JP2563062B2 - 婦人用診療装置 - Google Patents
婦人用診療装置Info
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- JP2563062B2 JP2563062B2 JP5103682A JP10368293A JP2563062B2 JP 2563062 B2 JP2563062 B2 JP 2563062B2 JP 5103682 A JP5103682 A JP 5103682A JP 10368293 A JP10368293 A JP 10368293A JP 2563062 B2 JP2563062 B2 JP 2563062B2
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- pressure
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不妊症の診断または治
療のために流体を子宮、特に卵管に供給するすなわち注
入する婦人用診療装置に関する。
療のために流体を子宮、特に卵管に供給するすなわち注
入する婦人用診療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不妊症の診療には、通常、CO2ガスの
ような気体、水のような液体、造影剤等の流体を子宮特
に卵管に注入する診療法が採用されている。気体を用い
る診療法は、気体の注入による卵管の内圧が、卵管に疎
通障害がない場合には、低い値で平衡するが、疎通障害
があると、注入される気体により安全限界圧までさらに
上昇することを利用した診療に用いられる。また、液体
を用いる診療法は、液体を卵管内に子宮を介して注入す
ることにより、子宮および卵管内を液体で洗浄すること
に用いられる。造影剤を用いる診療法は、造影剤を卵管
内に子宮を介して注入した後、子宮および卵管をX線で
撮影することに用いられる。
ような気体、水のような液体、造影剤等の流体を子宮特
に卵管に注入する診療法が採用されている。気体を用い
る診療法は、気体の注入による卵管の内圧が、卵管に疎
通障害がない場合には、低い値で平衡するが、疎通障害
があると、注入される気体により安全限界圧までさらに
上昇することを利用した診療に用いられる。また、液体
を用いる診療法は、液体を卵管内に子宮を介して注入す
ることにより、子宮および卵管内を液体で洗浄すること
に用いられる。造影剤を用いる診療法は、造影剤を卵管
内に子宮を介して注入した後、子宮および卵管をX線で
撮影することに用いられる。
【0003】この種の診療法に用いられる従来の診療装
置は、注入すべき流体の種類毎に独立した3つの装置か
らなり、また注入手段を個々に制御するため、表示手
段、記録計等の付属機器を各注入手段に設けなければな
らず、高価であった。
置は、注入すべき流体の種類毎に独立した3つの装置か
らなり、また注入手段を個々に制御するため、表示手
段、記録計等の付属機器を各注入手段に設けなければな
らず、高価であった。
【0004】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、付属機器を
各注入手段で共通に利用することができ、また気体、液
体および造影剤のいずれかを任意に選択することができ
る、廉価な装置とすることにある。
各注入手段で共通に利用することができ、また気体、液
体および造影剤のいずれかを任意に選択することができ
る、廉価な装置とすることにある。
【0005】
【解決手段、作用、効果】本発明の婦人用診療装置は、
気体を子宮に注入する第1の注入手段を備える第1の注
入機と、液体を前記子宮に注入する第2の注入手段を備
える第2の注入機と、造影剤を前記子宮に注入する第3
の注入手段を備える第3の注入機と、前記第1の注入機
に配置された指定手段であって作動させるべき注入手段
を指定する指定手段と、前記第1の注入機に配置された
第1の制御手段であって前記第1の注入手段が指定され
たときは前記第1の注入手段を制御し、前記第2または
第3の注入手段が指定されたときは指定された注入手段
の制御に用いる情報を指定された注入手段に出力する第
1の制御手段と、前記第2の注入機に配置された第2の
制御手段であって前記第1の制御手段から前記情報を受
けて前記第2の注入手段を制御する第2の制御手段と、
前記第3の注入機に配置された第3の制御手段であって
前記第1の制御手段から前記情報を受けて前記第3注入
手段を制御する第3の制御手段とを含むことを特徴とす
る。
気体を子宮に注入する第1の注入手段を備える第1の注
入機と、液体を前記子宮に注入する第2の注入手段を備
える第2の注入機と、造影剤を前記子宮に注入する第3
の注入手段を備える第3の注入機と、前記第1の注入機
に配置された指定手段であって作動させるべき注入手段
を指定する指定手段と、前記第1の注入機に配置された
第1の制御手段であって前記第1の注入手段が指定され
たときは前記第1の注入手段を制御し、前記第2または
第3の注入手段が指定されたときは指定された注入手段
の制御に用いる情報を指定された注入手段に出力する第
1の制御手段と、前記第2の注入機に配置された第2の
制御手段であって前記第1の制御手段から前記情報を受
けて前記第2の注入手段を制御する第2の制御手段と、
前記第3の注入機に配置された第3の制御手段であって
前記第1の制御手段から前記情報を受けて前記第3注入
手段を制御する第3の制御手段とを含むことを特徴とす
る。
【0006】第1の注入手段は、第1の制御手段により
直接制御される。これに対し、第2および第3の注入手
段は、それぞれ、第1の制御手段から出力される情報を
基に、第2および第3の制御手段により制御される。
直接制御される。これに対し、第2および第3の注入手
段は、それぞれ、第1の制御手段から出力される情報を
基に、第2および第3の制御手段により制御される。
【0007】その結果、本発明によれば、表示手段、記
録計等の付属機器を各注入手段で共通に利用することが
でき、また気体、液体および造影剤のいずれかを任意に
選択することができるにもかかわらず、廉価になる。
録計等の付属機器を各注入手段で共通に利用することが
でき、また気体、液体および造影剤のいずれかを任意に
選択することができるにもかかわらず、廉価になる。
【0008】さらに、前記第1の注入機に配置され、前
記第1の注入機の電源の入り切りをする第1のスイッチ
と、第2および第3の注入機のそれぞれに配置され、対
応する注入機による流体の注入の開始および停止を対応
する注入機の制御手段に入力する第2のスイッチとを備
えることが好ましい。これにより、第1の制御手段と第
2または第3の制御手段との間の電気的接続状態に異状
があるとき、第2または第3の制御手段を第1の制御手
段から電気的に切り離して、第2または第3の注入手段
を対応する制御手段により駆動させることができる。
記第1の注入機の電源の入り切りをする第1のスイッチ
と、第2および第3の注入機のそれぞれに配置され、対
応する注入機による流体の注入の開始および停止を対応
する注入機の制御手段に入力する第2のスイッチとを備
えることが好ましい。これにより、第1の制御手段と第
2または第3の制御手段との間の電気的接続状態に異状
があるとき、第2または第3の制御手段を第1の制御手
段から電気的に切り離して、第2または第3の注入手段
を対応する制御手段により駆動させることができる。
【0009】
【実施例】図1を参照するに、診療装置は、図1,2、
図3,4、および図5,6にそれぞれ示す、気体注入機
すなわち第1の注入機12、通水洗浄機すなわち第2の
注入機14、および造影剤注入機すなわち第3の注入機
16を含む。
図3,4、および図5,6にそれぞれ示す、気体注入機
すなわち第1の注入機12、通水洗浄機すなわち第2の
注入機14、および造影剤注入機すなわち第3の注入機
16を含む。
【0010】図1に示すように、第1の注入機12は、
ガスボンベ18に収容されたガス、例えばCO2ガスを
流路20および婦人の子宮を介して卵管に注入し、それ
により不妊症の診断または治療をする手段として用いら
れる。
ガスボンベ18に収容されたガス、例えばCO2ガスを
流路20および婦人の子宮を介して卵管に注入し、それ
により不妊症の診断または治療をする手段として用いら
れる。
【0011】流路20は、その一端においてガスボンベ
18に連通される。流路20の他端部には、コネクタ2
2が設けられている。コネクタ22には、ガスを子宮を
介して卵管に注入するためのホース24が連結される。
流路20には、該流路を開閉するための電磁バルブ26
と、単位時間当りのガスの注入量を示す流量計28と、
流路20内の圧力を感知する圧力センサ30とがガスの
流動方向に順次接続されている。
18に連通される。流路20の他端部には、コネクタ2
2が設けられている。コネクタ22には、ガスを子宮を
介して卵管に注入するためのホース24が連結される。
流路20には、該流路を開閉するための電磁バルブ26
と、単位時間当りのガスの注入量を示す流量計28と、
流路20内の圧力を感知する圧力センサ30とがガスの
流動方向に順次接続されている。
【0012】電磁バルブ26は、通電されたとき流路2
0を開放する常閉型のバルブであり、また駆動回路32
により駆動される。電磁バルブ26には、電流検出回路
34の電流感知ヘッド(図示せず)が設けられている。
電流検出回路34は、電流感知ヘッドによる感知信号を
基に、電磁バルブ26の励磁コイルに電流が供給された
か否かを感知し、供給されたときはオン信号を出力し、
供給されないときはオフ信号を出力する。
0を開放する常閉型のバルブであり、また駆動回路32
により駆動される。電磁バルブ26には、電流検出回路
34の電流感知ヘッド(図示せず)が設けられている。
電流検出回路34は、電流感知ヘッドによる感知信号を
基に、電磁バルブ26の励磁コイルに電流が供給された
か否かを感知し、供給されたときはオン信号を出力し、
供給されないときはオフ信号を出力する。
【0013】圧力センサ30は、圧力検出回路36の入
力端子にスイッチ部38を介して接続されている。圧力
検出回路36は、また、基準圧値発生回路40から出力
される圧力基準値を、スイッチ部42を介して受ける。
スイッチ部38,42は、切換回路44により制御され
る切換スイッチのスイッチ部であり、また圧力センサ3
0の出力信号および基準圧値発生回路40の出力信号を
圧力検出回路36に選択的に接続する。
力端子にスイッチ部38を介して接続されている。圧力
検出回路36は、また、基準圧値発生回路40から出力
される圧力基準値を、スイッチ部42を介して受ける。
スイッチ部38,42は、切換回路44により制御され
る切換スイッチのスイッチ部であり、また圧力センサ3
0の出力信号および基準圧値発生回路40の出力信号を
圧力検出回路36に選択的に接続する。
【0014】切換回路44は、圧力センサ30を注入圧
検出回路36に常時接続させており、切換指令を受けた
ときだけ基準圧値発生回路40を注入圧検出回路36に
接続するように、スイッチ部38,42の開閉状態を制
御する。
検出回路36に常時接続させており、切換指令を受けた
ときだけ基準圧値発生回路40を注入圧検出回路36に
接続するように、スイッチ部38,42の開閉状態を制
御する。
【0015】注入圧検出回路36は、これの入力端子が
圧力センサ30に接続されていれば、圧力センサ30の
出力信号を基に、流路20内のガス圧を検出して実際の
ガス圧に対応する検出値(注入圧)を出力し、入力端子
が基準圧値発生回路40に接続されていれば、基準圧値
発生回路40の出力信号を基に、圧力基準値に対応する
検出値(基準圧)を出力する。
圧力センサ30に接続されていれば、圧力センサ30の
出力信号を基に、流路20内のガス圧を検出して実際の
ガス圧に対応する検出値(注入圧)を出力し、入力端子
が基準圧値発生回路40に接続されていれば、基準圧値
発生回路40の出力信号を基に、圧力基準値に対応する
検出値(基準圧)を出力する。
【0016】注入圧検出回路36による検出値は、デジ
タル信号の形で第1の制御回路46に供給される。第1
の制御回路46は、第2の注入機14、第3の注入機1
6、電流検出回路34、注入圧検出回路36、キースイ
ッチ部48等から供給される信号を基に、第1、第2お
