JP2566579Y2 - ミシンのテープ送り装置の送り手段 - Google Patents
ミシンのテープ送り装置の送り手段Info
- Publication number
- JP2566579Y2 JP2566579Y2 JP1993071383U JP7138393U JP2566579Y2 JP 2566579 Y2 JP2566579 Y2 JP 2566579Y2 JP 1993071383 U JP1993071383 U JP 1993071383U JP 7138393 U JP7138393 U JP 7138393U JP 2566579 Y2 JP2566579 Y2 JP 2566579Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- tape
- gear
- driven gear
- drive
- sewing machine
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ニット等のテープを縫
製物に縫い付ける場合において、ミシンの縫製作業に連
動してテープを円滑に縫着部の押え金の下部に送り込む
ことができるミシンのテープ送り装置の送り手段に関す
る。
製物に縫い付ける場合において、ミシンの縫製作業に連
動してテープを円滑に縫着部の押え金の下部に送り込む
ことができるミシンのテープ送り装置の送り手段に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】セーター等の袖口となるテープを縫製物
に縫い付ける場合はミシンの縫製作業に連動してテープ
を縫着部の押え金の下部に送り込むミシンのテープ送り
装置が知られている。このテープ送り装置に設けられる
送り手段は円柱形状のゴムで形成された駆動ローラーと
従動ローラーとから構成されている。ところで、ニット
系のテープの長さはテープを織る織機の幅寸法長さとほ
ぼ同じ長さにしか作ることができないため、テープを複
数つないで長いテープを形成してボビンに巻き付け、テ
ープをミシンのテープ送り装置で送っている。このため
図１に示すようにテープ（１）の両端部には他のテープ
（１）との継ぎ目（２）ができる。しかし、この継ぎ目
（２）は厚みが厚くなるので、従来のゴムで円柱形状に
形成された駆動ローラーと従動ローラーとではこの継ぎ
目（２）を送り込むことが困難であった。また、従来の
ゴムで円柱形状に形成された駆動ローラーと従動ローラ
ーとでテープを挟持してテープを送る場合は静電気が発
生して送り出されたテープが従動ローラーに絡んでテー
プを円滑に送れなくなるという不具合がある。
に縫い付ける場合はミシンの縫製作業に連動してテープ
を縫着部の押え金の下部に送り込むミシンのテープ送り
装置が知られている。このテープ送り装置に設けられる
送り手段は円柱形状のゴムで形成された駆動ローラーと
従動ローラーとから構成されている。ところで、ニット
系のテープの長さはテープを織る織機の幅寸法長さとほ
ぼ同じ長さにしか作ることができないため、テープを複
数つないで長いテープを形成してボビンに巻き付け、テ
ープをミシンのテープ送り装置で送っている。このため
図１に示すようにテープ（１）の両端部には他のテープ
（１）との継ぎ目（２）ができる。しかし、この継ぎ目
（２）は厚みが厚くなるので、従来のゴムで円柱形状に
形成された駆動ローラーと従動ローラーとではこの継ぎ
目（２）を送り込むことが困難であった。また、従来の
ゴムで円柱形状に形成された駆動ローラーと従動ローラ
ーとでテープを挟持してテープを送る場合は静電気が発
生して送り出されたテープが従動ローラーに絡んでテー
プを円滑に送れなくなるという不具合がある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記不具合
を解消すべく考案されたものであり、継ぎ目のあるテー
プを円滑に送ることができると共にテープが静電気等に
よって絡みつくことがないミシンのテープ送り装置の送
り手段を提供するものである。
を解消すべく考案されたものであり、継ぎ目のあるテー
プを円滑に送ることができると共にテープが静電気等に
よって絡みつくことがないミシンのテープ送り装置の送
り手段を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の考案は、
ミシンのテープ送り装置に内蔵されるモーターの回転に
より回転する駆動軸と、この駆動軸に取り付けられて前
記駆動軸と共に回転する駆動歯車と、前記駆動歯車と並
んで設けられ駆動歯車の回転によって回転自在な従動歯
車と、この従動歯車を前記駆動歯車方向に付勢するコイ
ルバネと、前記駆動歯車及び従動歯車の外周面に軸線方
向に沿って複数形成されると共に駆動歯車及び従動歯車
との間に配設されるテープを挟持して送り出す山部と、
