JP2564164B2 - フィルタープレスの濾布昇降装置 - Google Patents

フィルタープレスの濾布昇降装置

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JP2564164B2 JP63050430A JP5043088A JP2564164B2 JP 2564164 B2 JP2564164 B2 JP 2564164B2 JP 63050430 A JP63050430 A JP 63050430A JP 5043088 A JP5043088 A JP 5043088A JP 2564164 B2 JP2564164 B2 JP 2564164B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルタープレスの濾布昇降装置に関す
る。
〔従来の技術〕
この種のフィルタープレスでは、平行に配された多数
の濾板間において、被濾過物を逆V字状配置の濾布を介
して圧濾した後に、圧濾後の濾布を開枠に伴って下降さ
せてケーキを落下・剥離し、続いて濾布の洗浄および再
濾過操作のために濾布を上昇させるようにしてある。
従来、濾布の昇降に当っては、第5図または第6図に
示す方式によっていた。
すなわち、第5図に示す第1先行例においては、濾板
50,50…の各間において濾室51A,51B…を構成するとき、
濾室51Aの左側の濾布52bの下部ロール53をめぐった端縁
と隣りの濾室51Bの右側濾布52cとを共通的に下部バー54
で保持し、この下部バー54と、濾布52a,52bを共通的に
保持する上部バー55とにチェーン56を跨設するととも
に、そのチェーン56をチェーンホイール57に噛合してあ
る。他の濾室51B…においても同様である。また、濾布5
2a,52b…の昇降は、共通のスプライン軸58に多数の原動
傘歯車59を固定し、これを各チェーンホイール57に一体
化した従動傘歯車60に噛合し、スプライン軸58を回転す
ることで、各チェーンホイール57,57…を同時に回転
し、各濾布52a,52b…を同時に昇降するようにしてあ
る。
他方、第6図に示す第2先行例は、特公昭61−54448
号公報および特開昭55−1886号公報に示されたものと同
様で、各濾布52a,52b…の下端をコイルスプリング内蔵
の巻取ロール61,61…に係止し、1つの油圧シリンダ62
の伸縮動作によって、濾室51A,51Bに対応する滑車63A,6
3Bを同時に回転させて各濾布52a,52b…を同時に昇降さ
せるものである。64はリターンロールである。この場
合、巻取ロール61に内蔵されたコイルスプリングによっ
て各濾布の緊張状態が濾布の昇降動作に関係なく維持さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、第1先行例では、全濾室で同時に濾布の昇降
が行なわれるため、下水処理場の汚泥のように、濾過性
が良く付着性の高い処理物質の場合には、開枠してケー
キを剥落させるとき、全濾室から同時にケーキが下部の
排出コンベヤ(図示せず)上に落下してしまい、排出コ
ンベヤに過負荷がかかったり、乗継部で山積となったり
するトラブルを招くことが多かった。
また、駆動装置として、傘歯車によるため、そこに頻
繁にグリースの補給を行わなければならず、メンテナン
スの手間が多大であり、しかも食品工業等ではグリース
による汚染の問題もある。
特に決定的な問題としては、濾布の目詰りによる縮み
や長期の使用に伴う濾布の伸びに全く対応できないこと
である。濾布の伸びがあると、濾布がたるむことによっ
て、ケーキの剥離性が極端に低下してしまう。
他方、第2先行例では、各濾室ごと順次濾布を昇降さ
せることは、若干の設計変更によって可能であり、この
点はさほど問題はない。しかも、濾布の緊張を常時維持
できる。
しかし、濾布の緊張のために、巻取ロールに内蔵され
たコイルスプリングのトルクに頼っているため、濾布の
下限近くでは、濾布の巻取力が小さくなり下降操作が円
滑に行なわれなかったり、濾布の昇降駆動源として濾布
の上昇限近くでもコイルスプリングのトルクに打勝つも
のが必要となり、その分コスト高となる欠点がある。
そこで、本発明の主たる目的は、各濾室ごと順次の昇
降動作を行うに適し、かつ濾布を常時安定した緊張状態
に維持でき、しかも装置コストとして安価となる濾布昇
降装置を提供することにある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記課題は、濾板間に逆V字状に一対の単位濾布を垂
下し、その単位濾布の交差部に配した上部バーを第1支
持部材として吊持材を介して濾布昇降駆動装置により昇
降可能とし、各濾板下部に案内材を保持させ、前記各単
位濾布の下端部を各案内材に巻き掛け濾過面から濾板側
に巻き返すとともに、各単位濾布の端縁部に下部バーを
固定し、これら下部バーに近接位置する第2支持部と各
下部バーとを弾性材を介して連結し、前記第2支持部は
前記昇降駆動手段に連結し、昇降駆動手段による第1支
持部材を介しての濾布の上昇および降下動作に対応して
第2支持部の降下および上昇動作が連動するようにした
ことで解決できる。
〔作 用〕
本発明では、濾布の下縁部と第2支持部とを弾性材に
より連結しているので、濾布を常に緊張させることがで
きる。しかも、濾布を保持する第1支持部材を昇降させ
る昇降駆動手段による上昇および降下動作に対応して第
2支持部の降下および上昇動作を連動させたから、たと
えば第1支持部材と第2支持部を直接濾布の吊持材で連
結すると、第1支持部材の昇降に伴って第2支持部が降
下および上昇するから、濾布下端を緊張する各弾性材が
過度に伸縮することがない。したがって、濾布の緊張度
がほぼ一定に保持でき、もってケーキ剥離残しを防止で
きる。
〔実施例〕
以下本発明を第1A図〜第5図に示す実施例をもってさ
らに詳説する。
1は濾板で、第2図上では2枚の固定濾板と3枚の可
動濾板のみが示されているが、可動濾板は実際にはさら
に多数ある。2は固定フレーム、3はシリンダフレーム
で、それらの間に主梁4が跨設されている。シリンダフ
レーム3は油圧の締付シリンダ5が設けられ、そのロッ
ドはルーズヘッド6に連結され、ルーズヘッド6を同図
左右方向に移動させると、各可動濾板1,1…がガイドロ
ーラー7をガイドとして相互に離間または密着するよう
になっている。8はタイボルトである。この種の構造自
体は公知である。
さて他の図面をも参照すると、本発明では、濾板1,1
間に逆V字状(したがって山形)に一対の単位濾布10A,
10Bが垂下される。これら単位濾布10A,10Bは、それらの
交差部、つまり上端部において第1支持部材としての上
部バー11に固定されている。また、各濾板1,1…上に
は、濾板1,1間、したがって濾室12A,12B…上に支持ブラ
ケット13,13…が突設されている。支持ブラケット13
は、第3図のように、1枚の濾板1の巾方向(第1A図に
は紙面を貫く方向)両端に2個設けられ、これらに跨っ
て駆動軸14が軸承されている。駆動軸14は支持ブラケッ
ト13に固定の油圧等のモータ15の出力軸と連結されてい
る。1つの駆動軸14には、2つのチェーンホイール16,1
6が固定されている。
このチェーンホイール16,16には、本発明にいう吊持
材としてのチェーン17,17が噛合しており、その一端は
上部バー11に、他端は第2支持部としての主バー18に連
結されている。
他方、各濾板1には下部ブラケット19が固定され、こ
こに案内板としての反転ロール20が軸支されている。各
濾布10A,10Bの下端部は、反転ロール20,20に巻き掛けら
れ濾過面から濾板1側に巻き返され、その端縁部には下
部バー21A,21Bが固定されている。これら下部バー21A,2
1Bはスプリング22A,22B等の弾性材を介して主バー18と
連結されている。23は濾布洗浄用のスプレーノズルであ
る。
他方、第3図および第4図に明示されているように、
支持ブラケット13には位置調整用長孔13aを介して上限
ストッパー24が設けられ、上部バー11上に位置してい
る。
このように構成された装置においては、モータ15を起
動し、第3図のU方向に駆動軸14を回転させると、チェ
ーンホイール16,16が同方向に回転するため、チェーン1
7に吊持された上部バー11が引き上げられ、もって第1A
図のように濾布10A,10Bが上昇する。このとき、濾布10
A,10Bの上昇に伴って、チェーン17もU方向に回転する
ため、主バー18および下部21A,21Bが降下する。
上部バー11が上昇すると、上限ストッパー24に当り、
これをもってリミットスイッチ(図示せず)が動作し、
モータ15は停止し、その代り締付シリンダ5の反ロッド
側に油圧が作用し、ルーズヘッド6を介して濾板1,1相
互間の締付が行なわれる。かかる濾布の上昇および濾板
間締付は、ルーズヘッド6側から1組の濾板の閉枠操作
の後半の工程と、次の組の濾板の閉枠操作の前半の工程
とが一部重複するごとく順次に効率よくなされる。
濾板1,1間の締付が終了すると、濾布10A,10B間にスラ
リーが供給され濾過操作および圧水の供給による圧搾操
作、さらに圧水のブロー等の一連の脱水操作が行われ
る。
これが完了すると、締付シリンダ5のロッド側に油圧
がかけられ、ルーズヘッド6およびタイボルト8を介し
て、各濾板1,1…はアコーディオン状に索引され、それ
らの間隔が離間され開枠が行われる。
このとき、特開昭55−78804号公報に示された弁ブロ
ックが各濾板に対して1対1で設けられ、かつ所定の油
圧回路が設けられるので、濾板が開枠された濾室分だけ
に相当するモータ15がD方向に回転すべく起動する。こ
れによって、上部バー11および濾布10A,10Bは下限する
一方で、主バー18および下部バー21A,21Bが引き上げら
れる。この濾布10A,10Bの下降に伴って、そこに付着し
ている脱水ケーキは主に反転ロール20,20部分で剥離さ
れる。
また、濾布10A,10Bの下降時、主バー18と下部バー21
A,21Bとはスプリング22A,22Bにより連結されているた
め、濾布10A,10Bのたるみが防止され、常に緊張状態に
ある。もって、脱水ケーキの剥落が確実に行なわれる。
濾布10A,10Bが下限に達すると、下限リミットスイッチ
の動作によってモータ15が停止する。かかるある濾室に
ついてのケーキ剥落がその濾室を形成する1組の濾板の
開枠操作の後半の工程と、次の固定フレーム2側で隣接
する濾室のケーキ排出操作が、その隣接濾室を形成する
1組の濾板の開枠操作の前半の工程の一部が重複するご
とく行われて、以前順次に効率よく、同操作がなされ
る。
全濾室についてのケーキ排出が終了すると、油圧回路
の元弁が閉となり、濾布上昇に切替えられる。濾布上昇
時には、ノズル23から洗浄水が噴出され、濾布清浄化が
行われる。
上述の一連の操作が以後、繰返される。
上記例において、吊持材としてチェーンを用いたが、
ロープ類であってもよく、この場合、チェーンホイール
に代えて滑車を用いればよい。また、第3図に示すよう
に、実施例では、主バー18に2本のチェーンを介して上
部バー11と連結しているが、その数に限定はない。実施
例の変形として、2本の駆動軸を設け、各駆動軸に滑車
をそれぞれ2つ設け、一方の駆動軸の滑車に上部バー11
と連結するロープ類を巻き、他方の駆動軸の滑車に主バ
ーと連結するロープ類を巻き、各駆動軸に連結したモー
タを、その一方により濾布を上昇させるとき、他方を反
対方向に回転させるようにしてもよい。要は、第1支持
部材と第2支持部材とが同速で移動するようにすれば、
本発明の目的を達成できる。主バー18と下部バー21A,21
Bとの連結には、スプリングの他に、ゴム等の他の弾性
材を用いることができるとともに、連結部分の全長が弾
性材である必要はなく、一部を非伸縮材、他部を弾性材
としてもよい。反転ロール20に代えて、単なるバーでも
よい。この場合、濾布はその昇降時摺接することにな
る。さらに、主バー18は必須でなく、スプリング21A,21
Bを直接チェーン17の一端に係止してもよい。この場
合、本発明における第2支持部は、その係止部となる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、濾布を常に緊張させな
がら昇降できケーキ排出を円滑に行うことができるとと
もに、その駆動装置として安価なもので足りるなどの利
点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明装置における濾布上昇時の正面図、第1B
図はその下降時の正面図、第2図は本発明装置の全体正
面図、第3図は要部斜視図、第4図は上限ストッパの斜
視図、第5図および第6図は従来例の要部正面図であ
る。 1……濾板、5……締付シリンダ、10A,10B……濾布、1
1……上部バー(第1支持部材)、14……駆動軸、15…
…モータ、16……チェーンホイール、17……チェーン
(吊持材)、18……主バー(第2支持部)、20……反転
ロール(案内材)、21A,21B……下部バー、22A,22B……
スプリング(弾性材)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾板間に逆V字状に一対の単位濾布を垂下
    し、その単位濾布の交差部に配した上部バーを第1支持
    部材として吊持材を介して濾布昇降駆動装置により昇降
    可能とし、 各濾板下部に案内材を保持させ、前記各単位濾布の下端
    部を各案内材に巻き掛け濾過面から濾板側に巻き返すと
    ともに、各単位濾布の端縁部に下部バーを固定し、 これら下部バーに近接位置する第2支持部と各下部バー
    とを弾性材を介して連結し、 前記第2支持部は前記昇降駆動手段に連結し、昇降駆動
    手段による第1支持部材を介しての濾布の上昇および降
    下動作に対応して第2支持部の降下および上昇動作が実
    質的に同速度で連動するようにしたことを特徴とするフ
    ィルタープレスの濾布昇降装置。
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