JP2566387Y2 - オープンショーケース - Google Patents

オープンショーケース

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JP2566387Y2
JP2566387Y2 JP1993032710U JP3271093U JP2566387Y2 JP 2566387 Y2 JP2566387 Y2 JP 2566387Y2 JP 1993032710 U JP1993032710 U JP 1993032710U JP 3271093 U JP3271093 U JP 3271093U JP 2566387 Y2 JP2566387 Y2 JP 2566387Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オープンショーケース
に関し、更に詳しくは、仕様変更に対応して側板に互換
性をもたせたオープンショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、オープンショーケース
において、そのケース本体10(図1参照)の両側面に
設けられる従来からの一般的な側板1の一例を示す斜視
図と、D−D線による横断面図である。即ち、ここに示
された側板1は、鉄板等による外板2と、鉄板または樹
脂材による内板3との間に発泡ウレタンによる断熱層4
を介在させた断熱パネル合板となっており、背面部を除
く端面は化粧カバー5で被覆してある。こうした側板1
はオープンショーケースの仕様に対応して数種のサイズ
のものがパーツとして在庫され、組立行程でケース本体
10の左右両側面に取り付けられる。また、図示のよう
に、設置後の側方から陳列商品を客が視認しやすいよう
透明ガラスによる窓部材6を取り付けることが多々あ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
からのオープンショーケース用側板1にあっては、次の
ような解決すべき問題点がある。第1に、オープンショ
ーケースの仕様変更に対応してサイズの異なる多種のも
のを在庫しておく必要があること。第2に、透明ガラス
による窓部材6の大きさが制限され側方から客が陳列商
品を視認しづらく、見やすくするために過大にすると側
板全体の強度を低下させ剛性に問題が生じること。第3
に、物体の衝突など不測事態で破壊された窓部材6の取
り替えの必要が生じた際、交換するために側板全体をケ
ース本体から一度取り外す必要があるなど、交換作業が
厄介で手間を要することなどである。
【0004】したがって、本考案は、第1の問題点であ
る仕様によって多種サイズの側板を在庫しなければなら
ないといった不都合を解消することを主たる目的として
おり、また第2、第3の問題点に対しても、側方からの
商品視認性が高められ、かつ取り替えの生じた窓部材の
着脱を容易にすることを目的に置いたオープンショーケ
ースを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案によるオープンショーケースは、請求項1に
おいては、前面開口の断熱性のケース本体を有し、ケー
ス本体の底部、背面部、上部及び前面開口と順次冷気を
循環してケース本体内を冷却するとともに、ケース本体
の両側面を側板により閉鎖したオープンショーケースに
おいて、側板が、断熱層を内部に有する積層板体として
形成されケース本体の上部側面を覆う上部材と、断熱層
を内部に有する積層板体として形成されケース本体の底
部寄り側面を覆う下部材と、上部材及び下部材の背面端
に両方にわたって結合される縦枠部材と、上部材及び下
部材間に前側から着脱容易に嵌め込まれた透明質板材の
窓部材とからなり、側板を上部材、下部材、縦枠部材及
び窓部材を組み合わせて構成した構造となっている。
【0006】また、請求項2のように、窓部材の透明質
板材としてはガラスを用い、このガラスを数層に設ける
ことが可能である。
【0007】
【作用】請求項1にあっては、側板を構成する上部材、
下部材、縦枠部材及び窓部材の各部材が互換性を有する
よう、それぞれ数種のサイズのものが在庫されており、
オープンショーケースの仕様変更に対応する側板とし
て、適合する部材を選択して組み合わせることができ
る。また、断熱層を内部に有する積層板体で形成された
上部材及び下部材は、冷気が循環するケース本体の上部
及び底部の側面側の断熱性を確保し、また、透明質板材
の窓部材はオープンショーケースの側方からの陳列商品
の視認性を確保している。
【0008】請求項2にあっては、請求項1のオープン
ショーケースにおいて、窓部材を構成するガラスを数層
に設けているので、この窓部材の断熱性も確保され、こ
れにより、ケース本体内の温度が低くオープンショーケ
ースの外の温度との差が大きくなっているときでも、窓
部材に結露が生ずることがない。
【0009】
【実施例】以下、本考案によるオープンショーケースの
実施例について図1〜図7の図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、実施例の側板が適用された公知の
オープンショーケースの側面断面図である。ケース本体