を有してなることを特徴としている。
ミシンのテープ送り装置に内蔵されるモーターの回転に
より回転する駆動軸と、この駆動軸に取り付けられて前
記駆動軸と共に回転する駆動歯車と、前記駆動歯車と並
んで設けられ駆動歯車の回転によって回転自在な従動歯
車と、この従動歯車を前記駆動歯車方向に付勢するコイ
ルバネと、前記駆動歯車及び従動歯車の外周面に軸線方
向に沿って複数形成されると共に駆動歯車及び従動歯車
との間に配設されるテープを挟持して送り出す山部と、
を有してなることを特徴としている。
【０００５】
【作用】請求項１の考案は、送り出し装置本体を使用し
てテープを送る場合は送り出し装置本体のモーターを作
動させると駆動歯車が回転する。これにより、従動歯車
も回転することにより駆動歯車と従動歯車の間に配設さ
れているテープを送る。テープとテープの継ぎ目が駆動
歯車と従動歯車に来ても従動歯車はコイルバネにより駆
動歯車方向に付勢されているので駆動歯車の山部と従動
歯車の山部とがテープを挟んでテープを送るので、テー
プの継ぎ目も送ることができる。また、テープを挟持し
た状態で送る駆動歯車と従動歯車は歯車であるため、テ
ープとの接触は面接触でなく線接触であるため静電気の
発生と影響を低く抑えることができると共にテープは駆
動歯車と従動歯車によって送り出された途端に叩かれる
ようになるのでテープが従動歯車に絡んだりすることな
く円滑にテープを送ることができる。
てテープを送る場合は送り出し装置本体のモーターを作
動させると駆動歯車が回転する。これにより、従動歯車
も回転することにより駆動歯車と従動歯車の間に配設さ
れているテープを送る。テープとテープの継ぎ目が駆動
歯車と従動歯車に来ても従動歯車はコイルバネにより駆
動歯車方向に付勢されているので駆動歯車の山部と従動
歯車の山部とがテープを挟んでテープを送るので、テー
プの継ぎ目も送ることができる。また、テープを挟持し
た状態で送る駆動歯車と従動歯車は歯車であるため、テ
ープとの接触は面接触でなく線接触であるため静電気の
発生と影響を低く抑えることができると共にテープは駆
動歯車と従動歯車によって送り出された途端に叩かれる
ようになるのでテープが従動歯車に絡んだりすることな
く円滑にテープを送ることができる。
【０００６】
【実施例】図１及び図２には、本考案に係るミシンのテ
ープ送り装置の送り手段の一実施例が示されている。図
１に示すように、送り出し装置本体（１０）の内部には
図示しないモーターが内蔵されている。このモーターに
直結された駆動軸（１２）は送り出し装置本体（１０）
の側面から突設している。この駆動軸（１２）にはプラ
スチックで形成された駆動歯車（１４）が外装され、駆
動軸（１２）と共に回転するようになっている。図２に
示すようにこの駆動歯車（１４）の外周面には軸線方向
に沿って山部（１６）と谷部（１８）が複数形成されて
いる。図１に示すように前記送り出し装置本体（１０）
の側面には支持ガイド杆（２０）が突設形成されてい
る。この支持ガイド杆（２０）の両端部には支持突設片
（２４），（２６）が回転可能に遊嵌されている。この
支持突設片（２４），（２６）の一端部にはテープ案内
杆（２８）が取り付けられている。支持突設片（２４）
と支持突設片（２６）との間には図示しない連結杆が固
着され、この連結杆にはコイルバネ（３０）の一端部が
係止され他端部は送り出し装置本体（１０）に突設され
た突起ピン（３２）に係止されている。前記突設片（２
４），（２６）の他端部には従動歯車支持杆（３４）が
固着されている。従動歯車支持杆（３４）には従動歯車
（３６）が外装され、回転自在となっている。従って、
この従動歯車（３６）は前記コイルバネ（３０）によっ
て前記駆動歯車（１４）に接近するように付勢されてい
る。前記従動歯車（３６）も前記駆動歯車（１４）と同
様にプラスチックで形成され、図２に示すように従動歯
車（３６）の山部（３８）は前記駆動歯車（１４）の谷
部（１８）と従動歯車（３６）の谷部（４０）は前記駆
動歯車（１４）の山部（１６）と対応するようになって
いる。
ープ送り装置の送り手段の一実施例が示されている。図
１に示すように、送り出し装置本体（１０）の内部には
図示しないモーターが内蔵されている。このモーターに
直結された駆動軸（１２）は送り出し装置本体（１０）
の側面から突設している。この駆動軸（１２）にはプラ
スチックで形成された駆動歯車（１４）が外装され、駆
動軸（１２）と共に回転するようになっている。図２に
示すようにこの駆動歯車（１４）の外周面には軸線方向
に沿って山部（１６）と谷部（１８）が複数形成されて
いる。図１に示すように前記送り出し装置本体（１０）
の側面には支持ガイド杆（２０）が突設形成されてい
る。この支持ガイド杆（２０）の両端部には支持突設片
（２４），（２６）が回転可能に遊嵌されている。この
支持突設片（２４），（２６）の一端部にはテープ案内
