JP2566941Y2 - 電動機のリード線引出し装置 - Google Patents
電動機のリード線引出し装置Info
- Publication number
- JP2566941Y2 JP2566941Y2 JP1989069557U JP6955789U JP2566941Y2 JP 2566941 Y2 JP2566941 Y2 JP 2566941Y2 JP 1989069557 U JP1989069557 U JP 1989069557U JP 6955789 U JP6955789 U JP 6955789U JP 2566941 Y2 JP2566941 Y2 JP 2566941Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- frame
- connector
- lead wire
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は電動機において、一方を固定子巻線に接続し
たリード線の引出し装置に関するものである。
たリード線の引出し装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 このような電動機の従来技術としては実開昭63−9375
2号公報に記載されていたようなものがあった。この公
報に記載されていたものは、ブラケットに設けたリード
線引出し穴をリード線に接続されたコネクタが通る大き
さにし、同時に保護用のブッシュを穴にはまる形とした
ものであった。このような形にすることによって、リー
ド線に接続したコネクタをブラケットのリード線引出し
穴から直接出すことができたものであった。
2号公報に記載されていたようなものがあった。この公
報に記載されていたものは、ブラケットに設けたリード
線引出し穴をリード線に接続されたコネクタが通る大き
さにし、同時に保護用のブッシュを穴にはまる形とした
ものであった。このような形にすることによって、リー
ド線に接続したコネクタをブラケットのリード線引出し
穴から直接出すことができたものであった。
(ハ)考案が解決しようとする課題 このような従来の技術を用いたリード線引出し装置で
は、ブッシュを穴と同じ大きさにする必要があった。そ
のためブッシュが大きくなり、小さな外圧等でブッシュ
が容易に外れやすくなるものであった。また、ブッシュ
を外れにくくするためにブッシュを硬くすると、ブッシ
ュを穴にはめにくくなり電動機の組立て性が悪くなるも
のであった。
は、ブッシュを穴と同じ大きさにする必要があった。そ
のためブッシュが大きくなり、小さな外圧等でブッシュ
が容易に外れやすくなるものであった。また、ブッシュ
を外れにくくするためにブッシュを硬くすると、ブッシ
ュを穴にはめにくくなり電動機の組立て性が悪くなるも
のであった。
このような問題点に対して本考案は、ブッシュを大き
くすることなくコネクタを通しやすいリード線引出し装
置を提供するものである。
くすることなくコネクタを通しやすいリード線引出し装
置を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、固定子及び固定子巻線を内部に収容する第
1ブラケット及び第2ブラケットを有し、固定子巻線に
一方が接続された複数のリード線を引き出す孔をいずれ
か一方のブラケットに設けて成る電動機において、複数
のリード線の他方を単一のコネクタに接続し、孔をこの
コネクタの通過可能な方形形状にすると共に、複数のリ
ード線を同時に挾み、かつ長手方向の長さが孔の長手方
向の長さより短い樹脂製の枠体と、この枠体の長手方向
の2辺が夫々孔の長手方向の辺にはまるように枠体の外
周に設けられる溝とを備えたものである。
1ブラケット及び第2ブラケットを有し、固定子巻線に
一方が接続された複数のリード線を引き出す孔をいずれ
か一方のブラケットに設けて成る電動機において、複数
のリード線の他方を単一のコネクタに接続し、孔をこの
コネクタの通過可能な方形形状にすると共に、複数のリ
ード線を同時に挾み、かつ長手方向の長さが孔の長手方
向の長さより短い樹脂製の枠体と、この枠体の長手方向
の2辺が夫々孔の長手方向の辺にはまるように枠体の外
周に設けられる溝とを備えたものである。
(ホ)作用 このように構成された電動機のリード線引出し装置で
は、コネクタが電動機の孔を容易に通過できると共に、
枠体を孔にはめてリード線を挾んで固定できるものであ
る。
は、コネクタが電動機の孔を容易に通過できると共に、
枠体を孔にはめてリード線を挾んで固定できるものであ
る。
(ヘ)実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。第1図