よび第3の注入機12,14および16、駆動回路3
2、切換回路44、表示部50、記録計52、並びにブ
ザー54を制御する。
タル信号の形で第1の制御回路46に供給される。第1
の制御回路46は、第2の注入機14、第3の注入機1
6、電流検出回路34、注入圧検出回路36、キースイ
ッチ部48等から供給される信号を基に、第1、第2お
よび第3の注入機12,14および16、駆動回路3
2、切換回路44、表示部50、記録計52、並びにブ
ザー54を制御する。
【0017】第1の注入機12のキースイッチ部48お
よび表示部50は、図2に示すように、操作パネル56
に配置されている。操作パネル56には、さらに、図1
におけるコネクタ22と、電源の投入および切断を選択
的に行なうオン/オフ・スイッチ58と、単位時間当り
のガスの流量を調整する流量調整弁(図示せず)のつま
み60と、図1における流量計28を目視するための窓
62とが配置されている。流量調整弁は、図1における
ガス供給路20に配置される。
よび表示部50は、図2に示すように、操作パネル56
に配置されている。操作パネル56には、さらに、図1
におけるコネクタ22と、電源の投入および切断を選択
的に行なうオン/オフ・スイッチ58と、単位時間当り
のガスの流量を調整する流量調整弁(図示せず)のつま
み60と、図1における流量計28を目視するための窓
62とが配置されている。流量調整弁は、図1における
ガス供給路20に配置される。
【0018】キースイッチ部48には、作動させるべき
注入機に個々に対応された3つのスイッチ64,66,
68、流体の注入開始および注入停止を選択的に入力す
るスタート/ストップ・スイッチ70、図1におけるブ
ザー54を停止させるブザー停上スイッチ72、注入圧
検知のゼロ校正の指令を入力するゼロ調整スイッチ7
4、注入する流体圧(注入圧)の最大許容値である限定
圧を高める上げスイッチ76、限定圧を下げる下げスイ
ッチ78、注入する流体速度(注入速度)を高める上げ
スイッチ80、注入速度を下げる下げスイッチ82、算
出した注入量をクリアするクリアキー84等が含まれ
る。
注入機に個々に対応された3つのスイッチ64,66,
68、流体の注入開始および注入停止を選択的に入力す
るスタート/ストップ・スイッチ70、図1におけるブ
ザー54を停止させるブザー停上スイッチ72、注入圧
検知のゼロ校正の指令を入力するゼロ調整スイッチ7
4、注入する流体圧(注入圧)の最大許容値である限定
圧を高める上げスイッチ76、限定圧を下げる下げスイ
ッチ78、注入する流体速度(注入速度)を高める上げ
スイッチ80、注入速度を下げる下げスイッチ82、算
出した注入量をクリアするクリアキー84等が含まれ
る。
【0019】流体の注入開始指令は、電源が投入されて
いる状態で、スイッチ64,66,68のいずれかを圧
下した後、スイッチ70を圧下することにより入力する
ことができる。これに対し、流体の注入停止指令は、注
入しているときに、スイッチ70を再度圧下することに
より入力することができる。ブザー54の鳴動は、スイ
ッチ72を圧下することにより停止させることができ
る。
いる状態で、スイッチ64,66,68のいずれかを圧
下した後、スイッチ70を圧下することにより入力する
ことができる。これに対し、流体の注入停止指令は、注
入しているときに、スイッチ70を再度圧下することに
より入力することができる。ブザー54の鳴動は、スイ
ッチ72を圧下することにより停止させることができ
る。
【0020】表示部50には、限定圧の実際値を数字で
表示する表示器86、注入圧を数字で表示する表示器8
8、液体または造影剤の注入速度の実際値を数字で表示
する表示器90、液体または造影剤の注入量の実際値を
数字で表示する表示器92、スイッチ58,64,6
6,68および70にそれぞれ対応されかつ対応するス
イッチがオンの間点灯される表示灯94,96,98,
100および102、診療装置が異常のときその内容に
応じて点灯される各種の表示灯104,106,10
8,110,112,114等が含まれる。
表示する表示器86、注入圧を数字で表示する表示器8
8、液体または造影剤の注入速度の実際値を数字で表示
する表示器90、液体または造影剤の注入量の実際値を
数字で表示する表示器92、スイッチ58,64,6
6,68および70にそれぞれ対応されかつ対応するス
イッチがオンの間点灯される表示灯94,96,98,
100および102、診療装置が異常のときその内容に
応じて点灯される各種の表示灯104,106,10
8,110,112,114等が含まれる。
【0021】表示器86および90に表示された数値
は、それぞれ、上げスイッチ76および80が圧下され
ている間増大し、また下げスイッチ78および82が圧
下されている間減少する。スイッチ76,78の両者が
同時に一定時間(例えば1秒)以上圧下されると、第1
の制御回路46は、内部メモリに記憶している限定圧を
表示器86に表示されている数値に変更する。同様に、
スイッチ80,82の両者が同時に一定時間(例えば1
秒)以上圧下されると、第1の制御回路46は、内部メ
モリに記憶している注入速度を表示器90に表示されて
いる数値に変更する。
は、それぞれ、上げスイッチ76および80が圧下され
ている間増大し、また下げスイッチ78および82が圧
下されている間減少する。スイッチ76,78の両者が
同時に一定時間(例えば1秒)以上圧下されると、第1
の制御回路46は、内部メモリに記憶している限定圧を
表示器86に表示されている数値に変更する。同様に、
スイッチ80,82の両者が同時に一定時間(例えば1
秒)以上圧下されると、第1の制御回路46は、内部メ
モリに記憶している注入速度を表示器90に表示されて
いる数値に変更する。
【0022】図3に示すように、第2の注入機14は、
液体ポンプ120から送り出される液体を流路122お
よび婦人の子宮を介して卵管に注入することにより、子
宮および卵管を洗浄し、それにより不妊症の診断または
治療をする手段として用いられる。
液体ポンプ120から送り出される液体を流路122お
よび婦人の子宮を介して卵管に注入することにより、子
宮および卵管を洗浄し、それにより不妊症の診断または
治療をする手段として用いられる。
【0023】ポンプ120は、モータ124により駆動
されて、容器内の液体を流路122に送出する。ポンプ
120から流路122に送出される液体の圧力は、圧力
センサ126により感知される。圧力センサ126に
は、液体を子宮を介して卵管に注入するためのホース1
28が連結される。
されて、容器内の液体を流路122に送出する。ポンプ
120から流路122に送出される液体の圧力は、圧力
センサ126により感知される。圧力センサ126に
は、液体を子宮を介して卵管に注入するためのホース1
28が連結される。
【0024】ポンプ120には、容器に収容されている
液体に気泡が含まれていることと、その容器内の液体が
なくなったこととを感知する既知のセンサ130が設け
られている。このセンサ130での感知信号は、第2の
注入機14のための第2の制御回路132に液体の注入
を即時停止する割り込み信号として供給される。
液体に気泡が含まれていることと、その容器内の液体が
なくなったこととを感知する既知のセンサ130が設け
られている。このセンサ130での感知信号は、第2の
注入機14のための第2の制御回路132に液体の注入
を即時停止する割り込み信号として供給される。
【0025】圧力センサ126は、注入圧検出回路13
4の入力端子にスイッチ部136を介して接続されてい
る。注入圧検出回路134は、また、基準圧値発生回路
138から出力される圧力基準値をスイッチ部140を
介して受ける。スイッチ部136,140は、切換回路
142により制御される切換スイッチのスイッチ部であ
り、また圧力センサ126の出力信号および基準圧値発
生回路138の出力信号を注入圧検出回路134に選択
的に接続する。
4の入力端子にスイッチ部136を介して接続されてい
る。注入圧検出回路134は、また、基準圧値発生回路
138から出力される圧力基準値をスイッチ部140を
介して受ける。スイッチ部136,140は、切換回路
142により制御される切換スイッチのスイッチ部であ
り、また圧力センサ126の出力信号および基準圧値発
生回路138の出力信号を注入圧検出回路134に選択
的に接続する。
【0026】切換回路142は、圧力センサ126を注
入圧検出回路134に常時接続させており、第2の制御
回路132から切換指令を受けたときだけ基準圧値発生
回路138を注入圧検出回路134に接続するように、
スイッチ部136,140の開閉状態を制御する。
入圧検出回路134に常時接続させており、第2の制御
回路132から切換指令を受けたときだけ基準圧値発生
回路138を注入圧検出回路134に接続するように、
スイッチ部136,140の開閉状態を制御する。
【0027】注入圧検出回路134は、入力端子が圧力
センサ126に接続されていれば、圧力センサ126の
出力信号を基に、流路122内の液体圧を検出して実際
の液体圧に対応する検出値(注入圧)を出力し、入力端
子が基準圧値発生回路138に接続されていれば、基準
圧値発生回路138の出力信号を基に、圧力基準値に対
応する検出値(基準圧)を出力する。注入圧検出回路1
34による検出値は、デジタル信号の形で第2の制御回
路132に供給される。
センサ126に接続されていれば、圧力センサ126の
出力信号を基に、流路122内の液体圧を検出して実際
の液体圧に対応する検出値(注入圧)を出力し、入力端
子が基準圧値発生回路138に接続されていれば、基準
圧値発生回路138の出力信号を基に、圧力基準値に対
応する検出値(基準圧)を出力する。注入圧検出回路1
34による検出値は、デジタル信号の形で第2の制御回
路132に供給される。
【0028】モータ124の回転は、モータ124に付
随して設けられたエンコーダ144により感知される。
エンコーダ144での感知信号は、モータ124の回転
量を検出する回転量検出回路146に供給される。回転
量検出回路146の検出値は、デジタル信号に変換され
た後、実際の注入量および実際の注入速度を算出するた
めのデータとして第2の制御回路132に供給される。
随して設けられたエンコーダ144により感知される。
エンコーダ144での感知信号は、モータ124の回転
量を検出する回転量検出回路146に供給される。回転
量検出回路146の検出値は、デジタル信号に変換され
た後、実際の注入量および実際の注入速度を算出するた
めのデータとして第2の制御回路132に供給される。
【0029】第2の制御回路132は、センサ130、
注入圧検出回路134、回転量検出回路146、キース
イッチ部148等から入力される信号、入出力インター
フェース150を介して図1の第1の制御回路46から
供給される情報を基に、切換回路142、モータドライ
バ152および表示部154制御し、所定の情報をイン
ターフェース150を介して第1の制御回路46に供給
する。
注入圧検出回路134、回転量検出回路146、キース
イッチ部148等から入力される信号、入出力インター
フェース150を介して図1の第1の制御回路46から
供給される情報を基に、切換回路142、モータドライ
バ152および表示部154制御し、所定の情報をイン
ターフェース150を介して第1の制御回路46に供給
する。
【0030】第2の注入機14のキースイッチ部148
および表示部154は、図4に示すように、操作パネル
156に配置されている。
および表示部154は、図4に示すように、操作パネル
156に配置されている。
【0031】第2の注入機14のキースイッチ部148
には、第2の注入機14の電源の入り切りをするオン/
オフ・スイッチ158、液体の注入開始および中止の指
令を択一的に第2の制御回路132に入力するスタート
/ストップ・スイッチ160、液体の早送り指令を第2
の制御回路132に入力する早送りスイッチ162等が
含まれる。
には、第2の注入機14の電源の入り切りをするオン/
オフ・スイッチ158、液体の注入開始および中止の指
令を択一的に第2の制御回路132に入力するスタート
/ストップ・スイッチ160、液体の早送り指令を第2
の制御回路132に入力する早送りスイッチ162等が
