JP2563964B2 - Tip走査制御装置 - Google Patents

Tip走査制御装置

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JP2563964B2
JP2563964B2 JP63078887A JP7888788A JP2563964B2 JP 2563964 B2 JP2563964 B2 JP 2563964B2 JP 63078887 A JP63078887 A JP 63078887A JP 7888788 A JP7888788 A JP 7888788A JP 2563964 B2 JP2563964 B2 JP 2563964B2
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淳一 本木
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、炉内中性子計装において、炉心軸方向の中
性子束分布の測定を行ない、局部出力領域計装(LPRM)
における検出器の校正および炉心性能判定に用いる移動
中性子束計測器(TIP)の走査制御装置に関する。
(従来の技術) 炉内中性子計装においては、炉心軸方向に設置された
複数の局部出力計装における検出器(以下LPRM検出器と
称する)の校正用データとして、また炉心性能判定の計
算データとして、炉心軸方向の中性子束分布を測定する
ためのシステム(以下TIPモニタシステムと称する)が
ある。このTIPモニタシステムは、各LPRM検出器に近接
して炉心軸方向に配設された複数本の案内管内を軸方向
に順次走査する複数の移動中性子束計測器、この計測器
の駆動を制御する駆動制御部、計測結果を記録するため
のX−Yレコーダなどからなり、移動中性子束計測器と
駆動制御部は1対1対応で複数組設けられている。例え
ば110万キロワット出力の原子炉の場合、案内管の本数
は43本であり、5台の駆動制御装置で5個の測定器の駆
動を制御している。すなわち、測定器1個当り8〜9本
の案内管を順次走査するものとなっている。
このようなものにおいて、各案内管の先端は炉心頂に
達し、後端は炉心底から炉外へ突出され、同一の移動中
性個束計測器によって走査される案内管の先端が1まと
めになって各索引装置に接続されている。索引装置は接
続された各案内管先端のいずれか1つを開口させるもの
である。また、各移動中性子束計測器にはそれぞれ信号
ケーブルが接続されており、各ケーブルの他端はそれぞ
れケーブルの巻取りおよび送出しを行なう各駆動機構に
接続されている。各駆動機構と対応する索引装置とは1
本の管によって接続されている。すなわち、移動中性子
束計測器は自己の駆動機構によってケーブルの送出しが
行なわれることにより、自己の索引装置によって選択さ
れたいずれか1本の案内管に挿入され、原子炉の炉心頂
まで送り込まれる。しかる後、ケーブルの巻取りが行な
われて炉心底方向に引抜かれ、索引装置を抜けて駆動機
構手前まで引き込まれる。このときの炉心頂から炉心底
までの中性子束測定結果がX−Yレコーダに記録され
る。
ところで、TIPモニタシステムにおいてはX−Yレコ
ーダを各移動中性子束計測器によって共用しているた
め、同時に2つ以上の計測器で測定を行うことはできな
い。また、移動中性子束計測器が原子炉内に長時間位置
するとその性能が劣化するおそれがあり好ましくない。
このため、従来は各移動中性子束計測器に対する駆動制
御部の起動順序および計測器毎の走査案内管選択順序を
固体的に決め、第6図に示す如く、自己の索引装置によ
り選択されている案内管の炉心頂に位置した移動中性子
束計測器TIPの引抜きが行なわれるタイミング(時点t
1)で別の索引装置手前に位置している次の移動中性子
束計測器TIPをその索引装置にて選択された案内管内
に挿入するようになっていた。なお、第6図において時
点t2は移動中性子束計測器TIPが炉心底から引抜かれ
た時点であり、時点t1〜t2まで移動中性子束計測器TIP
による計測結果がX−Yレコーダに記録される。ま
