JPH019969Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH019969Y2 JPH019969Y2 JP9409482U JP9409482U JPH019969Y2 JP H019969 Y2 JPH019969 Y2 JP H019969Y2 JP 9409482 U JP9409482 U JP 9409482U JP 9409482 U JP9409482 U JP 9409482U JP H019969 Y2 JPH019969 Y2 JP H019969Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressing tool
- spheres
- sphere
- paper
- plate
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 6
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 16
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- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 2
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- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 2
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Landscapes
- Finger-Pressure Massage (AREA)
- Labeling Devices (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、重ね合せられた第1体と第2体と
に圧力を加えて第1体の内容を第2体に印刷また
は第1体と第2体とを接着する押圧具、例えば、
木版画を刷る場合などにおいて、版体(第1体)
に紙(第2体)を重ね合せて紙の外表面から圧力
を加え、紙に版体の内容を刷り出すのに用いて好
適な押圧具に関する。
に圧力を加えて第1体の内容を第2体に印刷また
は第1体と第2体とを接着する押圧具、例えば、
木版画を刷る場合などにおいて、版体(第1体)
に紙(第2体)を重ね合せて紙の外表面から圧力
を加え、紙に版体の内容を刷り出すのに用いて好
適な押圧具に関する。
従来のこの種の押圧具としては、例えば木版画
においてバレンと称されるものがある。バレン
は、芯と呼ばれる縄を竹皮で包み込んだもので、
竹皮で版体の上に重ね合せられた紙の外表面を擦
すつて圧力を加えることにより、紙に版体の内容
を印刷するものである。
においてバレンと称されるものがある。バレン
は、芯と呼ばれる縄を竹皮で包み込んだもので、
竹皮で版体の上に重ね合せられた紙の外表面を擦
すつて圧力を加えることにより、紙に版体の内容
を印刷するものである。
しかしながら、このような従来のバレンにより
木版画を刷る際には多大の力を要し、多色刷のよ
うに多数の木版画を刷る場合にはバレンでは疲労
が激しいという問題点があつた。
木版画を刷る際には多大の力を要し、多色刷のよ
うに多数の木版画を刷る場合にはバレンでは疲労
が激しいという問題点があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、重ね合せられた第1体と第2
体とのどちらか一方の外表面上を転動する複数の
球体と、これらの球体をほぼ同一面上に配列し、
かつ、回転自在に保持する保持体とを有し、前記
の複数の球体を圧力を加えながら重ね合せられた
第1体と第2体とのどちらか一方の外表面上を転
動させて第1体の内容を第2体に印刷または第1
体と第2体とを接着することで、僅かの力で容易
に印刷または接着することができる押圧具を提供
することにより、前記問題点を解決することを目
的としている。
てなされたもので、重ね合せられた第1体と第2
体とのどちらか一方の外表面上を転動する複数の
球体と、これらの球体をほぼ同一面上に配列し、
かつ、回転自在に保持する保持体とを有し、前記
の複数の球体を圧力を加えながら重ね合せられた
第1体と第2体とのどちらか一方の外表面上を転
動させて第1体の内容を第2体に印刷または第1
体と第2体とを接着することで、僅かの力で容易
に印刷または接着することができる押圧具を提供
することにより、前記問題点を解決することを目
的としている。
以下、この考案を図面に基いて説明する。
第1図ないし第3図は、この考案の一実施例を
示すものである。第1図および第2図において、
1はこの実施例による押圧具を示す。押圧具1
は、複数の球体2を有する。球体2は、例えば、
ボールベアリングとして用いられる鋼球を使用し
てもよく、また、球体2の直径は例えば3〜7mm
程度としてもよい。3は保持体である。保持体3
は、例えばアクリル樹脂等からなり、球体2の直
径に較べて僅かに小さい厚みを有し、かつ、複数
の透孔4が渦巻状に配されて形成された円板形の
表板5と、例えば木板よりなり、バンド6が設け
られた円板形の基板7とから成る。表板5の透孔
4は、球体2の直径とほぼ等しい内径を有し、基
板3と反対位置にある表面8側の開口端の内径は
球体2の直径に較べて小さくなつている。表板5
の透孔4内には球体2がそれぞれ収納され、表板
5と基板7とは重ね合せられてビス9,10が締
結されている。球体2は、この状態で、表板5の
表面8から若干突出しながらほぼ同一面上に配列
されて回転自在に保持体3に保持されている。
示すものである。第1図および第2図において、
1はこの実施例による押圧具を示す。押圧具1
は、複数の球体2を有する。球体2は、例えば、
ボールベアリングとして用いられる鋼球を使用し
てもよく、また、球体2の直径は例えば3〜7mm
程度としてもよい。3は保持体である。保持体3
は、例えばアクリル樹脂等からなり、球体2の直
径に較べて僅かに小さい厚みを有し、かつ、複数
の透孔4が渦巻状に配されて形成された円板形の
表板5と、例えば木板よりなり、バンド6が設け
られた円板形の基板7とから成る。表板5の透孔
4は、球体2の直径とほぼ等しい内径を有し、基
板3と反対位置にある表面8側の開口端の内径は
球体2の直径に較べて小さくなつている。表板5
の透孔4内には球体2がそれぞれ収納され、表板
5と基板7とは重ね合せられてビス9,10が締
結されている。球体2は、この状態で、表板5の
表面8から若干突出しながらほぼ同一面上に配列
されて回転自在に保持体3に保持されている。
このように構成された押圧具1の作用を、次に
説明する。
説明する。
第3図に示すように、この押圧具1を用いて木
版画を刷るには、版体(第1体)11の彫刻がほ
どこされて絵具が塗られた版面に紙(第2体)1
2を重ね合わせ、紙12の外表面、すなわち、版
面に接していない表面に、球体2の突出した部分
が接するように押圧具1を置く。球体2を紙12
の外表面上を転動させながら、押圧具1を紙12
の外表面上を四方八方に動かすと、版体11の版
面に彫られた内容が紙12に刷り出される。この
押圧具1では、僅かの力でもつて版体11の内容
を紙12に刷り出すことができる。すなわち、押
圧具1は球体2が紙12の外表面上を転動するた
めに軽い力で紙12の外表面上を移動させること
ができ、また、球体2は非常に小さい接触面積で
紙12に当接しているため、押圧具1の自重だけ
でもかなり大きな圧力でもつて紙12を版体11
の版面に押し付けることができ、また、押圧具1
を四方八方に紙12の外表面上を移動させること
により、球体2を隈なく紙12の外表面に接触さ
せることができる。したがつて、この押圧具1に
は従来のバレンに較べて軽い力でもつて木版画を
刷ることができる。
版画を刷るには、版体(第1体)11の彫刻がほ
どこされて絵具が塗られた版面に紙(第2体)1
2を重ね合わせ、紙12の外表面、すなわち、版
面に接していない表面に、球体2の突出した部分
が接するように押圧具1を置く。球体2を紙12
の外表面上を転動させながら、押圧具1を紙12
の外表面上を四方八方に動かすと、版体11の版
面に彫られた内容が紙12に刷り出される。この
押圧具1では、僅かの力でもつて版体11の内容
を紙12に刷り出すことができる。すなわち、押
圧具1は球体2が紙12の外表面上を転動するた
めに軽い力で紙12の外表面上を移動させること
ができ、また、球体2は非常に小さい接触面積で
紙12に当接しているため、押圧具1の自重だけ
でもかなり大きな圧力でもつて紙12を版体11
の版面に押し付けることができ、また、押圧具1
を四方八方に紙12の外表面上を移動させること
により、球体2を隈なく紙12の外表面に接触さ
せることができる。したがつて、この押圧具1に
は従来のバレンに較べて軽い力でもつて木版画を
刷ることができる。
第4図および第5図は、この考案の他の実施例
を示すものである。
を示すものである。
この実施例においては、基板7の一面、すなわ
ち、球体2側の面に、例えばコルクなどの弾性を
有する弾性体13が固着されている。弾性体13
と表板5との間には、例えば表板5と同じアクリ
ル樹脂などからなる円板形の中間板14が挾み込
まれている。中間板14には表板5の透孔4と同
じ位置に同数の透孔15が設けられていて、球体
2と同様の第2球体16が収納されている。第2
球体16は、一部が弾性体13に接しており、そ
の反対側の部分が球体2に接している。表板5と
中間板14はビス9,10で基板7に締結されて
いる。
ち、球体2側の面に、例えばコルクなどの弾性を
有する弾性体13が固着されている。弾性体13
と表板5との間には、例えば表板5と同じアクリ
ル樹脂などからなる円板形の中間板14が挾み込
まれている。中間板14には表板5の透孔4と同
じ位置に同数の透孔15が設けられていて、球体
2と同様の第2球体16が収納されている。第2
球体16は、一部が弾性体13に接しており、そ
の反対側の部分が球体2に接している。表板5と
中間板14はビス9,10で基板7に締結されて
いる。
この実施例の押圧具1にあつては、弾性体13
が球体2や第2球体16の直径の大きさのばらつ
きを吸収し、複数の球体2が各々ほぼ等しい圧力
でもつて第1体と第2体に当接できるようになつ
ている。また、第2球体16は球体2の転動摩擦
を小さくし、球体2の転動を容易にしている。
が球体2や第2球体16の直径の大きさのばらつ
きを吸収し、複数の球体2が各々ほぼ等しい圧力
でもつて第1体と第2体に当接できるようになつ
ている。また、第2球体16は球体2の転動摩擦
を小さくし、球体2の転動を容易にしている。
この実施例の押圧具1によれば、複数の球体2
の直径の大きさのばらつきを吸収してほぼ均等な
圧力でもつて第1体と第2体とを圧接できるた
め、刷り出す際に球体2の線状の痕跡が生ずるの
を防止できる。また、球体2の転動摩擦が小さく
なり、また、先の実施例に較べて自重が大きくな
るので、より僅かな力で刷り出しを行うことがで
きる。
の直径の大きさのばらつきを吸収してほぼ均等な
圧力でもつて第1体と第2体とを圧接できるた
め、刷り出す際に球体2の線状の痕跡が生ずるの
を防止できる。また、球体2の転動摩擦が小さく
なり、また、先の実施例に較べて自重が大きくな
るので、より僅かな力で刷り出しを行うことがで
きる。
なお、この実施例において、第2球体16およ
び中間板14を省き、弾性体13の表面に摩擦係
数の小さい物質を被膜して球体2を直接に弾性体
13の表面に当てるように構成してもよい。
び中間板14を省き、弾性体13の表面に摩擦係
数の小さい物質を被膜して球体2を直接に弾性体
13の表面に当てるように構成してもよい。
また、上述のいずれの実施例も木版画について
述べたが、この考案の押圧具は転写等の印刷にも
用いることができる。さらにまた、壁紙を壁に接
着する際の押圧具、装飾紙を被装飾体にはり付け
る際の押圧具にも用いることができる。
述べたが、この考案の押圧具は転写等の印刷にも
用いることができる。さらにまた、壁紙を壁に接
着する際の押圧具、装飾紙を被装飾体にはり付け
る際の押圧具にも用いることができる。
以上説明してきたように、この考案の押圧具に
よれば、非常に僅かの力でもつて刷り出しまたは
接着することができるため、使用の際の疲労が少
ないという効果がある。
よれば、非常に僅かの力でもつて刷り出しまたは
接着することができるため、使用の際の疲労が少
ないという効果がある。
第1図はこの考案の一実施例による押圧具の斜
視図、第2図はこの実施例の押圧具の断面図、第
3図はこの実施例の押圧具の作用を説明するため
の断面図、第4図はこの考案の他の実施例による
押圧具の斜視図、第5図はこの実施例による押圧
具の断面図である。 1……押圧具、2……球体、3……保持体、4
……透孔、5……表板、6……バンド、7……基
板、9,10……ビス、11……版体、12……
紙、13……弾性体、14……中間板、15……
透孔、16……第2球体。
視図、第2図はこの実施例の押圧具の断面図、第
3図はこの実施例の押圧具の作用を説明するため
の断面図、第4図はこの考案の他の実施例による
押圧具の斜視図、第5図はこの実施例による押圧
具の断面図である。 1……押圧具、2……球体、3……保持体、4
……透孔、5……表板、6……バンド、7……基
板、9,10……ビス、11……版体、12……
紙、13……弾性体、14……中間板、15……
透孔、16……第2球体。
Claims (1)
- 複数の球体と、前記複数の球体を回転自在に収
納しかつ球体の一部が突出するように保持する複
数の孔が設けられた保持体と、前記球体が突出す
る側とは反対側から前記球体および前記支持体を
支持する基板と、を備えることを特徴とする押圧
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9409482U JPS58195264U (ja) | 1982-06-23 | 1982-06-23 | 押圧具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9409482U JPS58195264U (ja) | 1982-06-23 | 1982-06-23 | 押圧具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58195264U JPS58195264U (ja) | 1983-12-26 |
JPH019969Y2 true JPH019969Y2 (ja) | 1989-03-20 |
Family
ID=30225403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9409482U Granted JPS58195264U (ja) | 1982-06-23 | 1982-06-23 | 押圧具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58195264U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618380Y2 (ja) * | 1989-03-28 | 1994-05-11 | 彰 黒崎 | プラスチックバレン |
-
1982
- 1982-06-23 JP JP9409482U patent/JPS58195264U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58195264U (ja) | 1983-12-26 |