JP2563891Y2 - 電磁弁の電気接続部の構造 - Google Patents

電磁弁の電気接続部の構造

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JP2563891Y2
JP2563891Y2 JP8099192U JP8099192U JP2563891Y2 JP 2563891 Y2 JP2563891 Y2 JP 2563891Y2 JP 8099192 U JP8099192 U JP 8099192U JP 8099192 U JP8099192 U JP 8099192U JP 2563891 Y2 JP2563891 Y2 JP 2563891Y2
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receptacle
terminal box
cases
case
solenoid valve
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康之 新宮
伊藤  博
一人 大坂
康郎 菱沼
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Yuken Kogyo Co Ltd
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Yuken Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電磁弁の電気接続部の構
造に関するものであり、特に密閉構造のターミナルボッ
クスの内部に一対のレセプタクルケースを背中合わせに
収納して、前記レセプタクルケースによって電磁弁のソ
レノイドプランジャ装置と外部配線との接続を行なうよ
うにした油圧機器用の電磁弁の電気接続部の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の電磁弁の電気接続部の構造
を示す分解斜視図であり、図示しないソレノイドプラン
ジャ装置を有する電磁弁ボディ1の上面に有底ターミナ
ルボックス2を載置固定して、該ターミナルボックス2
内に一対のレセプタクルケース3を背中合わせに収納
し、ターミナルボックス2の上面を蓋4で覆うようにし
たものである。レセプタクルケース3の上面には左右に
離隔して間に前後方向に通じる凹部を形成するように端
子ネジ5が設けられ、また同じく上面の一箇所には内部
へ通じる透明な導光部材6が配置されて通電表示を行な
うように構成され、各レセプタクルケースは防塵のため
に個々に単体として内部の回路素子等を全て壁で覆う全
面閉鎖壁構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図8に示した従来の構
造では、有底ターミナルボックス2内に一対のレセプタ
クルケースを収納した状態で前記端子ネジ5を絞め込む
と、その反力を個々のレセプタクルケースが単独で支持
するためケースの強度が問題となっていた。また一対の
レセプタクルケース3がターミナルボックス2に背中合
わせに収納されると、各ケースの背面壁が2重構造とな
って無駄な空間を占有し、ケース内の回路部品収納空間
を狭くするという欠点が指摘された。
【0004】本考案は、レセプタクルケースの内部空間
を極力広く確保すると共に強度的にも満足できる構造を
実現しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案で
は、密閉構造のターミナルボックスの内部に一対のレセ
プタクルケースを背中合わせに収納して、前記レセプタ
クルケースによって電磁弁のソレノイドプランジャ装置
と外部配線との接続を行なうようにしたものにおいて、
前記一対のレセプタクルケースの上面壁の背面に互いに
嵌り合う凹凸咬合片を設け、両ケースを同一外形に形成
したものである。
【0006】また請求項2に記載の考案では、収納状態
において前記両レセプタクルケースの凹凸咬合片の直下
に上縁が位置するように両レセプタクルケース間の隔壁
となる仕切壁を前記ターミナルボックスの内面に一体形
成したものである。
【0007】
【作用】本考案においては、ターミナルボックス内に背
中合わせに収納される一対のレセプタクルケースが互い
に同一外形を有し、また夫々のレセプタクルケースの上
面壁の背面に互いに嵌り合う凹凸咬合片が設けられてい
るため、ボックス内に収納された状態では各ケースが上
面壁の背面で互いに凹凸咬合片により嵌合し合って一体
化されることになる。このため、端子ネジ絞め込み時の
反力を両者一体となった一対のレセプタクルケースによ
って支持することができ、応力集中が回避されるので破
損を生じることが少ない。
【0008】また請求項2の考案に従って、背中合わせ
の一対のレセプタクルケースの前記凹凸咬合片の直下に
達するように、一枚の仕切壁をターミナルボックス内面
に一体形成することにより、各レセプタクルケース自体
には背面壁を設けずとも収納状態では前記仕切り壁が各
レセプタクルケース内を実質的な閉空間とする隔壁を形
成し、この隔壁上縁上に両ケースの凹凸咬合片が支承さ
れることによりケースの強度上の懸念もなく、各ケース
内の空間を壁一枚分だけ広くすることができるものであ
る。
【0009】
【実施例】本考案の好適な実施例を添付図面と共に説明
すれば、図1は本考案の一実施例を示す分解斜視図、図
2は縦断面図であり、電磁弁ボディ11の両側にはソレ
ノイドプランジャ装置12が装着されている。電磁弁ボ
ディ11の上面には、内部において取り付けネジ16で
ボディに固定されるターミナルボックス13が載置さ
れ、ターミナルボックス13の内部には一対の同一形状
のレセプタクルケース14が背中合わせで組み合されて
収納されている。レセプタクルケース14を納めたター
ミナルボックス13の上面は蓋4によって密閉され、蓋
4はターミナルボックス14の上面にビス止めされるよ
うになっている。
【0010】各ターミナルボックス13は、ダイカスト
或は自己消火性等の樹脂の一体成形品からなり、その外
周面には、電磁弁ボディ11のマニホルド等との固定用
ボルトの挿入孔17の上部空間に張り出す部分を構成し
ないように各々の前記孔17に対応する位置に窪み18
が設けられ、これによりターミナルボックス13が電磁
弁ボディ11に固定されたままの状態でその内部に触れ
る必要なしにレンチ等による前記孔17内のボルトの回
動の取り扱いができるようになっている。
【0011】ターミナルボックス13の両側端面には、
図3にも示すように外部電源等からの電線管を挿通して
プラグ止めできるようにネジ孔19が各々設けられ、ま
たその下部には貫通孔20が各々設けられていてこの貫
通孔を通してソレノイドプランジャ装置12のコイルに
接続された接続プラグ21のピン22をターミナルボッ
クス内部に入り込ませられるようになっている。
【0012】ターミナルボックス13の底面両側部の中
央には、図3および図4にも示すように各々厚肉部23
が一体形成されており、この厚肉部23には底面を貫通
する貫通孔24が各々穿たれていてこの貫通孔に前記取
り付けネジ16が挿通され、取り付けネジ16の下部が
電磁弁ボディ11と螺合することにより、取り付けネジ
16の頭部と厚肉部23の上面との係合で締着がなされ
るようになっている。この場合、好ましくは図5に示す
ように前記貫通孔24の上部孔縁に環状突起25を一体
形成しておき、前記締着時に取り付けネジ16の頭部下
面でこの環状突起25が押しつぶされるようにすれば、
貫通孔24におけるシールが締着と同時に果たされるよ
うになる。
【0013】ターミナルボックス13の内部空間は図4
にも示す通り左右対称の平面形状を有し、それを左右に
二分する位置には仕切壁26が一体形成されており、こ
の二分される内部空間内には図1に示したように前記二
分空間の平面形状と合致する外周形状を持つレセプタク
ルケース14が背中合わせで一対組み合された状態で収
納され得るようになっている。
【0014】各レセプタクルケース14は、図6にも示
すように上面壁の背面に凹凸咬合片27を有しており、
前記仕切壁26の上縁は、両レセプタクルケース14が
ターミナルボックス13に正しく収納されたときに各レ
セプタクルケース14の凹凸咬合片27の直下に達して
いる。このため前記レセプタクルケース14自身にはは
強度に影響のない背面壁が全く設けられておらず、その
代わりに前記仕切壁26が各レセプタクルケース14の
内部を実質的な閉空間とする隔壁を形成するようになっ
ている。
【0015】図7は前記ターミナルボックス13にレセ
プタクルケース14を背中合わせで一対収納した状態の
上面図である。図7に示すような状態で収納される前記
レセプタクルケース14は、その上面の左右に位置する
端子ネジ28を絞め込む際に発生する応力を、互いに上
面壁の背面の凹凸咬合片27で咬み合った相手のレセプ
タクルケース14とターミナルボックス13に分散し低
減している。
【0016】
【考案の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の考案によれば、各レセプタクルケースの上面壁背面に
凹凸咬合片を設けたことにより、端子ネジ絞め込み時の
反力を両者一体となった一対のレセプタクルケースによ
って支持することができるので応力集中が回避され、破
損を生じることが少ない。
【0017】また請求項2に記載の考案によれば、背中
合わせの一対のレセプタクルケースの前記凹凸咬合片の
直下に達するように一枚の仕切壁をターミナルボックス
内面に一体形成することにより、各レセプタクルケース
自体には背面壁を設けずとも収納状態では前記仕切り壁
が各レセプタクルケース内を実質的な閉空間とする隔壁
を形成し、この隔壁上縁上に両ケースの凹凸咬合片が支
承されることによりケースの強度上の懸念もなく、各ケ
ース内の空間を壁一枚分だけ広くすることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同じく本考案の一実施例の縦断面図である。
【図3】中心線から左側を断面図とし、右側を側面図と
したターミナルボックスの側端面側の構成を示す説明図
である。
【図4】ターミナルボックスの平面図である。
【図5】ターミナルボクス底部における取り付けネジの
シール機構を示す部分断面図である。
【図6】凹凸咬合片を有するレセプタクルケースの平面
図である。
【図7】ターミナルボックスにレセプタクルケースを背
中合わせで一対収納した状態の平面図である。
【図8】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11:電磁弁ボディ 13:ターミナルボックス 14:レセプタクルケース 15:蓋 28:端子ネジ 12:ソレノイドプランジャ装置 26:仕切壁 27:凹凸咬合片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−101163(JP,U) 実開 昭58−109673(JP,U) 実開 平4−66470(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉構造のターミナルボックスの内部に
    一対のレセプタクルケースを背中合わせに収納して、前
    記レセプタクルケースによって電磁弁のソレノイドプラ
    ンジャ装置と外部配線との接続を行なうようにしたもの
    において、前記一対のレセプタクルケースが上面壁の背
    面に互いに嵌り合う凹凸咬合片を有する同一外形に形成
    されていることを特徴とする電磁弁の電気接続部の構
    造。
  2. 【請求項2】 収納状態において前記両レセプタクルケ
    ースの凹凸咬合片の直下に上縁が位置するように両レセ
    プタクルケース間の隔壁となる仕切壁が前記ターミナル
    ボックスの内面に一体形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の電磁弁の電気接続部の構造。
JP8099192U 1992-10-29 1992-10-29 電磁弁の電気接続部の構造 Expired - Lifetime JP2563891Y2 (ja)

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JPH0640543U JPH0640543U (ja) 1994-05-31
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