含まれる。
【0032】第2の注入機14の表示部154には、注
入速度を数字で表示する表示器164、電源が投入され
ている間点灯される表示灯166、液体を注入している
間点灯される表示灯168、警報用の複数の表示灯17
0,172,174等が含まれる。
入速度を数字で表示する表示器164、電源が投入され
ている間点灯される表示灯166、液体を注入している
間点灯される表示灯168、警報用の複数の表示灯17
0,172,174等が含まれる。
【0033】スイッチ158,160,162、表示器
164および表示灯166〜168は、第2の注入機1
4が第1の注入機12から切り離されて駆動されるとき
に用いられる。これに対し、表示灯170〜174は、
第2の注入機14が図1に示す第1の制御回路46から
の情報を基に第2の制御回路132によって駆動される
ときに用いられる。
164および表示灯166〜168は、第2の注入機1
4が第1の注入機12から切り離されて駆動されるとき
に用いられる。これに対し、表示灯170〜174は、
第2の注入機14が図1に示す第1の制御回路46から
の情報を基に第2の制御回路132によって駆動される
ときに用いられる。
【0034】図5に示すように、第3の注入機16は、
シリンジポンプ180から送り出される造影剤を流路1
82および婦人の子宮を介して卵管に注入し、その後子
宮および卵管をX線撮影することにより、不妊症の診断
または治療をする手段として用いられる。
シリンジポンプ180から送り出される造影剤を流路1
82および婦人の子宮を介して卵管に注入し、その後子
宮および卵管をX線撮影することにより、不妊症の診断
または治療をする手段として用いられる。
【0035】シリンジポンプ180は、モータ184に
より駆動されてシリンジの内筒を外筒に対し移動させる
ことにより、造影剤を流路182に送出する既知のポン
プ機構である。このようなポンプ182としては、例え
ば、ねじ棒をモータ184により回転させ、該ねじ棒に
螺合されたスライダをねじ棒の回転によりねじ棒の長手
方向に移動させ、該スライダによりシリンジの内筒を外
筒に対し移動させるタイプのものを用いることができ
る。
より駆動されてシリンジの内筒を外筒に対し移動させる
ことにより、造影剤を流路182に送出する既知のポン
プ機構である。このようなポンプ182としては、例え
ば、ねじ棒をモータ184により回転させ、該ねじ棒に
螺合されたスライダをねじ棒の回転によりねじ棒の長手
方向に移動させ、該スライダによりシリンジの内筒を外
筒に対し移動させるタイプのものを用いることができ
る。
【0036】シリンジポンプ180から流路182に送
出される造影剤の圧力は、圧力センサ186により感知
される。圧力センサ186には、造影剤を子宮を介して
卵管に注入するためのホース188が連結される。
出される造影剤の圧力は、圧力センサ186により感知
される。圧力センサ186には、造影剤を子宮を介して
卵管に注入するためのホース188が連結される。
【0037】シリンジポンプ180には、シリンジの内
筒の移動量を算出するための移動量センサ190が設け
られている。センサ190は、発光素子および受光素子
を備えたホトセンサ190aと、該ホトセンサにより感
知される一連の光学的マークを有するプレート190b
とを含む。ホトセンサ190aは、シリンジの内筒とと
もに移動して光学的マークを検出するように、配置され
ている。これに対し、プレート190bは、ホトセンサ
190aの移動路に移動不能に配置されている。
筒の移動量を算出するための移動量センサ190が設け
られている。センサ190は、発光素子および受光素子
を備えたホトセンサ190aと、該ホトセンサにより感
知される一連の光学的マークを有するプレート190b
とを含む。ホトセンサ190aは、シリンジの内筒とと
もに移動して光学的マークを検出するように、配置され
ている。これに対し、プレート190bは、ホトセンサ
190aの移動路に移動不能に配置されている。
【0038】移動量センサ190の検出信号は、実際の
移動量を検出する移動量検出回路192に供給される。
移動量検出回路192の検出値は、造影剤の実際の注入
量および注入速度を算出するためのデータとして、デジ
タル信号の形で第3の注入機16のための第3の制御回
路194に供給される。
移動量を検出する移動量検出回路192に供給される。
移動量検出回路192の検出値は、造影剤の実際の注入
量および注入速度を算出するためのデータとして、デジ
タル信号の形で第3の注入機16のための第3の制御回
路194に供給される。
【0039】造影剤の注入量は、シリンジの内径が一定
であるから、移動量センサ190の検出信号を基に、シ
リンジの内筒の移動量を算出し、算出した移動量とシリ
ンジの内径とから得ることができる。しかし、造影剤の
注入量は、モータ184の回転数を算出し、算出した回
転数とシリンジの内径とから得てもよい。
であるから、移動量センサ190の検出信号を基に、シ
リンジの内筒の移動量を算出し、算出した移動量とシリ
ンジの内径とから得ることができる。しかし、造影剤の
注入量は、モータ184の回転数を算出し、算出した回
転数とシリンジの内径とから得てもよい。
【0040】圧力センサ186は、注入圧検出回路19
6の入力端子にスイッチ部198を介して接続されてい
る。注入圧検出回路196は、また、基準圧値発生回路
200から出力される圧力基準値を、スイッチ部202
を介して受ける。スイッチ部198,202は、切換回
路204により制御される切換スイッチのスイッチ部で
あり、また圧力センサ186の出力信号および基準圧値
発生回路200の出力信号を注入圧検出回路196に選
択的に接続する。
6の入力端子にスイッチ部198を介して接続されてい
る。注入圧検出回路196は、また、基準圧値発生回路
200から出力される圧力基準値を、スイッチ部202
を介して受ける。スイッチ部198,202は、切換回
路204により制御される切換スイッチのスイッチ部で
あり、また圧力センサ186の出力信号および基準圧値
発生回路200の出力信号を注入圧検出回路196に選
択的に接続する。
【0041】切換回路204は、圧力センサ186を注
入圧検出回路196に常時接続させており、第3の制御
回路194から切換指令を受けたときだけ基準圧値発生
回路200を注入圧検出回路196に接続するように、
スイッチ部198,202の開閉状態を制御する。
入圧検出回路196に常時接続させており、第3の制御
回路194から切換指令を受けたときだけ基準圧値発生
回路200を注入圧検出回路196に接続するように、
スイッチ部198,202の開閉状態を制御する。
【0042】注入圧検出回路196は、入力端子が圧力
センサ186に接続されていれば、圧力センサ186の
出力信号を基に、流路182内の圧力を検出して実際の
圧力に対応する検出値(注入圧)を出力し、入力端子が
基準圧値発生回路200に接続されていれば、基準圧値
発生回路200の出力信号を基に、圧力基準値に対応す
る検出値(基準圧)を出力する。注入圧検出回路196
による検出値は、デジタル信号の形で第3の制御回路1
94に供給される。
センサ186に接続されていれば、圧力センサ186の
出力信号を基に、流路182内の圧力を検出して実際の
圧力に対応する検出値(注入圧)を出力し、入力端子が
基準圧値発生回路200に接続されていれば、基準圧値
発生回路200の出力信号を基に、圧力基準値に対応す
る検出値(基準圧)を出力する。注入圧検出回路196
による検出値は、デジタル信号の形で第3の制御回路1
94に供給される。
【0043】第3の制御回路194は、移動量検出回路
192、注入圧検出回路196、キースイッチ部208
等から入力される信号、入出力インターフェース210
を介して図1の第1の制御回路46から供給される情報
を基に、切換回路204、モータドライバ212および
表示部214を制御し、所定の情報をインターフェース
210を介して第1の制御回路46に供給する。
192、注入圧検出回路196、キースイッチ部208
等から入力される信号、入出力インターフェース210
を介して図1の第1の制御回路46から供給される情報
を基に、切換回路204、モータドライバ212および
表示部214を制御し、所定の情報をインターフェース
210を介して第1の制御回路46に供給する。
【0044】第3の注入機16のキースイッチ部208
および表示部214は、図6に示すように、操作パネル
216に配置されている。
および表示部214は、図6に示すように、操作パネル
216に配置されている。
【0045】第3の注入機16のキースイッチ部208
には、第3の注入機16の電源の入り切りをするオン/
オフ・スイッチ218、液体の注入開始および中止の指
令を択一的に第3の制御回路194に入力するスタート
/ストップ・スイッチ220、造影剤の早送り指令を第
3の制御回路194に入力する早送りスイッチ222等
が含まれる。
には、第3の注入機16の電源の入り切りをするオン/
オフ・スイッチ218、液体の注入開始および中止の指
令を択一的に第3の制御回路194に入力するスタート
/ストップ・スイッチ220、造影剤の早送り指令を第
3の制御回路194に入力する早送りスイッチ222等
が含まれる。
【0046】第3の注入機16の表示部214には、注
入速度を数字で表示する表示器224、電源が投入され
ている間点灯される表示灯226、造影剤を注入してい
る間点灯される表示灯228と、警報用の複数の表示灯
230,232,234等が含まれる。
入速度を数字で表示する表示器224、電源が投入され
ている間点灯される表示灯226、造影剤を注入してい
る間点灯される表示灯228と、警報用の複数の表示灯
230,232,234等が含まれる。
【0047】スイッチ218,220,222、表示器
224および表示灯226,228は、第3の注入機1
6が第1の注入機12から切り離されて駆動されるとき
に用いられる。これに対し、表示灯230,232,2
34は、第3の注入機16が図1に示す第1の制御回路
46からの情報を基に第3の制御回路194によって駆
動されるときに用いられる。
224および表示灯226,228は、第3の注入機1
6が第1の注入機12から切り離されて駆動されるとき
に用いられる。これに対し、表示灯230,232,2
34は、第3の注入機16が図1に示す第1の制御回路
46からの情報を基に第3の制御回路194によって駆
動されるときに用いられる。
【0048】第1、第2および第3の制御回路46,1
32および194は、それぞれ、中央処理ユニットを用
いた回路であり、また各スイッチが圧下されたこと、各
種の入力情報等を図示しない内部または外部のメモリに
一時的に記憶する。図1におけるスイッチ部38,42
用の切換スイッチ、図3におけるスイッチ部136,1
40用の切換スイッチ、および図5におけるスイッチ部
198,202用の切換スイッチとしては、電磁式スイ
ッチおよび電子的スイッチのいずれを用いてもよい。
32および194は、それぞれ、中央処理ユニットを用
いた回路であり、また各スイッチが圧下されたこと、各
種の入力情報等を図示しない内部または外部のメモリに
一時的に記憶する。図1におけるスイッチ部38,42
用の切換スイッチ、図3におけるスイッチ部136,1
40用の切換スイッチ、および図5におけるスイッチ部
198,202用の切換スイッチとしては、電磁式スイ
ッチおよび電子的スイッチのいずれを用いてもよい。
【0049】診療装置は、第1の注入機14に配置され
たオン/オフ・スイッチ58が圧下され、それにより電
源が投入されることにより動作を開始する。電源が投入
されると、診療装置は、表示灯94を点灯させる指令を
第1の制御回路46から表示灯94の駆動回路に出力し
た後、スイッチ64,66,68のいずれかが圧下され
るまで待機する。
たオン/オフ・スイッチ58が圧下され、それにより電
源が投入されることにより動作を開始する。電源が投入
されると、診療装置は、表示灯94を点灯させる指令を
第1の制御回路46から表示灯94の駆動回路に出力し
た後、スイッチ64,66,68のいずれかが圧下され
るまで待機する。
【0050】待機状態において、スイッチ64,66,
68のいずれかが圧下されると、診療装置は圧下された
スイッチに応じた注入機を駆動させる。そのときの診療
装置の動作を以下に説明する。
68のいずれかが圧下されると、診療装置は圧下された
スイッチに応じた注入機を駆動させる。そのときの診療
装置の動作を以下に説明する。
【0051】先ず、図7を参照して、第1の注入機12
を駆動させる場合について説明する。
を駆動させる場合について説明する。
【0052】ガス用のスイッチ64が圧下される(ステ
ップ300)と、診療装置は、限定圧を第1の制御回路
46において設定した後、ゼロ調整スイッチ74が圧下
されるまで待機する(ステップ301)。限定圧の設定
は、第1の制御回路46において、その内部メモリに記
憶している前回の限定圧を今回の限定圧とし、その限定
圧を表示器86に表示し、その限定圧を今回以後の限定
圧とすることにより行なわれる。
ップ300)と、診療装置は、限定圧を第1の制御回路
46において設定した後、ゼロ調整スイッチ74が圧下
されるまで待機する(ステップ301)。限定圧の設定
は、第1の制御回路46において、その内部メモリに記
憶している前回の限定圧を今回の限定圧とし、その限定
圧を表示器86に表示し、その限定圧を今回以後の限定
圧とすることにより行なわれる。
【0053】この段階では、圧力センサ30は注入圧検
出回路36に接続されており、また流路20内の圧力が
表示器88に表示されているが、電磁バルブ26は閉鎖
されている。表示器88に表示される数値は、電気的な
誤差分を含む。
出回路36に接続されており、また流路20内の圧力が
表示器88に表示されているが、電磁バルブ26は閉鎖
されている。表示器88に表示される数値は、電気的な
誤差分を含む。
【0054】次いで、ゼロ調整スイッチ74が圧下され
ると、診療装置は、第1の制御回路46において、第1
の注入機12用のゼロ校正キーオンを記憶し、圧力セン
サ30が大気圧に開放されているときの注入圧検出回路
36の出力値を取り込んでその後の圧力値の算出のゼロ
レベルを校正するゼロ校正処理をした後、スタートキー
オンを記憶する条件が成立したか否かを判定する(ステ
ップ302)。
ると、診療装置は、第1の制御回路46において、第1
の注入機12用のゼロ校正キーオンを記憶し、圧力セン
サ30が大気圧に開放されているときの注入圧検出回路
36の出力値を取り込んでその後の圧力値の算出のゼロ
レベルを校正するゼロ校正処理をした後、スタートキー
オンを記憶する条件が成立したか否かを判定する(ステ
ップ302)。
【0055】ゼロ校正キーオンを記憶することは、例え
ば、ゼロ調整スイッチ74が圧下されたことによりその
旨をメモリに記憶することにより行なうことができる。
スタートキーオンを記憶する条件が成立したか否かの判
定は、例えば、ゼロ校正キーオンが記憶され、ゼロ校正
処理が終了したか否かを判定することにより行なうこと
ができる。
ば、ゼロ調整スイッチ74が圧下されたことによりその
旨をメモリに記憶することにより行なうことができる。
スタートキーオンを記憶する条件が成立したか否かの判
定は、例えば、ゼロ校正キーオンが記憶され、ゼロ校正
処理が終了したか否かを判定することにより行なうこと
ができる。
【0056】ゼロ校正処理は、例えば、ゼロ調整スイッ
チ74が圧下されたことにより、先ず、そのときの注入
圧検出回路36の出力値(大気圧にされている圧力セン
サ30の圧力P0)を読み込んで記憶した後、圧力セン
サ30を再び大気圧から遮断することにより行なうこと
ができる。
チ74が圧下されたことにより、先ず、そのときの注入
圧検出回路36の出力値(大気圧にされている圧力セン
サ30の圧力P0)を読み込んで記憶した後、圧力セン
サ30を再び大気圧から遮断することにより行なうこと
ができる。
【0057】記憶した圧力P0は、その後、注入圧検出
回路36の出力値(大気圧から遮断された圧力センサ3
0の圧力PA)を読み込み、そのときの注入圧の実際値
(現在値P1)を算出するときに用いられる。注入圧の
現在値P1の算出は、 P1=PA−P0 の演算をすることにより得ることができる。これによ
り、圧力センサ30および注入圧検出回路36による電
気的な誤差が除去される。
回路36の出力値(大気圧から遮断された圧力センサ3
0の圧力PA)を読み込み、そのときの注入圧の実際値
(現在値P1)を算出するときに用いられる。注入圧の
現在値P1の算出は、 P1=PA−P0 の演算をすることにより得ることができる。これによ
り、圧力センサ30および注入圧検出回路36による電
気的な誤差が除去される。
【0058】ステップ302における判定結果が”不成
立”であると、診療装置は、圧力用の表示灯106を点
滅させ、ブザー54を作動させることにより、圧力が異
常であることを報知し(ステップ303)、また圧力セ
ンサ30を大気圧に開放させ(ステップ304)、その
状態でゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機す
る。ステップ304は、注入圧検出回路36からの出力
値が一定値、例えば10mmHg以上のときに実行して
もよい。
立”であると、診療装置は、圧力用の表示灯106を点
滅させ、ブザー54を作動させることにより、圧力が異
常であることを報知し(ステップ303)、また圧力セ
ンサ30を大気圧に開放させ(ステップ304)、その
状態でゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機す
る。ステップ304は、注入圧検出回路36からの出力
値が一定値、例えば10mmHg以上のときに実行して
もよい。
【0059】スタートキーをオンにする条件が成立した
後に、スタート/ストップ・スイッチ70が圧下される
と、診療装置は、第1の制御回路46において、第1の
注入機12用のスタートキーオンを記憶した後、ガスの
注入開始条件が成立したか否かを判定する(ステップ3
05)。
後に、スタート/ストップ・スイッチ70が圧下される
と、診療装置は、第1の制御回路46において、第1の
注入機12用のスタートキーオンを記憶した後、ガスの
注入開始条件が成立したか否かを判定する(ステップ3
05)。
【0060】スタートキーオンを記憶することは、例え
ば、スイッチ70が圧下されたことによりその旨をメモ
リに記憶することにより行なうことができる。ガスの注
入を開始する条件が成立したか否かの判定は、例えば、
スタートキーオンが記憶されているか否かを判定するこ
とにより行なうことができる。スタートキーオンの記憶
は、その後スイッチ70が圧下されることによりスター
トキーオフに記憶される。
ば、スイッチ70が圧下されたことによりその旨をメモ
リに記憶することにより行なうことができる。ガスの注
入を開始する条件が成立したか否かの判定は、例えば、
スタートキーオンが記憶されているか否かを判定するこ
とにより行なうことができる。スタートキーオンの記憶
は、その後スイッチ70が圧下されることによりスター
トキーオフに記憶される。
【0061】ステップ305における判定の結果、ガス
の注入開始条件が成立していないと、診療装置は、表示
灯102を点滅させ、ブザー54を作動させることによ
りスイッチ70の圧下をうながし(ステップ306)、
ゼロ調整スイッチ74が再度圧下されるまで待機する。
の注入開始条件が成立していないと、診療装置は、表示
灯102を点滅させ、ブザー54を作動させることによ
りスイッチ70の圧下をうながし(ステップ306)、
ゼロ調整スイッチ74が再度圧下されるまで待機する。
【0062】ステップ305における判定の結果、ガス
の注入開始条件が成立していると、診療装置は、電磁バ
ルブ26を開放させる駆動指令を第1の制御回路46か
ら駆動回路32に出力した後、駆動指令と電流検出回路
34から出力されるオン信号とが一致しているか否かを
第1の制御回路46において判定する(ステップ30
7)。これにより、ガスの注入開始時における、電磁バ
ルブ26、駆動回路32および電流検出回路34等、注
入手段系の故障の有無を判定することができ、信頼性が
高くなる。
の注入開始条件が成立していると、診療装置は、電磁バ
ルブ26を開放させる駆動指令を第1の制御回路46か
ら駆動回路32に出力した後、駆動指令と電流検出回路
34から出力されるオン信号とが一致しているか否かを
第1の制御回路46において判定する(ステップ30
7)。これにより、ガスの注入開始時における、電磁バ
ルブ26、駆動回路32および電流検出回路34等、注
入手段系の故障の有無を判定することができ、信頼性が
高くなる。
【0063】ステップ307における判定結果が”不一
致”であると、診療装置は、表示灯104を点滅させる
とともにブザー54を作動させることにより、装置が異
常であることを報知し(ステップ308)、停止指令を
第1の制御回路46から駆動回路32に出力し、ガスの
注入を停止した状態になる(ステップ309)。
致”であると、診療装置は、表示灯104を点滅させる
とともにブザー54を作動させることにより、装置が異
常であることを報知し(ステップ308)、停止指令を
第1の制御回路46から駆動回路32に出力し、ガスの
注入を停止した状態になる(ステップ309)。
【0064】ステップ307における判定結果が”一
致”であると、診療装置はガスの注入を開始する(ステ
ップ310)。これにより、ガスボンベ18内のガスが
卵管に注入されるから、流路20内ひいては卵管内の圧
力が、圧力センサ30および注入圧検出回路36により
検出され、その検出値が注入圧検出回路36を介して第
1の制御回路46に供給され、注入圧が表示器88に表
示される。流路20におけるガスの流速は、流量計28
を目視することにより確認することができる。
致”であると、診療装置はガスの注入を開始する(ステ
ップ310)。これにより、ガスボンベ18内のガスが
卵管に注入されるから、流路20内ひいては卵管内の圧
力が、圧力センサ30および注入圧検出回路36により
検出され、その検出値が注入圧検出回路36を介して第
1の制御回路46に供給され、注入圧が表示器88に表
示される。流路20におけるガスの流速は、流量計28
を目視することにより確認することができる。
【0065】診療装置は、また、注入圧検出回路36等
の圧力検出手段系の故障の有無の判定と、流路20ひい
ては卵管内の圧力(注入圧)が限定圧以上であるか否か
の判定とを第1の制御回路46において行なう。
の圧力検出手段系の故障の有無の判定と、流路20ひい
ては卵管内の圧力(注入圧)が限定圧以上であるか否か
の判定とを第1の制御回路46において行なう。
【0066】圧力検出手段系の故障の有無の判定は、切
換指令を第1の制御回路46から制御回路44に短時間
供給し、そのときに注入圧検出回路36から出力される
値が所定の値と一致しているか否かを判定することによ
り行なわれる。これにより、基準圧値発生回路28が注
入圧検出回路36の入力端子に短時間接続されるから、
そのときの圧力基準値に対応する値が注入圧検出回路3
6から出力され、その値が所定の値と比較される。
換指令を第1の制御回路46から制御回路44に短時間
供給し、そのときに注入圧検出回路36から出力される
値が所定の値と一致しているか否かを判定することによ
り行なわれる。これにより、基準圧値発生回路28が注
入圧検出回路36の入力端子に短時間接続されるから、
そのときの圧力基準値に対応する値が注入圧検出回路3
6から出力され、その値が所定の値と比較される。
【0067】第1の注入機12の圧力検出手段系が故障
していると、診療装置は、表示灯104を点滅させると
ともにブザー54を鳴動させることにより、装置が異常
であることを報知し、停止指令を第1の制御回路46か
ら駆動回路32に出力する。これにより、電磁バルブ2
6が閉じられ、ガスの注入が停止される。
していると、診療装置は、表示灯104を点滅させると
ともにブザー54を鳴動させることにより、装置が異常
であることを報知し、停止指令を第1の制御回路46か
ら駆動回路32に出力する。これにより、電磁バルブ2
6が閉じられ、ガスの注入が停止される。
【0068】注入圧が限定圧以上であるか否かの判定
は、切換指令が切換回路44に出力されていない状態に
おいて、注入圧検出回路36から出力される値が表示器
86に表示された限定圧以上であるか否かを判定するこ
とにより行なわれる。
は、切換指令が切換回路44に出力されていない状態に
