JP2565898B2 - 消炎鎮痛剤用エアゾ−ル組成物 - Google Patents

消炎鎮痛剤用エアゾ−ル組成物

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JP2565898B2
JP2565898B2 JP62097537A JP9753787A JP2565898B2 JP 2565898 B2 JP2565898 B2 JP 2565898B2 JP 62097537 A JP62097537 A JP 62097537A JP 9753787 A JP9753787 A JP 9753787A JP 2565898 B2 JP2565898 B2 JP 2565898B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人体に使用される消炎鎮痛剤用エアゾール
組成物に関するものである。
〔発明の背景〕 消炎鎮痛剤用エアゾール組成物は、通常、薬効成分が
含有されてなる原液と、噴射剤とにより構成されてな
る。
従来、薬効成分として、l−メントールが用いられた
消炎鎮痛剤用エアゾール組成物が知られている(特開昭
56−135414号,特開昭61−209288号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、l−メントールは刺激臭を有している
ため、人体の鼻、のど、目等を刺激し、不快感を与える
問題点がある。
また、薬効成分の人体に対する付着性を改善するため
に、通常、粉末材料を原液に含有させることが行われて
いるが、原液が水を含有してなるいわば水溶性のもので
ある場合には、エアゾール組成物の充填用容器の目詰ま
りを起こし、あるいは凝集物が発生する等の問題点が生
ずる。
〔発明の目的〕
本発明は以上の如き事情に基いてなされたものであっ
て、その目的は、刺激臭がなくて快適に使用することが
でき、しかも薬効成分の人体に対する付着性が良好な消
炎鎮痛剤用エアゾール組成物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の消炎鎮痛剤用エアゾール組成物は、下記成分
乃至を必須成分として含有してなる原液と、噴射剤
とよりなることを特徴とする。
成分;3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオールよ
りなる薬効成分 成分;親水性ポリエーテル変成シリコンよりなる付着
性向上剤 成分;アルコール 成分;水 〔発明の作用効果〕 本発明によれば、3−l−メントキシプロパン−1,2
−ジオールよりなる薬効成分を用いるので、刺激臭がな
く、従って人体の鼻、のど、目等を刺激するようなおそ
れがなくて快適に使用することができ、しかも親水性ポ
リエーテル変成シリコンよりなる付着性向上剤を用いる
ので、当該親水性ポリエーテル変成シリコンは水および
アルコールに対する溶解性が高く、そのためエアゾール
組成物の充填用容器の目詰まり、凝集物の発生を伴うこ
となく長期間にわたり安定に使用することができるう
え、薬効成分の人体の皮膚等に対する付着性が向上し
て、優れた消炎鎮痛効果が発揮される。
〔発明の具体的構成〕 以下、本発明の具体的構成について説明する。
本発明の消炎鎮痛剤用エアゾール組成物を構成する原
液には、第1の必須成分として3−l−メントキシプロ
パン−1,2−ジオールよりなる薬効成分(成分)が含
有される。この3−l−メントキシプロパン−1,2−ジ
オールは、刺激臭がないうえ、優れた消炎鎮痛効果を発
揮するものである。この3−l−メントキシプロパン−
1,2−ジオールの原液における含有割合は、2〜30重量
%程度であることが好ましく、特に好ましくは5〜15重
量%程度である。
本発明の消炎鎮痛剤用エアゾール組成物を構成する原
液には、第2の必須成分として親水性ポリエーテル変成
シリコンよりなる付着性向上剤(成分)が含有され
る。この付着性向上剤は、薬効成分の人体の皮膚等に対
する付着性を向上させるためのものである。
この親水性ポリエーテル変成シリコンは、水およびア
ルコールに対する溶解性が高くて、エアゾール組成物の
充填用容器の目詰まり、凝集物の発生するおそれがない
うえ、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオールよ
りなる薬効成分の人体の皮膚等に対する付着性を向上さ
せることができ、優れた消炎鎮痛効果が得られる。この
親水性ポリエーテル変成シリコンの原液における含有割
合は、1〜40重量%程度であることが好ましく、特に好
ましくは5〜15重量%程度である。
斯かる親水性ポリエーテル変成シリコンとしては、例
えば下記一般式(1)で示される構造を有するものを好
ましく用いることができる。
一般式(1) (mおよびnはそれぞれ3〜10の整数を示し、Rは、 −R1−OR2OaR4 または −R1−OR2OR3ObR4 を表す。
ただし、R1は炭素数1〜12の脂肪族炭化水素基(例え
ばC3H6等)を表し、R2は炭素数1〜5の脂肪族炭化水素
基(例えばC2H4等)を表し、R3は炭素数1〜5の脂肪族
炭化水素基(例えばC3H6等)を表し、R4は炭素数1〜20