は電動機の正面図である。1,2は夫々ブラケットであ
り、フランジ部を合わせてこのフランジ部をハトメで締
めて固定している。このブラケット1,2の中には固定
子、固定子巻線、回転子などが収容されている。尚、3
は回転子の回転軸である。4はリード線を引き出すため
の孔であり、半円状の切欠5を有している。
は電動機の正面図である。1,2は夫々ブラケットであ
り、フランジ部を合わせてこのフランジ部をハトメで締
めて固定している。このブラケット1,2の中には固定
子、固定子巻線、回転子などが収容されている。尚、3
は回転子の回転軸である。4はリード線を引き出すため
の孔であり、半円状の切欠5を有している。
第2図はリード線を引き出したところの正面図であ
る。6は複数のリード線であり、一方を固定子巻線に接
続し、他方をコネクタ7に接続している。8は枠体であ
り、リード線6を挾んだ後孔4にはめ込まれている。コ
ネクタ7の寸法1は孔4の寸法L1より少し短い寸法で
あり、コネクタ7の寸法l2は孔4の寸法L2より少し短い
寸法である。即ち孔4の大きさはコネクタ7より少し広
めでありコネクタ7が通る大きさである。
る。6は複数のリード線であり、一方を固定子巻線に接
続し、他方をコネクタ7に接続している。8は枠体であ
り、リード線6を挾んだ後孔4にはめ込まれている。コ
ネクタ7の寸法1は孔4の寸法L1より少し短い寸法で
あり、コネクタ7の寸法l2は孔4の寸法L2より少し短い
寸法である。即ち孔4の大きさはコネクタ7より少し広
めでありコネクタ7が通る大きさである。
第3図、第4図は樹脂製の枠体8の正面図及び側面図
である。9,10は溝であり孔4の2辺にはまるものであ
る。11は溝10に設けられた突部であり、孔4の切欠5に
はまるものである。従ってこの突部11に切欠5にはまり
枠体8の位置決めが行われる。尚、12はスリットであ
り、枠体8を孔4にはめる時の作業性を良くするための
ものである。第5図は第3図に示した筐体8のAの部分
の拡大図である。突部13,14が引っ掛かるようになって
いる。従って、この突部13,14を離してリード線6を枠
体8の中に入れた後再び突部13,14を掛け合わせてリー
ド線6を挾み込むものである。このように構成されたリ
ード線の引出し装置では、固定子巻線に接続されたリー
ド線にコネクタを接続したままで、このコネクタをブラ
ケット1の孔4から引き出すことができる。コネクタ7
を引き出した後、リード線6を枠体8で挾み、孔4には
めてリード線を固定するものである。
である。9,10は溝であり孔4の2辺にはまるものであ
る。11は溝10に設けられた突部であり、孔4の切欠5に
はまるものである。従ってこの突部11に切欠5にはまり
枠体8の位置決めが行われる。尚、12はスリットであ
り、枠体8を孔4にはめる時の作業性を良くするための
ものである。第5図は第3図に示した筐体8のAの部分
の拡大図である。突部13,14が引っ掛かるようになって
いる。従って、この突部13,14を離してリード線6を枠
体8の中に入れた後再び突部13,14を掛け合わせてリー
ド線6を挾み込むものである。このように構成されたリ
ード線の引出し装置では、固定子巻線に接続されたリー
ド線にコネクタを接続したままで、このコネクタをブラ
ケット1の孔4から引き出すことができる。コネクタ7
を引き出した後、リード線6を枠体8で挾み、孔4には
めてリード線を固定するものである。
第6図は枠体の他の実施例の正面図である。第3図に
示した枠体との違いは、2辺15,16をアーチ状にして弾
性効果を持たせた点にある。
示した枠体との違いは、2辺15,16をアーチ状にして弾
性効果を持たせた点にある。
(ト)考案の効果 本考案は、固定子及び固定子巻線を内部に収容する第
1ブラケット及び第2ブラケットを有し、固定子巻線に
一方が接続された複数のリード線を引き出す孔をいずれ
か一方のブラケットに設けて成る電動機において、複数
のリード線の他方を単一のコネクタに接続し、孔をこの
コネクタの通過可能な方形形状にすると共に、複数のリ
ード線を同時に挾み、かつ長手方向の長さが孔の長手方
向の長さより短い樹脂製の枠体と、この枠体の長手方向
の2辺が夫々孔の長手方向の辺にはまるように枠体の外
周に設けられる溝とを備えたので、ブラケットを取りつ
ける前にリード線にコネクタを接続することができ、ブ
ラケット装着後にコネクタを接続する場合に比べ電動機
の組立て性が向上するものである。また、リード線を枠
体で固定するため枠体を最小限の大きさにすることがで
きるものである。
1ブラケット及び第2ブラケットを有し、固定子巻線に
一方が接続された複数のリード線を引き出す孔をいずれ