た、時点t3は移動中性子束計測器の引抜き開始タイミ
ングであり、このとき次なる移動中性子束計測器TIP
が該当する索引装置手前からその索引装置にて選択され
た案内管内に挿入される。以下、同様に時点t4は移動中
性子束計測器TIPが炉心底から引抜かれた時点であ
り、時点t5は移動中性子束計測器TIPの引抜き開始タ
イミングである。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来のTIモニタシステムにおいては
ある移動中性子束計測器の引抜き開始タイミングで次の
計測器を索引装置手前から被走査案内管へ挿入していた
ので、第6図から明らかなように、ある計測器が炉心底
からの引抜きを完了しても次の計測器が炉心頂に到達し
ておらず、測定の行なわれない無駄時間が発生してい
た。このため、全ての案内管に対する走査が完了するま
でに多くの時間を要し、その短縮が望まれていた。
また、各移動中性子束計測器に対する駆動制御部の起
動順序および計測器毎の走査案内管選択順序が固定であ
ったため、測定が不要な案内管まで走査が行なわれてお
り、非効率的であった。しかも、測定にエラーが発生し
た場合にその案内管についてのみ測定をやり直すことが
できず、エラーデータを無視するか再度初めから測定を
やり直さなければならなかった。
そこで本発明は、任意の案内管に対する走査待機中の
移動中性子束計測器をその案内管内の炉心底手前に位置
させることにより移動中性子束計測器の性能劣化を防止
しつつ測定無駄時間の短縮をはかり得、短時間に全ての
案内管の自動走査を完了してLPRM検出器の校正および炉
心性能判定を速やかに行なうことができるTIP走査制御
装置を提供しようとするものである。
また本発明は、各移動中性子束計測器の走査順序に柔
軟性を持たせ、必要な案内管のみ自動走査することが可
能なTIP走査制御装置を提供しようとするものである。
さらに本発明は、自動走査時にエラーが発生した場合
にその案内管を未走査扱いにして再走査が可能なTIP走
査制御装置を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明におけるTIP走査制御装置は、移動中性子束計
測器の走査対象である案内管について未走査であるか走
査済みであるかを示す未走査情報又は走査済情報を記憶
する案内管テーブルと、グループ毎に前記案内管テーブ
ル上の未走査情報又は走査済情報に基づいて走査案内管
を選択する案内管選択手段と、この選択手段により選択
された走査案内管の炉心底手前に対処する移動中性子束
計測器を待機させる計測器位置決め手段と、前記案内管
テーブル上の未走査情報又は走査済情報に基づいて稼働
させる稼働グループとその次に稼働させる待機グループ
とを決定する手段と、前記稼働グループの走査案内管に
挿入され炉心頂に達している移動中性子束計測器の引き
抜きを開始するタイミングで、前記待機グループの走査
案内管の炉心底手前に待機中であった移動中性子束計測
器を挿入する自動走査制御手段と、この自動走査制御手
段により走査が行われた案内管に対応する前記案内管テ
ーブル上の未走査情報を走査済情報に変換する情報変換
手段とを具備する。
そして、上記案内管テーブルに各案内管の未走査情報
または走査済情報を設定する情報設定手段を付加するこ
とが望ましい。
また、情報変換手段に代えて、自動走査制御手段によ
る走査に対して測定エラーが発生したか否かを判定する
判定手段と、この判定手段がエラー無し判定を行なうと
走査案内管に対応する案内管テーブル上の未走査情報を
走査済情報に変換し、かつエラー有り判定を行なうと上
記走査案内管に対応する案内管テーブル上の未走査情報
を保持する情報制御手段とを設けてもよい。
(作用) このような手段を講じた本発明装置であれば、案内管
テーブル上の未走査情報に基いて走査案内管が選択さ
れ、対応する移動中性子束計測器がその走査案内管の炉
心底手前に待機し、稼働グループの走査案内管に挿入さ
れ炉心頂に達している移動中性子束計測器の引き抜きを
開始するタイミングで、待機グループの走査案内管の炉
心底手前に待機中であった移動中性子束計測器が挿入さ
