JP2563417B2 - 投影レンズ - Google Patents
投影レンズInfo
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- JP2563417B2 JP2563417B2 JP62334307A JP33430787A JP2563417B2 JP 2563417 B2 JP2563417 B2 JP 2563417B2 JP 62334307 A JP62334307 A JP 62334307A JP 33430787 A JP33430787 A JP 33430787A JP 2563417 B2 JP2563417 B2 JP 2563417B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機の画面等を拡大投影する
投写表示装置に使用するに適した色消し投影レンズに関
するものである。
投写表示装置に使用するに適した色消し投影レンズに関
するものである。
従来の技術 一般に三管式のカラープロジェクターでは、B
(青)、G(緑)、R(赤)の3色の単色陰極線管の各
々の画像を投影レンズによりスクリーン上に投影し合成
するため、単色光に対する諸収差を良好に補正していれ
ば、特に色消しの考慮は必要無かった。
(青)、G(緑)、R(赤)の3色の単色陰極線管の各
々の画像を投影レンズによりスクリーン上に投影し合成
するため、単色光に対する諸収差を良好に補正していれ
ば、特に色消しの考慮は必要無かった。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、単色陰極線管と言っても、それに用い
られる螢光体の特性により、ある波長幅を有しており、
特にB(青)においては、その波長幅が大きく、高精細
度の像の投影においては、無視できなくなる。したがっ
て、単色光に対して良好な結像性能を示し、高コントラ
ストで、且つ色収差補正がされていることが必要となっ
てくる。
られる螢光体の特性により、ある波長幅を有しており、
特にB(青)においては、その波長幅が大きく、高精細
度の像の投影においては、無視できなくなる。したがっ
て、単色光に対して良好な結像性能を示し、高コントラ
ストで、且つ色収差補正がされていることが必要となっ
てくる。
問題点を解決するための手段 上記問題を解決するために本発明の投写レンズは、ス
クリーン側より順に曲率大なる面をスクリーン側に向け
た正の屈折力を有するレンズよりなる第1群レンズ、そ
の後に両凸の正レンズとスクリーン側に凹面を向けた負
レンズの2枚のレンズよりなる第2群レンズ、その後方
に凸面の正レンズよりなる第3群レンズ、その後方に凹
面をスクリーン側に向けた負レンズよりなる第4群レン
ズから構成され、前記の各数値緒元を満足することより
単色光に対して良好な結像性能を示し、高コントラスト
で、且つ色収差補正がされた投影レンズを実現してい
る。
クリーン側より順に曲率大なる面をスクリーン側に向け
た正の屈折力を有するレンズよりなる第1群レンズ、そ
の後に両凸の正レンズとスクリーン側に凹面を向けた負
レンズの2枚のレンズよりなる第2群レンズ、その後方
に凸面の正レンズよりなる第3群レンズ、その後方に凹
面をスクリーン側に向けた負レンズよりなる第4群レン
ズから構成され、前記の各数値緒元を満足することより
単色光に対して良好な結像性能を示し、高コントラスト
で、且つ色収差補正がされた投影レンズを実現してい
る。
作用 本発明の投影レンズにおいて、第1群レンズで主とし
て球面収差、コマ収差、第2群レンズで、球面収差と軸
上色収差の補正を行い、第3群レンズによりコマ収差、
非点収差を補正し、第4群レンズでは、画角により依存
する収差、とくに像画彎曲、歪曲収差の補正を行ってい
る。ここで、特に、第2群レンズと第3群レンズの間隔
を適度に保ち、第2群レンズは軸外主光線高の低い所に
配置し、第3群レンズはある程度、軸外主光線高の高い
所に配置するパワー配置をとることにより、第2群レン
ズでは、主として軸上に関する収差を、第3群レンズ
は、特にサジタル方向のコマ収差の補正、倍率の色収差
補正と、それぞれのレンズ群が、充分な収差補正効果を
発揮できるようにしている。
て球面収差、コマ収差、第2群レンズで、球面収差と軸
上色収差の補正を行い、第3群レンズによりコマ収差、
非点収差を補正し、第4群レンズでは、画角により依存
する収差、とくに像画彎曲、歪曲収差の補正を行ってい
る。ここで、特に、第2群レンズと第3群レンズの間隔
を適度に保ち、第2群レンズは軸外主光線高の低い所に
配置し、第3群レンズはある程度、軸外主光線高の高い
所に配置するパワー配置をとることにより、第2群レン
ズでは、主として軸上に関する収差を、第3群レンズ
は、特にサジタル方向のコマ収差の補正、倍率の色収差
補正と、それぞれのレンズ群が、充分な収差補正効果を
発揮できるようにしている。
実施例 以下に本発明になる投影レンズの具体的な一実施例を
示す。但し、各実施例中r1,r2…はスクリーンから順に
見た各面の曲率半径、d1,d2…は上記各面の面間隔、n1,
n2…はそれぞれのレンズのe線における屈折率である。
ν1は第1群レンズのe線に対するアッベ数、ν2N,ν
2Nは第2群レンズの正レンズおよび負レンズのe線に対
するアッベ数、ν3,ν4はそれぞれ第3群レンズ,第4
群レンズを構成するレンズのe線に対するアッベ数であ
る。*1,*2…で印された面は非球面でありXをレンズ
の光軸からの開口の半径距離Yの位置におけるレンズ頂
点からの変位量とすると で示される。AD,AE,AF,AGは非球面係数、Kは円錐定数
である。
示す。但し、各実施例中r1,r2…はスクリーンから順に
見た各面の曲率半径、d1,d2…は上記各面の面間隔、n1,
n2…はそれぞれのレンズのe線における屈折率である。
ν1は第1群レンズのe線に対するアッベ数、ν2N,ν
