JP2565074B2 - プラズマ表示パネル駆動回路 - Google Patents

プラズマ表示パネル駆動回路

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JP2565074B2
JP2565074B2 JP3969093A JP3969093A JP2565074B2 JP 2565074 B2 JP2565074 B2 JP 2565074B2 JP 3969093 A JP3969093 A JP 3969093A JP 3969093 A JP3969093 A JP 3969093A JP 2565074 B2 JP2565074 B2 JP 2565074B2
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマ表示パネル駆動
回路に関し、特に記憶機能をもつプラズマ表示パネルの
各画素行に走査パルス、維持パルス及び消去パルスを所
定の順で順次供給するプラズマ表示パネル駆動回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】プラズマ表示パネルは、高解像度で大型
表示が可能パネル自身に記憶機能を備える等の特徴を有
し、コンピュータの表示装置や壁掛けテレビジョンなど
への実用化が進展しつつある。
【0003】このようなプラズマ表示パネルの構造の一
例を図4(A)(B)に、画素及び電極に注目した等価
回路図を図5に示す。このプラズマ表示パネル10は、
ガラス製の第1絶縁基板11上に共通行電極13aと走
査行電極13bとが交互に配列され、その上に絶縁層1
8a、更にその上に保護層19が形成され、この保護層
19上に隔壁16によって放電ガス空間151をもつ画
素15がマトリクス上に配置されている。画素15の上
面には蛍光体層17が形成され、その上に絶縁層18
b,列電極14及びガラス製の第2の絶縁基板12が順
次形成されている。各画素15の放電ガス空間151と
はHe,Xe等の放電用のガスが充填される。また、各
画素15の近傍には、それぞれ1本の共通行電極13
a,走査行電極13b及び列電極14が配置される。こ
れら電極に印加される電圧によって、放電ガス空間15
1内のガスが放電して紫外光を発生し、この紫外光を受
けて蛍光体層17が可視光を発生する。画素15ごとに
蛍光体層17の発生可視光を変え近傍3画素をB,G,
Rの3色の可視光とすればカラー表示が可能となる。
【0004】次に、このプラズマ表示パネルの動作につ
いて図6の各部の波形図を参照して説明する。
【0005】各共通行電極13aには、基準電位(0
V)に対し電位Vhpの維持パルスHP1が所定の間隔
で順次印加される。また各走査行電極13b(S1 ,S
2 ,…,Sm-1 )には、基準電圧に対し電位Vhpの維
持パルスHP2が共通行電極13aの隣接する2つの維
持パルスHP1の中間に印加されると共に、対応画素行
の放電開始タイミング、消去タイミングで電位Vspの
走査パルスSP,電位Vepの消去パルスEPが重畳さ
れる。一方、各列電極14(D1 〜Dm )には、電位V
Php,Vsp,Vepと逆極性の対応画素列のデータ
DTが、各画素行の放電開始タイミングで順次印加され
る。
【0006】ここで、1つの画素15(例えばE11)に
着目し、初期状態で放電していないものとする。放電し
ていない状態で共通行電極13a及び走査行電極13b
(S1 )に維持パルスHP1,HP2が印加されても、
これら行電極間の電位差(Vhp)は放電のしきい値を
越えないため放電しない状態が続く。
【0007】次に、走査行電極13b(S1 )に走査パ
ルスSPが印加されるのと同期して対応列電極14(D
1 )に走査パルスSPと逆極性のデータDTが印加され
ると、これら電極間の電位差は|Vsp|+|DTの電
位|となって放電のしきい値を越え放電を開始する。放
電が進むと走査行電極13b(S1 )側及び列電極14
(D1 )側にはそれぞれ逆極性の電荷が堆積し放電は弱
くなる。
【0008】走査パルスSP及びデータDTがなくな
