JP2566793Y2 - スライドオープンキャップ - Google Patents

スライドオープンキャップ

Info

Publication number
JP2566793Y2
JP2566793Y2 JP1991054229U JP5422991U JP2566793Y2 JP 2566793 Y2 JP2566793 Y2 JP 2566793Y2 JP 1991054229 U JP1991054229 U JP 1991054229U JP 5422991 U JP5422991 U JP 5422991U JP 2566793 Y2 JP2566793 Y2 JP 2566793Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
wall
slide
opening
mandrel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991054229U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH057649U (ja
Inventor
正利 藤間
野口  裕雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP1991054229U priority Critical patent/JP2566793Y2/ja
Publication of JPH057649U publication Critical patent/JPH057649U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566793Y2 publication Critical patent/JP2566793Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、日焼け止め用ローショ
ン、サンオイル、乳液等比較的粘度の高い液体をいれる
容器に関するもので、特にキャップを上下させるだけで
内容物を注出することができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャップを上下させて内容物を注
出する容器としては、台所洗剤用容器として広く知られ
ているリフトアップ式のキャップを設けた容器がある
(例えば特公昭54−26722号)。これは図4に示
すように、キャップ本体21とスライド部材22とからな
り、キャップ本体21の天面に開口部25を設け、スライド
部材22の天面に注出口23を設け、スライド部材22を引き
上げることによって開口部25と注出口23とを連通させる
ようになっているキャップを容器本体の口部に装着した
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の容
器においては、スライド部材22の全体の形状は小さくキ
ャップ本体21の開口部25付近に乗っかったような形であ
り、使用時にはまず容器本体を片方の手で持ち、他方の
手でスライド部材22の顎部26をつかんで引き上げ開口
し、注出を行い、注出が終わるとこれを押し下げて閉口
するようになっている。このため、使用時には必ず両手
が必要とされ不便であるし、また、内容物を注出する時
に注出口23からこぼれた内容物が顎部26付近まで達して
しまうので、スライド部材22を押し下げる際はもちろん
のこと、再び引き上げる際にも手が汚れてしまうという
問題点があった。そこで本考案は、上記問題点を解決
し、容器本体を持ったその手で操作が出来、かつ注出口
付近に付着した内容物によって手を汚すことがないよう
にし、しかも傾くことがなく安定した状態でキャップを
上下させられるスライドオープンキャップを提供するこ
とを課題とする。
【0004】そこで本考案は上記課題を解決するため
に、次のようなスライドオープンキャップを提供する。
即ち、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、こ
のキャップ本体に上下動自在に装着されるスライドキャ
ップとから構成されるキャップである。個々の構成は、
まずキャップ本体1は天壁2から下方向に側壁部8を連
設して成るものであって、この天壁2に心棒3を立設
し、この心棒の下部周囲に開口部5を穿設し、この開口
部を囲んで筒壁6を立設して案内道7を形成し、この筒
壁6の上部を他の部分よりも肉厚に形成してストッパー
19とし、さらに天壁2の外側にキャップ嵌合溝9を設
け、前記側壁部8においてキャップ本体1の中心点に対
して対称の位置に摺動溝10を設けてあり、この摺動溝
の長辺10aに沿った内側の位置にリブ20を立設し、
リブ20は上端が前記キャップ嵌合溝9よりも若干高い
位置に突出して設け、リブの中央付近には突起20aが
設けてあるものである。次にスライドキャップ11は
スライドキャップの頂壁12の心棒3と対応する位置に
心棒3が進退可能な大きさの注出口13を設け、また、
下方に向かって、筒壁6の内側と接する側に係止凸部1
4aを有する内摺動筒壁15を設け、筒壁6の外側と接
する側に係止凸部14bを有する外摺動筒壁16を設
け、頂壁12の下端より若干上の位置から指当て部材1
7を延設し、指当て部材17の内側には前記リブ20の
突起20aに対応する凸部17aを設けたものである。
そして前記スライドキャップ11を押し上げることによ
り前記開口部5と前記注出口13とが連通するように
ると共に、係止凸部14a、14bがストッパー19と
係合するようにしたスライドオープンキャップである。
【0005】
【作用】本考案によれば、指当て部材に指を掛け押し上
げるようにすると、摺動溝内を指当て部材が上動し、同
時に筒壁に案内されつつ内摺動筒壁、外摺動筒壁が上動
し、同時に心棒と注出口との係合がはずれて開口部と注
出口とが連通するので、この状態で容器本体を圧搾もし
くは上下逆さにしてやると、内容物は開口部を通って液
溜室に入り、注出口から外部へ注出される。またこのと
き、指当て部材が一直線上に2箇所あるので両側に指を
掛けた場合は勿論のこと、片側だけに指を掛け押し上げ
た場合にも、片側に加えられた力が天壁を介して反対側
の指当て部材にまで伝わり、スライドキャップは傾くこ
となく真っ直ぐに上動する。また、指当て部材に指を掛
け押し上げるようにすると、内摺動筒壁と外摺動筒壁に
設けられたそれぞれの係止凸部と筒壁上部のストッパー
が係合してスライドキャップは移動を停止するので、キ
ャップ本体から抜けることがない。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を用いて詳細に説
明する。図1は、本考案のキャップを容器本体Aに取り
つけスライドキャップを押し上げた状態を示している。
容器本体Aは片手で持ちやすい程度の大きさで、断面が
角の丸い略長方形のプラスチックボトル容器であって、
この容器本体Aの口部にキャップ本体1を嵌合し、キャ
ップ本体1にスライドキャップ11を上下動自在に装着し
たものである。
【0007】次に図2を用いてキャップ本体1及びスラ
イドキャップ11について詳述する。キャップ本体1は天
壁2から下方に向かって側壁部8を連設してなるもので
ある。そしてこの天壁2の中心部に心棒3を立設し、こ
の心棒3の周囲に、連結部4を残して開口部5を設け、
前記連結部4及び開口部5の周囲に筒壁6を立設して案
内道7を形成している。また、筒壁6の上部を他の部分
よりも肉厚に形成してストッパー19とした。更にこの筒
壁6よりも若干外側の位置にあって、かつ容器本体の口
部の内側と当接する位置に下方向に短筒61を設けたの
で、容器本体Aの口部をこの短筒61と前記側壁部8とで
水密に挟むことができる。
【0008】そしてこれよりも更に外側にキャップ嵌合
溝9を設け、最端部において下方向に側壁部8を垂設し
ている。この側壁部8において、(キャップ本体1の中
心点に対して対称の位置であって)キャップ本体1の左
右両側面に嵌合される部分に、2本の短辺10bとこの
間を結ぶ長辺10aからなる断面コの字状の摺動溝10
を設けており、この長辺10aに沿った内側の位置に、
後述する指当て部材17の上下動の案内をするリブ20
が立設している。そしてこのリブ20の上端が前記キャ
ップ嵌合溝9よりも若干高い位置に突出しているので、
スライド部材22が限界まで上動したときに不慮にはず
れてしまう惧れがない。またこのリブ20の中央付近に
突起20aを設けている。
【0009】また、心棒3の先端部が注出口13の径より
も小さい径をしておりかつ下へ向かうにつれて若干太く
なっているので、スライドキャップ11を下動させたとき
にその先端部がスムーズに注出口13の内側に嵌合され、
先端部の少し下の位置で水密に密閉される。従って、本
願考案のような注出口を有するキャップ(天面が完全に
塞がっていないキャップ)においては、特に不使用時に
おける液漏れが懸念されるものであるが、前記ストッパ
ー19と後述する係止凸部14a、14bとの水密な嵌合と相
まって、液漏れ防止効果が一層強化される。
【0010】次に、スライドキャップ11は、半球状の
頂壁12の前記心棒3と対応する位置に前記心棒3が進
退可能な大きさの注出口13を設け、また下方に向かっ
て、前記筒壁6の内側と接する側に係止凸部14aを有
する内摺動筒壁15を設け、前記筒壁6の外側に接する
側に係止凸部14bを有する外摺動筒壁16を設け、更
にこの頂壁12の下端より若干上の位置から指当て部材
17を延設したものである。この指当て部材17の外側
には指を当てた時のすべり止めのためにすべり止め用突
起17bが複数個設けられている。また、内側には前記
リブ20の突起20aに対応する凸部17aが設けら
れ、指当て部材17の上動の限界位置となっている。こ
れにより前述した係止凸部14a、14bとストッパー
19との係合と相まってスライドキャップの抜け防止効
果(スライドキャップを制動する力)が強くなってい
る。そして、このスライドキャップを制動する力でスラ
イドキャップの抜け防止や液漏れ防止効果がさらに一層
強化される。
【0011】このようにして設けたキャップ本体1の上
にスライドキャップ11を載せ、内摺動筒壁15と外摺動筒
壁16の間に筒壁6を嵌入し、同時に摺動溝10に指当て部
材17を嵌入することにより取りつけ、心棒3によって注
出口13を塞ぎ閉口状態とする。そして使用時はスライド
キャップ11の指当て部材17に指を掛け押し上げると、筒
壁6に案内されつつ内摺動筒壁15、外摺動筒壁16が上動
し、係止凸部14a、14bとストッパー19とが水密に噛み
合わさった時点、あるいは突起20と凸部17aとが係合し
た時点、またはその両方が係合した時点で止まり、同時
に心棒3と注出口13との嵌合がはずれて、開口部5から
案内道7を介し注出口13までが連通するので(開口状態
となるので)、この状態で容器本体1を圧搾もしくは上
下逆さにしてやると、内容物は開口部5を通って案内道
7に入り、注出口13から外部へ注出される。
【0012】本考案は以上のような構成から成り、指当
て部材が、キャップ本体の側壁部においてキャップ本体
の中心点に対して対称の位置に設けられた摺動溝に嵌入
されているので、容器本体を持った手の指先で簡単にス
ライドキャップを操作することが可能となり、かつ傾い
たりせずに真っ直ぐ摺動させることができるという操作
上の利点を有し、しかも注出口付近をつかむ必要がない
ので内容物が付着して手を汚すことがないという優れた
効果を奏するものである。さらに、スライドするキャッ
プを制動する機構が、スライドキャップの抜け防止機能
をも有するスライドオープンキャップとしたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキャップを容器本体に嵌合した状態を
示す斜視図である。
【図2】図1のa−a’断面説明図である。
【図3】キャップ本体の平面図である。
【図4】従来例の断面説明図である。
【符号の説明】
