JP2563552Y2 - アンテナ梱包装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は衛星の受信機であるアン
テナの輸送時におけるアンテナ梱包装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】近年、世界的に環境問題についての関心
が高まり、一力で製造する梱包材料においても、省資
源、再利用可能で、また焼却可能で処分に便利で環境汚
染、破壊に影響を及ぼさない材料が求められている。

【０００３】アンテナ装置の梱包に関しての現状は、外
装として段ボール紙を使用しているが、緩衝材としてほ
とんど発泡スチロールを使用しているのが実態である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の緩衝材としてのスチロールを使用すること
は、市場において焼却できないため処分に困難をきたし
ているのが実状である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、アンテナ梱包において、すべて緩衝材とし
て段ボール紙を使用して緩衝効果を発揮させ、処分可能
にするアンテナ梱包装置である。

【０００６】

【作用】本考案のアンテナ梱包装置は、アンテナを構成
しているリフレクター、コンバータ付アーム、同梱物で
あるＦ設栓、工具、ビス、融着テープを、すべて段ボー
ル紙を使用して緩衝効果を発揮させ処分を可能にするこ
とができるものである。

【０００７】

【実施例】以下、本考案の一実施例について図１〜図３
を参照しながら説明する。

【０００８】図１は本考案のアンテナ梱包装置の縦断面
図を示す。外装パッキングケース１。踏込などによりア
ンテナの変形損傷を防止し補強するための天パッド２、
リフレクター３、リフレクター３を位置決めの保持固定
するための三日月孔４、リフレクター３及びコンバータ
付アーム５を位置決め保持固定し、緩衝効果を発揮せし
めるコ字形形状をした中当て緩衝材６で構成されてい
る。図２において、中当て緩衝材６には、コンバータ付
アーム５を位置決め保持固定するコンバータ用孔７、及
びアーム用孔８、リフレクター背面部９を通す角孔１
０、さらに同梱物１１として袋に入れているＦ接栓、工
具、ビス、融着テープを位置決め保持するためのＵ字形
切欠き１２を備えている。図３は、天フラップ１３を折
り返し、天フラップ１３に備えている三日月孔４にリフ
レクター３を挿入せしめて位置決め固定する。その後、
とらにリフレクター３を補護するために補強用の天パッ
ド２を上から乗せる。

【０００９】

【考案の効果】以上の実施例から明らかなように、本考
案によればアンテナ装置として構成しているリフレクタ
ー、コンバータ付アーム、及び同梱物を、外装、中当て
緩衝材、天パッドすべて段ボール紙を使用して緩衝効果
を発揮することができ、さらに材料として紙を使用して
いるので、処分、再利用等、省資源、環境汚染に対し
て、良好な梱包装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例における縦断面図

【図２】本考案の一実施例における外装、及び中当て緩
衝材を示す斜視図

【図３】本考案の一実施例におけるアンテナを構成して
いる部品の斜視図

【図４】従来におけるアンテナ梱包装置の斜視図

【符号の説明】

１ 外装パッキングケース ２ 天パッド ３ リフレクター ４ 三日月孔 ５ コンバータ付アーム ６ 中当て緩衝材 ７ コンバータ用孔 ８ アーム用孔 ９ リフレクター背面部 １０ 角孔 １１ 同梱物 １２ Ｕ字形切欠き １３ 天フラップ

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 概略コ字状に折り曲げた中当て緩衝材
   （６）において主平面にコンバータ付アーム（５）を保
   持固定するためのコンバータ用孔（７）とアーム用孔
   （８）とリフレクター背面部（９）の通る角孔（１０）
   とを設け、さらに側面部に同梱物（１１）を保持するＵ
   字形切欠き（１２）とを設け、外装パッキングケース
   （１）の天フラップ（１３）にはリフレクター（３）を
   位置決め保持固定する三日月孔（４）を設け、補強材と
   してリフレクター（３）の上に天パッド（２）を乗せた
   構成とし、外装パッキングケース（１）と中当て緩衝材
   （６）と天パッド（２）とを段ボール紙としたことを特
   徴とするアンテナ梱包装置。