JP2566513Y2 - サッシ回転調整器 - Google Patents
サッシ回転調整器Info
- Publication number
- JP2566513Y2 JP2566513Y2 JP6623192U JP6623192U JP2566513Y2 JP 2566513 Y2 JP2566513 Y2 JP 2566513Y2 JP 6623192 U JP6623192 U JP 6623192U JP 6623192 U JP6623192 U JP 6623192U JP 2566513 Y2 JP2566513 Y2 JP 2566513Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- stopper
- sash
- stop hole
- button
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は好適には非常進入口に備
えられるものであって、該進入口などのサッシの障子を
適当な開き角度に保持し得ると共に、火災などの緊急時
に外部から入る際には該サッシの障子を一気に90度開
放することができるサッシ回転調整器に関する。
えられるものであって、該進入口などのサッシの障子を
適当な開き角度に保持し得ると共に、火災などの緊急時
に外部から入る際には該サッシの障子を一気に90度開
放することができるサッシ回転調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサッシ回転調整器として
例えば図5ないし図7に示すものが知られている。この
調整器は図5に示すようにトラックア−ム1と、該トラ
ックア−ムに沿って可動に備えられたスライダ2と、該
スライダを一端に取付ける枢止ア−ム3からなり、該ト
ラックア−ムはその両端で障子ブラケット4により図4
に示すようにサッシの障子5に固定される。
例えば図5ないし図7に示すものが知られている。この
調整器は図5に示すようにトラックア−ム1と、該トラ
ックア−ムに沿って可動に備えられたスライダ2と、該
スライダを一端に取付ける枢止ア−ム3からなり、該ト
ラックア−ムはその両端で障子ブラケット4により図4
に示すようにサッシの障子5に固定される。
【0003】さらに図6および図7に示すように、トラ
ックア−ム1には適当な位置に又は適当な間隔でストッ
プ穴6が設けられ且つスライダ2には該ストップ穴6に
入るストッパ7が設置され、該ストッパはストップ穴の
位置に至るとばね8の弾力でストップ穴に挿入されるよ
うになっている。また、スライダ2にはばね8を圧縮し
てストッパ7をストップ穴6から外すボタン9が在り、
該ボタンは取付板10を介しストッパ7の支持板11に
連結され且つスライダ2から突出している。
ックア−ム1には適当な位置に又は適当な間隔でストッ
プ穴6が設けられ且つスライダ2には該ストップ穴6に
入るストッパ7が設置され、該ストッパはストップ穴の
位置に至るとばね8の弾力でストップ穴に挿入されるよ
うになっている。また、スライダ2にはばね8を圧縮し
てストッパ7をストップ穴6から外すボタン9が在り、
該ボタンは取付板10を介しストッパ7の支持板11に
連結され且つスライダ2から突出している。
【0004】障子5をその枢止側を支点に回動して開閉
すると、それと共にスライダ2はトラックア−ム1に沿
って移動し、トラックア−ムのストップ穴6にスライダ
のストッパ7が整合すると、ストッパ7は常にばね8の
弾力でトラックア−ムの面に押されているので、ストッ
プ穴に挿入され、その位置でスライダ2を止め、その開
き角度に障子を止める。従って、スライダ2がストップ
穴6を通る際には必ずストップがかかる。ボタン9を押
してばね8を圧縮することによりストッパ7はストップ
穴6から外れ、移動可能になる。
すると、それと共にスライダ2はトラックア−ム1に沿
って移動し、トラックア−ムのストップ穴6にスライダ
のストッパ7が整合すると、ストッパ7は常にばね8の
弾力でトラックア−ムの面に押されているので、ストッ
プ穴に挿入され、その位置でスライダ2を止め、その開
き角度に障子を止める。従って、スライダ2がストップ
穴6を通る際には必ずストップがかかる。ボタン9を押
してばね8を圧縮することによりストッパ7はストップ
穴6から外れ、移動可能になる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】とくにサッシが非常進
