JP2566902Y2 - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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JP2566902Y2
JP2566902Y2 JP1991094442U JP9444291U JP2566902Y2 JP 2566902 Y2 JP2566902 Y2 JP 2566902Y2 JP 1991094442 U JP1991094442 U JP 1991094442U JP 9444291 U JP9444291 U JP 9444291U JP 2566902 Y2 JP2566902 Y2 JP 2566902Y2
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valve
valve body
displacement
butterfly valve
abnormal
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正行 近藤
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Kubota Corp
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  • Lift Valve (AREA)
  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はバタフライ弁に関し、特
にその異常現象を検出できるようにしたバタフライ弁に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にバタフライ弁は弁箱内にその流路
を開閉可能な円板状の弁体を配置し、弁体を直径方向に
貫通する弁棒を弁箱上部のスタンド上に設置した減速機
等の駆動装置にて回転駆動して弁体を開閉回転させるよ
うに構成されている。
【0003】このバタフライ弁は、例えば発電所等の各
種設備の配管中に配設されているが、その異常現象の発
生については保守点検員が視覚や聴覚により発見するの
みである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、保守点検員
の視覚や聴覚による検出では、事故の予兆である異常現
象が生じていても気が付かずに見逃したり、異常現象か
どうかを主観的に判断するのでその判断を誤ったり、又
減速機等の駆動装置が上部に取付けられて点検用架台が
その近くにないために点検が不可能であったりし、その
ため事故発生につながる異常現象を事前に検出できずに
事故を予防できない場合があるという問題があった。
【0005】本考案は、上記従来の問題点に鑑み、異常
現象の発生を確実にかつ客観的に検出して事故発生を事
前に予防できるようにしたバタフライ弁を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、弁本体又は弁
本体に一体的に装着された装置において振動や変形に起
因して生起する一定以上の変位を検出する手段を有し、
この変位検出手段の検出信号により異常を検出すること
を特徴とする。
【0007】また、全開の停止位置において弁棒の軸心
廻りに生起する弁体の揺動量が一定以上になると検出す
る手段を有し、この揺動検出手段の検出信号により異常
を検出することを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案によると、弁本体又は弁本体に一体的に
装着された駆動装置などの装置が異常振動を起こした
り、異常に変位したりすると、場合によっては弁棒がフ
リー状態になって弁体が急閉され大事故を発生する恐れ
があるが、異常振動の振幅や変位が一定以上になると変
位検出手段にて検出されるため、その検出信号に基づい
て対策を取ることにより事故の発生を事前に防止するこ
とができる。
【0009】また、同様に弁体が全開位置で揺動する場
合も、その揺動原因には事故につながる恐れのあるもの
もあり、その場合にも揺動量が一定以上になると揺動検
出手段にて検出されるため、その検出信号に基づいて対
策を取ることによって事故の発生を事前に防止すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例のバタフライ弁を図
1、図2に基づいて説明する。図2において、1は弁本
体で、弁箱2内にその流体通路を開閉する弁体3が配設
され、かつこの弁体3に一体的に固定された弁棒4が上
下に突出し、弁箱2にて回転自在に支持されている。ま
た、弁棒4は弁箱2の上方に突出し、カップリング5に
て回転軸6に連結されている。弁箱2上にはスタンド7
が配設され、その上端に駆動モータ8と減速機9から成
る駆動装置10が一体的に設置されており、回転軸6の
上端が減速機9に連結されている。
【0011】このようなバタフライ弁において、本実施
例では図1に示すように、駆動装置10の減速機9の適
当箇所に略垂直な検出面11aを形成するL字状の検出
片11を取付け、その検出面11aに対向するように近
接スイッチ12を対向配置している。この近接スイッチ
12は弁本体1とは別の剛性のある箇所13に取付けら
れている。なお、近接スイッチ12は検出面11aが一
定以上近接又は離間すると検出するものであり、要は検
出面11aの変位を検出すればよいので、近接スイッチ
12に代えて変位計を用いても良いことは言うまでもな
い。。
【0012】以上の構成において、例えばスタンド7に
対する減速機9の取付ボルトに弛みが発生し、減速機9
の部分で異常振動を起こすと、その異常振動の振幅が一
