JPH08146916A - 表示装置の駆動装置 - Google Patents

表示装置の駆動装置

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JPH08146916A
JPH08146916A JP28824294A JP28824294A JPH08146916A JP H08146916 A JPH08146916 A JP H08146916A JP 28824294 A JP28824294 A JP 28824294A JP 28824294 A JP28824294 A JP 28824294A JP H08146916 A JPH08146916 A JP H08146916A
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JP
Japan
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voltage
display
electrodes
electrode
line
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Application number
JP28824294A
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English (en)
Inventor
Takayuki Matsuda
高幸 松田
Hiroshi Uesugi
浩 上杉
Hiroaki Tanaka
裕章 田中
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マトリクス型表示装置の駆動装置において、
表示素子へ電圧を印加して充電する時及びその電荷を放
電させる時にスパイクが発生するのを防止する。 【構成】 複数のローラインLROWとカラムラインL
COLとをEL発光層を挟んで配置したELパネルを駆
動する際、各ラインに夫々逆極性の電圧を印加するため
のトランジスタTR12及びTR23を同時にオンして
1ローライン毎に所望のEL素子Snmを発光させ、そ
の後は接地用トランジスタTR13及びTR22を同時
にオンして素子の電荷を放電させる装置において、カラ
ムライン側の電圧印加経路L1,L4及び接地経路L
2,L3に、表示画素数に応じて抵抗値が変更される可
変抵抗手段(抵抗器R1〜R8,スイッチ素子SW1〜
SW4)を設ける。この結果、各ラインでの充放電時の
電圧変化(時定数)の差を常に小さくさせて、何れかの
ラインに大きなスパイクが発生するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示層の両面に走査電
極及びデータ電極を夫々配設したマトリクス型の表示装
置を駆動する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マトリクス型表示装置の駆動
装置として、走査電圧を印加した走査電極との間で表示
すべき画素を形成するデータ電極に、走査電圧とは極性
が異なる表示電圧を印加して当該画素を表示させ、表示
制御の終了時には、走査電圧及び表示電圧を印加した各
電極を接地して、表示画素に蓄積された電荷を放電させ
る駆動装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マトリクス
型の表示装置では、走査電極側とデータ電極側との電流
経路の時定数が異なるため、この種の駆動装置において
は、各電極に同時に電圧を印加するとき、或いは電圧を
印加した各電極を同時に接地するときに、表示画素の電
荷保存の作用によって、時定数の大きい電極側(充放電
が遅い電極側)の電位が時定数の小さい電極側(充放電
が早い電極側)の電位変化に追従して変化してしまい、
時定数が大きい電極側に接続された駆動回路内のスイッ
チング素子に、表示制御時の電圧よりも大きな過電圧が
印加されてしまう問題があった。尚、以下、時定数の小
さい電極側の電位変化に追従して発生する時定数の大き
い電極側の電位変化を、スパイクという。
【0004】よって、従来の駆動装置では、スイッチン
グ素子の耐圧を、スパイクによる過電圧を考慮して大き
く設定しなければならなかった。一方、従来より、特開
平4−2046263号公報に開示されているように、
マトリクス型の液晶表示装置において、各電極の電流経
路の時定数の違いによって生じる表示むらを防止するた
めに、各電極の電流経路に抵抗を挿入して、該経路の時
定数を大きくし、各電極間の時定数のばらつきを小さく
することが考えられている。しかし、マトリクス型表示
装置では、走査電極にはデータ電極数分の画素が接続さ
れ、データ電極には走査電極分の画素が接続されてお
り、電荷充放電時に各電極側からみた合成容量(換言す
れば各電極の電流経路の時定数)は、表示制御のために
電圧を印加した表示画素数に応じて変化してしまうた
め、上記対策では過電圧の発生を防止できない。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、走査電極及びデータ電極に極性の異なる電圧を印
加し、その後、各電極を接地して表示画素に蓄積された
電荷を放電させるマトリクス型表示装置の駆動装置にお
いて、スパイクによる過電圧が発生するのを防止するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、駆動電圧の印加
によって光学的特性が変化する表示層と、該表示層の片
面に互いに平行に配設された複数の走査電極と、該表示
層の他面に該走査電極と直交するよう互いに平行に配設
された複数のデータ電極とからなり、上記データ電極と
上記走査電極との各交点に画素が形成されたマトリクス
型表示装置に設けられ、上記走査電極及びデータ電極に
夫々所定の電圧を印加して画像を表示させる表示装置の
駆動装置であって、上記複数の走査電極に接地電位を基
準とする所定の走査電圧を所定の走査タイミングで順次
印加すると共に、1走査電極分の電圧印加を終了する
と、当該走査電極を接地して走査電圧の印加された画素
から電荷を放電させる走査電圧供給手段と、上記走査タ
イミングに同期して外部から順次入力される1走査電極
分の表示データに基づき、表示すべき画素を形成するデ
ータ電極に接地電位を基準とし且つ上記走査電圧とは逆
極性の所定の表示電圧を印加して、上記走査電圧が印加
された走査電極にて形成される各画素の表示・非表示を
制御すると共に、該1走査電極分の表示制御を終了する
と、上記表示電圧を印加したデータ電極を接地して表示
電圧の印加された画素から電荷を放電させる表示電圧供
給手段と、上記1走査電極分の表示制御実行毎に、上記
表示電圧供給手段が上記表示電圧を印加する画素数を検
出する表示画素数検出手段と、上記走査電圧供給手段及
び表示電圧供給手段の少なくとも一方において上記電極
に至るまでの電流経路の各々に設けられた可変抵抗手段
と、上記表示画素数検出手段により検出された画素数に
基づき上記可変抵抗手段の抵抗値を設定して、上記走査
電極及びデータ電極の電圧変化の差を小さくさせる抵抗