れる。すなわち、測定中となる稼働グループの移動中性
子束計測器が炉心頂から炉心底に掛けて引き抜かれる工
程と時間を同じくして待機グループの移動中性子束計測
器を炉心頂へ導入する工程を同時に進行させる。その
後、当該案内管に対応する案内管テーブル上の未走査情
報が走査済情報に変換される。
そして、予め案内管テーブル上の任意の案内管に対応
する情報として走査済情報を設定することにより、その
案内管に対する走査が行なわれなくなる。
また、移動中性子束計測器の自動走査時に測定エラー
が発生した場合にはその走査案内管に対応する案内管テ
ーブル上の未走査情報が保持され、再走査が可能とな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図はTIPモニタシステムの概略構成を示す図であ
って、図中1は例えば110万キロワット出力の原子炉で
あり、炉心軸方向に4個ずつ4n(n≧2)個のLPRM検出
器21,22,23,24が取付けられている。そして、各LPRM検
出器21〜24に近接して炉心軸方向にn本の案内管31,32,
…,310,…3nが配設されており、これら案内管31〜3n
を選択的に複数(本実施例では5個とする)の移動中性
子束計測器41〜45が走査するものとなっている。各案内
管31〜3nの先端は炉心頂に達し、後端は炉心底から突出
されて同一の移動中性子束計測器41〜45により走査され
るものを1まとめとして各移動中性子束計測器41〜45
対応する索引装置51〜55に接続されている。索引装置51
〜55は接続された複数の案内管31〜310,…のうちいずれ
か1つを開口させるものであって、最大10本の案内管の
開口を切換られるようになっている。各移動中性子束計
測器41〜45にはそれぞれ信号ケーブル61〜65が接続され
ており、各ケーブル61〜65の他端はそれぞれ対応する索
引装置51〜55,弁集合体71〜75を介して駆動機構81〜85
に接続されている。各弁集合体71〜75はそれぞれ索引装
置51〜55と駆動機構81〜85とを連結する管91〜95の途中
に設けられており、原子炉1の内外を隔離する。各駆動
機構81〜85はそれぞれ信号ケーブル61〜65の送出しまた
は巻取りを行なうことにより対応する移動中性子束計測
器41〜45の走査案内管に対する挿入/引抜きを行なうも
のである。
図中101,102,…,105は各索引装置51〜55における開口
切換および各駆動機構81〜85における信号ケーブル61
65の送出し/巻取りの駆動制御をそれぞれ行なう駆動制
御装置(以下DCUと称する)である。11は各移動中性子
束計測器41〜45によって計測された中性子束測定データ
を取込んで増幅するための中性子束プローブモニタ(以
下FRMと称する)であり、増幅された測定データはX−
Yレコーダ12に送出される。このX−Yレコーダ12には
各DC101〜105からの測定器位置データがリレー機構13を
介して選択的に入力されるようになっており、X−Yレ
コーダ12は入力された測定器位置データと測定データと
に基いてX−Y面上に記録を行なう。14は各DCU101〜10
5およびリレー機構13制御するための統括コントローラ
(以下TCUと称する)である。なお上記各DCU10,FRM11,X
−Yレコーダ12,リレー機構13およびTCU14はTIPモニタ
制御盤15上に配置されている。
第2図は上記TCU14のブロック構成図であって、制御
部本体としてのCPU21は演算回路,メモリ制御回路等を
内蔵し、アドレス・データバス22を介してプログラム等
の固定データを記憶するROM23と、第3図に示す案内管
テーブル40等のメモリエリアを形成するRAM24とを制御
する。また、各DCU101〜105との間でディジタル信号の
入出力を行なう入出力ポート25、リレー機構13との間で
ディジタル信号の入出力を行なう入出力ポート26がデー
タバス27を介してCPU21に接続されている。さらに、表
示器28およびキーボード29を接続するインタフェース30
がシリアル伝送路31を介して前記CPU21に接続されてい
る。
上記案内管テーブル40は、第3図に示す如く、各DCU1
01〜105毎に対応する移動中性子束計測器41〜45の走査
対象である案内管(ch10,ch1〜ch9,ただしch10は共通案
内管)について未走査であるか、走査済または走査対象
外であるかを示すフラグ情報(未走査=1,走査済または
走査対象外=0)を格納するものであり、プラグ情報は
キーボード29を用いて自由に設定可能となっている。
次に、上記のような構成の本実施例装置の動作につい
て第4図に示すTCU14におけるCPU21の動作プログラムお
よび第5図に示す各移動中性子束計測器41〜45の走査タ
イミングチャートを参照しながら説明する。
始めに、CPU21はキーボード29からのキー入力データ
に基いて案内管テーブル40を作成する。このとき、各移
動中性子束計測器41〜45はそれぞれ索引装置51〜55手前
の弁集合体71〜75近傍に位置している。そして、全ての
案内管31〜3nについて未走査情報または走査対象外情報
がセットされたならば第4図に示すプログラムを実行す
る。先ずST1として共通案内管に対する全測定器41〜45
のシーケンシャル走査を行なう。すなわち、案内管テー
ブル40よりch10の共通案内管に対するフラグ情報が
「1」のDCUを検策する。この場合,DCU1からDCU5の順序
でフラグ情報を検策し,フラグ情報=1を見付けたなら
ばそのDCUに対応する移動中性子束計測器を走査計測器
に決定する。そして、検策されたDCUにケーブル送出し
指令を出力するとともに走査案内管情報としてch10の走
査情報を出力する。
今、第5図中時点t0にてDCU101に対応する計測器4
1(TIP)が走査計測器に決定されたとすると、DCU101
は駆動機構81のケーブル送出しを制御するとともに索引
装置51を切換えてch10の共通案内管の開口部を開口させ
る。そうすると、弁集合体71近傍に位置していた計測器
41は索引装置51を介して共通案内管内に挿入され、時点
t1にてこの案内管の炉心頂まで到達する。次いで、DCU1
01により駆動機構81のケーブル巻取りが制御されて計測
器41が炉心頂から炉心底方向に引抜かれ、計測器41によ
り炉心底を抜けるまでの期間で中性子束の測定が行なわ
れて測定結果がX−Yレコーダ12上に記録される。
このとき、CPU21は測定または記録にエラーが発生し
たか否かの判断を行ない、エラー発生の場合には時点t2
にて計測器41が索引装置51を抜けて弁集合体71近傍に位
置した時点で走査終了とする。これに対し、エラー無し
の場合には案内管テーブル40の[DCU,ch10]に対応す
る未走査情報を走査済情報に変換し、また前記案内管テ
ーブル40より当該測定器41の次なる走査案内管を選択す
る。なお、選択順序は各DCUともch10→ch1→ch2→…→c
h9と決められており、そのうちの未走査情報が設定され
ている案内管を抽出する。
こうして、今、ch1の案内管が選択されたとすると、
時点t2にて測定器41が索引装置51を抜けて弁集合体71
傍に位置したならば再度駆動機構81のケーブル送出しが
制御されるとともに索引装置51のch1案内管に対する開
口が制御され、測定器41はch1案内管内に挿入されて炉
心底部手前で停止制御される。
一方、走査計測器に決定された計測器の挿入が開始さ
れると、CPU21は共通案内管ch10に対する次の走査計測
器を同様にして決定する。そして、この次の走査計測器
に決定された例えば計測器42(TIP)は前回の計測器
4(1)弁集合体71近傍まで引抜かれた後に上述した計
測器41と同様な走査を開始する。
こうして、全計測器41〜45の共通案内管ch10に対する
シーケンシャル走査が完了したならばST2に進む。この
とき各計測器41〜45はそれぞれ次に走査を行なう案内管
の炉心底近傍に待機している。この状態でCPU21は、ST2
として案内管テーブル40を検索して未走査案内管数の最
も多いDCUを判定する。この場合もDCU1からDCU5の順序
で検索し、同数の場合には検索順序の速いDCUを選択す
る。こうして判定されたDCUを稼働DCUと決定し、このDC
