JP2563826B2 - 帯電防止性ガラス繊維束、帯電防止性ロービング、樹脂補強用繊維体並びにシートモールディングコンパウンドの製造法 - Google Patents

帯電防止性ガラス繊維束、帯電防止性ロービング、樹脂補強用繊維体並びにシートモールディングコンパウンドの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 帯電防止性ガラス繊維束、帯電防止性ロービング、樹
脂補強用繊維体並びにシートモールディングコンパウン
ドの製造法に関する。
[従来の技術] ブッシングから引出したガラス繊維に集束剤を附与し
て所定本数集束して巻取り、加熱乾燥することにより製
造されたガラス繊維束(ストランド)は繊維補強樹脂体
(FRP)を製造する際の樹脂補強用繊維体として広く用
いられる。
又上記のストランドは引揃えてロービングとなし、或
はそのまま、又は引揃えた状態で切断してチョップドス
トランド(CS)となし、或はストランド又はCSを移動す
るコンベア上に堆積せしめてCSM(コンティニュアスス
トランドマット)又はCM(チョップドストランドマッ
ト)とした状態で補強繊維体として使用される。
又CSを移動するコンベア上に堆積せしめてなるマット
状物にMgOのような増粘剤を含む不飽和ポリエステル樹
脂のような熱硬化性樹脂を含浸させ、次いで養生して樹
脂粘度を上昇させてSMC(シートモールディングコンパ
ウンド)となし、FRPの製造に使用される。
このようなガラス繊維束に切断等の加工を施す際、静
電気が発生し、各種トラブルを生ずることがあるので、
これを防止する為集束剤に帯電防止剤を含有させる。
帯電防止剤としてはノニオン系、カチオン系、両性イ
オン性、アニオン系、或は無機塩類が知られている。
[発明が解決しようとする課題] 従来技術は次のような問題点(解決すべき課題)を有
する。
(1)充分な帯電防止効果を得るためには多量の帯電防
止剤を使用する必要がある。
(2)多量の帯電防止剤を使用するとストランドを加熱
乾燥する際ストランドが着色し易い。
(3)集束剤中に含まれる被膜形成後、カップリング
剤、潤滑剤等と帯電防止剤とが反応し、ストランドの性
能が低下し易い。例えばフィラメントの剛性が低下し、
或は集束性が悪化し、ストランドがモノフィラメント状
になり、このストランドを補強用繊維体として使用する
際、樹脂の含浸性が不良となる。
特にSMCを製造する場合、補強繊維体に含浸させる樹
脂は増粘されているため樹脂の含浸不良が生じ易い。
(4)集束剤と帯電防止剤の反応による性能の低下は両
者の組合せ如何によって変化する。このため帯電防止剤
による性能低下を少なくしようとすると、使用する集束
剤と帯電防止剤の種類が制限されてしまう。
本発明者は上記課題を解決する為検討を重ね、帯電防
止剤を含まない集束剤を附与集束し、次いで好ましくは
乾燥してなるガラス繊維束の表面に帯電防止剤又は帯電
防止剤及び潤滑剤が被着せしめられている帯電防止性ガ
ラス繊維束、又はこの繊維束を引揃えたロービングをFR
P補強繊維として使用し、或は上記帯電防止性ガラス繊
維束を用いてシートモールディングコンパウンド(SM
C)を製造することにより好適な結果の得られることを
見出し、特許出願を行った。
本発明は、上記ガラス繊維束を補強繊維として使用し
て得られるFRP、又はSMCを使用して得られるFRPの耐水
性を向上させる為、研究を重ねた結果に基づく新たな提
案である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する為、本発明においては、帯電防止
剤を0.05〜2wt%を含む集束剤を附与集合し、次いで好
ましくは乾燥してなるガラス繊維束の表面に帯電防止剤
又は帯電防止剤及び潤滑剤を被着せしめた帯電防止性ガ
ラス繊維束、又はこの繊維束を引揃えたロービングをFR
P補強繊維として使用する。
又本発明においては、ブッシングから引出したガラス
繊維に帯電防止剤を0.05〜2wt%含む集束剤を附与し、
次いで好ましくは乾燥したガラス繊維束表面に帯電防止
剤又は帯電防止剤及び潤滑剤を被着せしめることにより
樹脂補強用繊維体を製造する。
更に又本発明においては、ブッシングから引出したガ
ラス繊維に帯電防止剤を0.05〜2wt%を含む集束剤を附
与集束、し次いで乾燥してなるガラス繊維束又はその引
揃え物に帯電防止剤又は帯電防止剤及び潤滑剤とを含む
後処理液を塗布し、次いで好ましくは加熱下に再度乾燥
したガラス繊維又はその引揃え物を切断し、移動するコ
ンベア上に堆積せしめてマット状物となし、該マット状
物に増粘剤を含む液状の熱硬化性樹脂を含浸させた後、
養生することによりSMCを製造する。
次に本発明を更に具体的に説明する。
