JP2563902Y2 - 手提袋 - Google Patents

手提袋

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JP2563902Y2
JP2563902Y2 JP1991045938U JP4593891U JP2563902Y2 JP 2563902 Y2 JP2563902 Y2 JP 2563902Y2 JP 1991045938 U JP1991045938 U JP 1991045938U JP 4593891 U JP4593891 U JP 4593891U JP 2563902 Y2 JP2563902 Y2 JP 2563902Y2
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JP1991045938U
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昌芳 松本
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昌芳 松本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はプラスチック手提袋に関
する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック手提袋は簡便なため、非常
に広く利用されていて、この製造産業は膨大な市場を形
成している。これらプラスチック手提袋の一つとして、
非常に特徴のあるプラスチック手提袋が特公昭52−3
9342号に提案されている。この袋は手提部が、最
初、袋体部の上部に畳み込まれていて、使用時に、この
手提部を引き出して使用できるところに特徴がある。こ
こに提案されている袋は図7のように手提部フイルム4
が開口部2の外側に取り付けられたものと、図8のよう
に手提部フイルム4が開口部2の内側に取り付けられた
ものの2種類がある。前者のプラスチック手提袋は、手
提部を引き出すとき、袋を掴むように鷲掴みすればよい
ので使用に便利であるが、製造が困難であるので、通常
は、内側に手提部フイルムを折り曲げたものを製造して
いる。また、前記特許公報に提案されているプラスチッ
ク手提袋は、底が角底形状ではないが、この底にガゼッ
ト折りを形成して公知の手法により角底を形成すること
ができる。すなわち、底部のガゼット折りの表裏と左右
の4箇所の下隅に4個の角底融着線を設けて角底にする
と、袋体部が直方体形状となり、角体又は新聞などの一
定寸法の紙類を積み重ねて収納することができるように
なる。このように収納部の容積が角底によって大きくな
ると手提部の強度が重要な問題となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記特許公
報に提案されたプラスチック手提袋の手提部の強度を改
良したプラスチック手提袋を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案者は、前記手提袋
に重い物を入れて吊り下げ、次第に収納物を増加したと
きに、手提部の手提テープと開口縁との斜線状融着部の
先端に力が局部的に懸かり、融着部の先端からフイルム
が破れることを観察した。そこで、この融着部先端に集
中する力を分散することを想到し、先端を水平方向に曲
げて、力の集中する位置を点から線に変更することによ
って、力の分散を達成して本考案を完成した。
【0005】すなわち、本考案は、長尺のチューブ状熱
可塑性プラスチックフイルム原反の上下にガゼット折り
込みを設け、上部ガゼット折りの中央折り目を切断して
手提部フイルムを形成し、さらに、開口部中央に相当す
る上縁を打ち欠いて手提部フイルムと開口部と切り離
し、袋体幅毎に融断融着してこの融着縁を左右側縁部と
し、下部ガゼット折り部を角底とし、上方を開口部とす
る袋であって、該袋の底部のガゼット折の表裏の両端に
ある4個の下隅角において略直角二等辺三角形を区切る
ように設けた4個の角底融着線であって、該4個の角底
融着線の上端部が袋体の側縁に対して、ほぼ垂直になる
ように湾曲している4個の角底融着線を設け、該角底融
着線はガゼット折り部の表裏それぞれ一対のフイルムを
各対毎に別々に融着固定することにより角底形状を形成
し、一方、前記手提部フイルムの両端付近であって表裏
の開口部の左右両上隅に、左右側縁方向に広がる斜線状
の4個の手提融着線を設け、これによって開口部フイル
ムの上に手提部フイルムを表裏別々に固定した手提袋に
おいて、左右の該手提融着線が上方の開口縁の折り返し
から略45度の角度で両端に延びて、その先端が水平方
向に湾曲していることを特徴とする手提袋を提供するも
のである。
【0006】本考案を実施例の図面により、詳細に説明
する。図1及び図2のプラスチック製手提袋では、表裏
の2枚の矩形のフイルムは底部3を経由して一体的につ
ながっている一枚のプラスチックフイルムからなってい
る。左右の側縁は側縁融着線6により融着して、袋体1
を形成している。本考案の袋体の形状は、側面から見て
縦長矩形のみならず横長矩形および正方形のものも使用
できる。
【0007】表裏両面の開口部フイルム13から折り目
9の所で内側に折り曲げて手提部フイルム4が延設され
ている。そして、該折り目9の中央部は打ち欠き17に
よって手提部フイルム4は開口部フイルム13から遊離
している。また、本考案袋の底には、角底を形成する公
知の方法を適用する。すなわち、底部3にもガゼット折
りを図2及び図3に示すように断面がW字型になるよう
に作り、表裏左右の4箇所の角底融着線18の所で表裏
それぞれに底部内側フイルム15と底部外側フイルム1
6の対向する2対のフイルムをそれぞれ別々に融着固定
すれば、袋体部の底部3を角底形状にすることができ
る。
【0008】本考案は、開口部フイルム13の上部の左
右及び表裏にある下方に広がる4個の手提融着線5にお
いて、開口部フイルム13とこれに対向している手提部
フイルム4が融着して固定されている。手提融着線5の
角度は、ほぼ45度になっている。袋体部の重量に応
じ、手提固定部5の長さを長くできる。そのためには手
提部フイルム4の上下幅を増加する必要がある。
【0009】本考案袋の手提融着線5の先端部Aは、水
平方向に曲がっていて、従来の袋では、手提融着線の先
端に力が集中していたが、本考案袋では、ここに局在し
ている力は水平方向に曲がった先端部Aの線上に分散す
るので手提部フイルムの先端が破損しなくなる。本考案
の融着線5の先端部Aは水平方向に曲げてから、さらに
上方向にハネ上がった形にすることができる。
【0010】さらに、手提融着線5は、開口部の折り返
し縁から始まっているが、図1のように手提融着線5が
下の角底融着線18より内部に設けると、袋体を吊り下
げるときは、図4のように手提部フイルムは袋体部の内
側面から延設された形状となり、図4の形で吊り下げる
ことができる。また、図5の場合は、下方の角底融着線
18と下縁の交点11の上に手提融着線と上縁の交点1
2がちょうど位置するようになっている。このようにす
ると、図6のように袋体部を直方体形状にして吊り下げ
ることができる。そして、2本の手提部フイルム4は、
図6のように袋体部の上を縦方向に平行に横切るように
取り付けられる。直方体形状になる袋は箱状のものを収
納したり、古新聞のように定形のものを積み重ねて収納
できるので便利である。
【0011】本実施例の手提袋は、連続製袋工程で製造
することができる。まず、長尺のチューブ状フイルム原
反を連続的に引き出しながら、その上下に図3のように
ガゼット折り込みを設け、上下にW字の断面構造を形成
する。この折り込みの上部中央の折り目8を連続的にナ
イフにより切断する。次いで、上縁の中央折り目を打ち
欠いて、手提部フイルム4を開口フイルム縁から分離す
る。この打ち欠き工程は、工程のどの段階に順序を変え
ても実施することができる。例えば、袋を製造してか
ら、多数の袋を重ねて最終工程として打ち抜き工程を組
み込むこともできる。
【0012】次に、上下のガゼット折りの間に金属製分
離板を挿入して、上下から熱鏝を当てて、表裏のガゼッ
ト折りのフイルム対に別個に図1又は図5の手提融着線
及び角底融着線を形成する。これらの工程においては、
次の袋との境界線上で次の袋の手提融着線及び角底融着
線の施工を同時に実施するのが便利である。この場合、
手提融着線は先端が水平方向に湾曲している。角底融着
線は、隣の袋と先端が連続しているので、熱鏝を次の袋
の融着と同時に施工するように凸状の連続したものを使
用する。通常は、この熱鏝としては、本考案では、該先
端が円く湾曲しているものを使用するのが望ましい。従
来のような境界線に対して、45度の角度で交わる融着
線にすると、後の工程で境界線上を切断した場合、角底
の重量がこの先端に集中してかかり、袋が破れやすくな
る。
【0013】図1、図5に示すように角底融着線18が
側縁6にほぼ垂直の角度で交わるようにすると、上記の
ような重力の集中がなくなるとともに、製袋工程で側縁
を融断するときに、境界線上に来るべき融断線が多少ず