おいて、注入圧検出回路36から出力される値が表示器
86に表示された限定圧以上であるか否かを判定するこ
とにより行なわれる。
【0069】注入圧が限定圧以上であると、診療装置
は、表示灯106を点灯させ、ブザー54を作動させる
ことにより圧力が異常であることを報知するとともに、
停止指令を第1の制御回路46から駆動回路32に出力
し、ガスの注入を停止した状態になる。
は、表示灯106を点灯させ、ブザー54を作動させる
ことにより圧力が異常であることを報知するとともに、
停止指令を第1の制御回路46から駆動回路32に出力
し、ガスの注入を停止した状態になる。
【0070】注入圧が限定圧未満であると、診療装置
は、注入圧が限定圧に達するまで、ガスの注入を継続す
る。注入圧が限定圧以上になると、診療装置は、停止指
令を第1の制御回路46から駆動回路32に出力し、ガ
スの注入を停止した状態になる。これにより、診療装置
は、ガスの注入を停止した状態に維持される。
は、注入圧が限定圧に達するまで、ガスの注入を継続す
る。注入圧が限定圧以上になると、診療装置は、停止指
令を第1の制御回路46から駆動回路32に出力し、ガ
スの注入を停止した状態になる。これにより、診療装置
は、ガスの注入を停止した状態に維持される。
【0071】注入圧が限定圧に達した後にガスの注入を
停止すると、流路20内の圧力はガスの漏洩により徐々
に低下する。このため、診療装置は、その後、流路20
内の圧力が所定の値に低下したことにより、ガスの注入
を再開し、注入圧が限界圧に達したことによりガスの注
入を停止する工程を、所定時間、スイッチ70が再度圧
下されるまで、または、ボンベ18内のガスがなくなる
まで、繰り返し、最終的にガスの注入を停止する。
停止すると、流路20内の圧力はガスの漏洩により徐々
に低下する。このため、診療装置は、その後、流路20
内の圧力が所定の値に低下したことにより、ガスの注入
を再開し、注入圧が限界圧に達したことによりガスの注
入を停止する工程を、所定時間、スイッチ70が再度圧
下されるまで、または、ボンベ18内のガスがなくなる
まで、繰り返し、最終的にガスの注入を停止する。
【0072】次に、図8を参照して、第2の注入機14
を駆動させる場合について説明する。
を駆動させる場合について説明する。
【0073】通水洗浄用のスイッチ66が圧下される
と、診療装置は、第1の制御回路46において、通水洗
浄キーオンを記憶し、第2の注入機14が第1の注入機
12に正しく接続されているか否かを判定する(ステッ
プ400)。ステップ400における判定は、例えば、
第1および第2の制御回路46,132間で信号の授受
を行ない、それが正しく行なわれたか否かを判定するこ
とにより、実行される。
と、診療装置は、第1の制御回路46において、通水洗
浄キーオンを記憶し、第2の注入機14が第1の注入機
12に正しく接続されているか否かを判定する(ステッ
プ400)。ステップ400における判定は、例えば、
第1および第2の制御回路46,132間で信号の授受
を行ない、それが正しく行なわれたか否かを判定するこ
とにより、実行される。
【0074】ステップ400における判定の結果、正し
く接続されていないと、診療装置は、第1の注入機12
の表示灯98を点灯させた状態で、第1の注入機12の
表示灯114を点滅させ、ブザー54を鳴動させること
により、第2の注入機14が第1の注入機12に正しく
接続されていないことを報知する(ステップ401)。
この場合、操作者は、接続用ケーブルの状態を点検し、
第1および第2の注入機12,14を正しく接続した後
に、第1の注入機12のスイッチ66を再度圧下すれば
よい。
く接続されていないと、診療装置は、第1の注入機12
の表示灯98を点灯させた状態で、第1の注入機12の
表示灯114を点滅させ、ブザー54を鳴動させること
により、第2の注入機14が第1の注入機12に正しく
接続されていないことを報知する(ステップ401)。
この場合、操作者は、接続用ケーブルの状態を点検し、
第1および第2の注入機12,14を正しく接続した後
に、第1の注入機12のスイッチ66を再度圧下すれば
よい。
【0075】ステップ400における判定の結果、正し
く接続されていると、診療装置は、第1の制御回路46
において、限定圧を設定し(ステップ402)、注入速
度を設定し(ステップ403)、その後第1の注入機1
2のゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機する。
限定圧の設定は、第1の注入機12の場合と同様の手法
で実行される。注入速度の設定は、第1の制御回路46
において、その内部メモリに記憶している前回の注入速
度を今回の注入速度とし、その注入速度を第1の注入機
12の表示器86に表示し、その注入速度を今回以後の
注入速度とすることにより実行される。
く接続されていると、診療装置は、第1の制御回路46
において、限定圧を設定し(ステップ402)、注入速
度を設定し(ステップ403)、その後第1の注入機1
2のゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機する。
限定圧の設定は、第1の注入機12の場合と同様の手法
で実行される。注入速度の設定は、第1の制御回路46
において、その内部メモリに記憶している前回の注入速
度を今回の注入速度とし、その注入速度を第1の注入機
12の表示器86に表示し、その注入速度を今回以後の
注入速度とすることにより実行される。
【0076】ゼロ調整スイッチ74が圧下されると、診
療装置は、第1の制御回路46において、第2の注入機
14用のゼロ校正キーオンを記憶し、圧力センサ126
が大気圧に開放されているときの第2の注入機14の注
入圧検出回路132の出力値を取り込んでその後の圧力
値の算出のゼロレベルを校正するゼロ校正処理をした
後、第2の注入機14用のスタートキーオンを記憶する
条件が成立したか否かを判定する(ステップ404)。
このステップ404は、第2の注入機14の対応する回
路の出力信号を用いることを除いて、第1の注入機12
の場合と同様の手法で実行される。
療装置は、第1の制御回路46において、第2の注入機
14用のゼロ校正キーオンを記憶し、圧力センサ126
が大気圧に開放されているときの第2の注入機14の注
入圧検出回路132の出力値を取り込んでその後の圧力
値の算出のゼロレベルを校正するゼロ校正処理をした
後、第2の注入機14用のスタートキーオンを記憶する
条件が成立したか否かを判定する(ステップ404)。
このステップ404は、第2の注入機14の対応する回
路の出力信号を用いることを除いて、第1の注入機12
の場合と同様の手法で実行される。
【0077】スタートキーをオンにする条件が成立して
いないと、診療装置は、第1の注入機12の表示灯10
6を点滅させ、ブザー54を作動させることにより、圧
力が異常であることを報知し(ステップ405)、また
第2の注入機14の圧力センサ126を大気圧に開放さ
せ(ステップ406)、その状態で第1の注入機12の
ゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機する。ステ
ップ405は、注入圧検出回路134からの出力値が一
定値、例えば50mmHg以上のときに実行してもよ
い。
いないと、診療装置は、第1の注入機12の表示灯10
6を点滅させ、ブザー54を作動させることにより、圧
力が異常であることを報知し(ステップ405)、また
第2の注入機14の圧力センサ126を大気圧に開放さ
せ(ステップ406)、その状態で第1の注入機12の
ゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機する。ステ
ップ405は、注入圧検出回路134からの出力値が一
定値、例えば50mmHg以上のときに実行してもよ
い。
【0078】スタートキーをオンにする条件が成立した
後に、第1の注入機12のスタート/ストップ・スイッ
チ70が圧下されると、診療装置は、第1の制御回路4
6において、第2の注入機14用のスタートキーオンを
記憶した後、液体の注入開始条件が成立したか否かを判
定する(ステップ407)。スタートキーオンを記憶す
ることは、第1の注入機12の場合と同様の手法で実行
される。
後に、第1の注入機12のスタート/ストップ・スイッ
チ70が圧下されると、診療装置は、第1の制御回路4
6において、第2の注入機14用のスタートキーオンを
記憶した後、液体の注入開始条件が成立したか否かを判
定する(ステップ407)。スタートキーオンを記憶す
ることは、第1の注入機12の場合と同様の手法で実行
される。
【0079】ステップ407における判定の結果、液体
の注入開始条件が成立していないと、診療装置は、第1
の注入機12の表示灯102を点滅させ、ブザー54を
作動させることにより第1の注入機12のスイッチ70
の圧下をうながし(ステップ408)、ゼロ調整スイッ
チ74が再度圧下されるまで待機する。
の注入開始条件が成立していないと、診療装置は、第1
の注入機12の表示灯102を点滅させ、ブザー54を
作動させることにより第1の注入機12のスイッチ70
の圧下をうながし(ステップ408)、ゼロ調整スイッ
チ74が再度圧下されるまで待機する。
【0080】ステップ407における判定の結果、液体
の注入開始条件が成立していると、診療装置は、第2の
注入機14のセンサ130の出力信号を基に、容器に収
容されている液体に気泡が含まれているか否か、その容
器が液切れではないか否かを第1の制御回路46におい
て判定する(ステップ409)。
の注入開始条件が成立していると、診療装置は、第2の
注入機14のセンサ130の出力信号を基に、容器に収
容されている液体に気泡が含まれているか否か、その容
器が液切れではないか否かを第1の制御回路46におい
て判定する(ステップ409)。
【0081】ステップ409における判定の結果、液体
を収容している容器が異常であると、診療装置は、第1
の注入機12の表示灯98を点灯させた状態で、第1の
注入機12の表示灯112を点滅させ、ブザー54を鳴
動させることにより、その旨を報知し(ステップ41
0)、ゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機す
る。この場合、操作者は、液体を収容している新たな容
器を第2の注入機14のポンプ120に装着した後、ゼ
ロ調整スイッチ74を再度圧下すればよい。
を収容している容器が異常であると、診療装置は、第1
の注入機12の表示灯98を点灯させた状態で、第1の
注入機12の表示灯112を点滅させ、ブザー54を鳴
動させることにより、その旨を報知し(ステップ41
0)、ゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機す
る。この場合、操作者は、液体を収容している新たな容
器を第2の注入機14のポンプ120に装着した後、ゼ
ロ調整スイッチ74を再度圧下すればよい。
【0082】ステップ409における判定の結果、液体
を収容している容器が正常であると、診療装置は、第2
の注入機14のポンプ120を駆動させる指令を第1の
制御回路46から第2の制御回路132を介して第2の
注入機14のモータドライバ152に出力し(ステップ
411)、液体の注入を開始する(ステップ412)。
を収容している容器が正常であると、診療装置は、第2
の注入機14のポンプ120を駆動させる指令を第1の
制御回路46から第2の制御回路132を介して第2の
注入機14のモータドライバ152に出力し(ステップ
411)、液体の注入を開始する(ステップ412)。
【0083】これにより、卵管への液体の注入が開始さ
れるから、流路122内ひいては卵管内の圧力が、第2
の注入機14の圧力センサ126により検出され、その
検出値が注入圧検出回路134および第2の制御回路1
32を介して第1の制御回路46に供給され、注入圧が
第1の注入機12の表示器88に表示される。また、第
2の注入機14のモータ124の回転量が検出回路14
6から第2の制御回路132を介して第1の制御回路4
6に供給されるから、第1の制御回路46は液体の注入
量を算出し、それを第1の注入機12の表示器92に表
示する。
れるから、流路122内ひいては卵管内の圧力が、第2