の脂肪族炭化水素基(例えばCH3等)を表し、 aは3〜30の整数を表し、bは15〜30の整数を表
す。) 斯かる親水性ポリエーテル変成シリコンの市販品とし
ては、例えば「L−7001」、「L−7600」、「L−760
4」(以上、日本ユニチカ社製);「SH3746」、「SH374
9」、「SH3771」(以上、トーレ・シリコーン社製);
「KF−351A」、「KF−352A」、「KF−353A」(以上、信
越化学工業社製);等を挙げることができる。
本発明の消炎鎮痛剤用エアゾール組成物を構成する原
液には、第3の成分としてアルコール(成分)が含有
される。アルコールの原液における含有割合は、25〜40
重量%程度であることが好ましい。斯かるアルコールと
しては、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等
を好ましく用いることができる。また、アルコールと共
に、補助溶剤として、1,1,2−トリクロロトリフルオロ
エタン(フロン113)等を用いることもできる。なお、
フロン113は噴射剤としての機能をも有するものであ
る。
本発明の消炎鎮痛剤用エアゾール組成物を構成する原
液には、第4の成分として水(成分)が含有される。
水の原液における含有割合は、20〜40重量%程度である
ことが好ましい。
また、本発明の消炎鎮痛剤用エアゾール組成物を構成
する原液には、その他必要に応じて種々の添加剤が含有
されていてもよい。斯かる添加剤としては、例えばサリ
チル酸グリコール、d,l−カンファ、サリチル酸メチ
ル、カンタスチンキ、トウガラシチンキ、イクタモール
ベンダザック等を挙げることができる。
前記原液と共に本発明の消炎鎮痛剤用エアゾール組成
物を構成する噴射剤としては、例えばジメチルエーテル
(DME)、液化石油ガス(LPG)、ジクロロジフルオロメ
タン(フロン12)、1,2−ジクロロテトラフルオロエタ
ン(フロン114)、モノクロロジフルオロメタン(フロ
ン22)、1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン(フロ
ン113)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(フロン
142b)、1,1−ジフルオロエタン(フロン152a)等を用
いることができ、また圧縮ガスも併用することができ
る。これらは単独で用いてもよいし、混合して用いても
よい。なお、フロン152aは、補助溶剤としての機能を有
するものである。
本発明の消炎鎮痛剤用エアゾール組成物において、原
液と噴射剤の混合割合は、重量比で20:80〜60:40の範囲
であることが好ましい。
以上のようにして得られる本発明の消炎鎮痛剤用エア
ゾール組成物は、通常は、エアゾール組成物の充填用容
器内に充填されて使用に供される。
〔具体的実施例〕
以下、本発明の具体的実施例について説明するが、本
発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1〜7および比較例1〜2> 後記第1表に示す処方に従って、消炎鎮痛剤用エアゾ
ール組成物を調製した。
これらの組成物について、刺激臭の有無、薬効成分の
人体の皮膚に対する付着性の良否を調べた。結果を後記
第1表に併せて示す。
以上の実施例の結果から理解されるように、本発明の
消炎鎮痛剤用エアゾール組成物は、刺激臭がなくて快適
に使用することができ、しかも薬効成分の人体の皮膚に
対する付着性が良好である。
これに対して、比較例1の組成物は、l−メントール
よりなる薬効成分を用いているため、刺激臭があって、
人体の鼻、のど、目等を刺激し、不快感を与える問題点
がある。
また、比較例2の組成物は、親水性ポリエーテル変成
シリコンよりなる付着性向上剤を含有していないため、
薬効成分の人体の皮膚に対する付着性が悪く、消炎鎮痛
効果の低いものであった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分乃至を必須成分として含有し
    てなる原液と、噴射剤とよりなることを特徴とする消炎
    鎮痛剤用エアゾール組成物。 成分;3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオールよ
    りなる薬効成分 成分;親水性ポリエーテル変成シリコンよりなる付着
    性向上剤 成分;アルコール 成分;水
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JP2978043B2 (ja) * 1993-09-16 1999-11-15 高砂香料工業株式会社 (2s)−3−{(1r,2s,5r)−[ 5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロヘキシル ]オキシ}−1,2−プロパンジオール,その製造方法および用途
JP4017758B2 (ja) 1998-08-04 2007-12-05 高砂香料工業株式会社 冷感剤組成物
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