値設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の駆動装置において、上記走査電圧供給手段及び
表示電圧供給手段は、上記電極の各々に電圧を印加する
ための複数の電圧印加用スイッチング手段と、上記電極
の各々を接地するための複数の接地用スイッチング手段
と、上記電圧印加用スイッチング手段及び接地用スイッ
チング手段の各々に駆動信号を出力する制御手段と、に
より構成され、上記可変抵抗手段を、上記電圧印加用ス
イッチング手段を介して上記電極に電圧を印加する側の
電流経路、及び上記接地用スイッチング手段を介して上
記電極を接地する側の電流経路の少なくとも一方に設け
たことを特徴とする。
【0008】また更に、請求項3に記載の発明は、請求
項1又は請求項2に記載の駆動装置において、上記可変
抵抗手段は、上記電流経路に対して直列に且つ互いに並
列に接続された複数の固定抵抗器と、該固定抵抗器の少
なくとも1つに直列に接続されたスイッチ手段と、によ
り構成され、上記抵抗値設定手段は、上記表示画素数検
出手段により検出された画素数に応じて、上記スイッチ
手段をオン・オフさせることを特徴とする。
【0009】一方、請求項4に記載の発明は、請求項2
に記載の駆動装置において、上記電圧印加用スイッチン
グ手段及び接地用スイッチング手段の少なくとも一方の
各々を、互いに並列に接続された複数のスイッチング素
子により構成して上記可変抵抗手段を形成し、上記抵抗
値設定手段は、上記制御手段がオンさせる上記スイッチ
ング素子の個数を、上記表示画素数検出手段により検出
された画素数に応じて設定することを特徴とする。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜請求項4のいずれか記載の駆動装置において、上記駆
動装置は、EL発光層に複数の走査電極及び複数のデー
タ電極を夫々形成したEL表示装置用の駆動装置である
ことを特徴とする。
【0011】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の駆動装置にお
いては、走査電圧供給手段が、各走査電極に走査電圧を
所定の走査タイミングで順次印加すると共に、1走査電
極分の電圧印加を終了すると、その走査電極を接地して
走査電圧の印加された画素から電荷を放電させる。そし
て、表示電圧供給手段が、上記走査タイミングに同期し
て外部から順次入力される1走査電極分の表示データに
基づき、表示すべき画素を形成するデータ電極に走査電
圧とは逆極性の表示電圧を印加して、走査電圧が印加さ
れた走査電極にて形成される各画素の表示・非表示を制
御すると共に、こうした1走査電極分の表示制御を終了
すると、表示電圧を印加したデータ電極を接地して表示
電圧の印加された画素から電荷を放電させる。
【0012】一方、本発明の駆動装置では、走査電圧供
給手段及び表示電圧供給手段の少なくとも一方において
上記電極に至るまでの電流経路の各々に、可変抵抗手段
が設けられており、上記各電圧供給手段による1走査電
極分の表示制御実行毎に、表示画素数検出手段が、表示
電圧供給手段が表示電圧を印加する画素数を検出し、抵
抗値設定手段が、その検出された表示画素数に基づき、
可変抵抗手段の抵抗値を設定して、走査電極及びデータ
電極の電圧変化の差を小さくさせる。
【0013】つまり、本発明では、走査電圧供給手段及
び表示電圧供給手段の少なくとも一方において画素との
間で形成される電流経路に可変抵抗手段を設け、1走査
電極分の表示制御実行毎に、そのときの表示画素数に基
づいて可変抵抗手段の抵抗値を設定することにより、走
査電極側での充放電経路の時定数とデータ電極側での充
放電経路の時定数との差を小さくするようにしている。
【0014】この結果、各電極に電圧を同時に印加して
画素に電荷を充電する時、或いは各電極を同時に接地し
て画素の電荷を放電させる時に、走査電極側の電圧変化
とデータ電極側の電圧変化との差を、表示画素数に関わ
らず常に小さくすることができ、一方の電極側にスパイ
クが発生するのを防止できる。従って、上記各電極に接
続される各電圧供給手段を、スパイクによる過電圧に耐
えれるように高耐圧のものにする必要がなく、駆動装置
のコストを低減することができる。
【0015】次に、請求項2に記載の駆動装置において
は、走査電圧供給手段及び表示電圧供給手段が、上記電
極の各々に電圧を印加するための複数の電圧印加用スイ
ッチング手段と、上記電極の各々を接地するための複数
の接地用スイッチング手段と、電圧印加用スイッチング
手段及び接地用スイッチング手段の各々に駆動信号を出
力する制御手段とにより構成され、可変抵抗手段を、電
圧印加用スイッチング手段を介して上記電極に電圧を印
加する側の電流経路、及び上記接地用スイッチング手段
を介して上記電極を接地する側の電流経路の少なくとも
一方に設けている。
【0016】即ち、可変抵抗手段を、電極に電圧を印加
する側の電流経路に設ければ、各電極に電圧を同時に印
加する時の各電極側での電圧変化の差を小さくすること
ができ、また、可変抵抗手段を、電極を接地する側の電
流経路に設ければ、各電極を同時に接地する時の各電極
側での電圧変化の差を小さくすることができる。
【0017】そこで本発明では、各電極に電圧を同時に
印加するように構成した場合には可変抵抗手段を電圧印
加側の電流経路に設け、各電極を同時に接地するように
構成した場合には可変抵抗手段を接地側の電流経路に設
ける、といった具合いに、予め設定された電圧印加タイ
ミング及び接地タイミングに応じて、可変抵抗手段を設
けるようにしている。従って、本発明によれば、接地抵
抗手段の数を必要に応じて最小限にすることができる。
【0018】また次に、請求項3に記載の駆動装置にお
いては、可変抵抗手段が、上記電流経路に対して直列に
且つ互いに並列に接続された複数の固定抵抗器と、その
固定抵抗器の少なくとも1つに直列に接続されたスイッ
チ手段とにより構成され、抵抗値設定手段が、表示画素
数検出手段により検出された画素数に応じて、スイッチ
手段をオン・オフさせる。
【0019】つまり、本発明では、電流経路に対して直
列に且つ互いに並列に接続される固定抵抗器の数を、ス
イッチ手段のオン・オフによって増減することにより、
電流経路の時定数を変化させるようにしている。このた
め、本発明によれば、電流経路の時定数を簡単な回路構
成にて変化させることができる。
【0020】一方、請求項4に記載の駆動装置では、請
求項2に記載の駆動装置において、電圧印加用スイッチ
ング手段及び接地用スイッチング手段の少なくとも一方
の各々を、互いに並列に接続された複数のスイッチング
素子で構成することによって可変抵抗手段を形成し、抵
抗値設定手段が、制御手段がオンさせるスイッチング素
子の個数を、表示画素数検出手段により検出された画素
数に応じて設定する。
【0021】つまり、本発明では、互いに並列に接続さ
れた複数のスイッチング素子のうち、制御手段からの駆
動信号により実際にオンされるスイッチング素子の個数
を増減することにより、各素子の内部抵抗(所謂オン抵
抗)を並列接続してなる合成抵抗値を変化させ、これに
