シート41に押し 当てる。そうすると、スプリング20の全面は塗布シート41と42に囲まれた 状態になるから、これでスプリング22にグリス22を塗り込むことができる。
【0026】 この考案ではスポンジ状の塗布シートをベースにしてグリス塗布治具を構成し たものであるから、上述したグリス塗布治具30は種々の変形や変更が可能であ る。
【0027】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係るグリス塗布治具ではスポンジ状の塗布シートが ベースとなり、これを所定形状にした状態でこれにグリスを塗るようにしたもの である。
【0028】 これによれば、スプリングへのグリスの塗布作業が非常に簡単となり、塗布量 もほぼ一定にすることができる他、構成が非常に簡単で部品点数も少ないので、 コストパフォーマンスがよく、グリスも手軽に補充できるから、小型、軽量、安 価にグリス塗布治具を提供できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るグリス塗布治具の一例を示す断
面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】この考案の他の例を示す図である。
【図4】図3の使用状態の図である。
【図5】この考案の他の例を示す構成図である。
【図6】その使用状態の図である。
【図7】スプリングが適用されるクラッチ付き回転伝達
装置の一例を示す断面図である。
【図8】グリス塗布例を示す図である。
【符号の説明】
10 クラッチ付き回転伝達装置 11 メインギヤ 14 クラッチギヤ 13 フェルト 20 スプリング 22 グリス 30 グリス塗布治具 31 容器 32,33,34,40,41,42 塗布シート

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にグリスが塗布されたスポンジ状塗
    布シートで構成されたことを特徴とするグリス塗布治
    具。
  2. 【請求項2】 グリスが塗布されたスポンジ状塗布シー
    トが取り付け容器の内面と底面にそれぞれ貼着されたこ
    とを特徴とするグリス塗布治具。
  3. 【請求項3】 グリスが塗布されたスポンジ状塗布シー
    トが1枚使用され、これが円筒状に丸められて使用され
    たことを特徴とするグリス塗布治具。
  4. 【請求項4】 スポンジ状塗布シートが2枚使用され、
    その対向面にグリスが塗布されると共に、使用時はこれ
    ら2枚の塗布シートをサンドイッチ状に互いに押圧して
    使用するようにしたことを特徴とするグリス塗布治具。
JP6405992U 1992-09-14 1992-09-14 グリス塗布治具 Pending JPH0662298U (ja)

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JP6405992U JPH0662298U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 グリス塗布治具

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JPH0662298U true JPH0662298U (ja) 1994-09-02

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ID=13247144

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