れても左右の袋の角底融着線の形状は同一となり、融断
の位置に誤差があっても強度が低下しないので望まし
い。上記のようにして、角底融着線18及び手提融断線
5を施工した長尺の原反フイルムは次に袋体の幅毎に、
熱刃を当てて境界線上を融断して図1又は図5にように
手提袋を畳んだ状態で得ることができる。
【0014】
【考案の効果】本考案は、使用に便利で強度のあるプラ
スチック手提袋を効率的に簡単に製造することを可能と
したものであり、古新聞の保存用袋など大きな市場を有
する製袋産業にとって非常に有益な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案手提袋の1実施例の正面図。
【図2】図2は本考案手提袋の1実施例の縦断面図。
【図3】図3は本考案手提袋製造に用いる上下にガゼッ
ト折りを設けたチューブ状フイルムの断面図。
【図4】図4は本考案実施例の手提袋の使用時の形状を
示す斜視図。
【図5】図5は本考案手提袋の他の実施例の正面図。
【図6】図6は図5の手提袋の使用時の形状を示す斜視
図。
【図7】図7は公知のプラスチック手提袋の斜視図。
【図8】図8は公知のプラスチック手提袋の斜視図。
【符号の説明】
1 袋体フイルム 2 開口部 3 底部 4 手提部フイルム 5 手提融着線 6 側縁融着部 7 ガゼット折り目 8 ガゼット折り目 9 ガゼット折り目 10 ガゼット折り目 11 角底融着線と下縁との交点 12 手提融着線と上縁との交点 13 開口部フイルム 15 底部内側フイルム 16 底部外側フイルム 17 打ち欠き部 18 角底融着線 A 手提融着線先端湾曲部 B 角底融着線湾曲部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺のチューブ状熱可塑性プラスチックフ
    イルム原反の上下にガゼット折り込みを設け、上部ガゼ
    ット折りの中央折り目を切断して手提部フイルムを形成
    し、さらに、開口部中央に相当する上縁を打ち欠いて手
    提部フイルムと開口部と切り離し、袋体幅毎に融断融着
    してこの融着縁を左右側縁部とし、下部ガゼット折り部
    を角底とし、上方を開口部とする袋であって、該袋の底
    部のガゼット折の表裏の両端にある4個の下隅角におい
    て略直角二等辺三角形を区切るように設けた4個の角底
    融着線であって、該4個の角底融着線の上端部が袋体の
    側縁に対して、ほぼ垂直になるように湾曲している4個
    の角底融着線を設け、該角底融着線はガゼット折り部の
    表裏それぞれ一対のフイルムを各対毎に別々に融着固定
    することにより角底形状を形成し、一方、前記手提部フ
    イルムの両端付近であって表裏の開口部の左右両上隅
    に、左右側縁方向に広がる斜線状の4個の手提融着線を
    設け、これによって開口部フイルムの上に手提部フイル
    ムを表裏別々に固定した手提袋において、左右の該手提
    融着線が上方の開口縁の折り返しから略45度の角度で
    両端に延びて、その先端が水平方向に湾曲していること
    を特徴とする手提袋。
  2. 【請求項2】角底融着線と底部折り目との交点の上方に
    手提融着線と開口部上縁の交点が位置するように形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の手提袋。
JP1991045938U 1991-05-22 1991-05-22 手提袋 Expired - Lifetime JP2563902Y2 (ja)

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JPH0626536U JPH0626536U (ja) 1994-04-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5239342A (en) * 1975-09-23 1977-03-26 Fujitsu Ltd Ballot terminal device which can be remote tested
JPS5640957A (en) * 1979-09-13 1981-04-17 Mitsubishi Electric Corp Magnetic tape control system
JPS6041902A (ja) * 1983-08-17 1985-03-05 松本 昌芳 手提袋

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