の注入機14の圧力センサ126により検出され、その
検出値が注入圧検出回路134および第2の制御回路1
32を介して第1の制御回路46に供給され、注入圧が
第1の注入機12の表示器88に表示される。また、第
2の注入機14のモータ124の回転量が検出回路14
6から第2の制御回路132を介して第1の制御回路4
6に供給されるから、第1の制御回路46は液体の注入
量を算出し、それを第1の注入機12の表示器92に表
示する。
【0084】診療装置は、また、注入圧検出回路134
等の圧力検出手段系の故障の有無の判定と、流路122
ひいては卵管内の圧力(注入圧)が限定圧以上であるか
否かの判定とを第1の制御回路46において行なう。こ
れらの判定は、第2の注入機14の対応する回路を作動
させて第1の制御回路46で行なうことを除いて、第1
の注入機12の場合と同様の手法で実行される。
等の圧力検出手段系の故障の有無の判定と、流路122
ひいては卵管内の圧力(注入圧)が限定圧以上であるか
否かの判定とを第1の制御回路46において行なう。こ
れらの判定は、第2の注入機14の対応する回路を作動
させて第1の制御回路46で行なうことを除いて、第1
の注入機12の場合と同様の手法で実行される。
【0085】第2の注入機14の圧力検出手段系が故障
していると、診療装置は、第1の注入機12の場合と同
様に動作して、装置が異常であることを報知する。ま
た、注入圧が限定圧以上であると、診療装置は、第1の
注入機12の場合と同様に動作して、圧力が異常である
ことを報知する。いずれの場合も、診療装置は、停止指
令を第1の制御回路46から第2の制御回路132を介
してモータドライバ152に出力し、液体の注入を停止
した状態になる。
していると、診療装置は、第1の注入機12の場合と同
様に動作して、装置が異常であることを報知する。ま
た、注入圧が限定圧以上であると、診療装置は、第1の
注入機12の場合と同様に動作して、圧力が異常である
ことを報知する。いずれの場合も、診療装置は、停止指
令を第1の制御回路46から第2の制御回路132を介
してモータドライバ152に出力し、液体の注入を停止
した状態になる。
【0086】注入圧が限定圧未満であると、診療装置
は、注入圧が限定圧に達するまで、液体の注入を継続す
る。注入圧が限定圧に達した後に液体の注入を停止する
と、流路122内の圧力は液体の漏洩等により徐々に低
下する。このため、診療装置は、その後、流路122内
の圧力が所定の値に低下したことにより、液体の注入を
再開し、注入圧が限界圧に達したことにより液体の注入
を停止する工程を、所定時間、スイッチ70が再度圧下
されるまで、または、液体を収容している容器が液切れ
になるまで、繰り返し、最終的に液体の注入を停止す
る。
は、注入圧が限定圧に達するまで、液体の注入を継続す
る。注入圧が限定圧に達した後に液体の注入を停止する
と、流路122内の圧力は液体の漏洩等により徐々に低
下する。このため、診療装置は、その後、流路122内
の圧力が所定の値に低下したことにより、液体の注入を
再開し、注入圧が限界圧に達したことにより液体の注入
を停止する工程を、所定時間、スイッチ70が再度圧下
されるまで、または、液体を収容している容器が液切れ
になるまで、繰り返し、最終的に液体の注入を停止す
る。
【0087】次に、図9を参照して、第3の注入機16
を駆動させる場合について説明する。
を駆動させる場合について説明する。
【0088】造影剤用のスイッチ68が圧下されると、
診療装置は、第1の制御回路46において、造影剤キー
オンを記憶し、第3の注入機16が第1の注入機12に
正しく接続されているか否かを判定する(ステップ50
0)。ステップ500における判定は、第3の注入機1
6の対応する回路を利用することを除いて、第2の注入
機14の場合と同様の手法で実行される。
診療装置は、第1の制御回路46において、造影剤キー
オンを記憶し、第3の注入機16が第1の注入機12に
正しく接続されているか否かを判定する(ステップ50
0)。ステップ500における判定は、第3の注入機1
6の対応する回路を利用することを除いて、第2の注入
機14の場合と同様の手法で実行される。
【0089】ステップ500における判定の結果、正し
く接続されていないと、診療装置は、第1の注入機12
の表示灯100を点灯させた状態で、第1の注入機12
の表示灯114を点滅させ、ブザー54を鳴動させるこ
とにより、第3の注入機16が第1の注入機12に正し
く接続されていないことを報知する(ステップ50
1)。この場合も、操作者は、接続用ケーブルの状態を
点検し、第1および第3の注入機12,16を正しく接
続した後に、第1の注入機12のスイッチ68を再度圧
下すればよい。
く接続されていないと、診療装置は、第1の注入機12
の表示灯100を点灯させた状態で、第1の注入機12
の表示灯114を点滅させ、ブザー54を鳴動させるこ
とにより、第3の注入機16が第1の注入機12に正し
く接続されていないことを報知する(ステップ50
1)。この場合も、操作者は、接続用ケーブルの状態を
点検し、第1および第3の注入機12,16を正しく接
続した後に、第1の注入機12のスイッチ68を再度圧
下すればよい。
【0090】ステップ500における判定の結果、正し
く接続されていると、診療装置は、第1の制御回路46
において、限定圧を設定し(ステップ502)、注入速
度を設定し(ステップ503)、その後第1の注入機1
2のゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機する。
限定圧および注入速度の設定は、第2の注入機14の場
合と同様の手法で実行される。
く接続されていると、診療装置は、第1の制御回路46
において、限定圧を設定し(ステップ502)、注入速
度を設定し(ステップ503)、その後第1の注入機1
2のゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機する。
限定圧および注入速度の設定は、第2の注入機14の場
合と同様の手法で実行される。
【0091】次いで、ゼロ調整スイッチ74が圧下され
ると、診療装置は、第1の制御回路46において、第3
の注入機16用のゼロ校正キーオンを記憶し、圧力セン
サ186が大気圧に開放されているときの第3の注入機
16の注入圧検出回路196の出力値を取り込んでその
後の圧力値の算出のゼロレベルを校正するゼロ校正処理
をした後、第3の注入機16用のスタートキーオンを記
憶する条件が成立したか否かを判定する(ステップ50
4)。このステップ504は、第3の注入機16の各回
路の出力信号を用いることを除いて、第1および第2の
注入機12,14の場合と同様の手法で実行される。
ると、診療装置は、第1の制御回路46において、第3
の注入機16用のゼロ校正キーオンを記憶し、圧力セン
サ186が大気圧に開放されているときの第3の注入機
16の注入圧検出回路196の出力値を取り込んでその
後の圧力値の算出のゼロレベルを校正するゼロ校正処理
をした後、第3の注入機16用のスタートキーオンを記
憶する条件が成立したか否かを判定する(ステップ50
4)。このステップ504は、第3の注入機16の各回
路の出力信号を用いることを除いて、第1および第2の
注入機12,14の場合と同様の手法で実行される。
【0092】スタートキーをオンにする条件が成立して
いないと、診療装置は、第1の注入機12の表示灯10
6を点滅させ、ブザー54を作動させることにより、圧
力が異常であることを報知し(ステップ505)、また
第3の注入機16の圧力センサ186を大気圧に開放さ
せ(ステップ506)、その状態で第1の注入機12の
ゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機する。ステ
ップ505は、注入圧検出回路192からの出力値が一
定値、例えば30mmHg以上のときに実行してもよ
い。
いないと、診療装置は、第1の注入機12の表示灯10
6を点滅させ、ブザー54を作動させることにより、圧
力が異常であることを報知し(ステップ505)、また
第3の注入機16の圧力センサ186を大気圧に開放さ
せ(ステップ506)、その状態で第1の注入機12の
ゼロ調整スイッチ74が圧下されるまで待機する。ステ
ップ505は、注入圧検出回路192からの出力値が一
定値、例えば30mmHg以上のときに実行してもよ
い。
【0093】スタートキーをオンにする条件が成立した
後に、第1の注入機12のスタート/ストップ・スイッ
チ70が圧下されると、診療装置は、第1の制御回路4
6において、第3の注入機16用のスタートキーオンを
記憶した後、造影剤の注入開始条件が成立したか否かを
判定する(ステップ507)。スタートキーオンを記憶
することは、第1および第2の注入機12,14の場合
と同様の手法で実行される。
後に、第1の注入機12のスタート/ストップ・スイッ
チ70が圧下されると、診療装置は、第1の制御回路4
6において、第3の注入機16用のスタートキーオンを
記憶した後、造影剤の注入開始条件が成立したか否かを
判定する(ステップ507)。スタートキーオンを記憶
することは、第1および第2の注入機12,14の場合
と同様の手法で実行される。
【0094】ステップ507における判定の結果、造影
剤の注入開始条件が成立していないと、診療装置は、第
1の注入機12の表示灯102を点滅させ、ブザー54
を作動させることにより第1の注入機12のスイッチ7
0の圧下をうながし(ステップ508)、ゼロ調整スイ
ッチ74が再度圧下されるまで待機する。
剤の注入開始条件が成立していないと、診療装置は、第
1の注入機12の表示灯102を点滅させ、ブザー54
を作動させることにより第1の注入機12のスイッチ7
0の圧下をうながし(ステップ508)、ゼロ調整スイ
ッチ74が再度圧下されるまで待機する。
【0095】ステップ507における判定の結果、造影
剤の注入開始条件が成立していると、診療装置は、所定
のシリンジが第3の注入機16のポンプ180に正しく
装着されているか否かを第1の制御回路46において判
定する(ステップ509)。この判定は、例えば、所定
のシリンジがポンプ180に正しく装着されていると
き、その旨を意味する電気信号を出力するようにポンプ
180に取り付けられたセンサの出力信号を基に判定す
ることができる。
剤の注入開始条件が成立していると、診療装置は、所定
のシリンジが第3の注入機16のポンプ180に正しく
装着されているか否かを第1の制御回路46において判
定する(ステップ509)。この判定は、例えば、所定
のシリンジがポンプ180に正しく装着されていると
き、その旨を意味する電気信号を出力するようにポンプ
180に取り付けられたセンサの出力信号を基に判定す
ることができる。
【0096】ステップ509における判定の結果、正し
く装着されていないと、診療装置は、第1の注入機12
の表示灯100を点灯させた状態で、第1の注入機12
の表示灯112を点滅させ、ブザー54を鳴動させるこ
とにより、その旨を報知し(ステップ510)、ゼロ調
整スイッチ74が圧下されるまで待機する。この場合、
操作者は、所定のシリンジをポンプ180に装着した
後、ゼロ調整スイッチ74を再度圧下すればよい。
く装着されていないと、診療装置は、第1の注入機12
の表示灯100を点灯させた状態で、第1の注入機12
の表示灯112を点滅させ、ブザー54を鳴動させるこ
とにより、その旨を報知し(ステップ510)、ゼロ調
整スイッチ74が圧下されるまで待機する。この場合、
操作者は、所定のシリンジをポンプ180に装着した
後、ゼロ調整スイッチ74を再度圧下すればよい。
【0097】ステップ509における判定の結果、所定
のシリンジが第3の注入機16のポンプ180に正しく
装着されていると、診療装置は、第3の注入機16のポ
ンプ180を駆動させる指令を第1の制御回路46から
第3の制御回路194を介して第3の注入機16のモー
タドライバ212に出力し(ステップ511)、造影剤
の注入を開始する(ステップ512)。
のシリンジが第3の注入機16のポンプ180に正しく
装着されていると、診療装置は、第3の注入機16のポ
ンプ180を駆動させる指令を第1の制御回路46から
第3の制御回路194を介して第3の注入機16のモー
