JP2566146Y2 - 画像歪測定装置 - Google Patents
画像歪測定装置Info
- Publication number
- JP2566146Y2 JP2566146Y2 JP1991044826U JP4482691U JP2566146Y2 JP 2566146 Y2 JP2566146 Y2 JP 2566146Y2 JP 1991044826 U JP1991044826 U JP 1991044826U JP 4482691 U JP4482691 U JP 4482691U JP 2566146 Y2 JP2566146 Y2 JP 2566146Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- eye
- reflected light
- binoculars
- image distortion
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は画像歪測定装置に関し、
特に双眼鏡の左眼像および右眼像に含まれる画像歪を定
量的に計測する画像歪測定装置に関する。
特に双眼鏡の左眼像および右眼像に含まれる画像歪を定
量的に計測する画像歪測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像歪は、実際に人が装
着してその視覚的影響を感覚的に評価したり、単眼のみ
を物理計測して評価していた。
着してその視覚的影響を感覚的に評価したり、単眼のみ
を物理計測して評価していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の画像歪
評価では個人差や主観的な影響が含まれ、かつ定性的な
計測となっているので、高精度な評価は得られないとい
う欠点がある。
評価では個人差や主観的な影響が含まれ、かつ定性的な
計測となっているので、高精度な評価は得られないとい
う欠点がある。
【0004】本考案の目的は上述した欠点を除去し、定
量的かつ高精度評価可能な画像歪測定装置を提供するこ
とにある。
量的かつ高精度評価可能な画像歪測定装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の画像歪測定装置
はあらかじめ設定したターゲットからの反射光を光軸を
一定に保持して撮像カメラで受光し基準とする参照像を
得る参照像取得手段と、前記反射光を光軸を一定に保持
して双眼鏡で受光し右眼像および左眼像の双眼像を得る
双眼像取得手段と、前記参照像と前記右眼像および左眼
像との差分にもとづいて前記右眼像および左眼像に含ま
れる画像歪を定量的に計測する画像歪計測手段とを備え
て構成される。
はあらかじめ設定したターゲットからの反射光を光軸を
一定に保持して撮像カメラで受光し基準とする参照像を
得る参照像取得手段と、前記反射光を光軸を一定に保持
して双眼鏡で受光し右眼像および左眼像の双眼像を得る
双眼像取得手段と、前記参照像と前記右眼像および左眼
像との差分にもとづいて前記右眼像および左眼像に含ま
れる画像歪を定量的に計測する画像歪計測手段とを備え
て構成される。
【0006】また本考案の画像歪測定装置は、前記反射
光を、直角プリズムを利用するビームスプリッタと全反
射ミラーとの組合せによって光軸を一定に保持したまま
前記参照像取得手段と前記双眼像取得手段に受光せしめ
る構成を有する。
光を、直角プリズムを利用するビームスプリッタと全反
射ミラーとの組合せによって光軸を一定に保持したまま
前記参照像取得手段と前記双眼像取得手段に受光せしめ
る構成を有する。
【0007】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。
る。
【0008】図1は、本考案の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【0009】図1の実施例は、ターゲット2を光軸に垂
直な面で回転自由に保持するターゲット回転駆動部1
と、ターゲット2と、ターゲット2を照射して反射光を
得る照明用光源3と、対物レンズ4と、コリメータレン
ズ5と、反射光を光軸Aに平行な軸上に分岐する直角プ
リズムを利用したビームスプリッタ6,8,10および
12と、直角プリズムを利用する全反射ミラー7,9お
よび11と、双眼鏡13と、3個の光路しゃへい板とし
てのしゃへい板(1)14、(2)15および(3)1
6と、レンズ17と、CCDカメラ18と、CCDカメ
ラ18の出力をA−D変換し内蔵フレームメモリに格納
する画像プロセッサ19と、画像歪を計測する汎用コン
ピュータ20および外部メモリとしてのメモリ21を備
えて成る。
直な面で回転自由に保持するターゲット回転駆動部1
と、ターゲット2と、ターゲット2を照射して反射光を
得る照明用光源3と、対物レンズ4と、コリメータレン
ズ5と、反射光を光軸Aに平行な軸上に分岐する直角プ
リズムを利用したビームスプリッタ6,8,10および
12と、直角プリズムを利用する全反射ミラー7,9お
よび11と、双眼鏡13と、3個の光路しゃへい板とし
てのしゃへい板(1)14、(2)15および(3)1
6と、レンズ17と、CCDカメラ18と、CCDカメ
ラ18の出力をA−D変換し内蔵フレームメモリに格納