入口に用いられる場合には、90度まで一気に開く必要
があるので、法規上、従来の回転調整器の構造では90
度以下で止まる位置にストップ穴を設けることは不可能
であり、従って非常進入口においては換気等のため鋭角
もしくは小さな角度での障子の開放保持が不可能であっ
た。
入口に用いられる場合には、90度まで一気に開く必要
があるので、法規上、従来の回転調整器の構造では90
度以下で止まる位置にストップ穴を設けることは不可能
であり、従って非常進入口においては換気等のため鋭角
もしくは小さな角度での障子の開放保持が不可能であっ
た。
【0006】本考案の目的は上記従来技術の問題点を解
消することであって、それ故、一気に90度の開放がで
きると共に、90度以下の開放角度での保持を可能にし
たサッシの回転調整器を提供することである。
消することであって、それ故、一気に90度の開放がで
きると共に、90度以下の開放角度での保持を可能にし
たサッシの回転調整器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によるサッシ回転
調整器では、トラックア−ム1のストップ穴6にスライ
ダ2のストッパ7をばね8の弾力で挿入することによっ
て障子を係止し且つスライダから突出して設けられたボ
タン9を押してストップ穴に対するストッパの係合を外
すように構成されると共に、スライダと共にトラックア
−ムに沿って可動に備えられたスライドケ−ス12を含
み、該スライドケ−スにはスライダとの相対移動により
前記ばねを圧縮してストップ穴に対するストッパの係合
を外すように前記ボタンを押すことができる押え部分1
3が固定されている。
調整器では、トラックア−ム1のストップ穴6にスライ
ダ2のストッパ7をばね8の弾力で挿入することによっ
て障子を係止し且つスライダから突出して設けられたボ
タン9を押してストップ穴に対するストッパの係合を外
すように構成されると共に、スライダと共にトラックア
−ムに沿って可動に備えられたスライドケ−ス12を含
み、該スライドケ−スにはスライダとの相対移動により
前記ばねを圧縮してストップ穴に対するストッパの係合
を外すように前記ボタンを押すことができる押え部分1
3が固定されている。
【0008】
【作用】この回転調整器ではスライダ2に対しスライド
ケ−ス12を一方向に相対移動することにより押え部分
13がボタン9を押し下げ、従ってばね8を圧縮してス
トッパ7がストップ穴6に入らない状態になり、一気に
90度の開放が可能になる。また、スライダ2に対しス
ライドケ−ス12を反対方向に相対移動するとボタン9
の押し下げおよびばね8の圧縮は解除され、従ってスト
ッパ7はストップ穴6に入り、ストップがかかる。この
状態では障子を或る角度に止める。
ケ−ス12を一方向に相対移動することにより押え部分
13がボタン9を押し下げ、従ってばね8を圧縮してス
トッパ7がストップ穴6に入らない状態になり、一気に
90度の開放が可能になる。また、スライダ2に対しス
ライドケ−ス12を反対方向に相対移動するとボタン9
の押し下げおよびばね8の圧縮は解除され、従ってスト
ッパ7はストップ穴6に入り、ストップがかかる。この
状態では障子を或る角度に止める。
【0009】
【実施例】図1ないし図4は本考案の一実施例を示すも
のであって、このサッシ回転調整器も図1に示すよう
に、従来と同様にトラックア−ム1とそれに沿って可動
のスライダ2および該スライダを一端に備えた枢止ア−
ム3を含み、トラックア−ム1の両端は障子ブラケット
4により障子5に固定される。また、トラックア−ムに
はストップ穴6が設けられ、スライダ2には図には省略
されているが、ばねで押されるストッパ7が在り、該ば
ねの弾力でストッパ7がストップ穴6に挿入される。さ
らに、スライダにはばねを圧縮してストッパ7をストッ
プ穴6から外すボタン9が在る。
のであって、このサッシ回転調整器も図1に示すよう
に、従来と同様にトラックア−ム1とそれに沿って可動
のスライダ2および該スライダを一端に備えた枢止ア−
ム3を含み、トラックア−ム1の両端は障子ブラケット
4により障子5に固定される。また、トラックア−ムに
はストップ穴6が設けられ、スライダ2には図には省略
されているが、ばねで押されるストッパ7が在り、該ば
ねの弾力でストッパ7がストップ穴6に挿入される。さ
らに、スライダにはばねを圧縮してストッパ7をストッ
プ穴6から外すボタン9が在る。
【0010】この調整器の特徴は図1ないし図3に示す
ように、スライダ2と共にトラックア−ム1に沿って移
動するように備えられたスライドケ−ス12を含むこと
であり、このスライドケ−スはトラックア−ム1に沿っ
た長さがスライダ2より若干大きく、従ってトラックア
−ムに沿ってスライドケ−ス12はスライダ2に対し相
対移動ができるようになっている。
ように、スライダ2と共にトラックア−ム1に沿って移
動するように備えられたスライドケ−ス12を含むこと
であり、このスライドケ−スはトラックア−ム1に沿っ
た長さがスライダ2より若干大きく、従ってトラックア
−ムに沿ってスライドケ−ス12はスライダ2に対し相
対移動ができるようになっている。
【0011】また、スライドケ−ス12の内部には押え
部分13が設けられ、この押え部分は図2に示すよう
に、例えばプレ−トで構成され、且つスライダ2に対し
一方の側に、例えば図2においてA方向に相対移動した
際にボタン9に係合して該ボタンを押し下げるように構
成され、従って押え部分13がボタン9を押し下げた状
態ではばね8が圧縮されるのでストッパはストップ穴6
に入らないように保持される。スライドケ−ス12がス
ライダ2に対しその反対方向(B方向)に相対移動する
と、図3に示すように押え部分13はボタン9から外
れ、従ってばねを解放し、その状態ではストッパはスト
ップ穴6の位置に至ると、該ストップ穴に入るようにな
っている。
部分13が設けられ、この押え部分は図2に示すよう
に、例えばプレ−トで構成され、且つスライダ2に対し
一方の側に、例えば図2においてA方向に相対移動した
際にボタン9に係合して該ボタンを押し下げるように構
成され、従って押え部分13がボタン9を押し下げた状
態ではばね8が圧縮されるのでストッパはストップ穴6
に入らないように保持される。スライドケ−ス12がス
ライダ2に対しその反対方向(B方向)に相対移動する
と、図3に示すように押え部分13はボタン9から外
れ、従ってばねを解放し、その状態ではストッパはスト
ップ穴6の位置に至ると、該ストップ穴に入るようにな
っている。
【0012】このスライドケ−ス12とスライダ2との
相対移動は図2および図3に示すようにトラックア−ム
1の両端の障子ブラケット4との衝合によって行なわ
れ、この場合、図2に示すように障子の枢止側とは反対
側に在る障子ブラケット4にスライドケ−ス2が当ると
スライドケ−ス12はスライダ2に対しA方向に相対移
動し、ボタン9を押し下げる。従って、障子5を閉じた
際にボタン9が押し下げられ、一気に90度開放するこ
とができる。
相対移動は図2および図3に示すようにトラックア−ム
1の両端の障子ブラケット4との衝合によって行なわ
れ、この場合、図2に示すように障子の枢止側とは反対
側に在る障子ブラケット4にスライドケ−ス2が当ると
スライドケ−ス12はスライダ2に対しA方向に相対移
動し、ボタン9を押し下げる。従って、障子5を閉じた
際にボタン9が押し下げられ、一気に90度開放するこ
とができる。
【0013】また、障子を90度開放してスライドケ−
ス12が障子の枢止側の障子ブラケット4に当ると図3
に示すように、スライドケ−スはスライダに対しB方向
に相対移動し押え部分13はボタン9から外れ、ストッ
パとストップ穴の係合によりストップがかかる状態にな
る。
ス12が障子の枢止側の障子ブラケット4に当ると図3
に示すように、スライドケ−スはスライダに対しB方向
に相対移動し押え部分13はボタン9から外れ、ストッ
パとストップ穴の係合によりストップがかかる状態にな
る。
【0014】なお、通常、90度の開き角度では室内側
または室外側を問わず、必ずストップしなければならな
いので、その側ではスライドケ−ス12が障子ブラケッ
ト4に接触すると必ずストップがかかるように設定され
る。この調整器ではスライドケ−ス12をスライダ2に
対し一方向に相対移動することによって押え部分13が
ボタン9を押し下げ、ストップがかからない状態が保た
れるので、障子の開き角度が90度より小さい角度で係
止できるようにトラックア−ム1に単一または複数のス
トップ穴6を設けることができる。
または室外側を問わず、必ずストップしなければならな
いので、その側ではスライドケ−ス12が障子ブラケッ
ト4に接触すると必ずストップがかかるように設定され
る。この調整器ではスライドケ−ス12をスライダ2に
対し一方向に相対移動することによって押え部分13が
ボタン9を押し下げ、ストップがかからない状態が保た
れるので、障子の開き角度が90度より小さい角度で係
止できるようにトラックア−ム1に単一または複数のス
トップ穴6を設けることができる。
【0015】
【考案の効果】上記のように、本考案によるサッシ回転
調整器では、押え部分でボタンを押し下げることにより
ストップがかからない状態になるので、一気に90度の
開放ができ、且つ押え部分を押えボタンから外すことに
より90度より小さい角度で止めることもできる。その
ため、非常進入口においても換気等のため90度より小
さい角度での開放保持を可能にし、用途が拡大される。
その上、従来のものの僅かな改良で実施し得る利点もあ
る。
調整器では、押え部分でボタンを押し下げることにより
ストップがかからない状態になるので、一気に90度の
開放ができ、且つ押え部分を押えボタンから外すことに
より90度より小さい角度で止めることもできる。その
ため、非常進入口においても換気等のため90度より小
さい角度での開放保持を可能にし、用途が拡大される。
その上、従来のものの僅かな改良で実施し得る利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例によるサッシ回転調整器の一部を
取外して示す側面図である。
取外して示す側面図である。
【図2】本考案の要部を示す側面図である。
【図3】図2とは異なる状態での要部を示す側面図であ
る。
る。
【図4】本考案が関連するサッシの一例を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】従来のサッシ回転調整器を示す側面図である。
【図6】従来の調整器の関連部分を示す断面図である。
【図7】従来の調整器に関し図6とは直角の断面を示す
断面図である。
断面図である。
1 トラックア−ム 2 スライダ 6 ストップ穴 7 ストッパ 9 ボタン 12 スライドケ−ス 13 押え部分
Claims (1)
- 【請求項1】 ストップ穴が設けられたトラックア−ム
と、枢止されたア−ムの一端に在って前記トラックア−
ムに沿って可動に設けられ且つばねの弾力で前記ストッ
プ穴に入るストッパを備えたスライダを含み、前記スラ
イダには前記ストッパを前記ストップ穴から外すため前
記ばねを圧縮するボタンが前記スライダから突出して設
けられているサッシ回転調整器において、さらに前記ス
ライダと共に前記トラックア−ムに沿って可動に備えら
れたスライドケ−スを含み、前記スライドケ−スには前
記スライダとの相対移動により前記ばねを圧縮するよう
に前記ボタンを押すことができる押え部分が設けられて
いることを特徴とする、サッシ回転調整器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6623192U JP2566513Y2 (ja) | 1992-08-29 | 1992-08-29 | サッシ回転調整器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6623192U JP2566513Y2 (ja) | 1992-08-29 | 1992-08-29 | サッシ回転調整器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624175U JPH0624175U (ja) | 1994-03-29 |
JP2566513Y2 true JP2566513Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=13309875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6623192U Expired - Lifetime JP2566513Y2 (ja) | 1992-08-29 | 1992-08-29 | サッシ回転調整器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566513Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-29 JP JP6623192U patent/JP2566513Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624175U (ja) | 1994-03-29 |
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