JP2563155Y2 - プラグキャップ - Google Patents

プラグキャップ

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JP2563155Y2
JP2563155Y2 JP1990125954U JP12595490U JP2563155Y2 JP 2563155 Y2 JP2563155 Y2 JP 2563155Y2 JP 1990125954 U JP1990125954 U JP 1990125954U JP 12595490 U JP12595490 U JP 12595490U JP 2563155 Y2 JP2563155 Y2 JP 2563155Y2
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plug cap
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弘幸 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車用エンジンの点火プラグに用いら
れるプラグキャップに関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車用エンジンのプラグキャップ3は、第10
図に示すように、プラグキャップパイプ4の一端にゴム
製のヘッドカバー6が取り付けられ、他端にブッシュ5
が取り付けられている。また、ヘッドカバー6を介して
挿通されたプラグコード7がブッシュ5に接続された構
造となっている。
このプラグキャップ3は、点火プラグ1に電流を供給
するためのもので、第11図に示すように、エンジンに点
火プラグ1を取り付けた後、点火プラグ1の端子にプッ
シュ5を嵌め、ヘッドカバー6を押して嵌入することに
より装着する。
このとき、プラグ孔2内の空気が装着の邪魔をしない
ようにプラグキャップ3には、中空の排気部(以下、エ
アー抜き口)8が設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、同図に示す、DOHC(ツインカム)エンジン
では、プラグキャップ3がカムシャフト9を被うロッカ
ーカバー10間で形成された溝11に取り付けられる。この
ため、例えばエンジンが車体の下方に据付けられるワン
ボックスカーでは、水溜まりなどを走行した際、水を跳
ね上げてエンジンが水をかぶると、その急激な水かぶり
によってエンジンの前記溝11に水が溜まり、第9図に示
すように、ヘッドカバー6が水没する。すると、エアー
抜き口8からプラグ孔2内に水が侵入してトラブルを発
生する問題がある。また前記以外の車でも洗車場のウォ
ーターガン等で直接エンジンを洗浄した場合にも同様な
現象が起こる。この問題の解決策としてエアー抜き口8
の位置を第8図に示すように、中ピン12最上部や、ヘッ
ドカバー6上部6′に変更することを試みたが、ヘッド
カバー6が水没すると水が侵入したり、押込む際、指で
押されてエアー抜き口8がつぶれて排気ができないなど
の問題が生じた。
一方、第7図に示すように、エアー抜き口8をヘッド
カバー6より上へ一体に延長する試みも行った。しか
し、この場合は、成型品を金型より外す際、欠損等の関
係上、特にL型形状の一体型の金型を起こすのは難し
い。
最後に、ヘッドカバー6全体を大型化し、エアー抜き
口8を水面上に出るようにすることを試みた。
しかしながら、ヘッドカバーの大型化は部品の新造に
よるコスト高を伴い、またレイアウトの関係から他部品
との干渉を受けるので避けたい。
そこで、この考案では、ヘッドカバーの大型化を計ら
ずに、従来のヘッドカバーに少しの改良を加えるだけで
ヘッドカバーが水没してもエアー抜き口から水が侵入し
ないようにすることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案では、自動車エ
ンジンのロッカーカバー間に形成された溝に取り付けら
れる点火プラグ用のプラグキャップであって、 上記プラグキャップのエアー抜き口に、上記ロッカー
カバー間に形成された溝より先端が突出する排気筒を取
り付けた構成を採用したのである。
〔作用〕
このように構成されるプラグキャップは、装着時、排
気筒を介してプラグ孔内の空気が排気される。また、ロ
ッカーカバー間に形成された溝に水が溜まり、プラグキ
ャップが水没しても排気筒の先端は前記溝よりも突出し
ており、水の侵入を防止できる。
〔実施例〕
第1図に示すプラグキャップ3は、従来のヘッドカバ
ー6のエアー抜き口8に、タワー部22及び取り付け部23
とからなるL字状の排気筒(以下シュノーケルと称す
る)20を取り付けたものである。このシュノーケル20の
取り付けは、第2図に示すように接着剤を介して前記エ
アー抜き口8及びヘッドカバー6上端25に装着し、外れ
たり、ちぎれたりしないようにすると共に、前記エアー
抜き口8とのシール性も向上させている。
このシュノーケル20付きのプラグキャップ3は、従来
と同様に点火プラグに取付けると、エアー抜き口8から
シュノーケル20を介して排気する。またロッカーカバー
10間の溝11に水が溜まって、ヘッドカバー6が水没して
も、第3図に示すようにシュノーケル20先端が水面より
突出するので、溝11に溜まった水は、エアー抜き口8へ
侵入しない。
第4図に示す実施例は、シュノーケル20の取り付け部
23に水溜め部26を設けたもので、万一水かかりによって
シュノーケル20の先端より水が侵入しても水溜め部26に
水が溜まり、エアー抜き口に水が侵入しない。
第5図に示す実施例は、エアー抜き口8の穴を大きく
し、樹脂製のシュノーケル20を圧入して取り付けるよう
にしたものである。
また、第6図に示す実施例は、ヘッドカバー6上部
6′に中ピンと連通するエアー抜き口8を設け、このエ
アー抜き口8にシュノーケル20を圧入したもので、ヘッ
ドカバー6上部6′が押された際は、挿入されたシュノ
ーケル20によってエアー抜き口8の気道が確保され、排
気が行われる。また、上からの水の直撃には、シュノー
ケル20の排気孔先端が横を向いているため、シュノーケ
ル20内へ水は入らない。
〔効果〕
このように構成されるこの考案に係るプラグキャップ
は、排気部に排気筒を取り付けたことによって、プラグ
キャップが水没しても排気部からの水の侵入を防ぐこと
ができる。
このため、ヘッドカバーの大型化を行う必要がなく、
新造部品によるコストの上昇も最小限で済む。またレイ
アウトも従来とほとんど変える必要もないので他部品と
の干渉を起こす心配もない。さらに金型も排気筒のみで
済むため経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は、この考案に係るプラグキャップの
実施例を示し、第1図は排気筒及びプラグキャップの一
部断面図、第2図は第1図の排気筒装着時の一部断面
図、第3図は第2図の作用図、第4図乃至第6図は他の
実施例の一部断面図、第7図及び第8図は従来例の一部
断面図、第9図は従来例の作用図、第10図は従来のプラ
グキャップの断面図、第11図はプラグキャップのエンジ
ンへの装着例である。 3……プラグキャップ、6……ヘッドカバー、8……排
気孔、20……排気筒。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車エンジンのロッカーカバー10間に形
    成された溝11に取り付けられる点火プラグ用のプラグキ
    ャップ3であって、 上記プラグキャップ3のエアー抜き口8に、上記ロッカ
    ーカバー10間に形成された溝11より先端が突出する排気
    筒20を取り付けたことを特徴とするプラグキャップ3。
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