か一方のブラケットに設けて成る電動機において、複数
のリード線の他方を単一のコネクタに接続し、孔をこの
コネクタの通過可能な方形形状にすると共に、複数のリ
ード線を同時に挾み、かつ長手方向の長さが孔の長手方
向の長さより短い樹脂製の枠体と、この枠体の長手方向
の2辺が夫々孔の長手方向の辺にはまるように枠体の外
周に設けられる溝とを備えたので、ブラケットを取りつ
ける前にリード線にコネクタを接続することができ、ブ
ラケット装着後にコネクタを接続する場合に比べ電動機
の組立て性が向上するものである。また、リード線を枠
体で固定するため枠体を最小限の大きさにすることがで
きるものである。
第1図は本考案の実施例を用いる電動機の正面図、第2
図は第1図に示した電動機からリード線を引き出したと
ころの正面図、第3図は第2図に示した枠体の正面図、
第4図は第2図に示した枠体の側面図、第5図は第3図
に示した枠体のAの部分の拡大図、第6図は枠体の他の
実施例を示す正面図である。 1……第1ブラケット、2……第2ブラケット、3……
回転軸、4……孔、5……切欠、6……リード線、7…
…コネクタ、8……枠体、9,10……溝。
図は第1図に示した電動機からリード線を引き出したと
ころの正面図、第3図は第2図に示した枠体の正面図、
第4図は第2図に示した枠体の側面図、第5図は第3図
に示した枠体のAの部分の拡大図、第6図は枠体の他の
実施例を示す正面図である。 1……第1ブラケット、2……第2ブラケット、3……
回転軸、4……孔、5……切欠、6……リード線、7…
…コネクタ、8……枠体、9,10……溝。
Claims (1)
- 【請求項1】固定子及び固定子巻線を内部に収容する第
1ブラケット及び第2ブラケットを有し、固定子巻線に
一方が接続された複数のリード線を引き出す方形形状の
孔をいずれか一方のブラケットに設けて成る電動機にお
いて、複数のリード線の他方を単一のコネクタに接続
し、孔をこのコネクタの通過可能な方形形状にすると共
に、複数のリード線を同時に挟み、かつ長手方向の長さ
が孔の長手方向の長さより矩い樹脂製の枠体と、この枠
体の長手方向の2辺が夫々孔の長手方向の辺にはまるよ
うに枠体の外周に設けられる溝とを備えたことを特教と
する電動機のリード線引出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989069557U JP2566941Y2 (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 電動機のリード線引出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989069557U JP2566941Y2 (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 電動機のリード線引出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0311354U JPH0311354U (ja) | 1991-02-04 |
JP2566941Y2 true JP2566941Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=31604965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989069557U Expired - Lifetime JP2566941Y2 (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 電動機のリード線引出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566941Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431281Y2 (ja) * | 1973-05-23 | 1979-10-01 | ||
JPS6393752U (ja) * | 1986-12-08 | 1988-06-17 | ||
JPS6426305U (ja) * | 1987-08-06 | 1989-02-14 |
-
1989
- 1989-06-13 JP JP1989069557U patent/JP2566941Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0311354U (ja) | 1991-02-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |