JP2562772B2 - 電力量計用の無停電取替バイパス工具 - Google Patents

電力量計用の無停電取替バイパス工具

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JP2562772B2
JP2562772B2 JP28589792A JP28589792A JP2562772B2 JP 2562772 B2 JP2562772 B2 JP 2562772B2 JP 28589792 A JP28589792 A JP 28589792A JP 28589792 A JP28589792 A JP 28589792A JP 2562772 B2 JP2562772 B2 JP 2562772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば住宅などの電力
需要先単位に設置されて消費電力を計測する電力量計を
検定有効期間毎や電力の増力のために交換したり、ある
いは、電力量計の故障に応じて修理したり、点検するた
めに一時的に交換するような場合に需要先への電力供給
を停止することなく、電力量計の交換などの所定の作業
を無停電で行なえるようになされている電力量計用の無
停電取替バイパス工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力量計の取替工事を停電状態で行なう
場合は、需要先に対して多大な迷惑をかけることにな
る。そこで、従来からも、無停電で電力量計の取替え作
業を行なうバイパス式の無停電取替工法が考えられてい
る。その無停電取替工法は、電力量計の内部回路に電気
的に接続される電源側の複数の電線および負荷側の複数
の電線に対して各別に装着可能な2つの通電ブロックを
設け、これら通電ブロックそれぞれに複数個づつ設けた
接続端子に、複数本のバイパス用リード線の両端部を各
々接続して、電源側および負荷側で対応する複数組の電
線同志をリード線を介して互いに導通させる方法であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
なバイパス式の無停電取替工法による場合は、電力量計
周りに複数の接続端子が輻湊して存在しているだけでな
く、空間的に制約された非常に狭いスペース内での接続
作業が強いられることから、作業性が非常に悪いばかり
でなく、短絡なども招きやすい。しかも、接続端子の締
付け力が不安定であり、バイパス接続状態での電力量計
の取替え作業時に振動や衝撃が加わった場合、接続不良
や接続解離などのトラブルを生じる可能性がある。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、非常に容易かつ能率的に作業することができるもの
でありながら、接続不良はもとより誤接続や短絡を招く
ことなく、無停電で確実安全に電力量計の取替え作業を
行なうことができる電力量計用の無停電取替バイパス工
具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による電力量計用の無停電取替バイパス工具
は、電力量計の内部回路に電気的に接続され該電力量計
の下方において左右横方向に所定間隔で並列に露出配設
されている電源側の複数の電線および負荷側の複数の電
線に対して、この電源側および負荷側の各電線と対向す
電気絶縁性材料からなる工具本体の一側辺部には、上
記電源側および負荷側の各電線に向け開口し上記電源側
および負荷側の電線に対して差込み係合可能な溝状の
複数の電線係合部が左右横方向に並列形成されていると
ともに、これら電線係合部の左右両側には壁部が形成さ
れ、これら壁部の先端部には、上記各電線係合部に差込
み係合された電線を受止める抜止め部材を左右横方向に
スライドさせて上記各電線係合部の開口を開閉可能とす
るスライド用孔が形成されているとともに、これらスラ
イド用孔に上記抜止め部材をスライド挿入させて上記各
電線係合部の開口を閉鎖したとき、上記抜止め部材は上
記スライド用孔を介して上記各壁部で支えられるように
構成されており、上記工具本体には上記一側辺部と反対
側の他側辺部側から上記各電線係合部の底部に向けてそ
れぞれ開口する複数の雌ねじ孔が形成されているととも
に、これら雌ねじ孔には、螺進にともないその先端刃部
で、上記各電線係合部に差込み係合されて上記抜止め部
材に受止められている各電線の被覆を破って各電線に電
気的に接続される導電性の締付けねじ部材が螺合され、
かつ、これら締付けねじ部材のうち電源側および負荷側
で対応する複数組の締付けねじ部材同志を互いに電気的
に導通させる導体相互に電気絶縁状態で上記工具本
体内に埋設されているものである。
【0006】
【作用】上記構成の本発明の電力量計用の無停電取替バ
イパス工具によれば、電力量計の取替えに際して、ま
ず、抜止め部材を左右横方向にスライドさせて溝状の複
数の電線係合部の開口を開放させた状態で、工具本体を
持って上記各電線係合部を、電力量計の電源側および負
荷側の電線に対して差込み係合させたうえ、上記抜止め
部材を各電線係合部の左右両側に形成された壁部の先端
部それぞれに形成されたスライド用孔に沿って左右横方
向にスライド挿入させて上記各電線係合部の開口閉鎖
することにより、バイパス工具全体を電力量計側の各
線に対して容易にセットすることが可能である。次に、
例えば電動トルクドライバーなどを使用して、締付けね
じ部材を順次締付けることで、それら締付けねじ部材の
先端刃部により各電線の被覆が破られて、締付けねじ
部材と電線とが電気的に接続されるのであるが、この
とき、上記各電線を受止める抜止め部材が上記各スライ
ド用孔を介して上記各壁部に支えられる構成であるか
ら、締付けねじ部材を強く締付けたとしても、抜止め部
材の各電線の受止め部分が撓み変形したりすることな
く、強力な締付け力に対抗させることが可能となり、
たがって、締付けねじ部材の先端刃部により各電線の被
覆が確実に破られて所定の電気的接続が確実に行なわ
れ、これによって、電源側の電線とこれに対応する負荷
側の電線とが工具本体内に埋設されている導体および締
付けねじ部材を通して確実に電気的に導通されて、接続
不良や誤接続のないバイパス接続状態が得られ、電力量
計の取替え作業を無停電にて、安全確実に、かつ効率的
に行なえる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の電力量計用の無停電取替バイパ
ス工具を使用して行なわれる無停電取替工事の概要を示
す正面図、図2は図1の側面図である。図1および図2
において、1は単3式の電力量計であって、壁面Wなど
に固定した計器取付板2の表面に取付けられており、そ
の内部回路に電気的に接続された電源側の3本の電線3
a,3b,3cおよび負荷側の3本の電線4a,4b,
4cが該電力量計1の下方において左右横方向に所定間
隔で並列に露出・配設されており、これら電源側の3本
の電線3a,3b,3cと負荷側の3本の電線4a,4
b,4cとは互いに異なる隣接間隔L1,L2に設定さ
れている。なお、上記電源側の3本の電線3a,3b,
3cおよび負荷側の3本の電線4a,4b,4cはそれ
ぞれ太い1本のコンジットチューブ3A,4Aに集束さ
れて電源および負荷に導設されている。また、各電線3
a〜3c、4a〜4cの電力量計1との接続部付近は、
接続余裕をもたせるために、図2に示すように、側面視
でほぼつの字状に屈曲されている。
【0008】5は上記の電力量計1を交換するなど取替
える際に、上記電源側の3本の電線3a,3b,3cと
負荷側の3本の電線4a,4b,4cとをバイパス状に
接続するための無停電取替用バイパス工具であって、こ
の無停電取替用バイパス工具5は次のように構成されて
いる。
【0009】図3〜図6は無停電取替用バイパス工具5
の具体的な構成を示す図であり、同図において、6は例
えば硬質塩化ビニールなどの電気絶縁性樹脂材料から成
形された工具本体で、その側辺部のうち、上記電力量計
1の電源側の3本の電線3a,3b,3cおよび負荷側
の3本の電線4a,4b,4cと対向する一側辺部に
は、上記電源側の3本の電線3a,3b,3cおよび負
荷側の3本の電線4a,4b,4cに向け開口しそれら
各電線3a〜3c,4a〜4cに対して前側方から差
み係合可能な計6個の溝状の電線係合部7a,7b,7
c、8a,8b,8cが左右横方向に並列形成されてい
るとともに、これら6個の電線係合部7a,7b,7
c、8a,8b,8cの左右両側には壁部17a,17
b,17c,17d,17e,17f,17gが形成さ
れている。上記6個の電線係合部7a,7b,7c、8
a,8b,8cのうち、3個の電線係合部7a〜7cの
隣接間隔は、上記電源側の3本の電線3a〜3cの隣接
間隔L1と同一の間隔に、また、残り3個の電線係合部
8a〜8cの隣接間隔は、上記負荷側の電線4a〜4c
の隣接間隔L2と同一の間隔に設定されている。
【0010】9は上記6個の電線係合部7a〜7c、8
a〜8cに差込み係合された各電線3a〜3c,4a〜
4cを受止める電線抜止め部材であって、上記工具本体
6の長手方向に沿った長さとほぼ同一長さを有し、その
長手方向で二分割された左右一対の抜止め片9A,9B
からなり、上記工具本体6における上記各壁部17a〜
17gの先端部にそれぞれ形成されたスライド用孔10
a,10b,10c,10d,10e,10f,10g
にそれぞれ挿通させて左右横方向にスライドさせること
により上記各電線係合部7a〜7c、8a〜8cの開口
を開閉可能に構成されており、この電線抜止め部材9の
一対の抜止め片9A,9Bにより上記各 電線係合部7a
〜7c、8a〜8cを閉鎖したとき、該電線抜止め部材
9における複数の電線受止め部分9a,9b,9c,9
d,9e,9fはそれぞれ上記スライド用孔10a〜1
0gを介して上記各電線係合部7a〜7c、8a〜8c
左右両側に位置する上記壁部17a〜17gに支えら
れるように構成されている。11a,11b,11cお
よび12a,12b,12cは上記工具本体6の各電線
係合部7a〜7c、8a〜8cが形成されている一側辺
部と反対側の他側辺部側から上記各電線係合部7a〜7
c、8a〜8cの底部に向けてそれぞれ開口するように
形成された6個の雌ねじ孔で、これら雌ねじ孔11a〜
11cおよび12a〜12cには、それぞれ導電性の締
付けねじ部材13a,13b,13cおよび14a,1
4b,14cが進退自在に螺合されている。
【0011】上記各締付けねじ部材13a〜13cおよ
び14a〜14cの先端部には、これら締付けねじ部材
13a〜13cおよび14a〜14cの螺進にともなっ
て、上記各電線係合部7a〜7c、8a〜8cに係合さ
れ、かつ抜止め部材9における各電線受止め部分9a
〜9fにより受け止められている各電線3a〜3c、4
a〜4cの被覆を破って各ねじ部材13a〜13c、1
4a〜14cと各電線3a〜3c、4a〜4cとを電気
的に接続させるほぼV字型の刃部13a1〜13c1、
14a1〜14c1が形成されている。15A,15
B,15Cは上記工具本体6内に埋設された銅製の導体
であり、これら導体15A〜15Cには電源側および負
荷側でそれぞれ対応する3組の締付けねじ部材13aと
14a、13bと14b、および、13cと14cとが
螺合する各2個づつの雌ねじ孔15a,15b,15c
が形成されており、これにより、電源側および負荷側で
それぞれ対応する3組の締付けねじ部材13aと14
a、13bと14b、および、13cと14c同志が互
いに電気的に接続されている。
【0012】16A,16B,16Cは上記各導体15
A,15B,15Cを相互に電気的に絶縁状態とすると
ともに、外部に対しても電気的に絶縁とするための絶縁
部材であって、これら各絶縁部材16A,16B,16
Cはそれぞれ工具本体6に対して外側のものから順番に
着脱可能に取り付けられている。なお、上記各締付けね
じ部材13a〜13cおよび14a〜14cの頭部13
a2〜13c2および14a2〜14c2には+のドラ
イバー溝が形成されていて、それら+のドライバー溝に
電動トルクドライバーのビットを係合可能としている。
【0013】次に、上記のように構成された無停電取替
工具を使用して、電力量計1を無停電で取替える工事に
ついて説明する。まず、工具本体6における抜止め部材
9の左右一対の抜止め片9A,9Bをそれぞれスライド
用孔10a〜10gに沿って左右横方向にスライドさせ
て各電線係合部7a〜7c、8a〜8cの開口を開放さ
せるとともに、各締付けねじ部材13a〜13c、14
a〜14cをそれらの先端刃部13a1〜13c1、1
4a1〜14c1が上記各電線係合部7a〜7c、8a
〜8cよりも引退する状態に移動させておく。この状態
で、工具本体6を手に持って上記各電線係合部7a〜7
c、8a〜8cを、電力量計1の電源側および負荷側の
電線3a〜3c、4a〜4cに対して前側方から差込み
係合させたうえ、上記抜止め部材9の一対の抜止め片9
A,9Bを上記スライド用孔10a〜10gに沿って左
両側からスライド挿入させて各電線係合部7a〜7
c、8a〜8cの開を閉鎖することにより、バイパス
工具全体を各電線3a〜3c、4a〜4cに対してセッ
トする。このとき、電源側の電線3a〜3cの隣接間隔
L1と電線係合部7a〜7cの隣接間隔とは同一間隔で
あり、また負荷側の電線4a〜4cの隣接間隔L2と電
線係合部8a〜8cの隣接間隔とが同一間隔であるか
ら、電線係合部7a〜7cに負荷側の電線4a〜4c
を、また電線係合部8a〜8cに電源側の電線3a〜3
cを係合させるといった係合ミスを発生せず、各係合部
7a〜7c、8a〜8cにそれぞれ所定の電線3a〜3
c、4a〜4cを正確に差込み係合させることが可能で
あるとともに、上記抜止め部材の左右一対の抜止め片9
A,9Bにおける各電線受止め部分9a,9b,9c,
9d,9e,9fはそれぞれ上記スライド用孔10a〜
10gを介して上記各電線係合部7a〜7c、8a〜8
cの左右両側に位置する上記壁部17a〜17gに支え
られることになる。
【0014】次に、例えば電動トルクドライバーなどを
使用して、その先端ビットを締付けねじ部材13a〜1
3c、14a〜14cの頭部13a2〜13c2、14
a2〜14c2のドライバー溝に係合させた上、トルク
ドライバーを作動させて、各締付けねじ部材13a〜1
3c、14a〜14cを1本づつ順次トルク管理しなが
ら締付けることにより、各締付けねじ部材13a〜13
c、14a〜14cの先端刃部13a1〜13c1、1
4a1〜14c1にて各電線3a〜3c、4a〜4cの
被覆を破って、各締付けねじ部材13a〜13c、14
a〜14cと各電線3a〜3c、4a〜4cとが電気的
に接続されるのであるが、このとき、上記抜止め部材9
における一対の抜止め片9A,9Bの各電線3a〜3
c、4a〜4cに当接する各電線受止め部分9a〜9f
がそれぞれ、スライド用孔10a〜10gを介して上記
複数の電線係合部7a〜7c、8a〜8cの左右両側に
位置する壁部17a〜17gに支えられる構成であるか
ら、締付けねじ部材13a〜13c、14a〜14cを
強く締付けたとしても、上記抜止め部材9における一対
の抜止め片9A,9Bの各電線受止め部分9a〜9f
撓み変形したりすることがなく、強力な締付け力に対抗
させることが可能となり、したがって、締付けねじ部材
13a〜13c、14a〜14cの先端刃部13a1〜
13c1、14a1〜14c1により各電線3a〜3
c、4a〜4cの被覆を確実に破って所定の電気的接続
が確実に行なわれる。これによって、電源側の電線3a
〜3cとこれに対応する負荷側の電線4a〜4cとが工
具本体6内に埋設されている導体15A,15B,15
Cおよび締付けねじ部材13a〜13c、14a〜14
cを通して電気的に確実にバイパス導通されることにな
る。
【0015】このようなバイパス状態で、上記電力量計
1を取外し、かつ新たな電力量計1を取付けることによ
って、負荷側への電力供給を停止することなく、無停電
にて電力量計1の取替え工事を行なうことができる。
【0016】ところで、上記のようなバイパス式の無停
電取替工事において、工具本体6を持って各電線係合
部7a〜7c、8a〜8cを電力量計1の電源側および
負荷側の電線3a〜3c、4a〜4cに対して前側方
ら差込み係合させることが可能であるから、誤接続およ
び負荷側の電線4a〜4cと電源側の電線3a〜3cと
の接続間違いの発生を回避することができるばかりでな
く、空間的に制約された狭いスペース下においても、所
定の接続作業を非常に容易に効率的に行なうことができ
る。また、電動トルクドライバーの使用によって、作業
量の低減を図れるとともに、各締付けねじ部材13a〜
13c、14a〜14cに対する締め付けトルクを適切
な値に管理しながら、工事品質の向上を図ることができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、工具本体
の一側辺部に形成された複数の電線係合部を、電力量計
の電源側および負荷側の電線に対して差込み係合させる
ことが可能であるから、複数の接続端子が狭い空間内に
輻湊して存在していることに原因する作業性の悪化をな
くして、狭い空間下においても、非常に容易かつ効率的
に作業することができる。しかも、複数の電線を上記複
数の電線係合部にそれぞれ係合させた上での締付けねじ
部材の締付けにともないその先端刃部により各電線の被
覆を破るのであるが、このとき、各電線係合部に差込み
係合された各電線を受止める抜止め部材が、該抜止め部
材を左右横方向にスライドさせて上記電線係合部の開口
を開閉可能とするように工具本体に形成されているスラ
イド用孔を介して上記各電線係合部の左右両側に位置す
る壁部に支えられる構成であるから、締付けねじ部材を
強く締付けたとしても、上記抜止め部材の各電線受止め
部分を撓み変形させることなく、強力な締付け力に対抗
させることができ、したがって、締付けねじ部材の先端
刃部により各電線の被覆を確実に破って所定の電気的接
続を確実化し、電力量計の電源側の電線と負荷側の電線
とを、接続不良や短絡などの発生を招くことなく確実に
接続させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力量計用の無停電取替バイパス工具
を使用して行なわれる無停電取替工事の概要を示す正面
図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】電力量計用の無停電取替バイパス工具の具体的
な構成を示す正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3のV−V線に沿った断面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 電力量計 3a〜3c 電源側の電線 4a〜4c 負荷側の電線 5 無停電取替用バイパス工具 6 工具本体 7a〜7c、8a〜8c 電線係合部 9 止め部材10a〜10g スライド用 孔 11a〜11c、12a〜12c 雌ねじ孔 13a〜13c、14a〜14c 締付けねじ部材 15A〜15C 導体 16A〜16C 絶縁部材17a〜17g 壁部 L1 電源側の電線の隣接間隔(電源側の電線係合部の
隣接間隔) L2 負荷側の電線の隣接間隔(負荷側の電線係合部の
隣接間隔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清 俊幸 福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82 号 九州電力株式会社内 (72)発明者 児玉 春信 福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82 号 九州電力株式会社内 (72)発明者 安藤 富美雄 福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82 号 九州電力株式会社内 (72)発明者 東 浩二 福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82 号 九州電力株式会社内 (72)発明者 大河内 基弘 福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82 号 九州電力株式会社内 (72)発明者 橋本 猛 福岡県宗像郡福間町4445番地の1 東京 機器製作株式会社内 (72)発明者 宮田 重基 大阪府大阪市北区東天満二丁目3番21号 日動電工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−187858(JP,U) 実開 昭63−187065(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力量計の内部回路に電気的に接続され
    該電力量計の下方において左右横方向に所定間隔で並列
    に露出配設されている電源側の複数の電線および負荷側
    の複数の電線に対して、この電源側および負荷側の各電
    線と対向する電気絶縁性材料からなる工具本体の一側辺
    部には、上記電源側および負荷側の各電線に向け開口し
    上記電源側および負荷側の電線に対して差込み係合可
    能な溝状の複数の電線係合部が左右横方向に並列形成さ
    れているとともに、これら電線係合部の左右両側には壁
    部が形成され、これら壁部の先端部には、上記各電線
    合部に差込み係合された電線を受止める抜止め部材を
    右横方向にスライドさせて上記各電線係合部の開口を開
    閉可能とするスライド用孔が形成されているとともに、
    これらスライド用孔に上記抜止め部材をスライド挿入さ
    せて上記各電線係合部の開口を閉鎖したとき、上記抜止
    め部材は上記スライド用孔を介して上記各壁部で支えら
    れるように構成されており、上記工具本体には上記一側
    辺部と反対側の他側辺部側から上記各電線係合部の底部
    に向けてそれぞれ開口する複数の雌ねじ孔が形成されて
    いるとともに、これら雌ねじ孔には、螺進にともないそ
    の先端刃部で、上記各電線係合部に差込み係合されて
    記抜止め部材に受止められている各電線の被覆を破って
    各電線に電気的に接続される導電性の締付けねじ部材が
    螺合され、かつ、これら締付けねじ部材のうち電源側お
    よび負荷側で対応する複数組の締付けねじ部材同志を互
    いに電気的に導通させる導体相互に電気絶縁状態で
    上記工具本体内に埋設されていることを特徴とする電力
    量計用の無停電取替バイパス工具。
JP28589792A 1992-10-23 1992-10-23 電力量計用の無停電取替バイパス工具 Expired - Fee Related JP2562772B2 (ja)

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