り、次に共通行電極13aに維持パルスHP1が印加さ
れると、走査行電極13b(S1 )側に堆積された電荷
によりこの走査行電極13b(S1 )側の電位が維持パ
ルスHP1とは逆電性の方向に高くなるので、走査行電
極13b(S1 )側と共通行電極13aとの間の電位差
が放電のしきい値を越え再び放電が強くなる。以後、走
査行電極13b(S1 )と共通行電極13aとの間に交
互に維持パルスHP1,HP2を印加することにより放
電が維持される。これが記憶機能である。
【0009】次に、画面の切換え等のために放電を停止
させるには、走査行電極13b(S1 )に維持パルスH
P2印加前に、電位Vepで所定のパルス幅の消去パル
スEPを印加する。この消去パルスEPのパルス幅は維
持パルス等より短かく設定されており、この消去パルス
EPによって再放電するが、パルス幅が短かいため、走
査行電極13b(S1 )共通行電極13aへの電荷の堆
積は極めて少なく、次の維持パルスが印加されても、こ
れら電極間の電位差は再放電を起すしきい値まで到達し
ない。この結果、次の走査パルス及びデータが印加され
るまで、この画素は放電しない。上述の各走査行電極に
走査パルス、維持パルス、消去パルスを供給する従来の
プラズマ表示パネル駆動回路の第1の例を図7に示す。
【0010】このプラズマ表示パネル駆動回路は、ソー
ス及びウエルを基準電位点(接地電位点)と接続しドレ
インを対応画素行(対応走査行電極)と接続しゲートに
供給される信号に応答してオン,オフするPチャネル型
のトランジスタTR1と、出力端をトランジスタTR1
のゲートと接続し、負の電位Vspをインアクティブレ
ベルとし走査パルスSPと対応する第1のパルス幅でア
クティブレベルとなる走査パルス駆動信号SPD、負の
電位Vhpをインアクティブレベルとし維持パルスHP
と対応する第2のパルス幅でアクティブレベルとなる維
持パルス駆動信号HPD及び負の電位Vepをインアク
ティブレベルとし消去パルスEPと対応する第3のパル
ス幅でアクティブレベルとなる消去パルス駆動信号EP
Dのうちの少なくとも1つがアクティブレベルのときに
トランジスタTR1をオフにするタイミング調整回路3
1xと、アノードをそれぞれトランジスタTR1のドレ
インと接続するダイオードD1〜D3と、ソース及びウ
エルに電位Vspを受けドレインをダイオードD1のカ
ソードと接続しゲートに供給される走査パルス駆動信号
SPDのアクティブレベルに応答してオンとなるNチャ
ネル型のトランジスタTR2と、ソース及びウエルに電
位Vepを受けドレインをダイオードD2のカソードと
接続しゲートに供給される消去パルス駆動信号EPDの
アクティブレベルに応答してオンとなるNチャネル型の
トランジスタTR3と、ソース及びウエルに電位Vhp
を受けドレインをダイオードD3のカソードと接続しゲ
ートに供給される維持パルス駆動信号HPDのアクティ
ブレベルに応答してオンとなるNチャネル型のトランジ
スタTR4とをそれぞれ備え各画素行と対応して設けら
れた行駆動回路30xを有する構成となっている。
【0011】この回路は、走査パルス駆動信号SPD、
消去パルス駆動信号EPD及び維持パルス駆動信号HP
Dがインアクティブレベルのときは、タイミング調整回
路31xによってトランジスタTR1はオン状態にあ
り、対応画素行に基準電位(接地電位.0V)の出力信
号OUTを供給する。
【0012】走査パルス駆動信号SPD,消去パルス駆
動信号EPO及び維持パルス駆動信号HPDのうちの少
なくとも1つがアクティブレベルになると、これら信号
と対応するトランジスタ(TR2,TR3,TR4)が
オンとなり、出力信号OUTを対応する電位(Vsp,
Vep,Vhp)にする。すなわち、図6に示されたS
1,S2対応の出力信号が得られる。
【0013】この回路においては、3つのパルス駆動信
号(SPD,EPD,HPD)によってトランジスタT
R1をオン,オフ制御し、また、各パルス駆動信号のイ
ンアクティブレベルが異なるためにそのインアクティブ
レベルを統一化する回路が必要であるので、タイミング
調整回路31xが複雑になるという問題点があった。こ
の問題点を解決するために、筆者らは、特開平3−21
1589号公報にて、図8に示すような回路を提案して
いる。
【0014】この回路は、基準電位(接地電位.0V)
に対し負の電位Vhpで所定のパルス幅の維持パルスH
Pを順次発生する維持パルス発生器2Oと、コレクタに
維持パルスHPを受けエミッタを対応画素行と接続する
バイポーラトランジスタQ1、このバイポーラトランジ
スタQ1のコレクタ,ベース間に接続された抵抗R1、
アノード及びカソードをバイポーラトランジスタQ1の
エミッタ及びベースと対応接続するダイオードD4、ア
ノードをそれぞれダイオードD4のカソードと接続する
ダイオードD1,D2、ドレインをダイオードD1のカ
ソードと接続しソース及びウエルに負の電位Vspを受
けゲートに供給される走査パルス駆動信号SPDがアク
ティブレベルのときオンとなるトランジスタTR2、及
びドレインをダイオードD2のカソードと接続しソース
及びウエルに負の電位Vepを受けゲートに供給される
消去パルス駆動信号EPDがアクティブレベルのときオ
ンとなるトランジスタTR3をそれぞれ備え各画素と対
応して設けられた行駆動回路30yとを有する構成とな
っている。
【0015】この回路において、トランジスタTR2,
TR3がオフ状態の場合、維持パルスHP基準電位(0
V)によりバイポーラトランジスタQ1はオンとなり、
この基準電位を対応画素行に供給する。維持パルスHP
が負の電位Vhpになると、対応画素行側からダイオー
ドDS及び抵抗R1とバイポーラトランジスタQ1のベ
ース,コレクタ間PN接合部との並列回路を通って電流
が流れ、対応画素行に電位Vhpを供給する。
【0016】走査パルス駆動信号SPD,消去パルス駆
動回路EPDがアクティブレベルでトランジスタTR
2,TR3がオンのときは、対応画素行にほぼ電位Vs
p,Vepを供給する。このときダイオードD4の順方
向電圧によってバイポーラトランジスタQ1がオフ状態
となる。従って、図6のS1,S2相当の出力信号OU
Tを得ることができる。
【0017】この回路においては、タイミング調整回路
31xに相当する回路を抵抗R1及びダイオードD4だ
けの単純な回路にすることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプラズ
マ表示パネル駆動回路の第1の例では、3つのパルス駆
動信号(SPD,EPD,HPD)によって出力部のト
ランジスタTR1のオン,オフ制御、及び上記3つのパ
ルス駆動信号のインアクティブレベルの統一化を行うた
めタイミング調整回路31xが複雑になる上、このタイ
ミング調整回路31xを含む行駆動回路30xは各画素
行をそれぞれ対応して設けられるため全体の面積が大き
くなるという欠点があり、また第2の例では、タイミン
グ調整回路に相当する回路は抵抗R1及びダイオードD
4だけとなり単純化されるが、各画素を駆動するには1
00〜200Vの電源が必要であるため、抵抗R1を高
耐圧,大電力型とする必要があり、かつ消費電力が大き
くなるために同一半導体基板内にIC化することが困難
であるという欠点があった。
【0019】本発明の目的は、同一半導体基板内へのI
C化が容易で、かつ全体が面積を小さくすることができ
るプラズマ表示パネル駆動回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ表示パ
ネル駆動回路は、行,列マトリクス状に配列された複数
の画素を備えたプラズマ表示パネルの各画素行それぞれ
に基準電位に対し第1の電位及びパルス幅の前記画素の
放電開始用の走査パルス、第2の電位及びパルス幅の前
記画素の放電維持用の維持パルス、及び第3の電位及び
パルス幅の前記画素の放電停止用の消去パルスを所定の
順で順次供給するプラズマ表示パネル駆動回路であっ
て、前記維持パルスを順次発生する維持パルス発生回路
と、前記プラズマ表示パネルの各画素行それぞれと対応
して設けられ、ソース及びウエルに前記維持パルスを受
けドレインを前記プラズマ表示パネルの対応画素行と接
続しゲートに供給された電位に従ってオン,オフして前
記維持パルスを前記対応画素行へ伝達する一導電型の第
1のトランジスタ、前記走査パルスと対応する走査パル
ス駆動信号及び前記消去パルスと対応する消去パルス駆
動信号の少なくとも一方がアクティブレベルのときにオ
ンとなる第2のトランジスタ及びオフとなる第3のトラ
ンジスタを備え出力端を前記第1のトランジスタのゲー
トと接続し前記第2のトランジスタがオンのとき前記第
1のトランジスタをオフとし、前記第3のトランジスタ
がオンのとき前記第1のトランジスタをオンとする電界
効果型トランジスタ回路のタイミング調整回路、ソース
に前記第1の電位を受け前記走査パルス駆動信号がアク
ティブレベルのときオンとなり前記走査パルスを前記対
応画素行に供給する逆導電型の第4のトランジスタ、並
びに、ソースに前記第3の電位を受け前記消去パルス駆
動信号がアクティブレベルのときオンとなり前記消去パ
ルスを前記対応画素行に供給する逆導電型の第5のトラ
ンジスタをそれぞれ含む行駆動回路とを有している。
【0021】また、タイミング調整回路が、走査パルス
駆動信号及び消去パルス駆動信号の少なくとも一方がア
クティブレベルのときアクティブレベルの信号を出力す
るOR回路と、ソースに第1(第3)の電位を受けゲー
トに前記OR回路の出力を受けてこの出力信号がアクテ
ィブレベルのときオンとなる逆導電型の第2のトランジ
スタ、前記OR回路の出力信号をレベル反転するインバ
ータ、ソースに前記第1(第3)の電位を受けゲートに
前記インバータの出力信号を受けドレインを第1のトラ
ンジスタのゲートと接続し前記OR回路の出力信号がア
クティブレベルのときオフとなる逆導電型の第3のトラ
ンジスタ、ソースを前記第1のトランジスタのゲートと
接続しドレインを前記第2のトランジスタのドレインと
接続する一導電型の第6のトランジスタ、及びソースを
前記第1のトランジスタのソースと接続しゲートを前記
第6とトランジスタのドレインと接続しドレインを前記
第1のトランジスタのゲートと接続する一導電型の第7
のトランジスタを備えたレベルシフタとを含んで構成さ
れる。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す回路図で
ある。
【0023】この実施例は、維持パルスHPを順次発生
する維持パルス発生器20と、プラズマ表示パネルの各
画素行それぞれと対応して設けられた行駆動回路30と
を有し、行駆動回路30はソース及びウェルに維持パル
スHPを受けドレインを前記プラズマ表示パネルの対応
画素行と接続しゲートに供給された電位に従ってオン,
オフして維持パルスHPを前記対応画素行へ伝達するP
チャネル型のトランジスタTR1と、アノードをそれぞ
れトランジスタTR1のドレインと接続するダイオード
D1,D2と、ドレインをダイオードD1のカソードと
接続しソース及びウェルに電位Vspを受けゲートに供
給される走査パルス駆動信号SPDがアクティブレベル
のときオンとなるNチャネル型のトランジスタTR2
と、ドレインをダイオードD2のアソードと接続しソー
ス及びウェルに電位Vepを受けゲートに供給される消
去パルス駆動信号EPDがアクティブレベルのときオン
となるNチャネル型のトランジスタTR3と、第1,第
2の入力端に走査パルス駆動信号SPD及び消去パルス
駆動信号EPDを受けこれら信号の少なくとも一方がア
クティブレベルのときアクティブレベルの信号を出力す
るOR回路G11、ソース及びウェルに電位Vspを受
けゲートにOR回路G11の出力信号を受けてこの出力
信号がアクティブレベルのときオンとなるNチャネル型
のトランジスタTR12とOR回路G11の出力信号を
レベル反転するインバータIV11とソース及びウェル
に電位Vspを受けゲートにインバータIV11の出力
信号を受けドレインをトランジスタTR1のゲートと接
続しOR回路G11の出力信号がアクティブレベルのと
きオフとなるNチャネル型のトランジスタTR11とソ
ース及びウェルをトランジスタTR1のソースと接続し
ゲートをトランジスタTR1のゲートと接続しドレイン
をトランジスタTR12のドレインと接続するPチャネ
ル型のトランジスタTR14とソース及びウェルをトラ
ンジスタTR1のソースと接続しゲートをトランジスタ
TR12のドレインと接続しドレインをトランジスタT
R1のゲートと接続するPチャネル型のトランジスタT
R13とを備えたレベルシフタ311、並びに、一端に
消去パルス駆動信号EPDを受け他端をOR回路G11
の第2の入力端と接続するコンデンサC11とアノード
に電位Vspを受けカソードをコンデンサC11の他端
と接続するダイオードD11とこのダイオードに並列接
続された抵抗R11とを備えたレベルシフタ312とを
含みトランジスタTR12がオンのときトランジスタT
R1をオフとしトランジスタTR11がオンのときトラ
ンジスタTR1をオンとすると共に走査パルス駆動信号
SPD及び消去パルス駆動信号EPD並びにOR回路G
11のインアクティブレベルの統一化を行う電界効果型
トランジスタ回路のタイミング調整回路31とを有する
構成となっている。
【0024】次にこの実施例の動作について説明する。
図2はこの実施例の動作を説明するための各部の動作波
形図である。
【0025】走査パルス駆動信号SPD及び消去パルス
駆動信号EPDがインアクティブレベルのときは、OR
回路G11の出力はインアクティブレベルであるので、
これを直接ゲートに受けるトランジスタTR12はオ
フ、インバータIV11を介してゲートに受けるトラン
ジスタTR11はオンとなり、出力用のトランジスタT
R1のゲートに電位Vspが供給されこのトランジスタ
TR1はオンとなる。従って、維持パルスHPの高レベ
ル(基準電位.0V)が対応画素行に伝達され、またト
ランジスタTR1のソース及びウエルとドレインとの間
のPN接合は維持パルスHPの低レベル(負の電位Vh
p)に対し順方向となるので、この維持パルスHPの低
レベルも対応画素行に伝達される。
【0026】レベルシフタ312は、走査パルス駆動信
号SPD及び消去パルス駆動信号EPDのインアクティ
ブレベルが互いに異なる電位Vsp,Vepとなってい
るので、これらインアクティブレベルとOR回路G11
の基準電位とを統一化する。
【0027】ダイオードD1,D2及びトランジスタT
R2,TR3の動作は図7,図8に示された従来例と同
様である。
【0028】こうして、図2の最下段に示された出力信
号OUTが対応画素行に供給される。
【0029】この実施例では、タイミング調整回路31
の高電圧を受け持つ部分のレベルシフタ311が全てト
ランジスタ(電界効果型の)で構成されており、その他
の部分に抵抗R11が含まれるもののこれに印加される
電圧,電流は小さいので、このタイミング調整回路31
を他の回路と共に同一半導体基板に形成されるのが容易
となる。また、このタイミング調整回路31は、2つの
駆動信号(SPD,EPD)に対してトランジスタTR
のオン,オフのタイミングを調整する回路であるの
で、図7に示された従来例の3つの駆動信号(SPD,
EPD,HPD)に対してタイミングを調整する場合と
比べ回路素子数が少なくなり、しかも各画素行と対応す
る数だけ必要であるため、全体の面積を小さくすること
ができる。
【0030】この実施例において、消去パルス駆動信号
EPDのOR回路G11への伝達をコンデンサC11に
より行っているが、消去パルス駆動信号EPDのアクテ
ィブレベル,インアクティブレベルすなわち、端子T3
の電位が常に電位Vspより高いときは、コンデンサC
11の代りに、アノードをダイオードD11のカソード
と接続しカソードに消去パルス駆動信号EPDを受ける
ダイオードを設けてもよい。この場合、消去パルス駆動
信号EPDはこのダイオードのPN接合部の寄生容量に
よってOR回路G11に伝達される。また、一般的に
は、走査パルスSPのピーク値、すなわち電位Vspは
維持パルスHPのピーク値、すなわちVhpより低く、
トランジスタTR2のソース,ウエルとドレインとのP
N接合が電位Vspに対して逆方向となるので、トラン
ジスタTR2のオフ時に維持パルスHPの電位を変化さ
せることはなく、従ってこの場合はダイオードD1は不