より電流経路の時定数を変化させる。
【0022】従って、本発明によれば、同じ特性のスイ
ッチング素子を複数個並列に設けるという構成で電流経
路の時定数を変化させることができるため、各電圧供給
手段を同一のIC内に形成する場合に有効である。尚、
上記請求項1〜請求項4に記載の発明は、液晶表示装置
やEL表示装置等、走査電極とデータ電極とで形成され
る画素が容量を有する表示装置を駆動する駆動装置であ
れば、適用できるが、請求項5に記載のように、EL発
光層に複数の走査電極及び複数のデータ電極を夫々形成
したEL表示装置を駆動する駆動装置に適用すれば、よ
り大きな効果を得ることができる。
【0023】つまり、EL表示装置の場合、走査電極と
データ電極とで形成されるEL素子を発光させるには、
電極間に例えば200V以上の高電圧を印加する必要が
あるため、EL素子発光制御用のスイッチング素子には
高耐圧の素子が使用されているのであるが、この場合、
充放電時に生じる過電圧も高電圧になるため、それに応
じてスイッチング素子の耐圧をより高くしなければなら
ない。しかし、こうしたEL表示装置に請求項1〜請求
項4に記載の本発明を適用すれば、充放電時に生じる過
電圧を良好に抑えることができるため、ただでさえ高耐
圧が要求されるスイッチング素子の耐圧を、スパイクを
考慮してより高く設定する必要がなく、駆動装置を容易
に実現できる。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は実施例の表示装置全体の構成を表わすブロッ
ク図である。符号2はマトリクス型の薄膜ELパネル
(以下、ELパネル)で、互いに平行配列された複数の
ローライン(走査電極)と、ローラインに対して直交す
るように互いに平行配列された複数のカラムライン(デ
ータ電極)とを、夫々、EL発光層の両面に形成するこ
とにより、横方向,縦方向にEL素子を有する。そして
ELパネル2は、全カラムラインを上下に分割すること
により、表示画面が上下に2分割されている。
【0025】また表示装置には、ELパネル2にコンピ
ュータ4から出力される画像信号に応じた所望の画像を
表示させるために、コンピュータ4からの画像信号をデ
ジタル信号(以下、表示データ)に変換するA/D変換
器6と、表示制御に必要な各種タイミング信号を発生す
るタイミング回路8と、A/D変換器6から入力された
表示データを一旦格納するためのビデオRAM(以下、
VRAM)12と、A/D変換器6から入力される表示
データを順次取り込み、VRAM2に格納すると共に、
VRAM12に格納した表示データとA/D変換器6か
ら入力された表示データとに基づき、ELパネル2に設
けられたロー側ドライバIC20及びカラム側ドライバ
IC30に夫々表示制御用の制御信号を出力するELコ
ントローラ10とが備えられている。
【0026】ロー側ドライバIC20は、ELパネル2
のローラインの各々に対して、順次走査電圧を印加す
る。カラム側ドライバIC30は、ELパネル2のカラ
ムラインの各々に、表示データに基づいて表示電圧を印
加し、走査電圧が印加されたローラインと各カラムライ
ンとの間に形成されたEL素子の発光・非発光を制御す
る。そして、これら各ドライバIC20,30は、複数
のカラムラインに対して個々に電圧を印加できる。
【0027】尚、本実施例では、ELパネル2を上下に
2分割して、その2分割した各表示画面毎に、駆動用の
ドライバIC20,30を設けているため、コンピュー
タ4から1画面分の画像信号が出力される表示時間あた
りに、ELパネル2の上下半画面を夫々2回走査でき
る。
【0028】次に、ロー側ドライバIC20は、ELパ
ネル2のローラインに対して順次走査電圧を印加する。
そして、各ロー側ドライバIC20は、ELコントロー
ラ10からの制御信号に従い、ドライバIC20にてE
Lパネル2のローラインに対する走査電圧の印加が終了
する1フィールド毎に、走査電圧を正の走査電圧(+1
25V)又は負の走査電圧(−125V)に切り換え
る。
【0029】また、各ロー側ドライバIC20は、自己
が受け持つ複数のローラインに対して走査電圧を順次印
加するために、図2に示す如く、各ローラインLROW
1,LROW2,…に対して個々に走査電圧を印加する
複数のドライバ回路DROW1,DROW2,…と、こ
れら各回路に、ELコントローラ10から出力される制
御信号に応じて駆動パルスを順次出力する制御信号発生
部22とから構成されている。
【0030】一方、カラム側ドライバIC30は、EL
パネル2の半画面分のカラムライン毎にグループ分けさ
れ、同一グループ内のカラム側ドライバIC30は、夫
々、ELコントローラ10から出力される1行分の表示
データをラッチして、ロー側ドライバIC20による走
査電圧の印加時に、その表示データに対応したカラムラ
インに表示電圧を印加する。また、各カラム側ドライバ
IC30は、通常、各カラムラインを接地してその電圧
を0Vに保持し、EL素子を発光させる場合にだけ、走
査電圧が正であれば負電圧(−125V)、走査電圧が
負であれば正電圧(+125V)というように、走査電
圧とは逆極性の表示電圧を印加する。
【0031】そして、各カラム側ドライバIC30は、
ロー側ドライバIC20と同様、複数のカラムラインに
対して各々表示電圧を印加するために、図2に示す如
く、各カラムラインLCOL1,LCOL2,…に対し
て個々に表示電圧を印加するための複数のドライバ回路
DCOL1,DCOL2,…を備え、更に、ELコント
ローラ10から出力される1行分の表示データをラッチ
するラッチ回路(図示せず)、及び、ラッチ回路にラッ
チされた表示データとELコントローラ10から出力さ
れる制御信号とに基づき、所定のタイミングで各ドライ
バ回路DCOL1,DCOL2,…からカラムラインL
COL1,LCOL2,…に正又は負の表示電圧を印加
させる駆動パルスを発生する制御信号発生部32を備え
ている。
【0032】尚、ELコントローラ10から各ドライバ
IC20,30内の制御信号発生部22,32には、制
御信号として、画像表示のための水平及び垂直同期信号
や動作用のクロック信号等が入力される。また、ELコ
ントローラ10から各カラム側ドライバIC30内の各
ドライバ回路DCOLには、走査電圧を印加したローラ
インにて発光させるEL素子数、換言するならば表示電
圧を印加するカラムライン数に応じて、後述するように
Highレベル又はLow レベルに設定される切換信号CPが
入力される。
【0033】次に、各ロー側ドライバIC20内のロー
側ドライバ回路DROWn及び各カラム側ドライバIC
30内のカラム側ドライバ回路DCOLmは、夫々、図
3に示す如く構成されている。即ち、ロー側ドライバ回
路DROWnは、正の走査電圧を出力する正電圧出力回
路24と、負の走査電圧を出力する負電圧出力回路26
と、各電圧出力回路24,26から出力された正又は負
の走査電圧をローラインLROWnに印加する電圧印加
回路28とから構成され、カラム側ドライバ回路DCO
Lmは、正の表示電圧を出力する正電圧出力回路34
と、負の表示電圧を出力する負電圧出力回路36と、こ
れら各電圧出力回路34,36から出力された正又は負
の表示電圧をカラムラインLCOLmに印加する電圧印
加回路38とから構成されている。
【0034】尚、正電圧出力回路24,34、負電圧出
力回路26,36、及び電圧印加回路28,38は、夫
々、ローライン或はカラムラインに正又は負電圧を印加
するか、これら各ラインを接地するか、或はフローティ
ング状態にするかを切り換えるための回路であり、ほぼ
同様に構成されている。
【0035】以下、まず、ロー側ドライバ回路DROW
nを形成する上記各回路24,26,28の構成を説明
する。正電圧出力回路24は、電圧印加回路28に正電
圧出力ラインHVCCを介して正電圧を出力するための
Pチャネルのエンハンスメント型・高耐圧・MOS−F
ET(以下、Pチャネルトランジスタ)TR12と、正
電圧出力ラインHVCCを接地して0VにするためのN
チャネルのエンハンスメント型・高耐圧・MOS−FE
T(以下、Nチャネルトランジスタ)TR13とから構
成されている。
【0036】PチャネルトランジスタTR12のソース
は、図示しない電源装置からの正電圧供給ライン(12
5V)に接続され、NチャネルトランジスタTR13の
ソースはグランドラインGND(0V)に接続され、P
チャネルトランジスタTR12とNチャネルトランジス
タTR13のドレインは、夫々、正電圧出力ラインHV
CCに接続されている。また、Pチャネルトランジスタ
TR12のゲートには、正電圧印加信号発生部22a
(図2)からの正電圧印加信号HCnが入力され、Nチ
ャネルトランジスタTR13のゲートには、正電圧放電
信号発生部22b(図2)からの正電圧放電信号HSn
が入力される。
【0037】この正電圧出力回路24においては、正電
圧印加信号HCnがHighレベル(125V)で且つ正電
圧放電信号HSnがLow レベル(0V)であれば、Pチ
ャネルトランジスタTR12とNチャネルトランジスタ
TR13とが共にOFF状態になる。従って、正電圧出
力ラインHVCCはフローティング状態となる。
【0038】一方、正電圧印加信号HCnがLow レベル
(本実施例では125Vより低い所定電圧)になると、
PチャネルトランジスタTR12がONして、正電圧出
力ラインHVCCに+125Vが印加され、この正電圧
が電圧印加回路28に出力される。また逆に、正電圧放
電信号HSnがHighレベル(本実施例では5V)になっ
た場合には、NチャネルトランジスタTR13がONす
るため、正電圧出力ラインHVCCはグランドラインG
NDに接地される。
【0039】次に、負電圧出力回路26は、電圧印加回
路28に負電圧出力ラインLVBBを介して負電圧を出
力するためのNチャネルトランジスタTR23と、負電
圧出力ラインLVBBを接地するためのPチャネルトラ
ンジスタTR22とから構成されている。
【0040】NチャネルトランジスタTR23のソース
は、図示しない電源装置からの負電圧供給ライン(−1
25V)に接続され、PチャネルトランジスタTR22
のソースはグランドラインGNDに接続され、Nチャネ
ルトランジスタTR23とPチャネルトランジスタTR
22のドレインは、夫々、負電圧出力ラインLVBBに
接続されている。また、NチャネルトランジスタTR2
3のゲートには、負電圧印加信号発生部22c(図2)
からの負電圧印加信号LCnが入力され、Pチャネルト
ランジスタTR22のゲートには、負電圧放電信号発生
部22d(図2)からの負電圧放電信号LSnが入力さ
れる。
【0041】この負電圧出力回路26においては、負電
圧印加信号LCnがLow レベル(−125V)で且つ負
電圧放電信号LSnがHighレベル(0V)であれば、N
チャネルトランジスタTR23とPチャネルトランジス
タTR22とが共にOFF状態になる。従って、負電圧
出力ラインLVBBはフローティング状態となる。
【0042】一方、負電圧印加信号LCnがHighレベル
(本実施例では−125Vより高い所定電圧)になる
と、NチャネルトランジスタTR23がONして、負電
圧出力ラインLVBBに−125Vが印加され、この負
電圧が電圧印加回路28に出力される。また逆に、負電
圧放電信号LSnがLow レベル(本実施例では−5V)
になった場合には、PチャネルトランジスタTR22が
ONして、負電圧出力ラインLVBBはグランドライン
GNDに接地される。
【0043】次に、電圧印加回路28は、ソースが正電
圧出力ラインHVCCに接続され、ドレインがローライ
ンLROWnに接続され、ゲートが正電圧出力ラインH
VCCとグランドラインGNDとの間に設けられた分圧
用の抵抗器R31,R32の接続点に接続されたPチャ
ネルトランジスタTR31と、ソースが負電圧出力ライ
ンLVBBに接続され、ドレインがローラインLROW
nに接続され、ゲートが負電圧出力ラインLVBBとグ
ランドラインGNDとの間に設けられた分圧用の抵抗器
R41,R42の接続点に接続されたNチャネルトラン
ジスタTR41と、から構成されている。
【0044】この電圧印加回路28は、正電圧出力回路
24から正電圧出力ラインHVCCに正電圧が出力され
ると、PチャネルトランジスタTR31がONして、ロ
ーラインLROWnに正の走査電圧を印加し、逆に負電
圧出力回路26から負電圧出力ラインLVBBに負電圧
が出力されると、NチャネルトランジスタTR41がO
Nして、ローラインLROWnに負の走査電圧を印加す
る。また、正電圧出力回路24により正電圧出力ライン
HVCCが接地されると、PチャネルトランジスタTR
31の寄生ダイオードD31を介して、ローラインLR
OWnが略0Vになるまで、ローラインLROWnにて
形成される全てのEL素子Snに蓄積された正電荷を放
電し、逆に負電圧出力回路26により負電圧出力ライン
LVBBが接地されると、NチャネルトランジスタTR
41の寄生ダイオードD41を介して、ローラインLR
OWnが略0Vになるまで、ローラインLROWnにて
形成される全てのEL素子Snに蓄積された負電荷を放
電する。
【0045】従って、ロー側ドライバ回路DROWnで
は、制御信号発生部22から当該回路DROWnに対し
て出力される正電圧印加信号HCn及び負電圧放電信号
LSnが共にHighレベルで、正電圧放電信号HSn及び
負電圧印加信号LCnが共にLow レベルであるとき、ロ
ーラインLROWnをフローティング状態に制御し、こ
の状態で、正電圧印加信号HCnがLow レベルに変化す
ると、ローラインLROWnに正の走査電圧を印加し、
逆に負電圧印加信号LCnがHighレベルに変化すると、
ローラインLROWnに負の走査電圧を印加する。また
正の走査電圧の印加後、正電圧放電信号HSnがHighレ
ベルになると、ローラインLROWnを接地して、ロー
ラインLROWnが0VになるまでEL素子に蓄積され
た正の電荷を放電し、逆に負の走査電圧の印加後、負電
圧放電信号LSnがLow レベルになると、ローラインL
ROWnを接地して、ローラインLROWnが0Vにな
るまで、EL素子に蓄積された負の電荷を放電する。
【0046】次に、カラム側ドライバ回路DCOLm
は、既述したようにロー側ドライバ回路DROWnとほ
ぼ同様に構成されているが、正電圧出力回路34及び負
電圧出力回路36が、下記の点で異なっている。 (1)正電圧出力回路34において、Pチャネルトラン
ジスタTR12のソースと正電圧供給ラインとの間に
は、互いに並列に接続された2つの抵抗器R1,R2が
接続されており、抵抗器R1の方にはスイッチ素子SW
1が直列に接続されている。また、Nチャネルトランジ
スタTR13のソースとグランドラインGNDとの間に
は、互いに並列に接続された2つの抵抗器R3,R4が
接続されており、抵抗器R4の方にはスイッチ素子SW
2が直列に接続されている。 (2)負電圧出力回路36において、Pチャネルトラン
ジスタTR22のソースとグランドラインGNDとの間
には、互いに並列に接続された2つの抵抗器R5,R6
が接続されており、抵抗器R6の方にはスイッチ素子S
W3が直列に接続されている。また、Nチャネルトラン
ジスタTR23のソースと負電圧供給ラインとの間に
は、互いに並列に接続された2つの抵抗器R7,R8が
接続されており、抵抗器R8の方にはスイッチ素子SW
4が直列に接続されている。
【0047】尚、上記各抵抗器R1〜R8の抵抗値は同
じ値Rに設定されている。また、上記全スイッチ素子S
W1〜SW4は、ELコントローラ10から出力される
切換信号CPがHighレベルであるときにオンされ、切換
信号CPがLow レベルであるときにオフされるが、この
部分については、本発明の主要部であるので、ELコン
トローラ10内で切換信号CPを出力する部分の構成
(図8)と共に後で詳しく説明する。
【0048】そして、このようなカラム側ドライバ回路
DCOLmも、カラム側ドライバIC30内の制御信号
発生部32から出力される正電圧印加信号HCm,正電
圧放電信号HSm,負電圧印加信号LCm,及び負電圧
放電信号LSmを受けて、ロー側ドライバ回路DROW
nと同様に動作する。
【0049】次に、ELパネル2を実際に駆動する際の
上記各ドライバIC20,30内の制御信号発生部2
2,32の動作について説明する。図4は、ローライン
に正の走査電圧を印加し、カラムラインに負の表示電圧
を印加することによりEL素子を発光させる、ELパネ
ル2の正電圧駆動時の制御動作を表わしている。
【0050】図4に示す如く、制御信号発生部22は、
全ドライバ回路DROWに出力する制御信号のうち、正
電圧印加信号HCをHighレベル(125V)に、正電圧
放電信号HSをLow レベル(0V)に、負電圧印加信号
LCをLow レベル(−125V)に、負電圧放電信号L
SをHighレベル(0V)に、夫々初期設定して、全ての
ローラインLROWをフローティング状態(F)にす
る。そして、1行目のローラインLROW1に対する正
電圧印加信号HC1をLow レベルに切り換え、正電圧出
力回路24内のPチャネルトランジスタTR12(電圧
印加用スイッチング手段)を介して、ローラインLRO
W1に正の走査電圧を印加させる。
【0051】一方、制御信号発生部32は、通常、全ド
ライバ回路DCOLに出力する制御信号のうち、正電圧
印加信号HCをHighレベル(125V)に、正電圧放電
信号HSをHighレベル(5V)に、負電圧印加信号LC
をLow レベル(−125V)に、負電圧放電信号LSを
Low レベル(−5V)に、夫々設定して、全カラムライ
ンLCOLを接地させる。そして、ローラインLROW
1に正の走査電圧が印加される同時に、発光させるべき
EL素子を形成しているカラムラインLCOLmに対す
る負電圧印加信号LCm及び負電圧放電信号LSmを夫
々Highレベルに切り換え、負電圧出力回路36内のNチ
ャネルトランジスタTR23(電圧印加用スイッチング
手段)を介して、カラムラインLCOLmに負の表示電
圧を印加させる。
【0052】この結果、1行目で発行させるべきEL素
子S1mの両端には、表示電圧の印加時間分だけ発光に
必要な電圧(250V)が印加され、この電圧によりE
L素子が充電されて発光し、他のEL素子の両端には、
走査電圧分の125Vが印加されるだけで、発光しな
い。
【0053】こうして1行目の表示制御が実行される
と、制御信号発生部22は、正電圧印加信号HC1及び
正電圧放電信号HS1をHighレベルに切り換える。また
同時に、制御信号発生部32は、負電圧印加信号LCm
及び負電圧放電信号LSmをLow レベルに切り換える。
【0054】この結果、正の走査電圧が印加された1行
目のローラインLROW1からは、正電圧出力回路24
内のNチャネルトランジスタTR13(接地用スイッチ
ング手段)を介して、1行目の全EL素子に蓄積された
正の電荷が放電され、負の表示電圧が印加されたカラム
ラインLCOLmからは、負電圧出力回路36内のPチ
ャネルトランジスタTR22(接地用スイッチング手
段)を介してEL素子S1mに蓄積された負の電荷が放
電される。
【0055】電荷の放電後、制御信号発生部22は、正
電圧放電信号HS1をLow レベルに切り換えて、1行目
のローラインLROW1をフローティング状態(F)に
戻し、2行目以降のローラインLROW2に対しても、
上記と同様に、正の走査電圧の印加(表示制御)及び接
地(放電)を繰り返す。また、制御信号発生部32も、
上記と同様に、発光させるべきEL素子を形成するカラ
ムラインに対する負の表示電圧の印加(表示制御)及び
接地(放電)を繰り返す。
【0056】一方、ELパネル2の負電圧駆動時、各ド
ライバIC20,30内の制御信号発生部22,32
は、図5に示す如く動作する。即ち、負電圧駆動時と正
電圧駆動時との異なる点は下記,の通りであり、負
電圧駆動時には、ローラインに負の走査電圧、カラムラ
インに正の表示電圧を印加してEL素子を発光させる。
【0057】 制御信号発生部22は、表示制御の
際、負電圧印加信号LCnをHighレベルに切り換え、負
電圧出力回路26内のNチャネルトランジスタTR23
(電圧印加用スイッチング手段)を介して、ローライン
LROWnに負の走査電圧を印加し、放電時には、負電
圧放電信号LSnをLow レベルに切り換え、負電圧出力
回路26内のPチャネルトランジスタTR22(接地用
スイッチング手段)を介して、ローラインLROWnの
全EL素子から負電荷を放電する。
【0058】 制御信号発生部32は、表示制御の
際、正電圧印加信号HCm及び正電圧放電信号HSmを
Low レベルに切り換え、正電圧出力回路34内のPチャ
ネルトランジスタTR12(電圧印加用スイッチング手
段)を介して、カラムラインLCOLmに正の表示電圧
を印加し、放電時には、正電圧印加信号HCm及び正電
圧放電信号HSmをHighレベルに切り換え、正電圧出力
回路34内のNチャネルトランジスタTR13(接地用
スイッチング手段)を介して、EL素子Snmに蓄積さ
れた正電荷を放電する。
【0059】上記のように、本実施例では、1行目のロ
ーラインから順に走査電圧を印加して行き、走査電圧の
印加と同時に、発光すべきEL素子を形成するカラムラ
インに対して走査電圧とは逆極性の表示電圧を印加する
ことにより、ELパネル2の1行毎にEL素子の発光・
非発光を制御すると共に、1行分の表示制御が終了する
度に、走査電圧及び表示電圧を印加した各ラインを同時
に接地して、走査電圧及び表示電圧の印加によってEL
素子に蓄積された電荷を放電する。
【0060】ところで、このように各ラインに走査電圧
と表示電圧とを同時に印加してEL素子に電荷を充電す
る場合、及び各ラインを同時に接地してEL素子に蓄積
された電荷を放電する場合には、ローライン側の充放電
経路とカラムライン側の充放電経路とで時定数が一致し
ていれば問題はないが、時定数が異なると、充放電時
に、時定数が大きい側のラインにスパイクが発生して、
トランジスタに過電圧が印加されてしまう。
【0061】例えば図6は、ローラインの時定数がカラ
ムラインより大きい場合に、ELパネル2を正電圧駆動
したときのローラインとカラムラインの電圧変化を表わ
しているが、この場合、カラム側の充放電速度が速いた
め、ロー側が、その充放電速度に追従できず、EL素子
の電荷保存の作用によってロー側にスパイクが発生す
る。即ち図6のa部に示すように、各ラインに同時に電
圧を印加したときには、ローラインに負のスパイクが発
生して、ロー側ドライバ回路DROWnにおけるPチャ
ネルトランジスタTR12,TR31のソースとドレイ
ン間に、走査電圧よりも大きな過電圧が印加されてしま
う。また図6のb部に示すように、各ラインを同時に接
地したときには、ローラインに正のスパイクが発生し
て、ロー側ドライバ回路DROWnにおけるNチャネル
トランジスタTR11のドレインとソース間に、走査電
圧よりも大きな過電圧が印加されてしまう。
【0062】また、正電圧駆動時のローラインの時定数
は、ローライン側で正電荷(負電圧駆動時には負電荷)
を充放電すべきEL素子の合成容量と、ローライン自身
の抵抗成分と、ロー側ドライバ回路内の各素子の抵抗成
分(トランジスタのオン抵抗等)とにより決定され、逆
に正電圧駆動時のカラムラインの時定数は、カラムライ
ン側で負電荷(負電圧駆動時には正電荷)を充放電すべ
きEL素子の合成容量と、カラムライン自身の抵抗成分
と、カラム側ドライバ回路内の各素子の抵抗成分とより
決定される。そして、本実施例では、特定のローライン
に対する表示制御を行っているとき、他のローラインは
全てフローティング状態にし、また発光させないEL素
子を形成するカラムラインは全て接地するため、ローラ
イン側で正電荷(又は負電荷)を充放電すべきEL素子
は、各ローラインに接続された全てのEL素子となっ
て、その合成容量は一定となるが、カラムライン側で負
電荷(又は正電荷)を充放電すべきEL素子は、ELパ
ネル2の上半画面又は下半画面を構成する全てのEL素
子となり、しかも各合成容量は、表示制御の際に発光さ
せるEL素子の数によって変化する。
【0063】例えば、図7(a)に示す如く、カラムラ
インに交差する全L本のローラインLROW1,LRO
W2,…が全てフローティング状態にあるとし、全K本
のカラムラインLCOL1,LCOL2,…のうちのk
本のカラムラインに表示電圧(125V)を印加し、残
りの(K−k)本のカラムラインを接地(GND)した
場合、各カラムラインは交差する全てのローラインとの
間でEL素子を形成しており、また各EL素子の他端は
1行毎にローラインに接続されることから、ELパネル
の等価回路は、図7(b)に示す如く、k本のカラムラ
インにて形成されるEL素子の並列回路C1(合成容量
C1=k・L・C)と、(K−k)本のカラムラインに
て形成されるEL素子の並列回路C2(合成容量:(K
−k)・L・C)との直列回路となり、この直列回路の
全合成容量Coは、次式(1) の如くなる。
【0064】 Co=C1・C2/(C1+C2) …(1) 従って、表示制御実行時に表示電圧が印加され、表示制
御終了後に接地される各カラムラインの容量Cmは、次
式(2) の如く表すことができ、 Cm={C1・C2/(C1+C2)}/k ={kLC・(K−k)LC/(kLC+(K−k)LC)}/k …(2) k=0のときにはCm=0、k>0のときにはCm=L
C(K−k)/Kとなる。このため、表示電圧の印加及
び接地が行われる各カラムラインの容量,延いては時定
数は、図7(c)に示す如く、EL素子の発光個数kが
1のときに最大で、発光個数kが多くなるほど小さくな
る。
【0065】そこで、本実施例では、図3に示したよう
に各カラム側ドライバ回路DCOLm(正電圧出力回路
34及び負電圧出力回路36)内の電流経路に、抵抗器
R1〜R8及びスイッチ素子SW1〜SW4からなる可
変抵抗手段を設け、その抵抗値をEL素子の発光個数
(表示画素数)に応じて変更することにより、充放電時
のローライン及びカラムラインでの電圧変化(時定数)
の差を小さくして、大きなスパイクが発生するのを防止
する。
【0066】以下、ローライン側及びカラムライン側の
充放電経路の時定数の差を小さくさせるための構成につ
いて説明する。まず、ELコントローラ10は、各カラ
ム側ドライバIC30へ出力する表示データとして、1
行分の表示制御毎に、表示電圧を印加すべきカラムライ
ン(表示画素)を表すシリアルデータDATAを生成す
る。このシリアルデータDATAは、ELパネル2の上
下半画面に夫々設けられたK本のカラムラインに夫々対
応した合計KビットのRZ(Return to Zero)形式のシ
リアル信号として形成され、その各ビットが「1」であ
れば、対応するカラムラインに表示電圧を印加すること
を表す。よって、カラム側ドライバIC30は、そのシ
リアルデータDATAの各ビットをパラレルにラッチ
し、「1」であるビットに対応したカラムラインに表示
電圧を印加させる。
【0067】そして、図8に示すように、ELコントロ
ーラ10内には、上記シリアルデータDATAの立ち上
がり数をカウントするnビットカウンタ40と、Kより
も小さい所定値Nがプリセットされると共に、そのプリ
セット値Nとカウンタ40のカウント値とを大小比較す
るnビットコンパレータ42とが設けられており、コン
パレータ42は、カウンタ40のカウント値がプリセッ
ト値Nよりも小さいときに、切換信号CPをHighレベル
で出力し、カウンタ40のカウント値がプリセット値N
以上になると、切換信号CPをLow レベルに変化させ
る。
【0068】従って、カウンタ40のカウント値は、1
行分の表示制御毎に表示電圧を印加すべきカラムライン
数、即ち1行分当りのEL素子の発光個数(表示画素
数)kを表し、その数kがプリセット値Nよりも小さい
(0≦k<N)ときには、切換信号CPがHighレベルで
出力されて、カラム側ドライバ回路DCOLの正電圧出
力回路34及び負電圧出力回路36に設けられた全スイ
ッチ素子SW1〜SW4がオンする。
【0069】すると、正電圧出力回路34においては、
正電圧供給ラインからPチャネルトランジスタTR12
を介してカラムラインに正の表示電圧を印加する電流経
路L1と、NチャネルトランジスタTR13を介してカ
ラムラインを接地する電流経路L2とに、夫々、抵抗器
R1,R2と抵抗器R3,R4とからなる並列抵抗(抵
抗値=R/2)が挿入され、負電圧出力回路36におい
ては、PチャネルトランジスタTR22を介してカラム
ラインを接地する電流経路L3と、負電圧供給ラインか
らNチャネルトランジスタTR23を介してカラムライ
ンに負の表示電圧を印加する電流経路L4とに、夫々、
抵抗器R5,R6と抵抗器R7,R8とからなる並列抵
抗(抵抗値=R/2)が挿入される。
【0070】また逆に、表示画素数kがプリセット値N
以上であるとき(N≦k≦K)には、切換信号CPがLo
w レベルで出力されて、全スイッチ素子SW1〜SW4
がオフする。すると、正電圧出力回路34及び負電圧出
力回路36の上記各電流経路L1〜L4には、夫々、抵
抗器R1,R3,R5,R7だけが直列に挿入されるこ
ととなり、スイッチ素子SW1〜SW4がオンされた場
合に比べて、各電流経路L1〜L4に挿入される抵抗値
が2倍(=R)になる。
【0071】そして更に、本実施例では、スイッチ素子
SW1〜SW4がオンされて抵抗器R1,R2、抵抗器
R3,R4、抵抗器R5,R6、及び抵抗器R7,R8
が夫々互いに並列に接続され、且つ、表示電圧を印加す
るカラムラインの容量が最も大きい場合(1本のカラム
ラインにのみ表示電圧を印加する場合)に、各ライン側
での電圧印加時及び接地時における電圧変化時間(即ち
時定数)がほぼ一致するように、各ドライバ回路DRO
W,DCOLを構成するトランジスタの駆動能力を設定
している。
【0072】ここで、本実施例においては、既述したよ
うにローライン側の容量は表示画素数kに関わらず一定
であるため、ローライン側の時定数はほぼ一定となる。
これに対して、各カラムライン側の容量は、図7(c)
に示したように表示画素数kが多くなるほど小さくなる
ため、カラムライン側の時定数は、表示画素数kが多く
なるほど小さくなる。
【0073】よって、表示画素数kが多くなるほど、各
ライン側の時定数の差が大きくなるが、本実施例では、
表示画素数kが所定値N以上になると、カラム側ドライ
バ回路DCOL内のスイッチSW1〜SW4をオフし
て、各電流経路L1〜L4に直列に挿入される抵抗器の
抵抗値を2倍にし、カラムライン側の時定数を大きくさ
せるようにしている。この結果、表示画素数kがN以上
になると、カラムライン側の時定数が全体的に大きくな
って、ローライン側の時定数との差が小さくなる。
【0074】従って、本実施例によれば、ローライン側
の時定数とカラムライン側の時定数との差、即ち各ライ
ンの電圧変化の差を常に小さく保つことができ、各ライ
ンに極性の異なる電圧を同時に印加する時、及びその後
に各ラインを同時に接地する時に、大きなスパイクが発
生するのを防止できる。このため、ロー側及びカラム側
ドライバ回路においてローライン或はカラムラインに接
続された各種スイッチング素子の耐圧を、スパイクによ
る過電圧を考慮して大きい値に設定する必要はなく、各
ドライバ回路のコストを低減できる。
【0075】尚、上記実施例では、カラム側ドライバ回
路DCOLの正電圧出力回路34と負電圧出力回路36
とに、抵抗器R1〜R8及びスイッチ素子SW1〜SW
4からなる可変抵抗手段を設けて、カラムライン側の時
定数を変更するようにしたが、ロー側ドライバ回路DR
OWの正電圧出力回路24及び負電圧出力回路26に可
変抵抗手段を設けて、ローライン側の時定数を変更する
ようにしてもよい。そしてこの場合には、表示画素数k
が所定値以上になると抵抗値を小さく設定して、ローラ
イン側の時定数が小さくなるようにすればよい。また更
に、両ドライバ回路DROW,DCOLに可変抵抗手段
を設けて、両ライン側の時定数を夫々変更するように構
成すれば、より広範囲の調整が可能になる。
【0076】また上記実施例では、各抵抗器R1〜R8
の抵抗値を同じ値Rに設定したが、常に接続されている
方の抵抗器R1,R3,R5,R7の抵抗値を、スイッ
チ素子SW1〜SW4を介して接続される抵抗器R2,
R4,R6,R8の抵抗値よりも大きく設定しておけ
ば、スイッチ素子SW1〜SW4のオン・オフに伴う抵
抗値変化を大きくすることができる。また更に、抵抗器
R1,R3,R5,R7に対して並列に接続される抵抗
器及びスイッチ素子の数を増やせば、各電流経路L1〜
L4の抵抗値をより広範囲に設定できる。
【0077】一方、上記実施例は、ローラインとカラム
ラインとに同時に電圧を印加し、且つ、各ラインを同時
に接地するものであったが、各ラインに同時に電圧を印
加しない装置の場合には、各ラインを接地する側の電流
経路L2,L3だけに可変抵抗手段を設ければよい。ま
た逆に、各ラインを同時に接地しない装置の場合には、
各ラインに電圧を印加する側の電流経路L1,L4だけ
に可変抵抗手段を設ければよい。
【0078】また上記実施例では、抵抗器R1〜R8と
スイッチ素子SW1〜SW4により可変抵抗手段を形成
したが、トランジスタの内部抵抗(オン抵抗)を利用し
てもよい。正電圧出力回路34を例に挙げて説明する
と、図9に示すように、電圧印加用のトランジスタTR
12に対して並列に同様のトランジスタTR12aを設
け、また、接地用のトランジスタTR13に対して並列
に同様のトランジスタTR13aを設ける。そして、E
Lコントローラ10からの切換信号CPがHighレベルの
ときにトランジスタTR12aのゲートへ正電圧印加信
号HCmを入力し、切換信号CPがLow レベルのときに
は、そのゲートに125Vを入力する切換回路SW9
と、切換信号CPがHighレベルのときにトランジスタT
R13aのゲートへ正電圧放電信号HSmを入力し、切
換信号CPがLow レベルのときには、そのゲートに0V
を入力する切換回路SW10とを設ける。
【0079】この正電圧出力回路34では、表示画素数
kが所定値Nよりも小さいときには、2つのトランジス
タTR12,TR12aによってカラムラインに表示電
圧が印加され、2つのトランジスタTR13,TR13
aによってカラムラインが接地される。そして、表示画
素数kが所定値以上になると、トランジスタTR12a
及びTR13aが強制的にオフされるため、トランジス
タTR12のみによってカラムラインに表示電圧が印加
され、トランジスタTR13のみによってカラムライン
が接地される。つまり、制御信号発生部32からの信号
により実際に駆動されるトランジスタの数を増減し、そ
の各素子のオン抵抗を並列接続してなる合成抵抗値を変
化させることにより、電流経路の時定数を変化させてい
る。
【0080】よって、このように構成しても、ローライ
ン側とカラムライン側との充放電経路の時定数の差を常
に小さくして、大きなスパイクが発生するのを防止でき
る。尚、負電圧出力回路36も全く同様に構成できる。
また更に、上記実施例では、表示画素数の変化に応じて
カラムライン側の容量が変化し、且つその容量は、表示
画素数の増加に伴って小さくなるものとして説明した
が、これはELパネル2の駆動方式が、表示制御を行っ
ていないローラインは全てフローティング状態にし、ま
た発光させないEL素子を形成するカラムラインは全て
接地する方式であるためであり、駆動方式が異なれば、
表示画素数の変化に伴い容量変化が生じるラインも異な
り、またその変化特性も異なる。従って、上記実施例と
異なる駆動方式でELパネルを駆動制御する際には、そ
のときの表示画素数変化に伴う各ラインの容量変化に応
じて、可変抵抗手段の抵抗値を変化させればよい。
【0081】また上記実施例では、ローラインとカラム
ラインとに極性が異なる同電圧(125V)を印加して
EL素子を発光させる装置について説明したが、例えば
走査電圧:+200V,表示電圧:−60Vというよう
に、ローラインとカラムラインとに極性及び値の異なる
電圧を印加してEL素子を発光させる装置であっても、
本発明を適用してスパイク電圧の発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の表示装置全体の構成を表わすブロッ
ク図である。
【図2】 実施例のロー側及びカラム側ドライバICの
構成を表わすブロック図である。
【図3】 実施例のロー側及びカラム側ドライバ回路の
構成を表わす電気回路図である。
【図4】 実施例の正電圧駆動時の動作を表すタイムチ
ャートである。
【図5】 実施例の負電圧駆動時の動作を表すタイムチ
ャートである。
【図6】 実施例のローラインに生じるスパイクを説明
する説明図である。
【図7】 実施例のELパネルにおいて表示画素数の変
化によって生じるカラムライン側容量変化を説明する説
明図である。
【図8】 ELコントローラ内で切換信号を生成する部
分の構成を表すブロック図である。
【図9】 他の実施例のカラム側ドライバ回路(正電圧
出力回路)の構成を表わす電気回路図である。
【符号の説明】
2…ELパネル 10…ELコントローラ 20…
ロー側ドライバIC 30…カラム側ドライバIC 22,32…制御信号
発生部 DROWn…ロー側ドライバ回路 DCOLm…カラ
ム側ドライバ回路 24,34…正電圧出力回路 26,36…負電圧出
力回路 28,38…電圧印加回路 40…カウンタ 42
…コンパレータ R1〜R8…抵抗器 SW1〜SW4…スイッチ素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電圧の印加によって光学的特性が変
    化する表示層と、該表示層の片面に互いに平行に配設さ
    れた複数の走査電極と、該表示層の他面に該走査電極と
    直交するよう互いに平行に配設された複数のデータ電極
    とからなり、上記データ電極と上記走査電極との各交点
    に画素が形成されたマトリクス型表示装置に設けられ、
    上記走査電極及びデータ電極に夫々所定の電圧を印加し
    て画像を表示させる表示装置の駆動装置であって、 上記複数の走査電極に接地電位を基準とする所定の走査
    電圧を所定の走査タイミングで順次印加すると共に、1
    走査電極分の電圧印加を終了すると、当該走査電極を接
    地して走査電圧の印加された画素から電荷を放電させる
    走査電圧供給手段と、 上記走査タイミングに同期して外部から順次入力される
    1走査電極分の表示データに基づき、表示すべき画素を
    形成するデータ電極に接地電位を基準とし且つ上記走査
    電圧とは逆極性の所定の表示電圧を印加して、上記走査
    電圧が印加された走査電極にて形成される各画素の表示
    ・非表示を制御すると共に、該1走査電極分の表示制御
    を終了すると、上記表示電圧を印加したデータ電極を接
    地して表示電圧の印加された画素から電荷を放電させる
    表示電圧供給手段と、 上記1走査電極分の表示制御実行毎に、上記表示電圧供
    給手段が上記表示電圧を印加する画素数を検出する表示
    画素数検出手段と、 上記走査電圧供給手段及び表示電圧供給手段の少なくと
    も一方において上記電極に至るまでの電流経路の各々に
    設けられた可変抵抗手段と、 上記表示画素数検出手段により検出された画素数に基づ
    き上記可変抵抗手段の抵抗値を設定して、上記走査電極
    及びデータ電極の電圧変化の差を小さくさせる抵抗値設
    定手段と、 を備えたことを特徴とする表示装置の駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記走査電圧供給手段及び表示電圧供給
    手段は、上記電極の各々に電圧を印加するための複数の
    電圧印加用スイッチング手段と、上記電極の各々を接地
    するための複数の接地用スイッチング手段と、上記電圧
    印加用スイッチング手段及び接地用スイッチング手段の
    各々に駆動信号を出力する制御手段と、により構成さ
    れ、 上記可変抵抗手段を、上記電圧印加用スイッチング手段
    を介して上記電極に電圧を印加する側の電流経路、及び
    上記接地用スイッチング手段を介して上記電極を接地す
    る側の電流経路の少なくとも一方に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の表示装置の駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記可変抵抗手段は、上記電流経路に対
    して直列に且つ互いに並列に接続された複数の固定抵抗
    器と、該固定抵抗器の少なくとも1つに直列に接続され
    たスイッチ手段と、により構成され、 上記抵抗値設定手段は、上記表示画素数検出手段により
    検出された画素数に応じて、上記スイッチ手段をオン・
    オフさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の表示装置の駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記電圧印加用スイッチング手段及び接
    地用スイッチング手段の少なくとも一方の各々を、互い
    に並列に接続された複数のスイッチング素子により構成
    して上記可変抵抗手段を形成し、 上記抵抗値設定手段は、上記制御手段がオンさせる上記
    スイッチング素子の個数を、上記表示画素数検出手段に
    より検出された画素数に応じて設定することを特徴とす
    る請求項2に記載の表示装置の駆動装置。
  5. 【請求項5】 上記駆動装置は、EL発光層に複数の走
    査電極及び複数のデータ電極を夫々形成したEL表示装
    置用の駆動装置であることを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれか記載の表示装置の駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351921A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Hitachi Displays Ltd 表示装置
US7148865B2 (en) 2001-12-28 2006-12-12 Oki Electric Industry Co., Ltd. Display device using light-emitting elements
CN100416865C (zh) * 2000-06-13 2008-09-03 株式会社半导体能源研究所 显示器件

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