JP2566463C - - Google Patents

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JP2566463C
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感熱性転写記録シートに関し、より詳しくは耐熱性、耐摩耗性、耐油
性、耐薬品性などに優れた印字が可能な感熱性転写記録シートの提供を目的とす
る。 [従来の技術と問題点] 最近、感熱性転写記録シートがラベルプリンターやバーコードプリンターに使
用されるケースが多くなってきたが、従来の感熱性転写記録シートの感熱性転写
層にはワックスを主成分とするバインダーを使用しているために、印字の耐熱性
、耐摩耗性、耐油性、耐薬品性などに劣り、上記の如き用途には使用できないと
いう問題がある。 [問題点を解決するための手段] 本発明者は上記問題点を解決するべく鋭意研究の結果、感熱性転写層のバイン
ダーとして特定のバインダーを使用することによって、耐熱性、耐摩耗性、耐油 性、耐薬品性などに優れた印字が可能な感熱性転写記録シートを得ることに成功
した。 本発明において使用する耐熱性支持体とは、例えば、ポリエステル、ポリカー
ボネート、トリアセチルセルロース、ナイロン、ポリアミドなどのプラスチック
フイルムや、硫酸紙、グラシン紙、コンデンサー紙などである。 支持体の上に設ける感熱性転写層は、着色剤10〜30重量部、アクリル−ス
チレン共重合体樹脂30〜89重量部、ポリエステル樹脂1〜30重量部および
滑剤0〜20重量部をトルエンやメチルエチルケトンなどの有機溶剤に溶解し、
これを1〜4μm(乾燥時)の厚みになる割合で塗布および乾燥することによっ
て形成される。 使用する着色剤としては、カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄、アルミニ
ウム、銅、雲母などの微粉末無機顔料、各種の有機顔料、蛍光顔料又は染料など
が使用される。使用量が少なすぎると印字の濃度が低く、多すぎると転写層の強
度が低下し、又、印字熱感度も低下する。 アクリル−スチレン共重合体樹脂は、ガラス転移点が50℃以上で、分子量が
20〜500×103程度のものが好適である。使用量が少なすぎると被膜強度
が不十分である。 ポリエステル樹脂は、ガラス転移点が30℃以上の飽和熱可塑性で、上記アク
リル−スチレン共重合体樹脂と相溶性のあるものが好ましい。 使用量が1重量部未満では、転写層と支持体の密着性や印字性を向上させる効
果が十分には期待できない。又、30重量部を越える使用量では転写層の支持体
からの剥離性が不足し、印字物の耐熱性も低下する。 転写層には滑剤を転写層の20重量%まで加えることが好ましい。滑剤として
はポリエチレンワックス、酸化ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、合
成パラフイン、塩化炭化水素、マイクロワックス、天然パラフイン、流動パラフ インなどの炭化水素系、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、脂肪酸エステル系、アルコ
ール系、金属石鹸系などがあるが、耐熱性、耐摩耗性などを考慮すると、ポリエ
チレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、ポリテトラフルオロエチレン、脂
肪酸アミド系、金属石鹸系などが好ましい。 これらの滑剤は使用しなくてもよいが、使用することにより一層優れた耐摩耗
性の印字が得られる。 実施例1 着色剤としてカーボンブラック(キャボット製、Reagal 400)15
重量部、アクリル−スチレン共重合体樹脂(三菱レイヨン製、ダイヤナールBR
50)70重量部、ポリエステル樹脂(東洋紡製、バイロン200)10重量部
、滑剤(シャムロックケミカル製、SST−2)5重量部をトルエンとメチルエ
チルケトンとの1:1混合溶剤に溶解および分散させる。この混合液を4.0μ
mのポリエステルフイルムに塗布乾燥させて2.0g/m2の塗布量を有する感
熱性転写層を形成した。 得られた感熱性転写記録シートをアート紙仕様のラベルにボン電気製のラベル
プリンターBLS−303を使用して1.0mJ/ドットで印字した結果、耐熱
性、耐摩耗性、耐油性、耐薬品性などの諸物性に優れた画像が得られた。 実施例2 着色剤として銅フタロシアニンブルー(大日精化製、シアニンブルー4920
)20重量部、アクリル−スチレン共重合体樹脂(三菱レイヨン製、ダイヤナー
ルBR50)75重量部、ポリエステル樹脂(東洋紡製、バイロン200)5重
量部をトルエンとメチルエチルケトンとの1:1混合溶剤に溶解および分散させ
る。この混合液を4.0μmのポリエステルフイルムに塗布乾燥させて2.3g
/m2の塗布量を有する感熱性転写層を形成した。 得られた感熱性転写記録シートを用いて実施例1と同様に印字を行ったところ 同様に優れた結果が得られた。 [発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、耐熱性、耐摩耗性、耐油性、耐薬品性などに優
れた印字が可能な感熱性転写記録シートが提供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 .着色剤と、アクリル−スチレン共重合体樹脂および飽和熱可塑性ポリエステ
    ル樹脂を主成分とするバインダーとからなる感熱性転写層を耐熱性支持体の表面
    に設けてなる感熱性転写記録シートであって、感熱転写層100重量部中アクリ
    ル−スチレン共重合体樹脂を30〜89重量部飽和熱可塑性ポリエステル樹脂
    を1〜30重量部及び滑剤を0〜20重量部含有することを特徴とする感熱性転
    写記録シート。

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