JP2564174Y2 - 自動車用前照灯の光分配構造 - Google Patents

自動車用前照灯の光分配構造

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JP2564174Y2
JP2564174Y2 JP6409292U JP6409292U JP2564174Y2 JP 2564174 Y2 JP2564174 Y2 JP 2564174Y2 JP 6409292 U JP6409292 U JP 6409292U JP 6409292 U JP6409292 U JP 6409292U JP 2564174 Y2 JP2564174 Y2 JP 2564174Y2
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林 大楠
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、単一の光源から出射し
た光を複数のライトガイドに分配し、該複数のライトガ
イドのそれぞれによって光を前照灯に導くための構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】単一の光源から出射した光束を多数のラ
イトガイドに分配して灯具に導く技術として、特開平2
−172102号公報記載の高輝度光源を用いた集中照
明システムが公知である。図2は上記の公知例を示す。
同図(A)に示す特殊管球1は硬質ガラス製で、その中
に放電発光機構が封入され、リード線1a,1bによっ
て給電される。この特殊管球1には多数(本例では5
個)の光ガイド1c〜1gが形成されていて、放電によ
って発生した光はこれらの光ガイドにより分配されて導
出される。同図(B)に示すごとく、多数の光ガイド1
c〜1gで導出された光は、それぞれ光ファイバー2c
〜2gによりそれぞれ灯具3c〜3gに導かれる(本図
において灯具3d,3eは図示を省略)。上記公知例に
おいては特殊管球1を必要とし、この部材は汎用性が無
いため実用上の不便が有る。こうした不便を解消して、
一般に市販されている光源バルブを使用し得るようにし
た図3の構成も提案されている。同図に示した回転放物
面鏡4の焦点Fに光源5が設置されている。この光源5
は、例えば市販の水銀放電灯を使用することができ、着
脱交換が可能である。光源5から回転放物面鏡4に入射
した光は矢印a,b,cのように光軸Zと平行に反射さ
れる。この平行光束に正対せしめて多数の光ファイバー
6が配置されていて、それぞれ光束を入射され、所望の
個所(図外の灯具)に導く、7は、熱線吸収用のガラス
ロッドである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図3に示した従来技術
を利用して自動車用の前照灯を発光させようとした場
合、図4に示すような光分配構造が考えられる。8Rは
右側のコンビネーションランプであって、右スモールラ
ンプ10Rと右ヘッドランプ9Rとよりなる。8Lは左
コンビネーションランプであって、左スモールランプ1
0Lと左ヘッドランプ9Lとよりなる。一方、12は光
分配器であって、ランプ11の光をライトガイド13a
〜13dに分配する。上記ライトガイド13aは右スモ
ールランプ10Rに、ライトガイド13bは右ヘッドラ
ンプ9Rに、ライトガイド13cは左ヘッドランプ9L
に、ライトガイド13dは左スモールランプ10Lに、
それぞれ光を導く。この図4の構成は本考案者が創作し
た未公知の先行技術(以下、試案という)である。上記
試案の構成(図4)によれば、1個の光源ランプで左,
右のコンビネーションランプを構成するヘッドランプお
よびスモールランプの総べてを発光せしめることができ
る。しかし乍ら、光源であるランプ11が断線などの故
障を発生すると、左,右のヘッドランプ9L,9R、お
よび左,右のスモールランプ10L,10Rの総べてが
消光して、夜間走行できなくなる。さらに、上記の断線
が夜間走行中に発生すると非常に危険である。本考案は
上述の事情に鑑みて為されたものであって、光源のラン
プが断線などの故障を生じても夜間走行の継続を可能な
らしめる、自動車用前照灯の光分配構造を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本考案の基本的原理について、その実施例
に対応する図1を参照して略述すると次のごとくであ
る。すなわち、2個の光分配器12a,12bを設け
る。これらの光分配器はそれぞれランプ11a,11b
を有している。そして、右側のコンビネーションランプ
8Rについて見ると、右スモールランプ10Rは光分配
器12bから光を配給され、右ヘッドランプ9Rは光分
配器12aから光を配給されている。これにより、光分
配器12bのランプ11b,若しくは光分配器12aの
ランプ11aの何れか一方が断線しても、右側コンビネ
ーションランプ8Rの中で右スモールランプ10Rと右
ヘッドランプ9Rの両方が同時に消光することなく、何
れか片方が消光しても他方は発光を継続する。上記と同
様に、左側のコンビネーションランプ8Lについて見る
と、左スモールランプ10Lは光分配器12aから光を
配給され、左ヘッドランプ9Lは光分配器12bから光
を配給されている。これにより、光分配器12bのラン
プ11b,若しくは光分配器12aのランプ11aの何
れか一方が断線しても、左側のコンビネーションランプ
8Lの中でスモールランプ10Lと左ヘッドランプ9L
の両方が同時に消光することなく、何れか片方が消光し
ても他方は発光を継続する。以上に説明した原理に基づ
く具体的な構成として、本考案に係る自動車用前照灯の
光配分構造は光源ランプから出射した光を、光分配器で
複数本のライトガイドに分配し、該ライトガイドによっ
て左,右の前照灯および左,右のスモールランプに光を
導く光分配構造であって、上記の光源ランプの設置個
数、および光分配器の設置個数はそれぞれ複数個であ
り、かつ、右側の前照灯と右側のスモールランプとが互
いに異なる光分配器から光を導かれるとともに、左側の
前照灯と左側のスモールランプとが互いに異なる光分配
器から光を導かれていることを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、前述した本考案の原理か
ら容易に理解されるように、左,右のコンビネーション
ランプを構成しているヘッドランプとスモールランプと
を、右側グループと左側グループとに区分して考察した
とき、各グループ内において両方とも同時に消光するこ
とは実際問題として有り得ないと言い得る程度に確率が
小さい(2個の光源ランプ12a,12bの両方が同時
に断線することは通常の状態では考え難いからであ
る)。
【0006】
【実施例】図1は本考案の1実施例を示す模式図であ
る。本実施例は図4に示した試案の光配分構造に本考案
を適用して改良したものであって、12a,12bはそ
れぞれ光分配器であって、光源としてのランプ11a,
11bを備えている。これらのランプはスイッチSWを
介してバッテリBに対して並列に接続されている。前記
の光分配器12aは、ライトガイド13bを介して右コ
ンビネーションランプ8Rの右ヘッドランプ9Rに光を
配給して発光させるとともに、ライトガイド13dを介
して左コンビネーションランプ8Lの左スモールランプ
10Lに光を配給して発光させるように構成されてい
る。前記の光分配器12bは、ライトガイド13cを介
して左コンビネーションランプ8Lの左ヘッドランプ9
Lに光を配給して発光させるとともに、ライトガイド1
3aを介して右コンビネーションランプ8Rの右スモー
ルランプ10Rに光を配給して発光させるように構成さ
れている。本実施例(図1)においては、スイッチSW
を閉じるとランプ11a,11bが点灯され、その光が
配給されて左,右のコンビネーションランプ8L,8R
を構成しているヘッドランプおよびスモールランプが全
部発光する。そして、上記2個のランプ11a,11b
の内の何れか一方が故障して消光しても、右コンビネー
ションランプ8Rを構成している右スモールランプ10
R,右ヘッドランプ9Rの何れか一方は点灯し続ける。
そして左コンビネーションランプ8Lを構成している左
スモールランプ10L,左ヘッドランプ9Lの何れか一
方は点灯し続ける。このため、対向車から見たとき、ラ
ンプ故障車の車幅を認識することができる。
【0007】
【考案の効果】以上に実施例を挙げて説明したように、
本考案の光分配構造によれば、自動車用前照灯の光源ラ
ンプが断線するなどして消光しても、複数個のランプの
全部が消灯しない限り、安全に夜間走行を継続すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車用前照灯の光分配構造の1
実施例を示し、模式的な系統図である。
【図2】光分配構造の公知例を示す斜視図である。
【図3】上記と異なる公知例を示す模式的な側面図であ
る。
【図4】自動車用前照灯に光分配構造を適用した試案を
示し、模式的に描いた系統図である。
【符号の説明】
1…特殊管球、2…光ファイバー、3…灯具、4…回転
放物面鏡、5…光源、6…光ファイバー、7…ガラスロ
ッド、8L…左コンビネーションランプ、8R…右コン
ビネーションランプ、9L…左ヘッドランプ、9R…右
ヘッドランプ、10L…左スモールランプ、10R…右
スモールランプ、11,11a,11b…光源ランプ、
12,12a,12b…光分配器、13a〜13d…ラ
イトガイド。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−100935(JP,U) 実開 昭61−165838(JP,U) 実開 昭60−84459(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプから出射した光を、光分配器
    で複数本のライトガイドに分配し、該ライトガイドによ
    って左,右の前照灯および左,右のスモールランプに光
    を導く光分配構造であって、 上記の光源ランプの設置個数、および光分配器の設置個
    数はそれぞれ複数個であり、かつ、右側の前照灯と右側
    のスモールランプとが互いに異なる光分配器から光を導
    かれるとともに、左側の前照灯と左側のスモールランプ
    とが互いに異なる光分配器から光を導かれていることを
    特徴とする、自動車用前照灯の光分配構造。
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