する画像プロセッサ19と、画像歪を計測する汎用コン
ピュータ20および外部メモリとしてのメモリ21を備
えて成る。
【0010】これら構成中、ターゲット回転駆動部、タ
ーゲット2、照明用光源3、対物レンズ4およびコリメ
ータレンズ5はターゲット2の反射光を提供し、ビーム
スプリッタ6、全反射ミラー7、しゃへい板(3)1
6、ビームスプリッタ12、レンズ17およびCCDカ
メラ18が参照像取得手段を形成し、またビームスプリ
ッタ6,8,10,12、全反射ミラー9および11、
双眼鏡13、レンズ17およびCCDカメラ18が双眼
像取得手段を形成し、さらに画像プロセッサ19、汎用
コンピュータ20およびメモリ21が画像歪計測手段を
形成する。
ーゲット2、照明用光源3、対物レンズ4およびコリメ
ータレンズ5はターゲット2の反射光を提供し、ビーム
スプリッタ6、全反射ミラー7、しゃへい板(3)1
6、ビームスプリッタ12、レンズ17およびCCDカ
メラ18が参照像取得手段を形成し、またビームスプリ
ッタ6,8,10,12、全反射ミラー9および11、
双眼鏡13、レンズ17およびCCDカメラ18が双眼
像取得手段を形成し、さらに画像プロセッサ19、汎用
コンピュータ20およびメモリ21が画像歪計測手段を
形成する。
【0011】次に、本実施例の動作について説明する。
【0012】ターゲット回転駆動部1は、ターゲット2
を光軸に垂直な面内で回転自由に保持する。
を光軸に垂直な面内で回転自由に保持する。
【0013】ターゲット2は、図2に示す如く、光学的
に無反射な無反射部材202上に複数,この場合は3個
の反射ミラー201を配設したいわゆる反射型チャート
構造を有し、照明用光源3で照射された反射ミラー20
1からの反射光が対物レンズ4で収束されたのちコリメ
ータレンズ5で平行光としてビームスプリッタ6に投光
される。
に無反射な無反射部材202上に複数,この場合は3個
の反射ミラー201を配設したいわゆる反射型チャート
構造を有し、照明用光源3で照射された反射ミラー20
1からの反射光が対物レンズ4で収束されたのちコリメ
ータレンズ5で平行光としてビームスプリッタ6に投光
される。
【0014】ビームスプリッタ6は、受光した反射光を
光軸Aと、光軸Aに直角な方向に分岐し、光軸Aに直角
方向に分岐した反射光は全反射ミラー7で光軸Aに平行
方向に反射されてしゃへい板(3)16に達する。
光軸Aと、光軸Aに直角な方向に分岐し、光軸Aに直角
方向に分岐した反射光は全反射ミラー7で光軸Aに平行
方向に反射されてしゃへい板(3)16に達する。
【0015】一方、光軸Aに沿って進行した反射波は、
さらにビームスプリッタ8で分岐され、その1つは光軸
Aに沿って双眼鏡13の左側に投光され、他の1つは全
反射ミラー9で反射されて光軸Aに並行な光路をとって
双眼鏡13の右側に投光される。双眼鏡13の出向はそ
れぞれ、しゃへい板(1)14およびしゃへい板(2)
15に達する。
さらにビームスプリッタ8で分岐され、その1つは光軸
Aに沿って双眼鏡13の左側に投光され、他の1つは全
反射ミラー9で反射されて光軸Aに並行な光路をとって
双眼鏡13の右側に投光される。双眼鏡13の出向はそ
れぞれ、しゃへい板(1)14およびしゃへい板(2)
15に達する。
【0016】いま、しゃへい板(1)14と、しゃへい
板(2)15で光路をしゃへいし、しゃへい板(3)1
6は光路を開いた状態とする。
板(2)15で光路をしゃへいし、しゃへい板(3)1
6は光路を開いた状態とする。
【0017】全反射ミラー7の反射光はビームスプリッ
タ12を直進してレンズ7に投光し、収束されてCCD
カメラ18で撮像され、基準となる参照像が図2の参照
像22の如く取得される。
タ12を直進してレンズ7に投光し、収束されてCCD
カメラ18で撮像され、基準となる参照像が図2の参照
像22の如く取得される。
【0018】次に、しゃへい板(1)14を開き、しゃ
へい板(2)15およびしゃへい板(3)16を閉じ
る。この状態では、全反射ミラー9で反射した双眼鏡1
3の右眼の入力光がCCDカメラ18で撮像される。こ
れを図2の右眼像23として示す。この右眼像23に
は、双眼鏡13の光学系の最適状態からのずれによる画
像歪が含まれる。
へい板(2)15およびしゃへい板(3)16を閉じ
る。この状態では、全反射ミラー9で反射した双眼鏡1
3の右眼の入力光がCCDカメラ18で撮像される。こ
れを図2の右眼像23として示す。この右眼像23に
は、双眼鏡13の光学系の最適状態からのずれによる画
像歪が含まれる。
【0019】次に、しゃへい板(1)14としゃへい板
(3)16を閉じてしゃへい板(2)15を開き、CC
Dカメラ18で図2に示す左眼前24を取得する。
(3)16を閉じてしゃへい板(2)15を開き、CC
Dカメラ18で図2に示す左眼前24を取得する。
【0020】このようにして画像歪の含まれない参照像
22と、右眼像23および左眼像24を得る。なお、タ
ーゲット2は、ターゲット回転駆動部1により任意の角
度に回転,固定することができる。
22と、右眼像23および左眼像24を得る。なお、タ
ーゲット2は、ターゲット回転駆動部1により任意の角
度に回転,固定することができる。
【0021】CCDカメラ18の出力は画像プロセッサ
19に供給され、A−D変換されてフレーム単位で内蔵