杆（２８）が取り付けられている。支持突設片（２４）
と支持突設片（２６）との間には図示しない連結杆が固
着され、この連結杆にはコイルバネ（３０）の一端部が
係止され他端部は送り出し装置本体（１０）に突設され
た突起ピン（３２）に係止されている。前記突設片（２
４），（２６）の他端部には従動歯車支持杆（３４）が
固着されている。従動歯車支持杆（３４）には従動歯車
（３６）が外装され、回転自在となっている。従って、
この従動歯車（３６）は前記コイルバネ（３０）によっ
て前記駆動歯車（１４）に接近するように付勢されてい
る。前記従動歯車（３６）も前記駆動歯車（１４）と同
様にプラスチックで形成され、図２に示すように従動歯
車（３６）の山部（３８）は前記駆動歯車（１４）の谷
部（１８）と従動歯車（３６）の谷部（４０）は前記駆
動歯車（１４）の山部（１６）と対応するようになって
いる。
【０００７】次に、実施例の作用について説明する。送
り出し装置本体（１０）を使用してテープ（１）を送る
場合は送り出し装置本体（１０）のモーターを作動させ
ると駆動軸（１２）が時計回り方向に回転するので、駆
動歯車（１４）も時計回り方向に回転する。これによ
り、従動歯車（３６）は前記テープ（１）を介して駆動
歯車（１４）から回転力を得て反時計回り方向に回転
し、駆動歯車（１４）と従動歯車（３６）の間に配設さ
れているテープ（１）は駆動歯車（１４）と従動歯車
（３６）に挟持されて図１右方向に送られる。テープ
（１）の継ぎ目（２）が駆動歯車（１４）と従動歯車
（３６）に来ても駆動歯車（１４）の山部（１６）と従
動歯車（３６）の山部（３８）とがテープ（１）を掴む
ようにしてテープ（１）を送るので、テープ（１）の継
ぎ目（２）でも問題なく送ることができる。しかも、従
動歯車（３６）はコイルバネ（３０）により駆動歯車
（１４）方向に付勢されているので、テープ（１）の厚
さが継ぎ目（２）と他の箇所で相違しても厚みに対応し
て挟持することができる。また、テープ（１）を挟持し
た状態で送る駆動歯車（１４）と従動歯車（３６）は歯
車であるため、テープ（１）との接触は線接触であるた
め静電気の発生と影響を低く抑えることができると共に
テープ（１）は駆動歯車（１４）と従動歯車（３６）に
よって送り出された途端に叩かれ揺すられるようになる
のでテープ（１）が従動歯車（３６）に絡んだりするこ
となく円滑にテープ（１）を送ることができる。
り出し装置本体（１０）を使用してテープ（１）を送る
場合は送り出し装置本体（１０）のモーターを作動させ
ると駆動軸（１２）が時計回り方向に回転するので、駆
動歯車（１４）も時計回り方向に回転する。これによ
り、従動歯車（３６）は前記テープ（１）を介して駆動
歯車（１４）から回転力を得て反時計回り方向に回転
し、駆動歯車（１４）と従動歯車（３６）の間に配設さ
れているテープ（１）は駆動歯車（１４）と従動歯車
（３６）に挟持されて図１右方向に送られる。テープ
（１）の継ぎ目（２）が駆動歯車（１４）と従動歯車
（３６）に来ても駆動歯車（１４）の山部（１６）と従
動歯車（３６）の山部（３８）とがテープ（１）を掴む
ようにしてテープ（１）を送るので、テープ（１）の継
ぎ目（２）でも問題なく送ることができる。しかも、従
動歯車（３６）はコイルバネ（３０）により駆動歯車
（１４）方向に付勢されているので、テープ（１）の厚
さが継ぎ目（２）と他の箇所で相違しても厚みに対応し
て挟持することができる。また、テープ（１）を挟持し
た状態で送る駆動歯車（１４）と従動歯車（３６）は歯
車であるため、テープ（１）との接触は線接触であるた
め静電気の発生と影響を低く抑えることができると共に
テープ（１）は駆動歯車（１４）と従動歯車（３６）に
よって送り出された途端に叩かれ揺すられるようになる
のでテープ（１）が従動歯車（３６）に絡んだりするこ
となく円滑にテープ（１）を送ることができる。
【０００８】なお、実施例では前記駆動歯車（１４）と
従動歯車（３６）をプラスチックで形成したが、金属等
他の材料で形成してもよいことは勿論である。
従動歯車（３６）をプラスチックで形成したが、金属等
他の材料で形成してもよいことは勿論である。
【０００９】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るミシン
のテープ送り装置手段は、テープの継ぎ目が駆動歯車と
従動歯車の間に来ても駆動歯車の山部と従動歯車の山部
とがテープを掴み、しかも従動歯車は駆動歯車方向にコ
イルバネにより付勢されているので、テープの厚さに対
応して挟持してテープを送るので、テープの継ぎ目があ
っても問題なく円滑に送ることができるという優れた効
果を有する。また、テープは駆動歯車の山部と従動歯車
の山部とに挟持されるのでテープとの接触は線接触であ
るため静電気の発生と影響を低く抑えることができると
共にテープは駆動歯車と従動歯車によって送り出された