要となる。
【0031】図3は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。
【0032】この実施例は、電位Vspと電位Vep
等しくし、これら電位Vsp,Vepを維持パルスHP
のピーク値、すなわち電位Vhp以下にした場合であ
る。従って、上記ダイオードD1と同様に、第1の実施
例におけるダイオードD2も不要となる。また、電位V
sp,Vepが等しいので、走査パルス駆動信号SPD
及び消去パルス駆動信号EPDのインアクティブレベル
を統一するためのレベルシフタ312が不要となり、画
素行と同数必要な行駆動回路30aが大幅に単純化され
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、画素行と
同数必要なタイミング調整回路を、2信号に対して、か
つトランジスタにより、出力用のトランジスタのオン,
オフ制御を行う回路としたので、従来例の3信号の場合
に比べて回路構成が単純化されて全体の面積を小さくす
ることができ、また高耐圧,高消費電力型の抵抗が不要
であるので同一半導体基板上へのIC化が容易になると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示された実施例の動作を説明するための
各部の動作波形図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】従来のプラズマ表示パネル駆動回路により駆動
されるプラズマ表示パネルの表面配置図及び断面図であ
る。
【図5】図4に示されたプラズマ表示パネルの等価回路
図である。
【図6】図4に示されたプラズマ表示パネルの駆動波形
図である。
【図7】従来のプラズマ表示パネル駆動回路の第1の例
を示す回路図である。
【図8】従来のプラズマ表示パネル駆動回路の第2の例
を示す回路図である。
【符号の説明】
10 プラズマ表示パネル 11 第1の絶縁基板 12 第2の絶縁基板 13a 共通行電極 13b 走査行電極 14 列電極 15 画素 16 隔壁 17 蛍光体層 18a,18b 絶縁層 19 保護層 20 維持パルス発生器 30,30a,30x,30y 行駆動回路 31,31a,31x タイミング調整回路 311,312 レベルシフタ C11 コンデンサ D1〜D4 ダイオード G11 OR回路 IV11 インバータ Q1 バイポーラトランジスタ R1,R11 抵抗TR1 〜TR4,TR11〜TR14 トランジスタ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行,列マトリクス状に配列された複数の
    画素を備えたプラズマ表示パネルの各画素行それぞれに
    基準電位に対し第1の電位及びパルス幅の前記画素の放
    電開始用の走査パルス、第2の電位及びパルス幅の前記
    画素の放電維持用の維持パルス、及び第3の電位及びパ
    ルス幅の前記画素の放電停止用の消去パルスを所定の順
    で順次供給するプラズマ表示パネル駆動回路であって、
    前記維持パルスを順次発生する維持パルス発生回路と、
    前記プラズマ表示パネルの各画素行それぞれと対応して
    設けられ、ソース及びウエルに前記維持パルスを受けド
    レインを前記プラズマ表示パネルの対応画素行と接続し
    ゲートに供給された電位に従ってオン,オフして前記維
    持パルスを前記対応画素行へ伝達する一導電型の第1の
    トランジスタ、前記走査パルスと対応する走査パルス駆
    動信号及び前記消去パルスと対応する消去パルス駆動信
    号の少なくとも一方がアクティブレベルのときにオンと
    なる第2のトランジスタ及びオフとなる第3のトランジ
    スタを備え出力端を前記第1のトランジスタのゲートと
    接続し前記第2のトランジスタがオンのとき前記第1の
    トランジスタをオフとし、前記第3のトランジスタがオ
    ンのとき前記第1のトランジスタをオンとする電界効果
    型トランジスタ回路のタイミング調整回路、ソースに前
    記第1の電位を受け前記走査パルス駆動信号がアクティ
    ブレベルのときオンとなり前記走査パルスを前記対応画
    素行に供給する逆導電型の第4のトランジスタ、並び
    に、ソースに前記第3の電位を受け前記消去パルス駆動
    信号がアクティブレベルのときオンとなり前記消去パル
    スを前記対応画素行に供給する逆導電型の第5のトラン
    ジスタをそれぞれ含む行駆動回路とを有することを特徴
    とするプラズマ表示パネル駆動回路。
  2. 【請求項2】 タイミング調整回路が、走査パルス駆動
    信号及び消去パルス駆動信号の少なくとも一方がアクテ
    ィブレベルのときアクティブレベルの信号を出力する
    ともに基準電位が第1または第3の電位に接続される
    R回路と、ソースが前記OR回路の基準電位に接続され
    ゲートに前記OR回路の出力を受けてこの出力信号がア
    クティブレベルのときオンとなる逆導電型の第2のトラ
    ンジスタ、前記OR回路の出力信号をレベル反転するイ
    ンバータ、ソースが前記OR回路の基準電位に接続され
    ゲートに前記インバータの出力信号を受けドレインを第
    1のトランジスタのゲートと接続し前記OR回路の出力
    信号がアクティブレベルのときオフとなる逆導電型の第
    3のトランジスタ、ソースを前記第1のトランジスタの
    ソースと接続しドレインを前記第2のトランジスタのド
    レインと接続する一導電型の第6のトランジスタ、及び
    ソースを前記第1のトランジスタのソースと接続しゲー
    トを前記第6トランジスタのドレインと接続しドレイ
    ンを前記第1のトランジスタのゲートと接続する一導電
    型の第7のトランジスタを備えたレベルシフタとを含む
    請求項1記載のプラズマ表示パネル駆動回路。
  3. 【請求項3】 走査パルス駆動信号が第1の電位をイン
    アクティブレベルとして第1のパルス幅でアクティブレ
    ベルとなるパルス信号であり、消去パルス駆動信号が第
    3の電位をインアクティブレベルとして第3のパルス幅
    でアクティブレベルとなるパルス信号であり、 タイミング調整回路のOR回路の基準電位を前記第1の
    電位、または前記第3の電位のより低い方の電位に固定
    し、 前記走査パルス駆動信号または消去パルス駆動信号のう
    ち、より高い電位をインアクティブレベルとする信号の
    インアクティブレベルを前記OR回路の基準電位に整合
    させるレベルシフト回路を有し、 前記走査パルス駆動信号または前記消去パルス駆動信号
    のうち、より低い電位をインアクティブレベルとする信
    号を前記OR回路の第1の入力端に直接接続し、 前記走査パルス駆動信号または消去パルス駆動信号のう
    ち、より高い電位をインアクティブレベルとする信号を
    前記レベルシフト回路を通じて前記OR回路の第2の入
    力端に接続する 請求項2記載のプラズマ表示パネル駆動
    回路。
  4. 【請求項4】 レベルシフト回路が、一端をOR回路の
    基準電位に接続し他端をOR回路の第2の入力端と接続
    する抵抗と、一端をOR回路の基準電位に接続し他端を
    前記OR回路の第2の入力端と接続する第1のダイオー
    ドと、一端に消去パルス駆動信号または走査パルス駆動
    信号を受け他端を前記OR回路の第2の入力端と接続す
    るコンデンサ及び第2のダイオードのうちの一方とを備
    えた請求項3記載のプラズマ表示パネル駆動回路。
  5. 【請求項5】 第4と第5のトランジスタのウエルを
    れらのトランジスタのソースと接続し、前記第4または
    第5のトランジスタのいずれか一方または両方と前記対
    応画素行との間に対応画素行側にアノードを接続する
    イオードを設けた請求項1記載のプラズマ表示パネル駆
    動回路。
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