定以上になると検出面11aが近接スイッチ12に近づ
いて近接スイッチ12が作動し、振動による変位が一定
以上になったことが検出される。そこで、その検出信号
に基づいて、例えば中央制御室に設けられた警報ランプ
が点灯するようにしておけば、異常振動の発生を確認し
て直ちに適切な対策を取ることができる。例えば、減速
機9の取付ボルトが脱落したような場合には、弁棒4が
フリー状態になって弁体3が急閉され、大事故を発生す
る恐れがあるが、本実施例では減速機9の取付ボルトに
弛みが生じて異常振動が発生した時点でこれを検出して
対策を取ることができるので事故の発生を事前に防止す
ることができる。
【0013】上記実施例では、弁本体1又はこれに一体
的に装着した駆動装置10の異常振動を検出する手段と
して検出位置に検出片11を取付け、これに対向するよ
うに近接スイッチ12又は変位計を配置した例を示した
が、弁本体1又はこれに一体的に装着された駆動装置1
0等に振動計を取付け、この振動計からの検出信号によ
り異常振動を検出するようにしてもよい。
【0014】次に、本考案の第2の実施例について図3
〜図5を参照して説明する。弁本体1の構成については
第1の実施例について図2で説明したものと同一であ
り、その説明を援用してここでの説明は省略する。減速
機9の上面には、弁棒4と連動して回動して弁体3の開
度を表示する指針14と目盛り板15とが配設されてい
る。指針14は、図4、図5に示すように弁棒4と連動
して回動する回動アーム16の先端に取付けられてい
る。そして、弁体3が全開位置の時の指針14の停止位
置の近傍位置に近接スイッチ17が配設されている。1
8はこの近接スイッチ17の取付ブラケットである。例
えば、近接スイッチ17としてその検出距離が2.5mm
±10%のものを用いた場合、指針14の全開停止位置
に対して2.5mmの位置に近接スイッチ17を配設する
と、指針14に±0.25mm以上の揺れが発生した場合
にこれを検出して警報を発することができる。
【0015】本実施例によると、弁本体1の内部流体の
脈動や偏流が発生すると弁体3が揺動し、また減速機9
内の歯車の歯面が部分的に摩耗した場合にも弁体3が揺
動するが、その揺動量が一定以上になると近接スイッチ
17にてこれが検出されるので、内部流体の異常な脈動
や偏流、又は減速機9の歯車の摩耗等を的確に検出する
ことができ、これに対して適切な対策を取ることによ
り、それらを放置したことによる事故の発生を事前に防
止することができる。
【0016】なお、この実施例においても、近接スイッ
チ17に代えて変位計を用い得ることはいうまでもな
い。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、以上のように、弁本体
又は弁本体に一体的に装着された駆動装置などの装置が
異常振動を起こすと、場合によっては弁棒がフリー状態
になって弁体が急閉され大事故を発生する恐れがある
が、その異常振動の振幅が一定以上になると変位検出手
段にて検出されるため、その検出信号に基づいて対策を
取ることにより事故の発生を事前に防止することがで
き、しかも異常現象の発生を遠方の中央制御室等で検出
することができるとともに見逃しもなく、また人間の主
観的な判断ではなく、客観的に正確に判断されるので信
頼性も高い等、安全対策上大きな効果を発揮する。
【0018】また、同様に弁体が全開位置で揺動する場
合も、弁体を揺動させる原因に事故につながるものがあ
り、その場合にも揺動量が一定以上になると揺動検出手
段にて検出されるため、その検出信号に基づいて対策を
取ることによって事故の発生を事前に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のバタフライ弁の平面図であ
る。
【図2】バタフライ弁の全体概略構成を示す正面図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例のバタフライ弁の平面図で
ある。
【図4】同実施例の要部である検出手段の斜視図であ
る。
【図5】図4のA矢視図である。
【符号の説明】
1 弁本体 3 弁体 10 駆動装置 11 検出片 12 近接スイッチ(変位検出手段) 14 指針 17 近接スイッチ(揺動検出手段)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体又は弁本体に一体的に装着された
    装置において振動や変形に起因して生起する一定以上の
    変位を検出する手段を有し、この変位検出手段の検出信
    号により異常を検出することを特徴とするバタフライ
    弁。
  2. 【請求項2】 全開の停止位置において弁棒の軸心廻り
    に生起する弁体の揺動量が一定以上になると検出する手
    段を有し、この揺動検出手段の検出信号により異常を検
    出することを特徴とするバタフライ弁。
JP1991094442U 1991-11-19 1991-11-19 バタフライ弁 Expired - Lifetime JP2566902Y2 (ja)

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JPH0545342U JPH0545342U (ja) 1993-06-18
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JPS59101077U (ja) * 1982-12-27 1984-07-07 株式会社東芝 バルブの異常監視装置

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