途端に叩かれ揺すられるようになるのでテープが従動歯
車に絡んだりすることなく円滑にテープを送ることがで
きるという優れた効果を有する。
のテープ送り装置手段は、テープの継ぎ目が駆動歯車と
従動歯車の間に来ても駆動歯車の山部と従動歯車の山部
とがテープを掴み、しかも従動歯車は駆動歯車方向にコ
イルバネにより付勢されているので、テープの厚さに対
応して挟持してテープを送るので、テープの継ぎ目があ
っても問題なく円滑に送ることができるという優れた効
果を有する。また、テープは駆動歯車の山部と従動歯車
の山部とに挟持されるのでテープとの接触は線接触であ
るため静電気の発生と影響を低く抑えることができると
共にテープは駆動歯車と従動歯車によって送り出された
途端に叩かれ揺すられるようになるのでテープが従動歯
車に絡んだりすることなく円滑にテープを送ることがで
きるという優れた効果を有する。
【図１】本考案に係るミシンのテープ送り装置手段が設
けられる送り出し装置本体の全体斜視図である。
けられる送り出し装置本体の全体斜視図である。
【図２】本考案に係るミシンのテープ送り装置の送り手
段の作用説明図である。
段の作用説明図である。
（１０）・・・送り出し装置本体 （１２）・・・駆動軸 （１４）・・・駆動歯車 （１６）・・・山部 （３０）・・・コイルバネ （３６）・・・従動歯車 （３８）・・・山部
Claims (1)
- 【請求項１】 ミシンのテープ送り装置に内蔵されるモ
ーターの回転により回転する駆動軸と、この駆動軸に取
り付けられて前記駆動軸と共に回転する駆動歯車と、前
記駆動歯車と並んで設けられ駆動歯車の回転によって回
転自在な従動歯車と、この従動歯車を前記駆動歯車方向
に付勢するコイルバネと、前記駆動歯車及び従動歯車の
外周面に軸線方向に沿って複数形成されると共に駆動歯
車及び従動歯車との間に配設されるテープを挟持して送
り出す山部と、を有してなることを特徴とするミシンの
テープ送り装置の送り手段。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993071383U JP2566579Y2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ミシンのテープ送り装置の送り手段 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993071383U JP2566579Y2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ミシンのテープ送り装置の送り手段 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733269U JPH0733269U (ja) | 1995-06-20 |
| JP2566579Y2 true JP2566579Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=13458936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993071383U Expired - Lifetime JP2566579Y2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ミシンのテープ送り装置の送り手段 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2566579Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5433143A (en) * | 1977-08-19 | 1979-03-10 | Kayaba Industry Co Ltd | Device of preventing crawl of sewing machine |
| JPS54123351A (en) * | 1978-03-16 | 1979-09-25 | Miyaji Mishin Kk | Long cloth tape delivery mechanism for belt rung sewing machine |
| JPS6025143A (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | 薄型陰極線管 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP1993071383U patent/JP2566579Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0733269U (ja) | 1995-06-20 |
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