A…容器本体 1…キャップ本体 2…天壁 3…心棒 4…連結部 5…開口部 6…筒壁 61…短筒 7…案内道 8…側壁部 9…キャップ嵌合溝 10…摺動溝 10a…長辺 10b…短辺 11…スライドキャップ 12…頂壁 13…注出口 14a、14b…係止凸部 15…内摺動筒壁 16…外摺動筒壁 17…指当て部材 17a…凸部 17b…すべり止め用突起 19…ストッパー 20…リブ 20a…突起 21…キャップ本体 22…スライド部材 23…注出口 25…開口部 26…顎部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体Aの口部に装着されるキャップ本
    体1と、このキャップ本体に上下動自在に装着されるス
    ライドキャップ11とから構成され、キャップ本体1は
    天壁2から下方向に側壁部8を連設して成るものであっ
    て、この天壁2に心棒3を立設し、この心棒の下部周囲
    に開口部5を穿設し、この開口部を囲んで筒壁6を立設
    して案内道7を形成し、この筒壁6の上部を他の部分よ
    りも肉厚に形成してストッパー19とし、さらに天壁2
    の外側にキャップ嵌合溝9を設け、前記側壁部8におい
    てキャップ本体1の中心点に対して対称の位置に摺動溝
    10を設けてあり、この摺動溝の長辺10aに沿った内
    側の位置にリブ20を立設し、リブ20は上端が前記キ
    ャップ嵌合溝9よりも若干高い位置に突出して設け、リ
    ブの中央付近には突起20aが設けてあり、スライドキ
    ャップ11は、スライドキャップの頂壁12の心棒3と
    対応する位置に心棒3が進退可能な大きさの注出口13
    を設け、また、下方に向かって、筒壁6の内側と接する
    側に係止凸部14aを有する内摺動筒壁15を設け、筒
    壁6の外側と接する側に係止凸部14bを有する外摺動
    筒壁16を設け、頂壁12の下端より若干上の位置から
    指当て部材17を延設し、指当て部材17の内側には前
    記リブ20の突起20aに対応する凸部17aを設けて
    あり、前記スライドキャップ11を押し上げることによ
    り前記開口部5と前記注出口13とが連通するように
    ると共に、係止凸部14a、14bがストッパー19と
    係合するようにしたことを特徴とするスライドオープン
    キャップ。
JP1991054229U 1991-07-12 1991-07-12 スライドオープンキャップ Expired - Lifetime JP2566793Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991054229U JP2566793Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 スライドオープンキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991054229U JP2566793Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 スライドオープンキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH057649U JPH057649U (ja) 1993-02-02
JP2566793Y2 true JP2566793Y2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=12964716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991054229U Expired - Lifetime JP2566793Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 スライドオープンキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566793Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4851753U (ja) * 1971-10-19 1973-07-05
JPS5147560Y2 (ja) * 1971-11-20 1976-11-16
JPS556359Y2 (ja) * 1975-02-17 1980-02-13
JPS54165254U (ja) * 1978-05-07 1979-11-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH057649U (ja) 1993-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2566793Y2 (ja) スライドオープンキャップ
JP5419824B2 (ja) 注出器
US6932248B2 (en) Dispensing cap for liquid container
JPS6388965U (ja)
JPS636048Y2 (ja)
JPH0369466A (ja) 垂直移動閉鎖装置
JPH0451174Y2 (ja)
US4979653A (en) Closure cap having structure for minimizing dripping
JPH0246827Y2 (ja)
JPH0327972Y2 (ja)
JPH041097Y2 (ja)
JPH0339406Y2 (ja)
JP4236027B2 (ja) 注出キャップ
JPH024909Y2 (ja)
JPH0140860Y2 (ja)
JPS6219560Y2 (ja)
JPS6219559Y2 (ja)
JPH0451188Y2 (ja)
JP3038800U (ja) ボトルキャップ
JP2518999Y2 (ja) 注出キャップ
JPS636036Y2 (ja)
JPH0635950Y2 (ja) スクイズ容器
JPH0339404Y2 (ja)
JPS6330705Y2 (ja)
JPH0427802Y2 (ja)