Uにケーブル送出し指令を出力する。
また、CPU21は稼働DCUを起動後、ST3として案内管テ
ーブル40を再度検索して稼働DCU以外で同様にして未走
査案内管数の最も多いDCUを判定し、待機DCUと決定す
る。そして待機DCUを決定したならば、既に炉心頂に達
している検出器の引抜きタイミングをトリガとして待機
DCUにケーブル送出し指令を出力する。なお、このST3に
おいて案内管テーブル40上の全フラグが「0」であれば
制御を終了する。
今、稼働DCUとしてch1の案内管の炉心底手前に位置し
ている測定器41のDCU101が決定され、第5図中時点t3に
てDCU101にケーブル送出し指令が出力されたとすると、
計測器41(TIP)がch1の案内管内に挿入され、時点t4
にてこの案内管の炉心頂まで到達する。このとき待機DC
Uとして別の案内管の炉心底手前に位置している測定器4
2のDCU101が決定される。次いで、時点t6にてDCU101
より駆動機構81のケーブル巻取りが制御されて計測器41
が炉心頂から炉心底方向に引抜かれると、待機DCU102
より計測器42が炉心内に挿入されるとともに、計測器41
により炉心底を抜けるまでの期間で中性子束の測定が行
なわれて測定結果がX−Yレコーダ12上に記録される。
このとき、CPU21は測定または記録にエラーが発生し
たか否かの判断を行ない、エラー無しの場合には案内管
テーブル40の[DCU,ch1]に対応する未走査情報を走
査済情報に変換し、エラー発生の場合には当該未走査情
報を保持する。その後、前記案内管テーブル40より当該
測定器41の次なる走査案内管を選択し、時点t8にて測定
器41が索引装置51を抜けて弁集合体71近傍に位置したな
らば再度駆動機構81のケーブル送出しを制御して測定器
41を次なる案内管の炉心底部手前に停止制御する。
このように本実施例においては、共通案内管以外の案
内管の走査に対し、次に走査を行なうべく計測器をその
案内管の炉心底手前に待機させ、既に炉心頂に達してい
る計測器の測定開始に応動して、待機中の計測器を炉心
内に挿入している。このため、第5図から明らかなよう
に前回の計測器による測定が完了した時点では既に次の
計測器が炉心頂に到達しており、直ちに次の測定を開始
することが可能である。したがって、従来よりも測定無
駄時間を大幅に短縮することができ、従来のほぼ60%の
短時間で全ての案内管の自動走査を完了してLPRM検出器
2の校正および炉心性能判定を速やかに行なうことがで
きる。しかも、各計測器41〜45が炉心内に位置する時間
は従来と何等代わりないので性能が劣化するおそれはな
い。
また、案内管テーブル40に設定されている未走査情報
の多い順に検出器を選択して走査しているので、他の検
出器が走査対象の全案内管を走査し終えてしまい、特定
の検出器がシーケンシャル走査で数本の案内管を走査す
るといった無駄が起り得ず、この点からも無駄時間の発
生を防止できる。
また、前記実施例であれば案内管テーブル40の所要エ
リアに予め走査対象外フラグ=0をセットしておくこと
によりエリアに対応する案内管の走査は行なわれないの
で、走査する必要のない案内管を除去して必要な案内管
のみ走査することが可能で、柔軟性をもって測定を実施
できる。
さらに、前記実施例においては、測定にエラーが発生
するとその案内管に対応する未走査情報を保持して再走
査が行なわれるようにしたので、エラー情報を無視した
り、再度測定をやり直す必要がなく、信頼性および走査
性の向上をはかり得る。
なお、前記実施例では、X−Yレコーダ12によって常
時記録を行なうTIPモニタシステムについて例示した
が、X−Yレコーダを使用するか否かをキーボード29等
を用いて選択するようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明は、以上のように構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
請求項1によれば、任意の案内管に対する走査有機中
の移動中性子束計測器をその案内管の炉心底手前に位置