10の庫内には数段の商品陳列棚11が設けてあり、公
知技術の冷凍サイクルで発生させた冷気(図1の実線矢
印)12を庫内循環させるようになっている。この冷気
循環を詳述するとケース本体10の底部、背面部、上部
及び前面開口と順次循環するもので、ケース本体10内
を冷却している。ケース本体10の両側には改良された
実施例の側板20が設けられ、側板20には設置後の陳
列商品の視認性を高めるために透明質板材として透明ガ
ラス31を用いた窓部材30が取り付けられている。透
明質板材としてはガラス材のほかに透明アクリル板等も
考えられよう。
【0011】側板20の構造は、図2と矢印A−A線、
B−B線、C−C線断面による図3、図4及び図5に示
すように、単体加工品として在庫される上部材21と下
部材22が基本となっている。これら上部材21及び下
部材22はともに、鉄板等による外板23と、鉄板また
は樹脂材による内板24との間に発泡ウレタンによる断
熱層25を介在させた断熱パネル合板である。断熱層2
5は周知のように内外板23、24間の空隙にウレタン
材を発泡成形させて得られる。上部材21及び下部材2
2の前側端面はデザインを考慮して化粧カバー26で縁
取りされている。
【0012】また、以上の各図に示すように、上部材2
1及び下部材22は、上下に所定の間隔を置いて両部材
の背面端に両方にわたって縦枠コラム(縦枠部材)27
でつなぎ結合されている。縦枠コラム27はもちろん側
板20を構成する一部材であって、側板20全体の高さ
方向の剛性を強化する補強材でもある。その形状は折り
曲げ成形された二つの部材を結合して断面強度の大きい
ボックス柱としてあり、上部材21及び下部材22の各
背面端にボルト36等で締結されるようになっている。
【0013】また一方、上部材21及び下部材22と、
これらの背後の縦枠コラム27の3つの部材からなる側
面コ字形の仮組体の前側からは、上部材21及び下部材
22間に差し込むようにして窓部材30が嵌め込みによ
り、下部材22に設けた段部22aを利用して着脱自在
である。窓部材30は透明ガラス31を例えば3枚三層
のものとされ、特に庫内温度が低い場合のガラス面への
結露を防止できるようになっている。三層とした理由は
結露防止にあるが、1枚一層の場合よりも窓部材30の
剛性を高めることにもなる。三層3枚のガラス31はそ
れらの四方をガラス枠32、34によって縁取り固定さ
れている。また、事情によっては、図2に示すように、
窓部材30の三枚のガラス31のうち庫内側の1枚にシ
ルク印刷(図2中斜線部33で示す)を施すこともでき
る。
【0014】ガラス枠32は、図6に示すように、全長
C型断面のチャンネル状に成形され、高さ方向の両端に
は上部材21と下部材22にそれぞれビス35で固定す
るための取付フランジ32aを設けている。
【0015】ここで、縦枠コラム28の構造は、図4及
び図5の平面断面図と、図7に示すように、C型チャン
ネル材による柱部材28と、この開口端側を閉塞する柱
カバー29とを組み立てた複合材であり、柱部材28の
背面にはやはりC型チャンネル材によるガラスホルダー
28aが結合してある。このガラスホルダー28aに窓
部材30の後端を嵌合させて、窓部材30の横方向への
外れを防いで保持している。柱部材28は上部材21及
び下部材22の各背面端にボルト36で結合されたの
ち、柱部材28に柱カバー29をビス29a(図4参
照)で組み立てるようになっている。
【0016】次に、実施例の側板20の組立態様の一例
とその作用を説明する。
【0017】側板20は以上の構成から明らかなよう
に、上部材21、下部材22、両部材の背後つなぎ部材
である縦枠コラム27と、これら3つの部材で構成され
る枠体間に嵌め込まれる窓部材30を主要部材としてい
る。これら各部材は、オープンショーケースの仕様変更
に対応できるよう各種サイズのものをパーツ化して在庫
しておくことが可能である。
【0018】上部材21及び下部材22の場合、側板2
0の高さH寸法と奥行き幅B寸法に対応した最小限の種
類によるほぼ定サイズのパーツ化ができ、極端にいえば
最小2種類のサイズのものを在庫しておけばよい。
【0019】例えば、オープンショーケースの「高さ仕
様」に伴う側板20の高さH寸法の変更においては、そ
の高さ寸法に適合する長さの縦枠コラム27と、窓部材
30を選択する。即ち、この場合の側板20の組立例と
して、仕様に基づいた側板20の高さ寸法とすべく、上
部材21及び下部材22を所定の間隔に置いて、両部材
の背面端に両方にわたって選択した縦枠コラム27をボ
ルト36で結合する。上部材21、下部材22、これら
両部材を背面で結合した縦枠コラム27の3つの部材に
よる仮組体は側面コ字形になる。この仮組体の前側から
窓部材30を上部材21及び下部材22間に嵌め込む。
実施例の窓部材30は透明ガラス31の3枚三層である
から、設置後に庫内温度がかなり低下してもガラス面へ
の結露を防止できる。上部材21及び下部材22間に嵌
め込まれた窓部材30は、その前後端面でガラス枠32
と縦枠コラム27によって押さえられ、手前側のガラス
枠32はこの高さ方向の両端で上部材21と下部材22
にそれぞれビス35で固定され、背面側は縦枠コラム2