2Nは第2群レンズの正レンズおよび負レンズのe線に対
するアッベ数、ν3,ν4はそれぞれ第3群レンズ,第4
群レンズを構成するレンズのe線に対するアッベ数であ
る。*1,*2…で印された面は非球面でありXをレンズ
の光軸からの開口の半径距離Yの位置におけるレンズ頂
点からの変位量とすると で示される。AD,AE,AF,AGは非球面係数、Kは円錐定数
である。
FはFナンバー、画角を2ωで示す。
実施例1 f=135.8 ,F=1.3 ,2ω=45゜ f2P・ν2P/f2N・ν2N=−1.07 d23=d6,d12=d2 d23/f=0.147 d12/f=0.151 r1=182.566 d1=13.00 *1 n1=1.493834 ν1=56.9 r2=1150.616 d2=65.98 *2 n2=1.0 r3=119.259 d3=27.00 n3=1.518253 ν2P=64.0 r4=−188.291 d4=0.63 n5=1.0 r5=−263.246 d5=4.80 n5=1.62408 ν2N=36.1 r6=349.810 d6=20.00 n6=1.0 r7=127.710 d7=15.30 *3 n7=1.493834 ν3=56.9 r8=−1148.490 d8=69.25 *4 n8=1.0 r9=−55.638 d9=5.00 *5 n9=1.493834 ν4=56.9 r10=−60.000 d10=11.76 n10=1.400000 r11=∞ d11=10.40 n11=1.54 r12=∞ *1 K=−5.08789 AD=−2.82412×10-8 AE=−1.91102×10-11 AF=−1.86590×10-15 AG=−1.72773×10-19 *2 K=195.225 AD=−6.67435×10-8 AE=−1.86886×10-11 AF=−5.52365×10-17 AG=−2.73816×10-19 *3 K=3.54090 AD=7.19186×10-8 AE=1.31845×10-11 AF=−5.89345×10-15 AG=5.47376×10-18 *4 K=−2.90282×102 AD=3.81014×10-7 AE=4.34700×10-11 AF=−7.92356×10-15 AG=8.44363×10-18 *5 K=−9.03765×10-2 AD=−1.09203×10-6 AE=3.53853×10-10 AF=−2.18574×10-14 AG=−9.53015×10-18 本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。第1図は本発明に係る投影レンズの実施例に基づく
概略構成図、第2図(a),(b),(c)は、実施例
に基づく球面収差、非点収差、歪曲収差の特性図であ
る。歪曲収差は回路系の電気的補正量を低減するために
補正過剰としている。
る。第1図は本発明に係る投影レンズの実施例に基づく
概略構成図、第2図(a),(b),(c)は、実施例
に基づく球面収差、非点収差、歪曲収差の特性図であ
る。歪曲収差は回路系の電気的補正量を低減するために
補正過剰としている。
第2図の特性図から明らかなように本発明によれば、
諸収差が良好に補正されていることが分る。本実施例に
ついて第4群レンズをスクリーン側に凹面を向けた肉厚
が薄く、且つ、ほぼ均等な肉厚の所謂シェル状のレンズ
と光学的なカップリング用の媒質を含めて構成している
が、この様なシェル状のレンズを用いれば材料コストの
軽減と、またプラスチック成型する場合サイクルを短か
くすることができて、コストの軽減ができるというメリ
ットがある。
諸収差が良好に補正されていることが分る。本実施例に
ついて第4群レンズをスクリーン側に凹面を向けた肉厚
が薄く、且つ、ほぼ均等な肉厚の所謂シェル状のレンズ
と光学的なカップリング用の媒質を含めて構成している
が、この様なシェル状のレンズを用いれば材料コストの
軽減と、またプラスチック成型する場合サイクルを短か
くすることができて、コストの軽減ができるというメリ
ットがある。
発明の効果 本発明は、スクリーン側より順に曲率大なる面をスク
リーン側に向けた屈折力を有するレンズよりなる第1群
レンズ、その後方に両凸の正レンズとスクリーン側に凹
面を向けた負レンズの2枚のレンズよりなる第2群のレ
ンズ、その後方に両凸の正レンズよりなる第3群レン
ズ、その後方に凹面をスクリーン側に向けた負レンズよ
りなる第4群レンズから構成され、前記の各数値緒元を
満足することにより単色光に対して良好な結像性能を示
し、高コントラストで、且つ色収差補正がされた投影レ
ンズを提供するものである。
リーン側に向けた屈折力を有するレンズよりなる第1群
レンズ、その後方に両凸の正レンズとスクリーン側に凹
面を向けた負レンズの2枚のレンズよりなる第2群のレ
ンズ、その後方に両凸の正レンズよりなる第3群レン
ズ、その後方に凹面をスクリーン側に向けた負レンズよ
りなる第4群レンズから構成され、前記の各数値緒元を
満足することにより単色光に対して良好な結像性能を示
し、高コントラストで、且つ色収差補正がされた投影レ
ンズを提供するものである。
第1図は本発明に係る投影レンズの本実施例に基づく概
略構成図、第2図(a),(b),(c)は本実施例に
基づく球面収差、非点収差、歪曲収差の特性図である。 第2図(a)において実線はe線、一点鎖線はg線に対
する収差、(b)において、実線はサジタル収差(S)
方向、破線はメリディオナル(M)方向の収差。
略構成図、第2図(a),(b),(c)は本実施例に
基づく球面収差、非点収差、歪曲収差の特性図である。 第2図(a)において実線はe線、一点鎖線はg線に対
する収差、(b)において、実線はサジタル収差(S)
方向、破線はメリディオナル(M)方向の収差。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−95533(JP,A) 特開 昭58−139111(JP,A) 特開 昭62−85212(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】テレビジョン画像の投写表示装置に用いら
れ、スクリーン側より順に曲率大なる面をスクリーン側
に向けた正の屈折力を有するレンズよりなる第1群レン
ズ、その後に両凸の正レンズとスクリーン側に凹面を向
けた負レンズの2枚のレンズよりなる第2群レンズ、そ
の後方に凸面の正レンズよりなる第3群レンズ、その後
方に凹面をスクリーン側に向けた負レンズよりなる第4
群レンズから構成され、r1,r2…をスクリーンから順に
見た各面の曲率半径、d1,d2…を上記各面の面間隔、n1,
n2…をそれぞれのレンズのe線における屈折率、ν1は
第1群レンズのe線に対するアッベ数、ν2P,ν2Nは第
2群レンズの正レンズおよび負レンズのe線に対するア
ッベ数、ν3,ν4はそれぞれ第3群レンズ,第4群レン
ズを構成するレンズのe線に対するアッベ数、*1,*2
…で印された面は非球面でありXをレンズの光軸からの
開口の半径距離Yの位置におけるレンズ頂点からの変位
量としたとき、 で示され、AD,AE,AF,AGは非球面係数、Kは円錐定数と
して以下の数値緒元を満足することを特徴とする投影レ
ンズ。 r1=182.566 d1=13.00 *1 n1=1.493834 ν1=56.9 r2=1150.616 d2=65.98 *2 n2=1.0 r3=119.259 d3=27.00 n3=1.518253 ν2P=64.0 r4=−188.291 d4=0.63 n5=1.0 r5=−263.246 d5=4.80 n5=1.62408 ν2N=36.1 r6=349.810 d6=20.00 n6=1.0 r7=127.710 d7=15.30 *3 n7=1.493834 ν3=56.9 r8=−1148.490 d8=69.25 *4 n8=1.0 r9=−55.638 d9=5.00 *5 n9=1.493834 ν4=56.9 r10=−60.000 d10=11.76 n10=1.400000 r11=∞ d11=10.40 n11=1.54 r12=∞ *1 K=−5.08789 AD=−2.82412×10-8 AE=−1.91102×10-11 AF=−1.86590×10-15 AG=−1.72773×10-19 *2 K=195.225 AD=−6.67435×10-8 AE=−1.86886×10-11 AF=−5.52365×10-17 AG=−2.73816×10-19 *3 K=3.54090 AD=7.19186×10-8 AE=1.31845×10-11 AF=−5.89345×10-15 AG=5.47376×10-18 *4 K=−2.90282×102 AD=3.81014×10-7 AE=4.34700×10-11 AF=−7.92356×10-15 AG=8.44363×10-18 *5 K=−9.03765×10-2 AD=−1.09203×10-6 AE=3.53853×10-10 AF=−2.18574×10-14 AG=−9.53015×10-18 f=135.8,F=1.3,2ω=45゜ f2P・ν2P/f2N・ν2N=−1.07 d23=d6,d12=d2 d23/f=0.147 d12/f=0.151 但し、FはFナンバー、画角を2ωで示す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62334307A JP2563417B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 投影レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62334307A JP2563417B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 投影レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178911A JPH01178911A (ja) | 1989-07-17 |
JP2563417B2 true JP2563417B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=18275885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62334307A Expired - Fee Related JP2563417B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 投影レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563417B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5946142A (en) | 1995-12-11 | 1999-08-31 | Hitachi Ltd. | Projection lens system and projection image display apparatus using the same |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP62334307A patent/JP2563417B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178911A (ja) | 1989-07-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |