JP2564752B2 - テトラグルコース及びその部分脂肪酸エステル - Google Patents
テトラグルコース及びその部分脂肪酸エステルInfo
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- JP2564752B2 JP2564752B2 JP5112142A JP11214293A JP2564752B2 JP 2564752 B2 JP2564752 B2 JP 2564752B2 JP 5112142 A JP5112142 A JP 5112142A JP 11214293 A JP11214293 A JP 11214293A JP 2564752 B2 JP2564752 B2 JP 2564752B2
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- acid ester
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、界面活性剤及び生体物
質の保護剤として有用なテトラグルコース及びその部分
脂肪酸エステルに関するものである。
質の保護剤として有用なテトラグルコース及びその部分
脂肪酸エステルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、微生物の産生する糖脂質系バイオ
サーファクタントとして、二糖を結合したソホロリピッ
ド及び単糖ないし二糖を結合したラムノリピッドが水溶
性及び油溶性のバイオサーファクタントとなることが知
られている。また、ミクロポリスポラ属菌が産生するオ
リゴ糖脂肪酸エステルの存在が知られているが、このも
のは親油性が大きく、水に不溶である(特開昭62−1
75189)。
サーファクタントとして、二糖を結合したソホロリピッ
ド及び単糖ないし二糖を結合したラムノリピッドが水溶
性及び油溶性のバイオサーファクタントとなることが知
られている。また、ミクロポリスポラ属菌が産生するオ
リゴ糖脂肪酸エステルの存在が知られているが、このも
のは親油性が大きく、水に不溶である(特開昭62−1
75189)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バイオサー
ファクタントとして有用な新規な糖化合物を提供するこ
とをその課題とする。
ファクタントとして有用な新規な糖化合物を提供するこ
とをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の放線菌生産
物であるオリゴ糖脂肪酸エステルの完全加水分解物及び
部分加水分解物が特定の構造のテトラグルコース化合物
であることを見出すとともに、このものはマイルドな界
面活性作用を有することを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明によれば、ミクロポリスポラ属に
属し、オリゴ糖脂肪酸エステルを生産する能力を有する
放線菌を栄養培地に培養して産生したオリゴ糖脂肪酸エ
ステルの完全加水分解物であって、分子量が666で、
NMRスペクトル測定値が下記値を有するテトラグルコ
ースが提供される。1H NMR(400 MHz,D
2O):δ=5.34(d,J=3.54),4.60
(d,J=7.81)13C NMR(100 MH
z,D2O):δ=106.52,97.19,82.
09,78.73,78.63,76.52,74.7
6,74.60,72.77,71.97,63.8
0,62.98また、本発明によれば、前記オリゴ糖脂
肪酸エステルの部分加水分解物が提供される。さらに、
本発明によれば、前記テトラグルコース又は前記部分加
水分解物からなる界面活性剤が提供される。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の放線菌生産
物であるオリゴ糖脂肪酸エステルの完全加水分解物及び
部分加水分解物が特定の構造のテトラグルコース化合物
であることを見出すとともに、このものはマイルドな界
面活性作用を有することを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明によれば、ミクロポリスポラ属に
属し、オリゴ糖脂肪酸エステルを生産する能力を有する
放線菌を栄養培地に培養して産生したオリゴ糖脂肪酸エ
ステルの完全加水分解物であって、分子量が666で、
NMRスペクトル測定値が下記値を有するテトラグルコ
ースが提供される。1H NMR(400 MHz,D
2O):δ=5.34(d,J=3.54),4.60
(d,J=7.81)13C NMR(100 MH
z,D2O):δ=106.52,97.19,82.
09,78.73,78.63,76.52,74.7
6,74.60,72.77,71.97,63.8
0,62.98また、本発明によれば、前記オリゴ糖脂
肪酸エステルの部分加水分解物が提供される。さらに、
本発明によれば、前記テトラグルコース又は前記部分加
水分解物からなる界面活性剤が提供される。
【0005】本発明のテトラグルコースは、ミクロポリ
スラ属に属し、オリゴ糖脂肪酸エステルを生産する能力
を有する放線菌を栄養培地に培養して生産したオリゴ糖
脂肪酸エステルを原料とし、これを加水分解処理するこ
とにより得ることができる。本発明で使用する該放線菌
の具体例としては、ミクロポリスポラ エスピー(Mi
cropolyspora sp.)NS−1085K
株が挙げられ、該菌株は通商産業省工業技術院微生物工
業技術研究所に昭和60年11月2日に受託され、FE
RM P−8508として寄託されている。前記オリゴ
糖脂肪酸エステルを得るための培養条件については、特
開昭62−175189号公報に詳述されている。
スラ属に属し、オリゴ糖脂肪酸エステルを生産する能力
を有する放線菌を栄養培地に培養して生産したオリゴ糖
脂肪酸エステルを原料とし、これを加水分解処理するこ
とにより得ることができる。本発明で使用する該放線菌
の具体例としては、ミクロポリスポラ エスピー(Mi
cropolyspora sp.)NS−1085K
株が挙げられ、該菌株は通商産業省工業技術院微生物工
業技術研究所に昭和60年11月2日に受託され、FE
RM P−8508として寄託されている。前記オリゴ
糖脂肪酸エステルを得るための培養条件については、特
開昭62−175189号公報に詳述されている。
【0006】前記オリゴ糖脂肪酸エステルの加水分解
は、従来公知の方法で行うことができ、例えば、ナトリ
ウムアルコラートを触媒として用いることにより容易に
行うことができる。
は、従来公知の方法で行うことができ、例えば、ナトリ
ウムアルコラートを触媒として用いることにより容易に
行うことができる。
【0007】本発明によるテトラグルコースは、エステ
ル結合を有しないもので、水溶性を示す。このものは、
前記オリゴ糖脂肪酸エステルを完全加水分解することに
よって得ることができる。本発明のテトラグルコース
は、後記実施例4においても記載したように、分子量が
666であり、Bruker 400MHz NMRス
ペクトロメーターを用いて3%D2O溶液の1H NM
Rスペクトル、1H COSYスペクトルおよび13C
NMRスペクトル測定を行なった結果、下記の値を有
し、公知のトレハロース、ソホロースの13C NRM
スペクトルとを対比し、及びテトラグルコースを構成す
るグルコースの1位の炭素に結合する水素原子の立体構
造を、1H NMRスペクトルから、その構造はα−
1,1結合型のトレハロース骨格と、その両側にβ−
1,2結合型のソホロース骨格を有する、グルコースの
4分子が結合したテトラグルコースである。1H NM
R(400 MHz,D2O):δ=5.34(d,J
=3.54),4.60(d,J=7.81)13C
NMR(100 MHz,D2O):δ=106.5
2,97.19,82.09,78.73,78.6
3,76.52,74.76,74.60,72.7
7,71.97,63.80,62.98
ル結合を有しないもので、水溶性を示す。このものは、
前記オリゴ糖脂肪酸エステルを完全加水分解することに
よって得ることができる。本発明のテトラグルコース
は、後記実施例4においても記載したように、分子量が
666であり、Bruker 400MHz NMRス
ペクトロメーターを用いて3%D2O溶液の1H NM
Rスペクトル、1H COSYスペクトルおよび13C
NMRスペクトル測定を行なった結果、下記の値を有
し、公知のトレハロース、ソホロースの13C NRM
スペクトルとを対比し、及びテトラグルコースを構成す
るグルコースの1位の炭素に結合する水素原子の立体構
造を、1H NMRスペクトルから、その構造はα−
1,1結合型のトレハロース骨格と、その両側にβ−
1,2結合型のソホロース骨格を有する、グルコースの
4分子が結合したテトラグルコースである。1H NM
R(400 MHz,D2O):δ=5.34(d,J
=3.54),4.60(d,J=7.81)13C
NMR(100 MHz,D2O):δ=106.5
2,97.19,82.09,78.73,78.6
3,76.52,74.76,74.60,72.7
7,71.97,63.80,62.98
【0008】本発明による部分加水分解物は、前記オリ
ゴ糖脂肪酸エステルを部分加水分解することによって得
ることができる。従って、本発明の部分加水分解物も、
その糖部分の構造は、前記本発明のテトラグルコースの
構造と同じ構造、即ちα−1,1結合型のトレハロース
骨格とその両側にβ−1,2結合型のソホロース骨格を
有する、グルコースの4分子が結合したテトラグルコー
スの構造を有している。該部分加水分解物中に残存する
エステル結合の数は、該テトラグルコース中に存在する
水酸基の10〜90モル%、好ましくは30〜80モル
%の範囲にするのがよい。
ゴ糖脂肪酸エステルを部分加水分解することによって得
ることができる。従って、本発明の部分加水分解物も、
その糖部分の構造は、前記本発明のテトラグルコースの
構造と同じ構造、即ちα−1,1結合型のトレハロース
骨格とその両側にβ−1,2結合型のソホロース骨格を
有する、グルコースの4分子が結合したテトラグルコー
スの構造を有している。該部分加水分解物中に残存する
エステル結合の数は、該テトラグルコース中に存在する
水酸基の10〜90モル%、好ましくは30〜80モル
%の範囲にするのがよい。
【0009】
【発明の効果】本発明のテトラグルコースは、水溶性を
示し、かつ弱い界面活性作用を示し、バイオサーファク
タントとして用いることができる。本発明によるオリゴ
糖脂肪酸エステルの部分加水分解物は、その残存するエ
ステル結合の数に応じて、水溶性ないし親油性を示す。
このものもすぐれた界面活性作用を示し、バイオサーフ
ァクタントとして有利に用いることができる。本発明に
よるテトラグルコース及び部分加水分解物は、界面活性
作用を示す他、疎水性物質に対し親和性を示し、生体物
質の抽出及び保護剤として使用することができる。
示し、かつ弱い界面活性作用を示し、バイオサーファク
タントとして用いることができる。本発明によるオリゴ
糖脂肪酸エステルの部分加水分解物は、その残存するエ
ステル結合の数に応じて、水溶性ないし親油性を示す。
このものもすぐれた界面活性作用を示し、バイオサーフ
ァクタントとして有利に用いることができる。本発明に
よるテトラグルコース及び部分加水分解物は、界面活性
作用を示す他、疎水性物質に対し親和性を示し、生体物
質の抽出及び保護剤として使用することができる。
【0010】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
する。
【0011】参考例ミクロポリスポラ エスピー(Micropolysp
ora sp.)NS−1085K株 を用い、ショ糖3
0g/l、日清ODO−P(日清製油製)30g/l、
ポリペプトン2g/l,食塩0.5g/lの組成を有す
る栄養培地で28℃、35日間静置培養した。培養終了
後、培養液1.5リットルを濾紙にて濾過し、得られた
固形分からメタノール450mlを用い、室温にて生産
物質を抽出した。更にn−ヘキサン150mlを用い、
油脂成分を除去した後、ロータリーエバポレーターで溶
媒を留去し、生産物質22.5gを得た。得られた物質
は白色結晶で、ベンゼン:エチルエーテル:メタノール
(80:7:10)溶液を用いたシリカゲル薄層クロマ
トグラフィーによってRf=0.15を示した。また、
常温でメタノール、エタノール、クロロホルム及びテト
ラヒドロフラン等各種溶媒に溶けるが、水には不溶であ
った。本物質はアンスロン試薬と反応して青緑色を与え
ること、1N苛性ソーダでケン化した後の水層部をシリ
カゲル薄層クロマトグラフィーで調べると、ショ糖より
Rf値の低い部分にスポットが検出されることなどか
ら、オリゴ糖脂肪酸エステルであることが証明された。
ora sp.)NS−1085K株 を用い、ショ糖3
0g/l、日清ODO−P(日清製油製)30g/l、
ポリペプトン2g/l,食塩0.5g/lの組成を有す
る栄養培地で28℃、35日間静置培養した。培養終了
後、培養液1.5リットルを濾紙にて濾過し、得られた
固形分からメタノール450mlを用い、室温にて生産
物質を抽出した。更にn−ヘキサン150mlを用い、
油脂成分を除去した後、ロータリーエバポレーターで溶
媒を留去し、生産物質22.5gを得た。得られた物質
は白色結晶で、ベンゼン:エチルエーテル:メタノール
(80:7:10)溶液を用いたシリカゲル薄層クロマ
トグラフィーによってRf=0.15を示した。また、
常温でメタノール、エタノール、クロロホルム及びテト
ラヒドロフラン等各種溶媒に溶けるが、水には不溶であ
った。本物質はアンスロン試薬と反応して青緑色を与え
ること、1N苛性ソーダでケン化した後の水層部をシリ
カゲル薄層クロマトグラフィーで調べると、ショ糖より
Rf値の低い部分にスポットが検出されることなどか
ら、オリゴ糖脂肪酸エステルであることが証明された。
【0012】実施例1 水酸化カリウム管を付けた100ml容丸底フラスコに
脱水メタノール30mlを入れ、前記参考例で得られた
オリゴ糖脂肪酸エステル100mgを含む脱水メタノー
ル溶液10mlを加えた。磁気撹はんしながら、室温に
て滴下ロートからナトリウムメチラートの72%溶液1
8mgを含む脱水メタノール溶液を徐々に滴下した。滴
下終了後、さらに2時間撹はんを続けて反応させた。反
応液中に非水用イオン交換樹脂[アンバーリスト15、
オルガノ(株)]をpH試験紙で確認しながら中性にな
るまで加えた。2時間撹はんした後、樹脂を濾別し、反
応液を濃縮、乾燥した後、樹脂を濾別し、次いで反応液
を濃縮、乾燥して原料オリゴ糖脂肪酸エステルの部分加
水分解物を得た。収量73mg。このものを以下の条件
でHPLC分析した。 カラム μBondasphere−NH2 5μ 1
00A 3.9mm×15cm 溶媒 H20:CH3CN=40:60および20:8
0 流速 0.5ml/min 検出器 RI Waters 410,UV Wate
rs 991 チャートにおいて多くのピークが見られたが、テトラグ
ルコースとオリゴ糖脂肪酸エステルを除いたものを部分
加水分解物とした。このものは、水酸基とエステル結合
の両方を含むもので、そのウィルヘルミー型表面張力計
(島津ST−1型)を用いて0.1%水溶液の表面張力
を測定したところ、45.2mN/mであった (25
℃)。また、スピニングドロップ式界面張力計(Cor
e Laboratories社)を用いると、ヘキサ
デカンに対する0.1%水溶液の界面張力は22.5m
N/mであった。
脱水メタノール30mlを入れ、前記参考例で得られた
オリゴ糖脂肪酸エステル100mgを含む脱水メタノー
ル溶液10mlを加えた。磁気撹はんしながら、室温に
て滴下ロートからナトリウムメチラートの72%溶液1
8mgを含む脱水メタノール溶液を徐々に滴下した。滴
下終了後、さらに2時間撹はんを続けて反応させた。反
応液中に非水用イオン交換樹脂[アンバーリスト15、
オルガノ(株)]をpH試験紙で確認しながら中性にな
るまで加えた。2時間撹はんした後、樹脂を濾別し、反
応液を濃縮、乾燥した後、樹脂を濾別し、次いで反応液
を濃縮、乾燥して原料オリゴ糖脂肪酸エステルの部分加
水分解物を得た。収量73mg。このものを以下の条件
でHPLC分析した。 カラム μBondasphere−NH2 5μ 1
00A 3.9mm×15cm 溶媒 H20:CH3CN=40:60および20:8
0 流速 0.5ml/min 検出器 RI Waters 410,UV Wate
rs 991 チャートにおいて多くのピークが見られたが、テトラグ
ルコースとオリゴ糖脂肪酸エステルを除いたものを部分
加水分解物とした。このものは、水酸基とエステル結合
の両方を含むもので、そのウィルヘルミー型表面張力計
(島津ST−1型)を用いて0.1%水溶液の表面張力
を測定したところ、45.2mN/mであった (25
℃)。また、スピニングドロップ式界面張力計(Cor
e Laboratories社)を用いると、ヘキサ
デカンに対する0.1%水溶液の界面張力は22.5m
N/mであった。
【0013】実施例2 水酸化カリウム管を付けた100ml容丸底フラスコに
脱水メタノール30mlを入れ、前記参考例で得られた
オリゴ糖脂肪酸エステル100mgを含む脱水メタノー
ル溶液10mlを加えた。磁気撹はんしながら、室温に
て滴下ロートからナトリウムメチラートの72%溶液3
4mgを含む脱水メタノール溶液を徐々に滴下した。滴
下終了後、さらに2時間撹はんを続けて反応させた。反
応液中に非水用イオン交換樹脂[アンバーリスト15、
オルガノ(株)製]を、pH試験紙で確認しながら中性
になるまで加えた。2時間撹はんした後、樹脂を濾別
し、反応液を濃縮、乾燥して、原料オリゴ糖脂肪酸エス
テルの部分加水分解物を得た。収量56mg。実施例1
と同じ条件でHPLC分析を行った。得られた部分加水
分解物の0.1%水溶液の表面張力は46.7mN/m
(25℃)であった。
脱水メタノール30mlを入れ、前記参考例で得られた
オリゴ糖脂肪酸エステル100mgを含む脱水メタノー
ル溶液10mlを加えた。磁気撹はんしながら、室温に
て滴下ロートからナトリウムメチラートの72%溶液3
4mgを含む脱水メタノール溶液を徐々に滴下した。滴
下終了後、さらに2時間撹はんを続けて反応させた。反
応液中に非水用イオン交換樹脂[アンバーリスト15、
オルガノ(株)製]を、pH試験紙で確認しながら中性
になるまで加えた。2時間撹はんした後、樹脂を濾別
し、反応液を濃縮、乾燥して、原料オリゴ糖脂肪酸エス
テルの部分加水分解物を得た。収量56mg。実施例1
と同じ条件でHPLC分析を行った。得られた部分加水
分解物の0.1%水溶液の表面張力は46.7mN/m
(25℃)であった。
【0014】実施例3 水酸化カリウム管を付けた100ml容丸底フラスコに
脱水メタノール30mlを入れ、前記参考例で得られた
オリゴ糖脂肪酸エステル100mgを含む脱水メタノー
ル溶液10mlを加えた。磁気撹はんしながら、室温に
て滴下ロートからナトリウムメチラートの72%溶液1
5mgを含む脱水メタノール溶液を徐々に滴下した。滴
下終了後、さらに30分撹はんを続けて反応させた。得
られた部分加水分解物の0.1%水溶液の表面張力は4
6.1mN/mであった。
脱水メタノール30mlを入れ、前記参考例で得られた
オリゴ糖脂肪酸エステル100mgを含む脱水メタノー
ル溶液10mlを加えた。磁気撹はんしながら、室温に
て滴下ロートからナトリウムメチラートの72%溶液1
5mgを含む脱水メタノール溶液を徐々に滴下した。滴
下終了後、さらに30分撹はんを続けて反応させた。得
られた部分加水分解物の0.1%水溶液の表面張力は4
6.1mN/mであった。
【0015】実施例4 実施例1と同様に水酸化カリウム管をつけた100ml
丸底フラスコに前記参考例で得られたオリゴ糖脂肪酸エ
ステル500mgの20mlメタノール溶液を入れ、金
属ナトリウム50mgの50ml脱水メタノール溶液を
徐々に加え、室温で2時間撹はんした。反応液中に非水
用イオン交換樹脂[アンバーリスト15、オルガノ
(株)製]を、pH試験紙で確認しながら中性になるま
で加えた。2時間撹はんした後、樹脂を濾別し、反液を
濃縮、乾燥して脂肪酸と糖との混合物を得た。収量24
0mg。次に、この混合物150mgを水200mlに
溶解した後、クロロホルム100mlを用いてクロロホ
ルム可溶成分(脂肪酸、色素等)を溶出させて取り除い
た。蛋白質のような浮遊物があったので、濾紙(Toy
o 5c)を用いて除去した後、各層を減圧下で濃縮
(45℃)した。 クロロホルム層:14mg、水層:
125mg。水層の100mgを以下の条件でカラムク
ロマトグラフィー分離した。 (1)担体:活性炭 10g (2)溶媒水のみ:〜400ml 水:エタノール=9:1:400ml〜800ml 水:エタノール=4:1:800ml〜
丸底フラスコに前記参考例で得られたオリゴ糖脂肪酸エ
ステル500mgの20mlメタノール溶液を入れ、金
属ナトリウム50mgの50ml脱水メタノール溶液を
徐々に加え、室温で2時間撹はんした。反応液中に非水
用イオン交換樹脂[アンバーリスト15、オルガノ
(株)製]を、pH試験紙で確認しながら中性になるま
で加えた。2時間撹はんした後、樹脂を濾別し、反液を
濃縮、乾燥して脂肪酸と糖との混合物を得た。収量24
0mg。次に、この混合物150mgを水200mlに
溶解した後、クロロホルム100mlを用いてクロロホ
ルム可溶成分(脂肪酸、色素等)を溶出させて取り除い
た。蛋白質のような浮遊物があったので、濾紙(Toy
o 5c)を用いて除去した後、各層を減圧下で濃縮
(45℃)した。 クロロホルム層:14mg、水層:
125mg。水層の100mgを以下の条件でカラムク
ロマトグラフィー分離した。 (1)担体:活性炭 10g (2)溶媒水のみ:〜400ml 水:エタノール=9:1:400ml〜800ml 水:エタノール=4:1:800ml〜
【0016】フラクションンは10mlずつ採取し、H
PLC分析を行った。フラクションNo.58〜70が
一成分であったので、減圧濃縮してオリゴ糖の粗結晶を
得た。濃縮時、メタノールを加えて減圧留去し、乾燥さ
せた。収量65mg。オリゴ糖の粗結晶650mgを、
分取用のHPLCカラムを用いることによって精製し
た。条件は以下のとおりである。 収量 247mg。 カラム μBondasphere−NH2 5μ 1
00A 19mm×15cm 溶媒 H2O:CH3CN=40:60 流速 10ml/min 検出器 RI Waters410,UV Water
s991 FAB/MS分析により、オリゴ糖の分子量は666で
あった。さらに、Bruker400MHzNMRスペ
クトロメーターを用いて3%D2O溶液の1H及び13
C MMR)1H−COSYスペクトル測定を行い、グ
ルコースのみから成るテトラオリゴ糖(テトラグルコー
ス)であることがわかった。1HNMR及び13C N
MRデータを以下に示す。1H NMR(400MH
z,D2O):δ=5.34(d,J=3.54),
4.60(d,J=7.81)13C NMR(100
MHz,D2O):δ=106.52,97.19,8
2.09,78.73,78.63,76.52,7
4.76,74.60,72.77,71.97,6
3.80,62.98
PLC分析を行った。フラクションNo.58〜70が
一成分であったので、減圧濃縮してオリゴ糖の粗結晶を
得た。濃縮時、メタノールを加えて減圧留去し、乾燥さ
せた。収量65mg。オリゴ糖の粗結晶650mgを、
分取用のHPLCカラムを用いることによって精製し
た。条件は以下のとおりである。 収量 247mg。 カラム μBondasphere−NH2 5μ 1
00A 19mm×15cm 溶媒 H2O:CH3CN=40:60 流速 10ml/min 検出器 RI Waters410,UV Water
s991 FAB/MS分析により、オリゴ糖の分子量は666で
あった。さらに、Bruker400MHzNMRスペ
クトロメーターを用いて3%D2O溶液の1H及び13
C MMR)1H−COSYスペクトル測定を行い、グ
ルコースのみから成るテトラオリゴ糖(テトラグルコー
ス)であることがわかった。1HNMR及び13C N
MRデータを以下に示す。1H NMR(400MH
z,D2O):δ=5.34(d,J=3.54),
4.60(d,J=7.81)13C NMR(100
MHz,D2O):δ=106.52,97.19,8
2.09,78.73,78.63,76.52,7
4.76,74.60,72.77,71.97,6
3.80,62.98
【0017】実施例5 実施例4で得たテトラグルコースが、リン脂質と相互作
用して、リン脂質からなるリポソームのサイズを大きく
するとともに、リポソーム壁膜の二分子膜構造を乱すこ
とを下記の実験から明らかにした。すなわち、L,α−
ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)28
μmol、コレステロール8μmol及びジセチルホス
フェート(DCP)4μmolのクロロホルム−メタノ
ール(3:2)溶液を200ml容ナス型フラスコに入
れ、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒を蒸発除去
してフラスコ内壁に薄い脂質膜を張った後、減圧下に1
時間静置した。ついで、フラスコに4mMカルセイン溶
液(Na2HPO41.15gとKH2PO30.20
g/lからなる緩衝液、pH7.2)0.4mlとリン
酸緩衝液2.8mlを加えて、湯浴上で60℃に加熱し
た後ボルテックスミキサーでフラスコを振動させて器壁
から脂質膜をはぎとってリポソームサスペンジョン
(A)を得た。サスペンションの0.5mlを蛍光分光
光度計用セルに取り、リン酸緩衝液2.0mlを加えて
磁気撹はんした後、蛍光分光光度計を用い、励起光48
0nmとし、520nmでの蛍光強度を測定した。つい
で塩化コバルト六水塩3mgを加えるとリポソーム外水
相のカルセインが消光することを520nmでの蛍光強
度から確認し、次いで10%トリトンX−100水溶液
0.04mlをセルに加えてリポソーム内水相中のカル
セイン量を測定[N.Okuet al.,Bioch
em Biophys.Acta,691,332(1
982)]することにより、リポソーム内水相が23%
で、大きさが0.3μmあることを確かめた。こうし
て、リポソームの生成と内水相の大きさが確認された。
次に、前記のリボソームサスペンジョン(A)0.4m
lにリン酸緩衝液2.8mlを加え、ついでコレステロ
ールまたは本発明のテトラグルコース100mgを加え
た後、室温(約20℃)にて1時間静置し、蛍光測定を
塩化コバルトの添加前後及びトリトンX−100の添加
後の3回行うことにより、該テトラグルコース添加系の
内水相の内包率を測定すると、4.5%で、リポソーム
の大きさが、1.2μm;コレステロール添加系は、
1.0%で、リポソームの大きさが0.6μmとなっ
た。以上の実験から、テトラグルコースがDPPCに対
してコレステロールよりも大きい親和性を示すことが明
らかである。
用して、リン脂質からなるリポソームのサイズを大きく
するとともに、リポソーム壁膜の二分子膜構造を乱すこ
とを下記の実験から明らかにした。すなわち、L,α−
ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)28
μmol、コレステロール8μmol及びジセチルホス
フェート(DCP)4μmolのクロロホルム−メタノ
ール(3:2)溶液を200ml容ナス型フラスコに入
れ、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒を蒸発除去
してフラスコ内壁に薄い脂質膜を張った後、減圧下に1
時間静置した。ついで、フラスコに4mMカルセイン溶
液(Na2HPO41.15gとKH2PO30.20
g/lからなる緩衝液、pH7.2)0.4mlとリン
酸緩衝液2.8mlを加えて、湯浴上で60℃に加熱し
た後ボルテックスミキサーでフラスコを振動させて器壁
から脂質膜をはぎとってリポソームサスペンジョン
(A)を得た。サスペンションの0.5mlを蛍光分光
光度計用セルに取り、リン酸緩衝液2.0mlを加えて
磁気撹はんした後、蛍光分光光度計を用い、励起光48
0nmとし、520nmでの蛍光強度を測定した。つい
で塩化コバルト六水塩3mgを加えるとリポソーム外水
相のカルセインが消光することを520nmでの蛍光強
度から確認し、次いで10%トリトンX−100水溶液
0.04mlをセルに加えてリポソーム内水相中のカル
セイン量を測定[N.Okuet al.,Bioch
em Biophys.Acta,691,332(1
982)]することにより、リポソーム内水相が23%
で、大きさが0.3μmあることを確かめた。こうし
て、リポソームの生成と内水相の大きさが確認された。
次に、前記のリボソームサスペンジョン(A)0.4m
lにリン酸緩衝液2.8mlを加え、ついでコレステロ
ールまたは本発明のテトラグルコース100mgを加え
た後、室温(約20℃)にて1時間静置し、蛍光測定を
塩化コバルトの添加前後及びトリトンX−100の添加
後の3回行うことにより、該テトラグルコース添加系の
内水相の内包率を測定すると、4.5%で、リポソーム
の大きさが、1.2μm;コレステロール添加系は、
1.0%で、リポソームの大きさが0.6μmとなっ
た。以上の実験から、テトラグルコースがDPPCに対
してコレステロールよりも大きい親和性を示すことが明
らかである。
【0018】実施例6 実施例5 において、DPPCのかわりに卵黄レシチンを
用いて全く同様の実験を行うと、レシチン−コレステロ
ール−DCP系、レシチン−コレステロール系及びレシ
チン−本発明のテトラグルコース系のリポソームの内包
率はそれぞれ10%、15%及び4%であった。コレス
テロールは該テトラグルコースよりも卵黄レシチンに対
して大きな親和性を示すことが考えられる。
用いて全く同様の実験を行うと、レシチン−コレステロ
ール−DCP系、レシチン−コレステロール系及びレシ
チン−本発明のテトラグルコース系のリポソームの内包
率はそれぞれ10%、15%及び4%であった。コレス
テロールは該テトラグルコースよりも卵黄レシチンに対
して大きな親和性を示すことが考えられる。
【0019】実施例7 2M塩化ナトリウム水溶液を溶媒として50%グルコー
ス溶液、50%マンノース溶液、50%本発明のテトラ
グルコース溶液を調製した。2ml容のアンプルに各溶
液1.0gを取り、n−オクタノールを、116.5m
g/2MNaCl、116.7mg/2MNaCl−5
0%グルコース溶液、116.2mg/2MNaCl−
50%マンノース及び115.5mg/2MNaCl−
50%該テトラグルコースの割合で加え、40℃の恒温
水槽に浸漬して振とうした。3日後、目視によりn−オ
クタノールの溶解状態を観察したところ、2MNaCl
のアンプル内容物が濁っている他、グルコース、マンノ
ース、及び該テトラグルコースを含むアンプルはいずれ
も透明であった。
ス溶液、50%マンノース溶液、50%本発明のテトラ
グルコース溶液を調製した。2ml容のアンプルに各溶
液1.0gを取り、n−オクタノールを、116.5m
g/2MNaCl、116.7mg/2MNaCl−5
0%グルコース溶液、116.2mg/2MNaCl−
50%マンノース及び115.5mg/2MNaCl−
50%該テトラグルコースの割合で加え、40℃の恒温
水槽に浸漬して振とうした。3日後、目視によりn−オ
クタノールの溶解状態を観察したところ、2MNaCl
のアンプル内容物が濁っている他、グルコース、マンノ
ース、及び該テトラグルコースを含むアンプルはいずれ
も透明であった。
【0020】実施例8 D2Oの0.1M塩化ナトリウム溶液を溶媒として本発
明のテトラグルコースの3.33%溶液(W/W)0.
8gを調製し、n−オクタノール57mgを加えて、は
じめ40℃で6時間、次いで恒温室(室温25℃)にて
3日間磁気撹はんして溶解平衡に到達させた。静置して
下層から0.5gをピペットアウトして、NMR用試料
管に約0.5mlを入れ、3−(トリメチルシリル)プ
ロピオン酸−2,2,3,3−d4のナトリウム塩0.
1mgを加えてBruker社200MHZ NMRス
ペクトロメーターにてプロトンNMRスペクトルを測定
した。該テトラグルコースのプロトン(28H;OHは
ODとなり観測されないで除いてある)に対するするn
−オクタノールのメチレン基のプロトン(13H)の面
積強度の比から、3.3%該テトラグルコースの0.1
MNaCl−D2O溶液1g当りのn−オクタノールの
可溶化力が20.4mgと計算され、グルコース(7
H)の6%溶液(0.2MNaCl−D2O)1g当り
1.47mg、及び2MNaCl−D2O溶液中の5.
18mgよりも、はるかに大きかった。以上の実験か
ら、該テトラグルコースがn−オクタノールなどの疎水
性物質に対して親和力を有することが示された。
明のテトラグルコースの3.33%溶液(W/W)0.
8gを調製し、n−オクタノール57mgを加えて、は
じめ40℃で6時間、次いで恒温室(室温25℃)にて
3日間磁気撹はんして溶解平衡に到達させた。静置して
下層から0.5gをピペットアウトして、NMR用試料
管に約0.5mlを入れ、3−(トリメチルシリル)プ
ロピオン酸−2,2,3,3−d4のナトリウム塩0.
1mgを加えてBruker社200MHZ NMRス
ペクトロメーターにてプロトンNMRスペクトルを測定
した。該テトラグルコースのプロトン(28H;OHは
ODとなり観測されないで除いてある)に対するするn
−オクタノールのメチレン基のプロトン(13H)の面
積強度の比から、3.3%該テトラグルコースの0.1
MNaCl−D2O溶液1g当りのn−オクタノールの
可溶化力が20.4mgと計算され、グルコース(7
H)の6%溶液(0.2MNaCl−D2O)1g当り
1.47mg、及び2MNaCl−D2O溶液中の5.
18mgよりも、はるかに大きかった。以上の実験か
ら、該テトラグルコースがn−オクタノールなどの疎水
性物質に対して親和力を有することが示された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:01) (72)発明者 染谷 淳一郎 茨城県つくば市東1丁目1番3 工業技 術院生命工学工業技術研究所内 (72)発明者 高森 康彰 静岡県磐田市中泉3069 磐田化学工業株 式会社内 (72)発明者 伊藤 卓治 静岡県磐田市中泉3069 磐田化学工業株 式会社内 審査官 谷口 博 (56)参考文献 特開 昭62−175189(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 ミクロポリスポラ属に属し、オリゴ糖脂
肪酸エステルを生産する能力を有する放線菌を栄養培地
に培養して産生したオリゴ糖脂肪酸エステルの完全加水
分解物であって、分子量が666で、NMRスペクトル
測定値が下記値を有するテトラグルコース。1H NM
R(400 MHz,D2O):δ=5.34(d,J
=3.54),4.60(d,J=7.81)13C
NMR(100 MHz,D2O):δ=106.5
2,97.19,82.09,78.73,78.6
3,76.52,74.76,74.60,72.7
7,71.97,63.80,62.98 - 【請求項2】 請求項1記載のオリゴ糖脂肪酸エステル
の部分加水分解物。 - 【請求項3】 請求項1記載のテトラグルコース又は請
求項2記載の部分加水分解物からなる界面活性剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5112142A JP2564752B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | テトラグルコース及びその部分脂肪酸エステル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5112142A JP2564752B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | テトラグルコース及びその部分脂肪酸エステル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06298784A JPH06298784A (ja) | 1994-10-25 |
JP2564752B2 true JP2564752B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=14579275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5112142A Expired - Lifetime JP2564752B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | テトラグルコース及びその部分脂肪酸エステル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564752B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6143992A (ja) * | 1984-08-03 | 1986-03-03 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 糖または糖アルコ−ルの脂肪酸エステルの製造法 |
JPS61202700A (ja) * | 1985-03-07 | 1986-09-08 | Norin Suisansyo Shokuhin Sogo Kenkyusho | マルトテトラオ−スの製造方法 |
JPS62175189A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-31 | Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk | 発酵法によるオリゴ糖脂肪酸エステルの製造法 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP5112142A patent/JP2564752B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06298784A (ja) | 1994-10-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |