JP2564018B2 - ポリジアルキルシロキサンの製造方法 - Google Patents

ポリジアルキルシロキサンの製造方法

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JP2564018B2 JP2093044A JP9304490A JP2564018B2 JP 2564018 B2 JP2564018 B2 JP 2564018B2 JP 2093044 A JP2093044 A JP 2093044A JP 9304490 A JP9304490 A JP 9304490A JP 2564018 B2 JP2564018 B2 JP 2564018B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリジアルキルシロキサンの製造方法に関す
る。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) ポリプロピレン(以下、PPと略す)は汎用樹脂として
多用されているが、他の樹脂に比べて衝撃強度が低いと
いう欠点を有している。衝撃強度を向上させるために、
いくつかの方法が既に提案されている。
一般的にエチレンプロピレンゴムやエチレンプロピレ
ンターポリマーに代表されるゴム成分をPPに添加する方
法が採用されている。このようなゴム成分をPPに添加す
ると衝撃強度は向上するが、PPの剛性は低下する。ま
た、熱時の流動性がいちじるしく低下し、成型性の悪化
をまねくことが問題となっている。
他の衝撃強度改良方法として、PPにポリジメチルシロ
キサンを添加する方法がある(「ポリマーダイジエス
ト」1988年11月号106頁)。しかしながら、本発明者ら
が確認したところによると、PP100重量部にポリジメチ
ルシロキサン3重量部を添加しても耐衝撃性はほとんど
改良されないという結果となった。しかも、ポリジメチ
ルシロキサンの添加により、PPが白化するという問題も
生じた。また、特公昭60−43856号公報にはポリシロキ
サンの両方の側鎖として炭素数5〜8の長鎖アルキル基
を有する動粘度30〜3000センチストークスのポリジアル
キルシロキサンが示されている。このポリジアルキルシ
ロキサンの用途は、潤滑剤であることが上記の公報に記
載されている。本発明者らは、上記公報に記載された動
粘度の範囲に含まれる動粘度3000センチストークスのポ
リジヘキシルシロキサンを合成したところ、これの重量
平均分子量は3000であった。また、この化合物をPPに添
加したところ、耐衝撃性は全く改良されないばかりか、
却ってPPの剛性が低下した。
このように、従来の技術に示される化合物は、ポリオ
レフイン樹脂に添加しても衝撃強度はほとんど向上しな
いか、又は衝撃強度は目的どおり改良されたとしても他
の物性が低下するという欠点を有している。したがっ
て、他の物性を低下させることなく、ポリオレフイン樹
脂の衝撃強度を向上させる添加剤の開発が強く望まれて
いた。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の課題を解決すべく各種のシロキ
サン化合物を合成してPPへの添加効果を検討してきた。
その結果、特定の炭素数の非環状アルキル基を有し、且
つ特定の重量平均分子量を有するポリジアルキルシロキ
サンを効率よく製造する方法を見いだし、さらに該ポリ
ジアルキルシロキサンをPPに少量添加すると剛性を低下
させることなくPPの耐衝撃性を著しく向上させることを
見いだし、本発明を提案するに至った。
即ち、本発明は、一般式[I] (但し、R1及びR2は、夫々同種又は異種の炭素数6〜16
の非環状アルキル基であり、nは3又は4である。) で示される環状ポリジアルキルシロキサン化合物とジシ
ロキサン化合物との混合物をパーフルオロアルキルスル
ホン酸と接触させることを特徴とする、一般式[II] (但し、R1及びR2は、夫々同種又は異種の炭素数6〜16
の非環状アルキル基である。) で示される繰返単位よりなり、重量平均分子量が12000
〜500万であるポリジアルキルシロキサンの製造方法で
ある。
上記一般式[II]中、R1及びR2は、炭素原子数が6〜
16の非環状アルキル基である。炭素原子数が上記範囲外
のときは、本発明の製造方法で得られるポリジアルキル
シロキサン(以下、単に「本発明のポリジアルキルシロ
キサン」ともいう。)をPPに配合しても衝撃強度の改良
が不十分であり、PPの改良を十分に行なうことができな
い。R1及びR2で示される非環状アルキル基の炭素原子数
は上記の範囲であればよいが、特に6〜12の範囲である
ことが好ましい。R1及びR2で示される非環状アルキル基
は、直鎖及び分岐の区別なく用いることができる。
上記した非環状アルキル基を具体的に示すと、ヘキシ
ル基,ヘプチル基,オクチル基,ノニル基,デシル基,
ウンデシル基,ドデシル基,トリデシル基,テトラデシ
ル基,ペンタデシル基,ヘキサデシル基である。
本発明のポリジアルキルシロキサンの重量平均分子量
は、12,000〜500万の範囲である。
本発明の化合物の構造は次のような手段で確認するこ
とができる。
(1) 赤外吸収スペクトル(以下、IRと略す)の測定 本発明のポリジアルキルシロキサンのIRを測定する
と、3000cm-1〜280cm-1付近に脂肪族の炭素−水素結合
に基づく吸収が現れ、1100cm-1〜1000cm-1付近にケイ素
−酸素結合に基づく吸収が現れる。
(2) 1H−核磁気共鳴スペクトル(以下、1H−NMRと
略す) 本発明のポリジアルキルシロキサンの1H−NMRを測定
すると、0.5〜0.7ppm付近にケイ素に直結したメチレン
基の吸収が現れる。0.8〜1.0ppm付近に末端メチル基の
吸収が現れる。1.2〜1.4ppm付近にケイ素と直接結合し
ていないメチレン基の吸収が現れる。また、これらの吸
収を積分することにより、それぞれの基の比率が判明す
る。
(3) 13C−核磁気共鳴スペクトル(以下、13C−NMR
と略す) 本発明のポリジアルキルシロキサンの13C−NMRを測定
すると10〜40ppm付近に側鎖の炭素の吸収が現れる。
前述した1H−NMRおよび後述する元素分析の結果と合
せて勘案することにより一般式〔I〕で示されるR1およ
びR2を決定できる。
(4) ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー(以
下、GPCと略す) 本発明のポリジアルキルシロキサンをGPCにより分子
量測定をすると、重量平均分子量12,000〜500万の間に
吸収が現れる。また、重量平均分子量(以下、wと略
す)と数平均分子量(以下、nと略す)の比を求める
ことにより分子量の分布を知ることができる。
(5) 元素分析 本発明のポリジアルキルシロキサンの元素分析を行う
ことにより、炭素および水素の重量百分率がわかる。
本発明のポリジアルキルシロキサンは、次のような方
法によって好適に製造される。
一般式[I] (但し、R1及びR2は、夫々同種又は異種の炭素数6〜16
の非環状アルキル基であり、nは3又は4である。) で示される環状ポリジアルキルシロキサン化合物とジシ
ロキサン化合物との混合物をパーフルオロアルキルスル
ホン酸と接触させる方法である。
上記一般式[I]で示される環状ポリジアルキルシロ
キサン化合物は、次の方法によって得ることができる。
一般式〔III〕 で示される同種または異種のオレフインと、ジクロルシ
ランを塩化白金酸を触媒として反応させて 一般式〔IV〕 で示される化合物を得、次いで、一般式〔IV〕で示され
る化合物を水又は塩酸と反応させる方法である。
一般式〔III〕で示されるオレフインとジクロルシラ
ンとの反応は、一般に無溶媒で行なわれるが、溶媒が存
在してもさしつかえない。触媒として使用する塩化白金
酸の量はジクロルシラン1モルに対し1〜10-8モルの範
囲が好ましい。また、反応温度は一般に−20℃〜200℃
から選ばれる。
一般式〔IV〕で示される化合物と水又は塩酸との反応
において、これら両者の反応比率は特に制約はないが、
一般に10:1〜1:10(モル比)の範囲が好ましい。この反
応は、一般に有機溶媒を用いるのが好ましい。該溶媒と
して好適に使用されるものを例示すれば、ジエチルエー
テル,ジイソプロピルエーテル,ジn−ブチルエーテル
等のエーテル類;ジエチルケトン,メチルエチルケト
ン,メチルイソブチルケトン,アセトフエノン,シクロ
ヘキサノン等のケトン類;ベンゼン,トルエン,キシレ
ン,ヘキサン,ヘプタン,石油エーテル,クロロホル
ム,塩化メチレン,塩化エチレン等の芳香族又は脂肪族
の炭化水素類あるいはハロゲン化炭化水素があり、特に
エーテル,ケトン類等の極性非水溶液が好適である。ま
た、2種以上の溶媒を混合して使用してもさしつかえな
い。
反応温度は、一般に0〜100℃の範囲から採用され
る。
この反応においては、反応時間が得られる化合物の構
造を決定する。即ち、一般式[I]で示される化合物
中、n=3の化合物は反応時間を2時間以内、n=4の
化合物は反応時間を48時間以上とすることにより収率よ
く得られる。
また、この反応においては副生物が生成することがあ
り、この副生物が後の反応を阻害する場合には、溶媒抽
出や蒸留等の方法によって副生物を除去することが好ま
しい。
次に前述の方法で得た一般式[I]で示される化合物
を重合して一般式[II]で示される化合物を製造する方
法について述べる。
この方法においてはパーフルオロアルキルスルホン酸
を用いることが必須である。従来、オクタメチルシクロ
テトラシロキサンの重合触媒として知られているKOH等
のアルカリあるいはH2SO4等の鉱酸を触媒として使用し
たのでは、重量平均分子量が2,000以下の低分子量化合
物しか得られない。
重合触媒であるパーフルオロアルキルスルホン酸の使
用量は一般式[I]の化合物1モルに対し、0.001〜1
モルの範囲であることが好ましい。
重合温度は、0〜80℃の範囲から採用することが好ま
しい。
次に、本発明の一般式[II]で示されるポリジアルキ
ルシロキサンの製造に用いられるジシロキサン化合物
は、公知の化合物が何ら制限なく用い得るが、特に次式
〔V〕 で示されるジシロキサン化合物が好適である。得られる
ポリジアルキルシロキサンの重合度は一般式[I]で示
される化合物とジシロキサン化合物の仕込みモル比によ
って制御することができ、ジシロキサン化合物の使用量
は、一般式[I]で示される化合物1モルに対し、0.00
03〜0.1の範囲が好ましい。
ジシロキサン化合物として、一般式〔V〕で示される
化合物を用いた場合には、上記の方法により、下記式
〔VI〕 で示されるポリジアルキルシロキサンが得られる。
一般式[II]で示される本発明のポリジアルキルシロ
キサンは、熱可塑性樹脂、特にポリオレフイン樹脂やポ
リ塩化ビニル樹脂にごく少量添加することにより、該樹
脂の剛性等の物性を低下させることなく、衝撃強度を著
しく向上させることができ、従来の耐衝撃改良剤には見
られない特異な効果を示す。
本発明のポリジアルキルシロキサンの配合量は、熱可
塑性樹脂100重量部に対して、0.05〜20重量部の範囲で
あり、耐衝撃性,曲げ強度及び熱時流動性等を勘案する
と0.1〜10重量部の範囲であることが好ましい。
具体的には、PP100重量部に対して、一般式[II]中
のR1及びR2が共にオクチル基である化合物を3重量部添
加するとPPの衝撃強度は本発明のポリジアルキルシロキ
サンを添加していないPPの衝撃強度に比べて4倍向上
し、曲げ弾性率は変化しない。一方、ポリジメチルシロ
キサンを上記と同量添加した場合、PPの衝撃強度及び曲
げ弾性率は無添加に比べてほとんど変化しない。
またPVC100重量部に対し、一般式[II]中のR1及びR2
が共にオクチル基である化合物を3重量部添加するとPV
Cの衝撃強度は本発明のポリジアルキルシロキサンを添
加していないPVCの衝撃強度に比べて3.5倍向上し、引張
弾性率は変化しない。一方、公知のポリジメチルシロキ
サンを上記と同量添加した場合、PVCの衝撃強度及び曲
げ弾性率は変化しない。
このような特異な効果は、後述する実施例及び比較例
の対比で明らかなように、本発明のポリジアルキルシロ
キサンのアルキル基が非環状で炭素原子数が6〜16であ
り、かつ重量平均分子量が12000〜500万の場合に発現さ
れる効果である。
(効 果) 本発明のポリジアルキルシロキサンは、熱可塑性樹脂
の剛性等の物性を低下させることなく衝撃強度を著しく
向上させる。従って、熱可塑性樹脂の耐衝撃改良剤とし
て本発明のポリジアルキルシロキサンは有用な化合物で
ある。
(実施例) 本発明を更に具体的に説明するため、以下実施例およ
び比較例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施例
になんら限定されるものではない。
なお、実施例および比較例中に示した樹脂の物性値は
次の方法によって測定した。
衝撃強度:JIS K 7110 曲げ弾性率:JIS K 7203 熱時流動性:JIS K 7210 引張弾性率:JIS K 7113 ビカット軟化温度:JIS K 7206 製造例 1 1−オクテン226gに塩化白金酸のイソプロピルアルコ
ール溶液(H2PtCl61×10-4mol/イソプロピルアルコール
1ml)を0.1ml加えた。この液を30℃に加熱した後、ジク
ロルシラン101gを5時間かけて導入し、1−オクテント
ジクロルシランを反応させ、液状反応物327gを得た。
メチルイソブチルケトン(以下MIBKと略す)1およ
び3規定の塩酸水溶液500mlを60℃に加熱した。この混
合溶液に前記操作で得た1−オクテンとジクロルシラン
の反応物327gを撹拌しながら約5分間で添加し、更に60
℃で30分間撹拌をつづけ、加水分解を行なった。室温ま
で冷却後、MIBK層を取り出し純水で中性になるまで洗浄
した。MIBKを除去した後、反応生成物にアセトン1お
よびメチルアルコール1を加えた。50℃に加熱して10
分間撹拌し、室温まで冷却し、静置すると2層に分離し
た。下層を取り出し減圧乾燥し、反応生成物189gを得
た。該化合物は下記の種々の測定結果により、ヘキサオ
クチルシクロトリシロキサン(以下、OctD3と略す)で
あることを確認した。
(1) IR 3000cm-1〜2850cm-1に脂肪族に炭素−水素結合に基づ
く吸収、1005cm-1にシロキサンの環状3量体に特有のSi
−O結合に基づく吸収が現れる。
(2) 1H−NMR(テトラメチルシラン基準、低磁場を
正として表した。) 0.56ppmにSi−CH2−(CH2−CH3のSi−CH2−の吸
収、0.88ppmにSi−CH2−(CH2−CH3の−CH3の吸
収、1.29ppmにSi−CH2−(CH2−CH3の−(CH2
−の吸収が現れる。
(3) 29Si−NMR(テトラメチルシラン基準、低磁場
を正として表した) −10.7ppmに単一の環状シロキサンに基づく吸収が現
れる。
(4) GPC この化合物のwは820であり、nも820であった。
(5) 元素分析 この化合物の元素分析値は炭素70.93wt%,水素12.42
wt%であり、OctD3の理論値である炭素71.04wt%,水素
12.67wt%とよく一致した。
なお以下の製造例における生成物の構造も上記と同様
な手法で決定した。
製造例 2 製造例1において1−オクテンとジクロルシラン反応
物添加後の加熱撹拌時間を30分から48時間に変更した以
外はすべて製造例1と同様に行い、反応生成物241gを得
た。該生成物は下記の種々の測定結果により、オクタオ
クチルシクロテトラシロキサン(以下、OctD4と略す)
であることを確認した。
(1) IR 3000cm-1〜2850cm-1に脂肪族の炭素−水素結合に基づ
く吸収、1080cm-1にシロキサンのSi−O結合に基づく吸
収が現れる。
(2) 1H−NMR(テトラメチルシラン基準、低磁場を
正として表した。) 0.56ppmにSi−CH2−(CH2−CH3のSi−CH2−の吸
収、0.88ppmにSi−CH2−(CH2−CH3の−CH3の吸
収、1.29ppmにSi−CH2−(CH2−CH3の−(CH2
−の吸収が現れる。
(3) 29Si−NMR(テトラメチルシラン基準、低磁場
を正として表した) −21.9ppmに単一の環状シロキサンに基づく吸収が現
れる。
(4) GPC このもののwは1100であり、nも1100であった。
(5) 元素分析 この化合物の元素分析値は炭素71.02wt%,水素12.38
wt%であり、OctD4の理論値である炭素71.04wt%,水素
12.67wt%とよく一致した。
製造例 3 製造例1において、使用するオレフインの種類、量お
よびオレフインとジクロルシランの反応物添加後の加熱
撹拌温度、時間を表−1に示した種類及び値にした以外
はすべて製造例1と同様に行った。結果を表−1に示し
た。なお表−1中、wとnは同じ値であったので、
wの値のみを記述した。
製造例 4 1−ヘキサデセン228gに製造例1で使用したのと同一
濃度の塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶液を0.05
ml加えた。この液を30℃に加熱した後、ジクロルシラン
50gを3時間で導入し、1−ヘキサデセンとジクロルシ
ランを反応させ、反応生成物278gを得た。
MIBK1および3規定の塩酸水溶液500mlを90℃に加熱
した。この混合溶液に前記操作で得た1−ヘキサデセン
とジクロルシランの反応物278gを撹拌下に約5分間で加
えた。90分後、MIBK層を取り出し、中性になるまで約60
℃以上の温水で洗浄した。MIBK層を室温まで冷却する
と、固体が析出したので濾別し、減圧乾燥し、固体の生
成物197gを得た。このものの元素分析値は炭素77.59wt
%,水素13.36wt%であり、ヘキサヘキサデシルシクロ
トリシロキサンの理論値である炭素77.65wt%,水素13.
44wt%とよく一致した。また、このものの分子量をGPC
で測定したところwは1500であり、nも1500であっ
た。さらにIR,1H−NMR,29Si−NMR等の機器分析の結果を
勘案し、該生成物がヘキサヘキサデシルシクロトリシロ
キサン(以下HexdD3と略す)であることを確認した。
製造例 5 製造例4において1−ヘキサデセンの代りに1−テト
ラデセン200gを使用した以外はすべて製造例4と同様に
行った。固体の生成物を154g得た。このものの元素分析
値は炭素76.47wt%,水素13.25wt%であり、ヘキサテト
ラデシルシクロトリシロキサンの理論値である炭素76.6
3wt%,水素13.32wt%とよく一致した。またこのものの
分子量をGPCで測定したところ、wは1300であり、
nも1300であった。さらにIR,1H−NMR,29Si−NMR等の機
器分析の結果を勘案し、該生成物がヘキサテトラデシル
シクロトリシロキサン(以下TetdD3と略す)であること
を確認した。
製造例 6 n−ヘキサン300mlを0℃に冷却した後、ジクロルシ
ラン101gを導入した。この液に製造例1と同一濃度の塩
化白金酸のイソプロピルアルコール溶液を0.1ml加え
た。反応器内の温度を0℃〜8℃の間に保ちつつ1−オ
クテン112gを3時間で滴下した。次に反応器内の温度を
20℃〜30℃に保ちつつ、1−ヘキセン84gを3時間で滴
下した。反応終了後n−ヘキサンを除去し、1−ヘキセ
ンおよび1−オクテンとジクロルシランの反応物を297g
得た。
MIBK1および3規定の塩酸水溶液500mlを60℃に加熱
した。この混合溶液に前記操作で得た1−ヘキセンおよ
び1−オクテンとジクロルシランの反応物297gを撹拌下
に約5分間で加え、加水分解を行った。MIBK層を取り出
し純水で中性になるまで洗浄した。MIBKを除去した後、
反応生成物にアセトン1およびメタノール1を加え
た。50℃に加熱し、10分間撹拌した。静置すると2層に
分離した。下層を取り出して減圧乾燥し、反応生成物16
7gを得た。このものの元素分析値は炭素69.28wt%,水
素12.38wt%であり、1,3,5−トリヘキシル−1,3,5−ト
リオクチルシクロテトラシロキサンの理論値である炭素
69.36wt%,水素12.47wt%とよく一致した。また、この
ものの分子量をGPCで測定したところwは740であり、
nも740であった。IR,1H−NMR,29Si−NMRの結果も合
せて勘案し、この化合物が1,3,5−トリヘキシル−1,3,5
−トリオクチルシクロテトラシロキサン(HexOctD3と略
す)であると確認した。
製造例 7 製造例6において、オレフインの種類、量および、オ
レフインとジクロルシランの反応物添加後の加熱撹拌温
度、時間を下記表−2に示す種類及び値にした以外はす
べて製造例6と同様に行った。結果を表−2に示した。
なお、表−2中wとnの値は同じであったのでw
の値のみを記述した。
実施例 1 製造例1で得られたOctD3150gを40℃に加熱し、ヘキ
サメチルジシロキサン150mg,トリフルオロメタンスルホ
ン酸280mgを加えて16時間重合させた。重合物中のトリ
フルオロメタンスルホン酸は水で抽出して取り除いた。
また、重合中に副生する低分子化合物はMIBK−アセトン
(MIBK/アセトン=1/2容積比)混合溶液で抽出した。そ
の後、重合物を減圧乾燥し、室温で固体の重合物118gを
得た。
該重合物は下記の測定結果により、ポリジオクチルシ
ロキサンであることを確認した。
(1) IR 3000cm-1〜2850cm-1に脂肪族の炭素−水素結合に基づ
く吸収、1100cm-1〜1000cm-1にシロキサンのSi−O結合
に基づく吸収が現れる。
(2) 1H−NMR(テトラメチルシラン基準、低磁場を
正として表した。) 0.56ppmにSi−CH2−(CH2−CH3のSi−CH2−の吸
収、0.88ppmにSi−CH2−(CH2−CH3の−CH3の吸
収、1.29ppmにSi−CH2−(CH2−CH3の−(CH2
−の吸収が現れる。
(3) 13C−NMR(テトラメチルシラン基準、低磁場を
正として表した) ケミカルシフト (a) 16.8ppm (b) 23.3ppm (c) 32.2ppm (d) 29.7ppm (e) 29.7ppm (f) 34.0ppm (g) 22.8ppm (h) 14.1ppm (4) GPC このもののwは150,000、nは95,000であった。
(5) 元素分析 この化合物の元素分析値は炭素70.92wt%,水素12.52
wt%であり、分子量95,000のポリジオクチルシロキサン
の理論値である炭素71.00wt%,水素12.67wt%とよく一
致した。
実施例 2 実施例1において、OctD3150gのかわりにOctD3120gと
製造例2で得られたOctD440gの混合物を用いたほかは実
施例1と同様に反応および後処理を行い、室温で固体の
重合物115gを得た。
該重合物は下記の測定結果により、ポリジオクチルシ
ロキサンであることを確認した。
(1) IR 3000cm-1〜2850cm-1に脂肪族の炭素−水素結合に基づ
く吸収、1100cm-1〜1000cm-1にシロキサンのSi−O結合
に基づく吸収が現れる。
(2) 1H−NMR 0.56ppmにSi−CH2−(CH2−CH3のSi−CH2−の吸
収、0.88ppmにSi−CH2−(CH2−CH3の−CH3の吸
収、1.29ppmにSi−CH2−(CH2−CH3の−(CH2
−の吸収が現れる。
(3) 13C−NMR ケミカルシフト (a) 16.8ppm (b) 23.3ppm (c) 32.2ppm (d) 29.7ppm (e) 29.7ppm (f) 34.0ppm (g) 22.8ppm (h) 14.1ppm (4) GPC このもののwは140,000、nは93,000であった。
(5) 元素分析 この化合物の元素分析値は炭素70.92wt%,水素12.52
wt%であり、分子量93,000のポリジオクチルシロキサン
の理論値である炭素71.00wt%,水素12.67wt%とよく一
致した。
なお以下の実施例における生成物の構造も上記と同様
な手法で決定した。
実施例 3 実施例1においてヘキサメチルジシロキサンの添加量
を下記表−3に示す値に変更した以外はすべて実施例1
と同様に反応および後処理を行った。結果を表−3に示
した。
実施例 4 実施例1において、OctD3の代りに製造例3のNo.1で
得られたHexD3120gを使用し、ヘキサメチルジシロキサ
ン1.5gを使用した以外はすべて実施例1と同様に反応お
よび後処理を行い、25℃で動粘度30,000センチストーク
スの重合物100gを得た。
該化合物は下記の測定結果より、ポリジヘキシルシロ
キサンであることを確認した。
(1) IR 3000cm-1〜2850cm-1に脂肪族の炭素−水素結合に基づ
く吸収、1100cm-1〜1000cm-1にシロキサンのSi−O結合
に基づく吸収が現れる。
(2) 1H−NMR (a) 0.56ppm (b) 1.29ppm (c) 0.88ppm (3) 13C−NMR (a) 14.9ppm (b) 21.4ppm (c) 30.0ppm (d) 31.7ppm (e) 21.0ppm (f) 12.2ppm (4) GPC このもののwは14,000、nは10,500であった。
(5) 元素分析 この化合物の元素分析値は炭素66.61wt%,水素12.20
wt%であり、分子量10,500のポリジヘキシルシロキサン
の理論値である炭素66.86wt%,水素12.21wt%とよく一
致した。
実施例 5 実施例1において、OctD3の代りに製造例6で得られ
たHexOctD3135gを使用した以外はすべて実施例1と同様
に反応および後処理を行い、室温で固体の重合物109gを
得た。
該化合物は下記の測定結果より、ポリヘキシル−オク
チルシロキサンであることを確認した。
(1) IR 3000cm-1〜2850cm-1に脂肪族の炭素−水素結合に基づ
く吸収、1100cm-1〜1000cm-1にシロキサンのSi−O結合
に基づく吸収が現れる。
(2) 1H−NMR (a),(d) 0.56ppm (b),(e) 1.29ppm (c),(f) 0.88ppm (3) 13C−NMR (a) 16.8ppm (b) 23.3ppm (c) 32.2ppm (d)(e) 29.7ppm (f) 34.0ppm (g) 22.8ppm (h) 14.1ppm (i) 14.9ppm (j) 21.4ppm (k) 30.0ppm (l) 31.7ppm (m) 21.0ppm (n) 12.2ppm (4) GPC このもののwは145,000、nは94,000であった。
(5) 元素分析 この化合物の元素分析値は炭素69.28wt%,水素12.32
wt%であり、分子量94,000のポリヘキシル−オクチルシ
ロキサンの理論値である炭素69.31wt%,水素12.47wt%
とよく一致した。
実施例 6 製造例3及び7で得られた環状ポリジアルキルシロキ
サン化合物を表−4に示す量用い、表に示した重合温度
で重合を行なった他は実施例1および実施例2と同様に
してポリジアルキルシロキサンを得た。結果を表−4に
示した。
実施例 7 製造例4で得られたHexdD3100gを80℃に加熱し、ヘキ
サメチルジシロキサン100mg,トリフルオロメタンスルホ
ン酸340mgを加えて、1時間重合させた。重合物中のト
リフルオロメタンスルホン酸は水で抽出して取り除い
た。また、重合中に副生する低分子化合物は60℃〜80℃
のMIBKで抽出した。重合物を減圧乾燥して、室温で固体
の重合物40gを得た。このものの分子量はGPCで測定した
ところ、wは20,000、nは15,000であった。
また、このものの元素分析値は炭素77.17wt%,水素1
3.38wt%であり、分子量15,000のポリジヘキサデシルシ
ロキサンの理論値である炭素77.29wt%,水素13.42wt%
とよく一致した。
IR,1H−NMR,13C−NMRの結果も合せて勘案し、この化
合物がポリジヘキサデシルシロキサンであることを確認
した。
実施例 8 実施例7において、HexdD3の代りに製造例5で得られ
たTetdD390gを使用した以外はすべて実施例7と同様な
操作を行い、室温で固体の重合物を56g得た。このもの
の分子量を測定したところ、wは85,000,nは56,00
0であった。
また、このものの元素分析値は炭素76.44wt%,水素1
3.23wt%であり、分子量56,000のポリジテトラデシルシ
ロキサンの理論値である炭素76,54wt%,水素13.31wt%
とよく一致した。
IR,1H−NMR,13C−NMRの結果も合せて勘案し、この化
合物がポリジテトラデシルシロキサンであることを確認
した。
応用例1 実施例1で得られたポリジアルキルシロキサン3gとPP
(徳山曹達株式会社製MS−630)100gを180℃のロール機
で5分間混練した。その後このPPをJISK6758に従って成
型した。成型されたPPの外観はポリジアルキルシロキサ
ン無添加のPPと同じであり、PPの白化は観察されなかっ
た。
このものの衝撃強度を測定したところ、ポリジアルキ
ルシロキサン無添加のPPに比べて、衝撃強度が4倍に向
上した。
このものの曲げ弾性率はポリジアルキルシロキサン無
添加のPPと同じであった。また、熱時流動性はポリジア
ルキルシロキサン無添加のPPと比べて1.5倍に向上し
た。
応用例2 実施例1〜8で得られたポリジアルキルシロキサンを
表−5に示す量用いた他は応用例1と同様な操作を行
い、PPの物性を測定した。結果を表−5に示した。
応用例3 実施例1で得られたポリジアルキルシロキサン3gとPV
C(第1塩ビ販売(株),SA800B)100gを165℃のロール
機で5分間混練した。その後、そのPVCを185℃のプレス
機で10分間プレスし成型した。このものの衝撃強度を測
定したところ、ポリジアルキルシロキサン無添加のPVC
に比べて、衝撃強度が3.5倍に向上した。
このものの引張弾性率はポリジアルキルシロキサン無
添加のPVCと同じであった。また、170℃における流動性
はポリジアルキルシロキサン無添加のPVCに比べて10倍
向上した。
応用例4 実施例1〜8で得られたポリジアルキルシロキサンを
表−6に示す量用いた他は応用例3と同様な操作を行
い、PVCの物性を測定した。結果を表−6に示す。
比較例 1 エチレンプロピレンラバー(日本合成ゴム株式会社製
EP02)10gとPP(徳山曹達株式会社製MS−630)100gを18
0℃のロール機で5分間混練した。その後、JISK6758に
従って成型した。成型されたPPの外観はエチレンプロピ
レンラバー無添加のPPと同じであり、PPの白化は観察さ
れなかった。
このものの衝撃強度を測定したところ、エチレンプロ
ピレンラバー無添加のPPと比較して、4倍に向上した。
しかし、曲げ弾性率は無添加PPの8割に低下した。ま
た、熱時流動性は無添加PPの7割にまで低下した。
比較例 2 応用例1において、ポリシロキサンの種類および添加
量を表−7に示すとおりにした以外は応用例1と同様な
操作を行い、PPの物性を測定した。結果を表−7に示し
た。
比較例 3 応用例3において、ポリシロキサンの種類を表−8に
示すとおりにした以外はすべて応用例3と同様な操作を
行いPVCの物性を測定した。結果を表−8に示した。
なお、表−8のNo.5のポリジアルキルシロキサンはジ
クロルシランにシクロヘキセンを付加させて得たジシク
ロヘキシルジクロルシランを原料に合成したものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、実施例1で得られた本発明のポリ
ジアルキルシロキサンの13C−核磁気共鳴スペクトル及
1H−核磁気共鳴スペクトルを夫々示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−190730(JP,A) 特開 平1−190732(JP,A) 特開 昭62−20531(JP,A) 特開 昭59−176324(JP,A) 特開 昭59−176322(JP,A) 特開 昭52−137455(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] (但し、R1及びR2は、夫々同種又は異種の炭素数6〜16
    の非環状アルキル基であり、nは3又は4である。) で示される環状ポリジアルキルシロキサン化合物とジシ
    ロキサン化合物との混合物をパーフルオロアルキルスル
    ホン酸と接触させることを特徴とする、一般式[II] (但し、R1及びR2は、夫々同種又は異種の炭素数6〜16
    の非環状アルキル基である。) で示される繰返単位よりなり、重量平均分子量が12,000
    〜500万であるポリジアルキルシロキサンの製造方法。
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