7の柱部材28に固定されることで、窓部材30の保持
が強固なものとなる。
【0020】また、同じくオープンショーケースの高さ
仕様において、別の高さ寸法に対応する場合は、先ほど
の上部材21と下部材22はそのまま使用でき、その高
さ仕様に適合した別の縦枠コラム27と窓部材30を選
択するだけでよい。このようにして、ほぼ定サイズとし
た上部材21及び下部材22に互換性をもたせることが
できる。
【0021】このようにして組み立てられた側板20は
オープンショーケースのケース本体10の両側面に取り
付けられる。設置後に物体の衝突など不測の事故によっ
て窓部材30の透明ガラス31に破損や破壊が生じた
際、最も容易にはオープンショーケースの使用を続けた
その状態で、手前側のガラス枠32の両端を上部材21
と下部材22からビス35を外すだけで、修理または交
換される窓部材30を手前側に引き抜くことができる。
【0022】また一方で、オープンショーケースの今度
は「奥行き幅仕様」に伴う側板20の幅B寸法の変更に
おいては、その奥行き幅Bの寸法に適合する上部材21
と下部材22、そして窓部材30を選択する。この場合
縦枠コラム27は高さ寸法Hが一定サイズのもので互換
させることができる。
【0023】以上いかなる仕様の変更においても、窓部
材30は側板20の奥行き幅Bの寸法一杯の大きさであ
り、設置後はオープンショーケースを側方から見たとき
客の商品に対する視認性を十分に確保できる。更に、断
熱層を内部に有する積層板体で形成された上部材21及
び下部材22は、冷気が循環するケース本体10の上部
及び底部寄りを覆うようになっており、このケース本体
10の上部及び底部側の厚さ方向の寸法に対応したサイ
ズを数種用意しておけばよい。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によるオー
プンショーケースは、側板を構成する上部材、下部材、
縦枠部材及び窓部材の各部材をパーツ化して在庫してお
くことにより、仕様変更に便利に対応できる利点があ
り、また透明ガラス等による窓部材を側板全体に占める
最大限の大きさにしても、ガラスを数層にすることでケ
ース庫内温度が低いような場合の結露防止の効果とあい
まって、側板の剛性は十分確保できる構造であり、側方
から見た客に陳列商品の視認性が高められる。更に、側
板を構成する上部材はケース本体の上部側面を覆って断
熱し、下部材はケース本体の底部寄りを覆って断熱して
おり、ケース本体を循環する冷気の熱損失を防止する
し、また、窓部材は各部材の間に配置して陳列商品を視
認できるよう構成されており、各部材がケース本体の側
面の必要機能に合わせて最適に分割されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例の側板が適用されたオープ
ンショーケースの側面断面図
【図2】実施例の側板の斜視図
【図3】図1の側板の矢印A−A線による正面断面図
【図4】図1の側板の矢印B−B線による平面断面図
【図5】図1の側板の矢印C−C線による平面断面図
【図6】実施例の側板の窓部材の押さえレールの斜視図
【図7】同じく実施例の側板の窓部材の押さえレールの
斜視図
【図8】従来例の側板の斜視図
【図9】図8の従来例の側板の矢印D−D線による平面
断面図
【符号の説明】
10…ケース本体、20…側板、21…上部材、22…
下部材、25…断熱層、27…縦枠コラム、28…柱部
材、29…柱カバー、30…窓部材、31…透明ガラス
材、32、34…ガラス枠。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口の断熱性のケース本体を有し、
    ケース本体の底部、背面部、上部及び前面開口と順次冷
    気を循環してケース本体内を冷却するとともに、ケース
    本体の両側面を側板により閉鎖したオープンショーケー
    スにおいて、 側板が、 断熱層を内部に有する積層板体で形成されケース本体の
    上部側面を覆う上部材と、断熱層を内部に有する積層板体で形成されケース本体の
    底部寄り側面を覆う下部材と、 上部材及び下部材の背面端に両方にわたって結合される
    縦枠部材と、 上部材及び下部材間に前側から着脱容易に嵌め込まれた
    透明質板材の窓部材とからなり、 側板を上部材、下部材、縦枠部材及び窓部材を組み合わ
    せて構成した ことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 【請求項2】 窓部材の透明質板材がガラスであって、
    このガラスを数層に設けた請求項1記載のオープンショ
    ーケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0639947Y2 (ja) * 1990-04-23 1994-10-19 株式会社テイサク 油圧はつり機
JPH0515863U (ja) * 1991-08-21 1993-03-02 日本建鐵株式会社 冷凍冷蔵オープンシヨーケースの側板

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