フレームメモリに格納される。
19に供給され、A−D変換されてフレーム単位で内蔵
フレームメモリに格納される。
【0022】画像プロセッサ19の格納データは、汎用
コンピュータ20に読み出されて画像歪が計測されたメ
モリ21に格納される。画像歪量の計測は、図2に示す
参照像22を比較基準とし、右眼像23と参照像22と
の差分および左眼像24と参照像22との差分として求
め、さらに2つの差分の差を求めてこれを双眼鏡の画像
歪とする。
コンピュータ20に読み出されて画像歪が計測されたメ
モリ21に格納される。画像歪量の計測は、図2に示す
参照像22を比較基準とし、右眼像23と参照像22と
の差分および左眼像24と参照像22との差分として求
め、さらに2つの差分の差を求めてこれを双眼鏡の画像
歪とする。
【0023】このようにして、定量的かつ高精度に暗視
双眼鏡の画像歪を求めることができる。
双眼鏡の画像歪を求めることができる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、光軸をず
らすことなく、双眼鏡の左右の画像の基準面像からのず
れをディジタルデータで定量的に比較することにより、
高精度に双眼鏡の画像歪を計測することができる効果が
ある。
らすことなく、双眼鏡の左右の画像の基準面像からのず
れをディジタルデータで定量的に比較することにより、
高精度に双眼鏡の画像歪を計測することができる効果が
ある。
【図1】本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1のターゲット2およびターゲット2の参照
像を右眼像および左眼像の一例を示す図である。
像を右眼像および左眼像の一例を示す図である。
1 ターゲット回転駆動装置 2 ターゲット 3 照明用光源 4 対物レンズ 5 コリメータレンズ 6 ビームスプリッタ 7 全反射ミラー 8 ビームスプリッタ 9 全反射ミラー 10 ビームスプリッタ 11 全反射ミラー 12 ビームスプリッタ 13 双眼鏡 14 しゃへい板(1) 15 しゃへい板(2) 16 しゃへい板(3) 17 レンズ 18 CCDカメラ 19 画像プロセッサ 20 汎用コンピュータ 21 メモリ 22 参照像 23 右眼像 24 左眼像
Claims (1)
- 【請求項1】 あらかじめ設定したターゲットからの反
射光を、直角プリズムを利用するビームスプリッタで分
岐させこの分岐した前記反射光を全反射ミラーで反射さ
せることにより光軸を一定に保持して撮像カメラで受光
し基準とする参照像を得る参照像取得手段と、前記ビー
ムスプリッタを通過した前記反射光を光軸を一定に保持
して双眼鏡で受光し右眼像および左眼像の双眼鏡を得る
双眼像取得手段と、前記参照像と前記右眼像および左眼
像との差分にもとづいて前記右眼像および左眼像に含ま
れる画像歪を定量的に計測する画像歪計測手段とを備え
て成ることを特徴とする画像歪測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991044826U JP2566146Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 画像歪測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991044826U JP2566146Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 画像歪測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136544U JPH04136544U (ja) | 1992-12-18 |
JP2566146Y2 true JP2566146Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=31924855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991044826U Expired - Lifetime JP2566146Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 画像歪測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566146Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02236433A (ja) * | 1989-03-10 | 1990-09-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | レンズの歪曲測定方法及び装置 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP1991044826U patent/JP2566146Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04136544U (ja) | 1992-12-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971111 |