JP2563662Y2 - パネルシャッター - Google Patents

パネルシャッター

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JP2563662Y2
JP2563662Y2 JP1991070684U JP7068491U JP2563662Y2 JP 2563662 Y2 JP2563662 Y2 JP 2563662Y2 JP 1991070684 U JP1991070684 U JP 1991070684U JP 7068491 U JP7068491 U JP 7068491U JP 2563662 Y2 JP2563662 Y2 JP 2563662Y2
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Japan
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panel
transformer
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shutter
guide rails
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JP1991070684U
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JPH0514490U (ja
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成強 松山
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Bunka Shutter Co Ltd
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Bunka Shutter Co Ltd
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばマンションや
一般住宅等の雨戸として好適な換気装置を有するパネル
シャッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の住宅は気密性が高いために、その
建物には換気口を設けるなどして換気機能を持たせてい
るが、かかる住宅用の雨戸として適用される従来のパネ
ルシャッターは、そのシャッター開閉用開口の両側で起
立する左右一対のガイドレールに沿って上下複数段のパ
ネルを昇降駆動することにより、前記ガイドレール間を
開閉するだけの構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のパネルシャッタ
ーは以上のように構成され、雨戸として適用した場合に
あってもガイドレール間を開閉するだけでその閉鎖時の
換気機能が何ら配慮されていないのが殆どであり、そこ
で換気機能を持たせるべくパネル自体に単なる換気口を
設けて自然換気することも一部には考えられているが、
このような自然換気では特に上述の如く気密性の高い建
物の換気を充分に行うことができないという課題があっ
た。そこで、パネルシャッターに強制換気機能を持たせ
ることも考えられるが、この場合、ガイドレールに沿っ
てパネルが昇降動作すること、およびそのパネルが折畳
状態に収納されることから、該パネルに強制換気装置を
設けた場合における該換気装置への電力供給が非常に難
しいという課題があった。なお、移動物体への給電方法
としては、トロリー等に見られるように電源ケーブルに
よる接触形(直接)給電方法があるが、この接触形給電
方法をパネルシャッターに適用した場合、装置全体が大
型化し且つ複雑化するのみならず、安全性およびパネル
動作上などの点で大きな問題があって強制換気が行えな
いという課題があった。
【0004】この考案は上記問題点を解消するためにな
されたもので、ガイドレールに沿って昇降駆動されるパ
ネルの任意昇降位置で、該パネルに装備された換気装
対する電力供給を安全に、しかもパネル動作に支障を
来すことなく円滑に行うことができ、もって室内の強制
気を可能としたパネルシャッターを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係る請求項1
のパネルシャッターは、左右一対のガイドレール内に両
端側が昇降自在に嵌込み係合され、該ガイドレールに沿
って昇降駆動される上下複数段のパネルの少なくとも1
つのパネルに換気装置を装備すると共に、前記ガイドレ
ール内には電源系統に接続される給電用の1次側トラン
スを装着固定し、且つ、前記換気装置を有する前記パネ
ルの端部には、該パネルの任意昇降位置で前記1次側ト
ランスに対応位置して該1次側トランスから非接触で通
電される2次側トランスを装備し、前記パネルの任意昇
降位置で前記1次側トランスから2次側トランスに通電
されることにより前記換気装置が稼動する構成としたも
のである。
【0006】また、請求項2のパネルシャッターは、前
記1次側トランスおよび2次側トランスを樹脂モールド
したものである。
【0007】
【作用】この考案における請求項1のパネルシャッター
は、左右のガイドレールに沿ってパネルが昇降動作し、
該パネルが任意昇降位置に達すると、該パネル側の2次
側トランスがガイドレール側の1次側トランスに対応位
置し、該1次側トランスから前記2次側トランスに非接
触で通電されることにより、換気装置が稼動する。この
ようにガイドレール側の1次側トランスからパネル側の
2次側トランスに非接触で通電されるので、電源ケーブ
ルによる接触形給電方法の場合のように装置が大型化し
たり複雑化したりせず、しかも、ガイドレールに沿って
昇降動作し且つ折畳状態に収納されるパネルであって
も、該パネルに装備された換気装置を円滑かつ確実に稼
動させることができ、もって、パネルシャッターでは従
来困難であった室内の強制換気が可能となる
【0008】また、請求項のパネルシャッターでは、
ガイドレール側の1次側トランスおよびパネル側の2次
側トランスをそれぞれ樹脂モールドしたので、ガイドレ
ールに沿って昇降動作し且つ折畳状態に収納されるパネ
ルであっても、該パネルに装備された換気装置に対する
電力供給を安全に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図について説明す
る。図1はこの考案の一実施例によるパネルシャッター
の概略的な側断面図、図2は図1の概略的な正面図、図
3は図2のガイドレール部分での拡大断面図、図4はパ
ネルシャッター給電系統のブロック図、図5は図1のA
部拡大断面図である。
【0010】図において、1はシャッター開閉用開口の
両側に起立配置された左右一対のガイドレールで、これ
らのガイドレール1は、図3に示すようにそれぞれの対
向面側にパネル昇降ガイド用の縦長開口1aを有するコ
字状部材からなっている。
【0011】前記ガイドレール1の上部にはパネル収納
部を形成するブラケット(以下、パネル収納ブラケット
という)2が配置されている。
【0012】このパネル収納ブラケット2には、前記ガ
イドレール1の上方対応位置に左右一対のパネル昇降駆
動系スプロケット3が配置され、これらのスプロケット
3は、図1および図2に示すように開閉機(モータ)M
1の出力軸4の両端部に嵌着された出力スプロケット5
に伝動チェーン6を介して連動されている。
【0013】そして、前記パネル昇降駆動系スプロケッ
ト3には、前記両ガイドレール1内で昇降動作して前記
収納ボックス2内の前記支持レール側に移行可能な左右
一対のチェーン7が噛合している。
【0014】これらのチェーン3は、前記両ガイドレー
ル1に沿って昇降開閉駆動される上下複数段のパネル8
を連繋吊持している。
【0015】更に詳しく述べると、前記各パネル8は、
それぞれの両端側が前記ガイドレール1内に図3の縦長
開口1aを介して昇降自在に嵌込み係合され、且つ、各
パネル8の上部両端がロングピン(図示せず)を介して
前記チェーン7に回動自在に連繋吊持されている。
【0016】かかる構成のパネルシャッターにおいて、
適当選定個所のパネル8には換気装置9,10が装備さ
れている。
【0017】これらの換気装置9,10は図示例におい
て、その一方の換気装置9が排気側で、他方の換気装置
10が吸気側となっており、排気側の換気装置9は上位
のパネル8に、且つ、他方の換気装置10は下位のパネ
ル8に取り付けられている。
【0018】前記各換気装置9,10は、図1および図
5に示すように、送風方向を逆にした薄形の電動ファン
9A,10Bと、これらの電動ファン9A,10Aの室
内側にそれぞれ配置された室内フィルタ9B,10B
と、前記各電動ファン9A,10Aの室外側に配置され
たガラリ9C,10Cとから構成されている。
【0019】そして、前記換気装置9,10が装備され
たパネル8の長手方向一側端部には給電系統の2次側ト
ランス12が取り付けられ、該2次側トランス12には
パネル内配線13を介して前記電動ファン9A,10A
のモータM2(図4参照)が電気的に接続されている。
【0020】他方、ガイドレール1の内部には、パネル
8の任意昇降位置(図2ではパネル8の全閉位置)で前
記2次側トランス12を対応位置させて該2次側トラン
ス12に非接触で通電するための1次側トランス11が
装着固定されている。
【0021】この1次側トランス11は、レール内配線
14を介して図4に示すシャッター制御盤15に電気的
に接続され、該シャッター制御盤15は操作ボタン16
でオン・オフ操作されるようになっている。
【0022】前記1次側トランス11および2次側トラ
ンス12は、それぞれ樹脂モールドされたものとなって
いる。
【0023】次に動作について説明する。パネル収納ブ
ラケット2内に全てのパネル8が折畳収納された状態に
おいて、操作ボタン16により開閉機M1をパネル繰出
方向に起動させると、パネル昇降駆動系のスプロケット
3に噛合したチェーン7を介してパネル8がガイドレー
ル1間に繰り出される。
【0024】これにより、前記ガイドレール1を順次一
連状に下降動作するパネル8がその最下位パネルの接地
により全閉位置に到達すると、その時点でパネル8側の
2次側トランス12がガイドレール1側の1次側トラン
ス11に対応位置する。
【0025】すると、前記1次側トランス11から2次
側トランス12に非接触で通電されることにより、排気
側換気装置9および吸気側換気装置10の電動ファン9
A,10Aが稼動し、室内の強制換気が自動的に行われ
る。
【0026】このような強制換気状態から、パネル昇降
駆動系スプロケット3を逆回転起動させると、該スプロ
ケット3に噛合したチェーン7を介して各パネル8が上
昇動作し、該パネル8側の2次側トランス12がガイド
レール1側の1次側トランス11との対応位置から上昇
離間することによって、1次側トランス11から2次側
トランス12への通電が断たれる。
【0027】このため、前記各電動ファン9A,10A
は自動的に停止し、パネル8の上昇格納動作が円滑に行
われる。
【0028】なお、パネル8の全閉位置では上述のよう
に室内の強制換気が自動的に行われるが、そのパネル全
閉状態のままで人為的スイッチ操作により上記強制換気
を停止させることも可能である。
【0029】また、上記実施例における換気装置9,1
0の数は限定されるものでなく、該換気装置は排気側と
吸気側が一体的にユニット化されたものであってもよ
い。
【0030】さらに上記実施例では、パネル8に装備し
た換気装置9,10について述べたが、該換気装置9,
10に換えて電光用ディスプレイを前記パネル8に装備
してもよく、この場合にあっても、パネル全閉時に1次
側トランス11から2次側トランス12に非接触で通電
されることにより、前記電光用ディスプレイを稼動さ
せ、且つ、パネル8の上昇動作で前記電光用ディスプレ
イの稼動を自動的に停止させることができる。
【0031】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、左右
一対のガイドレール内に両端側が昇降自在に嵌込み係合
され、該ガイドレールに沿って昇降駆動される上下複数
段のパネルの少なくとも1つのパネルに換気装置を装備
すると共に、前記ガイドレール内には電源系統に接続さ
れる給電用の1次側トランスを装着固定し、且つ、前記
換気装置を有する前記パネルの端部には、該パネルの任
意昇降位置で前記1次側トランスに対応位置して該1次
側トランスから非接触で通電される2次側トランスを装
備し、前記パネルの任意昇降位置で前記1次側トランス
から2次側トランスに通電されることにより前記換気装
置が稼動する構成としたので、前記パネルの任意昇降位
置で前記換気装置を自動的に稼動させることができる。
このため、電源ケーブルによる接触形給電方法の場合の
ように装置が大型化したり複雑化したりせず、しかも、
ガイドレールに沿って昇降動作し且つ折畳状態に収納さ
れるパネルであっても、該パネルに装備された換気装
円滑かつ確実に稼動させることができ、もって、パネ
ルシャッターでは従来困難であった室内の強制換気が可
能となる
【0032】また、ガイドレール側の1次側トランスお
よびパネル側の2次側トランスをそれぞれ樹脂モールド
したので、ガイドレールに沿って昇降動作し且つ折畳状
態に収納されるパネルであっても、該パネルに装備され
た換気装置に対する電力供給を安全に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるパネルシャッターの
概略的な側断面図である。
【図2】図1の概略的な正面図である。
【図3】図2のガイドレール部分での拡大断面図であ
る。
【図4】パネルシャッター給電系統のブロック図であ
る。
【図5】図1のA部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 8 パネル 9 換気装置 10 換気装置 11 1次側トランス 12 2次側トランス

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッター開閉用開口の両側で起立する
    左右一対のガイドレールと、これらのガイドレール内に
    両端側が昇降自在に嵌込み係合され該ガイドレールに沿
    って昇降駆動される上下複数段のパネルとを備えたパネ
    ルシャッターにおいて、少なくとも1つの前記パネルに
    装備された換気装置と、前記ガイドレール内に装着固定
    されて電源系統に接続される給電用の1次側トランス
    と、前記パネルの端部に設けられ該パネルの任意昇降位
    置で前記1次側トランスに対応位置して該1次側トラン
    スから非接触で通電される2次側トランスとを備え、前
    記パネルの任意昇降位置で前記1次側トランスから2次
    側トランスに通電されることにより前記換気装置が稼動
    する構成としたことを特徴とするパネルシャッター。
  2. 【請求項2】 前記1次側トランスおよび2次側トラン
    スは樹脂モールドされていることを特徴とする請求項1
    記載のパネルシャッター。
JP1991070684U 1991-08-09 1991-08-09 パネルシャッター Expired - Lifetime JP2563662Y2 (ja)

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JPH0514490U JPH0514490U (ja) 1993-02-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5078857A (ja) * 1973-11-16 1975-06-26
JPH0513908Y2 (ja) * 1986-03-26 1993-04-13
JPH0645992Y2 (ja) * 1988-04-25 1994-11-24 文化シャッター株式会社 建物開口部用開閉パネルのディスプレイ装置
JPH0635447Y2 (ja) * 1988-06-23 1994-09-14 千蔵工業株式会社 自動扉装置における配電装置

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