ブッシングから引出した直径3〜25μ、好ましくは9
〜16μのガラス繊維に集束剤を塗布し、30〜5,000本、
好ましくは50〜1,000本程度集束し、ストランドとす
る。
集束剤としては0.05〜2wt%程度の帯電防止剤、1〜1
5wt/程度の被膜形成剤、0.01〜2wt%程度の潤滑剤、0.0
1〜5wt%程度のカップリング剤を含むものが好適に使用
できる。
被膜形成剤としてはポリ酢酸ビニール等を、潤滑剤と
してはノニオン系或はカチオン系界面活性剤剤又は油剤
等を、カップリング剤としてはシランカップリング剤等
を用いるのが適当である。
ガラス繊維に対する集束剤の附与量は、固型分として
0.3〜3wt%好ましくは0.5〜2wt%とするのが適当であ
る。
このように集束剤中に微量の帯電防止剤を含有せしめ
ることにより、前述した先願の効果を損なうことなく、
しかも上記のストランドを補強繊維として使用して得ら
れるFRP、或は上記SMCを使用して得られるFRPの耐水性
を向上せしめうることが見出された。
上述のストランドに帯電防止剤を被着せしめる。
被着の手段に特に限定はなく、帯電防止剤を含む後処
理液をストランドに噴霧し、或はロールコーターを用い
て塗布しても良く、或は又ストランドをテンションバー
の下面に接して張力を与えつつ移動せしめながら、テン
ションバーの上面に本溶液を所定割合で、好ましくは定
量ポンプを用いて供給し、後処理溶液をテンションバー
の下面に流下せしめストランドに後処理液を接触せしめ
て塗布することによってストランドに帯電防止剤を被着
させることもできる。
後処理液の塗布によって被着せしめる帯電防止剤の量
は、ガラス繊維に対し0.01〜1wt%程度で充分効果をう
ることができる。
本発明においては、集束剤中に混入する帯電防止剤の
量は微量であるので、集束剤との関連において使用しう
る帯電防止剤の種類が制限をうけることはなくアニオン
系、ノニオン系、カチオン系、両性イオン系、無機塩類
等各種のものが使用できるが、耐水性向上の見地からは を用いるのが特に望ましい。
又本発明いおいては後処理液中に潤滑剤を1〜30wt
%、好ましくは5〜15wt%程度含有させておくこともで
き、ストランドの潤滑性を一層向上させることができ
る。
なお、潤滑剤としてはノニオン系或はカチオン系界面
活性剤又は油剤が好適に使用できる。
ストランドに対する本溶液の附与は、ストランド水中
の水分が0.1wt%以下の状態で行うのが好ましく、本発
明の効果を一層向上させることができる。水分を減少さ
せる工業的手段としては加熱炉を用いた加熱乾燥、減圧
乾燥を行うのが好適である。
なおストランドに対する後処理液の附与は個々のスト
ランドに対し別々に行うこともできるが、多数のストラ
ンドを引揃えてロービングとなす際、多数のストランド
に同時に附与するのが実際的である。
後処理液を附与したストランド、或はロービングは、
30〜100℃、好ましくは50〜80℃において加熱乾燥する
のが適当であり、リボナイゼイションを向上させる効果
を得ることができる。
上述の本発明ストランド或はロービングはそのまま、
或は切断し、又は連続した状態でマット状物とし、或は
製織して布状物となしてFRPの補強用に好適に用いるこ
とができる。
又本発明のストランド或はロービングの切断物(CS)
を用いてSMCを製造することもできる。
[作 用] 帯電防止剤の大部分をストランドの表面にのみ被着さ
せることにより所望の帯電防止効果をうるのに必要な帯
電防止剤の使用量を減少させる。
又帯電防止剤を0.05〜2wt%含む集束剤を附与してガ
ラス繊維を集束してストランドとなし、次いでこのスト
ランド表面に帯電防止剤を被着させることにより、集束
剤成分と帯電防止剤の反応を防止し、ストランドの性能
を向上させ、着色を防止し、更に又このストランドを補
強繊維として使用して得られたFRP、又はこのストラン
ドを使用して得られるSMCの耐水性を向上させる。
このようなストランドをFRP補強用として用いること
により樹脂の含浸性を良好ならしめる。この効果はSMC
製造の場合特に著しい。
帯電防止剤の被着をストランド乾燥後に行うことによ
り、上記効果を一層向上させる。
又帯電防止剤と共に潤滑剤を附与することによりスト
ランドの潤滑性を一層向上させる。
更に又帯電防止剤附与後ストランドを加熱乾燥するこ
にとよりリボナイゼーションを向上させる。
[実施例1] 帯電防止剤として を固形分で0.2wt%、被膜形成剤としてポリ酢酸ビニー
ルを8wt%、潤滑剤としてノニオン系界面活性剤を0.5wt
%、カップリング剤としてシランカップリング剤を0.2w
t%含むサイジング剤をガラス繊維に対し固型分として
1.5wt%附与し、140℃に12hr加熱乾燥してストランドI
とした。
このストランドに帯電防止剤として の10%溶液を、ロールコーターで塗布し、上記帯電防止
剤をストランドIの表面に被着させ、ストランドIIを得
た。
帯電防止剤の被着量はガラス繊維の0.05wt%であっ
た。
上記ストランドI,IIを用い、スタティクフォトメータ
ーを使用し、印加電圧8KV、温度25℃、湿度50%の条件
で帯電圧、半減期を測定した結果を別表に示す。。
ストランドIIは集束性、切断時の分散不良を生ずるこ
となく、液状熱硬化性樹脂の含浸性も良好であり、着色
を生ずることもなかった。
実施例2 実施例1の に代え、 を用いて得られたストランド(ストランドIII)につい
て同様な測定を行った結果を別表に示す。
なお、ストランドIIIの集束性其他の性質はストラン
ドIIと同等であった。
[比較例1] 実施例1で用いられた集束剤中に を混入し、(混入量は帯電防止剤の被着量が実施例1と
同一となるよう定めた)実施例1と同様にして得られた
ストランドIVについて同様な測定を行った結果を別表に
示す。
なお、このストランドIVは分散性、樹脂の含浸性がス
トランドI,IIに比して不良であり、このストランドを用
いて製造したFRP中に約5%の不良品が発生した。
又このストランドIVは黄色に着色した。
実施例3 実施例1,2のストランドII,IIIを2.5cmの長さに切断
し、この切断物を750gr/m2の割合で堆積させたCSに、次
の組成を有する樹脂組成物を含浸させ、ガラス含有量25
wt%のSMCを製造した。
不飽和ポリエステル樹脂 70 重量部 低収縮剤 30 重量部 炭酸カルシウム 150 重量部 TBPB 0.02重量部 ステアリン酸亜鉛 0.05重量部 MgO 0.01重量部 樹脂の含浸性は良好であり、含浸不良に起因する不良
品が発生することはなかった。
[比較例2] 比較例1のストランドIVを用いて、実施例3と同様な
SMCを製造した。
樹脂の含浸性は不良で、不良品発生率は5%であっ
た。
実施例4 実施例3のSMCを用いて製造したFRPを100℃の水中に
8日間放置した場合、成形品表面のふくれが生じなかっ
た。
[比較例3] 実施例4のストランドII,IIIに代え、被膜形成剤、潤
滑剤、カップリング剤の種類及び含有量はストランドI
I,IIIの製造に用いられた集束剤と同一であるが、帯電
防止剤を全く含まない集束剤を使用して得られたストラ
ンドを用い、実施例4と同様に試験を行った場合著しい
ふくれを生じた。
[発明の効果] 所定の性能を得るのに必要な帯電防止剤の使用料を減
少し、帯電防止効果を高める。
ストランドの集束性の低下、着色を防止し、樹脂の含
浸性を高め、均質なFTP、SMCをうる。
又FRPの耐水性を向上させる。
帯電防止剤と集束剤の組合せ可能な範囲を拡大する。

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電防止剤を0.05〜2wt%含む集束剤を附
    与集束してなるガラス繊維束の表面に帯電防止剤又は帯
    電防止剤及び潤滑剤を被着せしめたことを特徴とする帯
    電防止性ガラス繊維束。
  2. 【請求項2】帯電防止剤を0.05〜2wt%含む集束剤を附
    与集束し、次いで乾燥してなるガラス繊維束の表面に帯
    電防止剤又は帯電防止剤及び潤滑剤を被着せしめたこと
    を特徴とする帯電防止性ガラス繊維束。
  3. 【請求項3】帯電防止剤は無機塩類、又はカラオン系、
    ノニオン系、アニオン系或は両性系の界面活性剤である
    ことを特徴とする請求項1,又は2記載の帯電防止性ガラ
    ス繊維束。
  4. 【請求項4】ガラス繊維束の表面に被着せしめた帯電防
    止剤の量はガラス繊維の0.01〜1wt%であることを特徴
    とする請求項1,2又は3記載の帯電防止性ガラス繊維
    束。
  5. 【請求項5】集束剤は被膜形成剤、カップリング剤、又
    は潤滑剤を含むことを特徴とする請求項1,2,3又は4記
    載の帯電防止性ガラス繊維束。
  6. 【請求項6】集束剤の附与量はガラス繊維の0.3〜3wt%
    であることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の帯
    電防止性ガラス繊維束。
  7. 【請求項7】潤滑剤はノニオン系或はカチオン系界面活
    性剤又は油剤であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5
    又は6記載の帯電防止性ガラス繊維束。
  8. 【請求項8】ガラス繊維束の表面に被着せしめた潤滑剤
    の量はガラス繊維の0.01〜1wt%であることを特徴とす
    る請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の帯電防止性ガラス繊
    維束。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の帯電防
    止性ガラス繊維束の引揃え物よりなることを特徴とする
    帯電防止性ロービング。
  10. 【請求項10】ブッシングから引出したガラス繊維に帯
    電防止剤を0.05〜2wt%含む集束剤を附与し、次いで好
    ましくは乾燥したガラス繊維束表面に帯電防止剤を被着
    せしめることを特徴とする樹脂補強用繊維体の製造法。
  11. 【請求項11】ブッシングから引出したガラス繊維に帯
    電防止剤を0.05〜2wt%含む集束剤を附与集束し次いで
    乾燥してなるガラス繊維束又はその引揃え物に帯電防止
    剤を含む後処理液を塗布することによって帯電防止剤を
    被着し、次いで好ましくは加熱下に再度乾燥することを
    特徴とする樹脂補強用繊維体の製造法。
  12. 【請求項12】後処理液被着前の乾燥を加熱下又は減圧
    下に行うことを特徴とする請求項10又は11記載の樹脂補
    強用繊維体の製造法。
  13. 【請求項13】帯電防止剤は無機塩類、又はカチオン
    系、ノニオン系、アニオン系或は両性系の界面活性剤で
    あることを特徴とする請求項10,11又は12記載の樹脂補
    強用繊維体の製造法。
  14. 【請求項14】ガラス繊維束の表面に被着せしめた帯電
    防止剤の量はガラス繊維の0.01〜1wt%であることを特
    徴とする請求項11,12又は13記載の樹脂補強用繊維体の
    製造法。
  15. 【請求項15】集束剤は被膜形成剤、カップリング剤、
    又は潤滑剤を含むことを特徴とする請求項11,12,13又は
    14記載の樹脂補強用繊維体の製造法。
  16. 【請求項16】集束剤の附与量はガラス繊維の0.3〜3wt
    %であることを特徴とする請求項11,12,13,14又は15記
    載の樹脂補強用繊維体の製造法。
  17. 【請求項17】後処理液は潤滑剤をも含むことを特徴と
    する請求項11,12,13,14,15又は16記載の樹脂補強用繊維
    体の製造法。
  18. 【請求項18】潤滑剤はノニオン系或はカチオン系界面
    活性剤又は油剤であることを特徴とする請求項17記載の
    樹脂補強用繊維体の製造法。
  19. 【請求項19】ブッシングから引出したガラス繊維に帯
    電防止剤を0.05〜2wt%含む集束剤を附与集束し次いで
    乾燥してなるガラス繊維束又はその引揃え物に帯電防止
    剤又は帯電防止剤及び潤滑剤とを含む後処理液を塗布
    し、次いで好ましくは加熱下に再度乾燥したガラス繊維
    又はその引揃え物を切断し、移動するコンベア上に堆積
    せしめてマット状物となし、該マット状物に増粘剤を含
    む液状の熱硬化性樹脂を含浸させた後、養生することを
    特徴とするシートモールディングコンパウンドの製造
    法。
  20. 【請求項20】帯電防止剤は無機塩類、又はカチオン
    系、ノニオン系、アニオン系或は両性系の界面活性剤で
    あることを特徴とする請求項19記載のシートモールディ
    ングコンパウンドの製造法。
  21. 【請求項21】後処理液の塗布によりガラス繊維束の表
    面に被着せしめた帯電防止剤の量はガラス繊維の0.01〜
    1wt%であることを特徴とする請求項18,19又は20記載の
    シートモールディングコンパウンドの製造法。
  22. 【請求項22】集束剤は被膜形成剤、カップリング剤、
    又は潤滑剤を含むことを特徴とする請求項18,19,20又は
    21記載のシートモールディングコンパウンドの製造法。
  23. 【請求項23】集束剤の附与量はガラス繊維の0.3〜3wt
    %であることを特徴とする請求項18,19,20,21又は22記
    載のシートモールディングコンパウンドの製造法。
  24. 【請求項24】潤滑剤はノニオン系或はカチオン系界面
    活性剤又は油剤であることを特徴とする請求項19,20,2
    1,22又は23記載のシートモールディングコンパウンドの
    製造法。
  25. 【請求項25】後処理液の塗布によりガラス繊維束の表
    面に被着せしめた潤滑剤の量はガラス繊維の0.01〜1wt
    %であることを特徴とする請求項19,20,21,22,23又は24
    記載のシートモールディングコンパウンドの製造法。
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