タドライバ212に出力し(ステップ511)、造影剤
の注入を開始する(ステップ512)。
【0098】これにより、卵管への造影剤の注入が開始
されるから、流路122内ひいては卵管内の圧力が、第
3の注入機16の圧力センサ186により検出され、そ
の検出値が注入圧検出回路196および第3の制御回路
194を介して第1の制御回路46に供給され、注入圧
が第1の注入機12の表示器88に表示される。また、
シリンジポンプ180によるシリンジ内筒の移動量が検
出回路192から第3の制御回路194を介して第1の
制御回路46に供給されるから、第1の制御回路46は
造影剤の注入量を算出し、それを第1の注入機12の表
示器92に表示する。
されるから、流路122内ひいては卵管内の圧力が、第
3の注入機16の圧力センサ186により検出され、そ
の検出値が注入圧検出回路196および第3の制御回路
194を介して第1の制御回路46に供給され、注入圧
が第1の注入機12の表示器88に表示される。また、
シリンジポンプ180によるシリンジ内筒の移動量が検
出回路192から第3の制御回路194を介して第1の
制御回路46に供給されるから、第1の制御回路46は
造影剤の注入量を算出し、それを第1の注入機12の表
示器92に表示する。
【0099】診療装置は、また、注入圧検出回路196
等の圧力検出手段系の故障の有無の判定と、流路182
ひいては卵管内の圧力(注入圧)が限定圧以上であるか
否かの判定とを第1の制御回路46において行なう。こ
れらの判定は、第3の注入機16の対応する回路を作動
させて第1の制御回路46で行なうことを除いて、第1
の注入機12の場合と同様の手法で実行される。
等の圧力検出手段系の故障の有無の判定と、流路182
ひいては卵管内の圧力(注入圧)が限定圧以上であるか
否かの判定とを第1の制御回路46において行なう。こ
れらの判定は、第3の注入機16の対応する回路を作動
させて第1の制御回路46で行なうことを除いて、第1
の注入機12の場合と同様の手法で実行される。
【0100】第3の注入機16の圧力検出手段系が故障
していると、診療装置は、第1の注入機12の場合と同
様に動作して、装置が異常であることを報知する。ま
た、注入圧が限定圧以上であると、診療装置は、第1の
注入機12の場合と同様に動作して、圧力が異常である
ことを報知する。いずれの場合も、診療装置は、停止指
令を第1の制御回路46から第3の制御回路194を介
してモータドライバ212に出力し、造影剤の注入を停
止した状態になる。
していると、診療装置は、第1の注入機12の場合と同
様に動作して、装置が異常であることを報知する。ま
た、注入圧が限定圧以上であると、診療装置は、第1の
注入機12の場合と同様に動作して、圧力が異常である
ことを報知する。いずれの場合も、診療装置は、停止指
令を第1の制御回路46から第3の制御回路194を介
してモータドライバ212に出力し、造影剤の注入を停
止した状態になる。
【0101】注入圧が限定圧未満であると、診療装置
は、注入圧が限定圧に達するまで、造影剤の注入を継続
する。注入圧が限定圧に達した後に造影剤の注入を停止
すると、流路182内の圧力は造影剤の漏洩等により徐
々に低下する。このため、診療装置は、その後、流路1
82内の圧力が所定の値に低下したことにより、造影剤
の注入を再開し、注入圧が限界圧に達したことにより造
影剤の注入を停止する工程を、所定時間、スイッチ70
が再度圧下されるまで、または、シリンジ内の造影剤が
なくなるまで、繰り返し、最終的に造影剤の注入を停止
する。
は、注入圧が限定圧に達するまで、造影剤の注入を継続
する。注入圧が限定圧に達した後に造影剤の注入を停止
すると、流路182内の圧力は造影剤の漏洩等により徐
々に低下する。このため、診療装置は、その後、流路1
82内の圧力が所定の値に低下したことにより、造影剤
の注入を再開し、注入圧が限界圧に達したことにより造
影剤の注入を停止する工程を、所定時間、スイッチ70
が再度圧下されるまで、または、シリンジ内の造影剤が
なくなるまで、繰り返し、最終的に造影剤の注入を停止
する。
【0102】診療装置が上記のように作動している間、
限定圧、注入圧、注入量、注入速度、注入時間、注入開
始時刻、注入終了時刻等のデータが記録計52による記
録のための情報として、第1の制御回路46によりメモ
リに記憶される。メモリに記憶された情報は、流体を注
入している間、または流体の注入を停止した後に、第1
の制御回路46から記録計52に供給され、それにより
が記録計52は第1の制御回路46に制御されつつ注入
圧曲線を限定圧、注入量、注入速度、注入時間、注入開
始時刻、注入終了時刻等のデータとともに記録紙に記録
する。
限定圧、注入圧、注入量、注入速度、注入時間、注入開
始時刻、注入終了時刻等のデータが記録計52による記
録のための情報として、第1の制御回路46によりメモ
リに記憶される。メモリに記憶された情報は、流体を注
入している間、または流体の注入を停止した後に、第1
の制御回路46から記録計52に供給され、それにより
が記録計52は第1の制御回路46に制御されつつ注入
圧曲線を限定圧、注入量、注入速度、注入時間、注入開
始時刻、注入終了時刻等のデータとともに記録紙に記録
する。
【0103】診療装置は、また、図8のステップ400
の後に、操作者が、第1および第2の注入機12,14
を正しく接続し直し、第1の注入機12のスイッチ66
を再度圧下したにもかかわらず、ステップ400におけ
る判定の結果がNOである場合、第2の注入機14を第
2の制御回路132によってのみ作動させることができ
る。
の後に、操作者が、第1および第2の注入機12,14
を正しく接続し直し、第1の注入機12のスイッチ66
を再度圧下したにもかかわらず、ステップ400におけ
る判定の結果がNOである場合、第2の注入機14を第
2の制御回路132によってのみ作動させることができ
る。
【0104】第2の注入機14を第2の制御回路132
によってのみ作動させるときの動作を、図10を参照し
て以下に説明する。
によってのみ作動させるときの動作を、図10を参照し
て以下に説明する。
【0105】第2の注入機14は、操作者が、第1の注
入機12のオン/オフ・スイッチ58により第1の注入
機12の電源をオフにした後に、第2の注入機14のオ
ン/オフ・スイッチ158とスタート/ストップ・スイ
ッチ160とを同時に一定時間圧下することにより、動
作を開始する。
入機12のオン/オフ・スイッチ58により第1の注入
機12の電源をオフにした後に、第2の注入機14のオ
ン/オフ・スイッチ158とスタート/ストップ・スイ
ッチ160とを同時に一定時間圧下することにより、動
作を開始する。
【0106】第2の制御回路132は、第1の注入機1
2の電源がオフの状態で、第2の注入機14のオン/オ
フ・スイッチ158とスタート/ストップ・スイッチ1
60とを同時に一定時間圧下されたか否かを判定する
(ステップ600)。
2の電源がオフの状態で、第2の注入機14のオン/オ
フ・スイッチ158とスタート/ストップ・スイッチ1
60とを同時に一定時間圧下されたか否かを判定する
(ステップ600)。
【0107】ステップ600における判定の結果、YE
Sであると、第2の制御回路132は、第2の注入機1
4の表示灯166を点灯させ、限定圧と注入速度とを設
定し(ステップ601)、第2の注入機14のスタート
/ストップ・キー160が圧下されるまで待機する(ス
テップ602)。
Sであると、第2の制御回路132は、第2の注入機1
4の表示灯166を点灯させ、限定圧と注入速度とを設
定し(ステップ601)、第2の注入機14のスタート
/ストップ・キー160が圧下されるまで待機する(ス
テップ602)。
【0108】限定圧および注入速度は、第2の注入機1
4に予め設定されている固定の値であり、その値を今回
の限定圧および注入速度として第2の制御回路132に
よりメモリに設定する。限定圧および注入速度は、それ
ぞれ、600mmHgおよび500ml/hrとするこ
とができる。設定された注入速度は、第2の注入機14
の表示器164に表示される。
4に予め設定されている固定の値であり、その値を今回
の限定圧および注入速度として第2の制御回路132に
よりメモリに設定する。限定圧および注入速度は、それ
ぞれ、600mmHgおよび500ml/hrとするこ
とができる。設定された注入速度は、第2の注入機14
の表示器164に表示される。
【0109】次いで、第2の注入機14のスタート/ス
トップ・キー160が圧下されると、第2の制御回路1
32は、スタートキーオンを記憶し、表示灯168を点
灯させ、その後第2の注入機14のモータ124の駆動
指令をモータドライバ152に出力する(ステップ60
2)。これにより、ポンプ120がモータ124により
駆動されるから、卵管への液体の注入が開始される(ス
テップ603)。
トップ・キー160が圧下されると、第2の制御回路1
32は、スタートキーオンを記憶し、表示灯168を点
灯させ、その後第2の注入機14のモータ124の駆動
指令をモータドライバ152に出力する(ステップ60
2)。これにより、ポンプ120がモータ124により
駆動されるから、卵管への液体の注入が開始される(ス
テップ603)。
【0110】第2の制御回路132は、また、注入圧検
出回路134等の圧力検出手段系の故障の有無の判定、
流路122ひいては卵管内の圧力(注入圧)が限定圧以
上であるか否かの判定、センサ130の出力信号を基に
容器に収容されている液体に気泡が含まれているか否か
とその容器が液切れではないか否かの判定を行なう。こ
れらの判定は、第2の注入機14が第1の制御回路46
により制御される場合と同様の手法で実行される。
出回路134等の圧力検出手段系の故障の有無の判定、
流路122ひいては卵管内の圧力(注入圧)が限定圧以
上であるか否かの判定、センサ130の出力信号を基に
容器に収容されている液体に気泡が含まれているか否か
とその容器が液切れではないか否かの判定を行なう。こ
れらの判定は、第2の注入機14が第1の制御回路46
により制御される場合と同様の手法で実行される。
【0111】第2の制御回路132は、圧力検出手段系
が故障していると、表示灯174を点灯させ、注入圧が
限定圧以上であると、表示灯172を点灯させ、液体を
収容している容器が異常であると、表示灯170を点灯
させる。いずれの場合も、第2の制御回路132は、停
止指令をモータドライバ152に出力し、液体の注入を
停止した状態になる。
が故障していると、表示灯174を点灯させ、注入圧が
限定圧以上であると、表示灯172を点灯させ、液体を
収容している容器が異常であると、表示灯170を点灯
させる。いずれの場合も、第2の制御回路132は、停
止指令をモータドライバ152に出力し、液体の注入を
停止した状態になる。
【0112】圧力検出系、注入圧および容器が正常であ
ると、第2の制御回路132は、液体の注入を、注入圧
が限定圧になるまで、スイッチ160が再度圧下される
まで、または液体を収容している容器が液切れになるま
で、もしくは所定時間継続させる。
ると、第2の制御回路132は、液体の注入を、注入圧
が限定圧になるまで、スイッチ160が再度圧下される
まで、または液体を収容している容器が液切れになるま
で、もしくは所定時間継続させる。
【0113】診療装置は、さらに、図9のステップ50
0の後に、操作者が、第1および第3の注入機12,1
6を正しく接続し直し、第1の注入機12のスイッチ6
6を再度圧下したにもかかわらず、ステップ500にお
ける判定の結果がNOである場合、第3の注入機16を
第3の制御回路194によってのみ作動させることがで
きる。
0の後に、操作者が、第1および第3の注入機12,1
6を正しく接続し直し、第1の注入機12のスイッチ6
6を再度圧下したにもかかわらず、ステップ500にお
ける判定の結果がNOである場合、第3の注入機16を
第3の制御回路194によってのみ作動させることがで
きる。
【0114】第3の注入機16を第3の制御回路194
によってのみ作動させるときは、第2の注入機14を第
2の制御回路132によってのみ作動させる場合と同様
の手法で実行される。
によってのみ作動させるときは、第2の注入機14を第
2の制御回路132によってのみ作動させる場合と同様
の手法で実行される。
【0115】本発明は、上記実施例に限定されず、例え
ば、第2および第3の注入機のための制御命令を含む情
報を第1の制御回路から第2および第2の制御回路に出
力する代わりに、第2および第3の注入機のための制御
命令以外の情報、例えば、限定圧、注入速度、判定結果
等の情報を第1の制御回路から第2および第2の制御回
路に出力して第2および第3の注入機のための制御命令
を第2および第3の制御回路により作成するようにして
もよい。この場合、第2および第3の注入機に関する各
種の判定を第1の制御回路で実行する代わりに、第2お
よび第3の制御回路で実行してもよし、第2および第3
の注入機に関する注入圧、注入量等の算出を第1の制御
回路で実行する代わりに、それぞれ、第2および第3の
制御回路において算出してもよい。
ば、第2および第3の注入機のための制御命令を含む情
報を第1の制御回路から第2および第2の制御回路に出
力する代わりに、第2および第3の注入機のための制御
命令以外の情報、例えば、限定圧、注入速度、判定結果
等の情報を第1の制御回路から第2および第2の制御回
路に出力して第2および第3の注入機のための制御命令
を第2および第3の制御回路により作成するようにして
もよい。この場合、第2および第3の注入機に関する各
種の判定を第1の制御回路で実行する代わりに、第2お
よび第3の制御回路で実行してもよし、第2および第3
の注入機に関する注入圧、注入量等の算出を第1の制御
回路で実行する代わりに、それぞれ、第2および第3の
制御回路において算出してもよい。
【0116】いずれの場合も、第1の注入機12のキー
スイッチ部48、表示部50、記録計52およびブザー
54を制御するためのデータ、第2および第3の制御回
路132および194による制御に必要な限定圧、注入
速度等のデータを第1の制御回路46と第2および第3
の制御回路132および194との間で受け渡すように
することが好ましい。
スイッチ部48、表示部50、記録計52およびブザー
54を制御するためのデータ、第2および第3の制御回
路132および194による制御に必要な限定圧、注入
速度等のデータを第1の制御回路46と第2および第3
の制御回路132および194との間で受け渡すように
することが好ましい。
【0117】ゼロ校正処理、注入手段系が正常であるか
否かの判定、圧力検出手段系が正常であるか否かの判
定、注入手段の制御等を別々の回路により行なうように
してもよい。この場合、ゼロ校正をするゼロ校正回路、
注入手段系が正常であるか否かを判定する注入手段系チ
ェック回路、圧力検出手段系が正常であるか否かを判定
する圧力検出手段系チェック回路、演算制御回路等が用
いられる。
否かの判定、圧力検出手段系が正常であるか否かの判
定、注入手段の制御等を別々の回路により行なうように
してもよい。この場合、ゼロ校正をするゼロ校正回路、
注入手段系が正常であるか否かを判定する注入手段系チ
ェック回路、圧力検出手段系が正常であるか否かを判定
する圧力検出手段系チェック回路、演算制御回路等が用
いられる。
【0118】さらに、限定圧または注入速度を対応する
上げスイッチおよび下げスイッチにより任意な値に変更
する代わりに、予め定められた複数の限定圧または注入
速度をメモリ等に設定しておき、対応する上げスイッチ
または下げスイッチが圧下されることにより、対応する
表示器に表示する値を切り換え、対応する上げスイッチ
および下げスイッチが同時に圧下されたことにより、対
応する表示器に表示されている値を今後の値として用い
るようにしてもよい。
上げスイッチおよび下げスイッチにより任意な値に変更
する代わりに、予め定められた複数の限定圧または注入
速度をメモリ等に設定しておき、対応する上げスイッチ
または下げスイッチが圧下されることにより、対応する
表示器に表示する値を切り換え、対応する上げスイッチ
および下げスイッチが同時に圧下されたことにより、対
応する表示器に表示されている値を今後の値として用い
るようにしてもよい。
【0119】さらにまた、電源用のオン/オフ・スイッ
チは、電源投入用のオン・スイッチと、電源断用のオフ
・スイッチとに分けてもよい。同様に、スタート/スト
ップ・スイッチも、注入開始用のスタート・スイッチ
と、注入停止用のストップ・スイッチとに分けてもよ
い。
チは、電源投入用のオン・スイッチと、電源断用のオフ
・スイッチとに分けてもよい。同様に、スタート/スト
ップ・スイッチも、注入開始用のスタート・スイッチ
と、注入停止用のストップ・スイッチとに分けてもよ
い。
【図1】本発明の診療装置で用いる第1の注入機の一実
施例を示す電気回路のブロック図である。
施例を示す電気回路のブロック図である。
【図2】図1に示す第1の注入機の操作パネル部の一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図3】本発明の診療装置で用いる第2の注入機の一実
施例を示す電気回路のブロック図である。
施例を示す電気回路のブロック図である。
【図4】図3に示す第2の注入機の操作パネル部の一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図5】本発明の診療装置で用いる第3の注入機の一実
施例を示す電気回路のブロック図である。
施例を示す電気回路のブロック図である。
【図6】図5に示す第1の注入機の操作パネル部の一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図7】図1および図2に示す第1の注入機の動作を説
明するための図である。
明するための図である。
【図8】図3および図4に示す第2の注入機の動作を説
明するための図である。
明するための図である。
【図9】図5および図6に示す第3の注入機の動作を説
明するための図である。
明するための図である。
【図10】第2および第3の注入機を第1の注入機から
切り離して作動させるときの動作を説明するための図で
ある。
切り離して作動させるときの動作を説明するための図で
ある。
12 第1の注入機(気体注入機) 14 第2の注入機(液体注入機) 16 第3の注入機(造影剤注入機) 18 ガスボンベ 20 ガス流路 22 コネクタ 24 ホース 26 電磁バルブ 28 流量計 30 圧力センサ 124 モータ 144 エンコーダ 180 シリンジポンプ 184 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 英二 埼玉県浦和市道場2丁目2番1号 アト ム株式会社浦和工場内 (72)発明者 松原 一雄 東京都文京区本郷3丁目18番15号 アト ム株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 気体を子宮に注入する第1の注入手段を
備える第1の注入機と、液体を前記子宮に注入する第2
の注入手段を備える第2の注入機と、造影剤を前記子宮
に注入する第3の注入手段を備える第3の注入機と、前
記第1の注入機に配置された指定手段であって作動させ
るべき注入手段を指定する指定手段と、前記第1の注入
機に配置された第1の制御手段であって前記第1の注入
手段が指定されたときは前記第1の注入手段を制御し、
前記第2または第3の注入手段が指定されたときは指定
された注入手段の制御に用いる情報を指定された注入手
段に出力する第1の制御手段と、前記第2の注入機に配
置された第2の制御手段であって前記第1の制御手段か
ら前記情報を受けて前記第2の注入手段を制御する第2
の制御手段と、前記第3の注入機に配置された第3の制
御手段であって前記第1の制御手段から前記情報を受け
て前記第3注入手段を制御する第3の制御手段とを含
む、婦人用診療装置。 - 【請求項2】 さらに、前記第1の注入機に配置され、
前記第1の注入機の電源の入り切りをする第1のスイッ
チと、第2および第3の注入機のそれぞれに配置され、
対応する注入機による流体の注入の開始および停止を対
応する注入機の制御手段に入力する第2のスイッチとを
備える、請求項1に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5103682A JP2563062B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 婦人用診療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5103682A JP2563062B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 婦人用診療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285074A JPH06285074A (ja) | 1994-10-11 |
JP2563062B2 true JP2563062B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=14360561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5103682A Expired - Lifetime JP2563062B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 婦人用診療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563062B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2170198B1 (en) | 2007-07-06 | 2015-04-15 | Tsunami Medtech, LLC | Medical system |
US8221403B2 (en) | 2007-08-23 | 2012-07-17 | Aegea Medical, Inc. | Uterine therapy device and method |
US9943353B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-04-17 | Tsunami Medtech, Llc | Medical system and method of use |
EP2637590B1 (en) | 2010-11-09 | 2022-04-13 | Aegea Medical, Inc. | Positioning apparatus for delivering vapor to the uterus |
US9662060B2 (en) | 2011-10-07 | 2017-05-30 | Aegea Medical Inc. | Integrity testing method and apparatus for delivering vapor to the uterus |
ES2942296T3 (es) | 2014-05-22 | 2023-05-31 | Aegea Medical Inc | Método de prueba de integridad y aparato para administrar vapor al útero |
CN106794030B (zh) | 2014-05-22 | 2019-09-03 | 埃杰亚医疗公司 | 用于执行子宫内膜消融术的系统和方法 |
CN109069064B (zh) | 2016-02-19 | 2022-05-13 | 埃杰亚医疗公司 | 用于确定体腔的完整性的方法和设备 |
CN108744114B (zh) * | 2018-06-21 | 2024-03-29 | 广东省人民医院(广东省医学科学院) | 压力触发自动化造影装置 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP5103682A patent/JP2563062B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06285074A (ja) | 1994-10-11 |
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