させ、かつ稼働グレープの走査案内管に挿入され炉心頂
に達している移動中性子束計測器の引き抜きを開始する
タイミングで、待機グループの走査案内管の炉心底手前
に待機中であった移動中性子束計測器が挿入されている
ので、移動中性子束計測器の性能劣化を防止しつつ測定
無駄時間の短縮をはかり得、短時間に全ての案内管の自
動走査を完了してLPRM検出器の校正および炉心性能判定
を速やかに行なうことができるTIP走査制御装置を提供
できる。
請求項2によれば、各移動中性子束計測器の走査順序
に柔軟性を持たせ、必要な案内管のみ自動走査すること
が可能なTIP走査制御装置を提供できる。
請求項3によれば、自動走査時にエラーが発生した場
合にその案内管を未走査扱いにして再走査が可能なTIP
走査制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図は全体構成の模式図、第2図はTCU(統括コ
ントローラ)のブロック図、第3図は案内管テーブルの
一例図、第4図はTCUにおけるCPUの動作を示す流れ図、
第5図は各計測器の走査タイミングチャート、第6図は
従来の各計測器の走査タイミングチャートである。 1……原子炉、21〜24……LPRM検出器、31〜3n……案内
管、41〜45……移動中性子束計測器、51〜55……索引装
置、81〜85……駆動機構、101〜105……DCU(駆動制御
装置)、12……X−Yレコーダ、14……TCU(統括コン
トローラ)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉内の炉心軸方向に配設された複数本
    の案内管を複数のグループに分け、グレープ毎に設けら
    れた移動中性子束計測器(TIP)を該当グループ内で選
    択された案内管内で走査させて原子炉中性子束分布を測
    定するTIPモニタシステムのTIP走査制御装置において、 前記移動中性子束計測器の走査対象である案内管につい
    て未走査であるか走査済みであるかを示す未走査情報又
    は走査済情報を記憶する案内管テーブルと、 グレープ毎に前記案内管テーブル上の未走査情報又は走
    査済情報に基づいて走査案内管を選択する案内管選択手
    段と、 この選択手段により選択された走査案内管の炉心底手前
    に対応する移動中性子束計測器を待機させる計測器位置
    決め手段と、 前記案内管テーブル上の未走査情報又は走査済情報に基
    づいて稼働させる稼働グループとその次に稼働させる待
    機グループとを決定する手段と、 前記稼働グループの走査案内管に挿入され炉心頂に達し
    ている移動中性子束計測器の引き抜きを開始するタイミ
    ングで、前記待機グループの走査案内管の炉心底手前に
    待機中であった移動中性子束計測器を挿入する自動走査
    制御手段と、 この自動走査制御手段により走査が行われた案内管に対
    応する前記案内管テーブル上の未走査情報を走査済情報
    に変換する情報交換手段とを具備したことを特徴とする
    TIP走査制御装置。
  2. 【請求項2】前記案内管テーブルに各案内管の未走査情
    報又は走査済情報を設定する情報設定手段を付加したこ
    とを特徴とする請求項1記載のTIP走査制御装置。
  3. 【請求項3】前記情報変換手段に代えて、前記自動走査
    制御手段による走査に対して測定エラーが発生したか否
    かを判定する判定手段と、この判定手段がエラー無し判
    定を行なうと走査案管に対応する前記案内管テーブル上
    の未走査情報を保持する情報制御手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載のTIP走査制御装置。
JP63078887A 1988-03-31 1988-03-31 Tip走査制御装置 Expired - Lifetime JP2563964B2 (ja)

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