JP2566186B2 - 手すり用棒材及びその製造方法 - Google Patents

手すり用棒材及びその製造方法

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JP2566186B2
JP2566186B2 JP28488492A JP28488492A JP2566186B2 JP 2566186 B2 JP2566186 B2 JP 2566186B2 JP 28488492 A JP28488492 A JP 28488492A JP 28488492 A JP28488492 A JP 28488492A JP 2566186 B2 JP2566186 B2 JP 2566186B2
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寛 中村
貞明 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行者を安全に通行さ
せるために、階段や廊下などの壁面に固着される、例え
ば、人工大理石でできた手すり用棒材及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば階段などでは、昇降する歩行者
に身体のバランスを維持させるために、通路に沿った壁
面に手すりを取り付けてある。また、平坦な廊下であっ
ても、身体不自由者や老人の通行が多い病院などでは、
通路の壁面に沿って手すりを取り付けてあることが多
い。
【0003】図7は、この種の手すりの従来例を示す斜
視図で、所要の断面形状に形成した木製の棒材(10
1)を支持ブラケット(102)により壁面に取り付け
てある。支持ブラケット(102)は、棒材(101)
の下面に適宜のピッチで、木ネジ(103)により装着
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、量産が可能でコ
ストが低く、耐久性に優れ、かつ、任意の色調や模様を
表示できる等の利点を備えるプラスチツク材料を、各種
の木製品に代えて使用することが多くなっており、上記
のような手すりの棒材も、プラスチック材料を用いて、
製作することが試みられている。
【0005】しかし、プラスチック材料で作った棒材
は、支持ブラケットの装着に問題がある。すなわち、木
製の棒材と同様な木ネジによる装着は強度が弱くて、比
較的軽い加重で破損するおそれがあり、安全性に欠け
る。
【0006】プラスチック製品に金属部材を装着するに
は、成形加工の際に、金属部材を所要位置に包埋する手
法があるが、手すりのような細長い形状棒材は、押し出
し加工により成形するため、この手法を適用しにくい問
題がある。
【0007】本発明は、これらの問題を解決した手すり
用棒材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、次のとおりに構成されている。
【0009】長方形または正方形断面の中空角筒状をな
し、下面中央に支持ブラケット装着用の眼ネジ孔を所要
ピッチで列設した金属製の芯材と、芯材の両側面に、上
縁が芯材の上面と同一面を形成するように設着された左
右1対の側面材と、芯材及び各側面材の上面を覆って接
着された1個の上面材とよりなり、上面材と1対の側面
材とを所定位置に接着したときに、それらの組み合わせ
により所望の手すり用棒材の断面形状が形成されるよう
に、各側面材と上面材とを形成したことを特徴とする手
すり用棒材。
【0010】上面材と1対の側面材とを組み合わせた断
面形状は、円形あるいは上面が平坦な擬宝珠形であって
もよい。
【0011】上面材及び各側面材は、人工大理石成形品
とすることが望ましい。
【0012】長方形または正方形断面の角筒の下面中央
に、支持ブラケット装着用の雌ネジ孔を所要ピッチで列
設した金属製の芯材の両側面に、1対の側面材を、それ
ぞれの上縁が芯材の上面と同一面を形成するように整合
させて接着し、次いで、芯材の上面と1体の側面材の上
縁とで形成される面に上面材を接着して、一体的な棒材
を形成させ、かつ、上面座宇及び1対の側面材の断面形
状を、接着した組み合わせが所望の手すり用棒材の断面
形状を形成するように、あらかじめ形成しておくことを
特徴とする手すり用棒材の製造方法。
【0013】
【作用】金属製の角筒状の芯材に、1対の側面材と上面
材とを接着して、所望の断面形状の手すり用棒材を形成
し、下面に露出した芯材の面に適宜のピッチで列設した
雌ネジ孔に支持ブラケットを装着することにより、強固
に支持することができる手すり用棒材を得ることができ
る。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の手すり用棒材
を、支持ブラケットとともに示す一部破断斜視図、図2
は、同実施例の棒材の支持ブラケット装着部における断
面図である。
【0015】棒材(1)は、中空の長方形断面に形成し
た金属製の芯材(2)と、左右1対の例えば人工大理石
材でできた側面材(3)(4)と、1個の上面材(5)
とで、円形の断面形状に形成してある。
【0016】図3は、芯材(2)と1対の側面材(3)
(4)及び上面材(5)の断面形状を示す拡散分解図で
ある。
【0017】1対の側面材(3)(4)の断面形状は
は、芯材(2)に接着される直線状の内面と、芯材
(2)の上面と同一面をなす上縁と、棒材(1)の周面
の一部を形成する円弧とで構成されている。
【0018】上面材(5)は、芯材(2)の上面と側面
材(3)(4)の上縁とで形成される面に整合する直線
状の下縁と、棒材(1)の周面の上部を形成する円弧と
で形成されている。
【0019】芯材(2)の両側面に側面材(3)(4)
を接着し、それらの上面に上面材(5)を接着すること
により、棒材(1)としての断面形状を円形に形成す
る。
【0020】棒材(1)の下面に露出する芯材(2)の
下面には、中央に長さ方向に沿って複数個のナット
(6)が適宜のピッチで固設されている。ナット(6)
は、下端が芯材(2)の下面と同一面になるように、芯
材(2)の内部に埋めこんで溶接により固着され、垂直
方向の雌ネジ孔(7)を設けてある。
【0021】雌ネジ孔(7)には、支持ブラケット装着
用のアダプタ(8)が取付けてある。アダプタ(8)
は、上端が閉塞された中空円筒で、上端の中心にボルト
孔(9)を設け、また、側面の適所に雌ネジ孔(10)
を設けてある。
【0022】アダプタ(8)は、下端からボルト(1
1)をボルト孔(9)に挿通して、芯材(2)の下面に
列設した雌ネジ孔(7)の中、適宜のものに螺入するこ
とにより、棒材(1)に取付ける。
【0023】一方、支持ブラケット(12)は、アダプ
タ(8)の外径に対応する内径の管材(13)で形成さ
れている。図示の実施例では、管材(13)を直角に屈
曲させて、水平側の端部を壁面(W)に装着するための
座板(14)に固着してある。
【0024】管材(13)の上向きに開口した端部にア
ダプタ(8)を挿入し、管材(13)の側面に設けたボ
ルト孔(15)を通して、ボルト(16)をアダプタ
(8)の雌ネジ孔(10)に螺着して、アダプタ(8)
と管材(13)とを結合して、棒材(1)を支持ブラケ
ット(12)により支持させる。
【0025】この構成により、棒材(1)は、芯材
(2)のナット(6)に螺着されたアダプタ(8)を介
して、支持ブラケット(12)の管材(13)に結合さ
れるため、プラスチック材料の棒材に支持ブラケツト
を、単純に木ネジによって取り付ける場合に比して、は
るかに強固に取り付けることがでる。
【0026】上述は、図1から図3までに示した実施例
に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記内容に限
られるものではなく、種々の変形応用が可能である。以
下、その数例について説明する。
【0027】図4は、他の一実施例における図2と同じ
断面図であり、上述実施例と共通する構成部材は、同一
符号で示してある。
【0028】図4の実施例は、芯材(17)の断面形状
が正方形であること以外は、上述実施例と全く同一であ
る。すなわち、上述実施例の芯材(2)は、上下寸法が
側面材(3)(4)とほぼ等しい長方形断面に形成され
ているが、図4の実施例の芯材(17)の断面形状は、
正方形に形成されている。
【0029】したがって、芯材(17)の下面は、側面
材(3)(4)の下縁より上方に位置し、棒材(1)の
下面に長さ方向の凹溝が形成されるが、この部分は、通
常では通行者の眼に触れないため、見苦しさを生じるこ
とはない。
【0030】棒材(1)の末端面に、芯材(2)または
(17)の中空筒腔が露出する見苦しさを避けるため
に、装飾材を装着することがが望ましい。図5は、端部
装飾材の一例を示す斜視図である。
【0031】この端部装飾材(18)は、棒材(1)の
断面の円形に合致する円筒状の基部(19)に、それと
同一半径の半球部(20)を接合した形状で、基部(1
9)における半球部(20)の逆側には、芯材(17)
の中に挿入し得るダボ(21)が突設されている。
【0032】ダボ(21)を芯材(17)の角孔に挿入
し、接着することにより、棒材(1)の末端面は端部装
飾材(18)で被覆されて、芯材(17)の端面が露出
する見苦しさを改善することができる。
【0033】上述の各実施例は、棒材(1)の断面形状
が円形に形成されたものであるが、断面形状は円形に限
らず、必要に応じて任意の形状とすることができる。た
とえば図6に示すように、1対の側面材(22)(2
3)をほぼ長方形に、上面材(24)を鼓型の断面に形
成して、従来の木製の手すり用棒材(図7の(10
1))に類似した擬宝珠状の断面の棒材とすることも可
能である。
【0034】なお、上述各実施例において、芯材(2)
または(17)の下面中央に雌ネジ孔(7)を設けるた
めに、ナット(8)を所要のピッチで溶接しているが、
芯材自体の下面板が充分な厚さを備えていれば、下面板
に直接眼ネジ孔を加工するようにしてもよい。
【0035】また、各側面材(3)(4)と上面材
(5)とのプラスチック材は、同一色調で合ってもよ
く、あるいはそれぞれ別の色調に着色して、ツートーン
カラーあるいはスリートーンカラーの手すりを形成する
ようにしてもよい。
【0036】さらには、たとえば変化に富んだ大理石模
様を表示するなど、単一色調以外のパターンを表示する
こともできる。
【0037】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 (A) 任意の断面形状を容易に得ることが可能なプラ
スチック材料(人工大理石)の手すり用棒材を、支持ブ
ラケットに強固に取り付けることができる。
【0038】(B) 芯材として金属製の角筒を使用
し、その3面にプラスチック成形品(特に人工大理石)
の側面材及び上面材を接着してあるため、棒材自体の強
度も大きく、耐久性が優れている。
【0039】(C) 色調や模様を、用途に応じて任意
に選択して表示でき、豪華な外観を有する手すり用棒材
を得ることができる。
【0040】(D) 構成が簡単で、安価に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す一部破断斜視図
である。
【図2】同実施例の支持ブラケット装着部における断面
図である。
【図3】棒材を形成する要領を示す図である。
【図4】本発明の他の一実施例を示す断面図である。
【図5】手すり用棒材の末端面と端部装飾材の実施例を
示す斜視図である。
【図6】本発明の手すり用棒材の他の一実施例を示す断
面図である。
【図7】従来の木製手すり用棒材の事例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
(1)手すり用棒材 (2)芯材 (3)(4)側面材 (5)上面材 (6)ナット (7)雌ネジ孔 (8)アダプタ (9)ボルト孔 (10)雌ネジ孔 (11)ボルト (12)支持ブラケット (13)管材 (14)座板 (15)ボルト孔 (16)ボルト (17)芯材 (18)端部装飾材 (21)ダボ (22)(23)側面材 (25)上面材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形または正方形断面の中空角筒状を
    なし、下面中央に支持ブラケツト装着用の雌ネジ孔を所
    要のピッチで列設した金属製の芯材と、 芯材の両側面に、上縁が芯材の上面と同一面を形成する
    ように接着された左右1対の側面材と、 芯材及び各側面材の上面を覆って接着された1個の上面
    材とよりなり、 上面材と1対の側面材とを所定位置に接着したときに、
    それらの組み合わせにより、所望の手すり用棒材の断面
    形状が形成されるように、各側面材と上面材とを形成し
    たことを特徴とする手すり用棒材。
  2. 【請求項2】 上面材と1対の側面材とを組み合わせた
    断面形状が、円形であることを特徴とする請求項1に記
    載の手すり用棒材。
  3. 【請求項3】 上面材と1対の側面材とを組み合わせた
    断面形状が、上面が平坦な擬宝珠形であることを特徴と
    する請求項1に記載の手すり用棒材。
  4. 【請求項4】 上面材及び1対の側面材が、人工大理石
    である請求項前各項のいずれかに記載の手すり用棒材。
  5. 【請求項5】 長方形または正方形断面の角筒の下面中
    央に、支持ブラケット装着用の雌ネジ孔を所要のピッチ
    で列設した金属製の芯材の両側面に、1対の側面材を、
    それぞれの上縁が芯材の上面と同一面を形成するように
    整合させて接着し、次いで、芯材の上面と1対の側面材
    の上縁とで形成される面に上面材を接着して、一体的な
    棒材を形成させ、かつ、上面材及び1対の側面材の断面
    形状を、接着した組み合わせが所望の手すり用棒材の断
    面形状を形成するように、あらかじめ形成しておくこと
    を特徴とする手すり用棒材の製造方法。
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JP6505426B2 (ja) * 2014-12-02 2019-04-24 朝日ウッドテック株式会社 木質系手摺およびその組付構造

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